等天黑透了就回家吧[求饶]

第二册 P78-79 平良的深情
波打ち際で作られた砂の城みたいに、心の一角が容易く崩れていく。じわじわと海水が染み込んで、崩れた箇所ごとざあっと波に攫われていくように感じる。
清居はいとも簡単に平良を崩して、なんの苦労なく攫ってしまう。
攫われすぎて、もう平良のお城はボロボロだ。
でも返してほしくない。
自分から奪ったものは、ずっと清居が持っていて欲しい。踏みつけようが、振り回して投げ飛ばそうが、なんでもいいから。その手に持っていて欲しい。どうかお願いだから。

羽生くんから「ありがとうございました」を聴くたびに、心が打たれ、涙が思わず流れてしまいます。
未来の春は、羽生君の息吹きに満ちているでしょう。「春よ、来い」！#羽生结弦[超话]##結弦からの絆# 冬奥相伴至此 接下来要独自向前披荆斩棘、去遇见最好的自己 再去与你相遇[悲伤]
羽生君、ありがとうございました！

俺は優しい女の子は嫌いだ。

ほんの一言挨拶を交わせば気になるし、メールが行き交えば心がざわつく。
電話なんかかかってきた日には、着信履歴を見てつい頬が緩む。だが知っている、それが優しさだということを。
俺に優しい人間はほかの人にも優しくて、そのことをつい忘れてしまいそうになる。
真実は残酷だというのなら、きっと嘘は優しいのだろう。だから優しさは嘘だ。
いつだって期待して、いつも勘違いして、いつからか希望を持つのをやめた。
訓練されたボッチは二度も同じ手に引っかかったりしない、百戦錬磨の強者、負けることに関しては、俺が最強。

だから、いつまでも。優しい女の子は、嫌いだ。