#板垣李光人# への10の質問
Q. 1日でいちばん好きな時間は?
結構夜遅い時間が好きで、23時とか24時くらいに炭酸を飲みながら、ドラマを観ているときが心地よいです。
Q無人島にひとつ物を持ってけるとしたら何を選ぶ?
浄水器。やっぱりお水って大切ですよね。
Qもし今の仕事じゃなければ何をしてる?
ショップスタッフとして働いた後に、デザイナー!
Q. 最近いちばん恥ずかしかったことは?
夏は虫が嫌いなので、それくらいですかね? 基本、恥じないように生きています(笑)!
Q. 愛したい派? 愛されたい派?
愛されたい派。基本的に友達とかも少ないんで、仲良くなった人に対して愛がすごいんですよ。だから、そっちからも愛をもらわないと。
Q. 恋人にするなら、料理上手? 掃除上手?
掃除。自宅にモノは多いんですけれど、埃がすごく嫌なので。多分そこが同じじゃないと大変かなと。
Q. 夏にデートするならどこに行きたい?
夏が苦手で、オシャレするのも冬の方が楽しいじゃないですか。なので、屋内の涼しい場所で。
Q. 最近いちばん泣いた出来事は?
演技以外だと、最近は、Netflix「ルポールのドラァグレース」を観ているとすぐ泣いちゃいます。
Q. お金はすぐ使ってしまう? コツコツ貯金?
先日、占い師さんに手相を見てもらって、「金運はすごい良いけど、あなたは使わないと入ってこない」って言われて。じゃあもう使う!ってなってます(笑)。なので使う方で!
Qポストコロナで何をしたい? どこに行きたい?
イタリア。「グッチ ガーデン」にも行きたいし、メゾンのコレクションも生で観てみたいです。
Q. 1日でいちばん好きな時間は?
結構夜遅い時間が好きで、23時とか24時くらいに炭酸を飲みながら、ドラマを観ているときが心地よいです。
Q無人島にひとつ物を持ってけるとしたら何を選ぶ?
浄水器。やっぱりお水って大切ですよね。
Qもし今の仕事じゃなければ何をしてる?
ショップスタッフとして働いた後に、デザイナー!
Q. 最近いちばん恥ずかしかったことは?
夏は虫が嫌いなので、それくらいですかね? 基本、恥じないように生きています(笑)!
Q. 愛したい派? 愛されたい派?
愛されたい派。基本的に友達とかも少ないんで、仲良くなった人に対して愛がすごいんですよ。だから、そっちからも愛をもらわないと。
Q. 恋人にするなら、料理上手? 掃除上手?
掃除。自宅にモノは多いんですけれど、埃がすごく嫌なので。多分そこが同じじゃないと大変かなと。
Q. 夏にデートするならどこに行きたい?
夏が苦手で、オシャレするのも冬の方が楽しいじゃないですか。なので、屋内の涼しい場所で。
Q. 最近いちばん泣いた出来事は?
演技以外だと、最近は、Netflix「ルポールのドラァグレース」を観ているとすぐ泣いちゃいます。
Q. お金はすぐ使ってしまう? コツコツ貯金?
先日、占い師さんに手相を見てもらって、「金運はすごい良いけど、あなたは使わないと入ってこない」って言われて。じゃあもう使う!ってなってます(笑)。なので使う方で!
Qポストコロナで何をしたい? どこに行きたい?
イタリア。「グッチ ガーデン」にも行きたいし、メゾンのコレクションも生で観てみたいです。
#FANTASTICS[超话]#
作詞家・小竹正人の自宅を襲った「FANTASTICS怪盗団」とは?
https://t.cn/A6j6DbfD
さまざまな経験、体験をしてきた作詞家の小竹正人さんの連載がGINGER WEBでスタート。豊富なキャリアを通して、今だからわかったこと、気付いたこと、そして身の回りに起きた出来事をGINGER WEBだけに綴っていきます。【連載/小竹正人の『泥の舟を漕いできました』】
「FANTASTICS怪盗団」
なんか嫌な予感はしていたのである。
ある夜。EXILE HIRO氏とFANTASTICS from EXILE TRIBEのメンバーが食事会をしていた。私も誘ってもらったのだが、他に用事があり、その場に一瞬(10分ほど)だけ顔を出し、その一瞬で面白おかしい毒を吐きまくって(私はかなりの毒舌です)笑いを誘い、「それではみなさん、ごきげんよう」と、風のように去った。
それから私用を済ませ、帰宅して部屋着(とても人前には出られない毛玉だらけのスエットパンツにヨレヨレのパーカー)に着替えて人間スイッチOFF。
さて『脱出おひとり島』(韓国の恋愛バラエティー番組)の最終エピソードを観ようと、テレビの前に座った瞬間、ピンポ~ンと我が家のインターフォンが鳴った。夜の10時近くである。
ここ数年、私は早寝早起きで、こんな時間に誰かがいきなり自宅に来訪するなんてこと皆無。不審に思いながらもドアののぞき穴から外の様子をうかがうと、ニコニコ笑う佐藤大樹の顔が。そして、私がドアを少しだけ開けた瞬間、ものすごい力でドアを大きく開かれた。そこには大樹だけではなく、世界、澤本夏輝、堀夏喜、木村慧人までいるではないか。
「HIROさんが、『おだちゃんがきっとさみしがってるよ』って言ってたから来ました!」と、全く悪びれることなくとんちんかんなことを言う面々。
声を大にして言いたいが、私はどんな時間よりひとり時間が好きだ。さみしいとか人恋しいとか、そんな感情は遠い昔に葬った。しかも、こいつらは会食終わりで全員ほろ酔い、いたずらっ子のような顔をして笑っている。
私が「帰ってよ!」と、いきなり部屋に来た未練がましい元カレを追い払う女みたいな大げさな口ぶりで言ったのに、やつらは「ちょっとだけ~、ちょっとだけ~」と合唱しながら入ってきやがった。渾身の力で全員をドアの外に押し出そうとするが、なんせ1対5(しかもそのうち3名は私より高身長)、あれよあれよ、全員が我が家の玄関にすし詰め状態。ああっ。
しかし、根がスーパー優しい私。我が家に入ったことを明らかに喜んでいる5人の顔を見たら、なんだかこのまま追い払うのがかわいそうになった。
「あっ、なっちゃん(堀夏喜)、このスニーカー欲しいって言ってたよね」と、以前、私が履いていたスニーカーを彼が欲しがっていたことを思い出したので、シューズインクローゼットのドアを開けた。そして、そのスニーカーをなっちゃんにあげた。
そこからがカオスであった。ひょこ、ひょこ、ひょこ、ひょこ、ひょこ、っと、シューズインクローゼット中を覗き込む5人のひょっこりはん。口々に「うわあ、すごい靴の数!」と言っている。
昔から靴が大好きな私は、好みのスニーカーやサンダルを見つけると履きもしないのにそれを買ってしまう悪癖がある。よって、いつの間にか私のシューズインクローゼットは箱に入ったままのスニーカーやサンダルでテトリスがごとく埋め尽くされていて、見るたびに「どうしよう」と思っていた。
奇しくも、「2024年は何もかも断捨離!」と心に誓ったばかりだったので、ここぞとばかりに靴箱を次々に玄関に出し、スニーカーやサンダル(ほとんどが新品、計20足くらい)をみんなにあげた。大体全員の好みを把握しているので、それぞれが好きそうなものを。ついでに着ていない(絶対に私には似合わない)新しい服なんかもあげ、5人全員が大荷物を持って私の家から出て行ってくれた。
ようやくひとりになって、ずいぶんとすっきりとしたシューズインクローゼット(最後に大樹がちゃんと片付けていってくれた)を見て、ふと思った。心に誓うだけで、全然やろうともしなかった断捨離を、思いがけず有言実行できて、結果よかったな・・・と。
これが、「2024年FANTASTICS怪盗事件」の全貌である。
その後、5人全員が「いきなり行ってすみませんでした。思いがけない大きなお年玉をありがとうございます」的なメッセージを送ってきて、次の日に早い時間から仕事があって怪盗団に参加できなかった八木勇征は「僕も行きたかったあ」と悔しがっていて、「ああ、やっぱりFANTASTICSが大好きだなあ」と思った私って・・・・・・本当に世界一のお人好しじゃないですか?
What I saw~今月のオフショット
八木勇征と中島颯太。今回のFANTASTICS怪盗団には加わらなかった2人ですが、次回お待ちしております。是非とも押しかけ断捨離(第2弾)にいらっしゃいませ。
作詞家・小竹正人の自宅を襲った「FANTASTICS怪盗団」とは?
https://t.cn/A6j6DbfD
さまざまな経験、体験をしてきた作詞家の小竹正人さんの連載がGINGER WEBでスタート。豊富なキャリアを通して、今だからわかったこと、気付いたこと、そして身の回りに起きた出来事をGINGER WEBだけに綴っていきます。【連載/小竹正人の『泥の舟を漕いできました』】
「FANTASTICS怪盗団」
なんか嫌な予感はしていたのである。
ある夜。EXILE HIRO氏とFANTASTICS from EXILE TRIBEのメンバーが食事会をしていた。私も誘ってもらったのだが、他に用事があり、その場に一瞬(10分ほど)だけ顔を出し、その一瞬で面白おかしい毒を吐きまくって(私はかなりの毒舌です)笑いを誘い、「それではみなさん、ごきげんよう」と、風のように去った。
それから私用を済ませ、帰宅して部屋着(とても人前には出られない毛玉だらけのスエットパンツにヨレヨレのパーカー)に着替えて人間スイッチOFF。
さて『脱出おひとり島』(韓国の恋愛バラエティー番組)の最終エピソードを観ようと、テレビの前に座った瞬間、ピンポ~ンと我が家のインターフォンが鳴った。夜の10時近くである。
ここ数年、私は早寝早起きで、こんな時間に誰かがいきなり自宅に来訪するなんてこと皆無。不審に思いながらもドアののぞき穴から外の様子をうかがうと、ニコニコ笑う佐藤大樹の顔が。そして、私がドアを少しだけ開けた瞬間、ものすごい力でドアを大きく開かれた。そこには大樹だけではなく、世界、澤本夏輝、堀夏喜、木村慧人までいるではないか。
「HIROさんが、『おだちゃんがきっとさみしがってるよ』って言ってたから来ました!」と、全く悪びれることなくとんちんかんなことを言う面々。
声を大にして言いたいが、私はどんな時間よりひとり時間が好きだ。さみしいとか人恋しいとか、そんな感情は遠い昔に葬った。しかも、こいつらは会食終わりで全員ほろ酔い、いたずらっ子のような顔をして笑っている。
私が「帰ってよ!」と、いきなり部屋に来た未練がましい元カレを追い払う女みたいな大げさな口ぶりで言ったのに、やつらは「ちょっとだけ~、ちょっとだけ~」と合唱しながら入ってきやがった。渾身の力で全員をドアの外に押し出そうとするが、なんせ1対5(しかもそのうち3名は私より高身長)、あれよあれよ、全員が我が家の玄関にすし詰め状態。ああっ。
しかし、根がスーパー優しい私。我が家に入ったことを明らかに喜んでいる5人の顔を見たら、なんだかこのまま追い払うのがかわいそうになった。
「あっ、なっちゃん(堀夏喜)、このスニーカー欲しいって言ってたよね」と、以前、私が履いていたスニーカーを彼が欲しがっていたことを思い出したので、シューズインクローゼットのドアを開けた。そして、そのスニーカーをなっちゃんにあげた。
そこからがカオスであった。ひょこ、ひょこ、ひょこ、ひょこ、ひょこ、っと、シューズインクローゼット中を覗き込む5人のひょっこりはん。口々に「うわあ、すごい靴の数!」と言っている。
昔から靴が大好きな私は、好みのスニーカーやサンダルを見つけると履きもしないのにそれを買ってしまう悪癖がある。よって、いつの間にか私のシューズインクローゼットは箱に入ったままのスニーカーやサンダルでテトリスがごとく埋め尽くされていて、見るたびに「どうしよう」と思っていた。
奇しくも、「2024年は何もかも断捨離!」と心に誓ったばかりだったので、ここぞとばかりに靴箱を次々に玄関に出し、スニーカーやサンダル(ほとんどが新品、計20足くらい)をみんなにあげた。大体全員の好みを把握しているので、それぞれが好きそうなものを。ついでに着ていない(絶対に私には似合わない)新しい服なんかもあげ、5人全員が大荷物を持って私の家から出て行ってくれた。
ようやくひとりになって、ずいぶんとすっきりとしたシューズインクローゼット(最後に大樹がちゃんと片付けていってくれた)を見て、ふと思った。心に誓うだけで、全然やろうともしなかった断捨離を、思いがけず有言実行できて、結果よかったな・・・と。
これが、「2024年FANTASTICS怪盗事件」の全貌である。
その後、5人全員が「いきなり行ってすみませんでした。思いがけない大きなお年玉をありがとうございます」的なメッセージを送ってきて、次の日に早い時間から仕事があって怪盗団に参加できなかった八木勇征は「僕も行きたかったあ」と悔しがっていて、「ああ、やっぱりFANTASTICSが大好きだなあ」と思った私って・・・・・・本当に世界一のお人好しじゃないですか?
What I saw~今月のオフショット
八木勇征と中島颯太。今回のFANTASTICS怪盗団には加わらなかった2人ですが、次回お待ちしております。是非とも押しかけ断捨離(第2弾)にいらっしゃいませ。
二宮和也「いろいろな人に迷惑をかけていることだけは分かっていて」独立後初インタビュー
嵐の二宮和也(40)が、このほどスポーツ報知の独占インタビューに応じた。昨年10月24日にスマイルアップ(旧ジャニーズ事務所)を退所以降、メディアのインタビューに応じるのは初めて。独立した経緯や個人事務所「オフィスにの」での仕事ぶり、11月に25周年を迎える嵐、40歳の抱負を語り尽くした。3日連続のロングインタビュー初回は「独立」や「オフィスにの」について明かした。(取材・構成=田中 雄己)
【写真】インタビュー別ポーズカット
半信半疑だった。待ち合わせ時間になると、ドアが開いた。本当に、本物の、二宮和也が現れた。「お久しぶりです。よろしくお願いします」。朗らかな雰囲気に柔らかな笑み。以前と変わらないニノだった。
今までは、事務所の社員やマネジャーが“仲介”に入っていたが、今回は、メールのやり取りからスケジュール調整まで全て二宮本人と連絡を交わした。取材が決まり、わずか2日後に顔を合わせた。
「お恥ずかしい話ですけど『大変お世話になっています』とか『表題の件に関しましては』といった文言を使ったことがなくて。生活圏内のフランクなやり取りだけで。田中さんとメールするにも『様』と付けたことがなくて。あとは癖で、様のあとに『。』を付けちゃうんですよね。自分の名前にも『二宮。』って(笑い)。何かを区切りたいんですかね」
昨年10月に27年間在籍した事務所から独立。「オフィスにの」を設立した。自身でメール作業から日程管理まで行い、実姉と共に公式サイトも立ち上げた。
「お仕事の依頼などを確認して、朝、昼、午後、夕方、夜とメール作業をしますね。もともと6時くらいに起きる生活だったので、朝のボーッとする瞬間が、確認事に費やす時間に変わっただけですけど。今は、ダブルブッキングだけを恐れて生きています(笑い)。あと請求書の件ですとか『よろしければ、出演料の交渉をさせてもらってもよろしいでしょうか』とか。あれがムズい、本当にムズい(笑い)。改めて今まで自由にやらせてもらっていたと実感しましたね」
ドラマや映画、CMやバラエティーなどの“出役”に、“裏方業”も加わった。軽快な口ぶりとは対照的に、かつてないほど多忙を極める。
「ここ数か月でお仕事も一番忙しくなって。最大集中したパフォーマンスをより持続できるように。人も増やしたいし、車も借りたい」。そう言うと、ニヤッと笑った。ソファに深く腰掛け、リラックスした体勢になった。「芸能人って、アルファードに乗っているイメージあるじゃないですか? メチャクチャ探したんですけど、運転してくれる人がいないので。あの車を自分で運転する芸能人ってなかなか見ないしなぁとか(笑い)。車庫証明や駐車場とか細かなところもね」
事務所はスポーツジャーナリストの増田明美さんの夫で、ファイナンシャルプランナーの木脇祐二氏が代表取締役を務める。自身の肩書を聞くと「完全なる平社員」とすぐに返ってきた。
「契約社員みたいなものです。『オフィスにの』と契約する社員であり、タレント。単年契約を更新される側の人間なので」。今後も「平社員」は継続する予定で「僕は、外で働くことで信用を得ないといけない。代表には、ならないでしょうねえ。基本的に、そんなコミュニケーションを取れるタイプではないですし」
怒とうの1年となった昨年。7月から「VIVANT」(TBS系)、「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」(フジテレビ系)と2クール連続でドラマに出演。10月には主演映画「アナログ」も公開された。そして、事務所の創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題は、自身の仕事にも影響を及ぼした。「VIVANTは宣伝活動もしないで、作品内で出演が明かされて。新しい挑戦でした。『月9』にも初めて出させていただいて。下半期の半年間はずっとドラマに出ていて」。そう言うと、間が空いた。5秒、10秒と無言が続いた。ソファのきしむ音が響いた。二宮は、リラックスした姿勢から正座に変え、口を開き始めた。
「メチャクチャいろいろな人に迷惑をかけていることだけは分かっていて。それに対して、何も言えないまま過ごしているのは違う。どこかで、ちゃんとしないと『自分は関係ない』となりそうで怖かった」
10月24日に退所を発表した際は「怖い」「不安」と自身の感情を吐露した。
「仕事がなくなる不安や恐怖は数%で、分かりづらいかもしれないですけど、誰の時間軸で動いているか分からないのが怖くて」
ジャニー氏の性加害問題が波及し、所属タレントのCM起用を自粛する企業が現れた。各メディアも起用に慎重な姿勢を示し、昨年末のNHK紅白歌合戦は44年ぶりに出場ゼロに。二宮自身も「伊藤ハム」や「ライオン」など多くのCMが影響を受けた。自身がコントロールできないところで問題が広がり、出演番組や作品の関係者やスポンサーなど多くの人の迷惑になることに恐怖を感じた。
「一度置かれている状況に対して、ベストな形を見つけないと嘆いてばかりになりそうで。正面きって話し合える環境を作った方が安心できるんじゃないかと独立を決めました」
入所から27年間在籍した事務所。当然、即決はできなかった。12歳で入所した自身と同様に「夢」を見るジュニアが気がかりだった。
「大人は、発信できる場所や表現がありますけど、ジュニアの子たちが心配で。彼らをどうケアしていくか。それがずっと心配で、つらくて。いろいろ考えました。勝手にやめた人間が言うのはおかしな話ですけど。イノッチ(Annex=旧ジャニーズアイランド=社長・井ノ原快彦)がいるので、安心はしているんですけど」
その井ノ原も、背中を押してくれた。
「イノッチからは『事務所が変わったとしても先輩・後輩としては変わらない。そういう関係でずっと居続けてくれたらうれしいな』とメールを頂いて。『後輩がお芝居のことで悩んでいたら見てもらえたら』とか。本当にうれしいですよね。(「STARTO ENTERTAINMENT」の新社長)福田(淳)さんからは、お手紙を頂きましたね。わ、新社長だぁと。僕も話す時が来るのかなぁ」
そして、もちろん嵐のメンバーとも。5人で話し合い、直接意思を伝えた。
「自分以外に『嵐』というモノが、もちろんあって。嵐が動く時には、さすがにいないといけない。4人でやるのは違うと思うし、私も本意ではない。やれることがあるなら、やらせていただきたいと伝えさせていただいて」
それまでは、時折冗談やタメ口も交えたニノらしい語り口もあったが、「嵐」の話題になると、明らかに雰囲気が変わった。視線は鋭く、トーンは低くなった。「本当に、大事にしてきたモノに対して向き合わないといけない」。大切なモノを慎重に扱うように、ゆっくりと言葉を紡ぎ始めた。=中編に続く=
◆二宮 和也(にのみや・かずなり)1983年6月17日、東京都出身。40歳。96年にジャニーズ事務所(現・スマイルアップ)に入所。99年に嵐としてシングル「A・RA・SHI」でデビュー。2006年にTBS系ドラマ「少しは、恩返しができたかな」で橋田賞受賞。同年「硫黄島からの手紙」でハリウッド映画初出演。15年「母と暮せば」で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞などを受賞。18年「検察側の罪人」で報知映画賞助演男優賞を受賞。血液型A。
嵐の二宮和也(40)が、このほどスポーツ報知の独占インタビューに応じた。昨年10月24日にスマイルアップ(旧ジャニーズ事務所)を退所以降、メディアのインタビューに応じるのは初めて。独立した経緯や個人事務所「オフィスにの」での仕事ぶり、11月に25周年を迎える嵐、40歳の抱負を語り尽くした。3日連続のロングインタビュー初回は「独立」や「オフィスにの」について明かした。(取材・構成=田中 雄己)
【写真】インタビュー別ポーズカット
半信半疑だった。待ち合わせ時間になると、ドアが開いた。本当に、本物の、二宮和也が現れた。「お久しぶりです。よろしくお願いします」。朗らかな雰囲気に柔らかな笑み。以前と変わらないニノだった。
今までは、事務所の社員やマネジャーが“仲介”に入っていたが、今回は、メールのやり取りからスケジュール調整まで全て二宮本人と連絡を交わした。取材が決まり、わずか2日後に顔を合わせた。
「お恥ずかしい話ですけど『大変お世話になっています』とか『表題の件に関しましては』といった文言を使ったことがなくて。生活圏内のフランクなやり取りだけで。田中さんとメールするにも『様』と付けたことがなくて。あとは癖で、様のあとに『。』を付けちゃうんですよね。自分の名前にも『二宮。』って(笑い)。何かを区切りたいんですかね」
昨年10月に27年間在籍した事務所から独立。「オフィスにの」を設立した。自身でメール作業から日程管理まで行い、実姉と共に公式サイトも立ち上げた。
「お仕事の依頼などを確認して、朝、昼、午後、夕方、夜とメール作業をしますね。もともと6時くらいに起きる生活だったので、朝のボーッとする瞬間が、確認事に費やす時間に変わっただけですけど。今は、ダブルブッキングだけを恐れて生きています(笑い)。あと請求書の件ですとか『よろしければ、出演料の交渉をさせてもらってもよろしいでしょうか』とか。あれがムズい、本当にムズい(笑い)。改めて今まで自由にやらせてもらっていたと実感しましたね」
ドラマや映画、CMやバラエティーなどの“出役”に、“裏方業”も加わった。軽快な口ぶりとは対照的に、かつてないほど多忙を極める。
「ここ数か月でお仕事も一番忙しくなって。最大集中したパフォーマンスをより持続できるように。人も増やしたいし、車も借りたい」。そう言うと、ニヤッと笑った。ソファに深く腰掛け、リラックスした体勢になった。「芸能人って、アルファードに乗っているイメージあるじゃないですか? メチャクチャ探したんですけど、運転してくれる人がいないので。あの車を自分で運転する芸能人ってなかなか見ないしなぁとか(笑い)。車庫証明や駐車場とか細かなところもね」
事務所はスポーツジャーナリストの増田明美さんの夫で、ファイナンシャルプランナーの木脇祐二氏が代表取締役を務める。自身の肩書を聞くと「完全なる平社員」とすぐに返ってきた。
「契約社員みたいなものです。『オフィスにの』と契約する社員であり、タレント。単年契約を更新される側の人間なので」。今後も「平社員」は継続する予定で「僕は、外で働くことで信用を得ないといけない。代表には、ならないでしょうねえ。基本的に、そんなコミュニケーションを取れるタイプではないですし」
怒とうの1年となった昨年。7月から「VIVANT」(TBS系)、「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」(フジテレビ系)と2クール連続でドラマに出演。10月には主演映画「アナログ」も公開された。そして、事務所の創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題は、自身の仕事にも影響を及ぼした。「VIVANTは宣伝活動もしないで、作品内で出演が明かされて。新しい挑戦でした。『月9』にも初めて出させていただいて。下半期の半年間はずっとドラマに出ていて」。そう言うと、間が空いた。5秒、10秒と無言が続いた。ソファのきしむ音が響いた。二宮は、リラックスした姿勢から正座に変え、口を開き始めた。
「メチャクチャいろいろな人に迷惑をかけていることだけは分かっていて。それに対して、何も言えないまま過ごしているのは違う。どこかで、ちゃんとしないと『自分は関係ない』となりそうで怖かった」
10月24日に退所を発表した際は「怖い」「不安」と自身の感情を吐露した。
「仕事がなくなる不安や恐怖は数%で、分かりづらいかもしれないですけど、誰の時間軸で動いているか分からないのが怖くて」
ジャニー氏の性加害問題が波及し、所属タレントのCM起用を自粛する企業が現れた。各メディアも起用に慎重な姿勢を示し、昨年末のNHK紅白歌合戦は44年ぶりに出場ゼロに。二宮自身も「伊藤ハム」や「ライオン」など多くのCMが影響を受けた。自身がコントロールできないところで問題が広がり、出演番組や作品の関係者やスポンサーなど多くの人の迷惑になることに恐怖を感じた。
「一度置かれている状況に対して、ベストな形を見つけないと嘆いてばかりになりそうで。正面きって話し合える環境を作った方が安心できるんじゃないかと独立を決めました」
入所から27年間在籍した事務所。当然、即決はできなかった。12歳で入所した自身と同様に「夢」を見るジュニアが気がかりだった。
「大人は、発信できる場所や表現がありますけど、ジュニアの子たちが心配で。彼らをどうケアしていくか。それがずっと心配で、つらくて。いろいろ考えました。勝手にやめた人間が言うのはおかしな話ですけど。イノッチ(Annex=旧ジャニーズアイランド=社長・井ノ原快彦)がいるので、安心はしているんですけど」
その井ノ原も、背中を押してくれた。
「イノッチからは『事務所が変わったとしても先輩・後輩としては変わらない。そういう関係でずっと居続けてくれたらうれしいな』とメールを頂いて。『後輩がお芝居のことで悩んでいたら見てもらえたら』とか。本当にうれしいですよね。(「STARTO ENTERTAINMENT」の新社長)福田(淳)さんからは、お手紙を頂きましたね。わ、新社長だぁと。僕も話す時が来るのかなぁ」
そして、もちろん嵐のメンバーとも。5人で話し合い、直接意思を伝えた。
「自分以外に『嵐』というモノが、もちろんあって。嵐が動く時には、さすがにいないといけない。4人でやるのは違うと思うし、私も本意ではない。やれることがあるなら、やらせていただきたいと伝えさせていただいて」
それまでは、時折冗談やタメ口も交えたニノらしい語り口もあったが、「嵐」の話題になると、明らかに雰囲気が変わった。視線は鋭く、トーンは低くなった。「本当に、大事にしてきたモノに対して向き合わないといけない」。大切なモノを慎重に扱うように、ゆっくりと言葉を紡ぎ始めた。=中編に続く=
◆二宮 和也(にのみや・かずなり)1983年6月17日、東京都出身。40歳。96年にジャニーズ事務所(現・スマイルアップ)に入所。99年に嵐としてシングル「A・RA・SHI」でデビュー。2006年にTBS系ドラマ「少しは、恩返しができたかな」で橋田賞受賞。同年「硫黄島からの手紙」でハリウッド映画初出演。15年「母と暮せば」で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞などを受賞。18年「検察側の罪人」で報知映画賞助演男優賞を受賞。血液型A。
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