【中村屋酒店の兄弟】
『中村屋酒店の兄弟』藤原季節さん、長尾卓磨さんインタビュー
―お２人は最初から俳優を目指していらっしゃったんですか？
藤原 僕は物心ついた時から俳優になりたいと思っていました。映画が好きだったんですよ。ジャッキー・チェンに憧れて、絶対俳優になるぞと決めていたので高校卒業後上京しました。
―じゃあ夢を叶えられたんですね。
藤原 まあまだ途中ではありますけれども。一応。
長尾 子どものころ、「先祖が上杉謙信だよ」と聞いて、戦国武将になりたかったんです。現代社会では無理だなと思って、馬に乗って刀振り回すにはこの中に入ればいいのかなって。それが中井貴一さん主演の「武田信玄」（1988年大河ドラマ）。仕事としては大学卒業してから広告代理店に入って、遠回りしました。
―俳優じゃなく”武将”が始まり！だからお城巡りがお好きなんですね。なりたかった武将役は？
長尾 『信虎』（2021/金子修介監督）で上杉景勝（長尾顕景）役をやらせていただきました。やってみたいのは、やはり上杉謙信（長尾景虎）役です。
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―役をいただいたときと、演じ終わってから印象の違いはありましたか？
藤原 役をいただいたときは、兄弟との関係性で役を見ているというよりは「和馬」という役にフォーカスして見ていたんです。東京と実家を行き来して居場所を探している青年を演じるんだな、って。演じ終わったときに、長尾さんっていうお兄ちゃんと共演して「兄と一緒にいるときの自分」っていうのは、ある意味弟という役割だったり、仮面をかぶった弟という人間を演じようとしている青年でもあるなと思って。それが自分が働いている、東京でやってきたこととかが兄にバレたりして、そういう身ぐるみ剥がされていくというか正体がバレていくところの変化だったり、関係性においての青年にフォーカスを合わせて見れるようになった。それが演じる前と後では違いました。
長尾 僕も最初の印象では「何を勝手なこと言ってるんだ」と弟に対してあったんですけど、季節くんが、会った瞬間から可愛くて、どんどん可愛くなってきて、なんかずっと横顔を見ていたような感覚がありました。
監督が常々「優しく、もっともっと優しく接してください。怖いほど優しく。全て表面上は優しく」と言っていて。終わったときは、今、季節くんが言ってくれたみたいに、「兄という役割を自分で作っている」「兄としての役割を急に演じなくてはいけないと思いこんだ人間」なんじゃないかなと、同じようなことを考えました。
―優しい、いいお兄ちゃんでした。
藤原 その「優しい、いいお兄ちゃん」っていうのは、弟の前で見せるお兄ちゃんの顔で、本当のところは何もわからない。そういう裏側も見える映画になっていればいいなと思います。
―お兄ちゃんが一瞬怖く見えるところがありますね。お母さんの介護をずっと１人で背負ってきて、数年後に帰ってきた何もしなかった弟に対しての葛藤があると思いました。
藤原 そう見ていただけると嬉しいです。
―お母さんの言う「ありがとう」が他人に対しての「ありがとう」で、そこがお兄ちゃんには辛いだろうと思いました。お２人は、お若いので介護の経験はないでしょう？
長尾 祖父母はいますが、そこまでの介護はしていないです。
藤原 僕も未経験です。
―長尾さん、ご兄弟はいらっしゃいますか？
長尾 いません。ひとりっ子です。
―藤原さんは妹さんがいらっしゃるんですよね。
藤原 はい、そうです。姉もいます。
―女の子の間の男の子って特権階級みたいなものです（笑）。優遇されますよね。
長尾・藤原 （笑）そうですね。
藤原 たしかに、優遇という言い方はあれなんですけど、母からは可愛がってもらってたんじゃないかな、と思います。
―「しかたがないなぁ」と思いつつ弟は可愛い。お兄ちゃんは弟が生まれたとたん「お兄ちゃん」でいなくちゃいけなくて、それなのに…という辛さもあります。短い中にいろんなことが詰まっていて、監督さんがお若いのにこのお話、と驚きました。
藤原 僕もそう思いました。
長尾 うん。
―今振り返ってみて、印象に残っているシーンは？
藤原 最後に兄が弟に言う言葉ですね。封筒の。
あの台詞に白磯君が言いたかった兄弟の距離間というものが、全部詰まっているように思います。弟が東京で何をしてきたかということを知って、兄が問い詰めることもできた。でもそれを全部飲み込んで、あの台詞に全てを込めるっていうのがやりたかったことなんじゃないかな。
そのとき自分が演じていた和馬の表情も印象的だなと、自分自身思いました。
―まばたき多くなっていました。
藤原 （笑）
―お兄ちゃんはいかがでしょうか？
長尾 僕はその前夜の２人でタバコを吸うところ。弟がどういう時間を過ごして店の前に出てきたのか、言葉を用意していたのか、しなかったのかという２人の関係。兄ははじめ、次の日に行くことがわかっているのかいないのか。２人のあいだにたゆたう時間、とても印象的でしたね。
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―この映画で耳に残ったのが、２人が呼ぶ「母ちゃん」なんです。いいな、と思いました。お２人差支えなかったら、お母さんを何と呼んでいらっしゃるか教えてください。
藤原 僕は「かあちゃん」って呼んでますね。
―映画と同じですね。長尾さんは？
長尾 ○○子。さん付けするか、しないか。
―名前を呼ぶんですか？
藤原 長尾さんらしいですね。
長尾 そうかな？ 十代から両親は名前で呼んでいます。
―それは、ご両親に言われたわけじゃなくて、自分で？
長尾 はい、自分で。家に来る友達もみんなそう呼んでいました。
―母親という役割より○○子さんが前に出ているって、すごく個人的というか欧米っぽいです。
長尾 反抗期のころで、所詮他人だろうっていうのもあって。その方が人として敬意をもって接することができるだろう、と。お袋っていうのもなんかちょっと。
藤原 父親のことを「親父」って呼べないな、呼んでみたいな、とかありますけど。「所詮他人だろう」っていうのは言い方を変えれば、他人として認識している。「母」ってあてはめちゃうとどうしても甘えが出てきちゃいますが、一人の他人だと認識することで敬意を持てる側面もあると思います。
―個人として尊重しているって感じがしますね。クールだ！とっても（笑）。
藤原 原田芳雄さんも自分の息子に下の名前で呼ばせてたって。
長尾 そうなんだ。
―監督が俳優を選ぶように、俳優も作品を選びますね。そのときに決め手になるものはなんですか？
藤原 やっぱり最初に脚本。その次に過去の作品。スタッフ、で最後にキャストですね。
―自分のほかに誰が出るかということですね。自分の役柄についてこだわりはありますか？
藤原 それよりも、その役柄がその作品にどういった影響を及ぼしているかとか、作品のことをまずは考えて、小さい役でもそれに参加すべきだなと思ったら参加します。
―例えば快楽殺人犯の役とか、自分はちょっとと思うことは？
藤原 新しい感情とか、新しい自分に出逢えるチャンスがあるなら僕は飛び込みたい、と思っています。
―おお、チャレンジャーです！ 長尾さんは？
長尾 監督含め、撮りたい方々が…なんとなくこういうと生意気かもしれないですけど、今の世の中に対してどう思っているかということが感じられると嬉しいですね。参加する身としては。自分が生きている環境、取り巻いている世界に対して、どういうものを持って表現したいかを、監督、脚本から感じ取れると参加させてもらえる意義を感じる気がします。
―監督さんにもよると思いますが、たとえば自分の役作りでたくさんディスカッションしたいほうですか？ 任されたいほうですか？
長尾 どっちでも（笑）。
藤原 長尾さん結構、「向こうが望むなら僕はするし」という、なんかいい意味での受け入れというか、懐の深さがある人だなと現場で思いました。
―受け入れる間口広いんですね。かなり広いんですか？
長尾 それで季節くんをとまどわせてしまったかも（笑）。
藤原 最初とまどいました。
―広いと嬉しくないですか？ストライクゾーン広くて、どんなのも受け止めてくれる。
藤原 多少イラっとすることとか、これは言わなきゃっていうことも長尾さんは絶対言わない。全部受け止める。この人何考えてるんだろうと、最初思いましたね。
長尾（笑）
―映画の中村兄弟みたいですね。
藤原 そうですね。スタッフが映画を撮ったことのないチームだったので、最初はやり方がわからない中でしたが、３，４日経つと長尾さんや僕が望んでいた動き方に自然となっていきました。お芝居の中で起きたことを撮る。最初は「撮る」ことが目的なんですけど、僕たち２人の中で起きたことを撮ろうという流れに変わっていったんです。まずお芝居を見てから、何を撮るか考えよう、みんなでって。それは長尾さんが初日から黙っていたことで、自然発生的に起きていったことでしたね。
―呼び水。黙って。
長尾 そんなたいそうなもんじゃない（笑）。
―ご本人はそんなに意識しないでやっていたんでしょうか？
長尾 しないと言ったらウソになるかと思うんですけど。なんか見ないようにしようと思って（笑）、変な言い方だけど。
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―では最後にこの映画のテーマのひとつでもある「消えてほしくないもの」はなんですか？パッと思いついたことを。
藤原 パッと思いつくもの。手書きの手紙とか捨てられないです。新しくいろんなものが生まれていって、人の体温の残っている直筆の手紙は減っていくのかもしれないですけど、消えてほしくないなと思いますね。
―お母さんからの手紙はとってあるんですか？
藤原 ずーっと全部とってあります。捨てられないです。
―１０年分？！ お返事は出しています？
藤原 出してませんね。
―親って手紙すごく待っているんですよ。
藤原 そうですよね、書いてみます。やっぱりメールとかと違いますよね。
―違いますよー。お母さんを思って時間かけて書くんですから。
ハガキでいいですし、何と書いてあったって親は嬉しいものです。
藤原 はい、わかりました。
―長尾さんの消えてほしくないものは？
長尾 僕は「家族との思い出」ですかね。ぱっと思い浮かぶのは。どこかに行ったとか忘れてることって意外とたくさんあるなと思って。
―思い出は自分だけのものですものね。形のあるものでは何か？
長尾 その辺の再開発で、好きだった古くからの料理屋さんとかがなくなるのはとっても悲しい。
藤原 「家族との思い出」ってハッとしますね。全部消えていくものじゃないですか。
長尾 うんうん。
藤原 なんか切ないですね。それは。
―この映画で、お母さんが忘れていってしまうのにも繫がりますよね。和馬とお兄ちゃんにも。
藤原 それをわかったうえで「家族の思い出」って着想する長尾さんにぐっとくるものがあります。
長尾（笑）
―素敵なお答えをいただけました。ありがとうございました。
『中村屋酒店の兄弟』藤原季節さん、長尾卓磨さんインタビュー
―お２人は最初から俳優を目指していらっしゃったんですか？
藤原 僕は物心ついた時から俳優になりたいと思っていました。映画が好きだったんですよ。ジャッキー・チェンに憧れて、絶対俳優になるぞと決めていたので高校卒業後上京しました。
―じゃあ夢を叶えられたんですね。
藤原 まあまだ途中ではありますけれども。一応。
長尾 子どものころ、「先祖が上杉謙信だよ」と聞いて、戦国武将になりたかったんです。現代社会では無理だなと思って、馬に乗って刀振り回すにはこの中に入ればいいのかなって。それが中井貴一さん主演の「武田信玄」（1988年大河ドラマ）。仕事としては大学卒業してから広告代理店に入って、遠回りしました。
―俳優じゃなく”武将”が始まり！だからお城巡りがお好きなんですね。なりたかった武将役は？
長尾 『信虎』（2021/金子修介監督）で上杉景勝（長尾顕景）役をやらせていただきました。やってみたいのは、やはり上杉謙信（長尾景虎）役です。
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―役をいただいたときと、演じ終わってから印象の違いはありましたか？
藤原 役をいただいたときは、兄弟との関係性で役を見ているというよりは「和馬」という役にフォーカスして見ていたんです。東京と実家を行き来して居場所を探している青年を演じるんだな、って。演じ終わったときに、長尾さんっていうお兄ちゃんと共演して「兄と一緒にいるときの自分」っていうのは、ある意味弟という役割だったり、仮面をかぶった弟という人間を演じようとしている青年でもあるなと思って。それが自分が働いている、東京でやってきたこととかが兄にバレたりして、そういう身ぐるみ剥がされていくというか正体がバレていくところの変化だったり、関係性においての青年にフォーカスを合わせて見れるようになった。それが演じる前と後では違いました。
長尾 僕も最初の印象では「何を勝手なこと言ってるんだ」と弟に対してあったんですけど、季節くんが、会った瞬間から可愛くて、どんどん可愛くなってきて、なんかずっと横顔を見ていたような感覚がありました。
監督が常々「優しく、もっともっと優しく接してください。怖いほど優しく。全て表面上は優しく」と言っていて。終わったときは、今、季節くんが言ってくれたみたいに、「兄という役割を自分で作っている」「兄としての役割を急に演じなくてはいけないと思いこんだ人間」なんじゃないかなと、同じようなことを考えました。
―優しい、いいお兄ちゃんでした。
藤原 その「優しい、いいお兄ちゃん」っていうのは、弟の前で見せるお兄ちゃんの顔で、本当のところは何もわからない。そういう裏側も見える映画になっていればいいなと思います。
―お兄ちゃんが一瞬怖く見えるところがありますね。お母さんの介護をずっと１人で背負ってきて、数年後に帰ってきた何もしなかった弟に対しての葛藤があると思いました。
藤原 そう見ていただけると嬉しいです。
―お母さんの言う「ありがとう」が他人に対しての「ありがとう」で、そこがお兄ちゃんには辛いだろうと思いました。お２人は、お若いので介護の経験はないでしょう？
長尾 祖父母はいますが、そこまでの介護はしていないです。
藤原 僕も未経験です。
―長尾さん、ご兄弟はいらっしゃいますか？
長尾 いません。ひとりっ子です。
―藤原さんは妹さんがいらっしゃるんですよね。
藤原 はい、そうです。姉もいます。
―女の子の間の男の子って特権階級みたいなものです（笑）。優遇されますよね。
長尾・藤原 （笑）そうですね。
藤原 たしかに、優遇という言い方はあれなんですけど、母からは可愛がってもらってたんじゃないかな、と思います。
―「しかたがないなぁ」と思いつつ弟は可愛い。お兄ちゃんは弟が生まれたとたん「お兄ちゃん」でいなくちゃいけなくて、それなのに…という辛さもあります。短い中にいろんなことが詰まっていて、監督さんがお若いのにこのお話、と驚きました。
藤原 僕もそう思いました。
長尾 うん。
―今振り返ってみて、印象に残っているシーンは？
藤原 最後に兄が弟に言う言葉ですね。封筒の。
あの台詞に白磯君が言いたかった兄弟の距離間というものが、全部詰まっているように思います。弟が東京で何をしてきたかということを知って、兄が問い詰めることもできた。でもそれを全部飲み込んで、あの台詞に全てを込めるっていうのがやりたかったことなんじゃないかな。
そのとき自分が演じていた和馬の表情も印象的だなと、自分自身思いました。
―まばたき多くなっていました。
藤原 （笑）
―お兄ちゃんはいかがでしょうか？
長尾 僕はその前夜の２人でタバコを吸うところ。弟がどういう時間を過ごして店の前に出てきたのか、言葉を用意していたのか、しなかったのかという２人の関係。兄ははじめ、次の日に行くことがわかっているのかいないのか。２人のあいだにたゆたう時間、とても印象的でしたね。
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―この映画で耳に残ったのが、２人が呼ぶ「母ちゃん」なんです。いいな、と思いました。お２人差支えなかったら、お母さんを何と呼んでいらっしゃるか教えてください。
藤原 僕は「かあちゃん」って呼んでますね。
―映画と同じですね。長尾さんは？
長尾 ○○子。さん付けするか、しないか。
―名前を呼ぶんですか？
藤原 長尾さんらしいですね。
長尾 そうかな？ 十代から両親は名前で呼んでいます。
―それは、ご両親に言われたわけじゃなくて、自分で？
長尾 はい、自分で。家に来る友達もみんなそう呼んでいました。
―母親という役割より○○子さんが前に出ているって、すごく個人的というか欧米っぽいです。
長尾 反抗期のころで、所詮他人だろうっていうのもあって。その方が人として敬意をもって接することができるだろう、と。お袋っていうのもなんかちょっと。
藤原 父親のことを「親父」って呼べないな、呼んでみたいな、とかありますけど。「所詮他人だろう」っていうのは言い方を変えれば、他人として認識している。「母」ってあてはめちゃうとどうしても甘えが出てきちゃいますが、一人の他人だと認識することで敬意を持てる側面もあると思います。
―個人として尊重しているって感じがしますね。クールだ！とっても（笑）。
藤原 原田芳雄さんも自分の息子に下の名前で呼ばせてたって。
長尾 そうなんだ。
―監督が俳優を選ぶように、俳優も作品を選びますね。そのときに決め手になるものはなんですか？
藤原 やっぱり最初に脚本。その次に過去の作品。スタッフ、で最後にキャストですね。
―自分のほかに誰が出るかということですね。自分の役柄についてこだわりはありますか？
藤原 それよりも、その役柄がその作品にどういった影響を及ぼしているかとか、作品のことをまずは考えて、小さい役でもそれに参加すべきだなと思ったら参加します。
―例えば快楽殺人犯の役とか、自分はちょっとと思うことは？
藤原 新しい感情とか、新しい自分に出逢えるチャンスがあるなら僕は飛び込みたい、と思っています。
―おお、チャレンジャーです！ 長尾さんは？
長尾 監督含め、撮りたい方々が…なんとなくこういうと生意気かもしれないですけど、今の世の中に対してどう思っているかということが感じられると嬉しいですね。参加する身としては。自分が生きている環境、取り巻いている世界に対して、どういうものを持って表現したいかを、監督、脚本から感じ取れると参加させてもらえる意義を感じる気がします。
―監督さんにもよると思いますが、たとえば自分の役作りでたくさんディスカッションしたいほうですか？ 任されたいほうですか？
長尾 どっちでも（笑）。
藤原 長尾さん結構、「向こうが望むなら僕はするし」という、なんかいい意味での受け入れというか、懐の深さがある人だなと現場で思いました。
―受け入れる間口広いんですね。かなり広いんですか？
長尾 それで季節くんをとまどわせてしまったかも（笑）。
藤原 最初とまどいました。
―広いと嬉しくないですか？ストライクゾーン広くて、どんなのも受け止めてくれる。
藤原 多少イラっとすることとか、これは言わなきゃっていうことも長尾さんは絶対言わない。全部受け止める。この人何考えてるんだろうと、最初思いましたね。
長尾（笑）
―映画の中村兄弟みたいですね。
藤原 そうですね。スタッフが映画を撮ったことのないチームだったので、最初はやり方がわからない中でしたが、３，４日経つと長尾さんや僕が望んでいた動き方に自然となっていきました。お芝居の中で起きたことを撮る。最初は「撮る」ことが目的なんですけど、僕たち２人の中で起きたことを撮ろうという流れに変わっていったんです。まずお芝居を見てから、何を撮るか考えよう、みんなでって。それは長尾さんが初日から黙っていたことで、自然発生的に起きていったことでしたね。
―呼び水。黙って。
長尾 そんなたいそうなもんじゃない（笑）。
―ご本人はそんなに意識しないでやっていたんでしょうか？
長尾 しないと言ったらウソになるかと思うんですけど。なんか見ないようにしようと思って（笑）、変な言い方だけど。
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―では最後にこの映画のテーマのひとつでもある「消えてほしくないもの」はなんですか？パッと思いついたことを。
藤原 パッと思いつくもの。手書きの手紙とか捨てられないです。新しくいろんなものが生まれていって、人の体温の残っている直筆の手紙は減っていくのかもしれないですけど、消えてほしくないなと思いますね。
―お母さんからの手紙はとってあるんですか？
藤原 ずーっと全部とってあります。捨てられないです。
―１０年分？！ お返事は出しています？
藤原 出してませんね。
―親って手紙すごく待っているんですよ。
藤原 そうですよね、書いてみます。やっぱりメールとかと違いますよね。
―違いますよー。お母さんを思って時間かけて書くんですから。
ハガキでいいですし、何と書いてあったって親は嬉しいものです。
藤原 はい、わかりました。
―長尾さんの消えてほしくないものは？
長尾 僕は「家族との思い出」ですかね。ぱっと思い浮かぶのは。どこかに行ったとか忘れてることって意外とたくさんあるなと思って。
―思い出は自分だけのものですものね。形のあるものでは何か？
長尾 その辺の再開発で、好きだった古くからの料理屋さんとかがなくなるのはとっても悲しい。
藤原 「家族との思い出」ってハッとしますね。全部消えていくものじゃないですか。
長尾 うんうん。
藤原 なんか切ないですね。それは。
―この映画で、お母さんが忘れていってしまうのにも繫がりますよね。和馬とお兄ちゃんにも。
藤原 それをわかったうえで「家族の思い出」って着想する長尾さんにぐっとくるものがあります。
長尾（笑）
―素敵なお答えをいただけました。ありがとうございました。
大家好，我是李医生。
过敏性鼻炎（变应性鼻炎）折腾我很多年了，尤其是最近几年工作忙、家庭事务忙导致运动量减少，鼻炎症状就更明显了，不用药的时间长了鼻炎就要发作，一发作就鼻塞、鼻涕、打喷嚏、眼睛瘙痒、人犯困等等，难受。
我的鼻炎可能跟我父亲的哮喘有关系，我父亲有哮喘，哮喘有一定的遗传倾向，他可能把跟哮喘有关的那种过敏性体质遗传了给我，我并没有得哮喘，但我得了一个相近的疾病，就是过敏性鼻炎。
事实上，呼吸内科专家们都认为哮喘和过敏性鼻炎是同一个疾病，只不过表现在不同的部位而已，所以治疗药物也类似，糖皮质激素激素是最有效果的。
今天咱们不讲哮喘，就讲过敏性鼻炎，因为太多人有这个病了，数据显示大概10%-20%的人会有，基于中国庞大的人口基数，即便是10%的人有，那也是过亿的数量了，只不过大家轻重程度不同，有些人可能就早上打两个喷嚏，病情比较轻微，没留意，事实上也可能是过敏性鼻炎了。
严重的过敏性鼻炎患者，那就难受多了，一天到晚可能都是鼻塞、堵得慌、鼻涕多，疯狂打喷嚏，揉下鼻子都会打喷嚏，刺激不得，还可能有过敏性结膜炎，眼睛瘙痒，流泪，人犯困等等，够折腾的。
过敏性鼻炎不是重大疾病，不会致人死地，但是困扰生活啊，症状反反复复，怎么办？到底能不能有好办法彻底控制好它？
咱们今天从现代医学角度来讲，祖国传统医学我不擅长就不展开讲了。
现代医学认为过敏性鼻炎（变应性鼻炎）是机体暴露于变应原后主要由IgE介导的鼻粘膜非感染性慢性炎症性疾病，划重点哈：暴露于变应原、非感染性、慢性炎症，这几个重点，就说明了过敏性鼻炎的本质了。
到处都可能有过敏原，完全不接触过敏原是很难的。非感染性，说明不是细菌病毒感染的，抗生素抗病毒是没效果的。慢性炎症，说明病情迁延。
1.怎么治疗过敏性鼻炎呢？这是大家最关心的问题。
我用当前最权威的文件跟大家分享，变应性鼻炎诊治指南，和教科书。而不是根据某个人经验。
国内最早的一版过敏性鼻炎诊治指南是1990年在乌鲁木齐发布的，后来药物和研究都有进展，于是1997年专家在海口发布了第二版，随后2004年在兰州发布了第三版，2009年在武夷山发布了第四版，2015年在天津发布了第五版，现在是2022年，第六版差不多要出来了，还没出来。每一版新出的指南，都意味着最新的观念。
第六版还没出来之前，已经陆续有几个针对部分领域药物的专家共识出来了，专家共识的权威性比指南要低一些，但是对于普通医生、患者还是有很大的指导借鉴意义的。
我们直接从2015年过敏性鼻炎诊治指南开始讲。
2015年指南明确指出：过敏性鼻炎（变应性鼻炎）治疗原则包括环境控制、药物治疗、免疫治疗和健康教育。
药物和免疫治疗是主要治疗方式。
重点来了：指南认为，虽然本病目前不能彻底治愈，但通过规范化的综合防治，患者的各种症状可得到良好的控制，并显著改善生活质量。
看到没，当前全世界都是这么认为，过敏性鼻炎还不能被彻底治愈。但临床上的确有不少过敏性鼻炎患者都说自己的鼻炎自愈了（是自愈，不是治愈），这是完全有可能的，很多人通过积极运动锻炼、更换工作生活环境后发现困扰多年的鼻炎不见了，舒服多了，这算是自愈，而不是治愈。
过敏性鼻炎毕竟是个跟免疫有关的疾病，凡是跟免疫有关的疾病，目前都难以彻底治愈。但通过锻炼身体、调整机体免疫状态、远离甚至避免接触过敏原，鼻炎的确可能不再发作。这对我们普通患者来说有非常重要的借鉴意义。
尤其是回避变应原，如果能确切找到是哪种东西让你过敏，你就不再接触它就好，问题是很多人对很多种东西过敏，而且不知道到底对什么过敏，即便做了过敏原测试也不能测试所有的过敏原，所以不能彻底找出所有的过敏原，也就无法完全避免接触，这需要一定运气。
2.药物治疗过敏性鼻炎，选择那一种药物？
药物治疗是最重要的方式。
目前指南推荐作为一线治疗（主要治疗，首选治疗）的药物有三种，分别是：
鼻腔吸入糖皮质激素；
口服/鼻腔吸入第二代抗组胺药物；
口服白三烯受体拮抗剂
此外还有一些二线治疗方案，比如肥大细胞膜稳定剂（比如色甘酸钠）、减充血剂（比如羟甲唑啉、赛洛唑啉）、抗胆碱能药物（如异丙托溴铵等），我们不展开讲，因为它们不作为主要治疗。
（1）我们先讲鼻腔吸入糖皮质激素。
大家不要一看到糖皮质激素（简称激素）就怕，这是个好药，也是个猛药，使用不当的确会有大副作用，但如果按说明使用那就好处远远大过坏处。就好比一把菜刀，你正常用菜刀切菜那是没问题，但不意味着菜刀没危险啊，你要对着人晃呀晃，还是挺吓人的，但你好好切菜，那就问题不大。
鼻腔吸入激素具有显著抗炎抗过敏作用，药物直接作用在鼻腔，几乎不入血，所以副作用轻多了。目前指南把它列为一线药物，推荐使用。鼻腔吸入糖皮质激素对过敏性鼻炎所有症状都有显著改善作用，包括打喷嚏、流鼻涕、鼻子痒、鼻塞等。不管是轻度中度重度，都合适使用。每天喷鼻子1-2次，疗程4周以上。
为了进一步说明鼻腔吸入糖皮质激素治疗过敏性鼻炎的重要性，专家组专门制定了《鼻用糖皮质激素治疗变应性鼻炎专家共识（2021年，上海）》，有人或许认为这是糖皮质激素相关厂家推动下制定的，但不管如何，专家不能乱说话，货好不怕吆喝，酒香也要广告，无可厚非。
临床上使用广泛的鼻用糖皮质激素有布地奈德、丙酸氟替卡松、糠酸莫米松、丙酸倍氯米松、曲安奈德、糠酸氟替卡松等，如下图：
图片1
不同的激素有不同的特点，但总体来说效果都是很好的。而且我们用的主要是鼻腔吸入，而不是口服。口服的效果也好，但是副作用大，一般都是比较严重的、其他药物效果不好的才考虑口服激素。
鼻腔用激素选用哪种呢？目前用的最多的是表格前三。表格后面的也有人用，效果也都是不错，可以根据自己情况选择。鼻腔吸入激素疗程一般不少于4周（1个月），当症状好转后就逐步减低剂量乃至停药，一旦反复，还需要继续用药，没办法治愈。
一天之内什么时候用激素最好？答案是早餐。早晨用药与内源性激素分泌时间相对一致，这样能减少对自身激素分泌的影响，减少副作用。
鼻腔用激素安全么？回答是安全的，毕竟它作为一线用药，如果没有足够的证据专家们也不敢乱建议。研究表明鼻腔用激素（我们始终强调是鼻腔用激素，而非口服激素）安全性和耐受性都良好，局部不良反应主要有鼻腔干燥、鼻出血等，但比较轻微，停药后副作用可消失。
（2）第二个是抗组胺药物
组胺是一种炎症介质，参与了过敏性鼻炎的发病过程，如果药物能拮抗这个物质，就能拮抗过敏，也就能治疗过敏性鼻炎。
抗组胺药物目前很多，最开始的抗组胺药物有明显的中枢抑制，吃了会嗜睡、乏力，比如扑尔敏、酮替芬，目前把它们列为第一代抗组胺药物，现在指南已经不怎么推荐它们治疗过敏性鼻炎了，因为中枢抑制副作用常见。
目前推荐用的是第二代抗组胺药物，这代抗组胺药物改良过了，显著减轻了对中枢抑制作用，而且起效迅速，作用时间较长，一般一天用一次药就可以了。比如氯雷他定、西替利嗪、依巴斯汀、地氯雷他定、左西替利嗪、非索非那定等等。这些药物都是口服的。
为了说明口服抗组胺药物治疗过敏性鼻炎的重要性，专家们还特定制定了《口服H1抗组胺药物治疗变应性鼻炎2018广州共识》，还是那句话，共识可能有厂家赞助和推动，但好货不怕推广，好的东西就应该推广。
总的来说，口服第二代抗组胺药物治疗过敏性鼻炎的效果也是不错的，但它的疗效比不上鼻腔用糖皮质激素，这是公认的，即便如此，口服抗组胺药物也能应付轻度和大部分中重度过敏性鼻炎了。把它们列为一线治疗，也是当之无愧的。
很多人疑惑，第二代抗组胺药物这么多，当中有没有区别？有。西替利嗪、氯雷他定它们是一批，地氯雷他定、枸地氯雷他定、左西替利嗪又是一批，称之为新二代，而不算三代，因为结构上并没有太大的改进，只能称之为2.1版本，而不是3.0版本，大概这个意思。
专家共识认为新二代抗组胺药物（如地氯雷他定、枸地氯雷他定、左西替利嗪等）是比西替利嗪、氯雷他定等更安全、更有效的药物，但它们的价格也是贵了很多，对于每个鼻炎患者来说，可以根据自己情况选择。肯定是先考虑使用第二代药物，但要不要用新的二代就因人而异了。
儿童也是可以使用的，见图：
图片2
除了口服抗组胺药物是一线治疗，鼻用抗组胺药物也是一线用药，疗效相当于或者优于口服的，比如氮卓斯汀鼻喷剂。
（3）第三个是白三烯受体拮抗剂
组胺是一个炎症介质，白三烯是另外一种炎症介质，拮抗组胺能发挥效果，拮抗白三烯一样能取得疗效。口服白三烯受体拮抗剂也是过敏性鼻炎的一线治疗用药，临床推荐使用。
每天用药1次，晚上睡前口服，疗程也是4周以上。儿童可以用颗粒剂型或者咀嚼片。这类药物目前用的最多的是孟鲁司特。
研究表明，孟鲁司特对过敏性鼻炎患者的鼻子、眼睛症状都有明显改善，病情严重的可以与抗组胺药物联合使用，强强联合，效果更好，优于分别单独使用。孟鲁司特很适合同时合并有哮喘的过敏性鼻炎患者，因为孟鲁司特也是治疗哮喘的常用药。
总的来说这类药物安全性也很好，不良反应轻微，但2020年美国FDA对这个孟鲁司特发出来安全警告（黑框警告），说这个药可能诱发兴奋、睡眠障碍和抑郁等严重精神不良事件，甚至可能导致自杀意念和行为，用黑框警示，目的是让大家对这类药物的风险有足够的了解，以便正确评估获益/风险。
但用黑框警示也不代表这个药就不能用了，还是要结合情况来选择。但一个药物标上黑框警示或多或少会对药物的销量造成影响，这肯定是厂家不愿意的事情。另外，我没找到白三烯受体拮抗剂治疗过敏性鼻炎的专家共识。
综上所述，我们已经介绍了三种一线治疗药物，鼻腔吸入激素、口服/鼻用抗组胺药物、口服白三烯受体拮抗剂。事实上，治疗过敏性鼻炎，你可以选择任何一类药物开始，也可以三个轮流用，经过自己的反应来评估最适合自己的那种，症状严重的可能需要两类药物联合使用。
3.治疗过敏性鼻炎，不用药物行不行？
可能行，不一定行。
不想用药物的朋友，可以尝试鼻腔冲洗。鼻腔生理盐水冲洗是一种安全、方便、价廉的治疗方法，但通常是用来辅助治疗的，不是每个人都有效果。部分人可能通过单纯鼻腔冲洗都可能达到理想效果，而不需要吃药。当然，可以一边吃药，一边冲洗。
冲洗主要是使用生理盐水或者2%高渗盐水进行鼻腔冲洗，网上很多冲洗器，便宜的贵的都有，我认为差不了太多，仅仅是一个舒适性的问题而已。研究表明，40°C生理盐水冲洗鼻腔可以明显改善过敏性鼻炎患者打喷嚏、鼻塞的症状。
4.免疫治疗
免疫治疗，相对药物治疗来说是比较新颖的治疗，但也不是新技术了，治疗也相对成熟。但使用远远没有药物那么广泛。
2015年过敏性鼻炎诊治指南明确指出：免疫治疗也是过敏性鼻炎的一线治疗方法，临床推荐使用。治疗机理是让患者不断接触变应原提取物，剂量不断增加，以便诱导机体免疫耐受，当再次接触变应原时症状明显减轻，甚至没有症状。
打个比方，你怕恐怖片，那就让你不断看恐怖片，先没那么恐怖的开始，然后恐怖一点的，最后很恐怖的，让你一直看，看到吐、看到没感觉为止。然后你就不怕看恐怖片了，大概这么个的道理。
以前大家认为免疫治疗应该用于那些药物治疗不理想的患者，后来研究多了，成熟了，专家们就建议只要诊断过敏性鼻炎，一开始就可以用免疫治疗，不需要先经历药物治疗阶段。当然，必须要跟患者解释清楚，治疗疗程、疗效、方便与否、费用等等都是需要沟通的。
我接触免疫治疗过敏性鼻炎的患者朋友比较少，这方面不擅长，不能说太多。但就我遇到的少部分患者（仅仅代表我遇到的而已）来说，效果没有宣称的那么好，还存在不少问题，希望随着技术的进步能不断克服问题。
我会比较保守，还是首先推荐大家药物治疗，药物治疗当中有三类：鼻腔激素、口服/鼻腔抗组胺药物、白三烯受体拮抗剂，这三类可以随便选一个开始，我个人是鼻腔激素、口服第二代抗组胺药物交换使用，比如这个周期（1个月）使用鼻腔吸入莫米松，好转了，可以休息一段时间，如果再次发作了，那就口服氯雷他定或者西替利嗪。
期间我尝试过鼻腔生理盐水冲洗，效果也是不错的，还有很多过敏性鼻炎的患者朋友跟我分享，他们单独靠冲洗就能控制鼻炎，不需要药物，这也是存在的。
还有些朋友跟我分享，他们换了一个生活工作环境，增加了跑步锻炼时间，鼻炎自己就好了，不需要任何治疗。这也是存在的。
大家要有正确的观念。
#微博新知博主##健康过年小贴士##过敏性鼻炎#
过敏性鼻炎（变应性鼻炎）折腾我很多年了，尤其是最近几年工作忙、家庭事务忙导致运动量减少，鼻炎症状就更明显了，不用药的时间长了鼻炎就要发作，一发作就鼻塞、鼻涕、打喷嚏、眼睛瘙痒、人犯困等等，难受。
我的鼻炎可能跟我父亲的哮喘有关系，我父亲有哮喘，哮喘有一定的遗传倾向，他可能把跟哮喘有关的那种过敏性体质遗传了给我，我并没有得哮喘，但我得了一个相近的疾病，就是过敏性鼻炎。
事实上，呼吸内科专家们都认为哮喘和过敏性鼻炎是同一个疾病，只不过表现在不同的部位而已，所以治疗药物也类似，糖皮质激素激素是最有效果的。
今天咱们不讲哮喘，就讲过敏性鼻炎，因为太多人有这个病了，数据显示大概10%-20%的人会有，基于中国庞大的人口基数，即便是10%的人有，那也是过亿的数量了，只不过大家轻重程度不同，有些人可能就早上打两个喷嚏，病情比较轻微，没留意，事实上也可能是过敏性鼻炎了。
严重的过敏性鼻炎患者，那就难受多了，一天到晚可能都是鼻塞、堵得慌、鼻涕多，疯狂打喷嚏，揉下鼻子都会打喷嚏，刺激不得，还可能有过敏性结膜炎，眼睛瘙痒，流泪，人犯困等等，够折腾的。
过敏性鼻炎不是重大疾病，不会致人死地，但是困扰生活啊，症状反反复复，怎么办？到底能不能有好办法彻底控制好它？
咱们今天从现代医学角度来讲，祖国传统医学我不擅长就不展开讲了。
现代医学认为过敏性鼻炎（变应性鼻炎）是机体暴露于变应原后主要由IgE介导的鼻粘膜非感染性慢性炎症性疾病，划重点哈：暴露于变应原、非感染性、慢性炎症，这几个重点，就说明了过敏性鼻炎的本质了。
到处都可能有过敏原，完全不接触过敏原是很难的。非感染性，说明不是细菌病毒感染的，抗生素抗病毒是没效果的。慢性炎症，说明病情迁延。
1.怎么治疗过敏性鼻炎呢？这是大家最关心的问题。
我用当前最权威的文件跟大家分享，变应性鼻炎诊治指南，和教科书。而不是根据某个人经验。
国内最早的一版过敏性鼻炎诊治指南是1990年在乌鲁木齐发布的，后来药物和研究都有进展，于是1997年专家在海口发布了第二版，随后2004年在兰州发布了第三版，2009年在武夷山发布了第四版，2015年在天津发布了第五版，现在是2022年，第六版差不多要出来了，还没出来。每一版新出的指南，都意味着最新的观念。
第六版还没出来之前，已经陆续有几个针对部分领域药物的专家共识出来了，专家共识的权威性比指南要低一些，但是对于普通医生、患者还是有很大的指导借鉴意义的。
我们直接从2015年过敏性鼻炎诊治指南开始讲。
2015年指南明确指出：过敏性鼻炎（变应性鼻炎）治疗原则包括环境控制、药物治疗、免疫治疗和健康教育。
药物和免疫治疗是主要治疗方式。
重点来了：指南认为，虽然本病目前不能彻底治愈，但通过规范化的综合防治，患者的各种症状可得到良好的控制，并显著改善生活质量。
看到没，当前全世界都是这么认为，过敏性鼻炎还不能被彻底治愈。但临床上的确有不少过敏性鼻炎患者都说自己的鼻炎自愈了（是自愈，不是治愈），这是完全有可能的，很多人通过积极运动锻炼、更换工作生活环境后发现困扰多年的鼻炎不见了，舒服多了，这算是自愈，而不是治愈。
过敏性鼻炎毕竟是个跟免疫有关的疾病，凡是跟免疫有关的疾病，目前都难以彻底治愈。但通过锻炼身体、调整机体免疫状态、远离甚至避免接触过敏原，鼻炎的确可能不再发作。这对我们普通患者来说有非常重要的借鉴意义。
尤其是回避变应原，如果能确切找到是哪种东西让你过敏，你就不再接触它就好，问题是很多人对很多种东西过敏，而且不知道到底对什么过敏，即便做了过敏原测试也不能测试所有的过敏原，所以不能彻底找出所有的过敏原，也就无法完全避免接触，这需要一定运气。
2.药物治疗过敏性鼻炎，选择那一种药物？
药物治疗是最重要的方式。
目前指南推荐作为一线治疗（主要治疗，首选治疗）的药物有三种，分别是：
鼻腔吸入糖皮质激素；
口服/鼻腔吸入第二代抗组胺药物；
口服白三烯受体拮抗剂
此外还有一些二线治疗方案，比如肥大细胞膜稳定剂（比如色甘酸钠）、减充血剂（比如羟甲唑啉、赛洛唑啉）、抗胆碱能药物（如异丙托溴铵等），我们不展开讲，因为它们不作为主要治疗。
（1）我们先讲鼻腔吸入糖皮质激素。
大家不要一看到糖皮质激素（简称激素）就怕，这是个好药，也是个猛药，使用不当的确会有大副作用，但如果按说明使用那就好处远远大过坏处。就好比一把菜刀，你正常用菜刀切菜那是没问题，但不意味着菜刀没危险啊，你要对着人晃呀晃，还是挺吓人的，但你好好切菜，那就问题不大。
鼻腔吸入激素具有显著抗炎抗过敏作用，药物直接作用在鼻腔，几乎不入血，所以副作用轻多了。目前指南把它列为一线药物，推荐使用。鼻腔吸入糖皮质激素对过敏性鼻炎所有症状都有显著改善作用，包括打喷嚏、流鼻涕、鼻子痒、鼻塞等。不管是轻度中度重度，都合适使用。每天喷鼻子1-2次，疗程4周以上。
为了进一步说明鼻腔吸入糖皮质激素治疗过敏性鼻炎的重要性，专家组专门制定了《鼻用糖皮质激素治疗变应性鼻炎专家共识（2021年，上海）》，有人或许认为这是糖皮质激素相关厂家推动下制定的，但不管如何，专家不能乱说话，货好不怕吆喝，酒香也要广告，无可厚非。
临床上使用广泛的鼻用糖皮质激素有布地奈德、丙酸氟替卡松、糠酸莫米松、丙酸倍氯米松、曲安奈德、糠酸氟替卡松等，如下图：
图片1
不同的激素有不同的特点，但总体来说效果都是很好的。而且我们用的主要是鼻腔吸入，而不是口服。口服的效果也好，但是副作用大，一般都是比较严重的、其他药物效果不好的才考虑口服激素。
鼻腔用激素选用哪种呢？目前用的最多的是表格前三。表格后面的也有人用，效果也都是不错，可以根据自己情况选择。鼻腔吸入激素疗程一般不少于4周（1个月），当症状好转后就逐步减低剂量乃至停药，一旦反复，还需要继续用药，没办法治愈。
一天之内什么时候用激素最好？答案是早餐。早晨用药与内源性激素分泌时间相对一致，这样能减少对自身激素分泌的影响，减少副作用。
鼻腔用激素安全么？回答是安全的，毕竟它作为一线用药，如果没有足够的证据专家们也不敢乱建议。研究表明鼻腔用激素（我们始终强调是鼻腔用激素，而非口服激素）安全性和耐受性都良好，局部不良反应主要有鼻腔干燥、鼻出血等，但比较轻微，停药后副作用可消失。
（2）第二个是抗组胺药物
组胺是一种炎症介质，参与了过敏性鼻炎的发病过程，如果药物能拮抗这个物质，就能拮抗过敏，也就能治疗过敏性鼻炎。
抗组胺药物目前很多，最开始的抗组胺药物有明显的中枢抑制，吃了会嗜睡、乏力，比如扑尔敏、酮替芬，目前把它们列为第一代抗组胺药物，现在指南已经不怎么推荐它们治疗过敏性鼻炎了，因为中枢抑制副作用常见。
目前推荐用的是第二代抗组胺药物，这代抗组胺药物改良过了，显著减轻了对中枢抑制作用，而且起效迅速，作用时间较长，一般一天用一次药就可以了。比如氯雷他定、西替利嗪、依巴斯汀、地氯雷他定、左西替利嗪、非索非那定等等。这些药物都是口服的。
为了说明口服抗组胺药物治疗过敏性鼻炎的重要性，专家们还特定制定了《口服H1抗组胺药物治疗变应性鼻炎2018广州共识》，还是那句话，共识可能有厂家赞助和推动，但好货不怕推广，好的东西就应该推广。
总的来说，口服第二代抗组胺药物治疗过敏性鼻炎的效果也是不错的，但它的疗效比不上鼻腔用糖皮质激素，这是公认的，即便如此，口服抗组胺药物也能应付轻度和大部分中重度过敏性鼻炎了。把它们列为一线治疗，也是当之无愧的。
很多人疑惑，第二代抗组胺药物这么多，当中有没有区别？有。西替利嗪、氯雷他定它们是一批，地氯雷他定、枸地氯雷他定、左西替利嗪又是一批，称之为新二代，而不算三代，因为结构上并没有太大的改进，只能称之为2.1版本，而不是3.0版本，大概这个意思。
专家共识认为新二代抗组胺药物（如地氯雷他定、枸地氯雷他定、左西替利嗪等）是比西替利嗪、氯雷他定等更安全、更有效的药物，但它们的价格也是贵了很多，对于每个鼻炎患者来说，可以根据自己情况选择。肯定是先考虑使用第二代药物，但要不要用新的二代就因人而异了。
儿童也是可以使用的，见图：
图片2
除了口服抗组胺药物是一线治疗，鼻用抗组胺药物也是一线用药，疗效相当于或者优于口服的，比如氮卓斯汀鼻喷剂。
（3）第三个是白三烯受体拮抗剂
组胺是一个炎症介质，白三烯是另外一种炎症介质，拮抗组胺能发挥效果，拮抗白三烯一样能取得疗效。口服白三烯受体拮抗剂也是过敏性鼻炎的一线治疗用药，临床推荐使用。
每天用药1次，晚上睡前口服，疗程也是4周以上。儿童可以用颗粒剂型或者咀嚼片。这类药物目前用的最多的是孟鲁司特。
研究表明，孟鲁司特对过敏性鼻炎患者的鼻子、眼睛症状都有明显改善，病情严重的可以与抗组胺药物联合使用，强强联合，效果更好，优于分别单独使用。孟鲁司特很适合同时合并有哮喘的过敏性鼻炎患者，因为孟鲁司特也是治疗哮喘的常用药。
总的来说这类药物安全性也很好，不良反应轻微，但2020年美国FDA对这个孟鲁司特发出来安全警告（黑框警告），说这个药可能诱发兴奋、睡眠障碍和抑郁等严重精神不良事件，甚至可能导致自杀意念和行为，用黑框警示，目的是让大家对这类药物的风险有足够的了解，以便正确评估获益/风险。
但用黑框警示也不代表这个药就不能用了，还是要结合情况来选择。但一个药物标上黑框警示或多或少会对药物的销量造成影响，这肯定是厂家不愿意的事情。另外，我没找到白三烯受体拮抗剂治疗过敏性鼻炎的专家共识。
综上所述，我们已经介绍了三种一线治疗药物，鼻腔吸入激素、口服/鼻用抗组胺药物、口服白三烯受体拮抗剂。事实上，治疗过敏性鼻炎，你可以选择任何一类药物开始，也可以三个轮流用，经过自己的反应来评估最适合自己的那种，症状严重的可能需要两类药物联合使用。
3.治疗过敏性鼻炎，不用药物行不行？
可能行，不一定行。
不想用药物的朋友，可以尝试鼻腔冲洗。鼻腔生理盐水冲洗是一种安全、方便、价廉的治疗方法，但通常是用来辅助治疗的，不是每个人都有效果。部分人可能通过单纯鼻腔冲洗都可能达到理想效果，而不需要吃药。当然，可以一边吃药，一边冲洗。
冲洗主要是使用生理盐水或者2%高渗盐水进行鼻腔冲洗，网上很多冲洗器，便宜的贵的都有，我认为差不了太多，仅仅是一个舒适性的问题而已。研究表明，40°C生理盐水冲洗鼻腔可以明显改善过敏性鼻炎患者打喷嚏、鼻塞的症状。
4.免疫治疗
免疫治疗，相对药物治疗来说是比较新颖的治疗，但也不是新技术了，治疗也相对成熟。但使用远远没有药物那么广泛。
2015年过敏性鼻炎诊治指南明确指出：免疫治疗也是过敏性鼻炎的一线治疗方法，临床推荐使用。治疗机理是让患者不断接触变应原提取物，剂量不断增加，以便诱导机体免疫耐受，当再次接触变应原时症状明显减轻，甚至没有症状。
打个比方，你怕恐怖片，那就让你不断看恐怖片，先没那么恐怖的开始，然后恐怖一点的，最后很恐怖的，让你一直看，看到吐、看到没感觉为止。然后你就不怕看恐怖片了，大概这么个的道理。
以前大家认为免疫治疗应该用于那些药物治疗不理想的患者，后来研究多了，成熟了，专家们就建议只要诊断过敏性鼻炎，一开始就可以用免疫治疗，不需要先经历药物治疗阶段。当然，必须要跟患者解释清楚，治疗疗程、疗效、方便与否、费用等等都是需要沟通的。
我接触免疫治疗过敏性鼻炎的患者朋友比较少，这方面不擅长，不能说太多。但就我遇到的少部分患者（仅仅代表我遇到的而已）来说，效果没有宣称的那么好，还存在不少问题，希望随着技术的进步能不断克服问题。
我会比较保守，还是首先推荐大家药物治疗，药物治疗当中有三类：鼻腔激素、口服/鼻腔抗组胺药物、白三烯受体拮抗剂，这三类可以随便选一个开始，我个人是鼻腔激素、口服第二代抗组胺药物交换使用，比如这个周期（1个月）使用鼻腔吸入莫米松，好转了，可以休息一段时间，如果再次发作了，那就口服氯雷他定或者西替利嗪。
期间我尝试过鼻腔生理盐水冲洗，效果也是不错的，还有很多过敏性鼻炎的患者朋友跟我分享，他们单独靠冲洗就能控制鼻炎，不需要药物，这也是存在的。
还有些朋友跟我分享，他们换了一个生活工作环境，增加了跑步锻炼时间，鼻炎自己就好了，不需要任何治疗。这也是存在的。
大家要有正确的观念。
#微博新知博主##健康过年小贴士##过敏性鼻炎#
（我再接[委屈]……）
顾一野没有回答我的问题，而且我也没有心情去了解，因为当下，准确地说，是今晚，我面临的问题更让我慌乱。那时我刚来这里住，知道顾一野在人前装作很爱我的样子，那我也得做足样子才行，怎样才算做足呢，那就是让别人知道，/妻/子/来找他，两人肯定会/进/行/床/上/作/战/，之后肯定要以大扫除的名义/洗/被/子啥的。所以今早和对门军嫂出门前，我学着她们，把家里的被子全部都/洗/了。
但在我们从集市回去的路上，下起了滂沱大雨，被子里里外外都被淋了个透，棉花被雨水浸得沉甸甸的，家中衣柜里只剩一床备用被子。没办法，我只好给顾一野的/小/床/铺上，我可以用些衣服垫着，睡/觉/时再穿多一点就行。
顾一野事先不知道被子的事，他傍晚被叫到部队里处理事情了，等到深夜回来，才知道这情况。他很正经地问我，“介不介意我/睡/在这里？”我摇头，说不介意。其实我很懵。我从/大/床/起身，按照他的话，把我/铺/在/床/上/的衣服收拾好，再看着他把被子从/小/床/搬到我睡的/大/床/上。他是断定我们不会发/生/点/啥/，才这样的嘛？我先躺过去的，他去/洗/澡/了，即便是深/夜，即便他刚/洗/好/澡/，他进/到/被/窝/里的身/体，我隔着有些距离，还是感觉到他的/热/度/，但我不敢靠过去。
我睡不着了，脑里反复回想起白天在集市的事。我问他，“你是怎么认识阿秀的？”
他却说，“你怎么认识我的，我就怎么认识她的。”
“什么意思？”我问。我有一个大胆的猜测，我是作为观众，因为看剧心梗，过来的，他不可能因为这一点，也不可能知道这一点，那么…他只能是作为顾一野本人过来的，但我不清楚他是在哪个节点，发生了什么事，才过来的。
“什么意思，你比我更清楚。”他将一只手放到头上枕着，“说吧，你还知道我多少事？”
我想知道他是从哪个时间段过来的，于是试探道，“我知道你在解救金姆事件中，为了保护人/质，被/炸/伤了，还有，”我想要起身说话，忽然就被他/掐/住/喉/咙/，摁回枕头上，他的/气/息就在我上方，“如何受伤，伤重等级，所有这些，上面还没有通报，你怎么会知道，你到底是谁？”
也就是说，他可能正经历到这个时间段，那之前那些所有让我痛哭的事，他肯定也经历了。我挣/扎/着想要/起/身，起不来，只好不停/拍/打他的身/体。在他怀疑我是不是奸/细的时候，我满脑子都是：就算我改变了阿秀那条命运线，他顾一野再次回来时，还是认识阿秀，甚至知道自己在另一个时间空间里和她度过了一生。
“顾一野，你放开我！”以往都是通过屏幕看他的，此刻就这样/掐/住我，我才真正感受到他的/力/量，我叫着拍打着。
“你小声点。”他说。逐渐放开了我。
我不停地咳着，“怎么，你怕别人听到我们/床/上/作/战/这么/激/烈/啊？”
昏暗的房/间内，我看到他的/舌/头在侧脸颊内/顶/过，属于很生气，但又懒得和我计较的程度。
激动过后，我更/睡/不着了，一方面是因为他那让我忍/不/住/靠/近的/身/体，另一方面是想到他此刻虽然和我/躺/在/一/张/床/上，但他的记忆里却有秀的身影。他和阿秀一起生活了这么多年，十几年了吧，他的衣服是她洗的叠的，也是她扣的，连皮/带都是/她穿的，每天都和她一起吃饭，一起/睡/觉/，同/床/共/枕，还有/床/上/作/战/的/对/象/也是她，听他说，他们都拼了命地对对方好，生怕委/屈了对方，是有多好啊……我突然就好醋啊，转身就抱/住他，他背对着我，要掰/开我的手，我死/死/攥/住/不放，我知道他的力/气/很/大，迟早要被他/掰/开/的，所以我哭着说，“顾一野，你不许动！再动我就喊了。”
他果然没动。我在他背后，就这样抱着。他和阿秀一起生活了十几年，没有爱情，也有别的感情，他再次来到这里，就算和她再無缘分，他还是会对她好，像条件反射、像使命般刻/进/血/液/里，这不是他能控制的，他大概也很惊讶。我下午听别人说，阿秀和一个当兵的结婚了，在别的部队，她丈夫也参/战了，保住了/性/命，但腿截了，现在主要靠她养家。我知道顾一野这个人，很重感情，凭着那份记忆，无论如何都会拉她一把……这是他作为一个好人以及军人不忍忽视的事。
但我就是醋得不行，我控制不住我的眼泪，因为我还记得他曾和队友说过，他身上的伤，阿秀能帮/他/抚/慰/，那我能做什么呢？
顾一野没有回答我的问题，而且我也没有心情去了解，因为当下，准确地说，是今晚，我面临的问题更让我慌乱。那时我刚来这里住，知道顾一野在人前装作很爱我的样子，那我也得做足样子才行，怎样才算做足呢，那就是让别人知道，/妻/子/来找他，两人肯定会/进/行/床/上/作/战/，之后肯定要以大扫除的名义/洗/被/子啥的。所以今早和对门军嫂出门前，我学着她们，把家里的被子全部都/洗/了。
但在我们从集市回去的路上，下起了滂沱大雨，被子里里外外都被淋了个透，棉花被雨水浸得沉甸甸的，家中衣柜里只剩一床备用被子。没办法，我只好给顾一野的/小/床/铺上，我可以用些衣服垫着，睡/觉/时再穿多一点就行。
顾一野事先不知道被子的事，他傍晚被叫到部队里处理事情了，等到深夜回来，才知道这情况。他很正经地问我，“介不介意我/睡/在这里？”我摇头，说不介意。其实我很懵。我从/大/床/起身，按照他的话，把我/铺/在/床/上/的衣服收拾好，再看着他把被子从/小/床/搬到我睡的/大/床/上。他是断定我们不会发/生/点/啥/，才这样的嘛？我先躺过去的，他去/洗/澡/了，即便是深/夜，即便他刚/洗/好/澡/，他进/到/被/窝/里的身/体，我隔着有些距离，还是感觉到他的/热/度/，但我不敢靠过去。
我睡不着了，脑里反复回想起白天在集市的事。我问他，“你是怎么认识阿秀的？”
他却说，“你怎么认识我的，我就怎么认识她的。”
“什么意思？”我问。我有一个大胆的猜测，我是作为观众，因为看剧心梗，过来的，他不可能因为这一点，也不可能知道这一点，那么…他只能是作为顾一野本人过来的，但我不清楚他是在哪个节点，发生了什么事，才过来的。
“什么意思，你比我更清楚。”他将一只手放到头上枕着，“说吧，你还知道我多少事？”
我想知道他是从哪个时间段过来的，于是试探道，“我知道你在解救金姆事件中，为了保护人/质，被/炸/伤了，还有，”我想要起身说话，忽然就被他/掐/住/喉/咙/，摁回枕头上，他的/气/息就在我上方，“如何受伤，伤重等级，所有这些，上面还没有通报，你怎么会知道，你到底是谁？”
也就是说，他可能正经历到这个时间段，那之前那些所有让我痛哭的事，他肯定也经历了。我挣/扎/着想要/起/身，起不来，只好不停/拍/打他的身/体。在他怀疑我是不是奸/细的时候，我满脑子都是：就算我改变了阿秀那条命运线，他顾一野再次回来时，还是认识阿秀，甚至知道自己在另一个时间空间里和她度过了一生。
“顾一野，你放开我！”以往都是通过屏幕看他的，此刻就这样/掐/住我，我才真正感受到他的/力/量，我叫着拍打着。
“你小声点。”他说。逐渐放开了我。
我不停地咳着，“怎么，你怕别人听到我们/床/上/作/战/这么/激/烈/啊？”
昏暗的房/间内，我看到他的/舌/头在侧脸颊内/顶/过，属于很生气，但又懒得和我计较的程度。
激动过后，我更/睡/不着了，一方面是因为他那让我忍/不/住/靠/近的/身/体，另一方面是想到他此刻虽然和我/躺/在/一/张/床/上，但他的记忆里却有秀的身影。他和阿秀一起生活了这么多年，十几年了吧，他的衣服是她洗的叠的，也是她扣的，连皮/带都是/她穿的，每天都和她一起吃饭，一起/睡/觉/，同/床/共/枕，还有/床/上/作/战/的/对/象/也是她，听他说，他们都拼了命地对对方好，生怕委/屈了对方，是有多好啊……我突然就好醋啊，转身就抱/住他，他背对着我，要掰/开我的手，我死/死/攥/住/不放，我知道他的力/气/很/大，迟早要被他/掰/开/的，所以我哭着说，“顾一野，你不许动！再动我就喊了。”
他果然没动。我在他背后，就这样抱着。他和阿秀一起生活了十几年，没有爱情，也有别的感情，他再次来到这里，就算和她再無缘分，他还是会对她好，像条件反射、像使命般刻/进/血/液/里，这不是他能控制的，他大概也很惊讶。我下午听别人说，阿秀和一个当兵的结婚了，在别的部队，她丈夫也参/战了，保住了/性/命，但腿截了，现在主要靠她养家。我知道顾一野这个人，很重感情，凭着那份记忆，无论如何都会拉她一把……这是他作为一个好人以及军人不忍忽视的事。
但我就是醋得不行，我控制不住我的眼泪，因为我还记得他曾和队友说过，他身上的伤，阿秀能帮/他/抚/慰/，那我能做什么呢？
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