【中村屋酒店の兄弟】

『中村屋酒店の兄弟』藤原季節さん、長尾卓磨さんインタビュー

―お2人は最初から俳優を目指していらっしゃったんですか?

藤原 僕は物心ついた時から俳優になりたいと思っていました。映画が好きだったんですよ。ジャッキー・チェンに憧れて、絶対俳優になるぞと決めていたので高校卒業後上京しました。

―じゃあ夢を叶えられたんですね。

藤原 まあまだ途中ではありますけれども。一応。
長尾 子どものころ、「先祖が上杉謙信だよ」と聞いて、戦国武将になりたかったんです。現代社会では無理だなと思って、馬に乗って刀振り回すにはこの中に入ればいいのかなって。それが中井貴一さん主演の「武田信玄」(1988年大河ドラマ)。仕事としては大学卒業してから広告代理店に入って、遠回りしました。

―俳優じゃなく”武将”が始まり!だからお城巡りがお好きなんですね。なりたかった武将役は?

長尾 『信虎』(2021/金子修介監督)で上杉景勝(長尾顕景)役をやらせていただきました。やってみたいのは、やはり上杉謙信(長尾景虎)役です。
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―役をいただいたときと、演じ終わってから印象の違いはありましたか?

藤原 役をいただいたときは、兄弟との関係性で役を見ているというよりは「和馬」という役にフォーカスして見ていたんです。東京と実家を行き来して居場所を探している青年を演じるんだな、って。演じ終わったときに、長尾さんっていうお兄ちゃんと共演して「兄と一緒にいるときの自分」っていうのは、ある意味弟という役割だったり、仮面をかぶった弟という人間を演じようとしている青年でもあるなと思って。それが自分が働いている、東京でやってきたこととかが兄にバレたりして、そういう身ぐるみ剥がされていくというか正体がバレていくところの変化だったり、関係性においての青年にフォーカスを合わせて見れるようになった。それが演じる前と後では違いました。

長尾 僕も最初の印象では「何を勝手なこと言ってるんだ」と弟に対してあったんですけど、季節くんが、会った瞬間から可愛くて、どんどん可愛くなってきて、なんかずっと横顔を見ていたような感覚がありました。
監督が常々「優しく、もっともっと優しく接してください。怖いほど優しく。全て表面上は優しく」と言っていて。終わったときは、今、季節くんが言ってくれたみたいに、「兄という役割を自分で作っている」「兄としての役割を急に演じなくてはいけないと思いこんだ人間」なんじゃないかなと、同じようなことを考えました。

―優しい、いいお兄ちゃんでした。

藤原 その「優しい、いいお兄ちゃん」っていうのは、弟の前で見せるお兄ちゃんの顔で、本当のところは何もわからない。そういう裏側も見える映画になっていればいいなと思います。

―お兄ちゃんが一瞬怖く見えるところがありますね。お母さんの介護をずっと1人で背負ってきて、数年後に帰ってきた何もしなかった弟に対しての葛藤があると思いました。

藤原 そう見ていただけると嬉しいです。

―お母さんの言う「ありがとう」が他人に対しての「ありがとう」で、そこがお兄ちゃんには辛いだろうと思いました。お2人は、お若いので介護の経験はないでしょう?

長尾 祖父母はいますが、そこまでの介護はしていないです。
藤原 僕も未経験です。

―長尾さん、ご兄弟はいらっしゃいますか?

長尾 いません。ひとりっ子です。

―藤原さんは妹さんがいらっしゃるんですよね。

藤原 はい、そうです。姉もいます。

―女の子の間の男の子って特権階級みたいなものです(笑)。優遇されますよね。

長尾・藤原 (笑)そうですね。
藤原 たしかに、優遇という言い方はあれなんですけど、母からは可愛がってもらってたんじゃないかな、と思います。

―「しかたがないなぁ」と思いつつ弟は可愛い。お兄ちゃんは弟が生まれたとたん「お兄ちゃん」でいなくちゃいけなくて、それなのに…という辛さもあります。短い中にいろんなことが詰まっていて、監督さんがお若いのにこのお話、と驚きました。

藤原 僕もそう思いました。
長尾 うん。

―今振り返ってみて、印象に残っているシーンは?

藤原 最後に兄が弟に言う言葉ですね。封筒の。
あの台詞に白磯君が言いたかった兄弟の距離間というものが、全部詰まっているように思います。弟が東京で何をしてきたかということを知って、兄が問い詰めることもできた。でもそれを全部飲み込んで、あの台詞に全てを込めるっていうのがやりたかったことなんじゃないかな。
そのとき自分が演じていた和馬の表情も印象的だなと、自分自身思いました。

―まばたき多くなっていました。

藤原 (笑)

―お兄ちゃんはいかがでしょうか?

長尾 僕はその前夜の2人でタバコを吸うところ。弟がどういう時間を過ごして店の前に出てきたのか、言葉を用意していたのか、しなかったのかという2人の関係。兄ははじめ、次の日に行くことがわかっているのかいないのか。2人のあいだにたゆたう時間、とても印象的でしたね。

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―この映画で耳に残ったのが、2人が呼ぶ「母ちゃん」なんです。いいな、と思いました。お2人差支えなかったら、お母さんを何と呼んでいらっしゃるか教えてください。

藤原 僕は「かあちゃん」って呼んでますね。

―映画と同じですね。長尾さんは?

長尾 ○○子。さん付けするか、しないか。

―名前を呼ぶんですか?

藤原 長尾さんらしいですね。
長尾 そうかな? 十代から両親は名前で呼んでいます。

―それは、ご両親に言われたわけじゃなくて、自分で?

長尾 はい、自分で。家に来る友達もみんなそう呼んでいました。

―母親という役割より○○子さんが前に出ているって、すごく個人的というか欧米っぽいです。

長尾 反抗期のころで、所詮他人だろうっていうのもあって。その方が人として敬意をもって接することができるだろう、と。お袋っていうのもなんかちょっと。

藤原 父親のことを「親父」って呼べないな、呼んでみたいな、とかありますけど。「所詮他人だろう」っていうのは言い方を変えれば、他人として認識している。「母」ってあてはめちゃうとどうしても甘えが出てきちゃいますが、一人の他人だと認識することで敬意を持てる側面もあると思います。

―個人として尊重しているって感じがしますね。クールだ!とっても(笑)。

藤原 原田芳雄さんも自分の息子に下の名前で呼ばせてたって。
長尾 そうなんだ。

―監督が俳優を選ぶように、俳優も作品を選びますね。そのときに決め手になるものはなんですか?

藤原 やっぱり最初に脚本。その次に過去の作品。スタッフ、で最後にキャストですね。

―自分のほかに誰が出るかということですね。自分の役柄についてこだわりはありますか?

藤原 それよりも、その役柄がその作品にどういった影響を及ぼしているかとか、作品のことをまずは考えて、小さい役でもそれに参加すべきだなと思ったら参加します。

―例えば快楽殺人犯の役とか、自分はちょっとと思うことは?

藤原 新しい感情とか、新しい自分に出逢えるチャンスがあるなら僕は飛び込みたい、と思っています。

―おお、チャレンジャーです! 長尾さんは?

長尾 監督含め、撮りたい方々が…なんとなくこういうと生意気かもしれないですけど、今の世の中に対してどう思っているかということが感じられると嬉しいですね。参加する身としては。自分が生きている環境、取り巻いている世界に対して、どういうものを持って表現したいかを、監督、脚本から感じ取れると参加させてもらえる意義を感じる気がします。

―監督さんにもよると思いますが、たとえば自分の役作りでたくさんディスカッションしたいほうですか? 任されたいほうですか?

長尾 どっちでも(笑)。
藤原 長尾さん結構、「向こうが望むなら僕はするし」という、なんかいい意味での受け入れというか、懐の深さがある人だなと現場で思いました。

―受け入れる間口広いんですね。かなり広いんですか?

長尾 それで季節くんをとまどわせてしまったかも(笑)。
藤原 最初とまどいました。

―広いと嬉しくないですか?ストライクゾーン広くて、どんなのも受け止めてくれる。

藤原 多少イラっとすることとか、これは言わなきゃっていうことも長尾さんは絶対言わない。全部受け止める。この人何考えてるんだろうと、最初思いましたね。

長尾(笑)

―映画の中村兄弟みたいですね。

藤原 そうですね。スタッフが映画を撮ったことのないチームだったので、最初はやり方がわからない中でしたが、3,4日経つと長尾さんや僕が望んでいた動き方に自然となっていきました。お芝居の中で起きたことを撮る。最初は「撮る」ことが目的なんですけど、僕たち2人の中で起きたことを撮ろうという流れに変わっていったんです。まずお芝居を見てから、何を撮るか考えよう、みんなでって。それは長尾さんが初日から黙っていたことで、自然発生的に起きていったことでしたね。

―呼び水。黙って。

長尾 そんなたいそうなもんじゃない(笑)。

―ご本人はそんなに意識しないでやっていたんでしょうか?

長尾 しないと言ったらウソになるかと思うんですけど。なんか見ないようにしようと思って(笑)、変な言い方だけど。

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―では最後にこの映画のテーマのひとつでもある「消えてほしくないもの」はなんですか?パッと思いついたことを。

藤原 パッと思いつくもの。手書きの手紙とか捨てられないです。新しくいろんなものが生まれていって、人の体温の残っている直筆の手紙は減っていくのかもしれないですけど、消えてほしくないなと思いますね。

―お母さんからの手紙はとってあるんですか?

藤原 ずーっと全部とってあります。捨てられないです。

―10年分?! お返事は出しています?

藤原 出してませんね。

―親って手紙すごく待っているんですよ。

藤原 そうですよね、書いてみます。やっぱりメールとかと違いますよね。

―違いますよー。お母さんを思って時間かけて書くんですから。
ハガキでいいですし、何と書いてあったって親は嬉しいものです。

藤原 はい、わかりました。

―長尾さんの消えてほしくないものは?

長尾 僕は「家族との思い出」ですかね。ぱっと思い浮かぶのは。どこかに行ったとか忘れてることって意外とたくさんあるなと思って。

―思い出は自分だけのものですものね。形のあるものでは何か?

長尾 その辺の再開発で、好きだった古くからの料理屋さんとかがなくなるのはとっても悲しい。
藤原 「家族との思い出」ってハッとしますね。全部消えていくものじゃないですか。
長尾 うんうん。
藤原 なんか切ないですね。それは。

―この映画で、お母さんが忘れていってしまうのにも繫がりますよね。和馬とお兄ちゃんにも。

藤原 それをわかったうえで「家族の思い出」って着想する長尾さんにぐっとくるものがあります。
長尾(笑)

―素敵なお答えをいただけました。ありがとうございました。

太平洋保险原平分公司:近5万保费10年缩至3万令市民望“保”生畏

临近虎年春节,家住原平的褚女士遇到了一件烦心事。据她本人讲述,去年11月中旬,远在江苏的父亲因病需住院做手术,身为女儿,她心急如焚积极筹备医疗费用,由于当时手头较紧不够宽裕,她想到了10多年前自己在太平洋保险公司原平分公司投保的分红型重大疾病险,每年缴费近5000元义务和责任早已完成已过两年,算起来累积也有近5万元,退保取出正好能派上用场,可让人没想到的是2021年12月2日前往办理时,太平洋保险公司原平分公司业务大厅工作人员告知,只能退30249元。尽管褚女士多次与该公司工作人员交涉,但最终除未得到一分红利外本金还缩水至3万余元。褚女士犹如睛天霹雳,可救治病人要紧,褚女士只能含泪忍痛无奈办理了退保手续。

图片

令褚女士百思不得其解是,10多年前的2009年该公司业务员段某青三番五次登门,游说褚女士参加分红型重大疾病险的好处,而且承诺只要缴满10年保费,随时随地可将本金取出,享受终身保险,并且还能参与分红。根本没有提及所谓的“保单现金价值”、“保险协议冷静期限”以及投保人权利、义务和风险等有关事项,褚女士拗不过段某的死缠硬拉,随即在太平洋保险公可原平分公司入了每年缴4700元的分红型重大疾病险。保单等手续均由保险业务员段某代为办理。这期间并无该保险公司其他管理层人员出面审查核实投保人褚女士具体情况。

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在褚女士参保退保的此次事件中,太平洋保险公司原平分公司显然存在较多质疑之处。

疑问一:业务员利用欺骗手段使得褚女士签署参保协议,太平洋保险公司原平分公司面对几万元老百姓血汗钱,通过什么渠道能证实业务员将保险产品讲清,投保人权利、义务、风险讲明?或者压根就无视老百姓血汗钱,任由保险业务员坑蒙欺骗?褚女士在不知道保单现金价值情况下签署了参保协议,做为太平洋保险公司原平分公司能逃避了责任吗?业务员段某青行为已违反了《中华人民共和国保险法》第一百一十六条规定,根据《中华人民共和国保险法》第一百六十一条规定,太平洋保险公司原平分公司应面临行政处罚,负法律责任。

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疑问二、太平洋保险公司原平分公司单方设定的保单条款中所谓的保单现金价值,经过那一级保险监管机构审核批准?是否属于霸王条款?是否存在免除保险人应依法承担的义务和加重投保人、被保险人责任的嫌疑。在褚女士所遭遇的参保事件中充分说明这一点。根据《中华人民共和国保险法》第十九条之规定,太平洋保险公司原平分公司退还褚女士保费所依据的所谓保单现金价值设定应该属于无效条款。

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疑问三,太平洋保险公司原平分公司在保单协议签署冷静期无任何作为,存在黙许保险业务员坑蒙欺骗客户的嫌疑。褚女士签署的保险协议(即保单)长达几十页好几万字,仅凭一个出道不久的业务员,况且并未经过系统的专业金融知识培训,能把保险人与投保人权利、义务、责任讲解清楚吗?答案是否定的,可作为业务主体单位的太平洋保险原平分公司,在保单签署冷静期无任何动作和措施,看重的只是老百姓手里的钱财,而根本不管老百姓需要不需要这份保险,只认钱不认人,早把“以人民为中心”理念抛到脑后,这充分证明太平洋保险公司原平分公司,对有没有政治站位、政治意识强不强都无所谓,也不管保险业务员采取什么样的下三烂手段都不在乎,明明知道客户并未充分了解保险产品,也不清楚权利义务和承担风险都不重要,重要的是签个保单,从老百姓手中抢出钱来即可。

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疑问四,太平洋保险公司原平分公司涉嫌无任何保证其从业人员不发生欺骗投保人或被保险人行为的措施。根据《中华人民共和国保险法》第一百三十一条规定,“保险代理人、保险经纪人及其从业人员在办理保险业务活动中不得有下列行为:(一)欺骗保险人、投保人、被保险人或者受益人;(二)隐瞒与保险合同有关的重要情况;.....”。请问太平洋保险公司原平分公司是以什么样的措施和方法管控辟如段某青这些保险业务员们不出现欺骗投保人行为呢?又是如何保证这一法律条款落到实处呢?恐怕该公司压根就没有落实这一条规定。

图片

在褚女士参保退保损失本金的事件中,显然太平洋保险公司原平分公司有许多难辞其咎的诸多疑点。目前褚女士义愤难平,正积极准备诉诸法律解决问题。

原标题:太平洋保险原平分公司:累存近5万元保费10年后缩水至3万元,是打劫?还是敲诈?令市民望“保”生畏!

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太平洋保险原平分公司:近5万保费10年缩至3万令市民望“保”生畏

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令褚女士百思不得其解是,10多年前的2009年该公司业务员段某青三番五次登门,游说褚女士参加分红型重大疾病险的好处,而且承诺只要缴满10年保费,随时随地可将本金取出,享受终身保险,并且还能参与分红。根本没有提及所谓的“保单现金价值”、“保险协议冷静期限”以及投保人权利、义务和风险等有关事项,褚女士拗不过段某的死缠硬拉,随即在太平洋保险公可原平分公司入了每年缴4700元的分红型重大疾病险。保单等手续均由保险业务员段某代为办理。这期间并无该保险公司其他管理层人员出面审查核实投保人褚女士具体情况。

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