《戴卡奥特曼》日中台三版海报
輝け、弾けろ、飛び出せ、デッカー!!
やるしかねえ!今、やるしかねえんだ!
ウルトラマンデッカー
©円谷プロダクション
闪耀吧,爆裂吧,腾飞吧,德凯!!
箭在弦上!不得不发!
德凯奥特曼
©新创华
閃耀、爆裂、飛躍吧、德卡!!
不得不行動了!現在,就只能行動了!
超人力霸王德卡
©野獸國
輝け、弾けろ、飛び出せ、デッカー!!
やるしかねえ!今、やるしかねえんだ!
ウルトラマンデッカー
©円谷プロダクション
闪耀吧,爆裂吧,腾飞吧,德凯!!
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德凯奥特曼
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閃耀、爆裂、飛躍吧、德卡!!
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超人力霸王德卡
©野獸國
俳優・高良健吾さん、日常を離れ、アナログな「時」を楽しむ旅 【前編】
これまでやりたくても「時間」がなくてできなかったことに挑戦する「時間」をセイコー プレザージュが提供するこの企画。
昨年の「瀬戸内しまなみ海道」での自転車旅に続いて、俳優の高良健吾さんが再び旅立った。2日間、自然の中へ——。旅の目的は、「やりたかったことをすべて叶(かな)える」こと。とかく情報過多になりがちな日常を抜け出して、アナログな時間の流れに身を置いた高良さんは、何を感じ、どんな思いを抱いたのか。今回お届けする前編では、都会の喧噪(けんそう)から離れ、兵庫県北部の山間(やまあい)で自然をゆるりと楽しむ様子を追った。
腕時計と地図。アナログなツールでドライブへ
とある初夏の一日、高良さんが訪れたのは山間に佇(たたず)む古民家宿。やりたかったことをすべて叶える、今回の旅の拠点だ。大きな窓のあるメインルームでソファに座り、高良さんは持参した文庫本をしばし読みふける。
「本は好きです。こんな何百円で、人の考えに触れられるなんてすごいですよね。手に取らないと出会えないような言葉だったり、生き方だったり、そういうものを知ることができる。ある意味、ちょっとした旅だと思います」
そしてふと顔を上げ、明るい光が入り込む大きな窓から、山々を見つめる高良さん。そろそろ出発の時間だ。日常から離れるために、スマートフォンは置いていく。ルートは地図で、時間は腕時計で確認するアナログな旅の始まりだ。
「自分は基本アナログ。家にパソコンはないし、映画館に行くときはスマホを家に置いていくこともよくあります。スマホを気にしない分、別のものが見えてくる。こういう自然の中なら周囲をよく見るようになるし、いつもと違うアンテナも張れます」。地図を眺め、腕時計に目を向けてから、高良さんは車へ乗り込んだ。
小一時間、車を走らせて訪れたのは、歴史ある寺院。しっかりとした足取りで、初めて訪れる寺の山門をくぐる。
寺院では本堂に上がり、庭に向かってあぐらをかく。瞑想(めいそう)、これもまた高良さんがこの日、やりたかったことのひとつだ。背筋をぴしりと伸ばし、目をつぶって微動だにしない。葉ずれの音、鳥やカエルの鳴き声が止(や)んだ瞬間は、まるで時が止まっているかのようだ。
高良さんにとって瞑想は、ルーティンのようなものだという。
「だいたい寝る前にやるんです。撮影している期間は日中集中しているので、寝付きが悪かったり、途中で目が覚めたりすることもあるので、眠る前にちょっと心を落ち着かせるという感じ。今日のように自然の音に囲まれた場所だと、家の中で瞑想するよりも入りやすいですね。何も考えない、無理をしない時間が過ごせました」
自然の揺れを感じに。日常にない、贅沢時間
瞑想を終え、「ゴチャゴチャしていたものが整理された」と言う高良さんの次の目的地は、山中の釣り場。川に沿って続く遊歩道を、土の感触を確かめるように泰然と歩いていく高良さん。途中、足を止めて伸びをしたり、思いのままに満喫しているようだ。
こうして自然に囲まれながら思うのは、「自分が落ち着く場所、癒やされる場所は、自然なんだ」ということ。
「原風景が祖父母の田舎なんですよね。阿蘇と北九州の田川。きっと、そういう田舎で遊んでいた、楽しかった記憶があるんだろうと思います。自然の揺れって、見ているだけで落ち着くので、そこを求めに行っている。東京にいると、そういう揺れは風とか、上を見ないと感じられないので」
やがてたどり着いたのが、半径15mほどの滝壺(つぼ)。主にニジマスが釣れるという。海でのルアーフィッシング経験はある高良さんだが、川釣りは初挑戦。竹竿(ざお)にウキという組み合わせも、やはり初めて使う道具だそうだ。照れくさそうに「海ではルアーをなくしてばかりいたし、今回のやりたいことの中では一番自信がない」と言うものの、慣れた手つきで竿を操っている。
糸を垂らし、狙うポイントを変えながら数十分。前日の雨で濁った水面がゆらめく様子を、ただ見つめながら過ごす贅沢(ぜいたく)な時間だ。
「釣れなくても、3時間くらいは平気で過ごせますね。どれだけ時間が経ったかを確認することはあっても、苦ではないです。こうやって自然の中で過ごしている時は、時間の確認は腕時計がいいですね。それもデジタルの数字じゃなくて、針で見るっていうのがいい」
そんな話をするうちに、不意にウキが動き出した。「食いついた!」。そう思った瞬間、必死に暴れる魚の姿が。木漏れ日に輝く銀色の体はかなり大きく、高良さんもしばらく格闘したものの、魚はハリから外れて滝壺の底へと消えていった。その後すぐに再び別の獲物を捕らえるが、今度は糸が切れてしまう事態に。この装備では、少し心許(こころもと)ないようだ。
そろそろ宿に戻ろうか……と諦めかけたところで、またもウキが躍り出す。三度目の正直とばかりに、見事釣り上げた高良さん。「今日に限らず、以前から目の前で逃がしてばかりだったけど、ようやく釣れた!」と、喜びであふれんばかりの笑顔を向けた。
手を掛けるだけ愛着が増す。フォーマルな印象のモデル
「1時間で3匹なら入れ食い状態」と笑みを浮かべながら、宿へと戻ってきた。本日、予定していた夕食は屋外でのバーベキューだった。しかし、天気は下り坂。焚(た)き火台に火を入れ、炎が上がり始めるころには雨も降り出してきたため、部屋の中の囲炉裏に場所を移しての食事となった。
周囲には街灯や民家がなく、夜の帳(とばり)が下りれば辺りは真っ暗に。肉に魚、野菜も焼いて、時折、焚き火を眺めるひととき。
「焚き火って、本当に自然の揺らぎですよね。人間が作り出せない揺れというか。それこそ波だってそうだし、空だって雲の流れだったり、風の流れだったり、それって人間が絶対作り出せない。そういう場所に身を置くことが、自分にとっての癒やしですかね」。そう語る彼を包み込むように、時間はゆったりと過ぎていく。
この日、高良さんの腕で時を刻んだのは、「セイコー プレザージュ Sharp Edged Series SARX097」。アナログな旅によく似合う、機械式時計だ。
「機械式時計の良さは、自分がちゃんとその時計を扱っていないといけないこと。毎日見て、定期的にちゃんとメンテナンスしてあげることでより愛着が湧きますよね。耳を近付けて音を聞きながらりゅうずを巻くのも、好きな行為ですね」
「この『セイコー プレザージュ Sharp Edged Series SARX097』は、どちらかというとフォーマルな印象でした。白文字盤は持っていなかったんですが、いいですね。スーツのようなキレイめにも合うし、幅広いシーンで使えると思いました。(白文字盤は)似合う年齢が少し上という勝手なイメージがあったんですけど、 身につけてみると、“いや、そんなことないな”って気がしました」
そう言って、「セイコー プレザージュ Sharp Edged Series SARX097」に視線を落とす高良さん。「静の旅」となった1日が、そろそろ終わろうとしている。明日は一転、「動の旅」と言えるほど、バラエティーに富んだアクティブな旅となる。そちらは後編として次回、改めてご紹介しよう。
(文・石川由紀子 写真・高橋雄大 取材協力・円覚山宗鏡寺、glaminka KAMIKAWA、日高神鍋観光協会、清滝地区コミュニティセンターの皆様)
これまでやりたくても「時間」がなくてできなかったことに挑戦する「時間」をセイコー プレザージュが提供するこの企画。
昨年の「瀬戸内しまなみ海道」での自転車旅に続いて、俳優の高良健吾さんが再び旅立った。2日間、自然の中へ——。旅の目的は、「やりたかったことをすべて叶(かな)える」こと。とかく情報過多になりがちな日常を抜け出して、アナログな時間の流れに身を置いた高良さんは、何を感じ、どんな思いを抱いたのか。今回お届けする前編では、都会の喧噪(けんそう)から離れ、兵庫県北部の山間(やまあい)で自然をゆるりと楽しむ様子を追った。
腕時計と地図。アナログなツールでドライブへ
とある初夏の一日、高良さんが訪れたのは山間に佇(たたず)む古民家宿。やりたかったことをすべて叶える、今回の旅の拠点だ。大きな窓のあるメインルームでソファに座り、高良さんは持参した文庫本をしばし読みふける。
「本は好きです。こんな何百円で、人の考えに触れられるなんてすごいですよね。手に取らないと出会えないような言葉だったり、生き方だったり、そういうものを知ることができる。ある意味、ちょっとした旅だと思います」
そしてふと顔を上げ、明るい光が入り込む大きな窓から、山々を見つめる高良さん。そろそろ出発の時間だ。日常から離れるために、スマートフォンは置いていく。ルートは地図で、時間は腕時計で確認するアナログな旅の始まりだ。
「自分は基本アナログ。家にパソコンはないし、映画館に行くときはスマホを家に置いていくこともよくあります。スマホを気にしない分、別のものが見えてくる。こういう自然の中なら周囲をよく見るようになるし、いつもと違うアンテナも張れます」。地図を眺め、腕時計に目を向けてから、高良さんは車へ乗り込んだ。
小一時間、車を走らせて訪れたのは、歴史ある寺院。しっかりとした足取りで、初めて訪れる寺の山門をくぐる。
寺院では本堂に上がり、庭に向かってあぐらをかく。瞑想(めいそう)、これもまた高良さんがこの日、やりたかったことのひとつだ。背筋をぴしりと伸ばし、目をつぶって微動だにしない。葉ずれの音、鳥やカエルの鳴き声が止(や)んだ瞬間は、まるで時が止まっているかのようだ。
高良さんにとって瞑想は、ルーティンのようなものだという。
「だいたい寝る前にやるんです。撮影している期間は日中集中しているので、寝付きが悪かったり、途中で目が覚めたりすることもあるので、眠る前にちょっと心を落ち着かせるという感じ。今日のように自然の音に囲まれた場所だと、家の中で瞑想するよりも入りやすいですね。何も考えない、無理をしない時間が過ごせました」
自然の揺れを感じに。日常にない、贅沢時間
瞑想を終え、「ゴチャゴチャしていたものが整理された」と言う高良さんの次の目的地は、山中の釣り場。川に沿って続く遊歩道を、土の感触を確かめるように泰然と歩いていく高良さん。途中、足を止めて伸びをしたり、思いのままに満喫しているようだ。
こうして自然に囲まれながら思うのは、「自分が落ち着く場所、癒やされる場所は、自然なんだ」ということ。
「原風景が祖父母の田舎なんですよね。阿蘇と北九州の田川。きっと、そういう田舎で遊んでいた、楽しかった記憶があるんだろうと思います。自然の揺れって、見ているだけで落ち着くので、そこを求めに行っている。東京にいると、そういう揺れは風とか、上を見ないと感じられないので」
やがてたどり着いたのが、半径15mほどの滝壺(つぼ)。主にニジマスが釣れるという。海でのルアーフィッシング経験はある高良さんだが、川釣りは初挑戦。竹竿(ざお)にウキという組み合わせも、やはり初めて使う道具だそうだ。照れくさそうに「海ではルアーをなくしてばかりいたし、今回のやりたいことの中では一番自信がない」と言うものの、慣れた手つきで竿を操っている。
糸を垂らし、狙うポイントを変えながら数十分。前日の雨で濁った水面がゆらめく様子を、ただ見つめながら過ごす贅沢(ぜいたく)な時間だ。
「釣れなくても、3時間くらいは平気で過ごせますね。どれだけ時間が経ったかを確認することはあっても、苦ではないです。こうやって自然の中で過ごしている時は、時間の確認は腕時計がいいですね。それもデジタルの数字じゃなくて、針で見るっていうのがいい」
そんな話をするうちに、不意にウキが動き出した。「食いついた!」。そう思った瞬間、必死に暴れる魚の姿が。木漏れ日に輝く銀色の体はかなり大きく、高良さんもしばらく格闘したものの、魚はハリから外れて滝壺の底へと消えていった。その後すぐに再び別の獲物を捕らえるが、今度は糸が切れてしまう事態に。この装備では、少し心許(こころもと)ないようだ。
そろそろ宿に戻ろうか……と諦めかけたところで、またもウキが躍り出す。三度目の正直とばかりに、見事釣り上げた高良さん。「今日に限らず、以前から目の前で逃がしてばかりだったけど、ようやく釣れた!」と、喜びであふれんばかりの笑顔を向けた。
手を掛けるだけ愛着が増す。フォーマルな印象のモデル
「1時間で3匹なら入れ食い状態」と笑みを浮かべながら、宿へと戻ってきた。本日、予定していた夕食は屋外でのバーベキューだった。しかし、天気は下り坂。焚(た)き火台に火を入れ、炎が上がり始めるころには雨も降り出してきたため、部屋の中の囲炉裏に場所を移しての食事となった。
周囲には街灯や民家がなく、夜の帳(とばり)が下りれば辺りは真っ暗に。肉に魚、野菜も焼いて、時折、焚き火を眺めるひととき。
「焚き火って、本当に自然の揺らぎですよね。人間が作り出せない揺れというか。それこそ波だってそうだし、空だって雲の流れだったり、風の流れだったり、それって人間が絶対作り出せない。そういう場所に身を置くことが、自分にとっての癒やしですかね」。そう語る彼を包み込むように、時間はゆったりと過ぎていく。
この日、高良さんの腕で時を刻んだのは、「セイコー プレザージュ Sharp Edged Series SARX097」。アナログな旅によく似合う、機械式時計だ。
「機械式時計の良さは、自分がちゃんとその時計を扱っていないといけないこと。毎日見て、定期的にちゃんとメンテナンスしてあげることでより愛着が湧きますよね。耳を近付けて音を聞きながらりゅうずを巻くのも、好きな行為ですね」
「この『セイコー プレザージュ Sharp Edged Series SARX097』は、どちらかというとフォーマルな印象でした。白文字盤は持っていなかったんですが、いいですね。スーツのようなキレイめにも合うし、幅広いシーンで使えると思いました。(白文字盤は)似合う年齢が少し上という勝手なイメージがあったんですけど、 身につけてみると、“いや、そんなことないな”って気がしました」
そう言って、「セイコー プレザージュ Sharp Edged Series SARX097」に視線を落とす高良さん。「静の旅」となった1日が、そろそろ終わろうとしている。明日は一転、「動の旅」と言えるほど、バラエティーに富んだアクティブな旅となる。そちらは後編として次回、改めてご紹介しよう。
(文・石川由紀子 写真・高橋雄大 取材協力・円覚山宗鏡寺、glaminka KAMIKAWA、日高神鍋観光協会、清滝地区コミュニティセンターの皆様)
関東・東北中心 局地的に激しい雷雨 浸水や突風など十分注意
2022年6月3日 17時54分
上空の寒気の影響で関東や東北を中心に大気の状態が非常に不安定になっていて、局地的に激しい雷雨になっています。
大気の不安定な状態は夜遅くにかけて続く見込みで気象庁は低い土地の浸水や急な川の増水、落雷や突風、それに「ひょう」などに十分注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、3日は上空にこの時期としては強い寒気が流れ込んでいる影響で関東や東北を中心に大気の状態が非常に不安定になっています。
午後5時までの1時間に、千葉県船橋市では県が設置した雨量計で39ミリの激しい雨を観測しました。
また、各地で落雷が観測されているほか「ひょう」も降ったとみられます。
大気の非常に不安定な状態は、夜遅くにかけて続く見込みで、局地的に積乱雲が発達して激しい雷雨になる見通しです。
気象庁は、低い土地の浸水や急な川の増水、土砂災害に十分注意するよう呼びかけています。
落雷や竜巻などの激しい突風のほか「ひょう」にも十分注意が必要です。
急に冷たい風が吹いたり、あたりが暗くなったりするなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合、屋外では頑丈な建物に移動する、室内ではカーテンを閉めて窓から離れるなど、安全を確保するようにしてください。
3日午後、ひょうが降った千葉県船橋市にある東京メトロ東西線の原木中山駅ではホームの屋根に穴があく被害が出ました。
屋根はプラスチック製でところどころに直径10センチから20センチほどの穴があいていました。
3日午後4時すぎ、千葉県浦安市にある市の施設から海上を撮影した映像では、海面から空にむかって伸びる渦のようなものが左から右に移動していく様子が確認できます。
上空では雷が発生している様子も確認できます。
市によりますと、当時、海上では風が強く吹き、雨も降っていたということです。
千葉県市川市八幡にある市川市役所の周辺では3日午後4時すぎ、急に空が暗くなり、ひょうがおよそ10分間降りました。
ひょうは直径およそ10センチメートルあるものもあり、激しい音を立てて道路をうちつけていました。
周辺の道路では速度を落として走行する車や近くの建物に入って避難する人たちの姿がみられました。
市役所に避難した女性は「急に暗くなり、ひょうが降り始めたので、あわてて逃げ込みました。びっくりしました」と話していました。
「ひょう」降りやすい気象条件
気象庁によりますと「ひょう」は、発達した積乱雲の中でできる直径5ミリ以上の氷の粒で、雲の中で上昇気流に持ち上げられて漂う間に氷の粒どうしやまわりの水滴がくっつき大きくなります。
そして、上昇気流が支えきれない重さになると地上に降ってきます。
気象庁の解析では2日夕方、群馬県南部や埼玉県北部で発達した積乱雲は、高いところで上空13キロ以上に達していたとみられるということです。
上昇気流が強いため「ひょう」が降りやすく、かつ、大きくなりやすかった状況だとしています。
また、群馬県南部付近ではひょうが降りやすい気象条件もそろっていたということです。
群馬県藤岡市に近い伊勢崎市では2日、日中の最高気温は30.1度と真夏日となりました。
加えて、群馬県など、関東北部にはこの時期としては強い寒気も流れ込んでいて、大気の状態が非常に不安定になっていたということです。
2022年6月3日 17時54分
上空の寒気の影響で関東や東北を中心に大気の状態が非常に不安定になっていて、局地的に激しい雷雨になっています。
大気の不安定な状態は夜遅くにかけて続く見込みで気象庁は低い土地の浸水や急な川の増水、落雷や突風、それに「ひょう」などに十分注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、3日は上空にこの時期としては強い寒気が流れ込んでいる影響で関東や東北を中心に大気の状態が非常に不安定になっています。
午後5時までの1時間に、千葉県船橋市では県が設置した雨量計で39ミリの激しい雨を観測しました。
また、各地で落雷が観測されているほか「ひょう」も降ったとみられます。
大気の非常に不安定な状態は、夜遅くにかけて続く見込みで、局地的に積乱雲が発達して激しい雷雨になる見通しです。
気象庁は、低い土地の浸水や急な川の増水、土砂災害に十分注意するよう呼びかけています。
落雷や竜巻などの激しい突風のほか「ひょう」にも十分注意が必要です。
急に冷たい風が吹いたり、あたりが暗くなったりするなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合、屋外では頑丈な建物に移動する、室内ではカーテンを閉めて窓から離れるなど、安全を確保するようにしてください。
3日午後、ひょうが降った千葉県船橋市にある東京メトロ東西線の原木中山駅ではホームの屋根に穴があく被害が出ました。
屋根はプラスチック製でところどころに直径10センチから20センチほどの穴があいていました。
3日午後4時すぎ、千葉県浦安市にある市の施設から海上を撮影した映像では、海面から空にむかって伸びる渦のようなものが左から右に移動していく様子が確認できます。
上空では雷が発生している様子も確認できます。
市によりますと、当時、海上では風が強く吹き、雨も降っていたということです。
千葉県市川市八幡にある市川市役所の周辺では3日午後4時すぎ、急に空が暗くなり、ひょうがおよそ10分間降りました。
ひょうは直径およそ10センチメートルあるものもあり、激しい音を立てて道路をうちつけていました。
周辺の道路では速度を落として走行する車や近くの建物に入って避難する人たちの姿がみられました。
市役所に避難した女性は「急に暗くなり、ひょうが降り始めたので、あわてて逃げ込みました。びっくりしました」と話していました。
「ひょう」降りやすい気象条件
気象庁によりますと「ひょう」は、発達した積乱雲の中でできる直径5ミリ以上の氷の粒で、雲の中で上昇気流に持ち上げられて漂う間に氷の粒どうしやまわりの水滴がくっつき大きくなります。
そして、上昇気流が支えきれない重さになると地上に降ってきます。
気象庁の解析では2日夕方、群馬県南部や埼玉県北部で発達した積乱雲は、高いところで上空13キロ以上に達していたとみられるということです。
上昇気流が強いため「ひょう」が降りやすく、かつ、大きくなりやすかった状況だとしています。
また、群馬県南部付近ではひょうが降りやすい気象条件もそろっていたということです。
群馬県藤岡市に近い伊勢崎市では2日、日中の最高気温は30.1度と真夏日となりました。
加えて、群馬県など、関東北部にはこの時期としては強い寒気も流れ込んでいて、大気の状態が非常に不安定になっていたということです。
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