#河南推动双减工作落地落实##上下同心共筑美好开封# 【五育并举助成长 分忧解难暖民心——我市中小学开展课后服务工作纪实】#在汴生活很幸福#
开报集团全媒体记者 尹杰 文/图
核心提示:作为“双减”政策落地的重要抓手,课后服务涉及千家万户,备受社会关注。我市秋季新学期开学已近一个月,这项工作开展得如何?记者近日走访部分中小学,发现在市、区两级教育部门统筹指导下,我市课后服务工作机制进一步完善,服务内容更加丰富,服务水平明显提高,受到了家长的普遍赞许和欢迎。
前不久,省教育厅经过严格遴选,向社会公布了全省16个课后服务优秀典型案例,要求全省各地各学校向这些优秀地区、学校学习借鉴,其中我市顺河回族区、市一师附小、市二师附小、市实验小学名列其中,成为全省学习的样板。
在全市各级教育部门统筹推动下,各级学校精心谋划、扎实开展,数千名中小学教师不计辛劳、无私付出,课外服务之花在开封校园处处盛开。这项自2019年在我市启动的民心工程,正在成为凸显教育温度的暖心工程、育苗工程、幸福工程。
打造“双减”大背景下育人新阵地
每周三是城乡一体化示范区集英小学的校本课程活动日,也是孩子们最开心的时候。下午,各班级学生在专业辅导老师带领下,利用课后服务时间段,在各个功能教室参与丰富多彩的校本课程活动,既培养了良好的兴趣爱好,又发展了个性特长。新学期开学后,集英小学把都精心打造的校本课程融入课后服务,以提升学生核心素养为出发点,有效整合教育资源,结合学生兴趣爱好设置课程内容,形成“责任担当人文底蕴”、“科学精神 学会学习”、“实践创新 健康生活”的三维课程。49个不同类型的校本课程极大地充实了课后服务的内涵,满足了学生个性化发展的需求。
作为我市首批集团化办学试点校,市三十一中在课后服务方面也走在了全市中学前列。学校充分利用在管理、人员、场地、资源优势,积极开展课后服务工作。周一至周四的课后服务侧重于作业辅导,兼顾体育、美育教育。每周五下午则引入20余个社团活动,其中的中医启蒙、青春剧团、地理教具制作、乒乓球活动、数学思维启蒙、思维导图训练、电影社、团体心理辅导、探访开封历史文化、瑜伽、动画制作、创意漫画、轮滑等活动深受学生欢迎。校长杨俊红说:“为了办好课后服务,学校多次征求家长、学生、教师和社会各界人士意见。高达96.4%的服务满意度,让我们倍受鼓舞,也对进一步办好课后服务更有信心。”
顺河回族区是我市教育大区,区委、区政府高度重视课后服务,将其作为“为民办实事”的重要内容,区教体局指导各学校完善课后服务工作机制,通过课后服务涵养育人良好生态。今年秋季新学期开学后,全区中小学校 24 所均开展课后服务工作,参与课后服务学生人数为 13708 人,占全区中小学总人数的 92.9%。参与课后服务教职工 904 人,占全区教职工总数的95.7%。各学校均成立了学生课后服务工作领导小组,建立健全了家校衔接制度、学生管理制度、检查考核制度、安全管理制度、风险评估和预警机制,以及学生意外伤害等突发事件的应急处理机制等制度机制,确保课后服务工作有章可循、有规可依。顺河回族区区委书记、区政府分管副区长、区教体局局长等主要领导,还先后走进区实验二小、公园路东街小学、化建小学等学校考察调研课后服务工作。
市一师附小把课后服务作为助力学生健康全面成长的新途径,强化组织保障、安全保障、宣传保障,使课后服务实施更安全、更完善。学校成立了课后服务工作领导小组,出台了课后服务工作实施方案、课后服务工作管理制度、安全应急预案、课后服务课程表、未参与课后服务学生的接送办法等一系列方案措施。通过发放《致家长的一封信》,主动向家长告知服务方式、服务内容、安全保障措施等,建立家长申请、班级审核、家校签订协议、学校统一实施的工作机制。学校还分时间段组织各年级学生放学,成立了由科任教师和家长志愿者组成的护学岗,制定并落实严格的考勤、监管、交接班制度。
市二师附小突出人文关怀,以“延伸的爱心 不变的真情”作为课后服务的核心。学校组织教师学习吃透课后服务相关文件精神,杜绝了将课后服务变相成为集体教学或补课的情况。除了安排学生做作业,学校还利用课外服务时间段开展学生自主阅读、体育艺术社团及兴趣小组活动,对学困生给予免费辅导,确保学生在校完成书面作业,大大减轻了家长辅导作业的负担,也给学生留出了更多发展自身特长的时间空间。
市实验小学是我市最早试水课后服务的学校之一,学校践行育人初心,服务学生成长,把课后服务办进了学生和家长心里。市实验小学围绕午餐、午休、社团活动、日常家庭作业等内容精心规划课后服务内容,创新开展寒暑假公益课程、“好习惯”校本班本课程、每周六开放阅览、“繁星电影院”观影活动等课后服务项目,展现了校园生活的多姿多彩和家校共育的和谐美好。
探索创新机制 实现高质量全覆盖
我市从2019年12月就启动了课后服务全覆盖工作,走在全省前列。通过实践,我市探索出由课后服务向课后教育延伸的“教育惠民新模式”。目前,超过29万名中小学学生享受到了课后服务,占全市中小学在校生人数的91%以上。
经过近两年的试点服务后,今年起,我市进一步推动课后服务高质量全覆盖,探索建立了“1234”工作机制。围绕服务学生素质提升“一个中心”,提供个性化课后服务,保障学生尽量在校内完成作业,参与丰富多彩的活动。以立德树人为根本,五育并举,坚持社团活动形式创新和自主学习方法创新“两个创新”,把延时服务与打造书香校园、实践特色育人目标、提升学生核心素养紧密结合起来,并鼓励各学校将课后服务延伸至暑假期间,开放学校图书馆、阅览室、操场等场所设施,为学生提供暑期自主学习、阅读、体育运动及其他兴趣活动场所。我市还建立了“政府主导、部门联动、学校管理、多方参与”的“三级机制”,加强课后服务工作的统筹规划和组织领导。盯准“服务对象、时间、内容和程序”这“四个重点”,杜绝将课后服务变相成为集体教学或“补课”的现象,真正减轻了学生的课业负担。
市教体局党组书记、局长娄和彦说:“为贯彻落实国家‘双减’政策,我市教育部门在减轻作业负担方面实行‘三提’,即提高学校教学质量,提高课后服务水平,提高作业管理水平。确保教师在学校教足教好,学生在校内学足学好。其中,提高课后服务水平是落实减负的关键环节。今年教师节市委、市政府送出的‘十个教育大礼包’,里面也有推进课后服务的具体举措。自今年秋季开学,我市实现全市中小学课后延时服务全覆盖,并统筹安排教师实行‘弹性上下班’,对参加课后延时服务的教师给予相应补助。在回应广大市民对课后延时服务迫切需求的同时,也充分兼顾到了教师权益保障。接下来,我市将根据试行过程中遇到的实际问题及时进行调整,鼓励各县根据自身实际逐步开展课后服务,让这项惠民政策给开封人民带来更多教育获得感和幸福感。”
开报集团全媒体记者 尹杰 文/图
核心提示:作为“双减”政策落地的重要抓手,课后服务涉及千家万户,备受社会关注。我市秋季新学期开学已近一个月,这项工作开展得如何?记者近日走访部分中小学,发现在市、区两级教育部门统筹指导下,我市课后服务工作机制进一步完善,服务内容更加丰富,服务水平明显提高,受到了家长的普遍赞许和欢迎。
前不久,省教育厅经过严格遴选,向社会公布了全省16个课后服务优秀典型案例,要求全省各地各学校向这些优秀地区、学校学习借鉴,其中我市顺河回族区、市一师附小、市二师附小、市实验小学名列其中,成为全省学习的样板。
在全市各级教育部门统筹推动下,各级学校精心谋划、扎实开展,数千名中小学教师不计辛劳、无私付出,课外服务之花在开封校园处处盛开。这项自2019年在我市启动的民心工程,正在成为凸显教育温度的暖心工程、育苗工程、幸福工程。
打造“双减”大背景下育人新阵地
每周三是城乡一体化示范区集英小学的校本课程活动日,也是孩子们最开心的时候。下午,各班级学生在专业辅导老师带领下,利用课后服务时间段,在各个功能教室参与丰富多彩的校本课程活动,既培养了良好的兴趣爱好,又发展了个性特长。新学期开学后,集英小学把都精心打造的校本课程融入课后服务,以提升学生核心素养为出发点,有效整合教育资源,结合学生兴趣爱好设置课程内容,形成“责任担当人文底蕴”、“科学精神 学会学习”、“实践创新 健康生活”的三维课程。49个不同类型的校本课程极大地充实了课后服务的内涵,满足了学生个性化发展的需求。
作为我市首批集团化办学试点校,市三十一中在课后服务方面也走在了全市中学前列。学校充分利用在管理、人员、场地、资源优势,积极开展课后服务工作。周一至周四的课后服务侧重于作业辅导,兼顾体育、美育教育。每周五下午则引入20余个社团活动,其中的中医启蒙、青春剧团、地理教具制作、乒乓球活动、数学思维启蒙、思维导图训练、电影社、团体心理辅导、探访开封历史文化、瑜伽、动画制作、创意漫画、轮滑等活动深受学生欢迎。校长杨俊红说:“为了办好课后服务,学校多次征求家长、学生、教师和社会各界人士意见。高达96.4%的服务满意度,让我们倍受鼓舞,也对进一步办好课后服务更有信心。”
顺河回族区是我市教育大区,区委、区政府高度重视课后服务,将其作为“为民办实事”的重要内容,区教体局指导各学校完善课后服务工作机制,通过课后服务涵养育人良好生态。今年秋季新学期开学后,全区中小学校 24 所均开展课后服务工作,参与课后服务学生人数为 13708 人,占全区中小学总人数的 92.9%。参与课后服务教职工 904 人,占全区教职工总数的95.7%。各学校均成立了学生课后服务工作领导小组,建立健全了家校衔接制度、学生管理制度、检查考核制度、安全管理制度、风险评估和预警机制,以及学生意外伤害等突发事件的应急处理机制等制度机制,确保课后服务工作有章可循、有规可依。顺河回族区区委书记、区政府分管副区长、区教体局局长等主要领导,还先后走进区实验二小、公园路东街小学、化建小学等学校考察调研课后服务工作。
市一师附小把课后服务作为助力学生健康全面成长的新途径,强化组织保障、安全保障、宣传保障,使课后服务实施更安全、更完善。学校成立了课后服务工作领导小组,出台了课后服务工作实施方案、课后服务工作管理制度、安全应急预案、课后服务课程表、未参与课后服务学生的接送办法等一系列方案措施。通过发放《致家长的一封信》,主动向家长告知服务方式、服务内容、安全保障措施等,建立家长申请、班级审核、家校签订协议、学校统一实施的工作机制。学校还分时间段组织各年级学生放学,成立了由科任教师和家长志愿者组成的护学岗,制定并落实严格的考勤、监管、交接班制度。
市二师附小突出人文关怀,以“延伸的爱心 不变的真情”作为课后服务的核心。学校组织教师学习吃透课后服务相关文件精神,杜绝了将课后服务变相成为集体教学或补课的情况。除了安排学生做作业,学校还利用课外服务时间段开展学生自主阅读、体育艺术社团及兴趣小组活动,对学困生给予免费辅导,确保学生在校完成书面作业,大大减轻了家长辅导作业的负担,也给学生留出了更多发展自身特长的时间空间。
市实验小学是我市最早试水课后服务的学校之一,学校践行育人初心,服务学生成长,把课后服务办进了学生和家长心里。市实验小学围绕午餐、午休、社团活动、日常家庭作业等内容精心规划课后服务内容,创新开展寒暑假公益课程、“好习惯”校本班本课程、每周六开放阅览、“繁星电影院”观影活动等课后服务项目,展现了校园生活的多姿多彩和家校共育的和谐美好。
探索创新机制 实现高质量全覆盖
我市从2019年12月就启动了课后服务全覆盖工作,走在全省前列。通过实践,我市探索出由课后服务向课后教育延伸的“教育惠民新模式”。目前,超过29万名中小学学生享受到了课后服务,占全市中小学在校生人数的91%以上。
经过近两年的试点服务后,今年起,我市进一步推动课后服务高质量全覆盖,探索建立了“1234”工作机制。围绕服务学生素质提升“一个中心”,提供个性化课后服务,保障学生尽量在校内完成作业,参与丰富多彩的活动。以立德树人为根本,五育并举,坚持社团活动形式创新和自主学习方法创新“两个创新”,把延时服务与打造书香校园、实践特色育人目标、提升学生核心素养紧密结合起来,并鼓励各学校将课后服务延伸至暑假期间,开放学校图书馆、阅览室、操场等场所设施,为学生提供暑期自主学习、阅读、体育运动及其他兴趣活动场所。我市还建立了“政府主导、部门联动、学校管理、多方参与”的“三级机制”,加强课后服务工作的统筹规划和组织领导。盯准“服务对象、时间、内容和程序”这“四个重点”,杜绝将课后服务变相成为集体教学或“补课”的现象,真正减轻了学生的课业负担。
市教体局党组书记、局长娄和彦说:“为贯彻落实国家‘双减’政策,我市教育部门在减轻作业负担方面实行‘三提’,即提高学校教学质量,提高课后服务水平,提高作业管理水平。确保教师在学校教足教好,学生在校内学足学好。其中,提高课后服务水平是落实减负的关键环节。今年教师节市委、市政府送出的‘十个教育大礼包’,里面也有推进课后服务的具体举措。自今年秋季开学,我市实现全市中小学课后延时服务全覆盖,并统筹安排教师实行‘弹性上下班’,对参加课后延时服务的教师给予相应补助。在回应广大市民对课后延时服务迫切需求的同时,也充分兼顾到了教师权益保障。接下来,我市将根据试行过程中遇到的实际问题及时进行调整,鼓励各县根据自身实际逐步开展课后服务,让这项惠民政策给开封人民带来更多教育获得感和幸福感。”
【DIVOC-12】Interview 1/2
チャンスは自分から作っていくしかない 藤原季節
歩の年表を埋めたり衣装を着て生活することで余白をひとつひとつ埋めていった
――今作に参加されたきっかけを教えてください。
藤原 僕がW主演を務めた短編映画『中村屋酒店の兄弟』(20)が、「東京学生映画祭」というコンテストでグランプリをいただいたんですが、そのときの審査員が三島有紀子監督で、そこでご挨拶させて頂いたことがありました。いつか三島監督の作品に出演したいと思っていたので、この作品のお話をいただいたときはうれしかったですね。
――実際に作品をご覧になって、いかがでしたか?
藤原 この作品は世界の片隅で誰にも知られず生きている人たちが出会う物語だなと思っています。その人たちを取り巻く環境は閉塞しているけど、こういった状況を出会いという物語で打ち倒すんだという気概というか、気持ちにあふれた映画になっていて。現実を厳しく見つめながらも、物語にロマンを持っている三島監督だからこそ撮れた作品だと思いました。他の『DIVOC-12』の作品とはいい意味で全然似ていなくて、この作品に出演できて本当に幸せです。
――短編だけに余白が多く、説明されない部分も多かったと思います。
藤原 台本から読み取れることは本当に少なかったです。三島さんと初めて打ち合わせをしたときに、主人公の歩という人物に何があったのかが書かれた年表みたいなものをもらって、「どんどん自分で埋めていっていいから」と言われて。衣装が決まってからは普段から歩の衣装を着て生活させてもらって、歩という人物を自分の中に馴染ませていきました。最初に本を読んだ段階では余白の部分が多くて、「なぜこのセリフになってるんだろう」と簡単には結びつかなかったので、三島さんと相談しながら一つ一つ埋めていった感じです。
――それを演技で伝える難しさはありましたか?
藤原 画面の向こう側にどう届けるかというのは、監督や見てくださるお客さんにゆだねた部分は大きいです。自分自身がリアリティーを感じ、それを信じることが大切だと思いました。一つ一つ、目に見えないものを埋めていくことでようやく信じる気持ちが強くなっていくというか。自分の中でそういうものが弱いと、自分の存在は正解なのだろうかみたいな気持ちになって、立っているだけで不安になるような気がします。それを埋めていくことで初めて、現場に立っても怖くなくなるのかなと思っています。
――改めて三島監督の印象をお聞かせください。
藤原 現場でも、われ先に行くというか、誰よりも率先して傷つきにいく姿を見せてくださいます。三島さんが撮った『ぶどうのなみだ』(14)という映画は、大泉洋さん演じるアオがもがき苦しみながらやっと一本のワインを誕生させるという物語なんですけど、その主人公を地で体現している監督というか。10分の映画を撮るためにここまで魂を削っているんだなというのを間近で見せて頂きましたね。感受性が豊かな方ってたくさんいらっしゃると思うんですけど、三島さんは感受性がせき止められずにあふれ出ちゃっている感じです。
――共演した富司純子さんに対する印象を教えてください。
藤原 去年の緊急事態宣言中に、家でずっと高倉健さんの映画を見ていたんです。その中で富司さんが主演を務められている作品もあって、「この女優さん素晴らしいな」と思っていた矢先のことだったので、体が震えました。そんな伝説の方とご一緒できるんだ、と思って。でも実際にお会いするとすごく優しい方でした。完成した映画を見たときに一番驚いたのは、富司さんがあまりに軽やかに演じられていたことです。懸命さやひたむきさという分かりやすいことはさておき、もっともっとリアリティーを持って生活されていて。必死に生きていて、辛くて辛くてという人が何かを変えようとする映画じゃなくて、たくましく生きているけど「焼肉食べたい、ハーゲンダッツ食べたい」と思ったときに、人生を変えようとするっていうのはこの作品っぽいなと思いました。
一つの作品を通過するたびに大切な出会いが増えている
――富司さん演じる冬海さんと出会ったことで、歩が生き生きしてきたように思えました。
藤原 お金だとか目に見えるもの……、そういうものでしか大切なことを語れなくなっちゃっていたんだろうなと思います。僕もこの1年間でそうなってしまいそうだったんですけど、そのたびにこういう作品が人間らしいところに引き戻してくれている感じがしました。だから多分、歩にとっては冬海さんがまさにそういう存在だったのかな。大切なものはそれだけじゃないんだよと、心というものを取り戻すきっかけになったんだと思います。
――出演が発表されたときに、「この作品のことを思い出そうとすると頭が真っ白になります」とコメントされていたのも印象的です。
藤原 この作品のタイトルが入る場面を撮ったときに、余計なことは何も考えられなくなりました。自分自身がこの物語にすごく救われているんだなと思ったんです。それまで悶々とした生活を送っていて、携帯とかテレビから入ってくるいろいろな情報に自分自身が踊らされて、アタフタして暮らしていたんです。でも、あの海に立った瞬間だけは冬海さんの姿しか見えなかったので、そこに向かって駆け出していくときは、開放感に満ち溢れていました。三島さんが泥だらけになりながらそういう環境を与えてくださって、本当に頭が真っ白になるような感覚でしたね。たった2日間の撮影であそこまでひとつの役に入れ込んだことは初めてかもしれないですし、仮に撮影期間の長い作品であっても、現場に入る前に10日間役として生活するというのはやったことがなかったので、不思議な体験でした。この作品に自分自身が何かを懸けて臨んでいたな、と思います。
――『よろこびのうた』が伝えたいテーマは何だと思いますか?
藤原 言葉にするとちょっと簡単に聞こえてしまうかもしれないんですけど、不安や喜びを分かち合うということ。生きていると、一緒にいることでより悲しくなったりとか、よりうれしくなったりすることもありますよね。この人と出会わなければこんな苦しい思いをせずに済んだのにと思いつつ、この人と過ごしたから自分は豊かさを知ることができたなという。豊かさを知るのは痛みを伴うことだと思うんですけど、それがまさに歩にとって冬海さんと経験したことで、その後のカラオケのシーンでは涙が止まらなくなる。知らなくてもよかったかもしれないんですけど、僕は歩にとって必要な時間だったのかなと思いました。実はあのカラオケのシーン、ザ・ブルーハーツを歌っているんですよ。三島さんと一緒に決めたんです。
――歩が冬海さんに出会ったように、今までの人生で藤原さんにとって印象的な出会いはありますか?
藤原 たくさんありましたね。この映画でいえば冬海さん、三島監督との出会い、あと『DIVOC-12』には12本の映画が集まっていて、同世代の俳優や新しい監督たちともたくさん出会うことができました。僕の人生でいえば、二十歳のときの松田美由紀さんとの出会い、『his』(20)という映画で宮沢氷魚という男に出会ったこと、『佐々木、イン、マイマイン』(20)の細川岳。一つの作品を通過するたびに大切な出会いがどんどん増えている感じがします。逆にそれがあるから続けていられるのかもしれません。
――具体的にお名前があがった松田さんと宮沢さんとの出会いは、藤原さんにとってどんな出来事だったのでしょうか。
藤原 最近『his』を見直したんですけど、宮沢くんは一滴の涙も流さずに悲しみを表現していたんだなと思ったんです。なんて正々堂々と演技する人だろう、とすごい発見でした。一方の僕は、すべてのシーンでめそめそ泣きそうな感じで芝居していたんですけど、それを包むように宮沢くんは演技してくれたんだなと思って。撮影が終わって数年経って、こんなに支えてもらっていたんだなと彼の優しさに改めて気づきました。あんな俳優になりたいという意味でもすごく尊敬しています。高倉健さんの映画にハマっているときは、彼の家の前に「高倉健さんの映画観て」と置き手紙したこともありました(笑)。美由紀さんは僕にとって、唯一怒ってくれる存在。僕が熊本の天草で撮影していた「のさりの島」という映画の現場に会いに来てくれたこともあります。言葉では尽くせない恩がありますね。
https://t.cn/A6M6b0Pd
チャンスは自分から作っていくしかない 藤原季節
歩の年表を埋めたり衣装を着て生活することで余白をひとつひとつ埋めていった
――今作に参加されたきっかけを教えてください。
藤原 僕がW主演を務めた短編映画『中村屋酒店の兄弟』(20)が、「東京学生映画祭」というコンテストでグランプリをいただいたんですが、そのときの審査員が三島有紀子監督で、そこでご挨拶させて頂いたことがありました。いつか三島監督の作品に出演したいと思っていたので、この作品のお話をいただいたときはうれしかったですね。
――実際に作品をご覧になって、いかがでしたか?
藤原 この作品は世界の片隅で誰にも知られず生きている人たちが出会う物語だなと思っています。その人たちを取り巻く環境は閉塞しているけど、こういった状況を出会いという物語で打ち倒すんだという気概というか、気持ちにあふれた映画になっていて。現実を厳しく見つめながらも、物語にロマンを持っている三島監督だからこそ撮れた作品だと思いました。他の『DIVOC-12』の作品とはいい意味で全然似ていなくて、この作品に出演できて本当に幸せです。
――短編だけに余白が多く、説明されない部分も多かったと思います。
藤原 台本から読み取れることは本当に少なかったです。三島さんと初めて打ち合わせをしたときに、主人公の歩という人物に何があったのかが書かれた年表みたいなものをもらって、「どんどん自分で埋めていっていいから」と言われて。衣装が決まってからは普段から歩の衣装を着て生活させてもらって、歩という人物を自分の中に馴染ませていきました。最初に本を読んだ段階では余白の部分が多くて、「なぜこのセリフになってるんだろう」と簡単には結びつかなかったので、三島さんと相談しながら一つ一つ埋めていった感じです。
――それを演技で伝える難しさはありましたか?
藤原 画面の向こう側にどう届けるかというのは、監督や見てくださるお客さんにゆだねた部分は大きいです。自分自身がリアリティーを感じ、それを信じることが大切だと思いました。一つ一つ、目に見えないものを埋めていくことでようやく信じる気持ちが強くなっていくというか。自分の中でそういうものが弱いと、自分の存在は正解なのだろうかみたいな気持ちになって、立っているだけで不安になるような気がします。それを埋めていくことで初めて、現場に立っても怖くなくなるのかなと思っています。
――改めて三島監督の印象をお聞かせください。
藤原 現場でも、われ先に行くというか、誰よりも率先して傷つきにいく姿を見せてくださいます。三島さんが撮った『ぶどうのなみだ』(14)という映画は、大泉洋さん演じるアオがもがき苦しみながらやっと一本のワインを誕生させるという物語なんですけど、その主人公を地で体現している監督というか。10分の映画を撮るためにここまで魂を削っているんだなというのを間近で見せて頂きましたね。感受性が豊かな方ってたくさんいらっしゃると思うんですけど、三島さんは感受性がせき止められずにあふれ出ちゃっている感じです。
――共演した富司純子さんに対する印象を教えてください。
藤原 去年の緊急事態宣言中に、家でずっと高倉健さんの映画を見ていたんです。その中で富司さんが主演を務められている作品もあって、「この女優さん素晴らしいな」と思っていた矢先のことだったので、体が震えました。そんな伝説の方とご一緒できるんだ、と思って。でも実際にお会いするとすごく優しい方でした。完成した映画を見たときに一番驚いたのは、富司さんがあまりに軽やかに演じられていたことです。懸命さやひたむきさという分かりやすいことはさておき、もっともっとリアリティーを持って生活されていて。必死に生きていて、辛くて辛くてという人が何かを変えようとする映画じゃなくて、たくましく生きているけど「焼肉食べたい、ハーゲンダッツ食べたい」と思ったときに、人生を変えようとするっていうのはこの作品っぽいなと思いました。
一つの作品を通過するたびに大切な出会いが増えている
――富司さん演じる冬海さんと出会ったことで、歩が生き生きしてきたように思えました。
藤原 お金だとか目に見えるもの……、そういうものでしか大切なことを語れなくなっちゃっていたんだろうなと思います。僕もこの1年間でそうなってしまいそうだったんですけど、そのたびにこういう作品が人間らしいところに引き戻してくれている感じがしました。だから多分、歩にとっては冬海さんがまさにそういう存在だったのかな。大切なものはそれだけじゃないんだよと、心というものを取り戻すきっかけになったんだと思います。
――出演が発表されたときに、「この作品のことを思い出そうとすると頭が真っ白になります」とコメントされていたのも印象的です。
藤原 この作品のタイトルが入る場面を撮ったときに、余計なことは何も考えられなくなりました。自分自身がこの物語にすごく救われているんだなと思ったんです。それまで悶々とした生活を送っていて、携帯とかテレビから入ってくるいろいろな情報に自分自身が踊らされて、アタフタして暮らしていたんです。でも、あの海に立った瞬間だけは冬海さんの姿しか見えなかったので、そこに向かって駆け出していくときは、開放感に満ち溢れていました。三島さんが泥だらけになりながらそういう環境を与えてくださって、本当に頭が真っ白になるような感覚でしたね。たった2日間の撮影であそこまでひとつの役に入れ込んだことは初めてかもしれないですし、仮に撮影期間の長い作品であっても、現場に入る前に10日間役として生活するというのはやったことがなかったので、不思議な体験でした。この作品に自分自身が何かを懸けて臨んでいたな、と思います。
――『よろこびのうた』が伝えたいテーマは何だと思いますか?
藤原 言葉にするとちょっと簡単に聞こえてしまうかもしれないんですけど、不安や喜びを分かち合うということ。生きていると、一緒にいることでより悲しくなったりとか、よりうれしくなったりすることもありますよね。この人と出会わなければこんな苦しい思いをせずに済んだのにと思いつつ、この人と過ごしたから自分は豊かさを知ることができたなという。豊かさを知るのは痛みを伴うことだと思うんですけど、それがまさに歩にとって冬海さんと経験したことで、その後のカラオケのシーンでは涙が止まらなくなる。知らなくてもよかったかもしれないんですけど、僕は歩にとって必要な時間だったのかなと思いました。実はあのカラオケのシーン、ザ・ブルーハーツを歌っているんですよ。三島さんと一緒に決めたんです。
――歩が冬海さんに出会ったように、今までの人生で藤原さんにとって印象的な出会いはありますか?
藤原 たくさんありましたね。この映画でいえば冬海さん、三島監督との出会い、あと『DIVOC-12』には12本の映画が集まっていて、同世代の俳優や新しい監督たちともたくさん出会うことができました。僕の人生でいえば、二十歳のときの松田美由紀さんとの出会い、『his』(20)という映画で宮沢氷魚という男に出会ったこと、『佐々木、イン、マイマイン』(20)の細川岳。一つの作品を通過するたびに大切な出会いがどんどん増えている感じがします。逆にそれがあるから続けていられるのかもしれません。
――具体的にお名前があがった松田さんと宮沢さんとの出会いは、藤原さんにとってどんな出来事だったのでしょうか。
藤原 最近『his』を見直したんですけど、宮沢くんは一滴の涙も流さずに悲しみを表現していたんだなと思ったんです。なんて正々堂々と演技する人だろう、とすごい発見でした。一方の僕は、すべてのシーンでめそめそ泣きそうな感じで芝居していたんですけど、それを包むように宮沢くんは演技してくれたんだなと思って。撮影が終わって数年経って、こんなに支えてもらっていたんだなと彼の優しさに改めて気づきました。あんな俳優になりたいという意味でもすごく尊敬しています。高倉健さんの映画にハマっているときは、彼の家の前に「高倉健さんの映画観て」と置き手紙したこともありました(笑)。美由紀さんは僕にとって、唯一怒ってくれる存在。僕が熊本の天草で撮影していた「のさりの島」という映画の現場に会いに来てくれたこともあります。言葉では尽くせない恩がありますね。
https://t.cn/A6M6b0Pd
#浓情中秋,共品悦色#
中秋之际月团圆,情满生科共婵娟。为喜迎中秋佳节,让21级新生更好融入生科大家庭,生命科学系于2021年9月20日为我系全体学生发放了月饼,同时为我系21级大一新生发放了新生大礼包。生命科学系党总支副书记宁静、团总支书记赵敏婷和各班辅导员到场向大家致以节日的问候和美好的祝愿。
月饼发放点秩序井然,一盒盒月饼为生科平添了一抹节日的喜庆,更为大家心里增添了一份温暖,教学楼内弥漫着喜庆和甜蜜的气息。书记和辅导员将饱含学校温情的月饼一一发放到同学们手中,在与老师们亲切言谈之中,生科学子们感受到了来自生科的关怀和“家”的温暖。每一位领取月饼的同学们脸上洋溢着惊喜与激动,每一声“谢谢”都浸满了幸福的味道,现场洋溢着浓浓的节日氛围。
同时为帮助我系21级新生尽快融入大学生活,解决生活困难,我系经过精心安排和充分准备,为我系21级400余名新生每人送上一份“爱心大礼包”,包含了来自我系的浓浓关爱,一个生命科学系定制帆布包、一个笔记本和一支中性笔,累计发放金额近4000元。
同学们在收到学校的暖心月饼与新生大礼包后,有的迫不及待的品尝起来,有的第一时间拍照发给远方的父母亲朋,有的则在社交平台上发出感言,“这是属于运院生科的味道”、“在生科的第一个中秋,感谢未来一路有你”、“学校是爱我们的……”,一句句朴实的话语,表达着对生科系的感恩之情和美好祝愿。
情系中秋,以心迎新。此次活动将中秋佳节的团圆喜悦洒遍生科,展现了生科新生奋力拼搏、昂扬向上的精神面貌。同学们深深感受到了生科大家庭的温暖,感受到我系教职工的热情和心血,让每一位在外求学的生科学子感受到了生科大家庭的温馨。
中秋之际月团圆,情满生科共婵娟。为喜迎中秋佳节,让21级新生更好融入生科大家庭,生命科学系于2021年9月20日为我系全体学生发放了月饼,同时为我系21级大一新生发放了新生大礼包。生命科学系党总支副书记宁静、团总支书记赵敏婷和各班辅导员到场向大家致以节日的问候和美好的祝愿。
月饼发放点秩序井然,一盒盒月饼为生科平添了一抹节日的喜庆,更为大家心里增添了一份温暖,教学楼内弥漫着喜庆和甜蜜的气息。书记和辅导员将饱含学校温情的月饼一一发放到同学们手中,在与老师们亲切言谈之中,生科学子们感受到了来自生科的关怀和“家”的温暖。每一位领取月饼的同学们脸上洋溢着惊喜与激动,每一声“谢谢”都浸满了幸福的味道,现场洋溢着浓浓的节日氛围。
同时为帮助我系21级新生尽快融入大学生活,解决生活困难,我系经过精心安排和充分准备,为我系21级400余名新生每人送上一份“爱心大礼包”,包含了来自我系的浓浓关爱,一个生命科学系定制帆布包、一个笔记本和一支中性笔,累计发放金额近4000元。
同学们在收到学校的暖心月饼与新生大礼包后,有的迫不及待的品尝起来,有的第一时间拍照发给远方的父母亲朋,有的则在社交平台上发出感言,“这是属于运院生科的味道”、“在生科的第一个中秋,感谢未来一路有你”、“学校是爱我们的……”,一句句朴实的话语,表达着对生科系的感恩之情和美好祝愿。
情系中秋,以心迎新。此次活动将中秋佳节的团圆喜悦洒遍生科,展现了生科新生奋力拼搏、昂扬向上的精神面貌。同学们深深感受到了生科大家庭的温暖,感受到我系教职工的热情和心血,让每一位在外求学的生科学子感受到了生科大家庭的温馨。
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