看来下集是讲真树的故事了耶
梅田祐希(矢本悠馬)&知美(宮澤エマ)夫妻の家で、偶然再会した西村奏(石原さとみ)と野木真樹(亀梨和也)。大学時代の仲間が12年ぶりに揃ったにも関わらず、気まずさから家を飛び出した真樹だが、知美の制止を振り切った奏が追いかけてきて――。
翌日。真樹はひとり、自分が一体何をしたくて12年ぶりに帰ってきたのか、そしていつも確たる居場所というものがなかった幼い頃に思いを馳せていた――。
3歳の頃、実の母が突然いなくなって以来、人を好きになるのが怖くなった真樹。仕事優先の父・野木浩一郎(仲村トオル)や新しい母に反発し、家を出たい一心で長野の大学に進学。そこで出会ったかけがえのない仲間たち、そして初めて本気で好きになった奏…と、ようやく自分の居場所を見つけたはずだった。が、仲間のひとりである及川カオリ(田中みな実)の事故を機に、その居場所はあっけなく消滅し…。
一方、恋人・奥田貴志(安藤政信)との結婚の話が少しずつ進み始めた奏もまた、真樹との再会に心を揺さぶられていた。“真樹との恋は、過去のことだ”と自身に言い聞かせる奏で…。
そんなある日、「横浜地検」に真樹がやってくる。「あの日のことを話す」――。なぜカオリの運転していた車のハンドルに真樹の指紋が残っていたのかを疑問視する奏に、真樹はあの日、車の中で起こったことを語り始める。
その告白をきっかけに、繋がり始めた《20年前の英介の死》と《カオリの事故死》――。奏と真樹が巻き込まれた2つの事件の真相が明らかに!
さらに、2つの事件にはまだまだ知るべき《真実》がある…と、過去と真正面から向き合う決意を固めた2人の《禁断の初恋》も、再び動き出すことに…。
梅田祐希(矢本悠馬)&知美(宮澤エマ)夫妻の家で、偶然再会した西村奏(石原さとみ)と野木真樹(亀梨和也)。大学時代の仲間が12年ぶりに揃ったにも関わらず、気まずさから家を飛び出した真樹だが、知美の制止を振り切った奏が追いかけてきて――。
翌日。真樹はひとり、自分が一体何をしたくて12年ぶりに帰ってきたのか、そしていつも確たる居場所というものがなかった幼い頃に思いを馳せていた――。
3歳の頃、実の母が突然いなくなって以来、人を好きになるのが怖くなった真樹。仕事優先の父・野木浩一郎(仲村トオル)や新しい母に反発し、家を出たい一心で長野の大学に進学。そこで出会ったかけがえのない仲間たち、そして初めて本気で好きになった奏…と、ようやく自分の居場所を見つけたはずだった。が、仲間のひとりである及川カオリ(田中みな実)の事故を機に、その居場所はあっけなく消滅し…。
一方、恋人・奥田貴志(安藤政信)との結婚の話が少しずつ進み始めた奏もまた、真樹との再会に心を揺さぶられていた。“真樹との恋は、過去のことだ”と自身に言い聞かせる奏で…。
そんなある日、「横浜地検」に真樹がやってくる。「あの日のことを話す」――。なぜカオリの運転していた車のハンドルに真樹の指紋が残っていたのかを疑問視する奏に、真樹はあの日、車の中で起こったことを語り始める。
その告白をきっかけに、繋がり始めた《20年前の英介の死》と《カオリの事故死》――。奏と真樹が巻き込まれた2つの事件の真相が明らかに!
さらに、2つの事件にはまだまだ知るべき《真実》がある…と、過去と真正面から向き合う決意を固めた2人の《禁断の初恋》も、再び動き出すことに…。
超特急・柏木悠、人生を大きく変えた“出会い” 先輩・佐野勇斗&草川拓弥から学んだこと<「ゴーストヤンキー」インタビュー>
4月18日から放送のMBSドラマ特区枠「ゴーストヤンキー」(MBS:毎週木曜24時59分~/tvk:毎週木曜23時30分~)で連続ドラマ初単独主演を務める超特急の柏木悠(かしわぎ・はる/19)。出演が決まった際の心境や夢を叶える秘訣についてたっぷりと語ってもらった。<モデルプレスインタビュー>
柏木悠、初単独主演「ゴーストヤンキー」
本作は、怪我をきっかけに夢が途絶えた風町トゲル(柏木)が車に轢かれて幽霊となり、昭和のヤンキーの幽霊集団“わんぱく団 ”と共に現世の人間を巻き込んだ騒動に立ち向かうストーリー。今回、連続ドラマ初単独主演という大役に抜擢された柏木は、幽霊との出会いで人生が大きく変わる主人公のトゲルを演じる。
柏木は、スターダストプロモーションから芸能界入りを果たし、2022年8月にメインダンサー&バックボーカルグループ超特急14号車としてデビュー。途中加入ながらに、メインダンサーとしてグループを牽引し、末っ子としての可愛らしい姿にも注目が集まっている。また、ドラマ「君には届かない。」(TBS/2023年)で俳優の前田拳太郎とともにW主演を務め、役者としても本格始動。これからの活躍に期待が集まる人物の1人だ。
夢を追いかける途中の柏木がこれまで大切にしたものとは ―。これまでの活動や本作への思いに迫る。
柏木悠、連続ドラマ初主単独主演の意気込み「責任や覚悟を持って」
― 連続ドラマ初単独主演おめでとうございます。出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。
柏木:主演を任せていただけることが純粋に嬉しかったのですが、その分責任や覚悟を持ってやっていかないといけないなと思いました。脚本を読んで、昭和のヤンキーを題材にした作品ということで、純粋に楽しみな気持ちと幅広い年代の方に響くような作品にしたいと感じており、非日常的な作品なので、自らの想像力を膨らませて臨みました。昭和世代を始めとして、いろんな世代に響く作品になったのではないかと思います。
― 幽霊が登場するフィクション作品ということで役作りも大変だったのでは?
柏木:クランクインの時までにイメージを固めたいと思ったので監督に相談しながらキャラクターを固めていきました。特に演じる上で気持ちの変化が重要だと思ったので、声を聞くだけで心情の変化が表現できるように意識をしています。難しい部分もありましたが、作品に共感できる部分も多かったので、途中から演じやすくなりました。
― 演じやすくなるきっかけがあったのでしょうか?
柏木:成仏できない幽霊たちと世代が離れていることを明確に分けて演じるように意識したタイミングでポイントを掴めたような気がしました。あとは、コメディ作品なので、監督から「好きなだけはっちゃけていいよ」とアドバイスをいただき、ふざけるところは面白く振り切れるようになったと思います。
― では、逆にトゲルに共感できない部分がありましたら教えてください。
柏木:トゲルは、1つの事に対して感情の起伏があり僕と少し違うと感じました。怪我をして夢を諦めることになり、落ち込む場面が描かれるのですが、同じ経験をしたらもちろん落ち込むと思いますが、僕の場合は「どうにかなる」と前向きに考えるタイプです。逆に吹っ切れると物怖じしない点に関しては、僕と似ているのかな?自分で言うのは恥ずかしいですが…(笑)
柏木悠が熱中していること
― 柏木さんがもし、このまま死んでしまったら成仏できないと思うほど熱中しているものはありますか?
柏木:キャストの皆さんと一緒にやっていたのですが、ゲームにハマっています。飽きるまでとことん熱中するタイプなので、1番上のランクになるまではちょっと成仏できないかな(笑)。
― 仲が良いのですね。現場の雰囲気はいかがでしたか?
柏木:皆さんとても明るくて、とても楽しい撮影現場だったと思います。
― 他のキャストの方との共演シーンが多いと伺いました。
柏木:良い意味で年の差を感じさせない優しい方々だったので、救われる部分がありました。一緒に作品を作っていく中で段々と絆が深まっていき、全員で作品を作っている雰囲気が楽しかったです。
― “わんぱく団”のような昭和のヤンキーに憧れはありますか?
柏木:忍耐強さはとても素敵だなと思いました。
柏木悠の人生を変えた出会いは?
― トゲルは、幽霊との出会いで大きく人生が変わる人物ですが、柏木さんの人生を変えた出会いは?
柏木:1番の出会いは、超特急との出会いです。僕は後から加入したメンバーなので、超特急が誕生していなければ、今こうしてアーティストとして活動できていないですし、多分ここにもいないと思うので、人生を大きく変えた出会いだと感じます。超特急との出会いに感謝しながら、自分の活躍を通じて、グループに還元したいと思っているので感謝を伝えることができたら嬉しいです。
―素敵です。憧れの人に挙げているM!LKの佐野勇斗さんとの出会いも柏木さんの中で大きかったのでは?
柏木:そうですね。佐野さんは誰に対しても気遣いが素晴らしく学ぶ部分が多いです。基本ですが、名前を覚えるなど些細な行動が積み重なれば大きいことに繋がると思うので、そういう部分を学んで実践するようにしています。佐野さんのほか、メンバーの草川拓弥くんとは一緒に過ごす時間も長いため、自然と学ぶことも多いです。アーティストと俳優業を両立している姿がとてもかっこよくて尊敬しているので、僕も先輩方のように活躍できるように頑張ります。
柏木悠の「夢を叶える秘訣」
― これまでにアーティスト活動や俳優業を行う中で経験した「困難を乗り越えたエピソード」を教えてください。
柏木:様々な活動を通じて、僕には得意なこと不得意なことがあると感じました。自分の中で何回やってもできないことがあると少しだけ悔しい気持ちになります。ですが、それでも周りの方のサポートを通して、乗り越えて今まで活動してきたと思います。
― 柏木さんも現在、アーティスト活動と俳優業の二刀流で夢を追いかけている最中だと思います。現在、夢を追いかけているモデルプレス読者に向けて、これまでの人生を振り返って感じた柏木さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。
柏木:夢を掴むためには、叶えたいことを明確にする必要があると思うんです。僕自身、まだ夢を叶える途中の段階ですが、本気で叶えたいのであれば、夢に近い環境に行って、自分の中でちゃんと区切りを決めて、夢に向かって突き進む。覚悟さえあれば、何事も叶えられると思います。
― 柏木さんがこれまでに大切にしてきたものは?
柏木:僕の1番大事な夢は何か、夢を叶えるためにはどうするべきか優先順位を考えて行動することを大切にしました。夢を叶える上で何を頑張るべきか本当にやりたいことを自分の中で選別していければ夢に近づくのではないかと思います。
― 素敵なお話ありがとうございました。
▶️https://t.cn/A6TXnyk4
4月18日から放送のMBSドラマ特区枠「ゴーストヤンキー」(MBS:毎週木曜24時59分~/tvk:毎週木曜23時30分~)で連続ドラマ初単独主演を務める超特急の柏木悠(かしわぎ・はる/19)。出演が決まった際の心境や夢を叶える秘訣についてたっぷりと語ってもらった。<モデルプレスインタビュー>
柏木悠、初単独主演「ゴーストヤンキー」
本作は、怪我をきっかけに夢が途絶えた風町トゲル(柏木)が車に轢かれて幽霊となり、昭和のヤンキーの幽霊集団“わんぱく団 ”と共に現世の人間を巻き込んだ騒動に立ち向かうストーリー。今回、連続ドラマ初単独主演という大役に抜擢された柏木は、幽霊との出会いで人生が大きく変わる主人公のトゲルを演じる。
柏木は、スターダストプロモーションから芸能界入りを果たし、2022年8月にメインダンサー&バックボーカルグループ超特急14号車としてデビュー。途中加入ながらに、メインダンサーとしてグループを牽引し、末っ子としての可愛らしい姿にも注目が集まっている。また、ドラマ「君には届かない。」(TBS/2023年)で俳優の前田拳太郎とともにW主演を務め、役者としても本格始動。これからの活躍に期待が集まる人物の1人だ。
夢を追いかける途中の柏木がこれまで大切にしたものとは ―。これまでの活動や本作への思いに迫る。
柏木悠、連続ドラマ初主単独主演の意気込み「責任や覚悟を持って」
― 連続ドラマ初単独主演おめでとうございます。出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。
柏木:主演を任せていただけることが純粋に嬉しかったのですが、その分責任や覚悟を持ってやっていかないといけないなと思いました。脚本を読んで、昭和のヤンキーを題材にした作品ということで、純粋に楽しみな気持ちと幅広い年代の方に響くような作品にしたいと感じており、非日常的な作品なので、自らの想像力を膨らませて臨みました。昭和世代を始めとして、いろんな世代に響く作品になったのではないかと思います。
― 幽霊が登場するフィクション作品ということで役作りも大変だったのでは?
柏木:クランクインの時までにイメージを固めたいと思ったので監督に相談しながらキャラクターを固めていきました。特に演じる上で気持ちの変化が重要だと思ったので、声を聞くだけで心情の変化が表現できるように意識をしています。難しい部分もありましたが、作品に共感できる部分も多かったので、途中から演じやすくなりました。
― 演じやすくなるきっかけがあったのでしょうか?
柏木:成仏できない幽霊たちと世代が離れていることを明確に分けて演じるように意識したタイミングでポイントを掴めたような気がしました。あとは、コメディ作品なので、監督から「好きなだけはっちゃけていいよ」とアドバイスをいただき、ふざけるところは面白く振り切れるようになったと思います。
― では、逆にトゲルに共感できない部分がありましたら教えてください。
柏木:トゲルは、1つの事に対して感情の起伏があり僕と少し違うと感じました。怪我をして夢を諦めることになり、落ち込む場面が描かれるのですが、同じ経験をしたらもちろん落ち込むと思いますが、僕の場合は「どうにかなる」と前向きに考えるタイプです。逆に吹っ切れると物怖じしない点に関しては、僕と似ているのかな?自分で言うのは恥ずかしいですが…(笑)
柏木悠が熱中していること
― 柏木さんがもし、このまま死んでしまったら成仏できないと思うほど熱中しているものはありますか?
柏木:キャストの皆さんと一緒にやっていたのですが、ゲームにハマっています。飽きるまでとことん熱中するタイプなので、1番上のランクになるまではちょっと成仏できないかな(笑)。
― 仲が良いのですね。現場の雰囲気はいかがでしたか?
柏木:皆さんとても明るくて、とても楽しい撮影現場だったと思います。
― 他のキャストの方との共演シーンが多いと伺いました。
柏木:良い意味で年の差を感じさせない優しい方々だったので、救われる部分がありました。一緒に作品を作っていく中で段々と絆が深まっていき、全員で作品を作っている雰囲気が楽しかったです。
― “わんぱく団”のような昭和のヤンキーに憧れはありますか?
柏木:忍耐強さはとても素敵だなと思いました。
柏木悠の人生を変えた出会いは?
― トゲルは、幽霊との出会いで大きく人生が変わる人物ですが、柏木さんの人生を変えた出会いは?
柏木:1番の出会いは、超特急との出会いです。僕は後から加入したメンバーなので、超特急が誕生していなければ、今こうしてアーティストとして活動できていないですし、多分ここにもいないと思うので、人生を大きく変えた出会いだと感じます。超特急との出会いに感謝しながら、自分の活躍を通じて、グループに還元したいと思っているので感謝を伝えることができたら嬉しいです。
―素敵です。憧れの人に挙げているM!LKの佐野勇斗さんとの出会いも柏木さんの中で大きかったのでは?
柏木:そうですね。佐野さんは誰に対しても気遣いが素晴らしく学ぶ部分が多いです。基本ですが、名前を覚えるなど些細な行動が積み重なれば大きいことに繋がると思うので、そういう部分を学んで実践するようにしています。佐野さんのほか、メンバーの草川拓弥くんとは一緒に過ごす時間も長いため、自然と学ぶことも多いです。アーティストと俳優業を両立している姿がとてもかっこよくて尊敬しているので、僕も先輩方のように活躍できるように頑張ります。
柏木悠の「夢を叶える秘訣」
― これまでにアーティスト活動や俳優業を行う中で経験した「困難を乗り越えたエピソード」を教えてください。
柏木:様々な活動を通じて、僕には得意なこと不得意なことがあると感じました。自分の中で何回やってもできないことがあると少しだけ悔しい気持ちになります。ですが、それでも周りの方のサポートを通して、乗り越えて今まで活動してきたと思います。
― 柏木さんも現在、アーティスト活動と俳優業の二刀流で夢を追いかけている最中だと思います。現在、夢を追いかけているモデルプレス読者に向けて、これまでの人生を振り返って感じた柏木さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。
柏木:夢を掴むためには、叶えたいことを明確にする必要があると思うんです。僕自身、まだ夢を叶える途中の段階ですが、本気で叶えたいのであれば、夢に近い環境に行って、自分の中でちゃんと区切りを決めて、夢に向かって突き進む。覚悟さえあれば、何事も叶えられると思います。
― 柏木さんがこれまでに大切にしてきたものは?
柏木:僕の1番大事な夢は何か、夢を叶えるためにはどうするべきか優先順位を考えて行動することを大切にしました。夢を叶える上で何を頑張るべきか本当にやりたいことを自分の中で選別していければ夢に近づくのではないかと思います。
― 素敵なお話ありがとうございました。
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王成(下)
蒲松齢
田中貢太郎訳
「眼に怒脈どみゃくがあるな、これは強い鳥だ。弱い鳥ではいけない。鉄口を持って来い。」
といいつけた。侍臣の一人が喙くちばしの黒い鶉を持って来て王成の鶉に当らした。二羽の鶉は一、二度蹴りあっただけで王の鶉の羽が痛んでしまった。王は更に他の良いのを選んで当らしたが、それも負けてしまった。王は、
「急いで宮中の玉鶉を持って来い。」
といいつけた。侍臣が王の命のままに持って来たのは羽の真白な鷺さぎのような鶉で、ただの鳥ではなかった。王成はその鶉を見てしょげてしまい、ひざまずいて罷やめさしてくれといった。
「大王の鶉は、神物でございます。私はこの鳥で生計くらしたてておりますから、傷でも負うようなことがあっては、たちまち困ってしまいますから。」
主は笑っていった。
「まァ放してみるがいい。もし鶉が死んでしまったら、その方に十分償つぐないをしてとらせる。」
王成はそこで鶉を放した。王の鶉はすぐに王成の鶉に向って飛びかかった。王成の鶉は王の鶉が来ると、鶏の怒ったようなふうで身を伏ふせて待った。王の鶉が強い喙でつッかかって来ると、王成の鶉は鶴の翔かけるようなふうでそれを撃った。進んだり退いたり飛びあがったり飛びおりたり、ものの一時も闘っていたが、王の鶉の方がようやく懈つかれて来た。そして、その怒りはますます烈はげしくなり、その闘いもますます急になったが、間もなく雪のような毛がばらばらに落ちて、翅はねを垂れて逃げていった。見物していたたくさんの人達は王成の鶉をほめて羨まない者はなかった。
王はそこで王成の鶉を手に持って、喙くちばしより爪先つまさきまで精くわしく見てしまって、王成に問うた。
「この鶉は売らないか。」
王成はここぞと思ったので、
「私は財産がございませんから、この鶉で命をつないでおります。売るのは困ります。」
といった。すると王がいった。
「たくさん金を取らせる。百金を取らせるがどうじゃ。売りたいとは思わぬか。」
王成は俯向うつむいて考えてからいった。
「私は、もともと鶉を飼うのが本職でもございませんから、大王がこれをお好みになりますなら、私に衣食のできるだけのことをしていただければ、それでよろしゅうございます。」
「それでは幾等いくらと申すか。」
「千両でよろしゅうございます。」
王は笑っていった。
「たわけ者奴め。この鶉がどれほどの珍宝で、千両の価ねがあるのじゃ。」
「大王には宝ではございますまいが、私に取っては連城れんじょうの璧たまでも、これにはおっつかないと思っております。」
「それはどういう理由じゃ。」
「私はこれを持って、毎日市へ出てまいりまして、毎日幾等かの金を取って、それで粟あわを買って、一家十余人が餒うえず凍こごえずにくらしております。これにうえ越す宝がありましょうか。」
「わしは、くさすではない、あまり法外であるからいったまでじゃ。では二百両とらそう。」
王成は首をふった。
「それはどうも。」
すると王が金を増した。
「ではもう百両とらせようか。」
王成は首をふりながら旅館の主人の方をそっと見た。主人はすましこんでいた。そこで王成はいった。
「大王の仰せでございますから、それでは百両だけ負けましょう。」
王はいった。
「だめじゃ。誰が九百両の金を一羽の鶉と易かえる者がある。」
王成は鶉を嚢ふくろに入れて帰ろうとした。すると王が呼びかえした。
「鶉売り来い、鶉売り来い。それでは六百両取らそう。承知なら売っていけ、厭ならやめるまでじゃ。」
王成はまた主人の方を見た。主人はまだ自若としていた。王成の望みは満ちあふれるほどであった。王成は早く返事をしないと機会を失って大金をもうけそこなうと思ったので、
「これ位の金で売るのは、まことに苦しゅうございますが、この話がこわれるようなことがありますと、罪を獲うることになりますから、しかたがありません。大王の仰せのままにいたしましょう。」
といって売ることにした。王は喜んで金を秤はかって王成に渡した。王成はそれを嚢に入れて礼をいってから外へ出た。外へ出ると主人がうらんでいった。
「わっちがあれほどいってあるじゃないか。なぜ売り急ぎをするのです。もうすこしふんばってるなら八百両になったのですぜ。」
王成は旅館へ帰ると金を案つくえの上へほうりだして、主人に思うだけ取れといったが主人は取らないで、食料だけの金を計算して取った。
王成はそこで旅装を整えて帰り、家に着いてそれまでの経過を話して、金を見せて慶びあった。老婆はその金で王成にいいつけて三百畝ほの良田を買わせ、屋いえを建て道具を作らしたので、居然たる世家きゅうかとなった。老婆は朝早く起きて王成に農業の監督をさし、細君に機織はたおりの監督をさした。そして二人がすこしでも懶なまけると叱りつけたが、夫婦は老婆の指揮に安んじていて怨みごとはいわなかった。三年過ぎてから家はますます富んだ。その時になって老婆が帰るといいだした。夫婦は涙を流して引き留めた。それで老婆も留まったが翌日見るともういなかった。
作品原文
王成,平原故家子,性最懒。生涯日落,惟剩破屋数间,与妻卧牛衣中,交谪不堪。时盛夏燠热,村外故有周氏园,墙宇尽倾,惟存一亭;村人多寄宿其中,王亦在焉。既晓,睡者尽去;红日三竿,王始起,逡 巡欲归。见草际金钗一股,拾视之,镌有细字云:“仪宾府造。”王祖为衡府仪宾,家中故物,多此款式,因把钗踌躇。一妪来寻钗。王虽故贫,然性介,遽出授之。妪喜,极赞盛德,曰:“钗值几何,先夫之遗泽也。”问:“夫君伊谁?”答云:“故仪宾王柬之也。”王惊曰:“吾祖也。何以相遇?”妪亦惊曰:“汝即王柬之之孙耶?我乃狐仙。百年前,与君祖缱绻。君祖殁,老身遂隐。过此遗钗,适入子手,非天数耶!”王亦曾闻祖有狐妻,信其言,便邀临顾。妪从之。王呼妻出见,负败絮, 菜色黯焉。妪叹曰:“嘻!王柬之孙子,乃一贫至此哉!”又顾败灶无烟,曰:“家计若此,何以聊生?”妻因细述贫状,呜咽饮泣。妪以钗授妇,使姑质钱市米,三日外请复相见。王挽留之。妪曰:“汝一妻不能自存活;我在,仰屋而居,复何裨益?”遂径去。王为妻言其故,妻大怖。 王诵其义,使姑事之,妻诺。逾三日,果至。出数金,籴粟麦各石。夜与妇共短榻。妇初惧之;然察其意殊拳拳,遂不之疑。
翌日,谓王曰:“孙勿惰,宜操小生业,坐食乌可长也!”王告以无资。 曰:“汝祖在时,金帛凭所取;我以世外人,无需是物,故未尝多取。积花粉之金四十两,至今犹存。久贮亦无所用,可将去悉以市葛,刻日赴都,可得微息。”王从之,购五十余端以归。妪命趣装,计六七日可达燕都。嘱曰:“宜勤勿懒,宜急勿缓:迟之一日,悔之已晚!”王敬诺,囊货就路。中途遇雨,衣履浸濡。王生平未历风霜,委顿不堪,因暂休旅舍。不意淙淙彻暮,檐雨如绳。过宿,泞益甚。见往来行人,践淖没胫,心畏苦之。待至停午,始渐燥,而阴云复合,雨又大作。信宿乃行。将近京,传闻葛价翔贵,心窃喜。入都,解装客店,主人深惜其晚, 先是,南道初通,葛至绝少。贝勒府购致甚急,价顿昂,较常可三倍。 前一日方购足,后来者并皆失望。主人以故告王。王郁郁不得志。越日,葛至愈多,价益下。王以无利不肯售。迟十余日,计食耗烦多,倍益忧闷。主人劝令贱鬻,改而他图。从之。亏资十余两,悉脱去。早起,将作归计,启视囊中,则金亡矣。惊告主人。主人无所为计。或劝鸣官,责主人偿。王叹 曰:“此我数也,于主人何尤?”主人闻而德之,赠金五两,慰之使归。自念无以见祖母,蹀踱内外,进退维谷。
适见斗鹑者,一赌辄数千;每市一鹑,恒百钱不止。意忽动,计囊中资,仅足贩鹑,以商主人。主人亟怂之,且约假寓饮食,不取其直。王喜,遂行。购鹑盈儋,复入都。主人喜,贺其速售。至夜,大雨彻曙。天明, 衢水如河,淋零犹未休也。居以待晴。连绵数日,更无休止。起视笼中,鹑渐死。王大惧,不知计之所出。越日,死愈多;仅余数头,并一笼饲之;经 宿往窥,则一鹑仅存。因告主人,不觉涕堕。主人亦为扼腕。王自度金尽罔归,但欲觅死,主人劝慰之。共往视鹑,审谛之曰:“此似英物。诸鹑之死,未必非此之斗杀之也。君暇亦无所事,请把之;如其良也, 赌亦可以谋生。”王如其教。既驯,主人令持向街头,赌酒食。鹑健甚,辄赢。主人喜,以金授王,使复与子弟决赌;三战三胜。半年许,积二十金。心益慰,视鹑如命。先是,大亲王好鹑,每值上元,辄放民间把鹑者入邸相角。主人谓王曰:“今大富宜可立致;所不可知者,在子之命矣。” 因告以故,导与俱往。嘱曰:“脱败,则丧气出耳。倘有万分一,鹑斗胜, 王必欲市之,君勿应;如固强之,惟予首是瞻,待首肯而后应之。” 王曰:“诺。”至邸,则鹑人肩摩于墀下。顷之,王出御殿。左右宣言:“有愿斗者上。”即有一人把鹑,趋而进。王命放鹑,客亦放;略一腾踔, 客鹑已败。王大笑。俄顷,登而败者数人。主人曰:“可矣。”相将俱登。王相之,曰:“睛有怒脉,此健羽也,不可轻敌。”命取铁喙者当之。一再腾跃,而王鹑铩羽。更选其良,再易再败。王急命取宫中玉鹑。片时把出,素羽如鹭,神骏不凡。王成意馁,跪而求罢,曰:“大王之鹑,神物也,恐伤吾禽,丧吾业矣。”王笑曰:“纵之。脱斗而死,当厚尔偿。” 成乃纵之。玉鹑直奔之。而玉鹑方来,则伏如怒鸡以待之;玉鹑健啄,则起如翔鹤以击之;进退颉颃,相持约一伏时。玉鹑渐懈,而其怒益烈, 其斗益急。未几,雪毛摧落,垂翅而逃。观者千人,罔不叹羡。王乃索取而亲把之,自喙至爪,审周一过,问成曰:“鹑可货否?”答云:“小人无恒产,与相依为命,不愿售也。”王曰:“赐而重值,中人之产可致。颇愿之乎?”成俯思良久。曰:“本不乐置;顾大王既爱好之,苟使小人得衣食业, 又何求?”王请直,答以千金。王笑曰:“痴男子!此何珍宝,而千金直也?” 成曰:“大王不以为宝,臣以为连城之壁不过也。”王曰:“如何?” 曰:“小人把向市,日得数金,易升斗粟,一家十余食指,无冻馁忧, 是何宝如之?”王言:“予不相亏,便与二百金。”成摇首。又增百数。成目视主人,主人色不动。乃曰:“承大王命,请减百价。”王曰:“休矣! 谁肯以九百易一鹑者!”成囊鹑欲行。王呼曰:“鹑人来,鹑人来!实给六百,肯则售,否则已耳。”成又目主人,主人仍自若。成心愿盈溢,惟恐失时,曰:“以此数售,心实怏怏;但交而不成,则获戾滋大。无已,即如王命。”王喜,即秤付之。成囊金,拜赐而出。主人怼曰:“我言如何,子乃急自鬻也?再少靳之,八百金在掌中矣。”成归,掷金案上,请主人自取之,主人不受。又固让之,乃盘计饭直而受之。
王治装归,至家,历述所为,出金相庆。妪命治良田三百亩,起屋作器, 居然世家。妪早起,使成督耕,妇督织;稍惰,辄诃之。夫妇相安,不敢有怨词。过三年,家益富。妪辞欲去。夫妻共挽之,至泣下。妪亦遂止。旭旦候之,已杳矣。
异史氏曰:“富皆得于勤,此独得于惰,亦创闻也。不知一贫彻骨,而至性不移,此天所以始弃之而终怜之也。懒中岂果有富贵乎哉!”
蒲松齢
田中貢太郎訳
「眼に怒脈どみゃくがあるな、これは強い鳥だ。弱い鳥ではいけない。鉄口を持って来い。」
といいつけた。侍臣の一人が喙くちばしの黒い鶉を持って来て王成の鶉に当らした。二羽の鶉は一、二度蹴りあっただけで王の鶉の羽が痛んでしまった。王は更に他の良いのを選んで当らしたが、それも負けてしまった。王は、
「急いで宮中の玉鶉を持って来い。」
といいつけた。侍臣が王の命のままに持って来たのは羽の真白な鷺さぎのような鶉で、ただの鳥ではなかった。王成はその鶉を見てしょげてしまい、ひざまずいて罷やめさしてくれといった。
「大王の鶉は、神物でございます。私はこの鳥で生計くらしたてておりますから、傷でも負うようなことがあっては、たちまち困ってしまいますから。」
主は笑っていった。
「まァ放してみるがいい。もし鶉が死んでしまったら、その方に十分償つぐないをしてとらせる。」
王成はそこで鶉を放した。王の鶉はすぐに王成の鶉に向って飛びかかった。王成の鶉は王の鶉が来ると、鶏の怒ったようなふうで身を伏ふせて待った。王の鶉が強い喙でつッかかって来ると、王成の鶉は鶴の翔かけるようなふうでそれを撃った。進んだり退いたり飛びあがったり飛びおりたり、ものの一時も闘っていたが、王の鶉の方がようやく懈つかれて来た。そして、その怒りはますます烈はげしくなり、その闘いもますます急になったが、間もなく雪のような毛がばらばらに落ちて、翅はねを垂れて逃げていった。見物していたたくさんの人達は王成の鶉をほめて羨まない者はなかった。
王はそこで王成の鶉を手に持って、喙くちばしより爪先つまさきまで精くわしく見てしまって、王成に問うた。
「この鶉は売らないか。」
王成はここぞと思ったので、
「私は財産がございませんから、この鶉で命をつないでおります。売るのは困ります。」
といった。すると王がいった。
「たくさん金を取らせる。百金を取らせるがどうじゃ。売りたいとは思わぬか。」
王成は俯向うつむいて考えてからいった。
「私は、もともと鶉を飼うのが本職でもございませんから、大王がこれをお好みになりますなら、私に衣食のできるだけのことをしていただければ、それでよろしゅうございます。」
「それでは幾等いくらと申すか。」
「千両でよろしゅうございます。」
王は笑っていった。
「たわけ者奴め。この鶉がどれほどの珍宝で、千両の価ねがあるのじゃ。」
「大王には宝ではございますまいが、私に取っては連城れんじょうの璧たまでも、これにはおっつかないと思っております。」
「それはどういう理由じゃ。」
「私はこれを持って、毎日市へ出てまいりまして、毎日幾等かの金を取って、それで粟あわを買って、一家十余人が餒うえず凍こごえずにくらしております。これにうえ越す宝がありましょうか。」
「わしは、くさすではない、あまり法外であるからいったまでじゃ。では二百両とらそう。」
王成は首をふった。
「それはどうも。」
すると王が金を増した。
「ではもう百両とらせようか。」
王成は首をふりながら旅館の主人の方をそっと見た。主人はすましこんでいた。そこで王成はいった。
「大王の仰せでございますから、それでは百両だけ負けましょう。」
王はいった。
「だめじゃ。誰が九百両の金を一羽の鶉と易かえる者がある。」
王成は鶉を嚢ふくろに入れて帰ろうとした。すると王が呼びかえした。
「鶉売り来い、鶉売り来い。それでは六百両取らそう。承知なら売っていけ、厭ならやめるまでじゃ。」
王成はまた主人の方を見た。主人はまだ自若としていた。王成の望みは満ちあふれるほどであった。王成は早く返事をしないと機会を失って大金をもうけそこなうと思ったので、
「これ位の金で売るのは、まことに苦しゅうございますが、この話がこわれるようなことがありますと、罪を獲うることになりますから、しかたがありません。大王の仰せのままにいたしましょう。」
といって売ることにした。王は喜んで金を秤はかって王成に渡した。王成はそれを嚢に入れて礼をいってから外へ出た。外へ出ると主人がうらんでいった。
「わっちがあれほどいってあるじゃないか。なぜ売り急ぎをするのです。もうすこしふんばってるなら八百両になったのですぜ。」
王成は旅館へ帰ると金を案つくえの上へほうりだして、主人に思うだけ取れといったが主人は取らないで、食料だけの金を計算して取った。
王成はそこで旅装を整えて帰り、家に着いてそれまでの経過を話して、金を見せて慶びあった。老婆はその金で王成にいいつけて三百畝ほの良田を買わせ、屋いえを建て道具を作らしたので、居然たる世家きゅうかとなった。老婆は朝早く起きて王成に農業の監督をさし、細君に機織はたおりの監督をさした。そして二人がすこしでも懶なまけると叱りつけたが、夫婦は老婆の指揮に安んじていて怨みごとはいわなかった。三年過ぎてから家はますます富んだ。その時になって老婆が帰るといいだした。夫婦は涙を流して引き留めた。それで老婆も留まったが翌日見るともういなかった。
作品原文
王成,平原故家子,性最懒。生涯日落,惟剩破屋数间,与妻卧牛衣中,交谪不堪。时盛夏燠热,村外故有周氏园,墙宇尽倾,惟存一亭;村人多寄宿其中,王亦在焉。既晓,睡者尽去;红日三竿,王始起,逡 巡欲归。见草际金钗一股,拾视之,镌有细字云:“仪宾府造。”王祖为衡府仪宾,家中故物,多此款式,因把钗踌躇。一妪来寻钗。王虽故贫,然性介,遽出授之。妪喜,极赞盛德,曰:“钗值几何,先夫之遗泽也。”问:“夫君伊谁?”答云:“故仪宾王柬之也。”王惊曰:“吾祖也。何以相遇?”妪亦惊曰:“汝即王柬之之孙耶?我乃狐仙。百年前,与君祖缱绻。君祖殁,老身遂隐。过此遗钗,适入子手,非天数耶!”王亦曾闻祖有狐妻,信其言,便邀临顾。妪从之。王呼妻出见,负败絮, 菜色黯焉。妪叹曰:“嘻!王柬之孙子,乃一贫至此哉!”又顾败灶无烟,曰:“家计若此,何以聊生?”妻因细述贫状,呜咽饮泣。妪以钗授妇,使姑质钱市米,三日外请复相见。王挽留之。妪曰:“汝一妻不能自存活;我在,仰屋而居,复何裨益?”遂径去。王为妻言其故,妻大怖。 王诵其义,使姑事之,妻诺。逾三日,果至。出数金,籴粟麦各石。夜与妇共短榻。妇初惧之;然察其意殊拳拳,遂不之疑。
翌日,谓王曰:“孙勿惰,宜操小生业,坐食乌可长也!”王告以无资。 曰:“汝祖在时,金帛凭所取;我以世外人,无需是物,故未尝多取。积花粉之金四十两,至今犹存。久贮亦无所用,可将去悉以市葛,刻日赴都,可得微息。”王从之,购五十余端以归。妪命趣装,计六七日可达燕都。嘱曰:“宜勤勿懒,宜急勿缓:迟之一日,悔之已晚!”王敬诺,囊货就路。中途遇雨,衣履浸濡。王生平未历风霜,委顿不堪,因暂休旅舍。不意淙淙彻暮,檐雨如绳。过宿,泞益甚。见往来行人,践淖没胫,心畏苦之。待至停午,始渐燥,而阴云复合,雨又大作。信宿乃行。将近京,传闻葛价翔贵,心窃喜。入都,解装客店,主人深惜其晚, 先是,南道初通,葛至绝少。贝勒府购致甚急,价顿昂,较常可三倍。 前一日方购足,后来者并皆失望。主人以故告王。王郁郁不得志。越日,葛至愈多,价益下。王以无利不肯售。迟十余日,计食耗烦多,倍益忧闷。主人劝令贱鬻,改而他图。从之。亏资十余两,悉脱去。早起,将作归计,启视囊中,则金亡矣。惊告主人。主人无所为计。或劝鸣官,责主人偿。王叹 曰:“此我数也,于主人何尤?”主人闻而德之,赠金五两,慰之使归。自念无以见祖母,蹀踱内外,进退维谷。
适见斗鹑者,一赌辄数千;每市一鹑,恒百钱不止。意忽动,计囊中资,仅足贩鹑,以商主人。主人亟怂之,且约假寓饮食,不取其直。王喜,遂行。购鹑盈儋,复入都。主人喜,贺其速售。至夜,大雨彻曙。天明, 衢水如河,淋零犹未休也。居以待晴。连绵数日,更无休止。起视笼中,鹑渐死。王大惧,不知计之所出。越日,死愈多;仅余数头,并一笼饲之;经 宿往窥,则一鹑仅存。因告主人,不觉涕堕。主人亦为扼腕。王自度金尽罔归,但欲觅死,主人劝慰之。共往视鹑,审谛之曰:“此似英物。诸鹑之死,未必非此之斗杀之也。君暇亦无所事,请把之;如其良也, 赌亦可以谋生。”王如其教。既驯,主人令持向街头,赌酒食。鹑健甚,辄赢。主人喜,以金授王,使复与子弟决赌;三战三胜。半年许,积二十金。心益慰,视鹑如命。先是,大亲王好鹑,每值上元,辄放民间把鹑者入邸相角。主人谓王曰:“今大富宜可立致;所不可知者,在子之命矣。” 因告以故,导与俱往。嘱曰:“脱败,则丧气出耳。倘有万分一,鹑斗胜, 王必欲市之,君勿应;如固强之,惟予首是瞻,待首肯而后应之。” 王曰:“诺。”至邸,则鹑人肩摩于墀下。顷之,王出御殿。左右宣言:“有愿斗者上。”即有一人把鹑,趋而进。王命放鹑,客亦放;略一腾踔, 客鹑已败。王大笑。俄顷,登而败者数人。主人曰:“可矣。”相将俱登。王相之,曰:“睛有怒脉,此健羽也,不可轻敌。”命取铁喙者当之。一再腾跃,而王鹑铩羽。更选其良,再易再败。王急命取宫中玉鹑。片时把出,素羽如鹭,神骏不凡。王成意馁,跪而求罢,曰:“大王之鹑,神物也,恐伤吾禽,丧吾业矣。”王笑曰:“纵之。脱斗而死,当厚尔偿。” 成乃纵之。玉鹑直奔之。而玉鹑方来,则伏如怒鸡以待之;玉鹑健啄,则起如翔鹤以击之;进退颉颃,相持约一伏时。玉鹑渐懈,而其怒益烈, 其斗益急。未几,雪毛摧落,垂翅而逃。观者千人,罔不叹羡。王乃索取而亲把之,自喙至爪,审周一过,问成曰:“鹑可货否?”答云:“小人无恒产,与相依为命,不愿售也。”王曰:“赐而重值,中人之产可致。颇愿之乎?”成俯思良久。曰:“本不乐置;顾大王既爱好之,苟使小人得衣食业, 又何求?”王请直,答以千金。王笑曰:“痴男子!此何珍宝,而千金直也?” 成曰:“大王不以为宝,臣以为连城之壁不过也。”王曰:“如何?” 曰:“小人把向市,日得数金,易升斗粟,一家十余食指,无冻馁忧, 是何宝如之?”王言:“予不相亏,便与二百金。”成摇首。又增百数。成目视主人,主人色不动。乃曰:“承大王命,请减百价。”王曰:“休矣! 谁肯以九百易一鹑者!”成囊鹑欲行。王呼曰:“鹑人来,鹑人来!实给六百,肯则售,否则已耳。”成又目主人,主人仍自若。成心愿盈溢,惟恐失时,曰:“以此数售,心实怏怏;但交而不成,则获戾滋大。无已,即如王命。”王喜,即秤付之。成囊金,拜赐而出。主人怼曰:“我言如何,子乃急自鬻也?再少靳之,八百金在掌中矣。”成归,掷金案上,请主人自取之,主人不受。又固让之,乃盘计饭直而受之。
王治装归,至家,历述所为,出金相庆。妪命治良田三百亩,起屋作器, 居然世家。妪早起,使成督耕,妇督织;稍惰,辄诃之。夫妇相安,不敢有怨词。过三年,家益富。妪辞欲去。夫妻共挽之,至泣下。妪亦遂止。旭旦候之,已杳矣。
异史氏曰:“富皆得于勤,此独得于惰,亦创闻也。不知一贫彻骨,而至性不移,此天所以始弃之而终怜之也。懒中岂果有富贵乎哉!”
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