#Charlotte夏洛特[超话]# 「Charrlotte」は、日本のゲーム会社KeyとANIPLEXが共同企画し、P.A.WORKSが制作したオリジナルテレビアニメ作品で、2015年7月4日から放送され、全13話、またTV未放送の特別編がBD&DVD第7巻に授与されます。
放送前の特番「Charrlotte~新たな“運命”の始まり~」は2015年6月20日に放送され、6月29日に記念特番が放送されます。麻枝準が2010年の『Angel Beats!』以来5年ぶりに脚本を手がけたアニメ作品。
中国語の名前:シャーロット
オリジナルの名前:Charrlotte
アニメーション制作:P.A.WORKS
原作者:麻の枝が正確である
地域:日本
劇のあらすじ
乙坂有宇はごく一部の思春期の少年少女にのみ生み出される珍しい特殊能力を持っています。その能力で順風満帆な学園生活を送っていた彼は、謎の少女・友利奈緒との出会いをきっかけに、特殊能力者たちの宿命を暴いていく。
キャラクター紹介
生徒会
乙坂に宇があります
——Key史上最下作の主人公
吹き替え:内山昂輝
所属:星の海学園一年生(生徒会所属)
特殊能力:任意の対象の身体を奪う(ただし5秒の時間のみ)
本作の主人公。「5秒以内に任意の対象の身体を奪う」という能力を活用した偽優等生。あるきっかけで星の海学園に入学しました。
友利奈緒
——謎の生徒会長
声優:佐倉綾音
所属:星の海学園一年生(生徒会所属)
特殊能力:自分の姿を他人の視線から消す(ただし、誰にでも効果的)
星の海学園一年生の生徒会長。「誰かにだけ、彼の視線から自分を消してしまう」能力を持つ。お気に入りのロックバンド 「ZHIEND」。
高城丈士朗
——メガネをかけた知的学生会メンバー
吹き替え:水島大宙
所属:星の海学園一年生(生徒会所属)
特殊能力:瞬間移動(高速移動)(任意の位置では停止できない)
生徒会所属の一年生です。その半人前の瞬間移動(高速移動)能力のため、いつも傷だらけです。現役高校生アイドル・西森柚咲のファンです。
西森柚咲
——明るく無邪気な人気アイドル
声优:内田真礼
所属:星の海学園一年生(生徒会所属)
特殊能力:招魂(ただし、自分の意志とは関係なく、姉・美砂だけが取り付く)
ロックバンド「How-low-Hello」のボーカルを務める人気アイドル。自分の意志とは関係なく、死んだ姉の魂を呼び寄せることができる。 姉の亡霊に憑依されると、突然顔が変わります。
黒羽美砂
——妹に取り付いて、柚咲が亡くなった姉 声优:内田真礼
柚咲と年齢が近い姉。霊魂を憑依させる能力を持つ妹の体を借りて、自分の存在を主張している。私は一年前に電気自動車の事故で亡くなりました。
火を発生させることができる発火能力者です。
注:公式サイトで2015年5月27日夜にキャラクター音源が発表された際、最初に表記されたキャラクターの名前は「西森美砂」です。しかし、関連ページはキャラクター紹介ページと同じ名前のない「美砂」に変更されました。
その他の人物
乙坂歩未
——元気いっぱいの小動物系妹
吹き替え:麻仓桃
宇の妹がいます。中学生です。特殊能力を陰で使う有宇とは違って、子犬のような純真無垢さがあり、兄を慕っている。宇の心の支えになる女の子です。
白柳の弓
吹き替え:中原麻衣
長髪の美少女、陽野森高校の女神。 男と話しているだけで真っ赤になるシャイな性格。
三島
吹き替え:民安智恵
弓の友達。活発でお節介的な性格は弓とは対照的で、時には未熟な背中を押すこともあります。 通称ミッキー。
くまの耳
吹き替え:竹本英史
特殊能力者の所在地と能力の情報を星の海学園生徒会の協力者に伝える。 いつも全身がじめじめしています。
サラ·ショーン
吹き替え:沢城みゆき/歌:マリーナ
イギリスの世界的なロックバンド「ZHIEND」のボーカル。盲目の女性
乙坂はやぶさ
吹き替え:小野大輔
能力は時間ジャンプです。しかし、使うたびに視力が落ちます。 乙坂に宇の兄がいます。隼翼は自分の存在を消すため、有宇と歩未の記憶を消してしまう。
七野
吹き替え:河西健吾
能力は障害物を突き抜けるものです。 クマが召集する能力者の一人で、男性メンバー。
前泊
吹き替え:花江夏樹
第9話に登場。 与目時、七野は超能力研究所に拘束された。 能力は記憶をなくすことです。何かの原因で有宇の記憶の一部を消しました。
目の刻
吹き替え:瀬戸麻沙美
熊耳が最初に集結した能力者の一人で、当時唯一の女性だった。 能力は催眠で、ユウの思い出がある世界で収容所の警備員を記憶喪失させ、自分も卒倒させる。
友利一希
声優:興津和幸
第2話が初登場。 友利奈緒の兄。バンドの歌が好きです。 その超能力者の身分のため転校という名目で人体実験に連れて行かれ、最後に精神異常が発生した。
放送前の特番「Charrlotte~新たな“運命”の始まり~」は2015年6月20日に放送され、6月29日に記念特番が放送されます。麻枝準が2010年の『Angel Beats!』以来5年ぶりに脚本を手がけたアニメ作品。
中国語の名前:シャーロット
オリジナルの名前:Charrlotte
アニメーション制作:P.A.WORKS
原作者:麻の枝が正確である
地域:日本
劇のあらすじ
乙坂有宇はごく一部の思春期の少年少女にのみ生み出される珍しい特殊能力を持っています。その能力で順風満帆な学園生活を送っていた彼は、謎の少女・友利奈緒との出会いをきっかけに、特殊能力者たちの宿命を暴いていく。
キャラクター紹介
生徒会
乙坂に宇があります
——Key史上最下作の主人公
吹き替え:内山昂輝
所属:星の海学園一年生(生徒会所属)
特殊能力:任意の対象の身体を奪う(ただし5秒の時間のみ)
本作の主人公。「5秒以内に任意の対象の身体を奪う」という能力を活用した偽優等生。あるきっかけで星の海学園に入学しました。
友利奈緒
——謎の生徒会長
声優:佐倉綾音
所属:星の海学園一年生(生徒会所属)
特殊能力:自分の姿を他人の視線から消す(ただし、誰にでも効果的)
星の海学園一年生の生徒会長。「誰かにだけ、彼の視線から自分を消してしまう」能力を持つ。お気に入りのロックバンド 「ZHIEND」。
高城丈士朗
——メガネをかけた知的学生会メンバー
吹き替え:水島大宙
所属:星の海学園一年生(生徒会所属)
特殊能力:瞬間移動(高速移動)(任意の位置では停止できない)
生徒会所属の一年生です。その半人前の瞬間移動(高速移動)能力のため、いつも傷だらけです。現役高校生アイドル・西森柚咲のファンです。
西森柚咲
——明るく無邪気な人気アイドル
声优:内田真礼
所属:星の海学園一年生(生徒会所属)
特殊能力:招魂(ただし、自分の意志とは関係なく、姉・美砂だけが取り付く)
ロックバンド「How-low-Hello」のボーカルを務める人気アイドル。自分の意志とは関係なく、死んだ姉の魂を呼び寄せることができる。 姉の亡霊に憑依されると、突然顔が変わります。
黒羽美砂
——妹に取り付いて、柚咲が亡くなった姉 声优:内田真礼
柚咲と年齢が近い姉。霊魂を憑依させる能力を持つ妹の体を借りて、自分の存在を主張している。私は一年前に電気自動車の事故で亡くなりました。
火を発生させることができる発火能力者です。
注:公式サイトで2015年5月27日夜にキャラクター音源が発表された際、最初に表記されたキャラクターの名前は「西森美砂」です。しかし、関連ページはキャラクター紹介ページと同じ名前のない「美砂」に変更されました。
その他の人物
乙坂歩未
——元気いっぱいの小動物系妹
吹き替え:麻仓桃
宇の妹がいます。中学生です。特殊能力を陰で使う有宇とは違って、子犬のような純真無垢さがあり、兄を慕っている。宇の心の支えになる女の子です。
白柳の弓
吹き替え:中原麻衣
長髪の美少女、陽野森高校の女神。 男と話しているだけで真っ赤になるシャイな性格。
三島
吹き替え:民安智恵
弓の友達。活発でお節介的な性格は弓とは対照的で、時には未熟な背中を押すこともあります。 通称ミッキー。
くまの耳
吹き替え:竹本英史
特殊能力者の所在地と能力の情報を星の海学園生徒会の協力者に伝える。 いつも全身がじめじめしています。
サラ·ショーン
吹き替え:沢城みゆき/歌:マリーナ
イギリスの世界的なロックバンド「ZHIEND」のボーカル。盲目の女性
乙坂はやぶさ
吹き替え:小野大輔
能力は時間ジャンプです。しかし、使うたびに視力が落ちます。 乙坂に宇の兄がいます。隼翼は自分の存在を消すため、有宇と歩未の記憶を消してしまう。
七野
吹き替え:河西健吾
能力は障害物を突き抜けるものです。 クマが召集する能力者の一人で、男性メンバー。
前泊
吹き替え:花江夏樹
第9話に登場。 与目時、七野は超能力研究所に拘束された。 能力は記憶をなくすことです。何かの原因で有宇の記憶の一部を消しました。
目の刻
吹き替え:瀬戸麻沙美
熊耳が最初に集結した能力者の一人で、当時唯一の女性だった。 能力は催眠で、ユウの思い出がある世界で収容所の警備員を記憶喪失させ、自分も卒倒させる。
友利一希
声優:興津和幸
第2話が初登場。 友利奈緒の兄。バンドの歌が好きです。 その超能力者の身分のため転校という名目で人体実験に連れて行かれ、最後に精神異常が発生した。
【ジャニーズ事務所】弊社所属関西ジャニーズJr.小柴陸 新型コロナウイルス感染に関するご報告
弊社所属関西ジャニーズJr.小柴陸が新型コロナウイルスに感染していることを確認いたしましたのでご報告申し上げます。
はじめに、本日、小柴が出演を予定しておりましたリーディングアクト「一富士茄子牛焦げルギー」(サンケイホールブリーゼ)公演につきましては、公演を中止することとなりました。楽しみにしてくださっていた皆様、そして、関係者の皆様には公演当日に、大変なご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます。公演に関する詳細につきましては、公演の公式サイトにてご確認いただきますようお願い申し上げます。
小柴につきましては、現在も感染した際に見られるような症状はなく、上記公演を実施する際に行ったPCR検査も陰性ではございましたが、昨日の公演終了後、別作品に参加するためにPCR検査を実施した結果、本日1月31日に陽性が確認されました。今後につきましては、保健所のご指導により、療養及び経過観察いたします。
今回は、活動状況等を踏まえて、できる限り皆様にご迷惑をおかけしないことを優先し、まずは、小柴が新型コロナウイルスに感染した旨のご報告を迅速にすべきと判断いたしました。そのため、濃厚接触者の特定をはじめとする保健所とのやりとりが完了していない状態ではございますが、皆様にご報告することといたしました。この点につきましては、引き続き慎重に対応を進めまして、必要に応じて弊社HPにて状況をご報告いたしますので、何卒ご理解賜れますと幸甚に存じます。
また、弊社関係者以外に濃厚接触者が確認された場合には、個別に状況をお伝えし、保健所の指示を仰いでいただきますよう、漏れなくご連絡してまいります。
弊社におきましては、お客様や関係者の皆様、所属タレント、そして従業員の安全を最優先に感染防止対策を講じてまいります。基本的ではございますが対策として有効なマスクの着用や手洗い・アルコール消毒を徹底しながら、テレワークや時差出勤による対策や密を避けるなどできることを継続し、安全の確保に努めてまいります。
この度は、皆様にご心配とご迷惑をおかけいたしますこと、重ねてお詫び申し上げます。
何卒ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
2021年1月31日
株式会社ジャニーズ事務所
弊社所属関西ジャニーズJr.小柴陸が新型コロナウイルスに感染していることを確認いたしましたのでご報告申し上げます。
はじめに、本日、小柴が出演を予定しておりましたリーディングアクト「一富士茄子牛焦げルギー」(サンケイホールブリーゼ)公演につきましては、公演を中止することとなりました。楽しみにしてくださっていた皆様、そして、関係者の皆様には公演当日に、大変なご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます。公演に関する詳細につきましては、公演の公式サイトにてご確認いただきますようお願い申し上げます。
小柴につきましては、現在も感染した際に見られるような症状はなく、上記公演を実施する際に行ったPCR検査も陰性ではございましたが、昨日の公演終了後、別作品に参加するためにPCR検査を実施した結果、本日1月31日に陽性が確認されました。今後につきましては、保健所のご指導により、療養及び経過観察いたします。
今回は、活動状況等を踏まえて、できる限り皆様にご迷惑をおかけしないことを優先し、まずは、小柴が新型コロナウイルスに感染した旨のご報告を迅速にすべきと判断いたしました。そのため、濃厚接触者の特定をはじめとする保健所とのやりとりが完了していない状態ではございますが、皆様にご報告することといたしました。この点につきましては、引き続き慎重に対応を進めまして、必要に応じて弊社HPにて状況をご報告いたしますので、何卒ご理解賜れますと幸甚に存じます。
また、弊社関係者以外に濃厚接触者が確認された場合には、個別に状況をお伝えし、保健所の指示を仰いでいただきますよう、漏れなくご連絡してまいります。
弊社におきましては、お客様や関係者の皆様、所属タレント、そして従業員の安全を最優先に感染防止対策を講じてまいります。基本的ではございますが対策として有効なマスクの着用や手洗い・アルコール消毒を徹底しながら、テレワークや時差出勤による対策や密を避けるなどできることを継続し、安全の確保に努めてまいります。
この度は、皆様にご心配とご迷惑をおかけいたしますこと、重ねてお詫び申し上げます。
何卒ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
2021年1月31日
株式会社ジャニーズ事務所
正塚晴彦の若き日のバウ作品で、大浦みずき主演。この作品はタカラヅカに「ハードボイルド」というジャンルを持ち込んだ作品として知られ、上記した最近のラブロマンスとはまた違った作風のハードかつ切ないサスペンスドラマです。雰囲的には『WANTED』や『ブエノスアイレスの風』につながる系譜でしょうか。
ロスアンゼルス、1955年。主人公は、ハードボイルドの定石にしたがって、私立探偵のレナード(大浦)。家出娘の捜索をしていて、その娘が高級モデルクラブに勤めていることを調べ上げますが、警察のモロウ刑事(瀬川佳英)から捜索を中止するように圧力をかけられ、私立探偵の鑑札を取りあげられてしまいます。モデルクラブのオーナー、ブライアン(なかいおり)は街の福祉に力をつくしている名士で、警察に顔が利くのです。事務所にシドニー・ハーパーと名のる女性(秋篠美帆)が訪れ、スティーブ・ギャレットという学生に5万ドルを渡してほしいと頼みます。そこに突然2人の男が乱入し、抵抗するハーパーを連れ去り、あとに1冊の詩集が残されます。その詩集のある1節にはアンダーラインが…。そこにモロウ刑事が訪れ、探していた家出娘の事故死を告げます。レナードはブライアンの招待に応じて邸を訪れ、ハーパー、実はナタリーと再会。ブライアンは彼女を妻と紹介します。助手のジェフ(翼悠貴)が街で襲われ、訪ねたスティーブのアパートには偽者のリチャード(舵一星)が。スティーブは誘拐されたようです。そこを訪れたスティーブのガールフレンド、リズ(水原環)の話で、スティーブの父はユダヤ人でナチの収容所で死に、母は今サンフランシスコの養老院にいること、8年前に交通事故で亡くなった姉がいて、スティーブはその加害者ブラウンから仕送りを受けていたことがわかります。その姉こそナタリーで、ブラウンはブライアンではないか。レナードはブライアンの経歴を洗い直し、8年前に突然ロサンゼルスにやってきて、それ以前は不明なことがわかります。やはりブライアンはブラウンでした。ナタリーは母の手でブライアンに売られ、ブライアンのモデルクラブ、実は高級娼婦クラブで働かせられていたのが、ブライアンに愛され、妻として扱われていたのです。ブライアンは自己主張を始めたナタリーを取り戻すために結婚披露パーティーを開き、そこに現れたレナードはナタリーを連れて逃げ出します……。
と、ここまでが第1幕。浜辺の小屋にいるナタリーはブライアン一味に捕まりレナードも捕まりそうになりますが、間一髪モロウ刑事と戦犯を追う組織の手で救われ、ブライアンは逮捕されます。ここで一件落着となるのですが、実はここからが正塚らしいのです。互いに心惹かれながら口に出せない2人。街を出ようとするナタリーをレナードは引き止められません。レナードの元に、また詩集が残されます。そこには新たに引かれたアンダーラインが。「…私のことを考えて」…レナードは長距離バスのターミナルに走ります。再会し抱き合う2人。幕が閉まります。
ハードボイルドの定義はいろいろですが、やせ我慢の美学もその一つ。こらえてこらえて、最後に爆発するカタルシスを堪能しました。そしてダンサー大浦のために、ダンスダンスのフィナーレ。映像はカット版ですが、フィナーレはたっぷり収録されていて、これも楽しめました。
駅(この作品では長距離バスのターミナル)、街路、そこを行き交う様々な人々、酒場と人情味あふれた女主人、昇る朝日、遊園地…正塚作品でおなじみのアイテムがこの作品でもいろいろ散りばめられています。このころから正塚作品って基本的には変わっていないのですね。街を歩いている人々それぞれに、それぞれの人生とドラマがある…そんな背景がきっちりと描かれているからレナードとナタリーのドラマに説得力があるのでしょう。実は冒頭もターミナルで、レナードが前の恋人イブリン(若藤りら)を見送るシーンからドラマが始まります。最初と最後が同じターミナルで、別れとはじまりと対照をなすのも洒落ています。シンプルな装置、耳に残る音楽…なかでも注目したいのは衣裳で、最初はレナードもナタリーもほとんど黒を着ているのが、ドラマの進行につれ色がつきだし、最後は白そして茶系の温かい色調になるという色彩設計。とくに印象的だったのは、結婚披露パーティでのナタリーの黒のドレスで、肩が黒レースの黒のトップに、黒レースで覆われた白のスカート。ブライアンが「なぜ白いドレスにしなかったのか」と聞くと、「私は今日で死んだのよ」と答えるナタリーの心境を現し、また秋篠の大人びた美しさを十全に引き出していました。大浦にはシンプルなスーツやタキシード、トレンチコートがよく似合っています。このトレンチは逃避行後の浜辺で秋篠の肩にかけられ、最後ターミナルでも秋篠が着ています。この辺洒落てますよね。
大浦に関しては、クールな表情に隠された熱い想い、屈折しながらも固持している正義感と、文句なし。秋篠は大人びた美しさと温かみのある芝居で、ナタリーにぴったりです。歪んだピグマリオンといったブライアンの、なかにも説得力があります。レナードの幼なじみの刑事モロウの瀬川はエリートらしい感触。瀬川は抜群のダンサーとして知られ、フィナーレでそのダンス力を見せています。目立ったのはおっちょこちょいの助手ジェフを演じた翼悠貴で、コメディセンス抜群。出てくるたびに客席の笑いを誘っています。この人、退団後は福麻むつ美の名で女優として活躍していて、この前まで劇団四季の『マンマ・ミーア』のアンサンブルとして元気な顔を見せていました。酒場の女主人フェイの由梨かおるはレナードが心を許す友人という役どころで、随所で美声を聞かせています。男役若手陣で注目したいのはまず安寿ミラ。あちこちに出没していますが、一番の見せどころはブライアンを追う組織の男で、「エルサレムから来た」というセリフを聞かせます。もっともそのすぐあと殺されてしまうのですが。フィナーレでは得意のダンスをたっぷり披露しています。組織の長ハルトシュタインの柊和希は、後に幸和希と改名した人で、退団後も女優として活躍していました。退団後東京芸大に入り話題となった三ツ矢直生の顔も見られます。
ロスアンゼルス、1955年。主人公は、ハードボイルドの定石にしたがって、私立探偵のレナード(大浦)。家出娘の捜索をしていて、その娘が高級モデルクラブに勤めていることを調べ上げますが、警察のモロウ刑事(瀬川佳英)から捜索を中止するように圧力をかけられ、私立探偵の鑑札を取りあげられてしまいます。モデルクラブのオーナー、ブライアン(なかいおり)は街の福祉に力をつくしている名士で、警察に顔が利くのです。事務所にシドニー・ハーパーと名のる女性(秋篠美帆)が訪れ、スティーブ・ギャレットという学生に5万ドルを渡してほしいと頼みます。そこに突然2人の男が乱入し、抵抗するハーパーを連れ去り、あとに1冊の詩集が残されます。その詩集のある1節にはアンダーラインが…。そこにモロウ刑事が訪れ、探していた家出娘の事故死を告げます。レナードはブライアンの招待に応じて邸を訪れ、ハーパー、実はナタリーと再会。ブライアンは彼女を妻と紹介します。助手のジェフ(翼悠貴)が街で襲われ、訪ねたスティーブのアパートには偽者のリチャード(舵一星)が。スティーブは誘拐されたようです。そこを訪れたスティーブのガールフレンド、リズ(水原環)の話で、スティーブの父はユダヤ人でナチの収容所で死に、母は今サンフランシスコの養老院にいること、8年前に交通事故で亡くなった姉がいて、スティーブはその加害者ブラウンから仕送りを受けていたことがわかります。その姉こそナタリーで、ブラウンはブライアンではないか。レナードはブライアンの経歴を洗い直し、8年前に突然ロサンゼルスにやってきて、それ以前は不明なことがわかります。やはりブライアンはブラウンでした。ナタリーは母の手でブライアンに売られ、ブライアンのモデルクラブ、実は高級娼婦クラブで働かせられていたのが、ブライアンに愛され、妻として扱われていたのです。ブライアンは自己主張を始めたナタリーを取り戻すために結婚披露パーティーを開き、そこに現れたレナードはナタリーを連れて逃げ出します……。
と、ここまでが第1幕。浜辺の小屋にいるナタリーはブライアン一味に捕まりレナードも捕まりそうになりますが、間一髪モロウ刑事と戦犯を追う組織の手で救われ、ブライアンは逮捕されます。ここで一件落着となるのですが、実はここからが正塚らしいのです。互いに心惹かれながら口に出せない2人。街を出ようとするナタリーをレナードは引き止められません。レナードの元に、また詩集が残されます。そこには新たに引かれたアンダーラインが。「…私のことを考えて」…レナードは長距離バスのターミナルに走ります。再会し抱き合う2人。幕が閉まります。
ハードボイルドの定義はいろいろですが、やせ我慢の美学もその一つ。こらえてこらえて、最後に爆発するカタルシスを堪能しました。そしてダンサー大浦のために、ダンスダンスのフィナーレ。映像はカット版ですが、フィナーレはたっぷり収録されていて、これも楽しめました。
駅(この作品では長距離バスのターミナル)、街路、そこを行き交う様々な人々、酒場と人情味あふれた女主人、昇る朝日、遊園地…正塚作品でおなじみのアイテムがこの作品でもいろいろ散りばめられています。このころから正塚作品って基本的には変わっていないのですね。街を歩いている人々それぞれに、それぞれの人生とドラマがある…そんな背景がきっちりと描かれているからレナードとナタリーのドラマに説得力があるのでしょう。実は冒頭もターミナルで、レナードが前の恋人イブリン(若藤りら)を見送るシーンからドラマが始まります。最初と最後が同じターミナルで、別れとはじまりと対照をなすのも洒落ています。シンプルな装置、耳に残る音楽…なかでも注目したいのは衣裳で、最初はレナードもナタリーもほとんど黒を着ているのが、ドラマの進行につれ色がつきだし、最後は白そして茶系の温かい色調になるという色彩設計。とくに印象的だったのは、結婚披露パーティでのナタリーの黒のドレスで、肩が黒レースの黒のトップに、黒レースで覆われた白のスカート。ブライアンが「なぜ白いドレスにしなかったのか」と聞くと、「私は今日で死んだのよ」と答えるナタリーの心境を現し、また秋篠の大人びた美しさを十全に引き出していました。大浦にはシンプルなスーツやタキシード、トレンチコートがよく似合っています。このトレンチは逃避行後の浜辺で秋篠の肩にかけられ、最後ターミナルでも秋篠が着ています。この辺洒落てますよね。
大浦に関しては、クールな表情に隠された熱い想い、屈折しながらも固持している正義感と、文句なし。秋篠は大人びた美しさと温かみのある芝居で、ナタリーにぴったりです。歪んだピグマリオンといったブライアンの、なかにも説得力があります。レナードの幼なじみの刑事モロウの瀬川はエリートらしい感触。瀬川は抜群のダンサーとして知られ、フィナーレでそのダンス力を見せています。目立ったのはおっちょこちょいの助手ジェフを演じた翼悠貴で、コメディセンス抜群。出てくるたびに客席の笑いを誘っています。この人、退団後は福麻むつ美の名で女優として活躍していて、この前まで劇団四季の『マンマ・ミーア』のアンサンブルとして元気な顔を見せていました。酒場の女主人フェイの由梨かおるはレナードが心を許す友人という役どころで、随所で美声を聞かせています。男役若手陣で注目したいのはまず安寿ミラ。あちこちに出没していますが、一番の見せどころはブライアンを追う組織の男で、「エルサレムから来た」というセリフを聞かせます。もっともそのすぐあと殺されてしまうのですが。フィナーレでは得意のダンスをたっぷり披露しています。組織の長ハルトシュタインの柊和希は、後に幸和希と改名した人で、退団後も女優として活躍していました。退団後東京芸大に入り話題となった三ツ矢直生の顔も見られます。
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