鬼谷子说话的方式,决定人生的运势
1、内方外圆,随机应变
内者,进说辞也。揵者,揵所谋也。
欲说者务隐度,计事者务循顺。
阴虑可否,明言得失,以御其志。
——《鬼谷子》
想要说服别人,就不要直来直去,这样只会伤人。学会委婉劝谏,既不伤害彼此,也能达成目标。一个人要讲原则,但是也要懂得灵活。
古人常说:忠言逆耳利于行。但是为什么忠言一定要逆耳呢?邹忌讽齐王纳谏,只是讲了一个故事,就让齐威王开开心心地广开言路。
曾国藩说:劝人不可指其过,需先美其长。人都是喜欢听好话,不喜欢听坏话。我们内心要让别人变好,这是内方;但是未必要直来直去,通过伤人面子的说话方式,这是外圆。
2、说话有道,不可任口
故口者,机关也,所以关闭情意;
耳目者,心之佐助也,所以窥间见奸邪。
——《鬼谷子》
常言道:“守口不密,泄尽真机。”曾国藩也讲:“说话不可任口,行事不可任心。”会说话的人,总是懂得倾听、善于思考。将目视、耳听、心思,三者融会贯通。
为人处世,要学会拒绝一些毫无意义的争论。不让情绪受到外界的影响,智慧才能丰盈起来。即使具有雄辩之才,也同样应当谨言慎行。如果说出来的话没有任何意义,那就没必要去说;如果说出来的话会伤害别人,那就一定不要说。
出口之言,要能够做到有理有据,从而在与人交流的过程中无往不利。
3、说话有方,不逞口舌之利
平言者,决而干勇。
——《鬼谷子》
“平言”,就是不“抬杠”。不逞一时的口舌之利,不做毫无意义的争论。世间的言语之争,争的无非是嘴上痛快。无论胜负都劳心劳力,并没有半点实际意义,甚至可能给自己平添麻烦。
《道德经》有言:“夫唯不争,故天下莫能与之争。”保持身心愉悦的秘诀,就是不要跟人“抬杠”。“抬杠”分出个是非对错,又能决定得了什么呢?双方各执一词,谁也说服不了谁,白费一番嘴上功夫。很多时候,沉默才是最有力的反击。
事实胜于雄辩,公道自在人心。而鬼谷子的智慧告诉我们,唯有言语平实的人,才能拥有真正的决心和勇气。他们懂得用最平实的语言,表达最实际的态度。既不必夸张,又无需争辩。以质朴的语言增强说话的分量,而不是通过诡辩达到言语胜人的目的。从而把有限的时间和精力,投入到更多有意义的事情上去。
4、口可以食,不可以言
古人有言曰:
“口可以食,不可以言。”
言者,有讳忌也。
众口烁金,言有曲故也。
——《鬼谷子》
古人云:“口可以用来吃饭,却不能胡乱说话。”一说话,就容易犯忌讳。“众口铄金”,是由于言辞之间难免因为偏见而歪曲事实。
口可以食,不可以言。这句话现在被翻译成:饭可以乱吃,话不可以乱讲。
恶语伤人六月寒,一个人随便说一句话,可能是无心之言,但是可能会非常严重地伤害他人。
众口铄金,积毁销骨。舆论的压力,足以在精神上压垮任何人。舌上有龙泉,杀人不见血。能少说就少说,能不说就不说。管住自己的嘴,就是积德。
5、两年学说话,一生学闭嘴
人言者,动也。
己默者,静也,因其言,听其辞。
——《鬼谷子》
聪明人保持缄默,愚笨的人滔滔不绝。
每个人都希望被别人理解,懂得倾听别人,才是最有效的沟通手段。
听懂了别人在说什么,自己才能一语中的,切中要害,把握主导,让人心服。
青蛙叫个不停,没人理会;公鸡一叫大家就都起床了。
讲话不在多,切中要害才最重要。
6、事以密成,语以泄败
言而当,知也。
默而当,亦知也。
——《鬼谷子》
学会说话是一门学问,学会沉默更是一种修养。
一上来就把话说尽、把事做绝的人,直接暴露了他的层次。知人不评人、看破不说破,才是高情商的表现。
常听人说:“饭可以乱吃,话不能乱说。”有些话,自己心里清楚就好,不必拿出来对别人说。
《韩非子》有言:“事以密成,语以泄败。”说话太直,难免多说多错,容易给自己惹上麻烦。
俗话说得好:“逢人且说三分话,未可全抛一片心。”讲话要注意分寸,把有益的话放出来,得罪人的话就关进肚子里。
做人最忌讳交浅言深,话到嘴边留一半,既是保护自己,也是尊重别人。相视一笑、点到即止,才能让彼此都感到舒服。
7、说话讲究对象,话不投机半句多
与智者言,依于博;与拙者言,依于辩;
与辩者言,依于要;与贵者言,依于势;
与富者言,依于高;与贫者言,依于利;
与贱者言,依于谦;与勇者言,依于敢;
与愚者言,依于锐;此其术也,而人常反之。
——《鬼谷子》
与智慧者谈话,要以渊博为原则;与笨拙者说话,要以强辩为原则;与善辩的人谈话,要以简要为原则;与高贵的人谈话,要以气势为原则;与富人谈话,要以高屋建瓴为原则;与穷人谈话,要以利害为原则;与卑贱者谈话,要以谦恭为原则;与勇敢的人谈话,要以果敢为原则;与上进者谈话,要以锐意进取为原则;这些都是与人谈话的原则,然而不少人却常常背道而驰。
说话之道并不是见人说人话,见鬼说鬼话。他要求一个人能因时制宜、因地制宜,因人制宜,说话有智慧,说活有技巧,说话是一门高深的艺术,要纯熟完满地说话,不易做到,但只要注意说话场所和说话对象,时时注意斟酌字句,借鉴鬼谷子的智慧精华,在日常生活工作中多加修炼,这样我们也能成为会说话的人。
8、眼界越是开阔,嘴上越是审慎
口者,心之门户也。
必预审其变化,吉凶大命系焉。
——《鬼谷子》
有格局的人,总会格外审视自己的语言。因为事的吉凶、人的命运,往往都系于言语之间。
不同的眼界和话语,带给对方不同的感受,所获得的回报也会大不相同。荀子曰:“与人善言,暖于布帛;伤人之言,深于矛戟。”如果你与一个人聊天时感到很舒服,那么对方的情商和见识,肯定远胜于你。这样的人,绝不轻易出口伤人,而是懂得把握语言的尺度。
如何把话说得恰到好处,不得罪人,让人舒服,确实是一门学问。鬼谷子的建议是,嘴巴是宣泄情感的门户,要善用开合之间的转化。把有益的话、动听的话说出来,把有害的话、得罪人的话关在肚子里。必须要说的时候,也要想办法把话说得委婉一些。
眼界越是开阔,嘴上越是审慎。
9、说话有忌,聪明人从不说
辞言有五:
曰病、曰怨、曰忧、曰怒、曰喜。
——《鬼谷子》
病者,说话无精打采,缺乏精气神,做任何事情都没有干劲,没有上进心;怨者,喜欢抱怨,充满负能量,遇事没有主见,不去解决,消极悲观;忧者,多愁善感,情感过于丰富,沉浸在自我世界,让旁人无所适从;怒者,情绪失控,喜怒都形于色,言辞过分;喜者,得意忘形,做事高调,口不择言。
常言道,福从口入,祸从口出。你嘴里的人生,就是你的人生,好好说话,懂得控制自己的情绪,任何情况都不要口出狂言。想得富贵命,先养富贵嘴。
10、说话有数,换位思考
说者听,必合于情。
——《鬼谷子》
鬼谷子所谓的“合乎情”,就是要合乎听者的情绪。
要是有人单方面地对你吐苦水、发牢骚,丝毫不在意你的感受,这样的人无论说什么只会引起人的反感。说话考虑别人的情绪,懂得换位思考,这是对别人的尊重,也是对自己修养的一种体现。 https://t.cn/RBSlPmE
1、内方外圆,随机应变
内者,进说辞也。揵者,揵所谋也。
欲说者务隐度,计事者务循顺。
阴虑可否,明言得失,以御其志。
——《鬼谷子》
想要说服别人,就不要直来直去,这样只会伤人。学会委婉劝谏,既不伤害彼此,也能达成目标。一个人要讲原则,但是也要懂得灵活。
古人常说:忠言逆耳利于行。但是为什么忠言一定要逆耳呢?邹忌讽齐王纳谏,只是讲了一个故事,就让齐威王开开心心地广开言路。
曾国藩说:劝人不可指其过,需先美其长。人都是喜欢听好话,不喜欢听坏话。我们内心要让别人变好,这是内方;但是未必要直来直去,通过伤人面子的说话方式,这是外圆。
2、说话有道,不可任口
故口者,机关也,所以关闭情意;
耳目者,心之佐助也,所以窥间见奸邪。
——《鬼谷子》
常言道:“守口不密,泄尽真机。”曾国藩也讲:“说话不可任口,行事不可任心。”会说话的人,总是懂得倾听、善于思考。将目视、耳听、心思,三者融会贯通。
为人处世,要学会拒绝一些毫无意义的争论。不让情绪受到外界的影响,智慧才能丰盈起来。即使具有雄辩之才,也同样应当谨言慎行。如果说出来的话没有任何意义,那就没必要去说;如果说出来的话会伤害别人,那就一定不要说。
出口之言,要能够做到有理有据,从而在与人交流的过程中无往不利。
3、说话有方,不逞口舌之利
平言者,决而干勇。
——《鬼谷子》
“平言”,就是不“抬杠”。不逞一时的口舌之利,不做毫无意义的争论。世间的言语之争,争的无非是嘴上痛快。无论胜负都劳心劳力,并没有半点实际意义,甚至可能给自己平添麻烦。
《道德经》有言:“夫唯不争,故天下莫能与之争。”保持身心愉悦的秘诀,就是不要跟人“抬杠”。“抬杠”分出个是非对错,又能决定得了什么呢?双方各执一词,谁也说服不了谁,白费一番嘴上功夫。很多时候,沉默才是最有力的反击。
事实胜于雄辩,公道自在人心。而鬼谷子的智慧告诉我们,唯有言语平实的人,才能拥有真正的决心和勇气。他们懂得用最平实的语言,表达最实际的态度。既不必夸张,又无需争辩。以质朴的语言增强说话的分量,而不是通过诡辩达到言语胜人的目的。从而把有限的时间和精力,投入到更多有意义的事情上去。
4、口可以食,不可以言
古人有言曰:
“口可以食,不可以言。”
言者,有讳忌也。
众口烁金,言有曲故也。
——《鬼谷子》
古人云:“口可以用来吃饭,却不能胡乱说话。”一说话,就容易犯忌讳。“众口铄金”,是由于言辞之间难免因为偏见而歪曲事实。
口可以食,不可以言。这句话现在被翻译成:饭可以乱吃,话不可以乱讲。
恶语伤人六月寒,一个人随便说一句话,可能是无心之言,但是可能会非常严重地伤害他人。
众口铄金,积毁销骨。舆论的压力,足以在精神上压垮任何人。舌上有龙泉,杀人不见血。能少说就少说,能不说就不说。管住自己的嘴,就是积德。
5、两年学说话,一生学闭嘴
人言者,动也。
己默者,静也,因其言,听其辞。
——《鬼谷子》
聪明人保持缄默,愚笨的人滔滔不绝。
每个人都希望被别人理解,懂得倾听别人,才是最有效的沟通手段。
听懂了别人在说什么,自己才能一语中的,切中要害,把握主导,让人心服。
青蛙叫个不停,没人理会;公鸡一叫大家就都起床了。
讲话不在多,切中要害才最重要。
6、事以密成,语以泄败
言而当,知也。
默而当,亦知也。
——《鬼谷子》
学会说话是一门学问,学会沉默更是一种修养。
一上来就把话说尽、把事做绝的人,直接暴露了他的层次。知人不评人、看破不说破,才是高情商的表现。
常听人说:“饭可以乱吃,话不能乱说。”有些话,自己心里清楚就好,不必拿出来对别人说。
《韩非子》有言:“事以密成,语以泄败。”说话太直,难免多说多错,容易给自己惹上麻烦。
俗话说得好:“逢人且说三分话,未可全抛一片心。”讲话要注意分寸,把有益的话放出来,得罪人的话就关进肚子里。
做人最忌讳交浅言深,话到嘴边留一半,既是保护自己,也是尊重别人。相视一笑、点到即止,才能让彼此都感到舒服。
7、说话讲究对象,话不投机半句多
与智者言,依于博;与拙者言,依于辩;
与辩者言,依于要;与贵者言,依于势;
与富者言,依于高;与贫者言,依于利;
与贱者言,依于谦;与勇者言,依于敢;
与愚者言,依于锐;此其术也,而人常反之。
——《鬼谷子》
与智慧者谈话,要以渊博为原则;与笨拙者说话,要以强辩为原则;与善辩的人谈话,要以简要为原则;与高贵的人谈话,要以气势为原则;与富人谈话,要以高屋建瓴为原则;与穷人谈话,要以利害为原则;与卑贱者谈话,要以谦恭为原则;与勇敢的人谈话,要以果敢为原则;与上进者谈话,要以锐意进取为原则;这些都是与人谈话的原则,然而不少人却常常背道而驰。
说话之道并不是见人说人话,见鬼说鬼话。他要求一个人能因时制宜、因地制宜,因人制宜,说话有智慧,说活有技巧,说话是一门高深的艺术,要纯熟完满地说话,不易做到,但只要注意说话场所和说话对象,时时注意斟酌字句,借鉴鬼谷子的智慧精华,在日常生活工作中多加修炼,这样我们也能成为会说话的人。
8、眼界越是开阔,嘴上越是审慎
口者,心之门户也。
必预审其变化,吉凶大命系焉。
——《鬼谷子》
有格局的人,总会格外审视自己的语言。因为事的吉凶、人的命运,往往都系于言语之间。
不同的眼界和话语,带给对方不同的感受,所获得的回报也会大不相同。荀子曰:“与人善言,暖于布帛;伤人之言,深于矛戟。”如果你与一个人聊天时感到很舒服,那么对方的情商和见识,肯定远胜于你。这样的人,绝不轻易出口伤人,而是懂得把握语言的尺度。
如何把话说得恰到好处,不得罪人,让人舒服,确实是一门学问。鬼谷子的建议是,嘴巴是宣泄情感的门户,要善用开合之间的转化。把有益的话、动听的话说出来,把有害的话、得罪人的话关在肚子里。必须要说的时候,也要想办法把话说得委婉一些。
眼界越是开阔,嘴上越是审慎。
9、说话有忌,聪明人从不说
辞言有五:
曰病、曰怨、曰忧、曰怒、曰喜。
——《鬼谷子》
病者,说话无精打采,缺乏精气神,做任何事情都没有干劲,没有上进心;怨者,喜欢抱怨,充满负能量,遇事没有主见,不去解决,消极悲观;忧者,多愁善感,情感过于丰富,沉浸在自我世界,让旁人无所适从;怒者,情绪失控,喜怒都形于色,言辞过分;喜者,得意忘形,做事高调,口不择言。
常言道,福从口入,祸从口出。你嘴里的人生,就是你的人生,好好说话,懂得控制自己的情绪,任何情况都不要口出狂言。想得富贵命,先养富贵嘴。
10、说话有数,换位思考
说者听,必合于情。
——《鬼谷子》
鬼谷子所谓的“合乎情”,就是要合乎听者的情绪。
要是有人单方面地对你吐苦水、发牢骚,丝毫不在意你的感受,这样的人无论说什么只会引起人的反感。说话考虑别人的情绪,懂得换位思考,这是对别人的尊重,也是对自己修养的一种体现。 https://t.cn/RBSlPmE
俳優・高良健吾さんが、時の道を駆け抜ける
これまでやりたくても「時間」がなくてできなかったことに挑戦する「時間」をセイコー プレザージュが提供するこの企画。
「しまなみ海道を自転車で走ってみたい」
俳優の高良健吾さんは「挑戦してみたかったことはありますか?」との問いかけに、間髪を入れずにそう答えた。その「挑戦」のために、広島県尾道市へ。ここを起点に愛媛県今治市まで、瀬戸内海に浮かぶ島々を七つの橋で結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」を、自慢の愛車で走り抜けた。念願の「道」を走った体験、さらに俳優として歩んできたこれまでの「道」について語ってもらった。
「サイクリストの聖地」を愛車で走りたい
――自転車に興味をもったのはいつごろからですか? どんな魅力を感じていますか。
熊本県の田舎出身なので、幼いころから遊ぶのも学校に行くのも自転車はなくてはならない「足」でした。高校も自転車通学で、まわりはママチャリが多かったけれど、僕はこだわってBMXに乗っていましたね。
高校を卒業し、役者の仕事を始めるために上京してからも、自転車はいつも僕の相棒として活躍してくれました。都内って車だと渋滞に巻き込まれて時間がかかったりする。タクシー代だってバカになりません。その点、自転車は意外に速く移動できるし、お金もかからない。もちろん、風を切って走る気持ちよさも大きな魅力です。
――今回、瀬戸内しまなみ海道を自転車で走っていただきました。
去年、最初の緊急事態宣言が出たころ、新しい自転車を手に入れました。昔からずっと憧れていたニューヨーク生まれのブランド「ブルックリンマシンワークス」のピストバイクです。ピストバイクはもともとトラック競技用の自転車で、通常ギアが固定されていて、ペダルを止めるとホイールが止まります。僕は都内の街走りもしやすいようにフリーギア(ペダルを止めてもホイールが回る普通のギア)にしました。ほかにも、自転車に詳しい友達にアドバイスしてもらい、ほぼカスタムメイドで仕上げた世界に1台だけのこだわりの愛車です。
いつかこの自転車で瀬戸内しまなみ海道を走ってみたい――。瀬戸内しまなみ海道は国内はもちろん海外の自転車乗りの間でも知られ、「サイクリストの聖地」と称されるサイクリングロード。僕もいつかはと憧れていたのです。そんな中、今回の企画のお話をいただいて。即答でしたね(笑)。
――実際に走ってみて、いかがでしたか。
とにかく気持ちがよかった! 美しい海やレモン畑など瀬戸内ならではの景色がとても美しく、中でも橋からの眺めは最高でした。道中いくつもの橋を渡るのですが、高い上に風が吹き抜けるので最初はちょっとヒヤッとして。でも、そのスリリングな感じも走るごとに楽しくなっていきました。この橋を渡る感覚は瀬戸内しまなみ海道ならではの醍醐(だいご)味だと思います。
それに、自分の自転車で走るのが思っていた以上に楽しかった。これまでも旅先で自転車を借りて走ったことはあるのですが、自分の自転車を目的地まで運んでサイクリングするのは今回が初。今はコロナ禍で以前のように自由に旅ができませんが、収束してからも自転車で様々な場所を走り、巡るのは、新しい旅の形としてすごくいいんじゃないかな。
――瀬戸内しまなみ海道は高低差もあり、上り坂がきつい難所も少なくありません。
確かにしんどい場所は何カ所かありましたが、必死にこいで、自分の足だけで上れたときが最高に気持ちいい。頑張ってきたからこその絶景が目の前に広がっている。登山と同じ感覚かもしれませんね。実は今回、「立ち漕ぎはしない」と決めて走りました。きつかったけど、しんどかったけれど、だからこそ楽しいし気持ちいいし、感動もひとしおでした。
真剣に向き合ってくれた監督の言葉が今も支えに
――15年余り続けてきた俳優活動も、しんどい上り坂や難所があったのでは。分岐点となった作品や出会いはありますか?
18歳のときに出演した映画『M』の廣木隆一監督との出会いは、役者としてやっていく上で大きなターニングポイントになりました。当時の僕はまだ熊本に住んでおり、撮影のために東京に通っていました。今でも人前でセリフを言うのは緊張しますが、若くて役者としてもまだまだ駆け出しで、緊張と恥ずかしさでいっぱいでした。「演じる」とは何かもわからない、なんのテクニックもない。そんな僕に、廣木監督はこんな言葉をかけてくれました。
「役としてちゃんとその場にいなさい」
どういう意味だろう? とものすごく考えました。そして、僕の中から役が生まれ自分のものとして演じられるようになることを、監督は待っていてくれた。そのときの感覚は今も大切にしていて、「この役としてどういよう」「どうしたら説得力が出るか」は、どの作品でも常に心に留め、考え、準備をして取り組んでいます。
今思えば、18歳のガキに向き合い、真剣な言葉をかけていただけたのは大きかったなぁと。学生のころってどこか大人をナメているものだけど、廣木監督の言葉で大人に対する印象もガラリと変わりました。
――今回は「セイコー プレザージュ Sharp Edged Series GMT」を身につけて走っていただきました。普段、腕時計は使っていますか?
何本か持っています。以前は、スマホで確認しようが腕時計を見ようが、時間さえわかれば正直どちらでもいいと思っていました。でも、あるとき「こっち(腕時計)だわ」と思えたことがあって。なんていうのかな、もう一つ「味」がほしかった。以来、シチュエーションや気分で腕時計を選ぶことを楽しんでいます。
こだわりは「自分の腕にどう収まるか」。デザインや機能、つけ心地はもちろんですが、いい具合の収まり方があるんです。今回の時計はケースサイズが42.2mmで、腕がそんなに太くない僕にはちょっと大きいかな? と思ったんです。でも着けてみるとものすごく収まりがいい。それなりに厚さもあるのに、このしっくりと収まる感じは初めての感覚でした。
着け心地もとてもよかった。僕はあまり気にせずにガシガシ使いたいタイプ。ちょっと傷がついているぐらいがかっこいいと思っているので。今回のサイクリングのようにアクティブなシーンにもピッタリですね。
――ほかにはどんなシチュエーションで着けてみたいですか?
スタイリッシュなデザインだからスーツにも合うと思います。旅先でサイクリングするときはもちろん、ちょっとフォーマルなレストランに行くときなどにもいいですね。また、GMT機能(時針、分針、秒針の3本に加わる4本目の24時針=GMT針によって、もう一つの時刻を表示する機能)が搭載されているので、海外旅行に連れていったら大活躍してくれるに違いありません。
時間は有限。限りあるなかで挑戦を続けたい
――コロナ禍に見舞われ、世界中の人々がこれまでとは違う時間を過ごしています。改めて「時間」「時」をどうとらえていますか?
時間は有限。人生は1回限りでいつかは終わる。その感覚は以前から持っていましたが、より強くそう感じるようになったかもしれません。もちろん、今はコロナで我慢しなければいけないことも多いけど、やりたいこと、行きたいところがあったら、僕はできるだけすぐに行動したいと思っています。40代になったら、50代になったら……というお楽しみもあるけれど、そこまで生きているかなんてわからないから。
それに年齢を重ねるうちに時間の流れがどんどん速くなっている。あっという間にすぎていく。そんな風にも感じています。でも、それは当たり前のことで、ネガティブにはとらえていません。残されている時間が限られているからと、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと焦ったりはしない。今読んでいる本を、今日は昨日よりも1行読み進めることができた……。そのぐらいの感じがいい、と思っています。
――俳優として、これからどんな景色を描いていますか。
外国の人と関われたらいいなと思っています。運とチャンスに恵まれるのなら、海外作品に参加してみたい。そう願っています。
役者の世界に関わらず、僕のまわりには挑戦し続けている大人たちがいる。かっこいい大人もいる。その影響は大きくて、僕も「歳をとる」よりも「歳を重ねて」いきたい。いい枯れ方をしていきたい。限りある「時間」の中で、いろいろな挑戦をポジティブに続けていきたいですね。
(文・中津海麻子 写真・高橋雄大)
※今回の企画は、新型コロナウイルス感染症対策を十分に講じた上で取材・撮影を行いました。
https://t.cn/A6Mv3h8T
これまでやりたくても「時間」がなくてできなかったことに挑戦する「時間」をセイコー プレザージュが提供するこの企画。
「しまなみ海道を自転車で走ってみたい」
俳優の高良健吾さんは「挑戦してみたかったことはありますか?」との問いかけに、間髪を入れずにそう答えた。その「挑戦」のために、広島県尾道市へ。ここを起点に愛媛県今治市まで、瀬戸内海に浮かぶ島々を七つの橋で結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」を、自慢の愛車で走り抜けた。念願の「道」を走った体験、さらに俳優として歩んできたこれまでの「道」について語ってもらった。
「サイクリストの聖地」を愛車で走りたい
――自転車に興味をもったのはいつごろからですか? どんな魅力を感じていますか。
熊本県の田舎出身なので、幼いころから遊ぶのも学校に行くのも自転車はなくてはならない「足」でした。高校も自転車通学で、まわりはママチャリが多かったけれど、僕はこだわってBMXに乗っていましたね。
高校を卒業し、役者の仕事を始めるために上京してからも、自転車はいつも僕の相棒として活躍してくれました。都内って車だと渋滞に巻き込まれて時間がかかったりする。タクシー代だってバカになりません。その点、自転車は意外に速く移動できるし、お金もかからない。もちろん、風を切って走る気持ちよさも大きな魅力です。
――今回、瀬戸内しまなみ海道を自転車で走っていただきました。
去年、最初の緊急事態宣言が出たころ、新しい自転車を手に入れました。昔からずっと憧れていたニューヨーク生まれのブランド「ブルックリンマシンワークス」のピストバイクです。ピストバイクはもともとトラック競技用の自転車で、通常ギアが固定されていて、ペダルを止めるとホイールが止まります。僕は都内の街走りもしやすいようにフリーギア(ペダルを止めてもホイールが回る普通のギア)にしました。ほかにも、自転車に詳しい友達にアドバイスしてもらい、ほぼカスタムメイドで仕上げた世界に1台だけのこだわりの愛車です。
いつかこの自転車で瀬戸内しまなみ海道を走ってみたい――。瀬戸内しまなみ海道は国内はもちろん海外の自転車乗りの間でも知られ、「サイクリストの聖地」と称されるサイクリングロード。僕もいつかはと憧れていたのです。そんな中、今回の企画のお話をいただいて。即答でしたね(笑)。
――実際に走ってみて、いかがでしたか。
とにかく気持ちがよかった! 美しい海やレモン畑など瀬戸内ならではの景色がとても美しく、中でも橋からの眺めは最高でした。道中いくつもの橋を渡るのですが、高い上に風が吹き抜けるので最初はちょっとヒヤッとして。でも、そのスリリングな感じも走るごとに楽しくなっていきました。この橋を渡る感覚は瀬戸内しまなみ海道ならではの醍醐(だいご)味だと思います。
それに、自分の自転車で走るのが思っていた以上に楽しかった。これまでも旅先で自転車を借りて走ったことはあるのですが、自分の自転車を目的地まで運んでサイクリングするのは今回が初。今はコロナ禍で以前のように自由に旅ができませんが、収束してからも自転車で様々な場所を走り、巡るのは、新しい旅の形としてすごくいいんじゃないかな。
――瀬戸内しまなみ海道は高低差もあり、上り坂がきつい難所も少なくありません。
確かにしんどい場所は何カ所かありましたが、必死にこいで、自分の足だけで上れたときが最高に気持ちいい。頑張ってきたからこその絶景が目の前に広がっている。登山と同じ感覚かもしれませんね。実は今回、「立ち漕ぎはしない」と決めて走りました。きつかったけど、しんどかったけれど、だからこそ楽しいし気持ちいいし、感動もひとしおでした。
真剣に向き合ってくれた監督の言葉が今も支えに
――15年余り続けてきた俳優活動も、しんどい上り坂や難所があったのでは。分岐点となった作品や出会いはありますか?
18歳のときに出演した映画『M』の廣木隆一監督との出会いは、役者としてやっていく上で大きなターニングポイントになりました。当時の僕はまだ熊本に住んでおり、撮影のために東京に通っていました。今でも人前でセリフを言うのは緊張しますが、若くて役者としてもまだまだ駆け出しで、緊張と恥ずかしさでいっぱいでした。「演じる」とは何かもわからない、なんのテクニックもない。そんな僕に、廣木監督はこんな言葉をかけてくれました。
「役としてちゃんとその場にいなさい」
どういう意味だろう? とものすごく考えました。そして、僕の中から役が生まれ自分のものとして演じられるようになることを、監督は待っていてくれた。そのときの感覚は今も大切にしていて、「この役としてどういよう」「どうしたら説得力が出るか」は、どの作品でも常に心に留め、考え、準備をして取り組んでいます。
今思えば、18歳のガキに向き合い、真剣な言葉をかけていただけたのは大きかったなぁと。学生のころってどこか大人をナメているものだけど、廣木監督の言葉で大人に対する印象もガラリと変わりました。
――今回は「セイコー プレザージュ Sharp Edged Series GMT」を身につけて走っていただきました。普段、腕時計は使っていますか?
何本か持っています。以前は、スマホで確認しようが腕時計を見ようが、時間さえわかれば正直どちらでもいいと思っていました。でも、あるとき「こっち(腕時計)だわ」と思えたことがあって。なんていうのかな、もう一つ「味」がほしかった。以来、シチュエーションや気分で腕時計を選ぶことを楽しんでいます。
こだわりは「自分の腕にどう収まるか」。デザインや機能、つけ心地はもちろんですが、いい具合の収まり方があるんです。今回の時計はケースサイズが42.2mmで、腕がそんなに太くない僕にはちょっと大きいかな? と思ったんです。でも着けてみるとものすごく収まりがいい。それなりに厚さもあるのに、このしっくりと収まる感じは初めての感覚でした。
着け心地もとてもよかった。僕はあまり気にせずにガシガシ使いたいタイプ。ちょっと傷がついているぐらいがかっこいいと思っているので。今回のサイクリングのようにアクティブなシーンにもピッタリですね。
――ほかにはどんなシチュエーションで着けてみたいですか?
スタイリッシュなデザインだからスーツにも合うと思います。旅先でサイクリングするときはもちろん、ちょっとフォーマルなレストランに行くときなどにもいいですね。また、GMT機能(時針、分針、秒針の3本に加わる4本目の24時針=GMT針によって、もう一つの時刻を表示する機能)が搭載されているので、海外旅行に連れていったら大活躍してくれるに違いありません。
時間は有限。限りあるなかで挑戦を続けたい
――コロナ禍に見舞われ、世界中の人々がこれまでとは違う時間を過ごしています。改めて「時間」「時」をどうとらえていますか?
時間は有限。人生は1回限りでいつかは終わる。その感覚は以前から持っていましたが、より強くそう感じるようになったかもしれません。もちろん、今はコロナで我慢しなければいけないことも多いけど、やりたいこと、行きたいところがあったら、僕はできるだけすぐに行動したいと思っています。40代になったら、50代になったら……というお楽しみもあるけれど、そこまで生きているかなんてわからないから。
それに年齢を重ねるうちに時間の流れがどんどん速くなっている。あっという間にすぎていく。そんな風にも感じています。でも、それは当たり前のことで、ネガティブにはとらえていません。残されている時間が限られているからと、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと焦ったりはしない。今読んでいる本を、今日は昨日よりも1行読み進めることができた……。そのぐらいの感じがいい、と思っています。
――俳優として、これからどんな景色を描いていますか。
外国の人と関われたらいいなと思っています。運とチャンスに恵まれるのなら、海外作品に参加してみたい。そう願っています。
役者の世界に関わらず、僕のまわりには挑戦し続けている大人たちがいる。かっこいい大人もいる。その影響は大きくて、僕も「歳をとる」よりも「歳を重ねて」いきたい。いい枯れ方をしていきたい。限りある「時間」の中で、いろいろな挑戦をポジティブに続けていきたいですね。
(文・中津海麻子 写真・高橋雄大)
※今回の企画は、新型コロナウイルス感染症対策を十分に講じた上で取材・撮影を行いました。
https://t.cn/A6Mv3h8T
#山水诗阁# 从斤竹涧越岭溪行
南北朝 谢灵运
猿鸣诚知曙,谷幽光未显。
岩下云方合,花上露犹泫。
逶迤傍隈隩,迢递陟陉岘。
过涧既厉急,登栈亦陵缅。
川渚屡径复,乘流玩回转。
苹萍泛沉深,菰蒲冒清浅。
企石挹飞泉,攀林摘叶卷。
想见山阿人,薜萝若在眼。
握兰勤徒结,折麻心莫展。
情用赏为美,事昧竟谁辨?
观此遗物虑,一悟得所遣。
南北朝 谢灵运
猿鸣诚知曙,谷幽光未显。
岩下云方合,花上露犹泫。
逶迤傍隈隩,迢递陟陉岘。
过涧既厉急,登栈亦陵缅。
川渚屡径复,乘流玩回转。
苹萍泛沉深,菰蒲冒清浅。
企石挹飞泉,攀林摘叶卷。
想见山阿人,薜萝若在眼。
握兰勤徒结,折麻心莫展。
情用赏为美,事昧竟谁辨?
观此遗物虑,一悟得所遣。
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