台風11号が発生 31日にも西日本に接近の予想 早めの備えを
2022年8月28日 17時53分
28日午後、日本の南の海上で台風11号が発生しました。
台風は3日後の水曜日にも西日本に接近すると予想されていて、今後の情報に注意が必要です。
気象庁の観測によりますと、28日午後3時、日本の南の南鳥島近海で熱帯低気圧が台風11号に変わりました。
中心の気圧は1004ヘクトパスカル、
中心付近の最大風速は18メートル、
最大瞬間風速は25メートルで、
中心の南東側280キロ以内と北西側165キロ以内では
風速15メートル以上の強い風が吹いています。
台風は1時間に20キロの速さで北西へ進んでいて、このあと、やや西寄りに進路を変える見込みです。
今月29日から30日にかけて小笠原諸島に接近し、小笠原諸島では風や雨が強まるほか、波も高くなる見込みです。
台風はその後、31日の水曜日にも西日本に接近すると予想されています。
台風のもたらす暖かく湿った空気に前線の影響も加わり、今月31日から来月1日ごろにかけては、台風が接近する西日本だけでなく東日本や北日本の広い範囲で大雨となるおそれがあります。
気象庁は今後の気象情報に注意し、早めの備えをするよう呼びかけています。
2022年8月28日 17時53分
28日午後、日本の南の海上で台風11号が発生しました。
台風は3日後の水曜日にも西日本に接近すると予想されていて、今後の情報に注意が必要です。
気象庁の観測によりますと、28日午後3時、日本の南の南鳥島近海で熱帯低気圧が台風11号に変わりました。
中心の気圧は1004ヘクトパスカル、
中心付近の最大風速は18メートル、
最大瞬間風速は25メートルで、
中心の南東側280キロ以内と北西側165キロ以内では
風速15メートル以上の強い風が吹いています。
台風は1時間に20キロの速さで北西へ進んでいて、このあと、やや西寄りに進路を変える見込みです。
今月29日から30日にかけて小笠原諸島に接近し、小笠原諸島では風や雨が強まるほか、波も高くなる見込みです。
台風はその後、31日の水曜日にも西日本に接近すると予想されています。
台風のもたらす暖かく湿った空気に前線の影響も加わり、今月31日から来月1日ごろにかけては、台風が接近する西日本だけでなく東日本や北日本の広い範囲で大雨となるおそれがあります。
気象庁は今後の気象情報に注意し、早めの備えをするよう呼びかけています。
台風8号 警戒すべき点まとめ
本州の近くで台風に発達し、あすには東海や関東甲信に接近・上陸のおそれがある台風8号。
警戒すべき点をまとめました。
都市部ならではのリスク
まずは勢力とコースです。
12日午後3時の時点で勢力は1002ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は18メートルで台風としてはあまり強くありません。
ただ接近直前まで発達する傾向にあるほか中心付近や南側には雨雲がまとまっていて、接近直前に急激に雨や風が強まるおそれがあります。
また台風の強さと関係なく、雨には警戒が必要です。
今回の台風は、関東南部など都市部にもかなり近づくか上陸のおそれがあるコースで、都市ならではの水害リスクに目を向けておく必要があります。
排水が追いつかないと周囲より低い土地や狭い道路には水が集まりやすくなり、川のような急な流れができて足元をすくわれる危険があります。
特に線路や道路などの下を通る「アンダーパス」は大雨で冠水しやすいほか、周囲より1メートルほど低くなっている場所は一見してわかりにくく、気づかずに車が入り込み乗っていた人が死亡する事故もたびたび起きています。
車が浸水すると、30センチ程度でエンジンが停止し、50センチ以上では車が浮いて流される危険があります。
急に天候が悪化した場合、見通しが悪い場合には無理をせず安全な場所に車を止めて、雨風が弱まるのを待って下さい。
また都市部では、建物が多い上に道路も舗装されて雨水がしみ込みにくく、1時間に50ミリ程度以上の雨が降ると排水が追いつかなくなるおそれがあります。
下水道などの排水機能が追いつかなくなり、地上に水があふれ出す「内水氾濫」と呼ばれる現象です。
静岡周辺で総雨量増 大雨警戒
一方、台風接近の前から発達した雨雲がかかっている静岡県と周辺では総雨量がかなり多くなるおそれがあります。
13日には台風本体の発達した雨雲も次々にかかって非常に激しい雨が降り、台風が通過したあとも南から湿った空気が流れ込んだりして長時間雨が降り続くおそれもあります。
日本気象協会は、静岡県は15日にかけての72時間雨量が多いところで400ミリ前後に達し、これまでに地域で観測された最大の雨量を30%程度上回るところもあると分析しています。
お盆の時期に上陸のおそれ 行楽地に向かう前に情報確認を
また台風が接近・上陸するタイミングが、多くの人が帰省や行楽地へと向かったり帰宅したりする時間帯と重なるおそれがあります。
しだいに風も強まり海上はうねりを伴ってしける見込みです。
大雨や高波などにも注意が必要です。
雨や風の強さ次第では、鉄道や高速道路、空の便など交通網に影響が出るおそれもあり、出かける前には最新の情報を確認して、場合によってはスケジュールや行程の変更も検討するようにしてください。
本州の近くで台風に発達し、あすには東海や関東甲信に接近・上陸のおそれがある台風8号。
警戒すべき点をまとめました。
都市部ならではのリスク
まずは勢力とコースです。
12日午後3時の時点で勢力は1002ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は18メートルで台風としてはあまり強くありません。
ただ接近直前まで発達する傾向にあるほか中心付近や南側には雨雲がまとまっていて、接近直前に急激に雨や風が強まるおそれがあります。
また台風の強さと関係なく、雨には警戒が必要です。
今回の台風は、関東南部など都市部にもかなり近づくか上陸のおそれがあるコースで、都市ならではの水害リスクに目を向けておく必要があります。
排水が追いつかないと周囲より低い土地や狭い道路には水が集まりやすくなり、川のような急な流れができて足元をすくわれる危険があります。
特に線路や道路などの下を通る「アンダーパス」は大雨で冠水しやすいほか、周囲より1メートルほど低くなっている場所は一見してわかりにくく、気づかずに車が入り込み乗っていた人が死亡する事故もたびたび起きています。
車が浸水すると、30センチ程度でエンジンが停止し、50センチ以上では車が浮いて流される危険があります。
急に天候が悪化した場合、見通しが悪い場合には無理をせず安全な場所に車を止めて、雨風が弱まるのを待って下さい。
また都市部では、建物が多い上に道路も舗装されて雨水がしみ込みにくく、1時間に50ミリ程度以上の雨が降ると排水が追いつかなくなるおそれがあります。
下水道などの排水機能が追いつかなくなり、地上に水があふれ出す「内水氾濫」と呼ばれる現象です。
静岡周辺で総雨量増 大雨警戒
一方、台風接近の前から発達した雨雲がかかっている静岡県と周辺では総雨量がかなり多くなるおそれがあります。
13日には台風本体の発達した雨雲も次々にかかって非常に激しい雨が降り、台風が通過したあとも南から湿った空気が流れ込んだりして長時間雨が降り続くおそれもあります。
日本気象協会は、静岡県は15日にかけての72時間雨量が多いところで400ミリ前後に達し、これまでに地域で観測された最大の雨量を30%程度上回るところもあると分析しています。
お盆の時期に上陸のおそれ 行楽地に向かう前に情報確認を
また台風が接近・上陸するタイミングが、多くの人が帰省や行楽地へと向かったり帰宅したりする時間帯と重なるおそれがあります。
しだいに風も強まり海上はうねりを伴ってしける見込みです。
大雨や高波などにも注意が必要です。
雨や風の強さ次第では、鉄道や高速道路、空の便など交通網に影響が出るおそれもあり、出かける前には最新の情報を確認して、場合によってはスケジュールや行程の変更も検討するようにしてください。
台風8号 13日に東海 関東甲信に上陸見込み 線状降水帯も
2022年8月12日 20時55分
台風8号は13日の日中に東海や関東甲信にかなり接近し上陸する見込みです。太平洋側では大雨のおそれがあり、静岡県など東海では13日の日中に線状降水帯の発生も予想されています。お盆の時期とも重なることから最新の情報を確認するようにしてください。
気象庁の観測によりますと、台風8号は12日の午後6時には、紀伊半島の南およそ280キロにあって1時間におよそ15キロの速さで北北東へ進んでいます。
中心の気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで暴風域はありませんが、中心の南東側330キロ以内と北西側165キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
台風周辺の暖かく湿った空気の影響で東海などには発達した雨雲がかかっていて、12日の午後8時までの1時間には
▽静岡県富士宮市で47.5ミリ、
▽山梨県富士河口湖町で31ミリの激しい雨が降りました。
台風は、このあとやや速度を上げて13日、土曜日の日中、東海や関東甲信にかなり接近し、上陸する見込みです。台風の接近に伴い東海や関東甲信では局地的に、雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、14日日曜日にかけて大雨になるおそれがあります。
静岡県など東海にはあす日中、発達した雨雲が次々連なる線状降水帯が発生して災害の危険度が急激に高まる可能性があるとしています。
13日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽静岡県で300ミリ
▽関東甲信で200ミリ
▽静岡県をのぞく東海地方で150ミリ
▽東北南部で100ミリ
と予想され、その後14日夕方までの24時間雨量は
▽静岡県で100ミリから200ミリ
▽関東甲信で100ミリから150ミリ
▽静岡県をのぞく東海地方と東北南部で50ミリから100ミリ
と予想され、静岡県を中心に総雨量がかなり増えるおそれがあります。
東海で線状降水帯が発生した場合は局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
また、しだいに風が強まり海上を中心に非常に強い風が吹く見込みです。
関東と伊豆諸島、それに東海では13日に予想される最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、波の高さは5メートルとうねりを伴ってしけると予想されています。
気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の急な増水、それに高波に警戒するよう呼びかけています。
強風や落雷、竜巻などの激しい突風にも十分注意が必要です。
お盆の時期とも重なることから最新の情報を確認するようにしてください。
海や川など屋外のレジャーは台風が近づく前から十分な注意が必要です。
交通への影響
13日の東海や関東甲信への台風8号の接近に伴い、一部で交通への影響が見込まれています。
【全日空】
台風の接近に伴って13日、
▽静岡や八丈島を発着する10便の欠航が決まっているほか、
13日の午後3時以降、
▽羽田を発着する便に影響が出る可能性があるということです。
【日本航空】
現時点で台風の接近に伴う欠航はない見通しです。
【JR各社】
◇東海道・東北・上越・北陸、それに山形の各新幹線は、現時点で13日の台風の接近に伴う計画的な運休の予定はないとしていますが、
▽秋田新幹線については、大雨の影響で盛岡駅と秋田駅の間で運休や遅れが発生する可能性があるということです。
◇在来線では、
▽千葉県の木更津駅と上総亀山駅を結ぶ久留里線で、13日の夕方ごろから深夜にかけて19本が運休するほか、
▽JR千葉支社管内の総武本線や、成田線、鹿島線、内房線、外房線、東金線が、夕方以降、運転を取りやめる可能性があるということです。
【都内の主要な鉄道】
13日は、風や雨の影響で列車の遅れや、運転見合わせが発生する場合があるとするところもありますが、現時点で計画的な運休の予定はないということです。
【高速道路】
NEXCO東日本と中日本、それに首都高速道路によりますと、東海や関東甲信の高速道路のうち、▽新東名高速道路は、新静岡インターチェンジと藤枝岡部インターチェンジの間の上下線で、▽東名高速道路は、沼津インターチェンジと富士インターチェンジの間の上下線で、13日の昼から夕方ごろにかけて通行止めになる可能性があるということです。
台風の接近に伴う交通への影響は、今後の雨の降り方などの状況によることから、交通各社はホームページなどで最新の情報を確認するとともに、スケジュールに余裕を持って移動するよう呼びかけています。
2022年8月12日 20時55分
台風8号は13日の日中に東海や関東甲信にかなり接近し上陸する見込みです。太平洋側では大雨のおそれがあり、静岡県など東海では13日の日中に線状降水帯の発生も予想されています。お盆の時期とも重なることから最新の情報を確認するようにしてください。
気象庁の観測によりますと、台風8号は12日の午後6時には、紀伊半島の南およそ280キロにあって1時間におよそ15キロの速さで北北東へ進んでいます。
中心の気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで暴風域はありませんが、中心の南東側330キロ以内と北西側165キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
台風周辺の暖かく湿った空気の影響で東海などには発達した雨雲がかかっていて、12日の午後8時までの1時間には
▽静岡県富士宮市で47.5ミリ、
▽山梨県富士河口湖町で31ミリの激しい雨が降りました。
台風は、このあとやや速度を上げて13日、土曜日の日中、東海や関東甲信にかなり接近し、上陸する見込みです。台風の接近に伴い東海や関東甲信では局地的に、雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、14日日曜日にかけて大雨になるおそれがあります。
静岡県など東海にはあす日中、発達した雨雲が次々連なる線状降水帯が発生して災害の危険度が急激に高まる可能性があるとしています。
13日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽静岡県で300ミリ
▽関東甲信で200ミリ
▽静岡県をのぞく東海地方で150ミリ
▽東北南部で100ミリ
と予想され、その後14日夕方までの24時間雨量は
▽静岡県で100ミリから200ミリ
▽関東甲信で100ミリから150ミリ
▽静岡県をのぞく東海地方と東北南部で50ミリから100ミリ
と予想され、静岡県を中心に総雨量がかなり増えるおそれがあります。
東海で線状降水帯が発生した場合は局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
また、しだいに風が強まり海上を中心に非常に強い風が吹く見込みです。
関東と伊豆諸島、それに東海では13日に予想される最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、波の高さは5メートルとうねりを伴ってしけると予想されています。
気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の急な増水、それに高波に警戒するよう呼びかけています。
強風や落雷、竜巻などの激しい突風にも十分注意が必要です。
お盆の時期とも重なることから最新の情報を確認するようにしてください。
海や川など屋外のレジャーは台風が近づく前から十分な注意が必要です。
交通への影響
13日の東海や関東甲信への台風8号の接近に伴い、一部で交通への影響が見込まれています。
【全日空】
台風の接近に伴って13日、
▽静岡や八丈島を発着する10便の欠航が決まっているほか、
13日の午後3時以降、
▽羽田を発着する便に影響が出る可能性があるということです。
【日本航空】
現時点で台風の接近に伴う欠航はない見通しです。
【JR各社】
◇東海道・東北・上越・北陸、それに山形の各新幹線は、現時点で13日の台風の接近に伴う計画的な運休の予定はないとしていますが、
▽秋田新幹線については、大雨の影響で盛岡駅と秋田駅の間で運休や遅れが発生する可能性があるということです。
◇在来線では、
▽千葉県の木更津駅と上総亀山駅を結ぶ久留里線で、13日の夕方ごろから深夜にかけて19本が運休するほか、
▽JR千葉支社管内の総武本線や、成田線、鹿島線、内房線、外房線、東金線が、夕方以降、運転を取りやめる可能性があるということです。
【都内の主要な鉄道】
13日は、風や雨の影響で列車の遅れや、運転見合わせが発生する場合があるとするところもありますが、現時点で計画的な運休の予定はないということです。
【高速道路】
NEXCO東日本と中日本、それに首都高速道路によりますと、東海や関東甲信の高速道路のうち、▽新東名高速道路は、新静岡インターチェンジと藤枝岡部インターチェンジの間の上下線で、▽東名高速道路は、沼津インターチェンジと富士インターチェンジの間の上下線で、13日の昼から夕方ごろにかけて通行止めになる可能性があるということです。
台風の接近に伴う交通への影響は、今後の雨の降り方などの状況によることから、交通各社はホームページなどで最新の情報を確認するとともに、スケジュールに余裕を持って移動するよう呼びかけています。
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