蜜蜂とゼウス
蜜蜂は人間に蜂蜜をとられてしまうのが、忌々しくてたまりませんでした。
そこでゼウスの神のところへいって、
「蜂蜜に手を出すものを、針で刺し殺すことが出来るようにして下さい」
と、お願いしました。
ゼウスは蜜蜂の考え方は虫が良過ぎると思ったので、それからは、蜜蜂が針で誰かを刺したら、それきり針が折れて死んでしまうというように決めてしまいました。
このお話しは、自分もひどい目にあうことを承知の上で、それでも、相手をひどい目にあわせたいと考える、執念深い人に当て嵌まります。
#我的人间烟火爆了吗##互联网创业##五行#
蜜蜂和宙斯
蜜蜂对于人类把蜂蜜采走,恨得不行。
于是就去宙斯那里求他:“请让我可以用针杀死偷蜂蜜的人。”
宙斯觉得蜜蜂的想法太自私了,就决定从此蜜蜂要是用针蛰谁,立刻针就会断,蜜蜂也会死掉。
这个故事适用于那些,即使知道自己会因此而不幸也要让对方遭受不幸的记仇的人。
蜜蜂は人間に蜂蜜をとられてしまうのが、忌々しくてたまりませんでした。
そこでゼウスの神のところへいって、
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と、お願いしました。
ゼウスは蜜蜂の考え方は虫が良過ぎると思ったので、それからは、蜜蜂が針で誰かを刺したら、それきり針が折れて死んでしまうというように決めてしまいました。
このお話しは、自分もひどい目にあうことを承知の上で、それでも、相手をひどい目にあわせたいと考える、執念深い人に当て嵌まります。
#我的人间烟火爆了吗##互联网创业##五行#
蜜蜂和宙斯
蜜蜂对于人类把蜂蜜采走,恨得不行。
于是就去宙斯那里求他:“请让我可以用针杀死偷蜂蜜的人。”
宙斯觉得蜜蜂的想法太自私了,就决定从此蜜蜂要是用针蛰谁,立刻针就会断,蜜蜂也会死掉。
这个故事适用于那些,即使知道自己会因此而不幸也要让对方遭受不幸的记仇的人。
今日のブランチ、アイスクリームとコーヒー、そして昨夜の特上ちらし
夕べT先生と相談して、今日は大先生のお誕生日だからチャットグループに祝福のメッセージを送ろうと。結局今日になったら、そのことは一向に思い出せない。早朝から、大先生がチャットグループで、ご家族が来日する際にはくれぐれも私へのプレゼントを買わないように、と念押している。それでもお誕生日の件は思い出せなかった。その後の張先生のお祝いのメッセージを見るまでは。ここまで記憶力が衰えてしまったのか、本当にショックでならない。
大先生とのご縁を遡ると、初めて大先生の理念に心を打たれたのは確か、12年の同済大学のシンポジウムでの大先生による誤用・コーパスに関するご講演だった。その後、大先生は上海外国語大学に招かれてなされた講演にも、私は授業の合間に駆けつけた。講演後、大先生は「まさに教祖のような存在」とSNSでの投稿は今もまざまざと鮮明に覚えている。長年にわたり、大先生は学者として指導者としての器量を発揮され、数多くの学生・後進・学者に貢献されてきた。大先生が手を差し伸べてくれたことで成長でき、あるいは迷いや悩みを拭い取れ、再び研究の道を前へ進むことができた人はどれほどいるのであろうか。これも国境を超えて多くの人に慕われている所以である。大先生はまさに中日言語学会における教祖ごとき存在である。
あれからというもの、私は大先生企画実施のさまざまなシンポジウムに参加し、ご創設の誤用学会にも加入した。そして名ばかりのところが多いのだけれど、重要な役割を果たすポストをも務めてきた。
その間、学問の面において大先生から厳しくかつ心こもったご鞭撻をいただいた。ときには納得がいかず、メールのやりとりを通じて大先生と議論を繰り広げることもあったが、その大半はだいぶ時間が経った後、自分が冷静になってゆっくりと大先生のおっしゃることを噛み締めて考えているうちに、まさにその通りだなあとその真意をじわじわと理解していき、最終的には腑に落ちるものだった。
大先生に出会ってから11年。さまざまな面でお世話になりっぱなしである。以前は学問の面で助けていただくことが多く、プライベートな面では、学会の間にあった雑談などを通じてしか触れ合いがなかった。いつも摩訶不思議に思うのは、お目にかかるまではあれほど緊張していたのに、一旦お目にかかったら、緊張がどこかに吹っ飛んで、何でも腹を割って話せることである。大先生は誰に対しても真心で接して、親身になって相手のことを考えているからなのではと思う。ここ半年、学術の場だけでなく、プライベートにも大先生と接触することが一気に増えた。そんな中で、権威としての学識を有する師としての大先生には自分がほど遠いことを改めて思い知らせると同時に、ご自分には厳しく、一旦決めたことに関しては何十年も理性で貫き通しているといった非人類的な一面がある一方で、他人には親切で優しい、奉仕精神と人間味に溢れた大先生に心が寄りやすいこともしみじみと実感できている。大先生のしてくださったことは決してことばで言い表せないほどである。いくら感謝しても感謝しきれない。物欲がない世俗を超越した大先生にはそもそも感謝のしようもない。
大先生に出会えて本当に良かった。60億もおびただしい人間の中で大先生に出会わせてくださり、大先生の目に留めてくださった神さまには、感謝の一言しかない。我が師、我が友、我が人生の道しるべよ、いつまでもご健康でいられますようにただただ願うばかりである。
夕べT先生と相談して、今日は大先生のお誕生日だからチャットグループに祝福のメッセージを送ろうと。結局今日になったら、そのことは一向に思い出せない。早朝から、大先生がチャットグループで、ご家族が来日する際にはくれぐれも私へのプレゼントを買わないように、と念押している。それでもお誕生日の件は思い出せなかった。その後の張先生のお祝いのメッセージを見るまでは。ここまで記憶力が衰えてしまったのか、本当にショックでならない。
大先生とのご縁を遡ると、初めて大先生の理念に心を打たれたのは確か、12年の同済大学のシンポジウムでの大先生による誤用・コーパスに関するご講演だった。その後、大先生は上海外国語大学に招かれてなされた講演にも、私は授業の合間に駆けつけた。講演後、大先生は「まさに教祖のような存在」とSNSでの投稿は今もまざまざと鮮明に覚えている。長年にわたり、大先生は学者として指導者としての器量を発揮され、数多くの学生・後進・学者に貢献されてきた。大先生が手を差し伸べてくれたことで成長でき、あるいは迷いや悩みを拭い取れ、再び研究の道を前へ進むことができた人はどれほどいるのであろうか。これも国境を超えて多くの人に慕われている所以である。大先生はまさに中日言語学会における教祖ごとき存在である。
あれからというもの、私は大先生企画実施のさまざまなシンポジウムに参加し、ご創設の誤用学会にも加入した。そして名ばかりのところが多いのだけれど、重要な役割を果たすポストをも務めてきた。
その間、学問の面において大先生から厳しくかつ心こもったご鞭撻をいただいた。ときには納得がいかず、メールのやりとりを通じて大先生と議論を繰り広げることもあったが、その大半はだいぶ時間が経った後、自分が冷静になってゆっくりと大先生のおっしゃることを噛み締めて考えているうちに、まさにその通りだなあとその真意をじわじわと理解していき、最終的には腑に落ちるものだった。
大先生に出会ってから11年。さまざまな面でお世話になりっぱなしである。以前は学問の面で助けていただくことが多く、プライベートな面では、学会の間にあった雑談などを通じてしか触れ合いがなかった。いつも摩訶不思議に思うのは、お目にかかるまではあれほど緊張していたのに、一旦お目にかかったら、緊張がどこかに吹っ飛んで、何でも腹を割って話せることである。大先生は誰に対しても真心で接して、親身になって相手のことを考えているからなのではと思う。ここ半年、学術の場だけでなく、プライベートにも大先生と接触することが一気に増えた。そんな中で、権威としての学識を有する師としての大先生には自分がほど遠いことを改めて思い知らせると同時に、ご自分には厳しく、一旦決めたことに関しては何十年も理性で貫き通しているといった非人類的な一面がある一方で、他人には親切で優しい、奉仕精神と人間味に溢れた大先生に心が寄りやすいこともしみじみと実感できている。大先生のしてくださったことは決してことばで言い表せないほどである。いくら感謝しても感謝しきれない。物欲がない世俗を超越した大先生にはそもそも感謝のしようもない。
大先生に出会えて本当に良かった。60億もおびただしい人間の中で大先生に出会わせてくださり、大先生の目に留めてくださった神さまには、感謝の一言しかない。我が師、我が友、我が人生の道しるべよ、いつまでもご健康でいられますようにただただ願うばかりである。
災害「共助」活動での死亡 20年余で11人 “慎重に考えるべき”
2023年7月7日 11時10分
災害時に地域で助け合う「共助」と呼ばれる活動中に、土砂災害や洪水に巻き込まれて死亡するケースがこの20年余りで少なくとも11人に上っているとみられることが、専門家の調査で分かりました。分析した専門家は「共助の活動自体は重要で、助けに行く気持ちはよく理解できる。ただ、自分の命を危険さらにしてまで助けに行くことについては慎重に考えるべきだ」と指摘しています。
2018年の西日本豪雨で大規模な浸水被害となった岡山県倉敷市真備町では、当時71歳の自治会長の男性が車に取り残された地域の人を助けに向かったあとに亡くなり、洪水に巻き込まれたとみられています。
静岡大学の牛山素行教授は、1999年以降に豪雨や台風などの災害時に犠牲となった1500人余りについて、報道された内容などをもとに分析しました。
その結果、九州や四国、東北などで発生した少なくとも9つの災害で、11人が地域の住民を助けに行ったり、避難誘導したりする「共助」の活動中に命を落としていたとみられることが分かりました。
中には、
▽土砂崩れで家から出られなくなった人を助けようとした隣の家の住民が再び起きた土砂崩れに巻き込まれたり
▽特別警報が出るなか1人暮らしの高齢者に頼まれて家に向かったとみられる民生委員が自宅近くの用水路で亡くなっていたケースもありました。
西日本豪雨以降の5年間は、2020年を除いて毎年、共助の活動中に犠牲となるいわば「共助死」が起きていて、6月も記録的な大雨となった和歌山県で近所に住む女性の避難を手伝おうとしていたとみられる男性が冠水した道路で流され亡くなっています。
西日本豪雨で“共助死”した町内会長
西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町で共助の活動中に亡くなったとみられる高本健吾さん(71)は10年以上、地域の町内会長を務めていました。
高本さんの町内会では当時73世帯が暮らし、多くが豪雨で自宅が全壊する被害を受けました。
同じ地域に住む山田久さん(68)によりますと、2018年7月7日の午前1時ごろ、高台にある集会所に高本さんを含む5人ほどが避難し、ほかの住民にも電話で避難を呼びかけていました。
降り続いた雨の影響で地域の東側を流れる川ではすでに堤防が決壊するなどしていて、集会所の付近では数センチ程度の浸水が始まっていたということです。
そして午前1時半ごろに高本さんの携帯電話が鳴り、話を終えると高本さんはひとりで自動車に乗って急いで出て行ったということです。
このころには南側にある別の川からも出水が確認され、真備町の広い範囲に避難指示が出されていました。
高本さんが集会所を出てからおよそ10分後、集会所にいた山田さんに高本さんから「車の中に人がいる。このままだと水没して死んでしまう。いますぐ数人で出てきてほしい」と電話がありました。
山田さんはすぐに歩いて現場へ向かいましたが、数センチほどだった集会所付近の水位はひざ下あたりまで上昇していました。
さらに先へ数十メートルほど進むと、水はさらに深く胸の高さほどにまでなり、それ以上進むことはできませんでした。
高本さんからは2回にわたり「何とか助けたいから早く来てほしい」とか「もうだめだ。死んでしまう」などと電話がありましたが、会話の途中で切れてしまい、その後はつながらなくなったということです。
高本さんは2日後に近くで遺体で見つかりました。
山田久さんは「高本さんは誰よりも地域のことを大切にしている、責任感の強い人だったからこそ助けに向かったのだと思います。浸水のスピードがあれほど早いということがわかっていたら、救助に向かおうとする高本さんのことを絶対に止めていました。浸水が発生している中で人を助けに行こうとすることは危険なことだと思います」と話していました。
“共助死”防ぐ模索「みずからの安全確保を最優先」
「共助」の活動中に犠牲となる「共助死」を防ごうと、地域では模索が始まっています。
長崎県西海市ではおととし、1人暮らしのお年寄りから「怖いから来てほしい」と頼まれた民生委員の女性が、用水路の近くでお年寄りとともに死亡しているのが見つかりました。
市によると、女性は車で様子を確認しに行った際に被害にあったとみられています。
これを受けて、市の民生委員でつくる団体は、注意喚起のための文書を新たに作成しました。
それには「民生委員・児童委員の職務は人命救助ではない」と明記され、危険を感じたら活動を中止してみずからの安全確保を最優先することを求めています。
この団体は6月、本格的な大雨のシーズンを前に文書を民生委員一人一人に配布しました。
西海市民生委員児童委員協議会連合会の坂本純敏会長は「地域のために頑張りたいという思いを持って活動している、責任感の強い人が多いです。被害を繰り返さないために、その思いをしっかりと理解しながら、災害時には自分の命を守ることを第一に考えてくださいと呼びかけ続けていかなければいけないと考えています」と話していました。
このほか、西海市では自治会長など自主防災組織を運営する人に対しても、市の防災担当者が地区の研修などの機会を活用して身の安全の確保を最優先に活動するよう呼びかけています。
西海市総務部の山下八郎地域防災マネージャーは「災害時の活動で、最も気をつけなければいけないことは、助けに行った人などが巻き込まれる二次被害だと思っています。自治体から避難の情報が出される前に、自治会長や民生委員の方々には住民に早めの避難を呼びかけていただき、情報が出たら率先して避難してもらうようお願いしています」と話していました。
専門家「まずは自分自身の命を守らなければ」
豪雨災害に詳しい静岡大学の牛山素行教授は「共助の活動自体はとても重要で、助けに行く気持ちはよく理解できる。ただ、自分の命を危険さらにしてまで助けに行くことについては慎重に考えるべきだ。大雨警戒レベル4の『避難指示』以上の状況になった際にはみずからの安全を最優先に考え助けに行くのは見合わせてほしい」と指摘しています。
そのうえで、助けに行くことが難しい場合にできることとして「それぞれの地域の災害リスクや暮らし方などを踏まえて、電話で対応を伝えるなどできることはある。例えば2020年7月の豪雨で熊本県人吉市の消防が119番通報を受けた際に『救助に行くのは難しい状況だが、浮きそうな物につかまって』などと安全を確保するための方法を伝えていた。雨などの状況によっては助けに行くことができない場合があるとお互いが理解し、私たち一人一人がまずは自分自身の命を守らなきゃいけないことを頭に入れてくことが重要だ」と話しています。
2023年7月7日 11時10分
災害時に地域で助け合う「共助」と呼ばれる活動中に、土砂災害や洪水に巻き込まれて死亡するケースがこの20年余りで少なくとも11人に上っているとみられることが、専門家の調査で分かりました。分析した専門家は「共助の活動自体は重要で、助けに行く気持ちはよく理解できる。ただ、自分の命を危険さらにしてまで助けに行くことについては慎重に考えるべきだ」と指摘しています。
2018年の西日本豪雨で大規模な浸水被害となった岡山県倉敷市真備町では、当時71歳の自治会長の男性が車に取り残された地域の人を助けに向かったあとに亡くなり、洪水に巻き込まれたとみられています。
静岡大学の牛山素行教授は、1999年以降に豪雨や台風などの災害時に犠牲となった1500人余りについて、報道された内容などをもとに分析しました。
その結果、九州や四国、東北などで発生した少なくとも9つの災害で、11人が地域の住民を助けに行ったり、避難誘導したりする「共助」の活動中に命を落としていたとみられることが分かりました。
中には、
▽土砂崩れで家から出られなくなった人を助けようとした隣の家の住民が再び起きた土砂崩れに巻き込まれたり
▽特別警報が出るなか1人暮らしの高齢者に頼まれて家に向かったとみられる民生委員が自宅近くの用水路で亡くなっていたケースもありました。
西日本豪雨以降の5年間は、2020年を除いて毎年、共助の活動中に犠牲となるいわば「共助死」が起きていて、6月も記録的な大雨となった和歌山県で近所に住む女性の避難を手伝おうとしていたとみられる男性が冠水した道路で流され亡くなっています。
西日本豪雨で“共助死”した町内会長
西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町で共助の活動中に亡くなったとみられる高本健吾さん(71)は10年以上、地域の町内会長を務めていました。
高本さんの町内会では当時73世帯が暮らし、多くが豪雨で自宅が全壊する被害を受けました。
同じ地域に住む山田久さん(68)によりますと、2018年7月7日の午前1時ごろ、高台にある集会所に高本さんを含む5人ほどが避難し、ほかの住民にも電話で避難を呼びかけていました。
降り続いた雨の影響で地域の東側を流れる川ではすでに堤防が決壊するなどしていて、集会所の付近では数センチ程度の浸水が始まっていたということです。
そして午前1時半ごろに高本さんの携帯電話が鳴り、話を終えると高本さんはひとりで自動車に乗って急いで出て行ったということです。
このころには南側にある別の川からも出水が確認され、真備町の広い範囲に避難指示が出されていました。
高本さんが集会所を出てからおよそ10分後、集会所にいた山田さんに高本さんから「車の中に人がいる。このままだと水没して死んでしまう。いますぐ数人で出てきてほしい」と電話がありました。
山田さんはすぐに歩いて現場へ向かいましたが、数センチほどだった集会所付近の水位はひざ下あたりまで上昇していました。
さらに先へ数十メートルほど進むと、水はさらに深く胸の高さほどにまでなり、それ以上進むことはできませんでした。
高本さんからは2回にわたり「何とか助けたいから早く来てほしい」とか「もうだめだ。死んでしまう」などと電話がありましたが、会話の途中で切れてしまい、その後はつながらなくなったということです。
高本さんは2日後に近くで遺体で見つかりました。
山田久さんは「高本さんは誰よりも地域のことを大切にしている、責任感の強い人だったからこそ助けに向かったのだと思います。浸水のスピードがあれほど早いということがわかっていたら、救助に向かおうとする高本さんのことを絶対に止めていました。浸水が発生している中で人を助けに行こうとすることは危険なことだと思います」と話していました。
“共助死”防ぐ模索「みずからの安全確保を最優先」
「共助」の活動中に犠牲となる「共助死」を防ごうと、地域では模索が始まっています。
長崎県西海市ではおととし、1人暮らしのお年寄りから「怖いから来てほしい」と頼まれた民生委員の女性が、用水路の近くでお年寄りとともに死亡しているのが見つかりました。
市によると、女性は車で様子を確認しに行った際に被害にあったとみられています。
これを受けて、市の民生委員でつくる団体は、注意喚起のための文書を新たに作成しました。
それには「民生委員・児童委員の職務は人命救助ではない」と明記され、危険を感じたら活動を中止してみずからの安全確保を最優先することを求めています。
この団体は6月、本格的な大雨のシーズンを前に文書を民生委員一人一人に配布しました。
西海市民生委員児童委員協議会連合会の坂本純敏会長は「地域のために頑張りたいという思いを持って活動している、責任感の強い人が多いです。被害を繰り返さないために、その思いをしっかりと理解しながら、災害時には自分の命を守ることを第一に考えてくださいと呼びかけ続けていかなければいけないと考えています」と話していました。
このほか、西海市では自治会長など自主防災組織を運営する人に対しても、市の防災担当者が地区の研修などの機会を活用して身の安全の確保を最優先に活動するよう呼びかけています。
西海市総務部の山下八郎地域防災マネージャーは「災害時の活動で、最も気をつけなければいけないことは、助けに行った人などが巻き込まれる二次被害だと思っています。自治体から避難の情報が出される前に、自治会長や民生委員の方々には住民に早めの避難を呼びかけていただき、情報が出たら率先して避難してもらうようお願いしています」と話していました。
専門家「まずは自分自身の命を守らなければ」
豪雨災害に詳しい静岡大学の牛山素行教授は「共助の活動自体はとても重要で、助けに行く気持ちはよく理解できる。ただ、自分の命を危険さらにしてまで助けに行くことについては慎重に考えるべきだ。大雨警戒レベル4の『避難指示』以上の状況になった際にはみずからの安全を最優先に考え助けに行くのは見合わせてほしい」と指摘しています。
そのうえで、助けに行くことが難しい場合にできることとして「それぞれの地域の災害リスクや暮らし方などを踏まえて、電話で対応を伝えるなどできることはある。例えば2020年7月の豪雨で熊本県人吉市の消防が119番通報を受けた際に『救助に行くのは難しい状況だが、浮きそうな物につかまって』などと安全を確保するための方法を伝えていた。雨などの状況によっては助けに行くことができない場合があるとお互いが理解し、私たち一人一人がまずは自分自身の命を守らなきゃいけないことを頭に入れてくことが重要だ」と話しています。
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