「宇宙って膨張し続けてるんだよ。今も風船みたいにどんどん膨らんでいるんだよ」
「最終的には、宇宙がいっぱいいっぱいまで膨らんだら、パーンって割れるんだよ」
「宇宙って壊れるの」
「時間が戻るんだよ。逆回転して、時計も人間も、電車も猫も、後ろ向きに進んで、牛丼は牛に戻って、うんこはお尻に入って、人間は猿になって、恐竜が復活して、また宇宙ができる前に戻るんだよ。」
「生まれ変わるんだね。」
「そうだね。」
「最終的には、宇宙がいっぱいいっぱいまで膨らんだら、パーンって割れるんだよ」
「宇宙って壊れるの」
「時間が戻るんだよ。逆回転して、時計も人間も、電車も猫も、後ろ向きに進んで、牛丼は牛に戻って、うんこはお尻に入って、人間は猿になって、恐竜が復活して、また宇宙ができる前に戻るんだよ。」
「生まれ変わるんだね。」
「そうだね。」
【センバツ】星稜エース・佐宗翼、9回完投負け「実力不足。夏に絶対に戻ってきて、エースらしい投球ができれば」
第96回選抜高校野球大会第10日第1試合(星稜4―5高崎健康福祉大高崎、30日、甲子園)準決勝が行われ、昨秋の明治神宮大会王者で甲子園春初の4強入りとなった星稜(石川)は逆転負け。全国2冠&春夏通じて初の甲子園優勝の夢が断たれた。エース左腕・佐宗翼投手(3年)は粘りの投球を見せたが11安打5失点(自責4)での8回完投負けだった。
「(登板した)前の2試合よりも球はいっていたと思っているんですけど、実力で相手の方が上回っていた。実力不足というのを感じました」
序盤からピンチの連続だったが、三回は味方の失策と犠打野選で背負った無死一、三塁でギアを上げ、ここを無失点。四回は2点リードから左中間への同点二塁打を浴びたが、その後の1死三塁も耐え、勝ち越しは許さなかった。
ただ、3―2の七回は4安打を集中されて3失点。この試合で初めて主導権を握られると、打線も相手の継投策の前に、走塁ミスもあって1点を返すのが精いっぱい。左腕は118球の熱投を決勝進出につなげられず、「走者を多く出してしまったことで攻撃のリズムも悪くなりますし、打たれたら意味がない」と悔しがった。
試合後、山下智将監督は「次(2番手)は道本という投手でいこうと思っていたんですけど、佐宗の気持ちが入っていましたので、『もうちょっと、もうちょっと』というところで任せました」と最後までエースにマウンドを託した。佐宗は2回戦・八戸学院光星(青森)戦で、7安打2失点完投と好投。一方で準々決勝・阿南光(徳島)戦は2年生・右腕の戸田が2安打完封と仕事をしていた。佐宗自身は「戸田がああいう投球をしてくれていて、自分はそれまでいい投球はできていなかった。悔しい思いもありましたし、『次はやるぞ』というのは思っていた」と大きな刺激を受けて上がったマウンドだった。それだけに、胸にあった悔しさは今回の一戦を経てふくらんだ。昨秋から磨いてきたストレートにさらなる改良の余地を見いだし、リスタートを図る。
「エースらしい投球ができなかったというか、不甲斐ない投球ばかりしてしまっていた。夏に絶対に戻ってきて、エースらしい投球ができれば、と思います」
昨秋の神宮Vに続き、今大会でも県勢初となる春4強と自信は大舞台で着実に身についている。頼もしい後輩たちを引き連れ、さらにたくましさを増してこのグラウンドに帰ってくる。
第96回選抜高校野球大会第10日第1試合(星稜4―5高崎健康福祉大高崎、30日、甲子園)準決勝が行われ、昨秋の明治神宮大会王者で甲子園春初の4強入りとなった星稜(石川)は逆転負け。全国2冠&春夏通じて初の甲子園優勝の夢が断たれた。エース左腕・佐宗翼投手(3年)は粘りの投球を見せたが11安打5失点(自責4)での8回完投負けだった。
「(登板した)前の2試合よりも球はいっていたと思っているんですけど、実力で相手の方が上回っていた。実力不足というのを感じました」
序盤からピンチの連続だったが、三回は味方の失策と犠打野選で背負った無死一、三塁でギアを上げ、ここを無失点。四回は2点リードから左中間への同点二塁打を浴びたが、その後の1死三塁も耐え、勝ち越しは許さなかった。
ただ、3―2の七回は4安打を集中されて3失点。この試合で初めて主導権を握られると、打線も相手の継投策の前に、走塁ミスもあって1点を返すのが精いっぱい。左腕は118球の熱投を決勝進出につなげられず、「走者を多く出してしまったことで攻撃のリズムも悪くなりますし、打たれたら意味がない」と悔しがった。
試合後、山下智将監督は「次(2番手)は道本という投手でいこうと思っていたんですけど、佐宗の気持ちが入っていましたので、『もうちょっと、もうちょっと』というところで任せました」と最後までエースにマウンドを託した。佐宗は2回戦・八戸学院光星(青森)戦で、7安打2失点完投と好投。一方で準々決勝・阿南光(徳島)戦は2年生・右腕の戸田が2安打完封と仕事をしていた。佐宗自身は「戸田がああいう投球をしてくれていて、自分はそれまでいい投球はできていなかった。悔しい思いもありましたし、『次はやるぞ』というのは思っていた」と大きな刺激を受けて上がったマウンドだった。それだけに、胸にあった悔しさは今回の一戦を経てふくらんだ。昨秋から磨いてきたストレートにさらなる改良の余地を見いだし、リスタートを図る。
「エースらしい投球ができなかったというか、不甲斐ない投球ばかりしてしまっていた。夏に絶対に戻ってきて、エースらしい投球ができれば、と思います」
昨秋の神宮Vに続き、今大会でも県勢初となる春4強と自信は大舞台で着実に身についている。頼もしい後輩たちを引き連れ、さらにたくましさを増してこのグラウンドに帰ってくる。
星稜・芦硲晃太が涙「勝って恩返しがしたかった」 父子Vまであと2勝、石川県勢初の決勝進出あと一歩届かず【センバツ】
◇30日 センバツ高校野球大会準決勝 健大高崎5―4星稜(甲子園)
星稜(石川)は健大高崎(群馬)に逆転負け。県勢初の決勝進出まであと一歩届かなかった。31日の決勝は初優勝を目指す健大高崎と、22年ぶり3度目の優勝が懸かる報徳学園(兵庫)が対戦する。
涙はとっておくつもりだった。敗れた星稜の主将・芦硲晃太(あしさこ・こうた)外野手(3年)は「甲子園というすばらしい舞台でここまでこれた」とすがすがしい表情。しかし、頭に大切な人たちの顔が浮び、一度こぼれた涙が止まらなくなった。「やり切ったので泣こうと思っていなかったんですけど…勝って恩返しがしたかった」
父子Vまであと2勝だった。父・太輔さん(44)は、1997年のセンバツで優勝した天理(奈良)のメンバー。準々決勝まで安打1本と結果が出なかった中、父の言葉が響いた。「自分の結果よりチームのために暗くなるな。おまえが日本一のキャプテンになれ」。背中を押され、準決勝では2安打1盗塁で打線を引っ張り、劣勢でも明るくベンチを盛り上げた。
芦硲の代が入学してからの星稜は、夏の甲子園で2年続けて初戦敗退。甲子園で勝てなかったチームが3つの白星を重ね、石川県勢初の4強入りを果たした。今年は元日に能登半島地震が発生し、石川代表として特別な年に歴史を刻んだ。
昨秋の明治神宮大会では32年ぶりの日本一。王者の重圧もあった中、地元にささげる思いで全力プレーを貫いた。「たくさんの応援に感謝しかない」とむしろ被災地からパワーをもらっていた。
「また絶対、夏に戻ってくる」。夏の甲子園で県勢の最高成績は準優勝。歴史を塗り替えるには、今度こそ頂点に立つしかない。
◇30日 センバツ高校野球大会準決勝 健大高崎5―4星稜(甲子園)
星稜(石川)は健大高崎(群馬)に逆転負け。県勢初の決勝進出まであと一歩届かなかった。31日の決勝は初優勝を目指す健大高崎と、22年ぶり3度目の優勝が懸かる報徳学園(兵庫)が対戦する。
涙はとっておくつもりだった。敗れた星稜の主将・芦硲晃太(あしさこ・こうた)外野手(3年)は「甲子園というすばらしい舞台でここまでこれた」とすがすがしい表情。しかし、頭に大切な人たちの顔が浮び、一度こぼれた涙が止まらなくなった。「やり切ったので泣こうと思っていなかったんですけど…勝って恩返しがしたかった」
父子Vまであと2勝だった。父・太輔さん(44)は、1997年のセンバツで優勝した天理(奈良)のメンバー。準々決勝まで安打1本と結果が出なかった中、父の言葉が響いた。「自分の結果よりチームのために暗くなるな。おまえが日本一のキャプテンになれ」。背中を押され、準決勝では2安打1盗塁で打線を引っ張り、劣勢でも明るくベンチを盛り上げた。
芦硲の代が入学してからの星稜は、夏の甲子園で2年続けて初戦敗退。甲子園で勝てなかったチームが3つの白星を重ね、石川県勢初の4強入りを果たした。今年は元日に能登半島地震が発生し、石川代表として特別な年に歴史を刻んだ。
昨秋の明治神宮大会では32年ぶりの日本一。王者の重圧もあった中、地元にささげる思いで全力プレーを貫いた。「たくさんの応援に感謝しかない」とむしろ被災地からパワーをもらっていた。
「また絶対、夏に戻ってくる」。夏の甲子園で県勢の最高成績は準優勝。歴史を塗り替えるには、今度こそ頂点に立つしかない。
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