【レポート】オンラインイベントを実施いたしました!

2022.04.26

4月24日(日)にオンラインイベントを実施し、主演の赤楚衛二さんと共演の町田啓太さんが参加しました。

『チェリまほ』人気は日本のみならず海外に広がっていることから、今回のオンラインイベントは海外にも配信。それだけに2人は満面の笑みで「ハロー!」などと挨拶し、グローバルにイベントはスタートしました。赤楚さんがカメラ目線で決め顔を見せると、負けずと町田さんもキリリとした視線をカメラに向けるなど、イベントは仲睦まじく和気あいあいとした雰囲気で進行しました。

映画予告編にはオムライスが登場するなど、ドラマ同様映画版も食事シーンに注目が集まっており、食事場面について町田さんが「チキンラーメンが美味しくて毎回たまりません!」とうっとりすると、赤楚さんも「優しい味ですよね~!」と納得の表情。チキンラーメンを食べるシーンでは「ちょうどゴハンどきの撮影だったので、芝居で食べつつカットがかかっても僕らはひたすら食べ続けていました。スタッフさんもお腹が空いているだろうに『スミマセン!』とか言いながら食べたりして。みなさんの優しさに甘えていました!」と製作陣に感謝しました。

赤楚さんも食事シーンが印象的だといい「料理はどれを選んでも最高の逸品でした。黒沢の愛も感じるし、スタッフさんの愛も感じる。『うま!うま!』と言い過ぎて、好きなセリフを聞かれたらまず頭に思い浮かぶのが『うま!』になった。もはや脳が『うま!』に侵食されています」と苦笑い。町田さんは「実際に食事も美味しいから記憶に残るんだろうねえ」と共感していました。

また映画版では釣りやキャンプなどのアウトドアシーンもあるが「アウトドアデートはメチャメチャ楽しかった!綺麗な自然の中で撮影ができて嬉しかった」と赤楚さんは見どころに挙げ、町田さんも「山の奥地まで歩いたので結構大変でした。スタッフさんは機材を運びながら移動しなければならないし、場所によってはみんなで手を繋ぎながら歩きました」と舞台裏を紹介しました。

アウトドアシーンのロケでは、思い出としてプライベートな写真も撮ったというお二人。「見たいですか?それは僕らだけの秘密です!」と赤楚さんがカメラ目線でニヤリとすると、町田さんは嬉しそうに「凄いことを言うなあ、いいなあ~」と惚れ惚れしていました。

また映画の撮影中の休憩時間に盛り上がった話題を聞かれると、赤楚さんと町田さん共に「健康面や筋肉の話」と声を揃えるように返答。町田さんが「赤楚君同様、僕も健康グッズに興味があるのでお互いに情報交換をしていました」と明かすと、赤楚さんも「プロテインやサプリメントの話とか。『チェリまほ』なのに何の会話やねん!という感じでした」と笑っていました。

さらにイベントでは、本作の内容にちなんで『赤楚衛二と町田啓太だと触れなくても言いたいことが伝わるらしい』という以心伝心チェリまほジェスチャーゲームを実施。「ドラマ&映画とずっと一緒にいたので言葉なんていらない。目を見ればわかる」と赤楚さんが自信をのぞかせると、町田さんも「すぐに当ててしまうのでつまらないと思う」と勝利宣言。一問目は町田さんが不正解となるも、二問目は赤楚さんが正解、最終問題も赤楚さんが見事正解という有言実行。さらに町田さんは最終問題のジェスチャー「写メを撮られる安達」をファンのためにセリフありで再現し、赤楚さんから「安達の特徴を捉えるのが上手い!」と絶賛されていました。

イベントラストには『ありがとうの感謝を込めてプレゼント交換!』を実施。タイトルの数字にちなんで予算3,000円のプレゼントとメッセージカードをそれぞれが用意しました。町田さんは「赤楚君は優しさに溢れていて頼りがいがある。自分にも甘さという優しさを与えて頑張ってほしい」とオーガニックなティーセットをプレゼント。赤楚さんは「お茶を飲みたいと思っていたので嬉しい。もはや見透かされている!」と嬉しそうな表情。そんな赤楚さんは町田さんに「ディア啓太。町田君に出会えたことが自分の中では大きな宝物。体を温めて血行を良くしてムキムキになってほしい」と入浴剤をプレゼント。これに町田さんは「いいにおいがする。使うのがもったいない」と大喜びでした。

改めて赤楚さんは映画版の魅力について「安達や黒沢、それぞれの成長の変化を見てほしい」とアピールすると、町田さんも「優しさは強いものだと感じられる安達の成長が映画版でグッと出ている。痺れるシーンもあります。色々なキャラクターが前進していくので、そう考えると何度見れば足りるかなあ?」と指折り数えました。赤楚さんが「上映期間が終わるまで毎日見てほしい!」と願うと、町田さんは「それくらい僕らも思い入れがあるし、皆さんの注目ポイントを探しながら映画を楽しんでほしい」と思いを込めていました。

生配信イベントを終えた赤楚さんは「本当に楽しくてリラックスした状態でできた。こんな貴重な経験はなかなかできず、凄く楽しんだ自分がいる。幸せな時間は過ぎるのが早い」と終了を惜しむと、町田さんも「こんなにふざけ合ってできるのはそうないこと。そのままの素をお見せしちゃっている。これもきっと『チェリまほ』の魔法」と充実した表情を見せていました。

#老赖患癌还14年前10万元欠款# 【一位癌症“老赖”最后的心愿:还了14年前的10万元欠款】 “真的吗?这是真的吗?我的钱要回来了?”当申请人张先生接到郑州高新区法院执行局谢天亮法官“领钱”的电话时,早已放弃的他简直不敢相信自己的耳朵。

而“还款”的背后,却是被执行人寇某弥留之际最大的心愿。令人意想不到的是,这钱竟是他朋友的儿子小乔无偿帮他还上的。3月30日,承办法官谢天亮向郑报全媒体记者道出了办理完案件的最大感受:“真实上演了《人世间》里人与人淳朴的、善良的、不掺杂利益的情义。”

让我们一起看看这起陈年旧案背后的真实故事。

案情:14年前,借走10万不还人也没影了

20年前,张先生虽然比寇某小14岁,但两人是好朋友,也是合作伙伴。

当时,两人还合作经营一家烟酒公司,后来没再经营下去。2008年,寇某向张先生借款10万元,并约定一年内还款。

可到期后,张先生多次催要,寇某仍未还款,张先生将寇某告到郑州高新区法院,法院判决寇某偿还张先生借款10万元及利息。

判决生效后,寇某仍没按时还上这笔欠款,张先生只好向法院申请强制执行。

在当时,被执行人寇某名下无任何可供执行财产,而且执行法官几经努力,也始终联系不到他本人,案件只能以终本方式结案。

10多年后,突然有人从广东赶来还钱

“法官,我要还钱,14年前的欠款……”今年3月初,高新区法院执行局法官谢天亮接到来自广东惠州的一个电话。来电的人自称姓乔,追问之下,他说,他是通过高新区法院官网打电话联系的,他要替寇某还钱,希望帮忙联系申请人张先生。

原来,当年寇某被查出胃癌,便奔走多方看病求医,后到了广东。当年看病花光所有积蓄,但这个官司他一直记在心上,无钱还款的他对张先生也避而不见,这10多年每每想起内心都愧疚不安。

如今,身体每况愈下,也自知时日不多,不想抱憾终身,便常向朋友乔先生说起“欠钱”的事,但欠钱细节也没具体说。

去年9月,寇某又一次生病,情况危急,朋友乔先生和儿子小乔等3人将他送到深圳的医院抢救。后来,身体稍稍有所好转,“他又提到这个事,说这个钱的事一直压在心里”,追问之下,寇某说,他一直想彻底了结这个事。

“师傅(寇某),我想办法替你还了”,和父亲乔先生想法不谋而合的小乔也正有此意。就这样,小乔带着寇某的诚意,买了3月7日惠州至郑州的z148次列车,往郑州高新区法院赶去。

惊喜:接到领钱电话,申请人追问“是真的吗?”

因为时隔多年,负责终本维护的法官谢天亮辗转多个部门才查到该案件,他立刻找出当时的案卷资料,恢复执行程序,联系申请人张先生。

按照案卷显示信息,申请人张先生早已换了电话号码和住址。谢天亮试着联系申请人张先生当年户籍所在地公安局,查询得到的回复是并无此人。经过不懈努力,谢天亮查询到申请人张先生一个亲戚的信息,又转了两个弯,得到张先生的电话。

谢天亮打通电话,待他将事情解释清楚,张先生惊讶地说:“这是真的吗?” 10年前,张先生多次找执行法官,但面对寇某确实没有可供执行的财产,一次次失望而回。

这10年里,他早就不抱任何希望了,没想到会接到这个意外的来电。

谅解:知道内情,申请人放弃讨要利息和诉讼费7万元

3月8日下午1点30分,小乔到郑州后,便赶到高新区法院。

此时,申请人张先生也已赶到,对于谢天亮主持双方见面调解的事,张先生内心有些抗拒,不太想和对方见面。因为14年前他是从朋友那儿借的10万元给的寇某,后来没还,他又从别人那儿借了10万元还给了这位朋友。而且,这笔钱当年对他的家庭影响也很大,这么多年过去了,现在“他把钱还了就好了”。

最初,张先生对寇某突然还钱的事,有些不可思议,觉得寇某是不是因为没还钱,被法院“限高”了,出门不方便才被迫还钱的。

为核实真实情况,在小乔风尘仆仆从惠州赶来时,谢天亮又专门把小乔叫到一旁,仔细了解被执行人寇某的情况。在小乔出示了寇某的病历,并告知他寇某对张先生内心的愧疚及还钱的心结时,谢天亮也相信了寇某以及眼前这位小伙子的最大诚意。

调解时,得知寇某病重的消息,张先生忍不住泪流满面:“我已经原谅他了,也放下了当年的恩怨。”

张先生也表现出最大的善良和让步,他主动提出放弃这10年来7万余元的利息和诉讼费,只要10万元本金,毕竟这笔钱当年也是他借朋友的钱。

交谈中,小乔透露,寇某病重,现在手头也没钱,这笔钱他替寇某还的。

望着眼前的小乔,衣着装扮也不像是高收入人群,谢天亮考虑一下子拿10万也不是很容易,也替小乔向张先生表达分期的请求,张先生没犹豫就同意了。

3月9日,小乔第一次给张先生转账3.5万元。

当晚,小乔就买了火车票赶回去。回去后,小乔把调解情况给寇某说了,没想到寇某还是愁眉不展,“我身体这情况,万一事情做到了一半,那不又多了一份遗憾”。小乔听明白师傅寇某的意思。他随即向身边朋友凑钱,同时又电话给谢天亮表达寇某的意思,想一次性结清欠款,希望帮忙约张先生3月16日见面。

3月16日,小乔再次赶到郑州,将随身携带的5万元现金交给张先生,当天又转账将剩余1.5万元还给张先生。最后,小乔再次代表寇某向张先生表达歉意。

谢天亮当场给双方出具调解书,案子画上了句号。

背后:帮师傅还钱的小乔,坐火车来郑也是为了省钱

30日上午,郑报全媒体记者连线在广东惠州的小乔。

他说,他已经回来工作生活了,前段时间,两次来郑州,因为疫情,回去都是三天两回核酸检测,另外根据当地社区安排,需要居家隔离。谈起替寇某还债一事是不是他父亲的意思?他很轻描淡写,“我是个成年人,是我自己要做的,我也知道自己在做什么,家人都支持理解我。”

记者问他是坐高铁还是飞机来的郑州?他否认说,是坐新空调硬座车来郑州的,一趟下来要近20个小时。

从他出示的3月15日z148次火车票看,当晚19点46分上车,3月16日下午13:31到郑州站,“当天火车进站晚了半小时,我到法院那里大概14:40分了”。记者说“太辛苦了”,小乔说:“车上人少,不难受”。

不坐高铁或飞机是为了省钱吗?小乔也毫不避讳,“让你见笑了,确实如此,火车比较实惠”。

小乔说,他今年30多岁,是个工薪阶层,确实没那么有钱,替寇某还的10万元,他是向亲戚朋友凑的,这笔钱他也没想着要回来,“自古以来,诚信很重要,我师傅寇某也很看重情义,人生在世,钱不是最重要的,有很多东西是超越钱的”。

为何称呼寇某为师傅?小乔说,寇某和他们家都是河南南阳农村的,他父亲在当地干了20多年乡村老师,家里不少亲戚也是老师,“做人要诚信、善良,打小我都从他们身上学到了不少”,而在他记事起,就知道寇某的为人,也听父亲说过,师傅原来做企业也帮了不少人,总之,有值得我称呼他师傅的地方。”

“那你师傅为何欠款10年都不还?”小乔说,主要他师傅确实遇到难处了,“这个10万欠款官司,还没等他(寇某)处理时,他突然脑血栓,生活都不能自理,后来,他又被查出患胃癌,病情始终不稳定,当时他也顾及不到这些事,那时候他的钱也都看病花了”,但是,对张先生的亏欠他一直没忘。

小乔透露,如今寇某心情明显轻松不少,当他把法院调解文书递给寇某时,“从他脸上的表情都可以看出,他终于放下来了”,“那之前,我明显感觉到道德层面对他的约束,远比法律上给他的压力更大”。

问及替师傅还了这笔钱,师傅有没有当面对他说“谢谢”,或者父亲的夸赞时,小伙子只说了一句“这些东西不需要刻意的说,做好自己就好”。

法官:这是《人世间》淳朴善良的真实上演

记者本想采访张先生,但被张先生委婉谢绝。

这起案件虽执结了,但给执行法官谢天亮触动不小,他说,他看到这起案件的案件当事人寇某、申请人张先生,还有帮人还钱的乔先生父子俩,让他看到了热播剧《人世间》里淳朴善良、不掺杂利益的情义。

谢天亮说,寇某弥留之际,还在想主动还了这笔钱,内心良知的发现也是他的自我救赎,他是个癌症晚期患者并且伴有高血压等多种综合症,现在已无还款能力,待他生命终结后,又没有遗产,确实没有可供执行的财产。但他的朋友父子,主动帮他还钱,这也是对法治社会,诚信社会的支持。特别是小乔自己凑钱,不远千里赶来郑州,一个星期把全部10万块钱还清了。

同样,申请人张先生很讲情义,理解和原谅了寇某。要知道,当年这10万块钱对一个家庭的作用也是很大的。这么多年过去了,他能够放下怨恨,还舍弃不少利益,也是难能可贵。

为什么最近那多人喜欢《人世间》这部电视剧?“我断断续续看过一些,这部剧体现了人与人之间的淳朴善良,不掺杂利益的情义最可贵,也是当今社会应该崇尚的好风气”。(正观新闻记者 鲁燕)#洞见计划#

【中村屋酒店の兄弟】

『中村屋酒店の兄弟』藤原季節さん、長尾卓磨さんインタビュー

―お2人は最初から俳優を目指していらっしゃったんですか?

藤原 僕は物心ついた時から俳優になりたいと思っていました。映画が好きだったんですよ。ジャッキー・チェンに憧れて、絶対俳優になるぞと決めていたので高校卒業後上京しました。

―じゃあ夢を叶えられたんですね。

藤原 まあまだ途中ではありますけれども。一応。
長尾 子どものころ、「先祖が上杉謙信だよ」と聞いて、戦国武将になりたかったんです。現代社会では無理だなと思って、馬に乗って刀振り回すにはこの中に入ればいいのかなって。それが中井貴一さん主演の「武田信玄」(1988年大河ドラマ)。仕事としては大学卒業してから広告代理店に入って、遠回りしました。

―俳優じゃなく”武将”が始まり!だからお城巡りがお好きなんですね。なりたかった武将役は?

長尾 『信虎』(2021/金子修介監督)で上杉景勝(長尾顕景)役をやらせていただきました。やってみたいのは、やはり上杉謙信(長尾景虎)役です。
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―役をいただいたときと、演じ終わってから印象の違いはありましたか?

藤原 役をいただいたときは、兄弟との関係性で役を見ているというよりは「和馬」という役にフォーカスして見ていたんです。東京と実家を行き来して居場所を探している青年を演じるんだな、って。演じ終わったときに、長尾さんっていうお兄ちゃんと共演して「兄と一緒にいるときの自分」っていうのは、ある意味弟という役割だったり、仮面をかぶった弟という人間を演じようとしている青年でもあるなと思って。それが自分が働いている、東京でやってきたこととかが兄にバレたりして、そういう身ぐるみ剥がされていくというか正体がバレていくところの変化だったり、関係性においての青年にフォーカスを合わせて見れるようになった。それが演じる前と後では違いました。

長尾 僕も最初の印象では「何を勝手なこと言ってるんだ」と弟に対してあったんですけど、季節くんが、会った瞬間から可愛くて、どんどん可愛くなってきて、なんかずっと横顔を見ていたような感覚がありました。
監督が常々「優しく、もっともっと優しく接してください。怖いほど優しく。全て表面上は優しく」と言っていて。終わったときは、今、季節くんが言ってくれたみたいに、「兄という役割を自分で作っている」「兄としての役割を急に演じなくてはいけないと思いこんだ人間」なんじゃないかなと、同じようなことを考えました。

―優しい、いいお兄ちゃんでした。

藤原 その「優しい、いいお兄ちゃん」っていうのは、弟の前で見せるお兄ちゃんの顔で、本当のところは何もわからない。そういう裏側も見える映画になっていればいいなと思います。

―お兄ちゃんが一瞬怖く見えるところがありますね。お母さんの介護をずっと1人で背負ってきて、数年後に帰ってきた何もしなかった弟に対しての葛藤があると思いました。

藤原 そう見ていただけると嬉しいです。

―お母さんの言う「ありがとう」が他人に対しての「ありがとう」で、そこがお兄ちゃんには辛いだろうと思いました。お2人は、お若いので介護の経験はないでしょう?

長尾 祖父母はいますが、そこまでの介護はしていないです。
藤原 僕も未経験です。

―長尾さん、ご兄弟はいらっしゃいますか?

長尾 いません。ひとりっ子です。

―藤原さんは妹さんがいらっしゃるんですよね。

藤原 はい、そうです。姉もいます。

―女の子の間の男の子って特権階級みたいなものです(笑)。優遇されますよね。

長尾・藤原 (笑)そうですね。
藤原 たしかに、優遇という言い方はあれなんですけど、母からは可愛がってもらってたんじゃないかな、と思います。

―「しかたがないなぁ」と思いつつ弟は可愛い。お兄ちゃんは弟が生まれたとたん「お兄ちゃん」でいなくちゃいけなくて、それなのに…という辛さもあります。短い中にいろんなことが詰まっていて、監督さんがお若いのにこのお話、と驚きました。

藤原 僕もそう思いました。
長尾 うん。

―今振り返ってみて、印象に残っているシーンは?

藤原 最後に兄が弟に言う言葉ですね。封筒の。
あの台詞に白磯君が言いたかった兄弟の距離間というものが、全部詰まっているように思います。弟が東京で何をしてきたかということを知って、兄が問い詰めることもできた。でもそれを全部飲み込んで、あの台詞に全てを込めるっていうのがやりたかったことなんじゃないかな。
そのとき自分が演じていた和馬の表情も印象的だなと、自分自身思いました。

―まばたき多くなっていました。

藤原 (笑)

―お兄ちゃんはいかがでしょうか?

長尾 僕はその前夜の2人でタバコを吸うところ。弟がどういう時間を過ごして店の前に出てきたのか、言葉を用意していたのか、しなかったのかという2人の関係。兄ははじめ、次の日に行くことがわかっているのかいないのか。2人のあいだにたゆたう時間、とても印象的でしたね。

IMG_6917 (2).jpg

―この映画で耳に残ったのが、2人が呼ぶ「母ちゃん」なんです。いいな、と思いました。お2人差支えなかったら、お母さんを何と呼んでいらっしゃるか教えてください。

藤原 僕は「かあちゃん」って呼んでますね。

―映画と同じですね。長尾さんは?

長尾 ○○子。さん付けするか、しないか。

―名前を呼ぶんですか?

藤原 長尾さんらしいですね。
長尾 そうかな? 十代から両親は名前で呼んでいます。

―それは、ご両親に言われたわけじゃなくて、自分で?

長尾 はい、自分で。家に来る友達もみんなそう呼んでいました。

―母親という役割より○○子さんが前に出ているって、すごく個人的というか欧米っぽいです。

長尾 反抗期のころで、所詮他人だろうっていうのもあって。その方が人として敬意をもって接することができるだろう、と。お袋っていうのもなんかちょっと。

藤原 父親のことを「親父」って呼べないな、呼んでみたいな、とかありますけど。「所詮他人だろう」っていうのは言い方を変えれば、他人として認識している。「母」ってあてはめちゃうとどうしても甘えが出てきちゃいますが、一人の他人だと認識することで敬意を持てる側面もあると思います。

―個人として尊重しているって感じがしますね。クールだ!とっても(笑)。

藤原 原田芳雄さんも自分の息子に下の名前で呼ばせてたって。
長尾 そうなんだ。

―監督が俳優を選ぶように、俳優も作品を選びますね。そのときに決め手になるものはなんですか?

藤原 やっぱり最初に脚本。その次に過去の作品。スタッフ、で最後にキャストですね。

―自分のほかに誰が出るかということですね。自分の役柄についてこだわりはありますか?

藤原 それよりも、その役柄がその作品にどういった影響を及ぼしているかとか、作品のことをまずは考えて、小さい役でもそれに参加すべきだなと思ったら参加します。

―例えば快楽殺人犯の役とか、自分はちょっとと思うことは?

藤原 新しい感情とか、新しい自分に出逢えるチャンスがあるなら僕は飛び込みたい、と思っています。

―おお、チャレンジャーです! 長尾さんは?

長尾 監督含め、撮りたい方々が…なんとなくこういうと生意気かもしれないですけど、今の世の中に対してどう思っているかということが感じられると嬉しいですね。参加する身としては。自分が生きている環境、取り巻いている世界に対して、どういうものを持って表現したいかを、監督、脚本から感じ取れると参加させてもらえる意義を感じる気がします。

―監督さんにもよると思いますが、たとえば自分の役作りでたくさんディスカッションしたいほうですか? 任されたいほうですか?

長尾 どっちでも(笑)。
藤原 長尾さん結構、「向こうが望むなら僕はするし」という、なんかいい意味での受け入れというか、懐の深さがある人だなと現場で思いました。

―受け入れる間口広いんですね。かなり広いんですか?

長尾 それで季節くんをとまどわせてしまったかも(笑)。
藤原 最初とまどいました。

―広いと嬉しくないですか?ストライクゾーン広くて、どんなのも受け止めてくれる。

藤原 多少イラっとすることとか、これは言わなきゃっていうことも長尾さんは絶対言わない。全部受け止める。この人何考えてるんだろうと、最初思いましたね。

長尾(笑)

―映画の中村兄弟みたいですね。

藤原 そうですね。スタッフが映画を撮ったことのないチームだったので、最初はやり方がわからない中でしたが、3,4日経つと長尾さんや僕が望んでいた動き方に自然となっていきました。お芝居の中で起きたことを撮る。最初は「撮る」ことが目的なんですけど、僕たち2人の中で起きたことを撮ろうという流れに変わっていったんです。まずお芝居を見てから、何を撮るか考えよう、みんなでって。それは長尾さんが初日から黙っていたことで、自然発生的に起きていったことでしたね。

―呼び水。黙って。

長尾 そんなたいそうなもんじゃない(笑)。

―ご本人はそんなに意識しないでやっていたんでしょうか?

長尾 しないと言ったらウソになるかと思うんですけど。なんか見ないようにしようと思って(笑)、変な言い方だけど。

IMG_6919.jpg
―では最後にこの映画のテーマのひとつでもある「消えてほしくないもの」はなんですか?パッと思いついたことを。

藤原 パッと思いつくもの。手書きの手紙とか捨てられないです。新しくいろんなものが生まれていって、人の体温の残っている直筆の手紙は減っていくのかもしれないですけど、消えてほしくないなと思いますね。

―お母さんからの手紙はとってあるんですか?

藤原 ずーっと全部とってあります。捨てられないです。

―10年分?! お返事は出しています?

藤原 出してませんね。

―親って手紙すごく待っているんですよ。

藤原 そうですよね、書いてみます。やっぱりメールとかと違いますよね。

―違いますよー。お母さんを思って時間かけて書くんですから。
ハガキでいいですし、何と書いてあったって親は嬉しいものです。

藤原 はい、わかりました。

―長尾さんの消えてほしくないものは?

長尾 僕は「家族との思い出」ですかね。ぱっと思い浮かぶのは。どこかに行ったとか忘れてることって意外とたくさんあるなと思って。

―思い出は自分だけのものですものね。形のあるものでは何か?

長尾 その辺の再開発で、好きだった古くからの料理屋さんとかがなくなるのはとっても悲しい。
藤原 「家族との思い出」ってハッとしますね。全部消えていくものじゃないですか。
長尾 うんうん。
藤原 なんか切ないですね。それは。

―この映画で、お母さんが忘れていってしまうのにも繫がりますよね。和馬とお兄ちゃんにも。

藤原 それをわかったうえで「家族の思い出」って着想する長尾さんにぐっとくるものがあります。
長尾(笑)

―素敵なお答えをいただけました。ありがとうございました。


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