トンガ噴火の津波注意報 “今考えると逃げるべきだった” 宮城
2022年1月23日
東日本大震災で被災し、浸水した地域に住み続ける人も、地震がなかった今回は、避難するという判断ができなかったといいます。
東松島市の海岸からおよそ450メートルの所に住む二宮敏美さん(64)は、東日本大震災の津波で自宅の1階が浸水し、その後修理して、妻の弥生さん(62)と暮らしています。
敏美さんは、津波で一緒に住んでいた家族を亡くしました。
震災のあとも、たびたび大きな地震があり、津波警報や注意報が出ましたが、必ず高台に逃げていたといいます。
今月16日未明、二宮さん夫婦は寝ているときに親族から電話があり、津波注意報に気付きました。東松島市に避難指示が出ていることもテレビで確認しましたが、敏美さんは「心配ない」と判断し、起きて10分ほどで再び寝たといいます。
理由について敏美さんは、「地震が起きて津波が来るというのは体が覚えているが、地震がなくて津波だけだったので『本当なの?』と疑問に思ったところはある。結果的に被害はなかったが、今考えると逃げるべきだったかなと思います」と話していました。
一方、弥生さんは、家族や知人と連絡を取りながら朝までテレビを見て情報を集めていましたが、避難行動には移りませんでした。
弥生さんは当時について、「気象庁の説明を聞いても何が言いたいのか分からなくて理解できなかった。トンガと言われても、そんな遠くで火山が爆発してここまで来るのかという思いもありました」と振り返っていました。
県内沿岸では、この11年近くで復興工事が進み、数十年から百数十年に一度程度の津波を防ぐとされる防潮堤や堤防が整備されています。
弥生さんは、「震災から10年たって、当時よりも油断したわけではないが、防潮堤が整備されたことで安心感もあったかもしれない」と話していました。
東松島市長「避難指示が空振りと受け止められないよう注意」
沿岸部に住む933人に避難指示を出し、最大で12人が避難した宮城県東松島市では、大きな被害がなかった今回、空振りと受け止められないように注意しなければならないとしています。
当時、市の災害対策本部で陣頭指揮に当たった東松島市の渥美巖市長が取材に答えました。
津波注意報で避難指示を出したことについて渥美市長は、「空振り覚悟で判断しているが、適切に避難を促すのが市長の責任なので、迷うところがある。津波は大小あるが、最悪を想定して高いところに逃げてくださいというのが自分の役割だと思う」と述べ、最悪の事態を想定した判断だったと振り返りました。
そのうえで、人の被害などがなかった今回、避難しなかった沿岸の人たちに空振りだったと受け止められないか、注意しなければならないとしています。
渥美市長は、「東日本大震災の時は、過去の津波注意報で避難を呼びかけたものの大きな被害がなかったことなどから、気が緩み、逃げずに命を落とした人もいた。今後も避難情報を周知していくが、自分の家の地理的状況なども考えながら、個人個人が避難の必要性を判断してほしい」と話していました。
【専門家「何が起きるか分からない状況では より危険と判断を」】
今回の津波では、気象庁が発表する情報を一転させるなど、予測が難しい中で避難を迫られました。
専門家は、「何が起きるか分からない状況では、より危険なことが起きると判断してほしかった」として、対象の住民は避難行動に移るべきだったと指摘しています。
南太平洋 トンガの海底火山で日本時間の今月15日に発生した大規模な噴火で、気象庁は午後7時すぎに「多少の潮位の変化があるかもしれないものの被害の心配はない」と発表しました。
しかしその後、国内各地の観測点で大きな潮位の変化が捉えられ、気象庁は16日未明に、北海道から沖縄県の広い範囲に津波警報や注意報を発表しました。
避難する人が少なかったことについて東北大学災害科学国際研究所の佐藤翔輔准教授は、「詳しい観測データがなく、予測の技術も十分ではなかった。何が起きるか分からない状況だったので、より危険なことが起きると判断して行動してほしかった」と振り返りました。
津波注意報で合わせて8万8000人余りに避難指示を出した各自治体の判断についても、「より危険だと判断して情報を出し、避難対象の範囲を広げたのは適切だった」と話しています。
一方、自治体の担当者の中には、すでに津波が到達していたことや路面が凍結していたことなどから、避難の呼びかけ方に課題を感じたという声もありました。
こうした声について佐藤准教授は、「違う場所へ避難すべきか、高いところへ行くべきかなどの判断は家族ごと、個人ごとに違う。避難指示を出したあと、自治体は避難所の混雑状況や津波の観測情報など、住民の判断に必要な情報を細かく出すことが大事だ」と話していました。
2022年1月23日
東日本大震災で被災し、浸水した地域に住み続ける人も、地震がなかった今回は、避難するという判断ができなかったといいます。
東松島市の海岸からおよそ450メートルの所に住む二宮敏美さん(64)は、東日本大震災の津波で自宅の1階が浸水し、その後修理して、妻の弥生さん(62)と暮らしています。
敏美さんは、津波で一緒に住んでいた家族を亡くしました。
震災のあとも、たびたび大きな地震があり、津波警報や注意報が出ましたが、必ず高台に逃げていたといいます。
今月16日未明、二宮さん夫婦は寝ているときに親族から電話があり、津波注意報に気付きました。東松島市に避難指示が出ていることもテレビで確認しましたが、敏美さんは「心配ない」と判断し、起きて10分ほどで再び寝たといいます。
理由について敏美さんは、「地震が起きて津波が来るというのは体が覚えているが、地震がなくて津波だけだったので『本当なの?』と疑問に思ったところはある。結果的に被害はなかったが、今考えると逃げるべきだったかなと思います」と話していました。
一方、弥生さんは、家族や知人と連絡を取りながら朝までテレビを見て情報を集めていましたが、避難行動には移りませんでした。
弥生さんは当時について、「気象庁の説明を聞いても何が言いたいのか分からなくて理解できなかった。トンガと言われても、そんな遠くで火山が爆発してここまで来るのかという思いもありました」と振り返っていました。
県内沿岸では、この11年近くで復興工事が進み、数十年から百数十年に一度程度の津波を防ぐとされる防潮堤や堤防が整備されています。
弥生さんは、「震災から10年たって、当時よりも油断したわけではないが、防潮堤が整備されたことで安心感もあったかもしれない」と話していました。
東松島市長「避難指示が空振りと受け止められないよう注意」
沿岸部に住む933人に避難指示を出し、最大で12人が避難した宮城県東松島市では、大きな被害がなかった今回、空振りと受け止められないように注意しなければならないとしています。
当時、市の災害対策本部で陣頭指揮に当たった東松島市の渥美巖市長が取材に答えました。
津波注意報で避難指示を出したことについて渥美市長は、「空振り覚悟で判断しているが、適切に避難を促すのが市長の責任なので、迷うところがある。津波は大小あるが、最悪を想定して高いところに逃げてくださいというのが自分の役割だと思う」と述べ、最悪の事態を想定した判断だったと振り返りました。
そのうえで、人の被害などがなかった今回、避難しなかった沿岸の人たちに空振りだったと受け止められないか、注意しなければならないとしています。
渥美市長は、「東日本大震災の時は、過去の津波注意報で避難を呼びかけたものの大きな被害がなかったことなどから、気が緩み、逃げずに命を落とした人もいた。今後も避難情報を周知していくが、自分の家の地理的状況なども考えながら、個人個人が避難の必要性を判断してほしい」と話していました。
【専門家「何が起きるか分からない状況では より危険と判断を」】
今回の津波では、気象庁が発表する情報を一転させるなど、予測が難しい中で避難を迫られました。
専門家は、「何が起きるか分からない状況では、より危険なことが起きると判断してほしかった」として、対象の住民は避難行動に移るべきだったと指摘しています。
南太平洋 トンガの海底火山で日本時間の今月15日に発生した大規模な噴火で、気象庁は午後7時すぎに「多少の潮位の変化があるかもしれないものの被害の心配はない」と発表しました。
しかしその後、国内各地の観測点で大きな潮位の変化が捉えられ、気象庁は16日未明に、北海道から沖縄県の広い範囲に津波警報や注意報を発表しました。
避難する人が少なかったことについて東北大学災害科学国際研究所の佐藤翔輔准教授は、「詳しい観測データがなく、予測の技術も十分ではなかった。何が起きるか分からない状況だったので、より危険なことが起きると判断して行動してほしかった」と振り返りました。
津波注意報で合わせて8万8000人余りに避難指示を出した各自治体の判断についても、「より危険だと判断して情報を出し、避難対象の範囲を広げたのは適切だった」と話しています。
一方、自治体の担当者の中には、すでに津波が到達していたことや路面が凍結していたことなどから、避難の呼びかけ方に課題を感じたという声もありました。
こうした声について佐藤准教授は、「違う場所へ避難すべきか、高いところへ行くべきかなどの判断は家族ごと、個人ごとに違う。避難指示を出したあと、自治体は避難所の混雑状況や津波の観測情報など、住民の判断に必要な情報を細かく出すことが大事だ」と話していました。
【WEB】FAST #中川大志#
“やったことのない役”
“やったことのない仕事”
“会ったことのない人に会う”
初めてのことを沢山やりたい
俳優としての多忙な毎日を送る中で、釣りやゴルフといった趣味にも熱中するなど、とにかくアクティブな印象の中川さん。そんな彼が今、ハマっているものや休みの時にやりたい事、そしてもし1ヶ月休みがあったら何をしたいか、などなどパーソナルな内容をインタビュー。これまで意外と知られることのなかった、素の中川さんの姿に迫りました。
中川さんはゴルフと釣りのイメージが強くあります。特にゴルフはプロ級だとか。
誰が言ったんですか(笑)。全然そんなことはないです。今回の大河ドラマにもゴルフをされている方が多くて、現場でも小栗さんとか大泉さんとかとよく話していますね。
ゴルフのどういったところが楽しいですか?
外の空気を吸うだけでリフレッシュできるので。外に出るのが好きなんですよ。釣りもそうですし。普段は携帯を見たり、パソコンを見たりであまり遠くを見ることってない。ゴルフや釣りをやっていると、遠くみてなかったんだなって気付かされるんですよね。
釣りでも小型船舶免許を持っているなど、趣味へののめり込み方が凄いです!
凝り性なんでしょうね(笑)。船舶免許は川や湖で釣りをする時、自由にボートを動かしたいと思って取りました。今までは釣りは湖がメインでした。でも、ここ数年で海釣りの楽しさに気づきました。僕はこれまでブラックバスを釣っていましたが、バス釣りは釣って終わりでした。海釣りは釣った魚などを食べるまでの楽しみがあって、そこが新鮮で楽しいです!
ゴルフや釣り以外でハマっていることはありますか?
2020年の自粛期間の時からオンラインゲームをやるようになりました。友達からは「お前がオンラインゲームをやる時代がきたか」って驚かれました(笑)。今までは誘われてもやってませんでしたが、家にいる時間が増えて、やってみようかなと思い始めました。友達と会話しながらやってますね。でも始めちゃうと長くなるので、時間がある時にやるようにしています。
休みの日は何をしていますか?
休みの日に何するかは状況によって変わるんですよね。例えば忙しい中でポンと1日空いた時は、めちゃくちゃスケジュール詰め込んで、やりたいことを一気にやります。反対に連休になった時は意外とどこにも行かず、のんびりしちゃいます(笑)。
もし、1ヶ月が丸々休みだったら何をしますか?
まず1週間くらいは旅行に行きたいです。お酒が好きなので、次の日のことを考えずに飲んで食べて、楽しみたいです。残りは何しようかな(笑)。 読もうと思ってた本とか映画を見たりするかもしれません。でも、休みが1ヶ月もあったら逆に怖いです。1ヶ月もいらない(笑)。使いきれないです。
今後プライベートで挑戦したいことはありますか?
最近ちょこちょこ料理をするようになりました。一人だとなかなかやろうというモチベーションが湧きませんでしたが、料理のレシピを紹介しているインスタグラムから影響を受けました。漬物を作ったり、ナムルを作ったりしています。完全にお酒のあてですね(笑)。他にも煮込みうどんとかチャーハンとか作ってます。もうちょっとレパートリーを増やせたらいいなと思っています。
最後に今後、俳優としてどうなっていきたいですか?
ずっと変わっていない目標ですが、30歳くらいまでは、“やったことのない役”“やったことのない仕事”“会ったことのない人に会う”といった初めてのことを沢山やりたいと思っています。自分をどんどんアップデートしていきたいです。見ている人もその方が面白いし、僕も楽しい。その先はどうなっているのか、自分でも分かりません。エネルギーがいっぱいあるうちに、動けるだけ動きたいなと思っています。何事にもビビらずにチャレンジしていきたいです。
中川大志
なかがわ たいし
言葉の一つひとつが丁寧。インタビューには真摯に向き合って答えてくださいました。撮影時はとてもナチュラルで、さまざまな表情を見せてくださいました!スタッフにも冗談交じりで笑わせてくださり、楽しい取材をありがとうございました!
大人になった中川さんが演じる畠山重忠。とても楽しみです!
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』
NHK総合 毎週日曜 20時 放送
作:三谷幸喜
音楽:エバン・コール
語り:長澤まさみ
出演:小栗旬 新垣結衣 菅田将暉 小池栄子 中川大志 宮澤エマ 片岡愛之助 / 山本耕史 青木崇高 江口のりこ 小泉孝太郎 中村獅童 / 松平健 佐藤浩市 國村隼 佐藤二朗 鈴木京香 / 浅野和之 坂東彌十郎 宮沢りえ 大泉洋 西田敏行
※Item credit
コート¥158,400/パーム・エンジェルス
ニット¥165,000、パンツ¥139,700/ともに オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー
(以上すべて イーストランド 03-6231-2970)
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
スタイリスト:徳永貴士
ヘアメイク:堤紗也香
ディレクション:半澤暁
インタビュー:山根将悟
記事:山根将悟/近谷奈生
https://t.cn/A6J6H0Bg
#鎌倉殿の13人#
“やったことのない役”
“やったことのない仕事”
“会ったことのない人に会う”
初めてのことを沢山やりたい
俳優としての多忙な毎日を送る中で、釣りやゴルフといった趣味にも熱中するなど、とにかくアクティブな印象の中川さん。そんな彼が今、ハマっているものや休みの時にやりたい事、そしてもし1ヶ月休みがあったら何をしたいか、などなどパーソナルな内容をインタビュー。これまで意外と知られることのなかった、素の中川さんの姿に迫りました。
中川さんはゴルフと釣りのイメージが強くあります。特にゴルフはプロ級だとか。
誰が言ったんですか(笑)。全然そんなことはないです。今回の大河ドラマにもゴルフをされている方が多くて、現場でも小栗さんとか大泉さんとかとよく話していますね。
ゴルフのどういったところが楽しいですか?
外の空気を吸うだけでリフレッシュできるので。外に出るのが好きなんですよ。釣りもそうですし。普段は携帯を見たり、パソコンを見たりであまり遠くを見ることってない。ゴルフや釣りをやっていると、遠くみてなかったんだなって気付かされるんですよね。
釣りでも小型船舶免許を持っているなど、趣味へののめり込み方が凄いです!
凝り性なんでしょうね(笑)。船舶免許は川や湖で釣りをする時、自由にボートを動かしたいと思って取りました。今までは釣りは湖がメインでした。でも、ここ数年で海釣りの楽しさに気づきました。僕はこれまでブラックバスを釣っていましたが、バス釣りは釣って終わりでした。海釣りは釣った魚などを食べるまでの楽しみがあって、そこが新鮮で楽しいです!
ゴルフや釣り以外でハマっていることはありますか?
2020年の自粛期間の時からオンラインゲームをやるようになりました。友達からは「お前がオンラインゲームをやる時代がきたか」って驚かれました(笑)。今までは誘われてもやってませんでしたが、家にいる時間が増えて、やってみようかなと思い始めました。友達と会話しながらやってますね。でも始めちゃうと長くなるので、時間がある時にやるようにしています。
休みの日は何をしていますか?
休みの日に何するかは状況によって変わるんですよね。例えば忙しい中でポンと1日空いた時は、めちゃくちゃスケジュール詰め込んで、やりたいことを一気にやります。反対に連休になった時は意外とどこにも行かず、のんびりしちゃいます(笑)。
もし、1ヶ月が丸々休みだったら何をしますか?
まず1週間くらいは旅行に行きたいです。お酒が好きなので、次の日のことを考えずに飲んで食べて、楽しみたいです。残りは何しようかな(笑)。 読もうと思ってた本とか映画を見たりするかもしれません。でも、休みが1ヶ月もあったら逆に怖いです。1ヶ月もいらない(笑)。使いきれないです。
今後プライベートで挑戦したいことはありますか?
最近ちょこちょこ料理をするようになりました。一人だとなかなかやろうというモチベーションが湧きませんでしたが、料理のレシピを紹介しているインスタグラムから影響を受けました。漬物を作ったり、ナムルを作ったりしています。完全にお酒のあてですね(笑)。他にも煮込みうどんとかチャーハンとか作ってます。もうちょっとレパートリーを増やせたらいいなと思っています。
最後に今後、俳優としてどうなっていきたいですか?
ずっと変わっていない目標ですが、30歳くらいまでは、“やったことのない役”“やったことのない仕事”“会ったことのない人に会う”といった初めてのことを沢山やりたいと思っています。自分をどんどんアップデートしていきたいです。見ている人もその方が面白いし、僕も楽しい。その先はどうなっているのか、自分でも分かりません。エネルギーがいっぱいあるうちに、動けるだけ動きたいなと思っています。何事にもビビらずにチャレンジしていきたいです。
中川大志
なかがわ たいし
言葉の一つひとつが丁寧。インタビューには真摯に向き合って答えてくださいました。撮影時はとてもナチュラルで、さまざまな表情を見せてくださいました!スタッフにも冗談交じりで笑わせてくださり、楽しい取材をありがとうございました!
大人になった中川さんが演じる畠山重忠。とても楽しみです!
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』
NHK総合 毎週日曜 20時 放送
作:三谷幸喜
音楽:エバン・コール
語り:長澤まさみ
出演:小栗旬 新垣結衣 菅田将暉 小池栄子 中川大志 宮澤エマ 片岡愛之助 / 山本耕史 青木崇高 江口のりこ 小泉孝太郎 中村獅童 / 松平健 佐藤浩市 國村隼 佐藤二朗 鈴木京香 / 浅野和之 坂東彌十郎 宮沢りえ 大泉洋 西田敏行
※Item credit
コート¥158,400/パーム・エンジェルス
ニット¥165,000、パンツ¥139,700/ともに オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー
(以上すべて イーストランド 03-6231-2970)
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
スタイリスト:徳永貴士
ヘアメイク:堤紗也香
ディレクション:半澤暁
インタビュー:山根将悟
記事:山根将悟/近谷奈生
https://t.cn/A6J6H0Bg
#鎌倉殿の13人#
地震相次ぐトカラ列島近海 悪石島 住民の島外避難の動きも
2021年12月10日 19時01分
9日に震度5強の強い揺れを観測した十島村の悪石島では、けが人などは出ていないものの、崖崩れの発生などで今後に不安を感じている住民も多いということです。
十島村では、11日の朝に島に到着するフェリーで、希望する12世帯30人を島の外へ避難させ、鹿児島市と奄美市でホテルを借り上げて受け入れることにしています。
トカラ列島近海やその周辺では、震度1以上の揺れを伴う地震が今月4日から10日午後5時までに261回観測されています。
日付別では
▽4日が59回
▽5日が87回
▽6日が45回
▽7日が27回
▽8日が5回
▽9日が36回で、
▽10日は午後5時までに2回となっています。
地震の回数は減っているものの、気象庁はこれまでの地震で落石や崖崩れの危険性が高まっているとして、今後、数週間程度は震度5強程度の強い揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています。
相次ぐ地震で不安を抱える住民の健康面などをケアするため、悪石島に鹿児島市から看護師が派遣されることになりました。
悪石島に派遣されるのは、鹿児島市の鹿児島赤十字病院の看護師と日本赤十字社鹿児島県支部の職員の合わせて2人です。
悪石島では常駐の看護師が1人しかおらず、多くの島民から「いつ大きな地震が来るか不安で眠れない」という声が寄せられていることから、健康面や精神面をケアするため、十島村の要請に応じて派遣が決まったということです。
看護師たちは10日午後11時にフェリーで鹿児島港を出発したあと、11日午前9時ごろ悪石島に到着し、およそ1週間、島内を巡回するなどして住民たちの健康相談などを行うということです。
十島村では、地震がさらに長引くようであれば、県看護協会などにも協力を求めていきたいとしています。
十島村の肥後正司 村長は「住民はかなり不安を抱えながら毎日生活しているので、不安を取り除くようなケアをしていただきたい。当面は地震が続くとされているので、気を緩めず対応していきたい」と話していました。
夫と3人の子どもと暮らす松下由貴さんは消防団に所属する夫を残して11日、島外へ避難することを決めました。10日、スーツケースに着替えの衣服を詰めるなどして、避難生活に備えていました。
松下さんは「またいつ揺れるか分からないし1日でも早く避難との思いで、あすフェリーで奄美へ向かったあと飛行機に乗り換え、その日の夜に鹿児島に着く便を予約しました。消防団の夫が島に残るので、また強い揺れがあったら被災するかもしれないと心配です」と話しています。
そのうえで、避難生活の見通しについては「だいたい1週間と思っていますが、島の様子を聞きながら判断したいと思います」と話していました。
また、震度5強の地震が起きた当時の状況については「揺れ始めたときは『また揺れたね』というぐらいでしたが、縦揺れから『ガタガタ』という横揺れが強くなってその場から動けないような感じでした。子どもを抱えて守りました」と振り返りました。
民宿を経営している有川美雪さんは震度5強を観測した9日の地震について「横揺れがすごく、今までで一番強い揺れでした。ちょうど食事の用意をしていたのですぐに火を止めました。消防団の人が『避難してください』と言っていたので、貴重品だけを持って学校の校庭に逃げました」と振り返りました。
その後、民宿に戻ってからは、高いところに置いてある茶わんや花瓶などを下ろすとともに、今後の地震で窓ガラスが割れることも考え、靴を室内に移したということです。
有川さんは夫の誠司さんと一緒に島を出て鹿児島市に避難することにしたということで、誠司さんは「地震で宿泊がキャンセルされたこともあり、あとで後悔しないようにと思い切って避難を決断しました」と話していました。
消防団に所属している西澤慶彦さんは、島外への避難は考えていないとしたうえで「今のところ特に被害はないですが、島を守るために残らなければいけないと思いました」と話していました。
そのうえで「震度5強よりも大きな地震がきたら怖いので、こないのを祈るばかりです」と話しています。
また、畜産業を営む坂元勇さんは、飼育している牛を守るために島外への避難はしないということです。
坂元さんは「牛舎で飼育している牛には餌をやらないといけないので避難できません。島外避難は去年の台風に続いて2回目で、私のように島に残る人が、避難する人の代わりに牛の面倒を見ることになりました」と話していました。
そのうえで「牛はかわいいし、島では生活の一部です。畜産業は十島村の大事な産業なので、牛を大事にしないといけません」と話していました。
2021年12月10日 19時01分
9日に震度5強の強い揺れを観測した十島村の悪石島では、けが人などは出ていないものの、崖崩れの発生などで今後に不安を感じている住民も多いということです。
十島村では、11日の朝に島に到着するフェリーで、希望する12世帯30人を島の外へ避難させ、鹿児島市と奄美市でホテルを借り上げて受け入れることにしています。
トカラ列島近海やその周辺では、震度1以上の揺れを伴う地震が今月4日から10日午後5時までに261回観測されています。
日付別では
▽4日が59回
▽5日が87回
▽6日が45回
▽7日が27回
▽8日が5回
▽9日が36回で、
▽10日は午後5時までに2回となっています。
地震の回数は減っているものの、気象庁はこれまでの地震で落石や崖崩れの危険性が高まっているとして、今後、数週間程度は震度5強程度の強い揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています。
相次ぐ地震で不安を抱える住民の健康面などをケアするため、悪石島に鹿児島市から看護師が派遣されることになりました。
悪石島に派遣されるのは、鹿児島市の鹿児島赤十字病院の看護師と日本赤十字社鹿児島県支部の職員の合わせて2人です。
悪石島では常駐の看護師が1人しかおらず、多くの島民から「いつ大きな地震が来るか不安で眠れない」という声が寄せられていることから、健康面や精神面をケアするため、十島村の要請に応じて派遣が決まったということです。
看護師たちは10日午後11時にフェリーで鹿児島港を出発したあと、11日午前9時ごろ悪石島に到着し、およそ1週間、島内を巡回するなどして住民たちの健康相談などを行うということです。
十島村では、地震がさらに長引くようであれば、県看護協会などにも協力を求めていきたいとしています。
十島村の肥後正司 村長は「住民はかなり不安を抱えながら毎日生活しているので、不安を取り除くようなケアをしていただきたい。当面は地震が続くとされているので、気を緩めず対応していきたい」と話していました。
夫と3人の子どもと暮らす松下由貴さんは消防団に所属する夫を残して11日、島外へ避難することを決めました。10日、スーツケースに着替えの衣服を詰めるなどして、避難生活に備えていました。
松下さんは「またいつ揺れるか分からないし1日でも早く避難との思いで、あすフェリーで奄美へ向かったあと飛行機に乗り換え、その日の夜に鹿児島に着く便を予約しました。消防団の夫が島に残るので、また強い揺れがあったら被災するかもしれないと心配です」と話しています。
そのうえで、避難生活の見通しについては「だいたい1週間と思っていますが、島の様子を聞きながら判断したいと思います」と話していました。
また、震度5強の地震が起きた当時の状況については「揺れ始めたときは『また揺れたね』というぐらいでしたが、縦揺れから『ガタガタ』という横揺れが強くなってその場から動けないような感じでした。子どもを抱えて守りました」と振り返りました。
民宿を経営している有川美雪さんは震度5強を観測した9日の地震について「横揺れがすごく、今までで一番強い揺れでした。ちょうど食事の用意をしていたのですぐに火を止めました。消防団の人が『避難してください』と言っていたので、貴重品だけを持って学校の校庭に逃げました」と振り返りました。
その後、民宿に戻ってからは、高いところに置いてある茶わんや花瓶などを下ろすとともに、今後の地震で窓ガラスが割れることも考え、靴を室内に移したということです。
有川さんは夫の誠司さんと一緒に島を出て鹿児島市に避難することにしたということで、誠司さんは「地震で宿泊がキャンセルされたこともあり、あとで後悔しないようにと思い切って避難を決断しました」と話していました。
消防団に所属している西澤慶彦さんは、島外への避難は考えていないとしたうえで「今のところ特に被害はないですが、島を守るために残らなければいけないと思いました」と話していました。
そのうえで「震度5強よりも大きな地震がきたら怖いので、こないのを祈るばかりです」と話しています。
また、畜産業を営む坂元勇さんは、飼育している牛を守るために島外への避難はしないということです。
坂元さんは「牛舎で飼育している牛には餌をやらないといけないので避難できません。島外避難は去年の台風に続いて2回目で、私のように島に残る人が、避難する人の代わりに牛の面倒を見ることになりました」と話していました。
そのうえで「牛はかわいいし、島では生活の一部です。畜産業は十島村の大事な産業なので、牛を大事にしないといけません」と話していました。
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