旧闻三则
新闻用词简练准确,是很不错的借鉴。
原文选自日语二笔旧版教材第四单元,选材很广,还能看到一些经济上的专门用语。
簡素な用語からなる報道は、文章の鑑だ。
原文
マキタカ連合!?ランチ会食反小泉で意気投合
田中真紀子元外相(60)と社民党の土井たか子4前党首(75)が14日昼、食事をし、小泉純一郎首相(62)への批判で意気投合した。「永田町の猛女」として知られる2人の結集は、輝きを失いつつある首相にボディーブローとなりそうだ。
衝撃的な会食は、衆院憲法調査会の終了後、真紀子氏が国会記者会館の食堂に土井氏を誘い、500円のランチを食べながら始まった。
土井氏が「(首相は)郵政民営化ばかり言うが、世の中の人々には年金や雇用が大事。いっばい憤りがあるわ」などと批判すると、先の参院選で「(首相は)粗悪品で欠陥商品。回収してスクラップにしないと日本は大変なことになる」などと小泉批判を展開した真紀子氏も同調したという。
真紀子氏は「反小泉Jでは先輩格の土井氏に敬意を払っていたというが、首相は強烈な猛女を敵に回したようだ。
(産経新聞04年10月15日)
自译译文
田中土井联盟?共进午餐时因为反对小泉而意气相投
14日中午,前外相田中真纪子(60)与社民党前党首土井(75)共进午餐,在批评首相小泉纯一郎(62)一事上意气相投。这两位知名的“永田町巾帼”的结盟,给日渐失势的首相以沉重的打击。
这场震撼性的聚餐发生在众议院宪法调查会结束以后,田中真纪子邀请土井前往国会记者会馆的食堂,一边共进便餐一边进行商谈。
据悉,土井批评小泉:“首相一个劲的说要邮政民营化,对世人来说,年金和雇佣才是最重要的。真是令人气愤。”这话和田中真纪子之前在参议院选举上抨击小泉的发言基调相同,她当时说:“首相是个质量粗劣的残次品,不回收报废,日本就要出大篓子了。”
田中真纪子对“反小泉”的前辈土井致以敬意,而首相却把这位巾帼英雄推向了敌对方。
(产经新闻 04年10月15日)
参考译文
土井田中共进午餐 就“反小泉”意气相投
日本前外相田中真纪子和社民党前党首土井多贺子14日中午共进午餐,就批评小泉纯一郎首相意气相投,达成一致。两个被称作“永田街烈女”的联手对支持率每况愈下的小泉来说将是一个沉重打击。
众院宪法调查会结束后,田中邀土井去国会记者会馆的食堂。”两人共进了这顿价值仅为500日元的“令人震惊”的便餐。
据悉,土井在谈话中批评小泉:“只关心邮政民营化,而普通民众最关心养老金和就业。真是令人气愤。”在此之前的参议院选举中批评小泉“是‘次品劣品’,不尽快回收报废日本将面临危机。”的田中对此表示完全赞同。据说田中对老资格“反小泉”前辈土井深表钦佩,然而小泉首相却将这位“性格刚强的烈女”推向了敌方。
原文
対テ口脅威へ多機能防衛を新大綱懇談会報告書
小泉純一郎首相の諮問機関「安全保障と防衛力に関する懇談会」(座長・荒木浩東京電力顧問)は4日、今後の防衛力整備の在り方に関する報告書をまとめ、首相に提出した。
テロや弾道ミサイルの多様な脅威に対処するため、冷戦時代からの防衛政策の基本である「基盤的防衛力」構想を転換し、「多機能で弾力的な防衛力」の整備を提言。(1)武器輸出3原則の緩和(2)弾道ミサイル迎撃のため安全保障会議の機動的運用など意思決定の迅速化(3)自衛隊の国際平和協力業務の「本来任務」格上げなどを盛り込をだ。
政府は報告書を踏まえ、11月末に新たな防衛計画大綱を策定。米中枢同時テロ後の安
保環境の変化に対応する防衛政策の転換を図る。
(産経新聞04年10月04日)
自译译文
“对恐怖主义威胁展开多功能防卫 ” 新大纲座谈会报告书
4日,首相小泉纯一郎的咨询机构“关于安全保障和防御能力的座谈会”(由东京电力顾问荒木浩主持),整理并向首相提交了一份关于今后防卫能力建设方式的报告书。
为了应对恐怖主义及弹道导弹等各种威胁,该报告书建议:需要修改冷战以来防御政策的基本——“基础性防御力”的构想,建设“具备多种功能的灵活防御力量”。(1)放宽武器出口三原则。(2)为了拦截弹道导弹,灵活运用安全保障会议等手段,迅速进行决策。(3)将自卫队执行国际和平合作任务,升级为“本职任务”等。
政府参考报告书,在11月末制定了新的防卫大纲。为了应对9.11事件后安全形势的变化,调整防卫政策。
(产经新闻 04年10月4日)
参考译文
新防卫大纲称反恐要求防卫多功能化
4日,日本首相小泉纯一郎的咨询机构“安全保障和防卫能力恳谈会”(会长为东京电力顾问荒木浩)就今后防卫能力的整改日标向首相提交了咨询报告。
为防范恐怖袭击和弹道导弹等多种威胁,该报告建议修改从冷战时代起就作为防卫政策基本原则的“基础防卫力”这一构想,构筑“多功能的弹性防卫能力”。建议增加(1)放宽武器输出三原则,(2)为拦截弹道导弹的袭击,加强安全保障会议的机动运用,实现决策迅捷化,(3)将自卫队协助国际和平任务的工作升格为“本职工作”等三项新内容。
政府将参考此报告,在11月末制定新的防卫计划大纲。力图转换防卫政策,以适应美国9.11事件以后安保环境的变化,而整改日本的防卫政策。
東証、8営業日ぶり反発平均株価1万1000円台回復
19日午前の東京株式市場は、米国市場での原油反落や株高を好感して幅広い 銘柄が買い戻され、日経平均株価((225種)は8営業日ぶりみ大幅反発、1万1000円台を回復した。
終値5は前日比126円93銭高の1万1092円55銭、全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は9.55ポイント高の1110.66と、ともに反発した。
朝方は米国でのハイテク株上昇などの好材料を手掛かりに電機株を中心に買い先行となり、その後先物も一段高となり上げ幅を拡大した。
(共同通信04年10月19日)
自译译文
东京证券交易所 时隔8个交易日 股价反弹 平均股价重回11000日元关口
19日上午,东京股市受到美国市场原油价格回落,以及股价上涨等利好的影响,开始出现大幅买入,日经平均股价(225种)时隔8个交易日大幅反弹,收复11000日元大关。
收盘价为11092.55日元,较前日增长126.93日元,反映全部股票走势的东京证券股价指数(TOPIX)也有所反弹,上涨9.55个百分点,收于1110.66点。
早盘受到美国高科技股上涨这一利好的影响,首先出现了以电子机械板块为中心的买进,随后期货也出现了大幅上涨。
(共同通信 04年10月19日)
参考译文
东证时隔8个交易日重返11,000日元大关
在19日上午的东京股市,由干美国市场对原油价格回落及股价攀升信心十足,受其影响东证多种证券被重新购入,日经平均股价(225种)时隔8个交易日再度出现反弹,重返I万
1,000日元大关。
收盘价较上一交易日上涨126.93日元,报收11092.55日元,反映全部股票走势的东证股价指数(TOPIX)也上涨9.55点,报收1110.66点。
早盘在美国的高科技股上涨等的利好消息影响下,以机电股为中』白的买盘介入,随后期货也一路冲高,扩大了涨幅。
新闻用词简练准确,是很不错的借鉴。
原文选自日语二笔旧版教材第四单元,选材很广,还能看到一些经济上的专门用语。
簡素な用語からなる報道は、文章の鑑だ。
原文
マキタカ連合!?ランチ会食反小泉で意気投合
田中真紀子元外相(60)と社民党の土井たか子4前党首(75)が14日昼、食事をし、小泉純一郎首相(62)への批判で意気投合した。「永田町の猛女」として知られる2人の結集は、輝きを失いつつある首相にボディーブローとなりそうだ。
衝撃的な会食は、衆院憲法調査会の終了後、真紀子氏が国会記者会館の食堂に土井氏を誘い、500円のランチを食べながら始まった。
土井氏が「(首相は)郵政民営化ばかり言うが、世の中の人々には年金や雇用が大事。いっばい憤りがあるわ」などと批判すると、先の参院選で「(首相は)粗悪品で欠陥商品。回収してスクラップにしないと日本は大変なことになる」などと小泉批判を展開した真紀子氏も同調したという。
真紀子氏は「反小泉Jでは先輩格の土井氏に敬意を払っていたというが、首相は強烈な猛女を敵に回したようだ。
(産経新聞04年10月15日)
自译译文
田中土井联盟?共进午餐时因为反对小泉而意气相投
14日中午,前外相田中真纪子(60)与社民党前党首土井(75)共进午餐,在批评首相小泉纯一郎(62)一事上意气相投。这两位知名的“永田町巾帼”的结盟,给日渐失势的首相以沉重的打击。
这场震撼性的聚餐发生在众议院宪法调查会结束以后,田中真纪子邀请土井前往国会记者会馆的食堂,一边共进便餐一边进行商谈。
据悉,土井批评小泉:“首相一个劲的说要邮政民营化,对世人来说,年金和雇佣才是最重要的。真是令人气愤。”这话和田中真纪子之前在参议院选举上抨击小泉的发言基调相同,她当时说:“首相是个质量粗劣的残次品,不回收报废,日本就要出大篓子了。”
田中真纪子对“反小泉”的前辈土井致以敬意,而首相却把这位巾帼英雄推向了敌对方。
(产经新闻 04年10月15日)
参考译文
土井田中共进午餐 就“反小泉”意气相投
日本前外相田中真纪子和社民党前党首土井多贺子14日中午共进午餐,就批评小泉纯一郎首相意气相投,达成一致。两个被称作“永田街烈女”的联手对支持率每况愈下的小泉来说将是一个沉重打击。
众院宪法调查会结束后,田中邀土井去国会记者会馆的食堂。”两人共进了这顿价值仅为500日元的“令人震惊”的便餐。
据悉,土井在谈话中批评小泉:“只关心邮政民营化,而普通民众最关心养老金和就业。真是令人气愤。”在此之前的参议院选举中批评小泉“是‘次品劣品’,不尽快回收报废日本将面临危机。”的田中对此表示完全赞同。据说田中对老资格“反小泉”前辈土井深表钦佩,然而小泉首相却将这位“性格刚强的烈女”推向了敌方。
原文
対テ口脅威へ多機能防衛を新大綱懇談会報告書
小泉純一郎首相の諮問機関「安全保障と防衛力に関する懇談会」(座長・荒木浩東京電力顧問)は4日、今後の防衛力整備の在り方に関する報告書をまとめ、首相に提出した。
テロや弾道ミサイルの多様な脅威に対処するため、冷戦時代からの防衛政策の基本である「基盤的防衛力」構想を転換し、「多機能で弾力的な防衛力」の整備を提言。(1)武器輸出3原則の緩和(2)弾道ミサイル迎撃のため安全保障会議の機動的運用など意思決定の迅速化(3)自衛隊の国際平和協力業務の「本来任務」格上げなどを盛り込をだ。
政府は報告書を踏まえ、11月末に新たな防衛計画大綱を策定。米中枢同時テロ後の安
保環境の変化に対応する防衛政策の転換を図る。
(産経新聞04年10月04日)
自译译文
“对恐怖主义威胁展开多功能防卫 ” 新大纲座谈会报告书
4日,首相小泉纯一郎的咨询机构“关于安全保障和防御能力的座谈会”(由东京电力顾问荒木浩主持),整理并向首相提交了一份关于今后防卫能力建设方式的报告书。
为了应对恐怖主义及弹道导弹等各种威胁,该报告书建议:需要修改冷战以来防御政策的基本——“基础性防御力”的构想,建设“具备多种功能的灵活防御力量”。(1)放宽武器出口三原则。(2)为了拦截弹道导弹,灵活运用安全保障会议等手段,迅速进行决策。(3)将自卫队执行国际和平合作任务,升级为“本职任务”等。
政府参考报告书,在11月末制定了新的防卫大纲。为了应对9.11事件后安全形势的变化,调整防卫政策。
(产经新闻 04年10月4日)
参考译文
新防卫大纲称反恐要求防卫多功能化
4日,日本首相小泉纯一郎的咨询机构“安全保障和防卫能力恳谈会”(会长为东京电力顾问荒木浩)就今后防卫能力的整改日标向首相提交了咨询报告。
为防范恐怖袭击和弹道导弹等多种威胁,该报告建议修改从冷战时代起就作为防卫政策基本原则的“基础防卫力”这一构想,构筑“多功能的弹性防卫能力”。建议增加(1)放宽武器输出三原则,(2)为拦截弹道导弹的袭击,加强安全保障会议的机动运用,实现决策迅捷化,(3)将自卫队协助国际和平任务的工作升格为“本职工作”等三项新内容。
政府将参考此报告,在11月末制定新的防卫计划大纲。力图转换防卫政策,以适应美国9.11事件以后安保环境的变化,而整改日本的防卫政策。
東証、8営業日ぶり反発平均株価1万1000円台回復
19日午前の東京株式市場は、米国市場での原油反落や株高を好感して幅広い 銘柄が買い戻され、日経平均株価((225種)は8営業日ぶりみ大幅反発、1万1000円台を回復した。
終値5は前日比126円93銭高の1万1092円55銭、全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は9.55ポイント高の1110.66と、ともに反発した。
朝方は米国でのハイテク株上昇などの好材料を手掛かりに電機株を中心に買い先行となり、その後先物も一段高となり上げ幅を拡大した。
(共同通信04年10月19日)
自译译文
东京证券交易所 时隔8个交易日 股价反弹 平均股价重回11000日元关口
19日上午,东京股市受到美国市场原油价格回落,以及股价上涨等利好的影响,开始出现大幅买入,日经平均股价(225种)时隔8个交易日大幅反弹,收复11000日元大关。
收盘价为11092.55日元,较前日增长126.93日元,反映全部股票走势的东京证券股价指数(TOPIX)也有所反弹,上涨9.55个百分点,收于1110.66点。
早盘受到美国高科技股上涨这一利好的影响,首先出现了以电子机械板块为中心的买进,随后期货也出现了大幅上涨。
(共同通信 04年10月19日)
参考译文
东证时隔8个交易日重返11,000日元大关
在19日上午的东京股市,由干美国市场对原油价格回落及股价攀升信心十足,受其影响东证多种证券被重新购入,日经平均股价(225种)时隔8个交易日再度出现反弹,重返I万
1,000日元大关。
收盘价较上一交易日上涨126.93日元,报收11092.55日元,反映全部股票走势的东证股价指数(TOPIX)也上涨9.55点,报收1110.66点。
早盘在美国的高科技股上涨等的利好消息影响下,以机电股为中』白的买盘介入,随后期货也一路冲高,扩大了涨幅。
整理了一些目前开了的导航语音,注意这个是罗玛尼单人的不是和玛修的双人,而且并不完整,比如礼拜一到礼拜五的限定语音前几天太忙了我就没时间开……之后会翻译一下整理到lof上,有新的也会更新的,如果有补充也欢迎[悲伤]
ボクはロマニ・アーキマン。みんなからは略してドクターロマンと呼ばれている。キミも遠慮なく呼んでくれていいよ。
あははっ、く、くすぐったいな。キミのスキンシップは独特だね…嫌いじゃないけど…
ふぁぁ……キミの体力はデータ以上だね……ボクのためにも……休憩してくれるとありがたいかも……
やあやあ、今日も出かけるのかい?もちろん。ボクもついていくよ。
今日は土曜日か、こういう日はゆっくり過ごして日頃の疲れを癒したいね
ゆるやかな旅路……いい……実に平和でいい……仕事は山ほどあるけど、帰ったら誰かが片付けてくれるという、根拠のない安心感すら覚えるよ
カルデアのみんなにお土産買っていく?というか、買わないと後でどうなることやら……
せっかく二人きりなんだ。旅路を共にする者同士、交友を深めようじゃないか
そういえば、ダ・ヴィンチちゃんがナビアプリを作るって息巻いていたよ。ボクのせっかくの仕事が奪われちゃうなあ
キミの健康管理はボクの仕事だからね、不調が出たらすぐに言うんだよ。わかった?
いやー、こうしてのんびりと景色を見ながら移動ができるなんて最高だよ。やっぱり、ゆとりは必要だね
もし道中厄介ごとに巻き込まれたら、考えすぎない方が楽だよ。ボクはこの思考で、たいていの難問やトラブルをやり過ごしてきたからね
どうせいつやろうと、仕事は山積みなんだ。こうなったらキミの行きたいところまでとことん付き合うよ
……ハッ!? い、いや、なんでもないよ!そうだ、あんなところにマーリンがいるわけない、気のせいだ、気のせい……
今度はカルデアのみんなも連れていきたいね。きっと想像もつかないほど騒がしくて、楽しい旅になるんじゃないかな
ウソだろ、このタイミングでマギ☆マリの更新……!?すす、少しだけ待っててくれ……!
カルデアを発つ前、みんなから羨ましがられたよ……今ごろ寂しがってるだろうし、帰ったら土産話をしてあげるといいよ
ようし!夏だ!海だ!そして!ボクは変わらず仕事だ!
今日は日曜日だね。せっかくだしちょっと遠出して美味しいものでも食べに行く?
ぜェ……ぜェ……自慢じゃないけど、ハードなデスクワークですでに体はボロボロ……!ちょっと歩いただけでご覧の有様さ……!
歩きながらの道案内って、なかなかしんどいな……!カルデアに帰ったらもう少しちゃんと運動しようかな……
ふう、ちょっと疲れたな……でも、キミやマシュ達は、普段この何倍も過酷な道を歩いているんだもんね、こんなところで音を上げられないな
こういう時間もいいものだね。キミさえよければ、また誘ってほしいな
周囲の状況を確認してから操作を行うように。怪我とかしたら大変だからね
え、もう出発かい?まま、待ってくれ!まだ準備が……あーもう仕方ない!出たとこ勝負だっ!
名残惜しいけど、今日の旅はここまでみたいだ。まだボクの案内が必要だったら、遠慮せず呼んでおくれよ
おっと、外を出歩くときはちゃんと前を見ないと。キミに怪我でもされたら各方面から文句が飛んでくるからね……ボクのためにも頼むよ
そんなに急かさなくても、いつでも出発の準備は出来ているよ。キミと出かけるの、ボクも楽しみにしていたからね
よし、目的地に向かってどんどん進むぞー! なーに、ボクも大人だからね、これくらいでへばったりしないさ!
たまにはこうやって身体を動かすのも気持ちいいね。たまにはだけど
おーい、大丈夫かい? もしかして、何かトラブルでも起きているのかな……
あ、歩いても歩いても目的地が見えない……あとどれくらい歩くんだっけ……いや! やっぱり聞きたくない!
いつかボクの買い物にも付き合っておくれよ。とびきりの和菓子屋を紹介するよ
もしかしてキミも徹夜コースかい?なら、ボクも同じだね。よし、一緒に乗り越えようじゃないか
おぉ、今日もキミに会えるとは。いい一日になりそうだ
仕事がぜんっぜん終わらない!……よ~し、いったんマギ☆マリのブログでも覗いて心を落ち着かせよう
画面を見るときは必ず周りを気を付けるんだよ? 人間の視野はそんなに広くはないし、何が起こるかわからないからね
あれ、どうしたんだい。何か考え事かな? 何かあったら相談してね
シミュレーターばかりは飽きただろう?そろそろ実戦に出ても良い頃合いだと思わないかい?
ふー、何事もなくてよかった……ダ・ヴィンチちゃんに怒られなくてすむよ……
あまり夜更かしはしちゃダメだよ?キミがマスターだからとか関係ないさ。医者の端くれとして心配してるんだよ
キミはこんな時間まで大変だね……よし、ボクもダ・ヴィンチちゃん特製のちょっと怪しいエナジードリンク片手に頑張るよ
こらこら、歩きながらの操作は危ないよ? どこにきけんが潜んでいるかわからないからね、周りにはしっかり気を付けること
おや、ここは……ああいや、実はボクもここに興味があったんだ。奇遇だね
しまった…このペースだよ、次の会議には間に合わないな…ま、まぁ、少しくらいの遅刻は許されるよ、きっと
日本には色々と縁があってね。機会があれば、ボクのオススメの場所も案内させてほしいな
こういったナビゲーションに関してはボクはまだ未熟だ。キミと一緒に成長させておくれ
カルデアに昼夜は関係ないからね
大分遅い時間だね。なるべく明るい道を選んで進もう
遅い時間までご苦労様。疲れは平気かい?この後もまだ運転するなら、無理はせず一度休憩したほうがいいかもね
う……徹夜明けにこの道のりはキツいかも…3キロメートル先を……
……実は出発前、マシュから差し入れを託されていたんだ。後で食べないかい?ここから1キロメートル先……
英霊には旅慣れた者も多いからね。今度、彼らにも助言をもらったらどうだい?あと900メートル……
……あれ?あっちの道の方が近かったかな……?まあ、誤差みたいなものだね!あと900メートル先……
旅はいいよね。自分で見聞きするものは、手に入る情報が段違いだから。およそ900メートル先……
ボクばっかり喋って退屈じゃないかい? もしよかったらキミの話も聞かせてほしいな。ここから700メートルを……
ここによっておきの和菓子があるんだけど、食べる?マシュたちには内緒だよ。ここから700メートル先……
準備はいいかい?ここからはキミの戦いだ。700メートル先を……
カルデア医療部門トップの権限をもって命じる!今すぐ休憩を……まだダメ?ちぇ……およそ600メートル先……
ックシュン!……むぅ。さてはまた誰かがボクのうわさ話をしているな……?およそ600メートル先……
明確に目的地に近づいていることが分かるっていいよね。ゴールがわからない旅は大変だからね……。この先500メートルを……
あはは、サボってるように見える?これでも全力なんだけどなぁ…およそ500メートル先……
間違えたっていいんだ。それが旅の醍醐味だからね。気楽に行こうよ。およそ400メートル先……
定時連絡終了。皆、君の帰りを今か今かと待ちわびているよ。およそ400メートル先……
手短に行くよ?大丈夫、キミならできるさ!あと300メートル先を……
音声案内を終了するよ。報告書は後でいいから、まずはゆっくり休んでくれ
ボクはロマニ・アーキマン。みんなからは略してドクターロマンと呼ばれている。キミも遠慮なく呼んでくれていいよ。
あははっ、く、くすぐったいな。キミのスキンシップは独特だね…嫌いじゃないけど…
ふぁぁ……キミの体力はデータ以上だね……ボクのためにも……休憩してくれるとありがたいかも……
やあやあ、今日も出かけるのかい?もちろん。ボクもついていくよ。
今日は土曜日か、こういう日はゆっくり過ごして日頃の疲れを癒したいね
ゆるやかな旅路……いい……実に平和でいい……仕事は山ほどあるけど、帰ったら誰かが片付けてくれるという、根拠のない安心感すら覚えるよ
カルデアのみんなにお土産買っていく?というか、買わないと後でどうなることやら……
せっかく二人きりなんだ。旅路を共にする者同士、交友を深めようじゃないか
そういえば、ダ・ヴィンチちゃんがナビアプリを作るって息巻いていたよ。ボクのせっかくの仕事が奪われちゃうなあ
キミの健康管理はボクの仕事だからね、不調が出たらすぐに言うんだよ。わかった?
いやー、こうしてのんびりと景色を見ながら移動ができるなんて最高だよ。やっぱり、ゆとりは必要だね
もし道中厄介ごとに巻き込まれたら、考えすぎない方が楽だよ。ボクはこの思考で、たいていの難問やトラブルをやり過ごしてきたからね
どうせいつやろうと、仕事は山積みなんだ。こうなったらキミの行きたいところまでとことん付き合うよ
……ハッ!? い、いや、なんでもないよ!そうだ、あんなところにマーリンがいるわけない、気のせいだ、気のせい……
今度はカルデアのみんなも連れていきたいね。きっと想像もつかないほど騒がしくて、楽しい旅になるんじゃないかな
ウソだろ、このタイミングでマギ☆マリの更新……!?すす、少しだけ待っててくれ……!
カルデアを発つ前、みんなから羨ましがられたよ……今ごろ寂しがってるだろうし、帰ったら土産話をしてあげるといいよ
ようし!夏だ!海だ!そして!ボクは変わらず仕事だ!
今日は日曜日だね。せっかくだしちょっと遠出して美味しいものでも食べに行く?
ぜェ……ぜェ……自慢じゃないけど、ハードなデスクワークですでに体はボロボロ……!ちょっと歩いただけでご覧の有様さ……!
歩きながらの道案内って、なかなかしんどいな……!カルデアに帰ったらもう少しちゃんと運動しようかな……
ふう、ちょっと疲れたな……でも、キミやマシュ達は、普段この何倍も過酷な道を歩いているんだもんね、こんなところで音を上げられないな
こういう時間もいいものだね。キミさえよければ、また誘ってほしいな
周囲の状況を確認してから操作を行うように。怪我とかしたら大変だからね
え、もう出発かい?まま、待ってくれ!まだ準備が……あーもう仕方ない!出たとこ勝負だっ!
名残惜しいけど、今日の旅はここまでみたいだ。まだボクの案内が必要だったら、遠慮せず呼んでおくれよ
おっと、外を出歩くときはちゃんと前を見ないと。キミに怪我でもされたら各方面から文句が飛んでくるからね……ボクのためにも頼むよ
そんなに急かさなくても、いつでも出発の準備は出来ているよ。キミと出かけるの、ボクも楽しみにしていたからね
よし、目的地に向かってどんどん進むぞー! なーに、ボクも大人だからね、これくらいでへばったりしないさ!
たまにはこうやって身体を動かすのも気持ちいいね。たまにはだけど
おーい、大丈夫かい? もしかして、何かトラブルでも起きているのかな……
あ、歩いても歩いても目的地が見えない……あとどれくらい歩くんだっけ……いや! やっぱり聞きたくない!
いつかボクの買い物にも付き合っておくれよ。とびきりの和菓子屋を紹介するよ
もしかしてキミも徹夜コースかい?なら、ボクも同じだね。よし、一緒に乗り越えようじゃないか
おぉ、今日もキミに会えるとは。いい一日になりそうだ
仕事がぜんっぜん終わらない!……よ~し、いったんマギ☆マリのブログでも覗いて心を落ち着かせよう
画面を見るときは必ず周りを気を付けるんだよ? 人間の視野はそんなに広くはないし、何が起こるかわからないからね
あれ、どうしたんだい。何か考え事かな? 何かあったら相談してね
シミュレーターばかりは飽きただろう?そろそろ実戦に出ても良い頃合いだと思わないかい?
ふー、何事もなくてよかった……ダ・ヴィンチちゃんに怒られなくてすむよ……
あまり夜更かしはしちゃダメだよ?キミがマスターだからとか関係ないさ。医者の端くれとして心配してるんだよ
キミはこんな時間まで大変だね……よし、ボクもダ・ヴィンチちゃん特製のちょっと怪しいエナジードリンク片手に頑張るよ
こらこら、歩きながらの操作は危ないよ? どこにきけんが潜んでいるかわからないからね、周りにはしっかり気を付けること
おや、ここは……ああいや、実はボクもここに興味があったんだ。奇遇だね
しまった…このペースだよ、次の会議には間に合わないな…ま、まぁ、少しくらいの遅刻は許されるよ、きっと
日本には色々と縁があってね。機会があれば、ボクのオススメの場所も案内させてほしいな
こういったナビゲーションに関してはボクはまだ未熟だ。キミと一緒に成長させておくれ
カルデアに昼夜は関係ないからね
大分遅い時間だね。なるべく明るい道を選んで進もう
遅い時間までご苦労様。疲れは平気かい?この後もまだ運転するなら、無理はせず一度休憩したほうがいいかもね
う……徹夜明けにこの道のりはキツいかも…3キロメートル先を……
……実は出発前、マシュから差し入れを託されていたんだ。後で食べないかい?ここから1キロメートル先……
英霊には旅慣れた者も多いからね。今度、彼らにも助言をもらったらどうだい?あと900メートル……
……あれ?あっちの道の方が近かったかな……?まあ、誤差みたいなものだね!あと900メートル先……
旅はいいよね。自分で見聞きするものは、手に入る情報が段違いだから。およそ900メートル先……
ボクばっかり喋って退屈じゃないかい? もしよかったらキミの話も聞かせてほしいな。ここから700メートルを……
ここによっておきの和菓子があるんだけど、食べる?マシュたちには内緒だよ。ここから700メートル先……
準備はいいかい?ここからはキミの戦いだ。700メートル先を……
カルデア医療部門トップの権限をもって命じる!今すぐ休憩を……まだダメ?ちぇ……およそ600メートル先……
ックシュン!……むぅ。さてはまた誰かがボクのうわさ話をしているな……?およそ600メートル先……
明確に目的地に近づいていることが分かるっていいよね。ゴールがわからない旅は大変だからね……。この先500メートルを……
あはは、サボってるように見える?これでも全力なんだけどなぁ…およそ500メートル先……
間違えたっていいんだ。それが旅の醍醐味だからね。気楽に行こうよ。およそ400メートル先……
定時連絡終了。皆、君の帰りを今か今かと待ちわびているよ。およそ400メートル先……
手短に行くよ?大丈夫、キミならできるさ!あと300メートル先を……
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田中哲司×松田龍平が挑む伝説の舞台。ふた組の恋が今に何を響かせるか 『近松心中物語』キャストインタビュー【前編:忠兵衛&与兵衛】
初演は、42年前の1979年。戦後を代表する劇作家・秋元松代が、近松門左衛門の『冥途の飛脚』をベースに創作し、蜷川幸雄の演出で千回を超える上演が重ねられて、演劇界の金字塔と評された。その『近松心中物語』が、長塚圭史の演出で新たに立ち上がる。描かれるのは、境遇の違うふた組の男女の、心中へと追い詰められていく恋物語だ。今回はまず、その男側のふたりが登場。遊女・梅川を愛する忠兵衛役の田中哲司と、心中に憧れる妻・お亀に寄り添う与平衛役の松田龍平が、男の胸の内や、名作に挑む思いを語った。
哲司さんとの共演は「逆に警戒しています(笑)」(松田)
──舞台では、長塚圭史さん演出の『冒した者』(2013年)で共演経験のあるおふたりですが、お互いにどんな印象をお持ちですか。
田中 これはあくまでも僕の感覚なんですけど、役とか芝居へのアプローチの仕方が、僕とは全然違うところからくるなと思ったんです。芝居で絡んでみて気づいたのですが、独特のものがあってとても刺激になります。なので当時、ふたりで向かい合って座って長いセリフのやりとりをしたのが、すごく楽しかったんですよ。僕はあまりしゃべってなかったです(笑)。ほぼ龍平くんがしゃべってました。だから今回は、忠兵衛が与平衛に、梅川の身請けの手付金を借りに行くシーンでふたりでしゃべるので、そこが楽しみですね。
松田 『冒した者』ほんと楽しかったなぁ。あの舞台は今も自分の中に大きく残ってますね。哲司さんの佇まいとか、雰囲気に救われていました。実は、最後の通し稽古の途中、ふたりで向かいあってるシーンで、セリフが飛んじゃったんですけど、その時もめちゃくちゃスムーズに助けてもらって。
田中 そんなことあった? ちゃんと助けられた?
松田 はい(笑)。サラッと助けてもらったのを覚えてます。だから今回もまた助けてもらえるという安心感で、逆に、またセリフが出てこないみたいなことが起きるんじゃないかと思って、警戒してます(笑)。
「与平衛が龍平くんなので安心」(田中)
──前回共演されたのが三好十郎さんの戯曲で日本の名作でしたが、今回も伝説の舞台と言われているような名作ですね。
田中 この『近松心中物語』は、ニナガワカンパニーにいた僕にとっては、本当に敷居が高い作品です。本番の舞台を観たことはないのですが、やっぱり大きな存在なんですよね。しかも、その忠兵衛役をやるので、心して挑まねばならないなと思っています。ただ、与平衛が龍平くんなので安心であったりもします。ちょっと気弱な遊び人で、人に流される与平衛っていうのがすでに見えてくるので。今は、「よし、そっちは大丈夫だ、あとはこっちが頑張ればいい」という感じになれています。
松田 たくさんの人に愛されてる作品ですから、プレッシャーはありますが、面白くなるに違いないという期待を胸に、これから皆さんと作っていけたらと思っています。ただ、哲司さんが演じる忠兵衛の年齢が20代だって聞いて、大丈夫かなって、さっき話していたんですけど(笑)。
田中 (笑)。それを圭史くんに聞いて、そうか、若いから心中できるんだよな、若い命が散っていくから悲しいんだよなと思えるんです。当初それが頭になかったから、このまま稽古に入ってたら危ないところでした。だから、若さゆえっていうところを、動きとか感情の揺れで、ちゃんと出さなきゃいけないなと思いますね。それこそ歌舞伎でも有名な“封印切”のシーンなんかは、はっちゃけてウワーッと。
松田 オジサンが無理しちゃってる感じに見えないようにしないと(笑)。
田中 心中へ追い詰められる悲壮感にちゃんとつながるように演じなければと思っています。片や龍平くんの与平衛とお亀には、本当に笑える面白いシーンもあるよね。
松田 与平衛とお亀では温度差が面白いですよね。お亀は、与兵衛のことが好きで仕方ないと言う感じで、与兵衛は色々うんざりしちゃって、乞食にでもなって、自由に暮らすのも良いかもと思っていて。ふたりが心中に向かっていくところも、お亀のロマンチックモードに、なんとかついていってる感じで(笑)。 与平衛は心優しい真っ直ぐな男なんですけど、後先考えず「わかった」と言ってしまうんです。与兵衛は間違ったことはしていないように思うんだけど、なんか、ずれちゃってて。その感じがすごく魅力的なんですよ。
──ちなみに、それぞれのお相手となる、梅川役の笹本玲奈さん、お亀役の石橋静河さんの印象は?
田中 笹本さんは『ピーターパン』の主演でデビューされていて芸歴が長いですし。ミュージカル畑の方だから、どういう感じの芝居でこられるのか、ワクワクしてます。やっぱり思わぬものがきたほうが、予定調和よりも全然楽しいですからね。ふたりでどんなものが作れるか、本当に楽しみにしています。
松田 僕は石橋さんのことは、親の繋がりもあって小さい頃から知ってるんです。お亀と与兵衛も幼なじみなので、繋がるところがあるのは面白いですし、お芝居するのが楽しみです。
描かれていることは、今の時代とまったく変わらない(田中)
──身請けのお金が工面できない忠兵衛と、忠兵衛にお金を貸せる与平衛。この物語にはそうした境遇の違いが様々にあって、それを今の格差や貧富の問題につながるものとして描きたいと長塚さんはおっしゃっています。おふたりは、今にどんなものが届く芝居になると思われますか。
田中 ここに描かれていることは、今の時代とまったく変わらないですよね。忠兵衛は、何百両何千両のお金を扱う仕事をしていながら給料は少なくて、女のために使い込みを働いてしまう。だから、若さもそうですけど、遊女になるしかなかった梅川も含め、貧しいっていうことは強調して出していかないといけないなと思いますね。
松田 でも、現代で「心中」っていう言葉を聞くと、家族で無理心中。みたいなイメージがありますけど、この時代に、自由に恋愛をすることが出来なかった男女にとって「心中」は最後のチャンスだったのかもしれないですね。心中にポジティブ、みたいな(笑)。哲司さんは「心中」どうですか?
田中 絶対できない。だから、与平衛の感じはすごくわかります。お客さんも与平衛に共感する人が多いんじゃないかな。でも、龍平くんは、お亀の心臓を突かないといけない。そんなの一発で上手くいかないよね。
松田 なかなか死ねないみたいな(笑)。それ、芝居でやってみますか?
田中 稽古でやってみる価値はあるかも。笑いにならない程度に。
松田 圭史さんにすぐ「それいらないな」って言われそう(笑)。
──その長塚さんの演出は、いかがですか。
田中 厳しくもありやさしくもあり。
松田 圭史さんは鋭いんですよね、芝居してる時の気持ちが全部バレちゃう感じで。そうなると油断できないし、遅刻も出来ないし、話を聞いてないと怒られるからなー。
田中 そりゃそうでしょ(笑)。
松田 でも、今回嬉しいですね。これまで圭史さんとやった2作は、セットが椅子ばかりだったから(笑)。『冒した者』は音楽もなくて、すごい緊張感の中で芝居してたし。『イーハトーボの劇列車』は汽車の音を役者が奏でたり。今回はみんなで楽器で盛り上がったり、色々装置もあって。
田中 音楽もあるよ。それもスチャダラパーさんが作ってくれる音楽が。
松田 もうね、本当にありがたいです(笑)。
圭史さんの舞台をやると、また一歩踏み出すきっかけをもらえる(松田)
──松田さんにとって舞台出演は今回が5作目で、そのうちの3作が長塚さん演出の作品になりますが、舞台に出るときは何か決め手となるポイントがあるんでしょうか。
松田 舞台は大変ですよね。稽古を重ねて、本番が始まったら何があっても最後まで止まらないし。ちゃんとやり切れるのか、ビビっちゃいますね(笑)。でも、なんだかんだ、これはやらないと勿体ないぞっていう、そういう絶妙なタイミングで、いつも長塚さんに声をかけてもらってる気がしてます。
田中 しかも龍平くん、圭史くんの中でも大変な作品ばかりやってるよね。
松田 そうなんですね(笑)。でも、ほんと、稽古から本番にかけて、夢中になって。舞台を終えると、なんだか一歩踏み出せるような感じがあって。
──一方田中さんは、数え切れないほど舞台に出ておられます。その中でも、この作品はどんな存在になりそうでしょうか。
田中 僕も龍平くんと似たような、「これキツイなぁ。でもやるしかないよな」みたいなところはあります。
松田 ありますね。
田中 特に圭史くんは、大変な作品をやるときに声をかけてくれるので、ちょっと追い込まれる感じになるんですよね。『浮標』(2011年、12年、16年)も『冒した者』もそうでしたけど、その都度、この年齢になってもこういうことをクリアしなきゃいけないのかっていう気持ちになる。でも、これでまた大きくなれたらいいな、自信になればいいなと思ってやっています。だから今回も、あの忠兵衛をやれたんだ、55歳で20代の忠兵衛をやれたんだって(笑)、また自信になったらいいなと思っています。
初演は、42年前の1979年。戦後を代表する劇作家・秋元松代が、近松門左衛門の『冥途の飛脚』をベースに創作し、蜷川幸雄の演出で千回を超える上演が重ねられて、演劇界の金字塔と評された。その『近松心中物語』が、長塚圭史の演出で新たに立ち上がる。描かれるのは、境遇の違うふた組の男女の、心中へと追い詰められていく恋物語だ。今回はまず、その男側のふたりが登場。遊女・梅川を愛する忠兵衛役の田中哲司と、心中に憧れる妻・お亀に寄り添う与平衛役の松田龍平が、男の胸の内や、名作に挑む思いを語った。
哲司さんとの共演は「逆に警戒しています(笑)」(松田)
──舞台では、長塚圭史さん演出の『冒した者』(2013年)で共演経験のあるおふたりですが、お互いにどんな印象をお持ちですか。
田中 これはあくまでも僕の感覚なんですけど、役とか芝居へのアプローチの仕方が、僕とは全然違うところからくるなと思ったんです。芝居で絡んでみて気づいたのですが、独特のものがあってとても刺激になります。なので当時、ふたりで向かい合って座って長いセリフのやりとりをしたのが、すごく楽しかったんですよ。僕はあまりしゃべってなかったです(笑)。ほぼ龍平くんがしゃべってました。だから今回は、忠兵衛が与平衛に、梅川の身請けの手付金を借りに行くシーンでふたりでしゃべるので、そこが楽しみですね。
松田 『冒した者』ほんと楽しかったなぁ。あの舞台は今も自分の中に大きく残ってますね。哲司さんの佇まいとか、雰囲気に救われていました。実は、最後の通し稽古の途中、ふたりで向かいあってるシーンで、セリフが飛んじゃったんですけど、その時もめちゃくちゃスムーズに助けてもらって。
田中 そんなことあった? ちゃんと助けられた?
松田 はい(笑)。サラッと助けてもらったのを覚えてます。だから今回もまた助けてもらえるという安心感で、逆に、またセリフが出てこないみたいなことが起きるんじゃないかと思って、警戒してます(笑)。
「与平衛が龍平くんなので安心」(田中)
──前回共演されたのが三好十郎さんの戯曲で日本の名作でしたが、今回も伝説の舞台と言われているような名作ですね。
田中 この『近松心中物語』は、ニナガワカンパニーにいた僕にとっては、本当に敷居が高い作品です。本番の舞台を観たことはないのですが、やっぱり大きな存在なんですよね。しかも、その忠兵衛役をやるので、心して挑まねばならないなと思っています。ただ、与平衛が龍平くんなので安心であったりもします。ちょっと気弱な遊び人で、人に流される与平衛っていうのがすでに見えてくるので。今は、「よし、そっちは大丈夫だ、あとはこっちが頑張ればいい」という感じになれています。
松田 たくさんの人に愛されてる作品ですから、プレッシャーはありますが、面白くなるに違いないという期待を胸に、これから皆さんと作っていけたらと思っています。ただ、哲司さんが演じる忠兵衛の年齢が20代だって聞いて、大丈夫かなって、さっき話していたんですけど(笑)。
田中 (笑)。それを圭史くんに聞いて、そうか、若いから心中できるんだよな、若い命が散っていくから悲しいんだよなと思えるんです。当初それが頭になかったから、このまま稽古に入ってたら危ないところでした。だから、若さゆえっていうところを、動きとか感情の揺れで、ちゃんと出さなきゃいけないなと思いますね。それこそ歌舞伎でも有名な“封印切”のシーンなんかは、はっちゃけてウワーッと。
松田 オジサンが無理しちゃってる感じに見えないようにしないと(笑)。
田中 心中へ追い詰められる悲壮感にちゃんとつながるように演じなければと思っています。片や龍平くんの与平衛とお亀には、本当に笑える面白いシーンもあるよね。
松田 与平衛とお亀では温度差が面白いですよね。お亀は、与兵衛のことが好きで仕方ないと言う感じで、与兵衛は色々うんざりしちゃって、乞食にでもなって、自由に暮らすのも良いかもと思っていて。ふたりが心中に向かっていくところも、お亀のロマンチックモードに、なんとかついていってる感じで(笑)。 与平衛は心優しい真っ直ぐな男なんですけど、後先考えず「わかった」と言ってしまうんです。与兵衛は間違ったことはしていないように思うんだけど、なんか、ずれちゃってて。その感じがすごく魅力的なんですよ。
──ちなみに、それぞれのお相手となる、梅川役の笹本玲奈さん、お亀役の石橋静河さんの印象は?
田中 笹本さんは『ピーターパン』の主演でデビューされていて芸歴が長いですし。ミュージカル畑の方だから、どういう感じの芝居でこられるのか、ワクワクしてます。やっぱり思わぬものがきたほうが、予定調和よりも全然楽しいですからね。ふたりでどんなものが作れるか、本当に楽しみにしています。
松田 僕は石橋さんのことは、親の繋がりもあって小さい頃から知ってるんです。お亀と与兵衛も幼なじみなので、繋がるところがあるのは面白いですし、お芝居するのが楽しみです。
描かれていることは、今の時代とまったく変わらない(田中)
──身請けのお金が工面できない忠兵衛と、忠兵衛にお金を貸せる与平衛。この物語にはそうした境遇の違いが様々にあって、それを今の格差や貧富の問題につながるものとして描きたいと長塚さんはおっしゃっています。おふたりは、今にどんなものが届く芝居になると思われますか。
田中 ここに描かれていることは、今の時代とまったく変わらないですよね。忠兵衛は、何百両何千両のお金を扱う仕事をしていながら給料は少なくて、女のために使い込みを働いてしまう。だから、若さもそうですけど、遊女になるしかなかった梅川も含め、貧しいっていうことは強調して出していかないといけないなと思いますね。
松田 でも、現代で「心中」っていう言葉を聞くと、家族で無理心中。みたいなイメージがありますけど、この時代に、自由に恋愛をすることが出来なかった男女にとって「心中」は最後のチャンスだったのかもしれないですね。心中にポジティブ、みたいな(笑)。哲司さんは「心中」どうですか?
田中 絶対できない。だから、与平衛の感じはすごくわかります。お客さんも与平衛に共感する人が多いんじゃないかな。でも、龍平くんは、お亀の心臓を突かないといけない。そんなの一発で上手くいかないよね。
松田 なかなか死ねないみたいな(笑)。それ、芝居でやってみますか?
田中 稽古でやってみる価値はあるかも。笑いにならない程度に。
松田 圭史さんにすぐ「それいらないな」って言われそう(笑)。
──その長塚さんの演出は、いかがですか。
田中 厳しくもありやさしくもあり。
松田 圭史さんは鋭いんですよね、芝居してる時の気持ちが全部バレちゃう感じで。そうなると油断できないし、遅刻も出来ないし、話を聞いてないと怒られるからなー。
田中 そりゃそうでしょ(笑)。
松田 でも、今回嬉しいですね。これまで圭史さんとやった2作は、セットが椅子ばかりだったから(笑)。『冒した者』は音楽もなくて、すごい緊張感の中で芝居してたし。『イーハトーボの劇列車』は汽車の音を役者が奏でたり。今回はみんなで楽器で盛り上がったり、色々装置もあって。
田中 音楽もあるよ。それもスチャダラパーさんが作ってくれる音楽が。
松田 もうね、本当にありがたいです(笑)。
圭史さんの舞台をやると、また一歩踏み出すきっかけをもらえる(松田)
──松田さんにとって舞台出演は今回が5作目で、そのうちの3作が長塚さん演出の作品になりますが、舞台に出るときは何か決め手となるポイントがあるんでしょうか。
松田 舞台は大変ですよね。稽古を重ねて、本番が始まったら何があっても最後まで止まらないし。ちゃんとやり切れるのか、ビビっちゃいますね(笑)。でも、なんだかんだ、これはやらないと勿体ないぞっていう、そういう絶妙なタイミングで、いつも長塚さんに声をかけてもらってる気がしてます。
田中 しかも龍平くん、圭史くんの中でも大変な作品ばかりやってるよね。
松田 そうなんですね(笑)。でも、ほんと、稽古から本番にかけて、夢中になって。舞台を終えると、なんだか一歩踏み出せるような感じがあって。
──一方田中さんは、数え切れないほど舞台に出ておられます。その中でも、この作品はどんな存在になりそうでしょうか。
田中 僕も龍平くんと似たような、「これキツイなぁ。でもやるしかないよな」みたいなところはあります。
松田 ありますね。
田中 特に圭史くんは、大変な作品をやるときに声をかけてくれるので、ちょっと追い込まれる感じになるんですよね。『浮標』(2011年、12年、16年)も『冒した者』もそうでしたけど、その都度、この年齢になってもこういうことをクリアしなきゃいけないのかっていう気持ちになる。でも、これでまた大きくなれたらいいな、自信になればいいなと思ってやっています。だから今回も、あの忠兵衛をやれたんだ、55歳で20代の忠兵衛をやれたんだって(笑)、また自信になったらいいなと思っています。
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