#健康要有文化素養 & 健康要有哲學頭腦#
特集
ニッポン丸ごといただきます!
02 おいしい“地元”の食べ方入門
~西日本編~
全国各地の地元に根付いた地産地消の取組と、
地元ならではの興味深い食べ方を
フードジャーナリストの向笠千恵子さんに紹介していただきました。
今週の見どころ
地産地消で継続的な食料生産を
冷蔵庫のない時代には保存食だった 伝統製法でつくられる梶賀のあぶり
舟屋のまちで古くから食べられてきたサバのぬか漬け「へしこ」
日本海でとれたアゴ(トビウオ)と地伝酒でつくられた伝統的なかまぼこ
「食」と「命」をテーマに郷土の家庭料理を伝承
監修・お話
向笠千恵子(むかさちえこ)さん
フードジャーナリスト、食文化研究家、エッセイスト。
日本の本物の味、安心できる食べもの、郷土料理、伝統食品づくりの現場を知る第一人者。
「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」有識者懇談会委員
地産地消で継続的な食料生産を
地産地消の取組では、ただ地元食材を食べるのに留まらず、地元の「食」にまつわる、様々な情報を発信していくことも重要です。郷土の味をビジネス化することで、食材の継続的な生産にもつながります。失われつつあった地元の味が、自治体の協力を得た地産地消のビジネス化で、復活することもめずらしくありません。
冷蔵庫のない時代には保存食だった
伝統製法でつくられる梶賀のあぶり
三重県尾鷲(おわせ)市
(株)梶賀コーポレーション
近隣漁港の旬の魚
定置網にかかったサバの幼魚をはじめ、近隣漁港の旬の魚をあぶりにします。
地元の大型定置網、大敷網漁の様子
地元の大型定置網、大敷網漁の様子。ブリやワラサなど、様々な魚がとれます。
三重県尾鷲市最南端の小さな漁師町である梶賀(かじか)町で、保存食として100年以上も前から各家庭に伝わっている「梶賀のあぶり」。漁でとれたサバやカツオといった魚を各家庭でくん製にしたもので、ごはんのおかずやお酒のおつまみとして親しまれてきました。この食文化を他の地域にも広げたい、という思いから、それまで各家庭内に留まっていた梶賀のあぶりを地元の女性たちが商品化しました。その後、さらに積極的に販売するために、町内の成人およそ3分の1が出資して設立されたのが(株)梶賀コーポレーションです。昔と変わらない製法でつくり、塩のみで味付けされたくん製は、地元のお祭りをはじめ、県内外のイベントや通信販売でも購入することができます。
地元ではこう食べる!
大きめの魚類は開きに
大きめの魚類は開きにしてあぶります。サクラやカシの生木の薪を焚きつけて、遠火で焼きながら煙でいぶします。煙のかおりとソフトな食感を楽しめます。
鯖子(サバの小魚)のあぶり
小魚は生のままあぶります。写真は「梶賀のあぶり」を象徴する「鯖子(サバの小魚)のあぶり」。
鯖子のあぶり
大きめのサバを開きにしてあぶったものや、「鯖子のあぶり」を真空パックにして販売。そのまま食べられます。
向笠千恵子(むかさちえこ)さん
漁村のご高齢の女性たちが伝えてきた味。商品化されて、一気に知名度が上がった「梶賀のあぶり」。地産地消ビジネスの成功例の典型でしょう。近年は注文の増加に対応するために安定供給の取組も盛んに行われています。
舟屋のまちで古くから食べられてきた
サバのぬか漬け「へしこ」
京都府与謝郡伊根町
サバのぬか漬け
昔から変わらない製法でサバをぬか漬けに。
伊根湾の沿岸にある「舟屋」
伊根湾の沿岸にある「舟屋」。伊根町の暮らしと文化の象徴です。
京都府与謝郡伊根町にある伊根湾の沿岸には、「舟屋」と呼ばれる建屋が約230軒立ち並んでいます。「舟屋」の1階には船が収納され、2階は網の干し場や漁具の置き場として現在も使われています。舟屋の一部は、観光客向けの宿や食事処となっており、様々な海の幸が楽しめます。地元産の魚は、干物にして食べることが多いそうです。
また、漁師の家庭に伝統食として受け継がれてきた「へしこ」も親しまれています。サバを米ぬかと塩で長期間漬け込んだ保存食で、今も食文化を守っています。
地元ではこう食べる!
へしこ
伝統の味「へしこ」。ぬかを落とし、食べやすい大きさに切って軽く焼きます。お茶漬けやおにぎりにも。
向笠千恵子(むかさちえこ)さん
地産地消ビジネスを観光客の誘致にもつなげたエリアです。「へしこ」という名は福井県が発祥ですが、若狭湾沿いの伊根町でもこう呼ばれ、商品化した「へしこ」販売に熱心です。
日本海でとれたアゴ(トビウオ)と地伝酒で
つくられた伝統的なかまぼこ
島根県松江市
青山蒲鉾店
あごすくい漁
アゴ漁が行われるのは5月から9月ごろ。市内の美保関町では飛び上がったアゴをタモ網ですくう「あごすくい漁」は、観光客も体験できます。
針山
野焼きは、島根県産の炭を使って回しながら焼き上げます。破れを防ぐため、板に針を打ち付けた「針山」で皮にたくさんの穴を開けます。
島根県周辺の海でとれるトビウオのことを地元ではアゴと呼び、夏を告げる魚として親しまれています。刺身やすり身、干物などに加工されたものが県内外で広く販売され、その中でも特に有名なのが、練り物の「あご野焼き」。昔は、屋外で焼かれていたことから「野焼き」と名付けられたと言われています。松江市内にある青山蒲鉾店のあご野焼きは、江戸時代から続く製法で作られています。もち米で仕込んで完全発酵させ、木灰を加えてから絞った地元の名酒、地伝酒を使用。アゴの生すり身に練り合わせ、旨みを引き出しながら香ばしく焼き上げています。
地元ではこう食べる!
あご野焼
歯応えと皮の旨みが楽しめる「あご野焼」。いわゆる焼きちくわとは異なる風味が魅力的です。
向笠千恵子(むかさちえこ)さん
もち米が原料の地伝酒は、昭和10年代の戦時下において消滅。1988年に半世紀ぶりに青山蒲鉾店が商工会等を動かして復活させ、昔と同じ味を再現し、守り続けています。
「食」と「命」をテーマに
郷土の家庭料理を伝承
熊本県人吉市
ひまわり亭
日本の農村生活や郷土料理作りが体験できる外国人向けの研修
ひまわり亭では、日本の農村生活や郷土料理作りが体験できる外国人向けの研修にも取り組んでいます。
キッチンカーで炊き出し
災害時にはキッチンカーで炊き出しを提供。写真は2016年熊本地震のときの様子。2020年の熊本豪雨災害時にも活動。
1998年に地域のボランティアグループが立ち上げた、農村体験施設「ひまわり亭」。地元の主婦のみなさんが運営しています。2020年の熊本豪雨災害での被災以降は、全国各地からグリーンツーリズムの研修を受け入れて、その際に郷土料理の食事会も行っています。提供される料理は、地元産の大根や里芋といった旬の野菜を使った家庭料理。一般の流通にはのらない野菜類も上手に活用して、知恵と愛情を込めたおいしい料理にしています。このほかに、食育体験や防災食を学ぶ料理教室などを実施。キッチンカーで近隣の市町村を回る、出張料理教室にも取り組んでいます。
地元ではこう食べる!
つぼん汁
里芋、鶏肉、豆腐、こんにゃく、しいたけなどが入った「つぼん汁」。お祭りやお祝い事などで、おもてなし料理として提供される家庭の味です。ひまわり亭でも食事会のメニューや料理教室、災害時の炊き出しなど、様々な場面で提供しています。
向笠千恵子(むかさちえこ)さん
九州のグリーンツーリズムでは先駆者で、全国的にも有名なひまわり亭。地域の皆さんにも親しまれています。地元産の食材をおしゃれに盛り付けたお膳など、どのメニューもほっとする味です。
特集
ニッポン丸ごといただきます!
02 おいしい“地元”の食べ方入門
~西日本編~
全国各地の地元に根付いた地産地消の取組と、
地元ならではの興味深い食べ方を
フードジャーナリストの向笠千恵子さんに紹介していただきました。
今週の見どころ
地産地消で継続的な食料生産を
冷蔵庫のない時代には保存食だった 伝統製法でつくられる梶賀のあぶり
舟屋のまちで古くから食べられてきたサバのぬか漬け「へしこ」
日本海でとれたアゴ(トビウオ)と地伝酒でつくられた伝統的なかまぼこ
「食」と「命」をテーマに郷土の家庭料理を伝承
監修・お話
向笠千恵子(むかさちえこ)さん
フードジャーナリスト、食文化研究家、エッセイスト。
日本の本物の味、安心できる食べもの、郷土料理、伝統食品づくりの現場を知る第一人者。
「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」有識者懇談会委員
地産地消で継続的な食料生産を
地産地消の取組では、ただ地元食材を食べるのに留まらず、地元の「食」にまつわる、様々な情報を発信していくことも重要です。郷土の味をビジネス化することで、食材の継続的な生産にもつながります。失われつつあった地元の味が、自治体の協力を得た地産地消のビジネス化で、復活することもめずらしくありません。
冷蔵庫のない時代には保存食だった
伝統製法でつくられる梶賀のあぶり
三重県尾鷲(おわせ)市
(株)梶賀コーポレーション
近隣漁港の旬の魚
定置網にかかったサバの幼魚をはじめ、近隣漁港の旬の魚をあぶりにします。
地元の大型定置網、大敷網漁の様子
地元の大型定置網、大敷網漁の様子。ブリやワラサなど、様々な魚がとれます。
三重県尾鷲市最南端の小さな漁師町である梶賀(かじか)町で、保存食として100年以上も前から各家庭に伝わっている「梶賀のあぶり」。漁でとれたサバやカツオといった魚を各家庭でくん製にしたもので、ごはんのおかずやお酒のおつまみとして親しまれてきました。この食文化を他の地域にも広げたい、という思いから、それまで各家庭内に留まっていた梶賀のあぶりを地元の女性たちが商品化しました。その後、さらに積極的に販売するために、町内の成人およそ3分の1が出資して設立されたのが(株)梶賀コーポレーションです。昔と変わらない製法でつくり、塩のみで味付けされたくん製は、地元のお祭りをはじめ、県内外のイベントや通信販売でも購入することができます。
地元ではこう食べる!
大きめの魚類は開きに
大きめの魚類は開きにしてあぶります。サクラやカシの生木の薪を焚きつけて、遠火で焼きながら煙でいぶします。煙のかおりとソフトな食感を楽しめます。
鯖子(サバの小魚)のあぶり
小魚は生のままあぶります。写真は「梶賀のあぶり」を象徴する「鯖子(サバの小魚)のあぶり」。
鯖子のあぶり
大きめのサバを開きにしてあぶったものや、「鯖子のあぶり」を真空パックにして販売。そのまま食べられます。
向笠千恵子(むかさちえこ)さん
漁村のご高齢の女性たちが伝えてきた味。商品化されて、一気に知名度が上がった「梶賀のあぶり」。地産地消ビジネスの成功例の典型でしょう。近年は注文の増加に対応するために安定供給の取組も盛んに行われています。
舟屋のまちで古くから食べられてきた
サバのぬか漬け「へしこ」
京都府与謝郡伊根町
サバのぬか漬け
昔から変わらない製法でサバをぬか漬けに。
伊根湾の沿岸にある「舟屋」
伊根湾の沿岸にある「舟屋」。伊根町の暮らしと文化の象徴です。
京都府与謝郡伊根町にある伊根湾の沿岸には、「舟屋」と呼ばれる建屋が約230軒立ち並んでいます。「舟屋」の1階には船が収納され、2階は網の干し場や漁具の置き場として現在も使われています。舟屋の一部は、観光客向けの宿や食事処となっており、様々な海の幸が楽しめます。地元産の魚は、干物にして食べることが多いそうです。
また、漁師の家庭に伝統食として受け継がれてきた「へしこ」も親しまれています。サバを米ぬかと塩で長期間漬け込んだ保存食で、今も食文化を守っています。
地元ではこう食べる!
へしこ
伝統の味「へしこ」。ぬかを落とし、食べやすい大きさに切って軽く焼きます。お茶漬けやおにぎりにも。
向笠千恵子(むかさちえこ)さん
地産地消ビジネスを観光客の誘致にもつなげたエリアです。「へしこ」という名は福井県が発祥ですが、若狭湾沿いの伊根町でもこう呼ばれ、商品化した「へしこ」販売に熱心です。
日本海でとれたアゴ(トビウオ)と地伝酒で
つくられた伝統的なかまぼこ
島根県松江市
青山蒲鉾店
あごすくい漁
アゴ漁が行われるのは5月から9月ごろ。市内の美保関町では飛び上がったアゴをタモ網ですくう「あごすくい漁」は、観光客も体験できます。
針山
野焼きは、島根県産の炭を使って回しながら焼き上げます。破れを防ぐため、板に針を打ち付けた「針山」で皮にたくさんの穴を開けます。
島根県周辺の海でとれるトビウオのことを地元ではアゴと呼び、夏を告げる魚として親しまれています。刺身やすり身、干物などに加工されたものが県内外で広く販売され、その中でも特に有名なのが、練り物の「あご野焼き」。昔は、屋外で焼かれていたことから「野焼き」と名付けられたと言われています。松江市内にある青山蒲鉾店のあご野焼きは、江戸時代から続く製法で作られています。もち米で仕込んで完全発酵させ、木灰を加えてから絞った地元の名酒、地伝酒を使用。アゴの生すり身に練り合わせ、旨みを引き出しながら香ばしく焼き上げています。
地元ではこう食べる!
あご野焼
歯応えと皮の旨みが楽しめる「あご野焼」。いわゆる焼きちくわとは異なる風味が魅力的です。
向笠千恵子(むかさちえこ)さん
もち米が原料の地伝酒は、昭和10年代の戦時下において消滅。1988年に半世紀ぶりに青山蒲鉾店が商工会等を動かして復活させ、昔と同じ味を再現し、守り続けています。
「食」と「命」をテーマに
郷土の家庭料理を伝承
熊本県人吉市
ひまわり亭
日本の農村生活や郷土料理作りが体験できる外国人向けの研修
ひまわり亭では、日本の農村生活や郷土料理作りが体験できる外国人向けの研修にも取り組んでいます。
キッチンカーで炊き出し
災害時にはキッチンカーで炊き出しを提供。写真は2016年熊本地震のときの様子。2020年の熊本豪雨災害時にも活動。
1998年に地域のボランティアグループが立ち上げた、農村体験施設「ひまわり亭」。地元の主婦のみなさんが運営しています。2020年の熊本豪雨災害での被災以降は、全国各地からグリーンツーリズムの研修を受け入れて、その際に郷土料理の食事会も行っています。提供される料理は、地元産の大根や里芋といった旬の野菜を使った家庭料理。一般の流通にはのらない野菜類も上手に活用して、知恵と愛情を込めたおいしい料理にしています。このほかに、食育体験や防災食を学ぶ料理教室などを実施。キッチンカーで近隣の市町村を回る、出張料理教室にも取り組んでいます。
地元ではこう食べる!
つぼん汁
里芋、鶏肉、豆腐、こんにゃく、しいたけなどが入った「つぼん汁」。お祭りやお祝い事などで、おもてなし料理として提供される家庭の味です。ひまわり亭でも食事会のメニューや料理教室、災害時の炊き出しなど、様々な場面で提供しています。
向笠千恵子(むかさちえこ)さん
九州のグリーンツーリズムでは先駆者で、全国的にも有名なひまわり亭。地域の皆さんにも親しまれています。地元産の食材をおしゃれに盛り付けたお膳など、どのメニューもほっとする味です。
【広島指名、敦賀気比高校の前川誠太は守備が大好き 夏の甲子園で8強進出貢献 2021プロ野球ドラフト会議】
2021年10月12日 午後5時00分
プロ野球のドラフト会議が10月11日、東京都内で開かれ、西日本工大の隅田知一郎( ちひろ)投手に西武、広島、巨人、ヤクルトの4球団が1位指名で競合し、抽選で西武が交渉権を獲得した。市和歌山高の小園健太投手も2球団が1位指名し、DeNAが阪神との抽選を制し交渉権を得た。
福井県関係は、敦賀気比高の前川誠太内野手(18)が広島から育成2位指名を受けた。前川は今夏の全国高校選手権大会で、5番・遊撃で出場しチームの8強進出に貢献した。
秋田・ノースアジア大明桜高の風間球打(きゅうた)投手はソフトバンク、奈良・天理高の達孝太投手は日本ハム、上武大のブライト健太外野手は中日が単独で1位指名した。楽天は埼玉・昌平高の吉野創士外野手、ロッテは市和歌山高の松川虎生(こう)捕手、オリックスは東北福祉大の椋木(むくのき)蓮投手の交渉権を得た。
外れ1位では法大の山下輝(ひかる)投手に2球団が重複し、ヤクルトが広島との抽選を制した。阪神は高知高の森木大智投手、巨人は関西国際大の翁田(おうた)大勢投手を指名。抽選を2度外した広島は関学大の黒原拓未投手を指名した。
堅守巧打持ち味 「まずは支配下」
広島から育成2位指名を受けた敦賀気比の前川誠太は「ずっとプロになるためにやってきた。選ばれてホッとした」と笑顔を見せる傍ら、「死にものぐるいで頑張って、まずは支配下登録を目指す」と意気込んだ。
小、中学時代に所属していたチームのコーチで、東哲平・敦賀気比監督の兄万人さん(42)から「敦賀気比に行けばもっと実力を伸ばせる」と勧められ、進学を決めた。
小学1年から野球を始め、家でもボールとグローブを毎日触るほど野球が好きだった。守備が特に好きで、高校でも「確実性を重視した上で、送球の早さなどを磨くのを意識した」という。
1年秋から遊撃手のレギュラーを務め、チームを堅守で何度も救ってきた。プロの世界に入っても「任されたポジションはどこでも守る」と力を込める。
北嵯峨(京都)で夏の甲子園出場経験のある父宏文さん(51)は「家での会話は野球ばかりだったが、助言を熱心に聞いてくれて、しっかりと実践してくれていた」。プロは、父も果たせなかった世界だ。宏文さんは「とても厳しい世界。これまで以上に一生懸命やってほしい」と、前川の新たなステージに言葉を添えた。
【前川誠太(まえかわ・せいた)】京都府京都市出身。柔らかいグラブさばきと強肩を生かした守備が持ち味。打撃も確実性があり、今夏の全国高校選手権大会は全3試合で5番に座り、10打数4安打3打点の成績を残した。176センチ、70キロ。右投げ右打ち。18歳。
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広島から育成2位指名を受け、3年生部員から祝福される前川誠太内野手=福井県敦賀市の敦賀気比高校
2021年10月12日 午後5時00分
プロ野球のドラフト会議が10月11日、東京都内で開かれ、西日本工大の隅田知一郎( ちひろ)投手に西武、広島、巨人、ヤクルトの4球団が1位指名で競合し、抽選で西武が交渉権を獲得した。市和歌山高の小園健太投手も2球団が1位指名し、DeNAが阪神との抽選を制し交渉権を得た。
福井県関係は、敦賀気比高の前川誠太内野手(18)が広島から育成2位指名を受けた。前川は今夏の全国高校選手権大会で、5番・遊撃で出場しチームの8強進出に貢献した。
秋田・ノースアジア大明桜高の風間球打(きゅうた)投手はソフトバンク、奈良・天理高の達孝太投手は日本ハム、上武大のブライト健太外野手は中日が単独で1位指名した。楽天は埼玉・昌平高の吉野創士外野手、ロッテは市和歌山高の松川虎生(こう)捕手、オリックスは東北福祉大の椋木(むくのき)蓮投手の交渉権を得た。
外れ1位では法大の山下輝(ひかる)投手に2球団が重複し、ヤクルトが広島との抽選を制した。阪神は高知高の森木大智投手、巨人は関西国際大の翁田(おうた)大勢投手を指名。抽選を2度外した広島は関学大の黒原拓未投手を指名した。
堅守巧打持ち味 「まずは支配下」
広島から育成2位指名を受けた敦賀気比の前川誠太は「ずっとプロになるためにやってきた。選ばれてホッとした」と笑顔を見せる傍ら、「死にものぐるいで頑張って、まずは支配下登録を目指す」と意気込んだ。
小、中学時代に所属していたチームのコーチで、東哲平・敦賀気比監督の兄万人さん(42)から「敦賀気比に行けばもっと実力を伸ばせる」と勧められ、進学を決めた。
小学1年から野球を始め、家でもボールとグローブを毎日触るほど野球が好きだった。守備が特に好きで、高校でも「確実性を重視した上で、送球の早さなどを磨くのを意識した」という。
1年秋から遊撃手のレギュラーを務め、チームを堅守で何度も救ってきた。プロの世界に入っても「任されたポジションはどこでも守る」と力を込める。
北嵯峨(京都)で夏の甲子園出場経験のある父宏文さん(51)は「家での会話は野球ばかりだったが、助言を熱心に聞いてくれて、しっかりと実践してくれていた」。プロは、父も果たせなかった世界だ。宏文さんは「とても厳しい世界。これまで以上に一生懸命やってほしい」と、前川の新たなステージに言葉を添えた。
【前川誠太(まえかわ・せいた)】京都府京都市出身。柔らかいグラブさばきと強肩を生かした守備が持ち味。打撃も確実性があり、今夏の全国高校選手権大会は全3試合で5番に座り、10打数4安打3打点の成績を残した。176センチ、70キロ。右投げ右打ち。18歳。
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広島から育成2位指名を受け、3年生部員から祝福される前川誠太内野手=福井県敦賀市の敦賀気比高校
京都·丸太町|酒呑にし川堀丸太町店
简单的说,就是酒比他家好的店没他家便宜,酒没他家好的店也没他家便宜。
拥有非常惊人的畅饮酒单,3小时只要2980円。
当季的大众热门酒;竞赛出品酒;限定只有几百瓶的一般人难以入手的珍藏版;非售品的酒藏款or定制款;连新政这种不好买的酒也统统能随便喝(我去的当天是这样)。
翻开酒单,我基本就……这样真的行吗?!真的好吗?!没事吗?!
是我这种废物也能轻松回本的地方!
京都丸太町那片,小酒馆儿排排坐,多得很。
而他家就在大路边,占着一栋大正时期迄今100多年历史的老町屋。
第一天在去wine bar路上经过他家,看了看门口的酒单转头就扎了进去,对着冰箱流口水。
“你喜欢新政是吧?”
于是90周年限定款剩下的一小杯,变成了我的免费欢迎酒。
接下来,三种阳乃鸟对比着喝一喝,酒单上单独挑几款对比着喝一喝,最后用十四代收个尾。
说一句是京都清酒性价比第一小店应该不为过。
料理也比一般居酒屋要好上不少,是属于为了喝酒而去但是吃得也很满足的意外惊喜,比如莲藕丸子羹,就做得很到位。
大约算是正经割烹料理店的单品和水平,料理长是祇園老铺和食店出身,这家负责料理的胖小弟,虽年纪不大,也是大阪的高级寿司店出身,一个纯正爱吃爱喝把兴趣当工作的热心人。
店长,看起来像是现实版塞巴斯蒂安。
第二天,是秋田联合酒的畅饮活动。
31款全都开瓶任喝。另外,酒单上的酒依旧可以自己去冰箱随便翻着喝。
我依旧一个人坐在离大门口最近的吧台边角,屋外狂风,我哆哆嗦嗦喝着酒,打开小笔记,边喝边写,写着写着就跑偏了。
两个晚上,都泡在了这里。
京都府京都市中京区丸太町通堀川東入ル丸太町33
简单的说,就是酒比他家好的店没他家便宜,酒没他家好的店也没他家便宜。
拥有非常惊人的畅饮酒单,3小时只要2980円。
当季的大众热门酒;竞赛出品酒;限定只有几百瓶的一般人难以入手的珍藏版;非售品的酒藏款or定制款;连新政这种不好买的酒也统统能随便喝(我去的当天是这样)。
翻开酒单,我基本就……这样真的行吗?!真的好吗?!没事吗?!
是我这种废物也能轻松回本的地方!
京都丸太町那片,小酒馆儿排排坐,多得很。
而他家就在大路边,占着一栋大正时期迄今100多年历史的老町屋。
第一天在去wine bar路上经过他家,看了看门口的酒单转头就扎了进去,对着冰箱流口水。
“你喜欢新政是吧?”
于是90周年限定款剩下的一小杯,变成了我的免费欢迎酒。
接下来,三种阳乃鸟对比着喝一喝,酒单上单独挑几款对比着喝一喝,最后用十四代收个尾。
说一句是京都清酒性价比第一小店应该不为过。
料理也比一般居酒屋要好上不少,是属于为了喝酒而去但是吃得也很满足的意外惊喜,比如莲藕丸子羹,就做得很到位。
大约算是正经割烹料理店的单品和水平,料理长是祇園老铺和食店出身,这家负责料理的胖小弟,虽年纪不大,也是大阪的高级寿司店出身,一个纯正爱吃爱喝把兴趣当工作的热心人。
店长,看起来像是现实版塞巴斯蒂安。
第二天,是秋田联合酒的畅饮活动。
31款全都开瓶任喝。另外,酒单上的酒依旧可以自己去冰箱随便翻着喝。
我依旧一个人坐在离大门口最近的吧台边角,屋外狂风,我哆哆嗦嗦喝着酒,打开小笔记,边喝边写,写着写着就跑偏了。
两个晚上,都泡在了这里。
京都府京都市中京区丸太町通堀川東入ル丸太町33
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