鹿児島県 十島村で震度5強 津波の心配なし
2021年12月9日 21時48分
9日午前11時すぎ、鹿児島県のトカラ列島近海を震源とする地震があり十島村の悪石島で震度5強の強い揺れを観測しました。
気象庁は地震のマグニチュードを6.1に震源の深さを14キロにそれぞれ更新し「明らかな津波は観測されなかった」と発表しました。
気象庁によりますと、9日午前11時5分ごろ、トカラ列島近海を震源とするマグニチュード6.1の地震が発生しました。
この地震で
▽鹿児島県十島村の悪石島で震度5強の強い揺れを観測したほか
▽震度4を十島村の小宝島で
▽震度3を十島村の諏訪之瀬島と奄美市で観測しました。
このほか
▽震度2や1の揺れを鹿児島県の奄美地方や種子島・屋久島地方の各地で観測しました。
気象庁の観測によりますと、震源地はトカラ列島近海、震源の深さは14キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.1と推定されています。
また気象庁は地震からおよそ4時間後に「明らかな津波は観測されなかった」と発表しました。
今月4日からこの付近を震源とする地震が相次ぎ、震度1以上の揺れを観測した地震は9日午後8時までに合わせて252回に達しています。
気象庁は当面は震度5強程度の強い揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています。
揺れの強かった地域では落石や崖崩れなどの危険性が高まっているため、今後の地震活動に十分注意してください。
震度5強 悪石島に住む すべての島民の無事確認
十島村によりますと、震度5強を観測した悪石島に住むすべての島民の無事が確認できたということです。
発電所の職員と消防団員以外の73人は悪石島小中学校のグラウンドに避難しているということです。
震度5強 悪石島「ものにつかまらないといけない状況だった」
震度5強の揺れを観測した鹿児島県十島村の悪石島簡易郵便局の津波古香織局長は「地震が起きたとき郵便局内で事務作業をしていた。最初に横揺れがあり続いて縦揺れがあった。ぐわんぐわん揺れるような状態になってものにつかまらないといけない状況だった。消毒液が3本棚から落ちたが、ほかのものが落ちることはなかった。これまで経験した中でいちばん大きな地震だった」と話していました。
肥後村長「希望する悪石島の島民の島外避難進める」
十島村の肥後正司村長はヘリコプターで悪石島を訪れ、現地の状況を確認しました。十島村役場がある鹿児島市のヘリポートに戻った肥後村長は「崖崩れのようなものが確認できましたが、道路の通行に影響が出るような状況ではありませんでした」と説明しました。
また悪石島の島民について「地震が続きそうだということで不安な様子でした。島外避難をしたいという住民もいましたので、自治会と協議したうえで検討していきたい」と話しました。
そのうえで「今回のような地震が続くようであれば村としてできることは限られる。国や県に相談しながら住民のライフラインを確保していくことになると思う」と話しました。
このあと肥後村長は、十島村役場で今後の対応について協議し、午後5時半からの会見で「希望する悪石島の島民の島外避難を進める」と述べました。
悪石島小中学校教頭 「今までにない揺れ」
悪石島小中学校の芝原寛教頭がNHKの電話インタビューに応じ「最初に突き上げるような縦揺れがあったあと、長い時間大きな横揺れが続きました。今までにない大きな揺れでした」と振り返りました。
島の人たちは小中学校に避難したあと、今後の避難のしかたや食料の確保などについて確認しながら過ごしていたということです。
芝原教頭は「日曜日に震度4の揺れがあってから回数が少なくなり収束に向かっていたと思っていたところでしたが、今後もまた大きな揺れが来ないかとても心配です。島の人はすでに皆さん自宅に帰りましたが、今後も大きな揺れがあった場合は、学校に集まることになっているので油断のないよう備えたいです」と話していました。
悪石島の民宿経営者「大きな被害なし」
震度5強の揺れを観測した鹿児島県十島村の悪石島で民宿を経営する松下賢次さんは「窓に飛散防止のフィルムを張っていたのでガラスが割れることはなく、特に大きな被害はありませんでした」と話していました。
悪石島発電所「断水や停電は起きていない」
震度5強を観測した十島村の悪石島にある悪石島発電所の有川睦男さんは「20秒から30秒ほどの横揺れが続き、棚から箱が落ちてきました。断水や停電は起きておらず、消防が島内を回って被害を確認しています」と話しています。
悪石島 遊歩道が崩れているという情報
十島村によりますと、震度5強の揺れを観測した悪石島の湯泊温泉の近くで遊歩道が崩れているという情報があり、村が詳しい状況を確認しているということです。
2021年12月9日 21時48分
9日午前11時すぎ、鹿児島県のトカラ列島近海を震源とする地震があり十島村の悪石島で震度5強の強い揺れを観測しました。
気象庁は地震のマグニチュードを6.1に震源の深さを14キロにそれぞれ更新し「明らかな津波は観測されなかった」と発表しました。
気象庁によりますと、9日午前11時5分ごろ、トカラ列島近海を震源とするマグニチュード6.1の地震が発生しました。
この地震で
▽鹿児島県十島村の悪石島で震度5強の強い揺れを観測したほか
▽震度4を十島村の小宝島で
▽震度3を十島村の諏訪之瀬島と奄美市で観測しました。
このほか
▽震度2や1の揺れを鹿児島県の奄美地方や種子島・屋久島地方の各地で観測しました。
気象庁の観測によりますと、震源地はトカラ列島近海、震源の深さは14キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.1と推定されています。
また気象庁は地震からおよそ4時間後に「明らかな津波は観測されなかった」と発表しました。
今月4日からこの付近を震源とする地震が相次ぎ、震度1以上の揺れを観測した地震は9日午後8時までに合わせて252回に達しています。
気象庁は当面は震度5強程度の強い揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています。
揺れの強かった地域では落石や崖崩れなどの危険性が高まっているため、今後の地震活動に十分注意してください。
震度5強 悪石島に住む すべての島民の無事確認
十島村によりますと、震度5強を観測した悪石島に住むすべての島民の無事が確認できたということです。
発電所の職員と消防団員以外の73人は悪石島小中学校のグラウンドに避難しているということです。
震度5強 悪石島「ものにつかまらないといけない状況だった」
震度5強の揺れを観測した鹿児島県十島村の悪石島簡易郵便局の津波古香織局長は「地震が起きたとき郵便局内で事務作業をしていた。最初に横揺れがあり続いて縦揺れがあった。ぐわんぐわん揺れるような状態になってものにつかまらないといけない状況だった。消毒液が3本棚から落ちたが、ほかのものが落ちることはなかった。これまで経験した中でいちばん大きな地震だった」と話していました。
肥後村長「希望する悪石島の島民の島外避難進める」
十島村の肥後正司村長はヘリコプターで悪石島を訪れ、現地の状況を確認しました。十島村役場がある鹿児島市のヘリポートに戻った肥後村長は「崖崩れのようなものが確認できましたが、道路の通行に影響が出るような状況ではありませんでした」と説明しました。
また悪石島の島民について「地震が続きそうだということで不安な様子でした。島外避難をしたいという住民もいましたので、自治会と協議したうえで検討していきたい」と話しました。
そのうえで「今回のような地震が続くようであれば村としてできることは限られる。国や県に相談しながら住民のライフラインを確保していくことになると思う」と話しました。
このあと肥後村長は、十島村役場で今後の対応について協議し、午後5時半からの会見で「希望する悪石島の島民の島外避難を進める」と述べました。
悪石島小中学校教頭 「今までにない揺れ」
悪石島小中学校の芝原寛教頭がNHKの電話インタビューに応じ「最初に突き上げるような縦揺れがあったあと、長い時間大きな横揺れが続きました。今までにない大きな揺れでした」と振り返りました。
島の人たちは小中学校に避難したあと、今後の避難のしかたや食料の確保などについて確認しながら過ごしていたということです。
芝原教頭は「日曜日に震度4の揺れがあってから回数が少なくなり収束に向かっていたと思っていたところでしたが、今後もまた大きな揺れが来ないかとても心配です。島の人はすでに皆さん自宅に帰りましたが、今後も大きな揺れがあった場合は、学校に集まることになっているので油断のないよう備えたいです」と話していました。
悪石島の民宿経営者「大きな被害なし」
震度5強の揺れを観測した鹿児島県十島村の悪石島で民宿を経営する松下賢次さんは「窓に飛散防止のフィルムを張っていたのでガラスが割れることはなく、特に大きな被害はありませんでした」と話していました。
悪石島発電所「断水や停電は起きていない」
震度5強を観測した十島村の悪石島にある悪石島発電所の有川睦男さんは「20秒から30秒ほどの横揺れが続き、棚から箱が落ちてきました。断水や停電は起きておらず、消防が島内を回って被害を確認しています」と話しています。
悪石島 遊歩道が崩れているという情報
十島村によりますと、震度5強の揺れを観測した悪石島の湯泊温泉の近くで遊歩道が崩れているという情報があり、村が詳しい状況を確認しているということです。
亀梨和也、共演中の北山宏光は「打ったら返してくれるという感覚で、柔軟性を感じます」<正義の天秤>
亀梨和也が土曜ドラマ「正義の天秤」(毎週土曜夜9:00-9:50、NHK総合)で演じているのは、元外科医の弁護士・鷹野和也。名門の師団坂法律事務所の中で、右肩下がりの刑事部門・ルーム1にメジャーリーガー級の助っ人として呼ばれたすご腕弁護士。徹底した合理主義者で、鋭い洞察力と集中力を発揮して事件の真相に迫っていき、難事件に向き合うと「ワクワクしてきたぞ」と目を輝かせる、クセのある人物だ。
「違和感なく演じられているのは共通点があるからかもしれません」
「ちょっと変わり者で合理主義などと聞くと体温の低い人間に見えますが、それは表面的な部分です。彼の奥底には、弁護士になったきっかけである恋人の久美子(大島優子)の存在があり、そこには鷹野という人間のぬくもりがある。根っからの嫌なヤツではないですが、嫌なヤツの側面もあって、結構、振り幅のある人物なんです。事件を前にして“ワクワクする”ということについては、事件の根源を見つけ出すことへの好奇心の表れで、決して自分の欲望を満たしたいということからの発言ではないと思っています」
つかむのが難しそうな人物だが、和也という名前だけでなく、野球好きという本人と共通する点もある。
「ちょっとご縁を感じます。元外科医の弁護士でスペック的に全然違っていて、僕の人生からは程遠い人物だと思いましたが、違和感なく演じられているのはそういう共通点があるからかもしれません。意識はしていないですが、僕もインタビューなどで野球を例えに使っていることもあるかもしれないですし(笑)」
「北山くんは細かいリアクションをしてくれていると思います」
ドラマでは、ルーム1の弁護士らとキャッチボールをするシーンも出てくる。第1話では、北山宏光演じる杉村徹平と行った。
「北山くんには強く投げ込まないといけない設定だったので、ちょっと工夫して投げましたが、しっかりと受け取ってもらえました。杉村に対しては若干当たりの強いお芝居をしていますが、北山くんはそこに細かいリアクションをしてくれていると思います。打ったら返してくれるという感覚で、柔軟性を感じます」
第3話以降も、他のメンバーとのキャッチボールシーンもある予定だ。
「現場は和やかです。鷹野は変わり者なのでテストと本番で出方を変えたりしているのですが、皆さん、柔軟にリアクションしてくださって、すごくありがたいです」
そういった仲間たちと迎える法廷シーンは、見応え十分だ。
「法廷では動作をオーバーにするだけでなく、言葉に抑揚をつけたりもしています。感情をむき出しにするのも鷹野の計算です。どういう経路をたどって、どういう弁護をするかがこのドラマ一番の山場であり、見どころ。最後にみんなが『そういうことなの!?』と驚くことが鷹野の口から発せられますので、お楽しみください」
10月9日(土)放送 第3話あらすじ
群馬・高崎の銀行で起きた強盗殺人事件で、検察側の無期懲役の求刑に対し、主任弁護人・杉村(北山)が懲役30年を勝ち取る。しかし、検察の闇を疑う鷹野(亀梨)は杉村と主任検事・長谷川(高橋克実)との間に裏取引を疑う。“ミスター検察”と呼ばれるほど厳格な長谷川は、雨宮(大島)が調べていた安倍川事件にも関わっていた検事の一人だった。
取材・文=及川静
亀梨和也が土曜ドラマ「正義の天秤」(毎週土曜夜9:00-9:50、NHK総合)で演じているのは、元外科医の弁護士・鷹野和也。名門の師団坂法律事務所の中で、右肩下がりの刑事部門・ルーム1にメジャーリーガー級の助っ人として呼ばれたすご腕弁護士。徹底した合理主義者で、鋭い洞察力と集中力を発揮して事件の真相に迫っていき、難事件に向き合うと「ワクワクしてきたぞ」と目を輝かせる、クセのある人物だ。
「違和感なく演じられているのは共通点があるからかもしれません」
「ちょっと変わり者で合理主義などと聞くと体温の低い人間に見えますが、それは表面的な部分です。彼の奥底には、弁護士になったきっかけである恋人の久美子(大島優子)の存在があり、そこには鷹野という人間のぬくもりがある。根っからの嫌なヤツではないですが、嫌なヤツの側面もあって、結構、振り幅のある人物なんです。事件を前にして“ワクワクする”ということについては、事件の根源を見つけ出すことへの好奇心の表れで、決して自分の欲望を満たしたいということからの発言ではないと思っています」
つかむのが難しそうな人物だが、和也という名前だけでなく、野球好きという本人と共通する点もある。
「ちょっとご縁を感じます。元外科医の弁護士でスペック的に全然違っていて、僕の人生からは程遠い人物だと思いましたが、違和感なく演じられているのはそういう共通点があるからかもしれません。意識はしていないですが、僕もインタビューなどで野球を例えに使っていることもあるかもしれないですし(笑)」
「北山くんは細かいリアクションをしてくれていると思います」
ドラマでは、ルーム1の弁護士らとキャッチボールをするシーンも出てくる。第1話では、北山宏光演じる杉村徹平と行った。
「北山くんには強く投げ込まないといけない設定だったので、ちょっと工夫して投げましたが、しっかりと受け取ってもらえました。杉村に対しては若干当たりの強いお芝居をしていますが、北山くんはそこに細かいリアクションをしてくれていると思います。打ったら返してくれるという感覚で、柔軟性を感じます」
第3話以降も、他のメンバーとのキャッチボールシーンもある予定だ。
「現場は和やかです。鷹野は変わり者なのでテストと本番で出方を変えたりしているのですが、皆さん、柔軟にリアクションしてくださって、すごくありがたいです」
そういった仲間たちと迎える法廷シーンは、見応え十分だ。
「法廷では動作をオーバーにするだけでなく、言葉に抑揚をつけたりもしています。感情をむき出しにするのも鷹野の計算です。どういう経路をたどって、どういう弁護をするかがこのドラマ一番の山場であり、見どころ。最後にみんなが『そういうことなの!?』と驚くことが鷹野の口から発せられますので、お楽しみください」
10月9日(土)放送 第3話あらすじ
群馬・高崎の銀行で起きた強盗殺人事件で、検察側の無期懲役の求刑に対し、主任弁護人・杉村(北山)が懲役30年を勝ち取る。しかし、検察の闇を疑う鷹野(亀梨)は杉村と主任検事・長谷川(高橋克実)との間に裏取引を疑う。“ミスター検察”と呼ばれるほど厳格な長谷川は、雨宮(大島)が調べていた安倍川事件にも関わっていた検事の一人だった。
取材・文=及川静
亀梨和也が天才弁護士を演じる「正義の天秤」【制作統括 独占インタビュー!VOL.3】――鷹野の過去が明らかに!
はや中盤となった、亀梨和也さんが主演を務める土曜ドラマ「正義の天秤」(NHK総合)。全5回の放送なので仕方ないのですが、終わりが見えつつあり、すでに寂しい今日このごろ。TVガイドwebでは5週にわたり制作統括・真鍋斎さんから各回の注目ポイントを伺っていますが、今回は第3話のお話を伺いました! また、TVガイドwebの姉妹ブランドである「みんなドラマ」では、真鍋さんの第2話のアフタートークをお届け中です!
前回の第2話(10月2日放送)では、ブログに書かれた裁判の評議内容が原因の殺人に見えた事件が、鷹野和也(亀梨和也)らの調査により、容疑者・楠田隼人(笠松将)の妹を守ろうとする“優しさ”ゆえに偶発的に起きた過失だと判明しました。そんな楠田に対して、鷹野は被害者・山内愛理沙(森迫永依)の名誉やその母の思いを踏みにじっただけでなく、妹・悠美(吉谷彩子)も兄に罪を背負わせたことに苦しんでいたと告げ、衝撃を受けた楠田はあらためて罪の重さを知ることとなりました。
――第1話もそうでしたが、第2話も息つく暇がなく、あっという間に終わっちゃいました。
「テンポ良く見られるように作っているので、そう感じていただけてうれしいです」
――50分が短く感じました! 今回は第3話の見どころを聞く回ですが、第2話でどうしても伺いたいことがありまして…。恋人・雨宮久美子(大島優子)が雨に濡れないように鷹野が白衣で傘を作って建物まで一緒に走るシーンは、どのように作られたのでしょうか?
「あのシーンは元々雨のシーンではなかったのですが、撮影当日に雨が降ってしまって…。撮影スケジュールがタイトだったので、雨でも撮影をしなければいけなかったんです。2人で傘をさしていても良かったのですが、チーフ演出の片岡(敬司)のアイデアで、にわか雨が降ってきて、白衣を傘のように使うという設定のシーンが生まれました。雨が降ったということを逆手に取った良いシーンになりました」
――とてもすてきなシーンでした! そして、第3話は強盗殺人事件の求刑を無期懲役から懲役30年に減刑した杉村徹平(北山宏光)に対して、鷹野が検事の長谷川政尚(高橋克実)との裏取引を疑うことになりますが、もしかして鷹野と杉村がバチバチと対立するシーンが見られたりするのでしょうか?
「バチバチとやり合ってケンカをするということはないです。鷹野と杉村は上司と部下という関係で、それぞれのキャラクターと立場にあった対応をしていますよ」
――バチバチはしないんですね(笑)。今回、新たに登場する長谷川検事を高橋克実さんが演じていらっしゃいますが、撮影に入られた様子はいかがでしたか?
「楽しんでいらっしゃいました。長谷川は“ミスター検察官”と呼ばれる非常に厳格な検事の役なので、『僕でいいんですか?』とおっしゃっていましたが、私は原作を読んだ時から、高橋さんのイメージでした」
――高橋さんの厳格な役というのは、あまり拝見したことがないので楽しみです! さらに、久美子が追っていた“安倍川事件”の詳細も明らかになってくるようですが…。
「そうですね。第3話で初めて“安倍川事件”という名前が出てきます。第1話、第2話は鷹野の弁護の仕方が物語の中心になっていましたが、第3話では鷹野自身の過去や抱えているものがだんだん分かってきます。鷹野と久美子のなれそめも明らかになりますし、回を追うにつれて物語は濃密になっていくと思います。第3話はその入り口ですね」
――なるほど。また、検事と言えば、第2話の最後に一ノ瀬眞人検事(萩原聖人)が久美子の病室を訪れていたので、一ノ瀬と久美子の関係も気になっています!
「これは徐々にという感じですね。ネタバレにもなるからまだ言えませんが、徐々にじわじわと一ノ瀬の輪郭もはっきりしてきます」
――知りたいところですが、推理しながら楽しみます! 最後にあらためて真鍋さん的見どころを教えてください!
「先ほどもお話しましたが、第3話は鷹野の過去が明らかになり、ストーリーもヒートアップしていきます。この作品は『正義とは何か?』という定義めいたことを訴えたいわけでは決してなく、登場人物がそれぞれに抱えている正義に対する価値観や倫理観が、どうぶつかり合うかというところが見どころだと思っています。今週もお楽しみいただけるとうれしいです」
――ありがとうございました!
杉村の担当していた事件に加え、久美子の追っていた“安倍川事件”も登場するので、第3話も1秒たりとも見逃せません! ドラマ放送後には、無料の会員制コミュニティーサイト「TVガイドみんなドラマ」で制作統括・真鍋さんのアフタートークも公開しますので、そちらもお見逃しなく!
はや中盤となった、亀梨和也さんが主演を務める土曜ドラマ「正義の天秤」(NHK総合)。全5回の放送なので仕方ないのですが、終わりが見えつつあり、すでに寂しい今日このごろ。TVガイドwebでは5週にわたり制作統括・真鍋斎さんから各回の注目ポイントを伺っていますが、今回は第3話のお話を伺いました! また、TVガイドwebの姉妹ブランドである「みんなドラマ」では、真鍋さんの第2話のアフタートークをお届け中です!
前回の第2話(10月2日放送)では、ブログに書かれた裁判の評議内容が原因の殺人に見えた事件が、鷹野和也(亀梨和也)らの調査により、容疑者・楠田隼人(笠松将)の妹を守ろうとする“優しさ”ゆえに偶発的に起きた過失だと判明しました。そんな楠田に対して、鷹野は被害者・山内愛理沙(森迫永依)の名誉やその母の思いを踏みにじっただけでなく、妹・悠美(吉谷彩子)も兄に罪を背負わせたことに苦しんでいたと告げ、衝撃を受けた楠田はあらためて罪の重さを知ることとなりました。
――第1話もそうでしたが、第2話も息つく暇がなく、あっという間に終わっちゃいました。
「テンポ良く見られるように作っているので、そう感じていただけてうれしいです」
――50分が短く感じました! 今回は第3話の見どころを聞く回ですが、第2話でどうしても伺いたいことがありまして…。恋人・雨宮久美子(大島優子)が雨に濡れないように鷹野が白衣で傘を作って建物まで一緒に走るシーンは、どのように作られたのでしょうか?
「あのシーンは元々雨のシーンではなかったのですが、撮影当日に雨が降ってしまって…。撮影スケジュールがタイトだったので、雨でも撮影をしなければいけなかったんです。2人で傘をさしていても良かったのですが、チーフ演出の片岡(敬司)のアイデアで、にわか雨が降ってきて、白衣を傘のように使うという設定のシーンが生まれました。雨が降ったということを逆手に取った良いシーンになりました」
――とてもすてきなシーンでした! そして、第3話は強盗殺人事件の求刑を無期懲役から懲役30年に減刑した杉村徹平(北山宏光)に対して、鷹野が検事の長谷川政尚(高橋克実)との裏取引を疑うことになりますが、もしかして鷹野と杉村がバチバチと対立するシーンが見られたりするのでしょうか?
「バチバチとやり合ってケンカをするということはないです。鷹野と杉村は上司と部下という関係で、それぞれのキャラクターと立場にあった対応をしていますよ」
――バチバチはしないんですね(笑)。今回、新たに登場する長谷川検事を高橋克実さんが演じていらっしゃいますが、撮影に入られた様子はいかがでしたか?
「楽しんでいらっしゃいました。長谷川は“ミスター検察官”と呼ばれる非常に厳格な検事の役なので、『僕でいいんですか?』とおっしゃっていましたが、私は原作を読んだ時から、高橋さんのイメージでした」
――高橋さんの厳格な役というのは、あまり拝見したことがないので楽しみです! さらに、久美子が追っていた“安倍川事件”の詳細も明らかになってくるようですが…。
「そうですね。第3話で初めて“安倍川事件”という名前が出てきます。第1話、第2話は鷹野の弁護の仕方が物語の中心になっていましたが、第3話では鷹野自身の過去や抱えているものがだんだん分かってきます。鷹野と久美子のなれそめも明らかになりますし、回を追うにつれて物語は濃密になっていくと思います。第3話はその入り口ですね」
――なるほど。また、検事と言えば、第2話の最後に一ノ瀬眞人検事(萩原聖人)が久美子の病室を訪れていたので、一ノ瀬と久美子の関係も気になっています!
「これは徐々にという感じですね。ネタバレにもなるからまだ言えませんが、徐々にじわじわと一ノ瀬の輪郭もはっきりしてきます」
――知りたいところですが、推理しながら楽しみます! 最後にあらためて真鍋さん的見どころを教えてください!
「先ほどもお話しましたが、第3話は鷹野の過去が明らかになり、ストーリーもヒートアップしていきます。この作品は『正義とは何か?』という定義めいたことを訴えたいわけでは決してなく、登場人物がそれぞれに抱えている正義に対する価値観や倫理観が、どうぶつかり合うかというところが見どころだと思っています。今週もお楽しみいただけるとうれしいです」
――ありがとうございました!
杉村の担当していた事件に加え、久美子の追っていた“安倍川事件”も登場するので、第3話も1秒たりとも見逃せません! ドラマ放送後には、無料の会員制コミュニティーサイト「TVガイドみんなドラマ」で制作統括・真鍋さんのアフタートークも公開しますので、そちらもお見逃しなく!
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