#平手友梨奈[超话]#平手友梨奈、映画デビュー作「響」新人賞/映画大賞
欅坂46平手友梨奈(17)が3日、第31回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(日刊スポーツ新聞社主催、石原プロモーション協賛)の新人賞に輝いた。映画初出演で初主演の「響 -HIBIKI-」でエキセントリックな天才女子高生を演じ、鮮烈な印象を残した。授賞式は28日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで行われる。
普段はステージのパフォーマンスで多くのファンを魅了する平手だが、映画で賞を贈られるのは初めてだ。スクリーンデビュー作での受賞に「正直、あまりよく分からないです。実感が湧かないので」と率直な心境を語り、ほほえんだ。
原作者の柳本光晴氏から「もし響が実写化するなら、主演は平手さんしかいない」と太鼓判を押され、天才女子高生小説家、鮎喰響(あくい・ひびき)役に抜てきされた。信念を曲げず、建前やごまかしを許さず、時に暴力的な行動にも出てしまう役どころだ。クールで大人や体制への反抗を歌う欅坂46の世界観とシンクロする部分もあり、存分に存在感を発揮した。
今年6月に終わった撮影を振り返り、「『響』チームの皆さん、スタッフさんから、演者さんまで、いい出会いをさせていただいたな、と思います」と話した。特に、響の担当編集者、花井ふみ役の北川景子(32)に「現場でも『響』と『ふみ』として接してくださって、本当に助かりました」と感謝する。今でも毎日連絡を取り合い、「ふみ」「ひーちゃん」と呼び合う仲だ。「ご飯のこととか、仕事のこととか、いろいろ話します。テレビでドラマの再放送を見た時に、『ふみ、出てたよ』って写真を送ったりしました」と笑顔で明かす。
中学3年生だった16年4月に「サイレントマジョリティー」でデビュー。以来シングル7作でグループのセンターを務めた。「普通の高校生と比べて、大人と関わる機会は多いと思います。いろんな人がいるけど、ちゃんと理解してくださるというか、一緒に何かを作ってくださる人と出会うこともできました」。劇中の響と同様、世間から一挙手一投足を注目される現役女子高生。「人生、いいことばかりじゃないけど、その中でいいこともあるから」。独特の言い回しで、異色の青春時代を表現した。
現在は欅坂46での活動に集中しており、大みそかに控えるNHK紅白歌合戦をはじめ、音楽特番の出演が続く。ただ、時折、「響」のスタッフや共演者と会いたくなるという。「『響』のことは、何年先になっても…一生残るかもしれないです。出会った人たちとの関係も、ずっと残るといいなと思います。初めて欅坂から1歩飛び出した外の世界。その作品が『響』でよかったなあ、と思います」。あらためて「響」との出会いに感謝した。【横山慧】
◆平手友梨奈(ひらて・ゆりな)2001年(平13)6月25日、愛知県生まれ。15年8月、欅坂46の1期生オーディションに合格。愛称「てち」。昨年12月放送のフジテレビ系「FNS歌謡祭」では、平井堅との「ノンフィクション」のコラボパフォーマンスが話題になった。ヤクルト「ミルミル」のCMに出演中。163センチ。血液型O。
◆響-HIBIKI- 出版不況の中、15歳の天才少女、響の小説が脚光を浴びる。生き方を絶対曲げず「この天才、ヤバい。」がキャッチフレーズの響の行動は、有名作家や記者、売れない小説家、さまざまな人に影響を与えていく。そして、処女作が直木賞、芥川賞に同時ノミネートされた。月川翔監督。
◆新人賞・選考経過 木竜麻生、平手友梨奈が票を争った。「感情を上下させながら、アップで5分間、撮られる場面は相当な演技力」(渡辺武信氏)という木竜への高評価を、「正直びっくりした。目ぢからもすごい。次の映画もやってほしい」(木下博通氏)と平手を推す声が、決選投票で上回った。
欅坂46平手友梨奈(17)が3日、第31回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(日刊スポーツ新聞社主催、石原プロモーション協賛)の新人賞に輝いた。映画初出演で初主演の「響 -HIBIKI-」でエキセントリックな天才女子高生を演じ、鮮烈な印象を残した。授賞式は28日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで行われる。
普段はステージのパフォーマンスで多くのファンを魅了する平手だが、映画で賞を贈られるのは初めてだ。スクリーンデビュー作での受賞に「正直、あまりよく分からないです。実感が湧かないので」と率直な心境を語り、ほほえんだ。
原作者の柳本光晴氏から「もし響が実写化するなら、主演は平手さんしかいない」と太鼓判を押され、天才女子高生小説家、鮎喰響(あくい・ひびき)役に抜てきされた。信念を曲げず、建前やごまかしを許さず、時に暴力的な行動にも出てしまう役どころだ。クールで大人や体制への反抗を歌う欅坂46の世界観とシンクロする部分もあり、存分に存在感を発揮した。
今年6月に終わった撮影を振り返り、「『響』チームの皆さん、スタッフさんから、演者さんまで、いい出会いをさせていただいたな、と思います」と話した。特に、響の担当編集者、花井ふみ役の北川景子(32)に「現場でも『響』と『ふみ』として接してくださって、本当に助かりました」と感謝する。今でも毎日連絡を取り合い、「ふみ」「ひーちゃん」と呼び合う仲だ。「ご飯のこととか、仕事のこととか、いろいろ話します。テレビでドラマの再放送を見た時に、『ふみ、出てたよ』って写真を送ったりしました」と笑顔で明かす。
中学3年生だった16年4月に「サイレントマジョリティー」でデビュー。以来シングル7作でグループのセンターを務めた。「普通の高校生と比べて、大人と関わる機会は多いと思います。いろんな人がいるけど、ちゃんと理解してくださるというか、一緒に何かを作ってくださる人と出会うこともできました」。劇中の響と同様、世間から一挙手一投足を注目される現役女子高生。「人生、いいことばかりじゃないけど、その中でいいこともあるから」。独特の言い回しで、異色の青春時代を表現した。
現在は欅坂46での活動に集中しており、大みそかに控えるNHK紅白歌合戦をはじめ、音楽特番の出演が続く。ただ、時折、「響」のスタッフや共演者と会いたくなるという。「『響』のことは、何年先になっても…一生残るかもしれないです。出会った人たちとの関係も、ずっと残るといいなと思います。初めて欅坂から1歩飛び出した外の世界。その作品が『響』でよかったなあ、と思います」。あらためて「響」との出会いに感謝した。【横山慧】
◆平手友梨奈(ひらて・ゆりな)2001年(平13)6月25日、愛知県生まれ。15年8月、欅坂46の1期生オーディションに合格。愛称「てち」。昨年12月放送のフジテレビ系「FNS歌謡祭」では、平井堅との「ノンフィクション」のコラボパフォーマンスが話題になった。ヤクルト「ミルミル」のCMに出演中。163センチ。血液型O。
◆響-HIBIKI- 出版不況の中、15歳の天才少女、響の小説が脚光を浴びる。生き方を絶対曲げず「この天才、ヤバい。」がキャッチフレーズの響の行動は、有名作家や記者、売れない小説家、さまざまな人に影響を与えていく。そして、処女作が直木賞、芥川賞に同時ノミネートされた。月川翔監督。
◆新人賞・選考経過 木竜麻生、平手友梨奈が票を争った。「感情を上下させながら、アップで5分間、撮られる場面は相当な演技力」(渡辺武信氏)という木竜への高評価を、「正直びっくりした。目ぢからもすごい。次の映画もやってほしい」(木下博通氏)と平手を推す声が、決選投票で上回った。
【新闻】ひかるちゃんが部長をつとめる部活動「料理研究部」がスタート!
ひかる「いよいよ、この日が来てしまいました・・・!まさか、私が「部長」になる日が来るなんてなぁ。部長は…アニメのヒロインみたいで憧れがありました。なので、まず部長としてバシッと!挨拶したいと思います。
(深呼吸)よし!!
<教室の扉を開ける>
本日から、料理研究部の部長を務めます!GIRLS LOCKS!4週目担当!髙橋ひかるです!!!!
・・・どう?部長っぽかったですかね??
先月発表した通り!私、髙橋ひかるが部長を務める、SCHOOL OF LOCK!の新しい部活動「料理研究部」が今日からスタートします!!掲示板にも「楽しみにしてるよー」とか、「絶対入部します!」という書き込みが届いていて、すごく、すごく嬉しいです!!私が部長を務めさせていただきますが、、、生徒のみんなと一緒に作っていく部活動ということでみんなもどんどん参加して盛り上げてもらいたいと思います!
今夜は、この「料理研究部」が、どんな部活動なのかを紹介していきたいと思います。
料理研究部の活動その【1】
生徒のみんなから「かけ算レシピ」を募集します!
かけ算レシピとは、普通だったら一緒に食べないような食べ物同士を組み合わせることで、より美味しい食べ方を生み出すこと!ご飯のかけ算はもちろん、お菓子のかけ算、飲み物のかけ算レシピでもOKです!!ちょっとしたアイディアで、さらに美味しくなる「かけ算レシピ」を生徒のみんなから募集します!
例えば、みかんに醤油をかけたら「いくら」になる、みたいなものです。届いたレシピは、この部室でどんどん試していく予定!ちなみに、私のオススメ「かけ算レシピ」は・・・アボカドとマヨネーズとブラックペッパーと塩コショウで、(さらに、辛いのが好きな人は七味を加えてね)、何にでもあうピリ辛なディップソースになります!「かけ算レシピ」。どんどん送ってください!
続いて!
料理研究部の活動その【2】
生徒のみんなから「飯テロ☆レシピ」を募集します!
空腹を刺激する、生徒のみんなにオススメしたい自慢のレシピを教えてください!!レシピといっても、難しく考えすぎなくて大丈夫です!「お米に焼いたお肉と卵を乗せてマヨネーズをかけると美味しい!」というので大丈夫です!材料と、簡単な手順。さらにお料理の写真も一緒に送ってください!ただし!レシピはオリジナルのものに限ります!家族に教えてもらったレシピでも大丈夫です!
レシピって、見てるだけでもワクワクするし、お腹がすくし、まさに「飯テロ」ですよね!「料理研究部」のサイトに「飯テロレシピ」がずら〜っと並んで、料理を作りたい!と思った生徒のみんなに活用してもらえたら嬉しいな、と思っています!私も、レシピを研究して載せたいと思います!!「料理作りたいな、でもうまく作れないなぁ…」という生徒のみんなに救いの手を差し伸べるような「料理研究部」にできればなと思います。
続いて!
料理研究部の活動その【3】
「LUNCH BOX GALLERY」をオープンします!
自分で作った、もしくは家族が作ってくれた「お弁当」の写真を送ってください!キャラ弁のような手の込んだものも、もちろん、スタミナたっぷりの茶色い男子弁当や、手抜き弁当など・・・毎日のお昼休みを彩ってくれるお弁当の写真を送ってください!送ってもらった写真は、料理研究部のサイトにUPします!
変わった友達のお弁当といえば…
私の友達には即席麺の袋と、ボトルに入ったお湯でご飯を作っている人もいました。
私はお弁当、自分で作ったりしています。ピーマンと塩昆布をあえたり、常備菜は簡単に作れるのでハマって作っています。そして、お弁当にこれがあればテンションが上がる!というのもあれば教えてください。バエる写真から、バエない写真まで、たくさんのお弁当写真、待ってます!!
と、以上の3つが「料理研究部」の主な3つの活動です!
SCHOOL OF LOCK!のWEBサイトにある、「料理研究部」のページから、どんどん参加してください!どんどん写真やレシピを送ってください!
そして!本日始まったばかりの「料理研究部」!
「こんな活動があったらいいな!」「こんなことが知りたいな!」などなど、活動に対してのご意見もお待ちしています!!
SCHOOL OF LOCK!の生徒みんなで作る新たな部活動「料理研究部」!
みんなで、楽しい部活動にしていきましょう!!
よろしくお願いします!!!!
M ウマーベラス / MONKEY MAJIK × サンドウィッチマン
ひかる「最近ハマっている曲で、「料理研究部」にぴったりだと思って選曲しました。某番組で伊達さんがドーナツは穴が空いているから0カロリーって言っててその説は素晴らしい!と思ってこの曲を推しています。みなさんもドーナツをいっぱい食べましょう!笑
#高桥光##髙橋ひかる##高橋ひかる#
ひかる「いよいよ、この日が来てしまいました・・・!まさか、私が「部長」になる日が来るなんてなぁ。部長は…アニメのヒロインみたいで憧れがありました。なので、まず部長としてバシッと!挨拶したいと思います。
(深呼吸)よし!!
<教室の扉を開ける>
本日から、料理研究部の部長を務めます!GIRLS LOCKS!4週目担当!髙橋ひかるです!!!!
・・・どう?部長っぽかったですかね??
先月発表した通り!私、髙橋ひかるが部長を務める、SCHOOL OF LOCK!の新しい部活動「料理研究部」が今日からスタートします!!掲示板にも「楽しみにしてるよー」とか、「絶対入部します!」という書き込みが届いていて、すごく、すごく嬉しいです!!私が部長を務めさせていただきますが、、、生徒のみんなと一緒に作っていく部活動ということでみんなもどんどん参加して盛り上げてもらいたいと思います!
今夜は、この「料理研究部」が、どんな部活動なのかを紹介していきたいと思います。
料理研究部の活動その【1】
生徒のみんなから「かけ算レシピ」を募集します!
かけ算レシピとは、普通だったら一緒に食べないような食べ物同士を組み合わせることで、より美味しい食べ方を生み出すこと!ご飯のかけ算はもちろん、お菓子のかけ算、飲み物のかけ算レシピでもOKです!!ちょっとしたアイディアで、さらに美味しくなる「かけ算レシピ」を生徒のみんなから募集します!
例えば、みかんに醤油をかけたら「いくら」になる、みたいなものです。届いたレシピは、この部室でどんどん試していく予定!ちなみに、私のオススメ「かけ算レシピ」は・・・アボカドとマヨネーズとブラックペッパーと塩コショウで、(さらに、辛いのが好きな人は七味を加えてね)、何にでもあうピリ辛なディップソースになります!「かけ算レシピ」。どんどん送ってください!
続いて!
料理研究部の活動その【2】
生徒のみんなから「飯テロ☆レシピ」を募集します!
空腹を刺激する、生徒のみんなにオススメしたい自慢のレシピを教えてください!!レシピといっても、難しく考えすぎなくて大丈夫です!「お米に焼いたお肉と卵を乗せてマヨネーズをかけると美味しい!」というので大丈夫です!材料と、簡単な手順。さらにお料理の写真も一緒に送ってください!ただし!レシピはオリジナルのものに限ります!家族に教えてもらったレシピでも大丈夫です!
レシピって、見てるだけでもワクワクするし、お腹がすくし、まさに「飯テロ」ですよね!「料理研究部」のサイトに「飯テロレシピ」がずら〜っと並んで、料理を作りたい!と思った生徒のみんなに活用してもらえたら嬉しいな、と思っています!私も、レシピを研究して載せたいと思います!!「料理作りたいな、でもうまく作れないなぁ…」という生徒のみんなに救いの手を差し伸べるような「料理研究部」にできればなと思います。
続いて!
料理研究部の活動その【3】
「LUNCH BOX GALLERY」をオープンします!
自分で作った、もしくは家族が作ってくれた「お弁当」の写真を送ってください!キャラ弁のような手の込んだものも、もちろん、スタミナたっぷりの茶色い男子弁当や、手抜き弁当など・・・毎日のお昼休みを彩ってくれるお弁当の写真を送ってください!送ってもらった写真は、料理研究部のサイトにUPします!
変わった友達のお弁当といえば…
私の友達には即席麺の袋と、ボトルに入ったお湯でご飯を作っている人もいました。
私はお弁当、自分で作ったりしています。ピーマンと塩昆布をあえたり、常備菜は簡単に作れるのでハマって作っています。そして、お弁当にこれがあればテンションが上がる!というのもあれば教えてください。バエる写真から、バエない写真まで、たくさんのお弁当写真、待ってます!!
と、以上の3つが「料理研究部」の主な3つの活動です!
SCHOOL OF LOCK!のWEBサイトにある、「料理研究部」のページから、どんどん参加してください!どんどん写真やレシピを送ってください!
そして!本日始まったばかりの「料理研究部」!
「こんな活動があったらいいな!」「こんなことが知りたいな!」などなど、活動に対してのご意見もお待ちしています!!
SCHOOL OF LOCK!の生徒みんなで作る新たな部活動「料理研究部」!
みんなで、楽しい部活動にしていきましょう!!
よろしくお願いします!!!!
M ウマーベラス / MONKEY MAJIK × サンドウィッチマン
ひかる「最近ハマっている曲で、「料理研究部」にぴったりだと思って選曲しました。某番組で伊達さんがドーナツは穴が空いているから0カロリーって言っててその説は素晴らしい!と思ってこの曲を推しています。みなさんもドーナツをいっぱい食べましょう!笑
#高桥光##髙橋ひかる##高橋ひかる#
自存上海月亮一个人自聊[给力]
この芝居は、“ 人間と人間の信頼 ”、“ 基本的な人間のあり方 ”と、ああいう時代に日本人がやっていた“日本人の可能性”を信じて書かれています。自分がこの芝居を書いて思うのは、「○○人だから...とか△△人だから...ダメ」
ということはないということです。ーーー 井上ひさし。
2018年春、こまつ座と世田谷パブリックシアターの新たな共同制作作品として、井上ひさし中期の名作『シャンハイムーン』が上演される。2012、15年に上演した『藪原検校』に次ぐシリーズ第2弾。『阿Q正伝』『狂人日記』などで知られる中国の偉大な文学者にして、文学革命、思想革命の指導者でもあった魯迅。舞台は1934年、蒋介石の国民党政府からの逮捕令により追われる身となった魯迅と、彼を敬い匿った日本人たちのある1ヶ月間を描いた物語だ。栗山民也による待望の新演出のもと前作同様、主演を野村萬斎が務めるほか、その妻・許広平役に5年ぶりの舞台出演となる広末涼子が挑む。兵庫公演に先立ち、野村萬斎が作品への思いを語った。
野村萬斎
「親切は巡りめぐって返ってくる、愛情の原点が描かれた気持ちの良い作品です」
ーーシリーズ第2弾は『シャンハイムーン』に決定しました。
第1弾の『藪原検校』では、最貧困の盲目の少年が最高位の検校にまで成り上がる非情なる悪漢を演じさせていただき、好評をいただきました。味をしめての第2弾です(笑)。前回は17~27歳までの若い血流が渦巻いていましたが、今回はコンパクトに充実感のある“中年の話”。……というと、若い人が観に来なくなるからやめようかな(笑)。魯迅最晩年の話でもあり人生の終焉にさしかかり、生きてきたことに対する反目、煩悶、葛藤を描く作品になるのかな。日中の話の中に身を置いて、日本や隣の国のことについて考えるのはオリンピックを前にとても良い作品なのではないかとチョイスしました。
魯迅は、植民地支配下の中国で特権的に暮らす日本人の本屋に匿われる中国人という非常にややこしい立場なのですが、不思議なことに日本に対して非常に愛着を持っている。留学もしている。でも日本という国は嫌いという。いまの時代も国同士は緊張感を持ちつつも、日本に溢れかえるツーリストの姿を見ていると、個人同士ではそうでもないんじゃないかというギャップみたいなことを、現代的な問題としてこの作品にも映し出せるのではないかな。とはいえ、国家やアイデンティティのことばかりではなく、さすがは井上作品ですから抱腹絶倒なところもあるわけで。そこも単なるドタバタ喜劇ではなく緻密に伏線が張られている。魯迅が途中で失語症になって、単語を取り違えて発してしまう症状を引き起こしたりとか、色んな仕掛けがあって、そこから本心が炙り出されてしまうという傑作だと思います。
野村萬斎
ーー魯迅の妻・許広平を、広末涼子さんが務めることも話題です。
すでにお子さんもいらっしゃるのに、あの透明感は素晴らしいと思います。妻・許広平は魯迅より年若い教え子でありながら、実際的な奥さんですね。じつは魯迅には本当の奥さんがいて、数十年前に1週間程度しか一緒にいなかったその妻に実家のお母さんの介護を押し付けて、自分は許広平と一緒に上海に来ている。魯迅といえば聖人のような扱われ方ですが、実際は虫歯だらけで不摂生を繰り返し、表裏にいろいろな愛憎があった人。重味と軽味のバランスが非常によくできているお芝居だなと。その他のキャラクターにもそれぞれの裏話と生きざまが見えてくる、非情に緻密な作品です。
ーー現時点で魯迅をどう演じたいとお考えですか。
魯迅は表裏一体なものを抱えながらも、志に燃える人間だったと思うんですね。それは井上作品の魅力でもあると思います。志と現実という中に、人間は表裏一体なものを抱え、その複雑さにこまつ座ファンは惹かれるのだろうと。ここに出てくる本屋さんも実在したと聞きますし、たった一人の中国人作家のために、こんなにも一生懸命になれる日本人がいたってことに感銘を受けます。国同士ではなく、個人としてどれだけ好きかってことであり、魯迅としては愛されキャラじゃないといけないなと思います。
野村萬斎
ーー魯迅の失語症による言葉遊びが出てきたり、コミカルな演出は物語にどんな効果をもたらすのでしょう。
可笑しいだけではつまらないので、その中にも苦悶する人間が出てくるんだろうなと思います。言葉遊びをするには、まず台詞を覚えるのが大変で、失語症の場面でも濁点が入るとか、面倒臭い覚え方になるわけですよ。それを頑張ってやっていると、そこに面白さと意味が出てくる。ミラクルな場面がいくつもで出てくると思うので、期待していただきたいです。ライブならではの熱気というのは栗山さんもお好きな方で、なんと言っても小沢昭一さんの付き人をしていた方なので。ご自身も中学生の頃にギターのコンテストで優勝したり、非常にオタッキーな方でもあるので(笑)。遊びの部分をどう作っていくのかは、栗山さんご自身が楽しみにされていると思います。
ーー本作について井上さんは「基本的な人間のあり方を信じている」作品だとコメントされています。
恩と感謝が全体的に貫かれている気がしますね。作家のファンであり人道的に匿う日本人の本屋に魯迅も恩を感じる。そこに愛情の原点というものがあって、それは国の思想なんかを超越するんだと。最後に感動的なエピソードも出てきますし、恨みで終わるのではなく、色んな親切や愛情が巡りめぐって自分に返ってくる、非常に気持ちの良いお話ですね。
「中年は何かを振り返るチャンス、若い人はこれから生きる上で面白い作品になると思う」
ーー伝統芸能を軸足に舞台や映像など多方面でご活躍です。原動力の源とは?
アイデンティティをどう証明していくか、ということだと思います。能狂言がどんなに優れていると言われても、観てくださるファンの方に認められることで、我々のアイデンティティは確立されるので。やはりたくさんの方に知っていただき、他ジャンルとも見比べていただきたい。能狂言だけやっていれば十分だという方もいらっしゃるでしょうし、でも僕らは祖父の代から狂言は他ジャンルに拮抗しうることを証明したいという思いがあります。そうしたときに他のジャンルや空間、現代劇の役者さんとやることで、我々のアドバンテージもあれば、逆にナチュラルな芝居とは違う我々の様式性をどう緩めて近づけていけるのか。まさに『シャンハイムーン』でもそこが試されるのだと思います。
野村萬斎
ーー様式性を緩める、ですか。
能狂言は様式美ですが、それも中身がないと始まらない。そこは型が先か中身が先かの違いで(他ジャンルと)変わらない。内なる充実を意識するために外に出て、色んな演出家と出会い演技術を見ることは非常に勉強になります。第一人者とやるのは自分を強くしますよね。やっぱり自分の芸のためには、自分より上手い人とやらないとダメですね。
ーー現代劇の経験も、最後は狂言に還元されていく。
そうだと思いますね。例えばいまの若い人のなかにも、華があると言われる人は確かに吸引力がある。そうしたときに、自分は違う方法で舞台に立ち向かって存在しないといけない。世阿弥の言葉に「時分の花」というのがありますが、年相応の花を咲かせていくという意味で、いま50代の僕は先輩方を見ながら60代、70代での演技というものを少しずつ勉強しているところ。80代の親父さんの芸を、いまの僕がやっても意味のないことですからね。そういう違いを意識しながら日々勉強と思っています。
野村萬斎野村萬斎
ーー最後に、冒頭で「中年の話」というご紹介もありましたが、同世代の方にはどのように作品を楽しんでいただきたいですか。
あんまり中年の話には括りたくないのですが(苦笑)。皆さんもどうなんですかね。20、30代は大学を卒業して一生懸命就職して、とりあえず生きていく。ある意味“勢いで生きる!”みたいなところがあって、ふと40歳を迎えたあたりから志と現実というところで、今までの生き方がどうであったかを立ち返る瞬間がある。そこで、正しいかは分からないけれど、ちょっと変えてみようとかと思ったり。皆さんも色々と感じられるんじゃないでしょうか。
惑わぬ人もいれば、惑う人も絶対いると思う。僕自身、最近になってやっと惑わなくなりました。以前は、能狂言のアイデンティティが証明しきれなくなるんじゃないかと諦めそうになったり、このまま役者業に進んだ方がいいんじゃないかとか、思わなくもなかったですから。やっぱり突っ走ってきた所から一息ついた時に、「何だったんだろうな?」となにかを振り返るチャンスになるかもしれませんね。……でもやっぱり、若い人にも観ていただきたいです(笑)! ちょっと先の話かもしれませんがこれから生きていく上で、きっと面白い作品になると思います。
野村萬斎
この芝居は、“ 人間と人間の信頼 ”、“ 基本的な人間のあり方 ”と、ああいう時代に日本人がやっていた“日本人の可能性”を信じて書かれています。自分がこの芝居を書いて思うのは、「○○人だから...とか△△人だから...ダメ」
ということはないということです。ーーー 井上ひさし。
2018年春、こまつ座と世田谷パブリックシアターの新たな共同制作作品として、井上ひさし中期の名作『シャンハイムーン』が上演される。2012、15年に上演した『藪原検校』に次ぐシリーズ第2弾。『阿Q正伝』『狂人日記』などで知られる中国の偉大な文学者にして、文学革命、思想革命の指導者でもあった魯迅。舞台は1934年、蒋介石の国民党政府からの逮捕令により追われる身となった魯迅と、彼を敬い匿った日本人たちのある1ヶ月間を描いた物語だ。栗山民也による待望の新演出のもと前作同様、主演を野村萬斎が務めるほか、その妻・許広平役に5年ぶりの舞台出演となる広末涼子が挑む。兵庫公演に先立ち、野村萬斎が作品への思いを語った。
野村萬斎
「親切は巡りめぐって返ってくる、愛情の原点が描かれた気持ちの良い作品です」
ーーシリーズ第2弾は『シャンハイムーン』に決定しました。
第1弾の『藪原検校』では、最貧困の盲目の少年が最高位の検校にまで成り上がる非情なる悪漢を演じさせていただき、好評をいただきました。味をしめての第2弾です(笑)。前回は17~27歳までの若い血流が渦巻いていましたが、今回はコンパクトに充実感のある“中年の話”。……というと、若い人が観に来なくなるからやめようかな(笑)。魯迅最晩年の話でもあり人生の終焉にさしかかり、生きてきたことに対する反目、煩悶、葛藤を描く作品になるのかな。日中の話の中に身を置いて、日本や隣の国のことについて考えるのはオリンピックを前にとても良い作品なのではないかとチョイスしました。
魯迅は、植民地支配下の中国で特権的に暮らす日本人の本屋に匿われる中国人という非常にややこしい立場なのですが、不思議なことに日本に対して非常に愛着を持っている。留学もしている。でも日本という国は嫌いという。いまの時代も国同士は緊張感を持ちつつも、日本に溢れかえるツーリストの姿を見ていると、個人同士ではそうでもないんじゃないかというギャップみたいなことを、現代的な問題としてこの作品にも映し出せるのではないかな。とはいえ、国家やアイデンティティのことばかりではなく、さすがは井上作品ですから抱腹絶倒なところもあるわけで。そこも単なるドタバタ喜劇ではなく緻密に伏線が張られている。魯迅が途中で失語症になって、単語を取り違えて発してしまう症状を引き起こしたりとか、色んな仕掛けがあって、そこから本心が炙り出されてしまうという傑作だと思います。
野村萬斎
ーー魯迅の妻・許広平を、広末涼子さんが務めることも話題です。
すでにお子さんもいらっしゃるのに、あの透明感は素晴らしいと思います。妻・許広平は魯迅より年若い教え子でありながら、実際的な奥さんですね。じつは魯迅には本当の奥さんがいて、数十年前に1週間程度しか一緒にいなかったその妻に実家のお母さんの介護を押し付けて、自分は許広平と一緒に上海に来ている。魯迅といえば聖人のような扱われ方ですが、実際は虫歯だらけで不摂生を繰り返し、表裏にいろいろな愛憎があった人。重味と軽味のバランスが非常によくできているお芝居だなと。その他のキャラクターにもそれぞれの裏話と生きざまが見えてくる、非情に緻密な作品です。
ーー現時点で魯迅をどう演じたいとお考えですか。
魯迅は表裏一体なものを抱えながらも、志に燃える人間だったと思うんですね。それは井上作品の魅力でもあると思います。志と現実という中に、人間は表裏一体なものを抱え、その複雑さにこまつ座ファンは惹かれるのだろうと。ここに出てくる本屋さんも実在したと聞きますし、たった一人の中国人作家のために、こんなにも一生懸命になれる日本人がいたってことに感銘を受けます。国同士ではなく、個人としてどれだけ好きかってことであり、魯迅としては愛されキャラじゃないといけないなと思います。
野村萬斎
ーー魯迅の失語症による言葉遊びが出てきたり、コミカルな演出は物語にどんな効果をもたらすのでしょう。
可笑しいだけではつまらないので、その中にも苦悶する人間が出てくるんだろうなと思います。言葉遊びをするには、まず台詞を覚えるのが大変で、失語症の場面でも濁点が入るとか、面倒臭い覚え方になるわけですよ。それを頑張ってやっていると、そこに面白さと意味が出てくる。ミラクルな場面がいくつもで出てくると思うので、期待していただきたいです。ライブならではの熱気というのは栗山さんもお好きな方で、なんと言っても小沢昭一さんの付き人をしていた方なので。ご自身も中学生の頃にギターのコンテストで優勝したり、非常にオタッキーな方でもあるので(笑)。遊びの部分をどう作っていくのかは、栗山さんご自身が楽しみにされていると思います。
ーー本作について井上さんは「基本的な人間のあり方を信じている」作品だとコメントされています。
恩と感謝が全体的に貫かれている気がしますね。作家のファンであり人道的に匿う日本人の本屋に魯迅も恩を感じる。そこに愛情の原点というものがあって、それは国の思想なんかを超越するんだと。最後に感動的なエピソードも出てきますし、恨みで終わるのではなく、色んな親切や愛情が巡りめぐって自分に返ってくる、非常に気持ちの良いお話ですね。
「中年は何かを振り返るチャンス、若い人はこれから生きる上で面白い作品になると思う」
ーー伝統芸能を軸足に舞台や映像など多方面でご活躍です。原動力の源とは?
アイデンティティをどう証明していくか、ということだと思います。能狂言がどんなに優れていると言われても、観てくださるファンの方に認められることで、我々のアイデンティティは確立されるので。やはりたくさんの方に知っていただき、他ジャンルとも見比べていただきたい。能狂言だけやっていれば十分だという方もいらっしゃるでしょうし、でも僕らは祖父の代から狂言は他ジャンルに拮抗しうることを証明したいという思いがあります。そうしたときに他のジャンルや空間、現代劇の役者さんとやることで、我々のアドバンテージもあれば、逆にナチュラルな芝居とは違う我々の様式性をどう緩めて近づけていけるのか。まさに『シャンハイムーン』でもそこが試されるのだと思います。
野村萬斎
ーー様式性を緩める、ですか。
能狂言は様式美ですが、それも中身がないと始まらない。そこは型が先か中身が先かの違いで(他ジャンルと)変わらない。内なる充実を意識するために外に出て、色んな演出家と出会い演技術を見ることは非常に勉強になります。第一人者とやるのは自分を強くしますよね。やっぱり自分の芸のためには、自分より上手い人とやらないとダメですね。
ーー現代劇の経験も、最後は狂言に還元されていく。
そうだと思いますね。例えばいまの若い人のなかにも、華があると言われる人は確かに吸引力がある。そうしたときに、自分は違う方法で舞台に立ち向かって存在しないといけない。世阿弥の言葉に「時分の花」というのがありますが、年相応の花を咲かせていくという意味で、いま50代の僕は先輩方を見ながら60代、70代での演技というものを少しずつ勉強しているところ。80代の親父さんの芸を、いまの僕がやっても意味のないことですからね。そういう違いを意識しながら日々勉強と思っています。
野村萬斎野村萬斎
ーー最後に、冒頭で「中年の話」というご紹介もありましたが、同世代の方にはどのように作品を楽しんでいただきたいですか。
あんまり中年の話には括りたくないのですが(苦笑)。皆さんもどうなんですかね。20、30代は大学を卒業して一生懸命就職して、とりあえず生きていく。ある意味“勢いで生きる!”みたいなところがあって、ふと40歳を迎えたあたりから志と現実というところで、今までの生き方がどうであったかを立ち返る瞬間がある。そこで、正しいかは分からないけれど、ちょっと変えてみようとかと思ったり。皆さんも色々と感じられるんじゃないでしょうか。
惑わぬ人もいれば、惑う人も絶対いると思う。僕自身、最近になってやっと惑わなくなりました。以前は、能狂言のアイデンティティが証明しきれなくなるんじゃないかと諦めそうになったり、このまま役者業に進んだ方がいいんじゃないかとか、思わなくもなかったですから。やっぱり突っ走ってきた所から一息ついた時に、「何だったんだろうな?」となにかを振り返るチャンスになるかもしれませんね。……でもやっぱり、若い人にも観ていただきたいです(笑)! ちょっと先の話かもしれませんがこれから生きていく上で、きっと面白い作品になると思います。
野村萬斎
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