石川県では孤立状態の地域も 通行止めや土砂崩れ影響
2024年1月3日 19時00分
地震の影響で道路が通行できなくなるなどして、各地で孤立状態になっている地域があります。
孤立状態とみられる主な地区
石川県によりますと、県内の少なくとも3つの自治体の5つの地区で、およそ60人が孤立状態になっているということです。
道路が通れなくなるなどして孤立状態になっているのは、
▽七尾市の中島町河内地区で5世帯およそ10人、
▽穴水町の北七海地区で1世帯1人、麦ケ浦地区で20人、丸山地区で10人、
▽能登町北河内地区で16世帯20人です。
このほか輪島市と珠洲市の状況は把握できていないということで、自治体などが調査を進めています。
輪島市 珠洲市でも孤立の情報
一方、輪島市と珠洲市の住民などからは、地区が孤立状態になっているという情報がNHKに寄せられています。
それによりますと、輪島市の町野町や長井町、深見町一乗地区、珠洲市の川浦町でも道路が通れなくなるなどして孤立状態になっているということです。
このうち、輪島市長井町に家族3人で帰省した際に被災したという男性は、2日夜、友人に対し「近くの道路が地震で寸断されて孤立状態になっている。両親と合わせ5人で避難所に行ったが人が多くて入りきれず、自宅が倒壊したため車の中や農業用ハウスで寒さをしのいでいる。これからの雨が心配です」と話していたということです。
また、輪島市深見町一乗地区にいる60代の女性は、県外にいる娘に対し、「地震で道路が寸断され、地区にいるおよそ50人が孤立状態になっている。停電や電波障害が発生し、外部とのやりとりが困難で情報が入らず不安だ。地区は高齢者ばかりで厳しい寒さのなか耐えていて、単1や単3の電池、ガソリンや灯油、それに食料がなくなってきている」と話していたということです。
一方、インターネットのセキュリティーに詳しい慶応大学の武田圭史教授がSNS上に発信された情報などをもとにまとめたところ、県が公表している地区以外にも孤立を訴える声が多数、寄せられていることがわかりました。
午後4時までの情報では
▽珠洲市の三崎町、笹波町、高屋町、馬緤町、若山町、蛸島町、
▽輪島市の町野町、門前町、縄又町、狼煙町、南志見地区、鳳至町、西保地区、上山町、尊利地町、
▽穴水町、
▽能都町、
▽内灘町となっています。
武田教授はSNS上に寄せられた投稿から同じ地域で孤立の情報が複数寄せられているものや画像などを元に孤立しているとみられる地区を割り出し、自身のX(旧ツイッター)で公開しています。
これらの中にはすでに孤立が解消していたり重複していたりする可能性もあるため、最新の情報を確認したうえで支援に活用してほしいとしています。
武田教授は「今回の地震では特にSNS上に孤立を訴える人たちの声が多く寄せられているが、どうしても公的機関からの公表には時間がかかってしまう。集めた情報を被災地で支援活動にあたる人たちに活用してほしい」と話していました。
2024年1月3日 19時00分
地震の影響で道路が通行できなくなるなどして、各地で孤立状態になっている地域があります。
孤立状態とみられる主な地区
石川県によりますと、県内の少なくとも3つの自治体の5つの地区で、およそ60人が孤立状態になっているということです。
道路が通れなくなるなどして孤立状態になっているのは、
▽七尾市の中島町河内地区で5世帯およそ10人、
▽穴水町の北七海地区で1世帯1人、麦ケ浦地区で20人、丸山地区で10人、
▽能登町北河内地区で16世帯20人です。
このほか輪島市と珠洲市の状況は把握できていないということで、自治体などが調査を進めています。
輪島市 珠洲市でも孤立の情報
一方、輪島市と珠洲市の住民などからは、地区が孤立状態になっているという情報がNHKに寄せられています。
それによりますと、輪島市の町野町や長井町、深見町一乗地区、珠洲市の川浦町でも道路が通れなくなるなどして孤立状態になっているということです。
このうち、輪島市長井町に家族3人で帰省した際に被災したという男性は、2日夜、友人に対し「近くの道路が地震で寸断されて孤立状態になっている。両親と合わせ5人で避難所に行ったが人が多くて入りきれず、自宅が倒壊したため車の中や農業用ハウスで寒さをしのいでいる。これからの雨が心配です」と話していたということです。
また、輪島市深見町一乗地区にいる60代の女性は、県外にいる娘に対し、「地震で道路が寸断され、地区にいるおよそ50人が孤立状態になっている。停電や電波障害が発生し、外部とのやりとりが困難で情報が入らず不安だ。地区は高齢者ばかりで厳しい寒さのなか耐えていて、単1や単3の電池、ガソリンや灯油、それに食料がなくなってきている」と話していたということです。
一方、インターネットのセキュリティーに詳しい慶応大学の武田圭史教授がSNS上に発信された情報などをもとにまとめたところ、県が公表している地区以外にも孤立を訴える声が多数、寄せられていることがわかりました。
午後4時までの情報では
▽珠洲市の三崎町、笹波町、高屋町、馬緤町、若山町、蛸島町、
▽輪島市の町野町、門前町、縄又町、狼煙町、南志見地区、鳳至町、西保地区、上山町、尊利地町、
▽穴水町、
▽能都町、
▽内灘町となっています。
武田教授はSNS上に寄せられた投稿から同じ地域で孤立の情報が複数寄せられているものや画像などを元に孤立しているとみられる地区を割り出し、自身のX(旧ツイッター)で公開しています。
これらの中にはすでに孤立が解消していたり重複していたりする可能性もあるため、最新の情報を確認したうえで支援に活用してほしいとしています。
武田教授は「今回の地震では特にSNS上に孤立を訴える人たちの声が多く寄せられているが、どうしても公的機関からの公表には時間がかかってしまう。集めた情報を被災地で支援活動にあたる人たちに活用してほしい」と話していました。
【ライフライン 3日】石川県内 約3万3700戸が停電
2024年1月3日 13時39分
1日に石川県能登地方で震度7の揺れを観測した地震により、2日も断水や停電などライフラインへの影響が各地で続きました。
北陸電力送配電によりますと、石川県内では、3日午後1時の時点で能登地方でおよそ3万3700戸が停電しています。
▼輪島市でおよそ9400戸
▼珠洲市でおよそ7800戸
▼能登町でおよそ6200戸
▼穴水町でおよそ5400戸
▼七尾市でおよそ3900戸
▼志賀町でおよそ800戸が停電しているということです。
地震の影響による停電は2日夜までに県内ではすべて復旧しました。
新潟市や長岡市などに都市ガスを供給する「北陸ガス」によりますと、設備などに異常の情報はなく、ガスの供給は継続しています。
一方、新潟市西区を中心にガス漏れなどの被害が確認され、修理を進めています。北陸ガスはガス漏れが発生している場合や、ガスメーターの安全装置が作動しガスが出なくなっている場合があるとして、ホームページなどで手順を確認し対応してほしいと呼びかけています。
石川県によりますと、3日午前8時の時点で、県内では、少なくとも9万5000戸あまりで断水が発生しています。
輪島市でおよそ1万戸、珠洲市でおよそ4800戸、穴水町の広い範囲、能登町でおよそ6200戸、七尾市でおよそ2万1500戸、志賀町でおよそ8800戸、羽咋市でおよそ7700戸、宝達志水町でおよそ3300戸、中能登町でおよそ7000戸、かほく市でおよそ9800戸、津幡町でおよそ8700戸、内灘町でおよそ7000戸、金沢市で556戸、能美市で3戸と、あわせて14の市や町で断水が続いているということです。
白山市と加賀市では2日までに断水は解消しています。
新潟市では、3日午前10時の時点で西区の273戸で断水が現在も続いていて、市は3日も給水所を設けて住民への対応にあたることにしています。
また、佐渡市でも3日午前7時の時点で64戸で断水が起きています。このほか、長岡市では断水は起きていないものの、和島地区の合わせて1600戸余りで水がにごる被害が出ているということです。
富山県氷見市では地震の影響で市内全域で断水していましたが、宮田地区と窪地区のあわせておよそ4000世帯分は3日午前7時までに復旧したということです。
このうち窪地区の住宅では住人がたまっていた食器を洗っていました。この家に住む40代の男性は「断水が復旧してうれしいです。市の職員などが一生懸命、復旧作業にあたってくれたので大切に使いたいです」と話していました。
市内では、3日午前8時時点で、およそ1万世帯で断水が続いていて、全面復旧のめどはたっていないということです。氷見市は断水が続いている地域では濁った水が出ることがあるため、飲み水には利用しないでほしいと注意を呼びかけています。
2024年1月3日 13時39分
1日に石川県能登地方で震度7の揺れを観測した地震により、2日も断水や停電などライフラインへの影響が各地で続きました。
北陸電力送配電によりますと、石川県内では、3日午後1時の時点で能登地方でおよそ3万3700戸が停電しています。
▼輪島市でおよそ9400戸
▼珠洲市でおよそ7800戸
▼能登町でおよそ6200戸
▼穴水町でおよそ5400戸
▼七尾市でおよそ3900戸
▼志賀町でおよそ800戸が停電しているということです。
地震の影響による停電は2日夜までに県内ではすべて復旧しました。
新潟市や長岡市などに都市ガスを供給する「北陸ガス」によりますと、設備などに異常の情報はなく、ガスの供給は継続しています。
一方、新潟市西区を中心にガス漏れなどの被害が確認され、修理を進めています。北陸ガスはガス漏れが発生している場合や、ガスメーターの安全装置が作動しガスが出なくなっている場合があるとして、ホームページなどで手順を確認し対応してほしいと呼びかけています。
石川県によりますと、3日午前8時の時点で、県内では、少なくとも9万5000戸あまりで断水が発生しています。
輪島市でおよそ1万戸、珠洲市でおよそ4800戸、穴水町の広い範囲、能登町でおよそ6200戸、七尾市でおよそ2万1500戸、志賀町でおよそ8800戸、羽咋市でおよそ7700戸、宝達志水町でおよそ3300戸、中能登町でおよそ7000戸、かほく市でおよそ9800戸、津幡町でおよそ8700戸、内灘町でおよそ7000戸、金沢市で556戸、能美市で3戸と、あわせて14の市や町で断水が続いているということです。
白山市と加賀市では2日までに断水は解消しています。
新潟市では、3日午前10時の時点で西区の273戸で断水が現在も続いていて、市は3日も給水所を設けて住民への対応にあたることにしています。
また、佐渡市でも3日午前7時の時点で64戸で断水が起きています。このほか、長岡市では断水は起きていないものの、和島地区の合わせて1600戸余りで水がにごる被害が出ているということです。
富山県氷見市では地震の影響で市内全域で断水していましたが、宮田地区と窪地区のあわせておよそ4000世帯分は3日午前7時までに復旧したということです。
このうち窪地区の住宅では住人がたまっていた食器を洗っていました。この家に住む40代の男性は「断水が復旧してうれしいです。市の職員などが一生懸命、復旧作業にあたってくれたので大切に使いたいです」と話していました。
市内では、3日午前8時時点で、およそ1万世帯で断水が続いていて、全面復旧のめどはたっていないということです。氷見市は断水が続いている地域では濁った水が出ることがあるため、飲み水には利用しないでほしいと注意を呼びかけています。
地震影響 石川では孤立状態の地域も 七尾市など少なくとも60人
2024年1月3日 15時11分
地震の影響で道路が通行できなくなるなどして、各地で孤立状態になっている地域があります。
石川県によりますと、県内の少なくとも3つの自治体の5つの地区で、およそ60人が孤立状態になっているということです。
道路が通れなくなるなどして孤立状態になっているのは、
▽七尾市の中島町河内地区で5世帯およそ10人、
▽穴水町の北七海地区で1世帯1人、麦ケ浦地区で20人、丸山地区で10人、
▽能登町北河内地区で16世帯20人です。
このほか輪島市と珠洲市の状況は把握できていないということで、自治体などが調査を進めています。
また、石川県能登町によりますと、地震による土砂崩れで、北河内地区の一部が孤立状態となっているということです。当初は連絡が取れていましたが、現在は電話などがつながらないということで、詳しい状況はわかっていないということです。
輪島市 珠洲市でも孤立の情報
一方、輪島市と珠洲市の住民などからは、地区が孤立状態になっているという情報がNHKに寄せられています。
それによりますと、輪島市の町野町や長井町、深見町一乗地区、珠洲市の川浦町でも道路が通れなくなるなどして孤立状態になっているということです。
このうち輪島市長井町に家族3人で帰省した際に被災したという男性は、2日夜、友人に対し「近くの道路が地震で寸断されて孤立状態になっている。両親と合わせ5人で避難所に行ったが人が多くて入りきれず、自宅が倒壊したため車の中や農業用ハウスで寒さをしのいでいる。これからの雨が心配です」と話していたということです。
また、輪島市深見町一乗地区にいる60代の女性は、県外にいる娘に対し、「地震で道路が寸断され、地区にいるおよそ50人が孤立状態になっている。停電や電波障害が発生し、外部とのやりとりが困難で情報が入らず不安だ。地区は高齢者ばかりで厳しい寒さのなか耐えていて、単1や単3の電池、ガソリンや灯油、それに食料がなくなってきている」と話していたということです。
石川県や輪島市によりますと3日午前11時の時点で今回の地震による死者が石川県内であわせて64人確認されたということです。
市町村別では輪島市で31人、珠洲市で22人、七尾市で5人、穴水町と能登町でそれぞれ2人、羽咋市と志賀町でそれぞれ1人となっています。
また、石川県内の各地で行方不明者がいるということで、安否の確認が進められています。
石川県内のけが人は重軽傷者をあわせて304人にのぼっています。
石川県によりますと、県内では住宅が全壊または半壊した被害がこれまでに合わせて182棟に上っています。
一方、輪島市や珠洲市、能登町では倒壊した家屋が多数確認されているものの、全体状況は把握できていないとしています。
石川県によりますと3日午前8時までに県内で確認された住宅の被害は、▽金沢市で全壊が4棟、
▽七尾市で全壊が102棟、
▽羽咋市で全壊が15棟、
▽志賀町で全壊が8棟、半壊が15棟、一部破損が16棟、床上浸水が6棟、床下浸水が5棟、
▽宝達志水町では全壊が1棟、
▽中能登町では全壊が16棟、半壊が5棟、一部破損が12棟、
▽穴水町で全壊または半壊が16棟となっています。
このほか輪島市と珠洲市、能登町では倒壊した家屋が多数確認されているものの、被害の全体状況は把握できていないということです。
3日朝に行われた石川県の災害対策本部会議で、能登地方の市長や町長はオンラインで出席し、状況を報告しました。このうち珠洲市の泉谷市長は「対応できていない救助要請は72件に上っているので、人命救助を最優先にしてほしい。避難所のトイレも限界で至急仮設トイレが必要だ」と述べました。
これに対し国や県は、かほく市には130基の仮設トイレをすでに輸送していて今後、どの自治体に設置するかなどを検討すると回答しました。ほかの市や町からは支援物資が不足していて特に市街地以外の道路が寸断された場所に届けるのが難しいと報告があったのに対し、県や消防などは船は地震の影響で水深が浅くなっていること、ヘリコプターは悪天候がそれぞれ課題となっていて調整を行っているとしました。
一方、14の市や町で断水が続いていますが、3日からすべての市と町で給水活動が始まる予定だということです。馳知事は「能登はもともと人が少なく道路も狭い地域で支援の難しさが増しているが、関係機関が連携して物資を届けたい」と述べました。
2024年1月3日 15時11分
地震の影響で道路が通行できなくなるなどして、各地で孤立状態になっている地域があります。
石川県によりますと、県内の少なくとも3つの自治体の5つの地区で、およそ60人が孤立状態になっているということです。
道路が通れなくなるなどして孤立状態になっているのは、
▽七尾市の中島町河内地区で5世帯およそ10人、
▽穴水町の北七海地区で1世帯1人、麦ケ浦地区で20人、丸山地区で10人、
▽能登町北河内地区で16世帯20人です。
このほか輪島市と珠洲市の状況は把握できていないということで、自治体などが調査を進めています。
また、石川県能登町によりますと、地震による土砂崩れで、北河内地区の一部が孤立状態となっているということです。当初は連絡が取れていましたが、現在は電話などがつながらないということで、詳しい状況はわかっていないということです。
輪島市 珠洲市でも孤立の情報
一方、輪島市と珠洲市の住民などからは、地区が孤立状態になっているという情報がNHKに寄せられています。
それによりますと、輪島市の町野町や長井町、深見町一乗地区、珠洲市の川浦町でも道路が通れなくなるなどして孤立状態になっているということです。
このうち輪島市長井町に家族3人で帰省した際に被災したという男性は、2日夜、友人に対し「近くの道路が地震で寸断されて孤立状態になっている。両親と合わせ5人で避難所に行ったが人が多くて入りきれず、自宅が倒壊したため車の中や農業用ハウスで寒さをしのいでいる。これからの雨が心配です」と話していたということです。
また、輪島市深見町一乗地区にいる60代の女性は、県外にいる娘に対し、「地震で道路が寸断され、地区にいるおよそ50人が孤立状態になっている。停電や電波障害が発生し、外部とのやりとりが困難で情報が入らず不安だ。地区は高齢者ばかりで厳しい寒さのなか耐えていて、単1や単3の電池、ガソリンや灯油、それに食料がなくなってきている」と話していたということです。
石川県や輪島市によりますと3日午前11時の時点で今回の地震による死者が石川県内であわせて64人確認されたということです。
市町村別では輪島市で31人、珠洲市で22人、七尾市で5人、穴水町と能登町でそれぞれ2人、羽咋市と志賀町でそれぞれ1人となっています。
また、石川県内の各地で行方不明者がいるということで、安否の確認が進められています。
石川県内のけが人は重軽傷者をあわせて304人にのぼっています。
石川県によりますと、県内では住宅が全壊または半壊した被害がこれまでに合わせて182棟に上っています。
一方、輪島市や珠洲市、能登町では倒壊した家屋が多数確認されているものの、全体状況は把握できていないとしています。
石川県によりますと3日午前8時までに県内で確認された住宅の被害は、▽金沢市で全壊が4棟、
▽七尾市で全壊が102棟、
▽羽咋市で全壊が15棟、
▽志賀町で全壊が8棟、半壊が15棟、一部破損が16棟、床上浸水が6棟、床下浸水が5棟、
▽宝達志水町では全壊が1棟、
▽中能登町では全壊が16棟、半壊が5棟、一部破損が12棟、
▽穴水町で全壊または半壊が16棟となっています。
このほか輪島市と珠洲市、能登町では倒壊した家屋が多数確認されているものの、被害の全体状況は把握できていないということです。
3日朝に行われた石川県の災害対策本部会議で、能登地方の市長や町長はオンラインで出席し、状況を報告しました。このうち珠洲市の泉谷市長は「対応できていない救助要請は72件に上っているので、人命救助を最優先にしてほしい。避難所のトイレも限界で至急仮設トイレが必要だ」と述べました。
これに対し国や県は、かほく市には130基の仮設トイレをすでに輸送していて今後、どの自治体に設置するかなどを検討すると回答しました。ほかの市や町からは支援物資が不足していて特に市街地以外の道路が寸断された場所に届けるのが難しいと報告があったのに対し、県や消防などは船は地震の影響で水深が浅くなっていること、ヘリコプターは悪天候がそれぞれ課題となっていて調整を行っているとしました。
一方、14の市や町で断水が続いていますが、3日からすべての市と町で給水活動が始まる予定だということです。馳知事は「能登はもともと人が少なく道路も狭い地域で支援の難しさが増しているが、関係機関が連携して物資を届けたい」と述べました。
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