黄金虫 (小説)
この作品は『フィラデルフィア・ダラー・ニュースペーパー』の懸賞で最優秀作となり、ポーは賞金として100ドルを得た。これはポーが単独作品で得た収入ではおそらく最高額である。「黄金虫」はポーの作品のうち、彼の存命中もっとも広く読まれた作品となり、暗号というトピックを出版界に広く知らしめる役割を果たした。
あらすじ
名前の明かされない語り手は、ウィリアム・ルグランという友人を持っていた。ルグランはユグノーの一族の生まれで、かつてあった財産を失ってからサウスカロライナ州沖のサリバン島で、召使の黒人ジュピターを伴って隠遁生活を送っている。あるとき、語り手が数週間ぶりで彼のもとを訪れると、ルグランは新種の黄金虫を発見したと言って興奮の最中にあった。あいにく当の昆虫はとある中尉に貸してしまって手元にはなかったが、その代わりと言ってルグランは語り手に昆虫のスケッチを描いて見せる。しかし、そのスケッチは語り手にはどうも髑髏を描いたもののようにしか見えない。語り手がそのことを伝えると、絵に自信のあったルグランは気を悪くし、スケッチを描いた紙を丸めて捨てようとする。しかしその前に絵のほうをチラリと見るやそこに釘付けになり、やがて紙をしまうとそれからは、何かに心を奪われたようにうつつを抜かした状態になった。様子が変だと思った語り手は、その日は友人の家に泊めてもらう予定を取りやめ、そのまま辞去する。
それから1か月後、語り手のもとにルグランの召使ジュピターが訪ねてくる。彼の話では、主人ルグランはあの日から様子がすっかりおかしくなり、黒板に妙な図形を書き散らしたり、行き先を告げずに一日中外出したりしているという。彼の携えてきたルグランの手紙には、語り手に「重要な仕事」があるからすぐに来るようにと記してある。語り手がジュピターに連れられてルグランのもとに向かうと、語り手を迎えたルグランは「黄金虫が財宝をもたらす」という謎めいた言葉を伝え、本土の丘陵地帯の探検を手伝ってほしいと言う。彼の精神が錯乱していると見た語り手は、とりあえず彼の言うままに従うことに決め、探検についていく。
本土に着いた一行は、樹木の生い茂った台地の上を鎌で切りわけながら奥地へと進んでいき、やがて巨大なユリの木に達する。ルグランはジュピターをその樹に登らせ、さらに枝を伝って進んでいくように指示する。すると、その枝の先には髑髏が打ち付けてあった。ルグランはジュピターに、髑髏の左目から紐をつけた黄金虫を垂らすように指示し、その黄金虫が落ちたところを目印にして杭を打つ。そしてそこから最も近い木からその杭までを巻尺でつなぎ、さらにその延長上を50フィート(15.2m)ほど行ったところに目印をつけると、皆でここを掘るようにと伝える。一向はそれからその場所を2時間にもわたって掘っていくが、何も見つからない。諦めかけたルグランは、ふとあることに気付き、召使のジュピターに「お前の左目はどっちだ」と問いただす。何度も確認したにもかかわらず、ジュピターは右と左を取り違えていたのだった。
一行はもう一度ユリノキに戻って先の手順を繰り返すと、先ほどから数ヤードずれた場所を再び掘り始める。1時間ほど掘り進めると、連れて来ていた犬が吠え出し、やがて大量の人骨といくつかの硬貨が、さらにその下には6つの大きな木箱が埋められていた。木箱の中身は大量の硬貨や黄金、宝石や装飾品の類であり、家に持ち帰って検分すると、その総額は150万ドル(2009年現在で210億円推定)にも及ぶことがわかる。
興奮冷めやらぬ中、ルグランはどのようにして隠された財宝を見つけるに至ったのかを説明する。あの日、ルグランが黄金虫をスケッチして見せた紙は、黄金虫を発見したのと同じ場所で見つけた羊皮紙であった。そこには一見なにも描かれていないように見えたが、ルグランが語り手に紙を手渡したとき、語り手が暖炉の近くにいたために、熱の化学反応によって隠された絵がスケッチの裏側に炙り出されていたのである。そのことに気付いたルグランは、語り手が帰った後、さらに羊皮紙を調べて、山羊(キッド)のマークからそれが海賊キャプテン・キッドの隠された財宝のありかを示すものだと直感する。なおも調べていくと、その紙には以下のような暗号が記されていることがわかった。
53‡‡†305))6*;4826)4‡.)4‡);806*;48†8
¶60))85;1‡(;:‡*8†83(88)5*†;46(;88*96
*?;8)*‡(;485);5*†2:*‡(;4956*2(5*—4)8
¶8*;4069285);)6†8)4‡‡;1(‡9;48081;8:8‡
1;48†85;4)485†528806*81(‡9;48;(88;4
(‡?34;48)4‡;161;:188;‡?;
暗号に詳しかったルグランはこれを初歩的な暗号だと見抜き、まず暗号内で使われている記号の登場頻度を調べた。一番多いのは「8」の32回である。英語の文章で最もよく使われるアルファベットはeであるから、「8」が「e」を表している可能性が高い。そして英語の文章で最もよく使われる単語は「the」であるから、暗号内で最も多く登場する文字列「;48」がおそらく「the」を表している。このようにしてどんどん記号に対応するアルファベットを見つけて行き、最終的に以下のように解読したのだった。
A good glass in the bishop's hostel in the devil's seat
forty-one degrees and thirteen minutes northeast and by north
main branch seventh limb east side shoot from the left eye of the death's-head
a bee line from the tree through the shot fifty feet out.
主教の宿にある悪魔の玉座には上等のガラスがある
四十一度十三分―北東で北よりの方角
東側の主な枝、七番目の大枝―髑髏の左目から撃て
木から狙撃地点を経て五十フィート向こうまで直進せよ。
これを解読すると、ルグランはまず「主教(ビショップ)の宿」にあたる場所を探し、やがてサリバン島の近隣に「ベソップの城」と呼ばれる岩壁があることを知った。その岩壁は良く見ると落ち窪んで玉座のような形になっている場所があった。「上等のガラス」は望遠鏡のことであり、ルグランはその場所に座って指示通りの方角に望遠鏡を向け、そこから木の枝に打ち込まれた髑髏を発見したのである。
分析
この作品で用いられているのは換字式暗号であり、暗号の方式もその解読方法(頻度分析)もポー自身が開発したわけではない。しかし「黄金虫」が発表された19世紀の当時においては、多くの人にとっては暗号法は神秘的なもののように捉えられており、暗号の解読はほとんど超自然的な能力だと考えられていた。この作品に先立つ1840年に、ポーはフィラデルフィアの雑誌『アレクサンダーズ・ウィークリー・メッセンジャー』において暗号に関する記事を書き、その際にこの方式で書かれた暗号であればどんなものでも解いてみせると高言した[8]。ポーの言によれば、この試みは非常に反響を起こし、同雑誌宛てに全国各地から手紙が押し寄せたが、ポーはそのほとんど全てを解読したという[9]。1841年7月にポーは「暗号論」を『グレアムズ・マガジン』に掲載し、暗号の歴史を辿るとともに上記の経緯についても記している。「黄金虫」に使われている暗号の解読法自体は、「暗号論」で説明されたものとほとんど同じである。
作中の「黄金虫」のモデルとなったコメツキムシの一種。背中に眼窩を思わせる大きな黒い斑点がある。
物語に登場する「黄金虫」の新種は現実に存在するものではなく、作中で述べられているこの昆虫の特徴は物語の舞台となった地域に生息する2種類の昆虫の特徴を組み合わせて作られている。一つはカミキリムシの一種 Callichroma splendidum で、黄金色の頭部を持っており、胴体にもわずかに黄金色をしている。骸骨の眼窩を思わせる黒い大きな斑点を持つものはコメツキムシ科の Alaus oculatus である。
アフリカ人の従者ジュピターの描写は、近代的な観点からはしばしば人種的偏見にもとづくステレオタイプとして批判されている[12]。ポーはかつて自分が雑誌で書評を受け持ったことのあるロバート・モンゴメリ・バードの『シェパード・リー』(1836年)からこの人物像を着想したらしい。当時のアメリカ合衆国においてフィクションに黒人を登場させること自体は珍しくなかったが、この作品のジュピターのように台詞を持つことは稀であった。研究者によれば、作中のジュピターの訛りは物語の舞台となった地方における黒人のそれとは似ておらず、あるいはガラ人の言葉遣いを参考にしたのではないかとしている。
ポーは軍人時代の1827年11月から1828年12月にかけてサリバン島西端のモルトリー要塞(英語版)に駐屯しており、この時の自分の体験を生かして「黄金虫」の舞台を描いている。サリバン島はまたポーがキャプテン・キッドの伝承を初めて聞いた土地でもあった。ポーとの縁にちなんで、サリバン島にはポーの名を冠した図書館が建てられている。またポーは「軽気球夢譚」「長方形の箱」でもこの地域を扱っている。
この作品は『フィラデルフィア・ダラー・ニュースペーパー』の懸賞で最優秀作となり、ポーは賞金として100ドルを得た。これはポーが単独作品で得た収入ではおそらく最高額である。「黄金虫」はポーの作品のうち、彼の存命中もっとも広く読まれた作品となり、暗号というトピックを出版界に広く知らしめる役割を果たした。
あらすじ
名前の明かされない語り手は、ウィリアム・ルグランという友人を持っていた。ルグランはユグノーの一族の生まれで、かつてあった財産を失ってからサウスカロライナ州沖のサリバン島で、召使の黒人ジュピターを伴って隠遁生活を送っている。あるとき、語り手が数週間ぶりで彼のもとを訪れると、ルグランは新種の黄金虫を発見したと言って興奮の最中にあった。あいにく当の昆虫はとある中尉に貸してしまって手元にはなかったが、その代わりと言ってルグランは語り手に昆虫のスケッチを描いて見せる。しかし、そのスケッチは語り手にはどうも髑髏を描いたもののようにしか見えない。語り手がそのことを伝えると、絵に自信のあったルグランは気を悪くし、スケッチを描いた紙を丸めて捨てようとする。しかしその前に絵のほうをチラリと見るやそこに釘付けになり、やがて紙をしまうとそれからは、何かに心を奪われたようにうつつを抜かした状態になった。様子が変だと思った語り手は、その日は友人の家に泊めてもらう予定を取りやめ、そのまま辞去する。
それから1か月後、語り手のもとにルグランの召使ジュピターが訪ねてくる。彼の話では、主人ルグランはあの日から様子がすっかりおかしくなり、黒板に妙な図形を書き散らしたり、行き先を告げずに一日中外出したりしているという。彼の携えてきたルグランの手紙には、語り手に「重要な仕事」があるからすぐに来るようにと記してある。語り手がジュピターに連れられてルグランのもとに向かうと、語り手を迎えたルグランは「黄金虫が財宝をもたらす」という謎めいた言葉を伝え、本土の丘陵地帯の探検を手伝ってほしいと言う。彼の精神が錯乱していると見た語り手は、とりあえず彼の言うままに従うことに決め、探検についていく。
本土に着いた一行は、樹木の生い茂った台地の上を鎌で切りわけながら奥地へと進んでいき、やがて巨大なユリの木に達する。ルグランはジュピターをその樹に登らせ、さらに枝を伝って進んでいくように指示する。すると、その枝の先には髑髏が打ち付けてあった。ルグランはジュピターに、髑髏の左目から紐をつけた黄金虫を垂らすように指示し、その黄金虫が落ちたところを目印にして杭を打つ。そしてそこから最も近い木からその杭までを巻尺でつなぎ、さらにその延長上を50フィート(15.2m)ほど行ったところに目印をつけると、皆でここを掘るようにと伝える。一向はそれからその場所を2時間にもわたって掘っていくが、何も見つからない。諦めかけたルグランは、ふとあることに気付き、召使のジュピターに「お前の左目はどっちだ」と問いただす。何度も確認したにもかかわらず、ジュピターは右と左を取り違えていたのだった。
一行はもう一度ユリノキに戻って先の手順を繰り返すと、先ほどから数ヤードずれた場所を再び掘り始める。1時間ほど掘り進めると、連れて来ていた犬が吠え出し、やがて大量の人骨といくつかの硬貨が、さらにその下には6つの大きな木箱が埋められていた。木箱の中身は大量の硬貨や黄金、宝石や装飾品の類であり、家に持ち帰って検分すると、その総額は150万ドル(2009年現在で210億円推定)にも及ぶことがわかる。
興奮冷めやらぬ中、ルグランはどのようにして隠された財宝を見つけるに至ったのかを説明する。あの日、ルグランが黄金虫をスケッチして見せた紙は、黄金虫を発見したのと同じ場所で見つけた羊皮紙であった。そこには一見なにも描かれていないように見えたが、ルグランが語り手に紙を手渡したとき、語り手が暖炉の近くにいたために、熱の化学反応によって隠された絵がスケッチの裏側に炙り出されていたのである。そのことに気付いたルグランは、語り手が帰った後、さらに羊皮紙を調べて、山羊(キッド)のマークからそれが海賊キャプテン・キッドの隠された財宝のありかを示すものだと直感する。なおも調べていくと、その紙には以下のような暗号が記されていることがわかった。
53‡‡†305))6*;4826)4‡.)4‡);806*;48†8
¶60))85;1‡(;:‡*8†83(88)5*†;46(;88*96
*?;8)*‡(;485);5*†2:*‡(;4956*2(5*—4)8
¶8*;4069285);)6†8)4‡‡;1(‡9;48081;8:8‡
1;48†85;4)485†528806*81(‡9;48;(88;4
(‡?34;48)4‡;161;:188;‡?;
暗号に詳しかったルグランはこれを初歩的な暗号だと見抜き、まず暗号内で使われている記号の登場頻度を調べた。一番多いのは「8」の32回である。英語の文章で最もよく使われるアルファベットはeであるから、「8」が「e」を表している可能性が高い。そして英語の文章で最もよく使われる単語は「the」であるから、暗号内で最も多く登場する文字列「;48」がおそらく「the」を表している。このようにしてどんどん記号に対応するアルファベットを見つけて行き、最終的に以下のように解読したのだった。
A good glass in the bishop's hostel in the devil's seat
forty-one degrees and thirteen minutes northeast and by north
main branch seventh limb east side shoot from the left eye of the death's-head
a bee line from the tree through the shot fifty feet out.
主教の宿にある悪魔の玉座には上等のガラスがある
四十一度十三分―北東で北よりの方角
東側の主な枝、七番目の大枝―髑髏の左目から撃て
木から狙撃地点を経て五十フィート向こうまで直進せよ。
これを解読すると、ルグランはまず「主教(ビショップ)の宿」にあたる場所を探し、やがてサリバン島の近隣に「ベソップの城」と呼ばれる岩壁があることを知った。その岩壁は良く見ると落ち窪んで玉座のような形になっている場所があった。「上等のガラス」は望遠鏡のことであり、ルグランはその場所に座って指示通りの方角に望遠鏡を向け、そこから木の枝に打ち込まれた髑髏を発見したのである。
分析
この作品で用いられているのは換字式暗号であり、暗号の方式もその解読方法(頻度分析)もポー自身が開発したわけではない。しかし「黄金虫」が発表された19世紀の当時においては、多くの人にとっては暗号法は神秘的なもののように捉えられており、暗号の解読はほとんど超自然的な能力だと考えられていた。この作品に先立つ1840年に、ポーはフィラデルフィアの雑誌『アレクサンダーズ・ウィークリー・メッセンジャー』において暗号に関する記事を書き、その際にこの方式で書かれた暗号であればどんなものでも解いてみせると高言した[8]。ポーの言によれば、この試みは非常に反響を起こし、同雑誌宛てに全国各地から手紙が押し寄せたが、ポーはそのほとんど全てを解読したという[9]。1841年7月にポーは「暗号論」を『グレアムズ・マガジン』に掲載し、暗号の歴史を辿るとともに上記の経緯についても記している。「黄金虫」に使われている暗号の解読法自体は、「暗号論」で説明されたものとほとんど同じである。
作中の「黄金虫」のモデルとなったコメツキムシの一種。背中に眼窩を思わせる大きな黒い斑点がある。
物語に登場する「黄金虫」の新種は現実に存在するものではなく、作中で述べられているこの昆虫の特徴は物語の舞台となった地域に生息する2種類の昆虫の特徴を組み合わせて作られている。一つはカミキリムシの一種 Callichroma splendidum で、黄金色の頭部を持っており、胴体にもわずかに黄金色をしている。骸骨の眼窩を思わせる黒い大きな斑点を持つものはコメツキムシ科の Alaus oculatus である。
アフリカ人の従者ジュピターの描写は、近代的な観点からはしばしば人種的偏見にもとづくステレオタイプとして批判されている[12]。ポーはかつて自分が雑誌で書評を受け持ったことのあるロバート・モンゴメリ・バードの『シェパード・リー』(1836年)からこの人物像を着想したらしい。当時のアメリカ合衆国においてフィクションに黒人を登場させること自体は珍しくなかったが、この作品のジュピターのように台詞を持つことは稀であった。研究者によれば、作中のジュピターの訛りは物語の舞台となった地方における黒人のそれとは似ておらず、あるいはガラ人の言葉遣いを参考にしたのではないかとしている。
ポーは軍人時代の1827年11月から1828年12月にかけてサリバン島西端のモルトリー要塞(英語版)に駐屯しており、この時の自分の体験を生かして「黄金虫」の舞台を描いている。サリバン島はまたポーがキャプテン・キッドの伝承を初めて聞いた土地でもあった。ポーとの縁にちなんで、サリバン島にはポーの名を冠した図書館が建てられている。またポーは「軽気球夢譚」「長方形の箱」でもこの地域を扱っている。
#梦女[超话]#
#恋のメロディー#
新的生日新的一年 祝我生日快乐
—————————————————————
抽100*1 抽52*2 月底开
—————————————————————
明日なんて来ないようにと 願った夜 数え切れない
夢も愛も失くし
雨に打たれたまま 泣いてる,
飾りつけないでこのままの私で生きてゆくため 何が必要?
自分さえ信じられず
何を信じたらいいの,
答えは近すぎて見えない
#恋のメロディー#
新的生日新的一年 祝我生日快乐
—————————————————————
抽100*1 抽52*2 月底开
—————————————————————
明日なんて来ないようにと 願った夜 数え切れない
夢も愛も失くし
雨に打たれたまま 泣いてる,
飾りつけないでこのままの私で生きてゆくため 何が必要?
自分さえ信じられず
何を信じたらいいの,
答えは近すぎて見えない
石川 輪島「朝市通り」の火災現場 100人態勢で集中捜索へ
2024年1月9日 13時31分
震度6強の揺れを観測した石川県輪島市の中心部「朝市通り」で発生した大規模な火災現場で、警察は9日午後から集中的に捜索を行い、巻き込まれた人がいないかなど確認を進めることにしています。
今月1日の午後6時ごろ、輪島市中心部、河井町にある観光名所「朝市通り」で大規模な火災が起き、店舗や住宅など200棟以上が焼けたとみられています。
警察は9日午後から4日間にわたり、100人態勢で集中的に捜索を行って現場の状況を詳しく調べ、遺留品などがないかを探し、巻き込まれた人がいないかどうかなど、確認を進めることにしています。
現場では、9日朝から、数人の警察官が規制線を張ったり、がれきの状態を確認したりして捜索の準備にあたっています。
今回の火災では地震による断水や大津波警報の発令などで消火活動が難航し、焼失面積はおよそ4万8000平方メートルと推計されています。
自宅が全焼の女性「多くの知り合いといまも連絡とれず」
警察が捜索を行う朝市通りの現場には、この通りに自宅があり全焼したという女性が避難所から様子を見に訪れていました。
80代の女性は、「きょう警察が捜索を行うと新聞に書いてあったので確認に来ました。お隣さんなど多くの知り合いがいまも連絡がとれておらず、早く見つかってほしい」と話していました。
2024年1月9日 13時31分
震度6強の揺れを観測した石川県輪島市の中心部「朝市通り」で発生した大規模な火災現場で、警察は9日午後から集中的に捜索を行い、巻き込まれた人がいないかなど確認を進めることにしています。
今月1日の午後6時ごろ、輪島市中心部、河井町にある観光名所「朝市通り」で大規模な火災が起き、店舗や住宅など200棟以上が焼けたとみられています。
警察は9日午後から4日間にわたり、100人態勢で集中的に捜索を行って現場の状況を詳しく調べ、遺留品などがないかを探し、巻き込まれた人がいないかどうかなど、確認を進めることにしています。
現場では、9日朝から、数人の警察官が規制線を張ったり、がれきの状態を確認したりして捜索の準備にあたっています。
今回の火災では地震による断水や大津波警報の発令などで消火活動が難航し、焼失面積はおよそ4万8000平方メートルと推計されています。
自宅が全焼の女性「多くの知り合いといまも連絡とれず」
警察が捜索を行う朝市通りの現場には、この通りに自宅があり全焼したという女性が避難所から様子を見に訪れていました。
80代の女性は、「きょう警察が捜索を行うと新聞に書いてあったので確認に来ました。お隣さんなど多くの知り合いがいまも連絡がとれておらず、早く見つかってほしい」と話していました。
✋热门推荐