人間椅子(二)
江戸川乱歩
最初は、ただただ、私の丹誠たんせいを籠こめた美しい椅子を、手離し度くない、出来ることなら、その椅子と一緒に、どこまでもついて行きたい、そんな単純な願いでした。それが、うつらうつらと妄想の翼を拡げて居ります内に、いつの間にやら、その日頃私の頭に醗酵はっこうして居りました、ある恐ろしい考えと、結びついて了ったのでございます。そして、私はまあ、何という気違いでございましょう。その奇怪極まる妄想を、実際に行おこなって見ようと思い立ったのでありました。
 私は大急ぎで、四つの内で一番よく出来たと思う肘掛椅子を、バラバラに毀こわしてしまいました。そして、改めて、それを、私の妙な計画を実行するに、都合のよい様に造り直しました。
 それは、極く大型のアームチェーアですから、掛ける部分は、床にすれすれまで皮で張りつめてありますし、其外、凭もたれも肘掛けも、非常に部厚に出来ていて、その内部には、人間一人が隠れていても、決して外から分らない程の、共通した、大きな空洞うつろがあるのです。無論、そこには、巌丈がんじょうな木の枠と、沢山なスプリングが取りつけてありますけれど、私はそれらに、適当な細工を施して、人間が掛ける部分に膝を入れ、凭れの中へ首と胴とを入れ、丁度椅子の形に坐れば、その中にしのんでいられる程の、余裕を作ったのでございます。
そうした細工は、お手のものですから、十分手際よく、便利に仕上げました。例えば、呼吸いきをしたり外部の物音を聞く為に皮の一部に、外からは少しも分らぬ様な隙間を拵こしらえたり、凭れの内部の、丁度頭のわきの所へ、小さな棚をつけて、何かを貯蔵出来る様にしたり、ここへ水筒と、軍隊用の堅かたパンとを詰め込みました。ある用途の為めに大きなゴムの袋を備えつけたり、その外ほか様々の考案を廻めぐらして、食料さえあれば、その中に、二日三日這入はいりつづけていても、決して不便を感じない様にしつらえました。謂いわば、その椅子が、人間一人の部屋になった訳でございます。
 私はシャツ一枚になると、底に仕掛けた出入口の蓋ふたを開けて、椅子の中へ、すっぽりと、もぐりこみました。それは、実に変てこな気持でございました。まっ暗な、息苦しい、まるで墓場の中へ這入った様な、不思議な感じが致します。考えて見れば、墓場に相違ありません。私は、椅子の中へ這入ると同時に、丁度、隠れ簑でも着た様に、この人間世界から、消滅して了う訳ですから。
 間もなく、商会から使つかいのものが、四脚の肘掛椅子を受取る為に、大きな荷車を持って、やって参りました。私の内弟子うちでしが(私はその男と、たった二人暮しだったのです)何も知らないで、使のものと応待して居ります。車に積み込む時、一人の人夫が「こいつは馬鹿に重いぞ」と怒鳴どなりましたので、椅子の中の私は、思わずハッとしましたが、一体、肘掛椅子そのものが、非常に重いのですから、別段あやしまれることもなく、やがて、ガタガタという、荷車の振動が、私の身体からだにまで、一種異様の感触を伝えて参りました。
非常に心配しましたけれど、結局、何事もなく、その日の午後には、もう私の這入った肘掛椅子は、ホテルの一室に、どっかりと、据えられて居りました。後で分ったのですが、それは、私室ではなくて、人を待合せたり、新聞を読んだり、煙草たばこをふかしたり、色々の人が頻繁ひんぱんに出入りする、ローンジとでもいう様な部屋でございました。
 もうとっくに、御気づきでございましょうが、私の、この奇妙な行いの第一の目的は、人のいない時を見すまして、椅子の中から抜け出し、ホテルの中をうろつき廻って、盗みを働くことでありました。椅子の中に人間が隠れていようなどと、そんな馬鹿馬鹿しいことを、誰が想像致しましょう。私は、影の様に、自由自在に、部屋から部屋を、荒し廻ることが出来ます。そして、人々が、騒ぎ始める時分には、椅子の中の隠家かくれがへ逃げ帰って、息を潜ひそめて、彼等の間抜けな捜索を、見物していればよいのです。あなたは、海岸の波打際なみうちぎわなどに、「やどかり」という一種の蟹かにのいるのを御存じでございましょう。大きな蜘蛛くもの様な恰好をしていて、人がいないと、その辺を我物顔に、のさばり歩いていますが、一寸でも人の跫音あしおとがしますと、恐ろしい速さで、貝殻かいがらの中へ逃げ込みます。そして、気味の悪い、毛むくじゃらの前足を、少しばかり貝殻から覗かせて、敵の動静を伺って居ります。私は丁度あの「やどかり」でございました。貝殻の代りに、椅子という隠家を持ち、海岸ではなくて、ホテルの中を、我物顔に、のさばり歩くのでございます。
さて、この私の突飛とっぴな計画は、それが突飛であった丈け、人々の意表外に出いでて、見事に成功致しました。ホテルに着いて三日目には、もう、たんまりと一仕事済ませて居た程でございます。いざ盗みをするという時の、恐ろしくも、楽しい心持、うまく成功した時の、何とも形容し難がたい嬉しさ、それから、人々が私のすぐ鼻の先で、あっちへ逃げた、こっちへ逃げたと大騒ぎをやっているのを、じっと見ているおかしさ。それがまあ、どの様な不思議な魅力を持って、私を楽しませたことでございましょう。
 でも、私は今、残念ながら、それを詳しくお話している暇はありません。私はそこで、そんな盗みなどよりは、十倍も二十倍も、私を喜ばせた所の、奇怪極まる快楽を発見したのでございます。そして、それについて、告白することが、実は、この手紙の本当の目的なのでございます。
 お話を、前に戻して、私の椅子が、ホテルのローンジに置かれた時のことから、始めなければなりません。
 椅子が着くと、一ひとしきり、ホテルの主人達が、その坐り工合を見廻って行きましたが、あとは、ひっそりとして、物音一つ致しません。多分部屋には、誰もいないのでしょう。でも、到着匆々そうそう、椅子から出ることなど、迚とても恐ろしくて出来るものではありません。私は、非常に長い間(ただそんなに感じたのかも知れませんが)少しの物音も聞き洩もらすまいと、全神経を耳に集めて、じっとあたりの様子を伺って居りました。
 そうして、暫しばらくしますと、多分廊下の方からでしょう、コツコツと重苦しい跫音が響いて来ました。それが、二三間向うまで近付くと、部屋に敷かれた絨氈の為に、殆ほとんど聞きとれぬ程の低い音に代りましたが、間もなく、荒々しい男の鼻息が聞え、ハッと思う間に、西洋人らしい大きな身体が、私の膝の上に、ドサリと落ちてフカフカと二三度はずみました。私の太腿ふとももと、その男のガッシリした偉大な臀部でんぶとは、薄い鞣皮一枚を隔てて、暖味あたたかみを感じる程も密接しています。幅の広い彼の肩は、丁度私の胸の所へ凭れかかり、重い両手は、革を隔てて、私の手と重なり合っています。そして、男がシガーをくゆらしているのでしょう。男性的な、豊な薫かおりが、革の隙間を通して漾ただよって参ります。
奥様、仮にあなたが、私の位置にあるものとして、其場の様子を想像してごらんなさいませ。それは、まあ何という、不思議千万な情景でございましょう。私はもう、余りの恐ろしさに、椅子の中の暗闇で、堅く堅く身を縮めて、わきの下からは、冷い汗をタラタラ流しながら、思考力もなにも失って了って、ただもう、ボンヤリしていたことでございます。
 その男を手始めに、その日一日、私の膝の上には、色々な人が入り替り立替り、腰を下しました。そして、誰も、私がそこにいることを――彼等が柔いクッションだと信じ切っているものが、実は私という人間の、血の通った太腿であるということを――少しも悟らなかったのでございます。
まっ暗で、身動きも出来ない革張りの中の天地。それがまあどれ程、怪しくも魅力ある世界でございましょう。そこでは、人間というものが、日頃目で見ている、あの人間とは、全然別な不思議な生きものとして感ぜられます。彼等は声と、鼻息と、跫音と、衣きぬずれの音と、そして、幾つかの丸々とした弾力に富む肉塊にくかいに過ぎないのでございます。私は、彼等の一人一人を、その容貌の代りに、肌触りによって識別することが出来ます。あるものは、デブデブと肥こえ太って、腐った肴さかなの様な感触を与えます。それとは正反対に、あるものは、コチコチに痩せひからびて、骸骨がいこつのような感じが致します。その外、背骨せぼねの曲り方、肩胛骨けんこうこつの開き工合、腕の長さ、太腿の太さ、或は尾※(「骨+低のつくり」、第3水準1-94-21)骨びていこつの長短など、それらの凡ての点を綜合して見ますと、どんな似寄った背恰好の人でも、どこか違った所があります。人間というものは、容貌や指紋の外に、こうしたからだ全体の感触によっても、完全に識別することが出来るに相違ありません。
 異性についても、同じことが申されます。普通の場合は、主として容貌の美醜によって、それを批判するのでありましょうが、この椅子の中の世界では、そんなものは、まるで問題外なのでございます。そこには、まる裸の肉体と、声音こわねと、匂においとがあるばかりでございます。
 奥様、余りにあからさまな私の記述に、どうか気を悪くしないで下さいまし、私はそこで、一人の女性の肉体に、(それは私の椅子に腰かけた最初の女性でありました。)烈しい愛着を覚えたのでございます。
 声によって想像すれば、それは、まだうら若い異国の乙女おとめでございました。丁度その時、部屋の中には誰もいなかったのですが、彼女は、何か嬉しいことでもあった様子で、小声で、不思議な歌を歌いながら、躍おどる様な足どりで、そこへ這入って参りました。そして、私のひそんでいる肘掛椅子の前まで来たかと思うと、いきなり、豊満な、それでいて、非常にしなやかな肉体を、私の上へ投げつけました。しかも、彼女は何がおかしいのか、突然アハアハ笑い出し、手足をバタバタさせて、網の中の魚の様に、ピチピチとはね廻るのでございます。
それから、殆ど半時間ばかりも、彼女は私の膝の上で、時々歌を歌いながら、その歌に調子を合せでもする様に、クネクネと、重い身体を動かして居りました。
 これは実に、私に取っては、まるで予期しなかった驚天動地きょうてんどうちの大事件でございました。女は神聖なもの、いや寧むしろ怖こわいものとして、顔を見ることさえ遠慮していた私でございます。其その私が、今、身も知らぬ異国の乙女と、同じ部屋に、同じ椅子に、それどころではありません、薄い鞣皮なめしがわ一重を隔てて肌のぬくみを感じる程も、密接しているのでございます。それにも拘かかわらず、彼女は何の不安もなく、全身の重みを私の上に委ゆだねて、見る人のない気安さに、勝手気儘きままな姿体を致して居ります。私は椅子の中で、彼女を抱きしめる真似をすることも出来ます。皮のうしろから、その豊な首筋に接吻せっぷんすることも出来ます。その外、どんなことをしようと、自由自在なのでございます。
この驚くべき発見をしてからというものは、私は最初の目的であった盗みなどは第二として、ただもう、その不思議な感触の世界に、惑溺わくできして了ったのでございます。私は考えました。これこそ、この椅子の中の世界こそ、私に与えられた、本当のすみかではないかと。私の様な醜い、そして気の弱い男は、明るい、光明の世界では、いつもひけ目を感じながら、恥かしい、みじめな生活を続けて行く外に、能のない身体でございます。それが、一度ひとたび、住む世界を換えて、こうして椅子の中で、窮屈な辛抱しんぼうをしていさえすれば、明るい世界では、口を利くことは勿論、側へよることさえ許されなかった、美しい人に接近して、その声を聞き肌に触れることも出来るのでございます。

人生天地之间 若白驹之过隙 忽然而已。
庄子外篇·知北游
  知北游于玄水之上,登隐弅之丘,而适遭无为谓焉。知谓无为谓曰: “予欲有问乎若:何思何虑则知道?何处何服则安道?何从何道则得道?”三问而无为谓不答也。非不答,不知答也。知不得问,反于白 水之南,登狐阕之上,而睹狂屈焉。知以之言也问乎狂屈。狂屈曰: “唉!予知之,将语若,中欲言而忘其所欲言。”知不得问,反于帝宫,见黄帝而问焉。黄帝曰:“无思无虑始知道,无处无服始安道, 无从无道始得道。”知问黄帝曰:“我与若知之,彼与彼不知也,其孰是邪?”黄帝曰:“彼无为谓真是也,狂屈似之,我与汝终不近也。夫知者不言,言者不知,故圣人行不言之教。道不可致,德不可至。仁可为也,义可亏也,礼相伪也。故曰:‘失道而后德,失德而后仁,失仁而后义,失义而后礼。 ’礼者,道之华而乱之首也。故曰:‘为道者日损,损之又损之,以至于无为。无为而无不为也。’今已为物也,欲复归根,不亦难乎! 其易也其唯大人乎!生也死之徒,死也生之始,孰知其纪!人之生, 气之聚也。聚则为生,散则为死。若死生为徒,吾又何患!故万物一也。是其所美者为神奇,其所恶者为臭腐。臭腐复化为神奇,神奇复化为臭腐。故曰:‘通天下一气耳。’圣人故贵一。”知谓黄帝曰: “吾问无为谓,无为谓不应我,非不我应,不知应我也;吾问狂屈, 狂屈中欲告我而不我告,非不我告,中欲告而忘之也;今予问乎若,若知之,奚故不近?”黄帝曰:“彼其真是也,以其不知也;此其似之也,以其忘之也;予与若终不近也,以其知之也。”狂屈闻之,以 黄帝为知言。
  天地有大美而不言,四时有明法而不议,万物有成理而不说。圣人者,原天地之美而达万物之理。是故至人无为,大圣不作,观于天地之谓也。今彼神明至精,与彼百化。物已死生方圆,莫知其根也。扁 然而万物,自古以固存。六合为巨,未离其内;秋豪为小,待之成体 ;天下莫不沈浮,终身不故;阴阳四时运行,各得其序;惛然若亡而 存;油然不形而神;万物畜而不知:此之谓本根,可以观于天矣!
  啮缺问道乎被衣,被衣曰:“若正汝形,一汝视,天和将至;摄汝 知,一汝度,神将来舍。德将为汝美,道将为汝居。汝瞳焉如新生之 犊而无求其故。”言未卒,啮缺睡寐。被衣大说,行歌而去之,曰: “形若槁骸,心若死灰,真其实知,不以故自持。媒媒晦晦,无心而 不可与谋。彼何人哉!”
  舜问乎丞:“道可得而有乎?”曰:“汝身非汝有也,汝何得有夫 道!”舜曰:“吾身非吾有也,孰有之哉?”曰:“是天地之委形也 ;生非汝有,是天地之委和也;性命非汝有,是天地之委顺也;子孙 非汝有,是天地之委蜕也。故行不知所往,处不知所持,食不知所味 。天地之强阳气也,又胡可得而有邪!”
  孔子问于老聃曰:“今日晏闲,敢问至道。”老聃曰:“汝齐戒, 疏瀹而心,澡雪而精神,掊击而知。夫道,窨然难言哉!将为汝言其崖 略:夫昭昭生于冥冥,有伦生于无形,精神生于道,形本生于精,而万 物以形相生。故九窍者胎生, 八窍者卵生。其来无迹,其往无崖,无门无房,四达之皇皇也。邀于 此者,四肢强,思虑恂达,耳目聪明。其用心不劳,其应物无方,天 不得不高,地不得不广,日月不得不行,万物不得不昌,此其道与! 且夫博之不必知,辩之不必慧,圣人以断之矣!若夫益之而不加益, 损之而不加损者,圣人之所保也。渊渊乎其若海,魏魏乎其终则复始 也。运量万物而不匮。则君子之道,彼其外与!万物皆往资焉而不匮 。此其道与!
  “中国有人焉,非阴非阳,处于天地之间,直且为人,将反于宗。 自本观之,生者,喑噫物也。虽有寿夭,相去几何?须臾之说也,奚 足以为尧、桀之是非!果蓏有理,人伦虽难,所以相齿。圣人遭之而 不违,过之而不守。调而应之,德也;偶而应之,道也。帝之所兴, 王之所起也。
  “人生天地之间,若白驹之过隙,忽然而已。注然勃然,莫不出焉 ;油然寥然,莫不入焉。已化而生,又化而死。生物哀之,人类悲之 。解其天韬,堕其天帙。纷乎宛乎,魂魄将往,乃身从之。乃大归乎 !不形之形,形之不形,是人之所同知也,非将至之所务也,此众人 之所同论也。彼至则不论,论则不至;明见无值,辩不若默;道不可 闻,闻不若塞:此之谓大得。”
  东郭子问于庄子曰:“所谓道,恶乎在?”庄子曰:“无所不在。 ”东郭子曰:“期而后可。”庄子曰:“在蝼蚁。”曰:“何其下邪 ?”曰:“在稊稗。”曰:“何其愈下邪?”曰:“在瓦甓。”曰: “何其愈甚邪?”曰:“在屎溺。”东郭子不应。庄子曰:“夫子之 问也,固不及质。正、获之问于监市履狶也,‘每下愈况’。汝唯莫必, 无乎逃物。至道若是,大言亦然。周遍咸三者,异名同实,其指一也 。尝相与游乎无有之宫,同合而论,无所终穷乎!尝相与无为乎!澹 澹而静乎!漠而清乎!调而闲乎!寥已吾志,无往焉而不知其所至, 去而来不知其所止。吾往来焉而不知其所终,彷徨乎冯闳,大知入焉 而不知其所穷。物物者与物无际,而物有际者,所谓物际者也。不际 之际,际之不际者也。谓盈虚衰杀,彼为盈虚非盈虚,彼为衰杀非衰 杀,彼为本末非本末,彼为积散非积散也。”
  妸荷甘与神农同学于老龙吉。神农隐几,阖户昼瞑。妸荷甘日中奓 户而入,曰:“老龙死矣!”神农隐几拥杖而起,嚗然放杖而笑,曰: “天知予僻陋谩诞,故弃予而死。已矣,夫子无所发予之狂言而死矣 夫!”弇堈吊闻之,曰:“夫体道者,天下之君子所系焉。今于道, 秋豪之端万分未得处一焉,而犹知藏其狂言而死,又况夫体道者乎! 视之无形,听之无声,于人之论者,谓之冥冥,所以论道而非道也。”
  于是泰清问乎无穷,曰:“子知道乎?”无穷曰:“吾不知。”又 问乎无为,无为曰:“吾知道。”曰:“子之知道,亦有数乎?”曰 :“有。”曰:“其数若何?”无为曰:“吾知道之可以贵、可以贱 、可以约、可以散,此吾所以知道之数也。”泰清以之言也问乎无始 ,曰:“若是,则无穷之弗知与无为之知,孰是而孰非乎?”无始曰 :“不知深矣,知之浅矣;弗知内矣,知之外矣。”于是泰清仰而叹 曰:“弗知乃知乎,知乃不知乎!孰知不知之知?”无始曰:“道不 可闻,闻而非也;道不可见,见而非也;道不可言,言而非也!知形 形之不形乎!道不当名。”无始曰:“有问道而应之者,不知道也; 虽问道者,亦未闻道。道无问,问无应。无问问之,是问穷也;无应 应之,是无内也。以无内待问穷,若是者,外不观乎宇宙,内不知乎 大初。是以不过乎昆仑,不游乎太虚。”
  光曜问乎无有曰:“夫子有乎?其无有乎?”光曜不得问而孰视其 状貌:窨然空然。终日视之而不见,听之而不闻,搏之而不得也。光 曜曰:“至矣,其孰能至此乎!予能有无矣,而未能无无也。及为无 有矣,何从至此哉!”
  大马之捶钩者,年八十矣,而不失豪芒。大马曰:“子巧与!有道 与?”曰:“臣有守也。臣之年二十而好捶钩,于物无视也,非钩无 察也。”是用之者假不用者也,以长得其用,而况乎无不用者乎!物 孰不资焉!
  冉求问于仲尼曰:“未有天地可知邪?”仲尼曰:“可。古犹今也 。”冉求失问而退。明日复见,曰:“昔者吾问‘未有天地可知乎? ’夫子曰:‘可。古犹今也。’昔日吾昭然,今日吾昧然。敢问何谓 也?”仲尼曰:“昔之昭然也,神者先受之;今之昧然也,且又为不 神者求邪!无古无今,无始无终。未有子孙而有孙子可乎?”冉求未 对。仲尼曰:“已矣,末应矣!不以生生死,不以死死生。死生有待 邪?皆有所一体。有先天地生者物邪?物物者非物,物出不得先物也 ,犹其有物也。犹其有物也无已!圣人之爱人也终无已者,亦乃取于 是者也。”
  颜渊问乎仲尼曰:“回尝闻诸夫子曰:‘无有所将,无有所迎。’ 回敢问其游。”仲尼曰:“古之人外化而内不化,今之人内化而外不 化。与物化者,一不化者也。安化安不化?安与之相靡?必与之莫多 。狶韦氏之囿,黄帝之圃,有虞氏之宫,汤武之室。君子之人,若儒 墨者师,故以是非相赍也,而况今之人乎!圣人处物不伤物。不伤物 者,物亦不能伤也。唯无所伤者,为能与人相将迎。山林与,皋壤与, 使我欣欣然而乐与!乐未毕也,哀又继之。 哀乐之来,吾不能御,其去弗能止。悲夫,世人直为物逆旅耳!夫知 遇而不知所不遇,知能能而不能所不能。无知无能者,固人之所不免 也。夫务免乎人之所不免者,岂不亦悲哉!至言去言,至为去为。齐 知之,所知则浅矣!”​​​

#悬溺于乱# 草莓种植
一、种植时间
草莓种子在15~20°C的环境下容易萌发,若是能很好的控温,随时都可进行种植。不过建议选在春季5月前后或者是秋季10月前后进行,气候温度较为适宜,利于种子萌发,后期小苗也可更好的生长,方便管理
二、处理种子
草莓种子在入土之前要先催芽处理,将购买的种子直接放在清水中浸泡,大概泡3个小时就行,让种子充分吸收水分,这样萌发率才会更高。
三、准备盆土
用来播种的土壤要松软、透气、富含腐殖质的。建议在园土中掺杂适量的腐叶土,提高土壤肥力,这样利于后期萌发。配制好的土壤还要先消毒处理,避免里面有残留的病菌和虫卵。花盆不需太大,具体根据种子量来定。
四、入土播种
草莓种子催芽处理后,土壤备好之后就可进行播种。播种方法很简单,直接将种子撒在土壤表面,然后再覆盖3厘米后的营养土,适当喷洒水分保湿就行。种下之后要提供温暖、通风好且散光足的环境,这样的环境下草莓种子很快就会发芽,出苗了。草莓小苗喜光,出苗后慢慢增加光照,促使它旺盛生长。


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