#三联美食# #蚕豆# 春至浓处，蚕豆也碧碧绿绿地上市了。
被春捂暖的天地丰润朗畅，回荡出湿泥与青草延绵不绝的香气，叫人怡悦。小时候，蚕豆收获的时节，常常折了一捆捆的蚕豆杆回家。有时肚饿难耐，撅一根竹签串上嫩豆子扔进火塘里烤了吃，又香又酥，很是美妙。那蚕豆花也明媚迷离，白紫花瓣边两团醒目的墨点，摇曳着簌簌的花枝，遥遥看去，仿佛一群随风翩跹的蝴蝶。
新蚕豆嫩得像掐得出水，从毛茸茸的豆荚中剥离开，滚出粒粒玉石，豆衣里的豆瓣含翠生青，腰身微曲。细巧的蚕豆俨然一副楚楚可人的小家碧玉模样，可带皮与幼嫩的蒜叶清炒，亦可去了皮与红苋菜炒食，鲜气夺人。袁枚在《随园食单》里写：“新蚕豆之嫩者，以腔芥菜炒之。”吃后还赞说：“甚妙”。
或用一把青亮的葱花煎了，壳破肉绽，口感酥糯软嫩，气味清新烂漫。这蚕豆又是个羞赧娇气的女子，紧紧慢慢食之，绿油油风光一番，吃不了多少时日便迟暮了。所以一到蚕豆隆盛的季节，家家户户都赶着这趟儿鲜灵，就说我自己，天天吃也是不惧腻烦的。
最简单的烹法莫过于白灼，即为白水煮，挑那种不老不嫩的蚕豆，舌头裹得着粉糯的质感，豆壳又不耐咀嚼，颇有田野的清新原味。一吃起来真是不能停箸，跟嗑瓜子似的，必得一气为之，方觉馋意得解。此时清水出芙蓉的蚕豆，未有任何侵染，味清而隽，低浅的回味，在舌头根部弥散开，宕远了……
油盐煎蚕豆的味道亦是丰饶。油热煸几片蒜瓣，投焯水过的蚕豆，必得最后入盐，不然豆子便要发黑，水一次没足，焖得豆子形体微皱，酥鲜香浓，末了析出些许沙沙的豆汁。菜色油灿新嫩，如春枝缀绿，煞是好看。若嫌寡淡，可切些碎肉末伴炒，肉香飘逸，豆香正浓，临出锅撒一圈漂亮的葱花提味儿。这一丝春味，能够治愈困顿一冬的味蕾。
春天能吃到的多是云南蚕豆，至春末初夏本地蚕豆呼之欲出。到了蚕豆大量上市，街边总有三两妇人在角落悉悉索索剥蚕豆卖，每一年面孔不同。你站在边上买蚕豆，若稍稍久等，随耳便能听闻几个啼笑的故事。那些故事听着欣喜又惆怅。人活得混混沌沌，有时感到那生活的真谛啊，真不如一粒蚕豆来得青翠通透。
蚕豆的春天短暂，且费人力。是以，一般饭店嫌麻烦是没有这道菜的，有奢雅的素食餐厅应时而造，取蚕豆捣泥营造春光旖旎的意象，绿意殷殷，生趣盎然。年华稍老的蚕豆，豆嘴泛黑，豆肉愈发白黄紧实，此时拿来烧酸菜豆瓣汤，是一道生津飨胃的好菜。
川渝人家的秘密酸菜，每家风味不一，刚从土坛子里启出，鲜酸惹人垂涎。细细地切段儿，以油炒香，待醇厚的酸味儿熬得汹涌，再入豆瓣共煮，味美宜人。第一次在好友家喝到这个豆瓣儿汤，新陈风味交融，真是一种奇妙的结合，酸里透着鲜，鲜味又勾着酸，并未沾荤带肉，竟凛然成为了记忆中一种活脱脱的至味。
垂垂老矣的蚕豆风韵不减。老蚕豆被风日晒得硬硬朗朗的，密封贮藏好，随时嘴馋了，沸水泡开，高压锅炖熟，绵密沙口，用极嫩的青椒佐炒，就一碗绿豆清粥，畅爽无比。稍旧老一点的菜市仍可买到这种熟制的耙蚕豆，装在竹簸箕里，一般与豆干豆腐串着卖，足有大拇指那么肥硕。可惜会做耙蚕豆的人少之又少了，偶然得之，如获至宝。因为它是那么地温煦柔顺，随意炒一炒，滋味都不会错。
一提及蚕豆，我总是不自觉想起鲁迅笔下的茴香豆，和那遥远且凛冽的回响：“读书人的事，能算偷么？”
鲁迅先生一生都在以笔为刀，以文字作战。被命运扼住咽喉艰难度日的孔乙己，是站着喝酒而穿长衫的唯一的人。每每他潦倒地歪进咸亨酒店，只站着索酒，吃那盘五味杂陈的茴香豆。
“孔乙己一到店，所有喝酒的人便都看着他笑，有的叫道：‘孔乙己，你脸上又添上新伤疤了！’他不回答，对柜里说，‘温两碗酒，要一碟茴香豆。’便排出九文大钱。”被人挖苦嘲弄的他，一肚子的苦愁，一杯薄酒维系着他读书人的体面，大概配了温热的黄酒，这茴香豆的滋味方才没有那么悲凉。
在绍兴，随处可见茴香豆与黄酒，现煮的蚕豆软糯可口，风干的则回味深长。干蚕豆以热水泡软，可用指甲试一试韧度，放入砂锅，添少许香辛料，生抽糖盐调味。煮软煮透，水分收得干干的，或再以香油翻炒入味，是佐酒佐茶的尤物。
老蚕豆用沙炒食，家乡称“泡胡豆”，北方人又称“铁蚕豆”。性子刚强，肉质略蓬松，些许费牙但有趣。我们一家老少没事都爱磨这口消闲吃食，那豆子在嘴里“突突突”地蹦跶，清脆而悦耳，时不时奏出能消解日子乏味的声音。尤其默然独处时，突然心血来潮，抓一把悠悠干嚼，堵着心里不着边际的杂绪。一阵“轰鸣”的快乐，余下一堆深褐色的残躯败壳，才满意地咂咂嘴。
我从小爱吃的还有一种蚕豆作的零食——兰花豆。蚕豆濡清水稍浸泡，入油锅猛炸，豆壳霹雳爆开，豆肉俏皮地向外翻开，形似灿然的兰花，故名。兰花豆格外的酥脆，油润的香味中跳出一丝咸鲜，吃完一粒再咂摸一下手指头，味儿十分富足。从前父亲慢酌小酒，喜配一小碟这个兰花豆，豆香下肚，酒意酣畅。
家乡的怪味胡豆，风格怪诞奇诡，集麻辣香甜咸脆于一身，各种味道相辅相成，搭配完美，乃各处特产店拿得出手的巴渝味道。
远近闻名的郫县豆瓣酱少不了蚕豆这味灵魂。
豆瓣酱又是维系一家厨房烟火风光不可或缺的秘诀。每个四川人一上饭桌都能充当美食侦探。我一热爱厨艺的同学在我家吃饭，她灵敏的舌头一尝，露出惊喜的神色：“呀，你这回锅肉是自制豆瓣酱炒的吧！”
没错。自制的豆瓣酱香气扑鼻，且辣味突出，而买来的酱往往味道凝滞，质感疏离，油色不透亮。四川人又好捯饬美食，连各种调味料也不会放过。对于他们来说，豆瓣酱即是故乡滋味的根，不论世事如何飘摇变幻，人在酱在。要说川菜风靡世界的秘密，豆瓣酱是最大的功臣。
幼时见家里长辈制过豆瓣酱，将霉化好的蚕豆瓣儿，配上剁成茸的艳丽的二荆条，揉进雪花花的粗盐，金黄明亮的熟菜籽油，白酒袪豆腥杀菌，佐以香麻的花椒，装坛发酵数月。日盼夜想，豆瓣酱一呼一吸，几经考验终于成熟。
舀一勺细嗅：“这酱味醇，巴适”。
酱成馋来，对食物的期待与想象便由着这勺红亮妖娆的豆瓣酱愈发高涨。这红彤彤的豆瓣酱也似待嫁的姑娘，心神早已扑向那热腾腾而深情的煎炒蒸炸里头去了。当它与热油激情碰撞，辣椒与蚕豆浓郁相融，每一家从洞开的窗子飘出来那缕缕酱香，瞬间跃进新鲜的阳光里，闻之着迷。
被春捂暖的天地丰润朗畅，回荡出湿泥与青草延绵不绝的香气，叫人怡悦。小时候，蚕豆收获的时节，常常折了一捆捆的蚕豆杆回家。有时肚饿难耐，撅一根竹签串上嫩豆子扔进火塘里烤了吃，又香又酥，很是美妙。那蚕豆花也明媚迷离，白紫花瓣边两团醒目的墨点，摇曳着簌簌的花枝，遥遥看去，仿佛一群随风翩跹的蝴蝶。
新蚕豆嫩得像掐得出水，从毛茸茸的豆荚中剥离开，滚出粒粒玉石，豆衣里的豆瓣含翠生青，腰身微曲。细巧的蚕豆俨然一副楚楚可人的小家碧玉模样，可带皮与幼嫩的蒜叶清炒，亦可去了皮与红苋菜炒食，鲜气夺人。袁枚在《随园食单》里写：“新蚕豆之嫩者，以腔芥菜炒之。”吃后还赞说：“甚妙”。
或用一把青亮的葱花煎了，壳破肉绽，口感酥糯软嫩，气味清新烂漫。这蚕豆又是个羞赧娇气的女子，紧紧慢慢食之，绿油油风光一番，吃不了多少时日便迟暮了。所以一到蚕豆隆盛的季节，家家户户都赶着这趟儿鲜灵，就说我自己，天天吃也是不惧腻烦的。
最简单的烹法莫过于白灼，即为白水煮，挑那种不老不嫩的蚕豆，舌头裹得着粉糯的质感，豆壳又不耐咀嚼，颇有田野的清新原味。一吃起来真是不能停箸，跟嗑瓜子似的，必得一气为之，方觉馋意得解。此时清水出芙蓉的蚕豆，未有任何侵染，味清而隽，低浅的回味，在舌头根部弥散开，宕远了……
油盐煎蚕豆的味道亦是丰饶。油热煸几片蒜瓣，投焯水过的蚕豆，必得最后入盐，不然豆子便要发黑，水一次没足，焖得豆子形体微皱，酥鲜香浓，末了析出些许沙沙的豆汁。菜色油灿新嫩，如春枝缀绿，煞是好看。若嫌寡淡，可切些碎肉末伴炒，肉香飘逸，豆香正浓，临出锅撒一圈漂亮的葱花提味儿。这一丝春味，能够治愈困顿一冬的味蕾。
春天能吃到的多是云南蚕豆，至春末初夏本地蚕豆呼之欲出。到了蚕豆大量上市，街边总有三两妇人在角落悉悉索索剥蚕豆卖，每一年面孔不同。你站在边上买蚕豆，若稍稍久等，随耳便能听闻几个啼笑的故事。那些故事听着欣喜又惆怅。人活得混混沌沌，有时感到那生活的真谛啊，真不如一粒蚕豆来得青翠通透。
蚕豆的春天短暂，且费人力。是以，一般饭店嫌麻烦是没有这道菜的，有奢雅的素食餐厅应时而造，取蚕豆捣泥营造春光旖旎的意象，绿意殷殷，生趣盎然。年华稍老的蚕豆，豆嘴泛黑，豆肉愈发白黄紧实，此时拿来烧酸菜豆瓣汤，是一道生津飨胃的好菜。
川渝人家的秘密酸菜，每家风味不一，刚从土坛子里启出，鲜酸惹人垂涎。细细地切段儿，以油炒香，待醇厚的酸味儿熬得汹涌，再入豆瓣共煮，味美宜人。第一次在好友家喝到这个豆瓣儿汤，新陈风味交融，真是一种奇妙的结合，酸里透着鲜，鲜味又勾着酸，并未沾荤带肉，竟凛然成为了记忆中一种活脱脱的至味。
垂垂老矣的蚕豆风韵不减。老蚕豆被风日晒得硬硬朗朗的，密封贮藏好，随时嘴馋了，沸水泡开，高压锅炖熟，绵密沙口，用极嫩的青椒佐炒，就一碗绿豆清粥，畅爽无比。稍旧老一点的菜市仍可买到这种熟制的耙蚕豆，装在竹簸箕里，一般与豆干豆腐串着卖，足有大拇指那么肥硕。可惜会做耙蚕豆的人少之又少了，偶然得之，如获至宝。因为它是那么地温煦柔顺，随意炒一炒，滋味都不会错。
一提及蚕豆，我总是不自觉想起鲁迅笔下的茴香豆，和那遥远且凛冽的回响：“读书人的事，能算偷么？”
鲁迅先生一生都在以笔为刀，以文字作战。被命运扼住咽喉艰难度日的孔乙己，是站着喝酒而穿长衫的唯一的人。每每他潦倒地歪进咸亨酒店，只站着索酒，吃那盘五味杂陈的茴香豆。
“孔乙己一到店，所有喝酒的人便都看着他笑，有的叫道：‘孔乙己，你脸上又添上新伤疤了！’他不回答，对柜里说，‘温两碗酒，要一碟茴香豆。’便排出九文大钱。”被人挖苦嘲弄的他，一肚子的苦愁，一杯薄酒维系着他读书人的体面，大概配了温热的黄酒，这茴香豆的滋味方才没有那么悲凉。
在绍兴，随处可见茴香豆与黄酒，现煮的蚕豆软糯可口，风干的则回味深长。干蚕豆以热水泡软，可用指甲试一试韧度，放入砂锅，添少许香辛料，生抽糖盐调味。煮软煮透，水分收得干干的，或再以香油翻炒入味，是佐酒佐茶的尤物。
老蚕豆用沙炒食，家乡称“泡胡豆”，北方人又称“铁蚕豆”。性子刚强，肉质略蓬松，些许费牙但有趣。我们一家老少没事都爱磨这口消闲吃食，那豆子在嘴里“突突突”地蹦跶，清脆而悦耳，时不时奏出能消解日子乏味的声音。尤其默然独处时，突然心血来潮，抓一把悠悠干嚼，堵着心里不着边际的杂绪。一阵“轰鸣”的快乐，余下一堆深褐色的残躯败壳，才满意地咂咂嘴。
我从小爱吃的还有一种蚕豆作的零食——兰花豆。蚕豆濡清水稍浸泡，入油锅猛炸，豆壳霹雳爆开，豆肉俏皮地向外翻开，形似灿然的兰花，故名。兰花豆格外的酥脆，油润的香味中跳出一丝咸鲜，吃完一粒再咂摸一下手指头，味儿十分富足。从前父亲慢酌小酒，喜配一小碟这个兰花豆，豆香下肚，酒意酣畅。
家乡的怪味胡豆，风格怪诞奇诡，集麻辣香甜咸脆于一身，各种味道相辅相成，搭配完美，乃各处特产店拿得出手的巴渝味道。
远近闻名的郫县豆瓣酱少不了蚕豆这味灵魂。
豆瓣酱又是维系一家厨房烟火风光不可或缺的秘诀。每个四川人一上饭桌都能充当美食侦探。我一热爱厨艺的同学在我家吃饭，她灵敏的舌头一尝，露出惊喜的神色：“呀，你这回锅肉是自制豆瓣酱炒的吧！”
没错。自制的豆瓣酱香气扑鼻，且辣味突出，而买来的酱往往味道凝滞，质感疏离，油色不透亮。四川人又好捯饬美食，连各种调味料也不会放过。对于他们来说，豆瓣酱即是故乡滋味的根，不论世事如何飘摇变幻，人在酱在。要说川菜风靡世界的秘密，豆瓣酱是最大的功臣。
幼时见家里长辈制过豆瓣酱，将霉化好的蚕豆瓣儿，配上剁成茸的艳丽的二荆条，揉进雪花花的粗盐，金黄明亮的熟菜籽油，白酒袪豆腥杀菌，佐以香麻的花椒，装坛发酵数月。日盼夜想，豆瓣酱一呼一吸，几经考验终于成熟。
舀一勺细嗅：“这酱味醇，巴适”。
酱成馋来，对食物的期待与想象便由着这勺红亮妖娆的豆瓣酱愈发高涨。这红彤彤的豆瓣酱也似待嫁的姑娘，心神早已扑向那热腾腾而深情的煎炒蒸炸里头去了。当它与热油激情碰撞，辣椒与蚕豆浓郁相融，每一家从洞开的窗子飘出来那缕缕酱香，瞬间跃进新鲜的阳光里，闻之着迷。
【中村屋酒店の兄弟】
たった1行のセリフに隠された感情 藤原季節が23歳新人監督から気付かされたこと
昨年、「くれなずめ」「明日の食卓」「空白」「のさりの島」など映画に出演、ドラマでも活躍する藤原季節（29）。本作の映画「中村屋酒店の兄弟」（白磯大知監督）は第30回東京学生映画祭でグランプリなどを受賞し、撮影から3年たっての劇場公開が決まった。監督からオファーを受けた当初、「出演をお断りした」と明かす。そのワケは？
映画「中村屋酒店の兄弟」、オファー当初は「出演をお断りした」
昨年、「くれなずめ」「明日の食卓」「空白」「のさりの島」など映画に出演、ドラマでも活躍する藤原季節（29）。本作の映画「中村屋酒店の兄弟」（白磯大知監督）は第30回東京学生映画祭でグランプリなどを受賞し、撮影から3年たっての劇場公開が決まった。監督からオファーを受けた当初、「出演をお断りした」と明かす。そのワケは？（取材・文＝平辻哲也）
同作は昨今、なくなりつつある酒店を舞台に、親からの店を継いだ兄・弘文（長尾卓磨）と東京からワケあって帰ってきた弟・和馬（藤原）を描く45分の中編。兄弟の近くて遠い距離感を絶妙に描き、第13回田辺・弁慶映画祭TBSラジオ賞、第30回東京学生映画祭グランプリ、第11回下北沢映画祭観客賞などを受賞。この快挙に、W主演の長尾が劇場公開へと動き、3月4日、東京・シネクイントでのレイトショー先行公開、同18日からの全国17館での順次公開が決まった。
「長尾さんをはじめとしたみなさんの努力の積み重ねですね。今だからこそ、誰かの心に届くかもしれない。その可能性を感じてくれた人が積み重なって全国まで行けたんだと思います」
しかし、3年前は劇場公開など思いもよらないことだった。監督は17歳から俳優活動し、独学で脚本を学んだという当時23歳の白磯大知。スタッフも映画未経験という自主映画だった。
「共通の知人を介してオファーを頂きました。最初は『この作品の面白さを理解することができません』とお断りしました。この脚本は、何も激しいことは起こらない。当時は何を撮りたいかつかめなかったんですよ。今思えば、安易な考えだったし、監督の白磯君に敬意をちゃんと払っていなかったんですよね。自分の未熟さですけども」
その後、一度も会わずに断ったことが脳裏に引っかかり、改めて渋谷のカフェで監督との時間を作ってもらった。「そこで白磯君がどういうことを描きたいかっていうことを丁寧に教えてくれたんですが、人となりがとても魅力的だった。『兄弟の距離感を描きたい』という言葉を聞いて、その場でもう一度読み直しました。そうしたら、たった1行のセリフにたくさんの語られてない感情が隠れているんだと気づき、僕にとってチャレンジになるのでやらせてください、とお願いしたんです」。
北海道札幌市出身、19歳で上京「最初から俳優をやるつもりで東京に出てきた」
劇中では、微妙なすれ違いの感情が描かれる。「トークイベントのゲストに来てくれた村上虹郎君が『褒めてばかりでもつまらないので、思ったことを言います。兄弟が楽しすぎる気がした』と言ってくれたんですね。その事をずっと考えました。それで分かったのは、楽しんでいるんじゃなくて、楽しんでいるふりをしているんだな、ということ。その裏にはきっと語られてない感情がたくさんあって、家族や兄弟としゃべっている時の自分も、何かを演じているんだなってことです。そんなことがちょっとずつ見えてきました」。
妹と姉がいるそうで、和馬の気持ちには「自分にも思い当たる節がありますね。気恥ずかしさだったり、東京で好き勝手やっていることの後ろめたさ、それをカモフラージュするためにちょっと明るく話してみたり……」。
自身は北海道札幌市出身。実家を飛び出したことも共通点。19歳の時に大学進学を機に上京したのだ。「最初から俳優をやるつもりで東京に出てきたんです。正確には大学には入学しているんですけど、3か月も通っていませんね……。なので、親には入学金の無駄遣いをさせてしまいました。泣いてましたね。だから、東京と実家で安息の地を探している和馬の気持ちは分かる部分もありました。実家に帰っても、どこかで何かを演じなきゃならない。自分の居場所を彼も探していたんだと思います」。
2013年に本格的に俳優活動をスタートし、以降、映画、ドラマ、舞台でキャリアを積み上げてきた。20年に第42回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を、21年には、第13回TAMA映画賞最優秀新進男優賞を授賞した。
今は、居場所を見つけられたのではないか。「確かに、カメラの前での居場所はできたように思えます。でも、僕ら俳優は、現実に帰ってこなきゃいけないですから。現実の世の中で生活をして生きていかなきゃいけないわけで、その居場所は自分自身でもう1回見つけないといけないと思っています」。
「中村屋酒店の兄弟」はいろんな気付きを与えてくれた作品になった。特に教えてくれたのは兄役の長尾だ。「スタッフは映画が初めての人が多く、不慣れな部分もあったんですけども、長尾さんは最後まで一つも文句を言わなかったんです。だから、僕も何も言わないようにしたんです。そうしたら、3日目から、スタッフが“段取りファースト”から“お芝居ファースト”に変わっていった。それは、僕たちの意識が伝わったんだと思います。はっきり伝えるっていうのは、自分の気持ちを伝えたいだけで、コミュニケーションって、そういうことだけではないんだと思いました」。
出演後は新たな関係性も生まれている。「長尾さんとは全然似ていないんですけど、映画を見ていると、兄弟に見えてくるから不思議ですね。日常生活でも、長男・長尾さん、次男・僕、三男・白磯君の三兄弟みたいな感じなんです。頻繁に連絡を取ったり、お酒を飲んだりするわけじゃないけど、久々に会うことができたら、みんなで近況報告を恥じらいながらする。そんな関係ができあがりました」。
コロナ禍となり自宅で映画鑑賞「インディーズ、メジャーに関わらず必要なもの」
映画は自身の原点だ。「（コロナ禍で）自宅での時間が増えると、大作ばかり観ていました。大好きなアル・パチーノの出演作とかを見ていましたが、先日は、インディーズ映画を見て、衝撃を受けました。『フタリノセカイ』（公開中）というトランスジェンダーの男性とシスジェンダーの女性カップルの話で、2人には子供が作れない。そこである決断をするシーンがあるんですけども、幸せにはあらゆるカタチがあっていいんだという希望の描き方に感動しました。そんな体験をすると、インディーズ、メジャーに関わらず、映画体験は必要なものだと改めて実感しました」。
藤原もそんな体験を与えられるような新しい映画との出会いを求めている。「新しい何かに出会うときって、自分を解体しないと出会えないんじゃないかな、と思っています。常に自分を疑ってみたり、自分は間違っているかもしれないと考え続けて、誰かが書いたセリフを言ってみた時に出会えるような気がします。そんな破壊と再生の旅を続けたいと思っています」。
「中村屋酒店の兄弟」は佳作というべき小作だが、藤原にとってはターニングポイントになったようだ。
たった1行のセリフに隠された感情 藤原季節が23歳新人監督から気付かされたこと
昨年、「くれなずめ」「明日の食卓」「空白」「のさりの島」など映画に出演、ドラマでも活躍する藤原季節（29）。本作の映画「中村屋酒店の兄弟」（白磯大知監督）は第30回東京学生映画祭でグランプリなどを受賞し、撮影から3年たっての劇場公開が決まった。監督からオファーを受けた当初、「出演をお断りした」と明かす。そのワケは？
映画「中村屋酒店の兄弟」、オファー当初は「出演をお断りした」
昨年、「くれなずめ」「明日の食卓」「空白」「のさりの島」など映画に出演、ドラマでも活躍する藤原季節（29）。本作の映画「中村屋酒店の兄弟」（白磯大知監督）は第30回東京学生映画祭でグランプリなどを受賞し、撮影から3年たっての劇場公開が決まった。監督からオファーを受けた当初、「出演をお断りした」と明かす。そのワケは？（取材・文＝平辻哲也）
同作は昨今、なくなりつつある酒店を舞台に、親からの店を継いだ兄・弘文（長尾卓磨）と東京からワケあって帰ってきた弟・和馬（藤原）を描く45分の中編。兄弟の近くて遠い距離感を絶妙に描き、第13回田辺・弁慶映画祭TBSラジオ賞、第30回東京学生映画祭グランプリ、第11回下北沢映画祭観客賞などを受賞。この快挙に、W主演の長尾が劇場公開へと動き、3月4日、東京・シネクイントでのレイトショー先行公開、同18日からの全国17館での順次公開が決まった。
「長尾さんをはじめとしたみなさんの努力の積み重ねですね。今だからこそ、誰かの心に届くかもしれない。その可能性を感じてくれた人が積み重なって全国まで行けたんだと思います」
しかし、3年前は劇場公開など思いもよらないことだった。監督は17歳から俳優活動し、独学で脚本を学んだという当時23歳の白磯大知。スタッフも映画未経験という自主映画だった。
「共通の知人を介してオファーを頂きました。最初は『この作品の面白さを理解することができません』とお断りしました。この脚本は、何も激しいことは起こらない。当時は何を撮りたいかつかめなかったんですよ。今思えば、安易な考えだったし、監督の白磯君に敬意をちゃんと払っていなかったんですよね。自分の未熟さですけども」
その後、一度も会わずに断ったことが脳裏に引っかかり、改めて渋谷のカフェで監督との時間を作ってもらった。「そこで白磯君がどういうことを描きたいかっていうことを丁寧に教えてくれたんですが、人となりがとても魅力的だった。『兄弟の距離感を描きたい』という言葉を聞いて、その場でもう一度読み直しました。そうしたら、たった1行のセリフにたくさんの語られてない感情が隠れているんだと気づき、僕にとってチャレンジになるのでやらせてください、とお願いしたんです」。
北海道札幌市出身、19歳で上京「最初から俳優をやるつもりで東京に出てきた」
劇中では、微妙なすれ違いの感情が描かれる。「トークイベントのゲストに来てくれた村上虹郎君が『褒めてばかりでもつまらないので、思ったことを言います。兄弟が楽しすぎる気がした』と言ってくれたんですね。その事をずっと考えました。それで分かったのは、楽しんでいるんじゃなくて、楽しんでいるふりをしているんだな、ということ。その裏にはきっと語られてない感情がたくさんあって、家族や兄弟としゃべっている時の自分も、何かを演じているんだなってことです。そんなことがちょっとずつ見えてきました」。
妹と姉がいるそうで、和馬の気持ちには「自分にも思い当たる節がありますね。気恥ずかしさだったり、東京で好き勝手やっていることの後ろめたさ、それをカモフラージュするためにちょっと明るく話してみたり……」。
自身は北海道札幌市出身。実家を飛び出したことも共通点。19歳の時に大学進学を機に上京したのだ。「最初から俳優をやるつもりで東京に出てきたんです。正確には大学には入学しているんですけど、3か月も通っていませんね……。なので、親には入学金の無駄遣いをさせてしまいました。泣いてましたね。だから、東京と実家で安息の地を探している和馬の気持ちは分かる部分もありました。実家に帰っても、どこかで何かを演じなきゃならない。自分の居場所を彼も探していたんだと思います」。
2013年に本格的に俳優活動をスタートし、以降、映画、ドラマ、舞台でキャリアを積み上げてきた。20年に第42回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を、21年には、第13回TAMA映画賞最優秀新進男優賞を授賞した。
今は、居場所を見つけられたのではないか。「確かに、カメラの前での居場所はできたように思えます。でも、僕ら俳優は、現実に帰ってこなきゃいけないですから。現実の世の中で生活をして生きていかなきゃいけないわけで、その居場所は自分自身でもう1回見つけないといけないと思っています」。
「中村屋酒店の兄弟」はいろんな気付きを与えてくれた作品になった。特に教えてくれたのは兄役の長尾だ。「スタッフは映画が初めての人が多く、不慣れな部分もあったんですけども、長尾さんは最後まで一つも文句を言わなかったんです。だから、僕も何も言わないようにしたんです。そうしたら、3日目から、スタッフが“段取りファースト”から“お芝居ファースト”に変わっていった。それは、僕たちの意識が伝わったんだと思います。はっきり伝えるっていうのは、自分の気持ちを伝えたいだけで、コミュニケーションって、そういうことだけではないんだと思いました」。
出演後は新たな関係性も生まれている。「長尾さんとは全然似ていないんですけど、映画を見ていると、兄弟に見えてくるから不思議ですね。日常生活でも、長男・長尾さん、次男・僕、三男・白磯君の三兄弟みたいな感じなんです。頻繁に連絡を取ったり、お酒を飲んだりするわけじゃないけど、久々に会うことができたら、みんなで近況報告を恥じらいながらする。そんな関係ができあがりました」。
コロナ禍となり自宅で映画鑑賞「インディーズ、メジャーに関わらず必要なもの」
映画は自身の原点だ。「（コロナ禍で）自宅での時間が増えると、大作ばかり観ていました。大好きなアル・パチーノの出演作とかを見ていましたが、先日は、インディーズ映画を見て、衝撃を受けました。『フタリノセカイ』（公開中）というトランスジェンダーの男性とシスジェンダーの女性カップルの話で、2人には子供が作れない。そこである決断をするシーンがあるんですけども、幸せにはあらゆるカタチがあっていいんだという希望の描き方に感動しました。そんな体験をすると、インディーズ、メジャーに関わらず、映画体験は必要なものだと改めて実感しました」。
藤原もそんな体験を与えられるような新しい映画との出会いを求めている。「新しい何かに出会うときって、自分を解体しないと出会えないんじゃないかな、と思っています。常に自分を疑ってみたり、自分は間違っているかもしれないと考え続けて、誰かが書いたセリフを言ってみた時に出会えるような気がします。そんな破壊と再生の旅を続けたいと思っています」。
「中村屋酒店の兄弟」は佳作というべき小作だが、藤原にとってはターニングポイントになったようだ。
【“吴某聚众斗殴、故意伤害案”审判长答疑】
#吴某聚众斗殴故意伤害案审判长答疑#
据“吉安市中级人民法院”微信公众号10日消息，2022年1月29日，吉安市中级人民法院依法对上诉人吴某犯聚众斗殴、故意伤害案二审宣判，以聚众斗殴罪判处其有期徒刑三年，以故意伤害罪判处其有期徒刑五年，数罪并罚，决定执行有期徒刑六年六个月。宣判后，吴某表示服从判决、认罪认罚。
2月8日，部分媒体以“江西16岁少年遭多人围殴反杀案二审获刑六年六个月”等为题进行报道，引发众多网民的关注与讨论。
为回应舆论关切，该案审判长现就网民关注的几个问题进行答疑。
疑问一：吴某遭多人殴打，为何定故意伤害罪和聚众斗殴罪两个罪？
审判长：吴某所犯聚众斗殴罪，是其2020年2月27日在永新县实施的聚众斗殴行为，与2020年5月8日凌晨在安福县某宾馆实施的故意伤害罪并非同一犯罪事实。
该起聚众斗殴案犯罪事实如下：吴某因敲错宾馆房门与肖某甲产生冲突，双方结怨并多次相互寻仇。2019年10月5日晚，吴某发现肖某甲、刘某某在电竞馆上网，便纠集龙某、文某、曾某携带刀具进行报复，造成刘某某轻伤二级的后果（该起聚众斗殴事实，因吴某时年不满十六周岁不予刑事处罚）。肖乙（已判刑）等人与肖某甲、刘某某等人玩得好，因上述冲突，加之贺某（已判刑）等人与吴某的“老大”肖某有恩怨，2020年2月27日1时许，吴某等人与贺某、肖乙等人相遇，贺某、肖乙等人驾车追截吴某等人的车，吴某通过他人得知肖乙等人是向其寻仇，便叫文某从住的宾馆取红缨枪放在车上，之后，吴某驾车搭载文某、段某某、朱某某、罗某甲、贺某甲共6人外出，与贺某、肖乙等人在永新县某医院前十字路口（公共要道）撞见，吴某便停车，贺某、肖乙等人持斧头等砍吴某及其汽车，吴某下车后持匕首捅肖乙并用文某从车上取下的红缨枪追对方，对方逃离现场。
吴某在该“2.27”聚众斗殴事实中的行为与之前双方的多次冲突不可割裂视之，综合事态发展全过程进行分析，其行为出于争霸一方、寻仇报复、寻求刺激等违法动机，主观上有主动迎战、积极侵害的故意，客观上事先准备犯罪工具并积极持械参与斗殴，扰乱了社会公共秩序，其行为已构成聚众斗殴罪。
疑问二：吴某参与的恶势力团伙违法犯罪行为与本案是否具有关联性？
审判长：经审理查明，2019年4月至2020年2月期间，吴某和肖某、曾某、龙某、文某（均已判刑）等人经常纠集在一起，以暴力、威胁等手段，在永新县城及深圳两地多次实施强奸、强迫卖淫、聚众斗殴、寻衅滋事等违法犯罪活动，为非作恶，欺压百姓，扰乱社会生活秩序，造成较为恶劣的社会影响。该恶势力团伙其他成员的违法犯罪事实已经由相关法院作出了判决。
吴某系该恶势力团伙成员，共参与该恶势力团伙违法犯罪中的三起寻衅滋事、一起非法拘禁、两起聚众斗殴事实，因其当时未成年依法另案不公开审理即在本案中处理。鉴于其在参与三起寻衅滋事、一起非法拘禁和第一起聚众斗殴时未满十六周岁，依法不负刑事责任；但其在参与上述第二起聚众斗殴（即“2.27”聚众斗殴案）时已满十六周岁，依法应当负刑事责任。原判据此认定吴某参与恶势力团伙违法犯罪，有充分的证据证明，完全符合法律和开展扫黑除恶专项斗争的刑事政策规定。且由于吴某参与的该起聚众斗殴事实系恶势力团伙犯罪，依法应从严惩处。
在这里特别说明的是，吴某参与该恶势力团伙违法犯罪行为，是本案审理的事实之一，而不是已经司法机关处理过的违法犯罪前科。
疑问三：吴某所犯故意伤害罪的具体事实是什么？
审判长：2020年5月7日晚上10时许，肖丙和吴某两人打车将通过快手认识的两个安福女孩肖某某、刘某丙接到安福县城，在案发的宾馆开了房间（410房）。2020年5月8日0时30分许，王某某看到其认识的女孩刘某丙跟吴某、肖丙、肖某某在宾馆同一房间，就去敲门找刘某丙。王某某感觉吴某开门后语气不好并用眼瞪了他，欲找回面子，便二次敲吴某的宾馆房门，吴某同行人员肖丙听到敲门声音大，感觉不对劲，便打电话叫段某某带梭标过来。王某某到宾馆前台拿总卡打开房门，手拿匕首、柴刀进入房间，将柴刀斜靠在进门的墙上，朱某某、李某某、钟某某、彭某某跟随王某某进入房间。
进入房间后，王某某用匕首指着吴某，问对方“跟谁混”的，并致电相关人员，相关人员进行了调停，王某某还叫吴某叫人过来，吴某便打电话叫刘某乙带东西（斗殴器械）过来。期间，朱某某打电话叫杨某、罗某某（被害人，殁年22岁）、王某3人，3人刚到房间，朱某某随即喊“打”并拿拖鞋打吴某，吴某反击，李某某、王某、罗某某3人也一起殴打吴某，吴某拿出网购的随身携带的匕首（系管制刀具）捅刺，造成罗某某腹部受伤，李某某腹部、手部受伤，朱某某肩部受伤。王某某、朱某某等人随即逃离现场，吴某见房间内的柴刀后便丢弃匕首拿起柴刀往宾馆外追，肖丙捡起吴某丢弃的匕首跟随其后。李某某、朱某某的损伤程度为轻微伤。
当日2时30分，罗某某因腹部被锐器捅刺，致肠系膜上动脉破裂、右肾动脉断裂，急性大失血，经抢救无效死亡；李某某、朱某某的损伤程度为轻微伤。吴某逃至新余被民警抓获，在逃跑过程中曾要求未满十四周岁的肖丙为其顶罪。案发后，吴某家属与罗某某家属达成刑事和解协议，赔偿了罗某某家属20万元并取得谅解。
疑问四：吴某深夜被多人侵入所住宾馆房间并遭到殴打，为何认定为防卫过当？
审判长：首先，吴某的行为具有防卫性质。王某某深夜约吴某房间内的刘某丙出去玩未果，因觉得吴某语气不好并瞪了他而心生不满，意图找回面子，在敲门被拒的情况下用宾馆总卡强行开门，携匕首和柴刀纠集多人进入宾馆房间，并手持匕首质问吴某，朱某某、李某某、王某、罗某某对吴某扔拖鞋并拳打脚踢，产生了危害吴某人身安全的现实危险，吴某为使自身人身权利免受正在进行的不法侵害而进行反击，符合防卫的起因、时间、对象条件，其行为具有防卫性质。
其次，吴某的行为构成防卫过当。根据刑法第二十条第二款规定，认定本案构成正当防卫还是防卫过当的标准，在于防卫行为是否“明显超过必要限度”，根据《最高人民法院 最高人民检察院 公安部关于依法适用正当防卫制度的指导意见》第12条之规定，防卫是否“明显超过必要限度”，应当综合不法侵害的性质、手段、强度、危害程度和防卫的时机、手段、强度、损害后果等情节，考虑双方力量对比，立足防卫人防卫时所处情境，结合社会公众的一般认知作出判断。通过综合考量，对于防卫行为与不法侵害相差悬殊、明显过激的，应当认定防卫明显超过必要限度。
本案发展过程分为两个阶段，第一阶段是王某某进入宾馆房间之后，与吴某方发生了争吵，询问吴某“跟谁混的”，并致电相关人员，相关人员进行了调停，王某某还叫吴某一方纠集人员前来斗殴，此时王某某方尚未动手斗殴，冲突尚未升级，不法侵害尚未高度紧迫，王某某一方实施的是无事生非、逞强耍横的寻衅滋事行为。第二阶段是朱某某看到其叫来的李某某、王某、罗某某等3人赶到现场后，朱某某突然朝吴某扔拖鞋，李某某、王某、罗某某继而上前赤手空拳殴打吴某，该4人均未使用王某某此前带至现场的柴刀和匕首等工具，王某某等其余4人亦未上前参与殴打吴某。事后的鉴定意见证明吴某尚不构成伤情等级（注：《人体损伤程度鉴定标准》分轻微伤、轻伤、重伤三个等级）。吴某掏出随身携带的管制刀具在短时间内连刺三人，所刺部位为腹部等人体主要部位，造成罗某某肠系膜上动脉破裂、右肾动脉断裂，急性大失血死亡。
综上，吴某使用管制刀具捅刺对方，其行为的暴力程度明显超出对方的侵害手段，造成了与不法侵害相差悬殊的危害后果，应当认定为明显超过了必要限度并造成重大损害，其行为属防卫过当。再次，吴某的行为不构成特殊正当防卫。刑法第二十条第三款规定的特殊防卫制度，针对的是正在进行的行凶、杀人、抢劫、绑架以及其他严重危及人身安全的暴力犯罪的行为。“行凶”的暴力侵害往往强度大，具有高度紧迫性和危险性，必须是与杀人、抢劫等暴力犯罪相当的严重危及他人人身安全的暴力犯罪。
在本案中，王某某等人进门后冲突尚未升级，后朱某某等4人赤手空拳殴打吴某，打击部位和力度未达到严重危及其人身安全的烈度，亦未产生严重侵害其人身安全的后果。
综上，吴某的行为属于防卫过当，根据《中华人民共和国刑法》第二十条规定，应当减轻或者免除处罚。但本案中吴某的行为产生了严重后果，依法对其减轻处罚。
疑问五：本案二审为何对吴某故意伤害罪的量刑进行改判？
审判长：吴某被他人深夜刷卡闯入自己所居住的宾馆房间内，遭到多人殴打，人身安全受到较为严重的威胁之时，拿出匕首捅刺对方，具有防卫过当、未成年犯罪、积极赔偿并取得谅解和自愿认罪认罚等法定、酌定从轻、减轻处罚情节，原判以故意伤害罪判处吴某有期徒刑八年，量刑过重，依法改判为有期徒刑五年。
疑问六：本案所涉及的其他人员，包括王某某等人是否被追究刑事责任？
审判长：法律面前人人平等。本案所涉及其他人员，其行为构成犯罪的，均已依法追究刑事责任。肖某等人恶势力团伙犯罪案件已由吉安市永新县人民法院于2020年8月5日作出一审判决，肖某、曾某、龙某、文某等4人被分别依法判处十二年至四年不等的有期徒刑。纠集多人进入案发宾馆的王某某等人，已由吉安市安福县人民法院于2020年12月28日作出一审判决，以王某某等六人犯寻衅滋事罪，分别依法判处三年二个月至一年三个月不等的有期徒刑。除死者罗某某外，另一名参与案件的人系不明缘由被朱某某叫来的，到场后也未动手，依法未追究刑事责任。上述案件一审判决后，上述被告人均服判，未上诉，判决已发生法律效力。
疑问七：本案为何不公开开庭审理？判决书为何不上网公布？
审判长：依据《中华人民共和国刑事诉讼法》第二百八十五条及《最高人民法院关于适用〈中华人民共和国刑事诉讼法〉的解释》第五百五十七条之规定，开庭审理时被告人不满十八周岁的案件，一律不公开审理。因吴某开庭时未满十八周岁，我院遂依法不公开开庭审理了本案。根据《最高人民法院关于人民法院在互联网公布裁判文书的规定》第四条“未成年人犯罪案件，不在互联网公布”的要求，本案裁判文书依法不得上网公开。
由于吴某母亲在本案一、二审期间数次向相关媒体片面披露案情，引发公众关注。故吉安市中级人民法院依法在保护被告人相关身份信息的情况下，作出本次答疑，以回应公众关切。
#吴某聚众斗殴故意伤害案审判长答疑#
据“吉安市中级人民法院”微信公众号10日消息，2022年1月29日，吉安市中级人民法院依法对上诉人吴某犯聚众斗殴、故意伤害案二审宣判，以聚众斗殴罪判处其有期徒刑三年，以故意伤害罪判处其有期徒刑五年，数罪并罚，决定执行有期徒刑六年六个月。宣判后，吴某表示服从判决、认罪认罚。
2月8日，部分媒体以“江西16岁少年遭多人围殴反杀案二审获刑六年六个月”等为题进行报道，引发众多网民的关注与讨论。
为回应舆论关切，该案审判长现就网民关注的几个问题进行答疑。
疑问一：吴某遭多人殴打，为何定故意伤害罪和聚众斗殴罪两个罪？
审判长：吴某所犯聚众斗殴罪，是其2020年2月27日在永新县实施的聚众斗殴行为，与2020年5月8日凌晨在安福县某宾馆实施的故意伤害罪并非同一犯罪事实。
该起聚众斗殴案犯罪事实如下：吴某因敲错宾馆房门与肖某甲产生冲突，双方结怨并多次相互寻仇。2019年10月5日晚，吴某发现肖某甲、刘某某在电竞馆上网，便纠集龙某、文某、曾某携带刀具进行报复，造成刘某某轻伤二级的后果（该起聚众斗殴事实，因吴某时年不满十六周岁不予刑事处罚）。肖乙（已判刑）等人与肖某甲、刘某某等人玩得好，因上述冲突，加之贺某（已判刑）等人与吴某的“老大”肖某有恩怨，2020年2月27日1时许，吴某等人与贺某、肖乙等人相遇，贺某、肖乙等人驾车追截吴某等人的车，吴某通过他人得知肖乙等人是向其寻仇，便叫文某从住的宾馆取红缨枪放在车上，之后，吴某驾车搭载文某、段某某、朱某某、罗某甲、贺某甲共6人外出，与贺某、肖乙等人在永新县某医院前十字路口（公共要道）撞见，吴某便停车，贺某、肖乙等人持斧头等砍吴某及其汽车，吴某下车后持匕首捅肖乙并用文某从车上取下的红缨枪追对方，对方逃离现场。
吴某在该“2.27”聚众斗殴事实中的行为与之前双方的多次冲突不可割裂视之，综合事态发展全过程进行分析，其行为出于争霸一方、寻仇报复、寻求刺激等违法动机，主观上有主动迎战、积极侵害的故意，客观上事先准备犯罪工具并积极持械参与斗殴，扰乱了社会公共秩序，其行为已构成聚众斗殴罪。
疑问二：吴某参与的恶势力团伙违法犯罪行为与本案是否具有关联性？
审判长：经审理查明，2019年4月至2020年2月期间，吴某和肖某、曾某、龙某、文某（均已判刑）等人经常纠集在一起，以暴力、威胁等手段，在永新县城及深圳两地多次实施强奸、强迫卖淫、聚众斗殴、寻衅滋事等违法犯罪活动，为非作恶，欺压百姓，扰乱社会生活秩序，造成较为恶劣的社会影响。该恶势力团伙其他成员的违法犯罪事实已经由相关法院作出了判决。
吴某系该恶势力团伙成员，共参与该恶势力团伙违法犯罪中的三起寻衅滋事、一起非法拘禁、两起聚众斗殴事实，因其当时未成年依法另案不公开审理即在本案中处理。鉴于其在参与三起寻衅滋事、一起非法拘禁和第一起聚众斗殴时未满十六周岁，依法不负刑事责任；但其在参与上述第二起聚众斗殴（即“2.27”聚众斗殴案）时已满十六周岁，依法应当负刑事责任。原判据此认定吴某参与恶势力团伙违法犯罪，有充分的证据证明，完全符合法律和开展扫黑除恶专项斗争的刑事政策规定。且由于吴某参与的该起聚众斗殴事实系恶势力团伙犯罪，依法应从严惩处。
在这里特别说明的是，吴某参与该恶势力团伙违法犯罪行为，是本案审理的事实之一，而不是已经司法机关处理过的违法犯罪前科。
疑问三：吴某所犯故意伤害罪的具体事实是什么？
审判长：2020年5月7日晚上10时许，肖丙和吴某两人打车将通过快手认识的两个安福女孩肖某某、刘某丙接到安福县城，在案发的宾馆开了房间（410房）。2020年5月8日0时30分许，王某某看到其认识的女孩刘某丙跟吴某、肖丙、肖某某在宾馆同一房间，就去敲门找刘某丙。王某某感觉吴某开门后语气不好并用眼瞪了他，欲找回面子，便二次敲吴某的宾馆房门，吴某同行人员肖丙听到敲门声音大，感觉不对劲，便打电话叫段某某带梭标过来。王某某到宾馆前台拿总卡打开房门，手拿匕首、柴刀进入房间，将柴刀斜靠在进门的墙上，朱某某、李某某、钟某某、彭某某跟随王某某进入房间。
进入房间后，王某某用匕首指着吴某，问对方“跟谁混”的，并致电相关人员，相关人员进行了调停，王某某还叫吴某叫人过来，吴某便打电话叫刘某乙带东西（斗殴器械）过来。期间，朱某某打电话叫杨某、罗某某（被害人，殁年22岁）、王某3人，3人刚到房间，朱某某随即喊“打”并拿拖鞋打吴某，吴某反击，李某某、王某、罗某某3人也一起殴打吴某，吴某拿出网购的随身携带的匕首（系管制刀具）捅刺，造成罗某某腹部受伤，李某某腹部、手部受伤，朱某某肩部受伤。王某某、朱某某等人随即逃离现场，吴某见房间内的柴刀后便丢弃匕首拿起柴刀往宾馆外追，肖丙捡起吴某丢弃的匕首跟随其后。李某某、朱某某的损伤程度为轻微伤。
当日2时30分，罗某某因腹部被锐器捅刺，致肠系膜上动脉破裂、右肾动脉断裂，急性大失血，经抢救无效死亡；李某某、朱某某的损伤程度为轻微伤。吴某逃至新余被民警抓获，在逃跑过程中曾要求未满十四周岁的肖丙为其顶罪。案发后，吴某家属与罗某某家属达成刑事和解协议，赔偿了罗某某家属20万元并取得谅解。
疑问四：吴某深夜被多人侵入所住宾馆房间并遭到殴打，为何认定为防卫过当？
审判长：首先，吴某的行为具有防卫性质。王某某深夜约吴某房间内的刘某丙出去玩未果，因觉得吴某语气不好并瞪了他而心生不满，意图找回面子，在敲门被拒的情况下用宾馆总卡强行开门，携匕首和柴刀纠集多人进入宾馆房间，并手持匕首质问吴某，朱某某、李某某、王某、罗某某对吴某扔拖鞋并拳打脚踢，产生了危害吴某人身安全的现实危险，吴某为使自身人身权利免受正在进行的不法侵害而进行反击，符合防卫的起因、时间、对象条件，其行为具有防卫性质。
其次，吴某的行为构成防卫过当。根据刑法第二十条第二款规定，认定本案构成正当防卫还是防卫过当的标准，在于防卫行为是否“明显超过必要限度”，根据《最高人民法院 最高人民检察院 公安部关于依法适用正当防卫制度的指导意见》第12条之规定，防卫是否“明显超过必要限度”，应当综合不法侵害的性质、手段、强度、危害程度和防卫的时机、手段、强度、损害后果等情节，考虑双方力量对比，立足防卫人防卫时所处情境，结合社会公众的一般认知作出判断。通过综合考量，对于防卫行为与不法侵害相差悬殊、明显过激的，应当认定防卫明显超过必要限度。
本案发展过程分为两个阶段，第一阶段是王某某进入宾馆房间之后，与吴某方发生了争吵，询问吴某“跟谁混的”，并致电相关人员，相关人员进行了调停，王某某还叫吴某一方纠集人员前来斗殴，此时王某某方尚未动手斗殴，冲突尚未升级，不法侵害尚未高度紧迫，王某某一方实施的是无事生非、逞强耍横的寻衅滋事行为。第二阶段是朱某某看到其叫来的李某某、王某、罗某某等3人赶到现场后，朱某某突然朝吴某扔拖鞋，李某某、王某、罗某某继而上前赤手空拳殴打吴某，该4人均未使用王某某此前带至现场的柴刀和匕首等工具，王某某等其余4人亦未上前参与殴打吴某。事后的鉴定意见证明吴某尚不构成伤情等级（注：《人体损伤程度鉴定标准》分轻微伤、轻伤、重伤三个等级）。吴某掏出随身携带的管制刀具在短时间内连刺三人，所刺部位为腹部等人体主要部位，造成罗某某肠系膜上动脉破裂、右肾动脉断裂，急性大失血死亡。
综上，吴某使用管制刀具捅刺对方，其行为的暴力程度明显超出对方的侵害手段，造成了与不法侵害相差悬殊的危害后果，应当认定为明显超过了必要限度并造成重大损害，其行为属防卫过当。再次，吴某的行为不构成特殊正当防卫。刑法第二十条第三款规定的特殊防卫制度，针对的是正在进行的行凶、杀人、抢劫、绑架以及其他严重危及人身安全的暴力犯罪的行为。“行凶”的暴力侵害往往强度大，具有高度紧迫性和危险性，必须是与杀人、抢劫等暴力犯罪相当的严重危及他人人身安全的暴力犯罪。
在本案中，王某某等人进门后冲突尚未升级，后朱某某等4人赤手空拳殴打吴某，打击部位和力度未达到严重危及其人身安全的烈度，亦未产生严重侵害其人身安全的后果。
综上，吴某的行为属于防卫过当，根据《中华人民共和国刑法》第二十条规定，应当减轻或者免除处罚。但本案中吴某的行为产生了严重后果，依法对其减轻处罚。
疑问五：本案二审为何对吴某故意伤害罪的量刑进行改判？
审判长：吴某被他人深夜刷卡闯入自己所居住的宾馆房间内，遭到多人殴打，人身安全受到较为严重的威胁之时，拿出匕首捅刺对方，具有防卫过当、未成年犯罪、积极赔偿并取得谅解和自愿认罪认罚等法定、酌定从轻、减轻处罚情节，原判以故意伤害罪判处吴某有期徒刑八年，量刑过重，依法改判为有期徒刑五年。
疑问六：本案所涉及的其他人员，包括王某某等人是否被追究刑事责任？
审判长：法律面前人人平等。本案所涉及其他人员，其行为构成犯罪的，均已依法追究刑事责任。肖某等人恶势力团伙犯罪案件已由吉安市永新县人民法院于2020年8月5日作出一审判决，肖某、曾某、龙某、文某等4人被分别依法判处十二年至四年不等的有期徒刑。纠集多人进入案发宾馆的王某某等人，已由吉安市安福县人民法院于2020年12月28日作出一审判决，以王某某等六人犯寻衅滋事罪，分别依法判处三年二个月至一年三个月不等的有期徒刑。除死者罗某某外，另一名参与案件的人系不明缘由被朱某某叫来的，到场后也未动手，依法未追究刑事责任。上述案件一审判决后，上述被告人均服判，未上诉，判决已发生法律效力。
疑问七：本案为何不公开开庭审理？判决书为何不上网公布？
审判长：依据《中华人民共和国刑事诉讼法》第二百八十五条及《最高人民法院关于适用〈中华人民共和国刑事诉讼法〉的解释》第五百五十七条之规定，开庭审理时被告人不满十八周岁的案件，一律不公开审理。因吴某开庭时未满十八周岁，我院遂依法不公开开庭审理了本案。根据《最高人民法院关于人民法院在互联网公布裁判文书的规定》第四条“未成年人犯罪案件，不在互联网公布”的要求，本案裁判文书依法不得上网公开。
由于吴某母亲在本案一、二审期间数次向相关媒体片面披露案情，引发公众关注。故吉安市中级人民法院依法在保护被告人相关身份信息的情况下，作出本次答疑，以回应公众关切。
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