▲「リューズを巻くときの指先に伝わってくるチリチリという感覚が本当に好き。ほかにも何本か手巻き式の時計をもっていますが、間違いなくこの時計の巻き感がいちばん気持ちいいです」
それでも「自分にはこの仕事しかない」という思いが、この場所での完全燃焼を追求させる。
「俳優の仕事って、演じているとき以外の時間も大切だと思うんです。ひとつひとつの経験、たとえば散歩したり旅をして自然と触れ合ったり、誰かとなにかを語り合ったり。そういう瞬間瞬間が演技の幅を広げてくれる。そのために自分に与えられた時間を使っているような感覚でいます。『完全燃焼できる日なんて来るのかな?』と不安に思うこともありますし、もしかしたらずっと俳優をやっていても、そんな日は来ないのかもしれません」
それでも「自分にはこの仕事しかない」という思いが、この場所での完全燃焼を追求させる。
「俳優の仕事って、演じているとき以外の時間も大切だと思うんです。ひとつひとつの経験、たとえば散歩したり旅をして自然と触れ合ったり、誰かとなにかを語り合ったり。そういう瞬間瞬間が演技の幅を広げてくれる。そのために自分に与えられた時間を使っているような感覚でいます。『完全燃焼できる日なんて来るのかな?』と不安に思うこともありますし、もしかしたらずっと俳優をやっていても、そんな日は来ないのかもしれません」
▲「俳優の仕事って、演じているとき以外の時間も大切。ひとつひとつの経験、たとえば散歩したり旅をして自然と触れ合ったり、誰かとなにかを語り合ったり。そういう瞬間瞬間が演技の幅を広げてくれます」
2001年、文学座の研究員となり、舞台で経験を積んだ。2008年からテレビ、映画に出演すると、その細やかな演技力で数々の作品において存在感を発揮。2018年はNHK連続テレビ小説『まんぷく』に出演、2020年大河ドラマ『麒麟がくる』では主役である明智光秀を演じるなど、俳優としての階段を着実に登ってきた。大河では約1年半にわたって明智を演じて、感じたことがあったという。
「それだけ長くひとつの役をやるというのは、なかなかない経験ですから、きっと終わったときはなにかを感じるんだろうなと期待していました。でも正直に言ってしまうなら、自分はやれることをすべてやれたんだろうかという不完全燃焼な感覚、むなしさのようなもののほうが大きかったんです。自分は俳優としてまだまだ未完成で、もっともっと俳優というものを突き詰めていかなければならないという気持ちが強くなりました」
2001年、文学座の研究員となり、舞台で経験を積んだ。2008年からテレビ、映画に出演すると、その細やかな演技力で数々の作品において存在感を発揮。2018年はNHK連続テレビ小説『まんぷく』に出演、2020年大河ドラマ『麒麟がくる』では主役である明智光秀を演じるなど、俳優としての階段を着実に登ってきた。大河では約1年半にわたって明智を演じて、感じたことがあったという。
「それだけ長くひとつの役をやるというのは、なかなかない経験ですから、きっと終わったときはなにかを感じるんだろうなと期待していました。でも正直に言ってしまうなら、自分はやれることをすべてやれたんだろうかという不完全燃焼な感覚、むなしさのようなもののほうが大きかったんです。自分は俳優としてまだまだ未完成で、もっともっと俳優というものを突き詰めていかなければならないという気持ちが強くなりました」
気になっていたヴィンテージウォッチを海外で探した経験もあるという長谷川だが、ひとつ問題点も抱えていた。
「手首が細くて、ケース径が32mmとか33mmのものを探すことが多かったんです。だから39mmのこの時計を見たときも最初は大きすぎるんじゃないかと思いました。でもつけてみたらすごくしっくりとくるし、手首にも馴染む。むしろこの時計に出あったことで、いまの自分にぴったりなサイズを気づかせてもらったような感じです」
「手首が細くて、ケース径が32mmとか33mmのものを探すことが多かったんです。だから39mmのこの時計を見たときも最初は大きすぎるんじゃないかと思いました。でもつけてみたらすごくしっくりとくるし、手首にも馴染む。むしろこの時計に出あったことで、いまの自分にぴったりなサイズを気づかせてもらったような感じです」
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