JALパイロット 海保の航空機「視認できなかった」羽田空港事故
2024年1月4日 6時16分
羽田空港で日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が滑走路上で衝突して炎上し、海上保安官5人が死亡した事故で、日本航空機のパイロットが会社の聞き取りに対し、滑走路への進入中、海上保安庁の航空機を「視認できなかった」と話していることがわかりました。国の運輸安全委員会が事故の詳しい状況を調べています。
また、日本航空は着陸してから乗客乗員379人全員が機体の外に避難するまでの18分間について、その詳細を明らかにしました。
2日の夕方、日本航空516便が羽田空港の滑走路に着陸した直後に、出発しようとしていた海上保安庁の航空機と滑走路上で衝突して炎上し、海上保安官5人が死亡、1人が大けがをしました。
また、日本航空機の乗客乗員379人のうち、乗客15人がけがや体調不良で医療機関を受診したことが確認されています。
日本航空によりますと、衝突した旅客機のパイロットは3人で、会社が聞き取りを行ったところ、3人全員が滑走路への進入中、海上保安庁の航空機を「視認できなかった」と話しているということです。
このため、当時、着陸のやり直しが検討されることはありませんでした。
また、「衝突の直前に一瞬、何かが見えた」と話すパイロットもいるということです。
日本航空は、パイロットが海上保安庁の航空機を確認できなかった理由は現時点ではわかっていないとしています。
国の運輸安全委員会は3日から本格的な事故調査を始めていて、今後、双方の機長らから話を聞くなどして、さらに詳しい状況を調べることにしています。
2024年1月4日 6時16分
羽田空港で日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が滑走路上で衝突して炎上し、海上保安官5人が死亡した事故で、日本航空機のパイロットが会社の聞き取りに対し、滑走路への進入中、海上保安庁の航空機を「視認できなかった」と話していることがわかりました。国の運輸安全委員会が事故の詳しい状況を調べています。
また、日本航空は着陸してから乗客乗員379人全員が機体の外に避難するまでの18分間について、その詳細を明らかにしました。
2日の夕方、日本航空516便が羽田空港の滑走路に着陸した直後に、出発しようとしていた海上保安庁の航空機と滑走路上で衝突して炎上し、海上保安官5人が死亡、1人が大けがをしました。
また、日本航空機の乗客乗員379人のうち、乗客15人がけがや体調不良で医療機関を受診したことが確認されています。
日本航空によりますと、衝突した旅客機のパイロットは3人で、会社が聞き取りを行ったところ、3人全員が滑走路への進入中、海上保安庁の航空機を「視認できなかった」と話しているということです。
このため、当時、着陸のやり直しが検討されることはありませんでした。
また、「衝突の直前に一瞬、何かが見えた」と話すパイロットもいるということです。
日本航空は、パイロットが海上保安庁の航空機を確認できなかった理由は現時点ではわかっていないとしています。
国の運輸安全委員会は3日から本格的な事故調査を始めていて、今後、双方の機長らから話を聞くなどして、さらに詳しい状況を調べることにしています。
能登半島地震被災地で雨 土砂災害に警戒 気象庁
2024年1月4日 6時33分
今回の能登半島地震で石川県で震度7の揺れを観測したあと、能登地方やその周辺では地震が相次いでいて、1週間程度は最大震度7程度の揺れに注意が必要です。また、被災地では雨が降っているところがあり、気象庁は少しの雨でも土砂災害のおそれがあるとして警戒を呼びかけています。
今月1日午後4時10分ごろに発生した能登半島地震では▽石川県の志賀町で震度7の激しい揺れを観測したほか、▽震度6強の揺れを七尾市と輪島市、珠洲市、穴水町で観測しました。
また、▽新潟県と富山県、福井県、長野県、岐阜県で震度5強から5弱を観測しました。
能登地方やその周辺を震源とする地震はその後も相次ぎ、3日も石川県内で震度5強の揺れを観測する地震が2回ありました。
震度1以上の揺れを観測した地震は、4日午前4時までに578回にのぼっています。
気象庁は、揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているため、1週間程度、特に2、3日の間は最大震度7の揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています。
少しの雨でも土砂災害に警戒
さらに、北陸と新潟県では寒気を伴った気圧の谷の影響で大気の状態が非常に不安定になり、雨が降っているところがあります。
4日の昼すぎにかけて雷を伴ってやや強く降るところがある見込みで、5日の朝までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで
▽新潟県で50ミリ
▽富山県で40ミリ
▽石川県で20ミリ
▽福井県で20ミリ と予想されています。
揺れが強かった地域では地盤が緩んでいるため、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。
気象庁は土砂災害に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけています。
すでに各地で土砂災害が相次いでいます。斜面などには近づかないようにしてください。
また、雨が降る中、屋根にあがって雨漏り対策をするのは危険です。ブルーシートを室内に張るなどの対策を心がけてください。
低体温症に注意
過去の地震では、揺れから助かったあとに避難生活の中で命を落とす災害関連死が多く発生しています。
北陸と新潟県では今月7日以降、冬型の気圧配置の影響で再び雪が降って冷え込みが強まると予想されているため低体温症に十分注意してください。
まだ支援が十分に届いていない避難所もありますが、体調を崩している人がいないか声をかけあい、できるかぎり暖を取って定期的に足を動かすなどの対策を心がけてください。
2024年1月4日 6時33分
今回の能登半島地震で石川県で震度7の揺れを観測したあと、能登地方やその周辺では地震が相次いでいて、1週間程度は最大震度7程度の揺れに注意が必要です。また、被災地では雨が降っているところがあり、気象庁は少しの雨でも土砂災害のおそれがあるとして警戒を呼びかけています。
今月1日午後4時10分ごろに発生した能登半島地震では▽石川県の志賀町で震度7の激しい揺れを観測したほか、▽震度6強の揺れを七尾市と輪島市、珠洲市、穴水町で観測しました。
また、▽新潟県と富山県、福井県、長野県、岐阜県で震度5強から5弱を観測しました。
能登地方やその周辺を震源とする地震はその後も相次ぎ、3日も石川県内で震度5強の揺れを観測する地震が2回ありました。
震度1以上の揺れを観測した地震は、4日午前4時までに578回にのぼっています。
気象庁は、揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているため、1週間程度、特に2、3日の間は最大震度7の揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています。
少しの雨でも土砂災害に警戒
さらに、北陸と新潟県では寒気を伴った気圧の谷の影響で大気の状態が非常に不安定になり、雨が降っているところがあります。
4日の昼すぎにかけて雷を伴ってやや強く降るところがある見込みで、5日の朝までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで
▽新潟県で50ミリ
▽富山県で40ミリ
▽石川県で20ミリ
▽福井県で20ミリ と予想されています。
揺れが強かった地域では地盤が緩んでいるため、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。
気象庁は土砂災害に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけています。
すでに各地で土砂災害が相次いでいます。斜面などには近づかないようにしてください。
また、雨が降る中、屋根にあがって雨漏り対策をするのは危険です。ブルーシートを室内に張るなどの対策を心がけてください。
低体温症に注意
過去の地震では、揺れから助かったあとに避難生活の中で命を落とす災害関連死が多く発生しています。
北陸と新潟県では今月7日以降、冬型の気圧配置の影響で再び雪が降って冷え込みが強まると予想されているため低体温症に十分注意してください。
まだ支援が十分に届いていない避難所もありますが、体調を崩している人がいないか声をかけあい、できるかぎり暖を取って定期的に足を動かすなどの対策を心がけてください。
輪島市 珠洲市 能登町で倒壊家屋多数
2024年1月3日
石川県によりますと、県内では、これまでに住宅が全壊または半壊した被害が合わせて183棟に上っています。
一方、輪島市や珠洲市、能登町では倒壊した家屋が多数確認されているものの、全体状況は把握できていないとしています。
県によりますと3日午後3時までに県内で確認された住宅の被害は、
▽金沢市で全壊が4棟、
▽七尾市で全壊が102棟、
▽羽咋市で全壊が15棟、
▽志賀町で全壊が8棟、半壊が15棟、一部破損が16棟、床上浸水が6棟、床下浸水が5棟、
▽宝達志水町では全壊が1棟、
▽中能登町では全壊が16棟、半壊が5棟、一部破損が12棟、
▽穴水町で全壊または半壊が17棟となっています。
このほか輪島市と珠洲市、能登町では倒壊した家屋が多数確認されてるものの、被害の全体状況は把握できていないということです。
ビル倒壊現場の女性救助 意識がない状態
輪島市河井町のビルが倒壊した現場では、ビルの下のがれきの中に女性が閉じ込められ、3日午前10時ごろから消防による救助作業が続けられていました。
作業が始まってからおよそ12時間が経過した午後10時すぎ、現場に担架が持ち込まれ、黄色いシートで囲まれる中、女性が救助されました。
消防によりますと、女性は呼びかけに反応がなく、意識がない状態だったということです。
救助作業は相次ぐ地震によってたびたび中断せざるをえない中で行われていました。
穴水町 6人が行方不明 倒壊などに巻き込まれたか
石川県穴水町の吉村光輝町長によりますと、3日午後6時の時点で、町内で6人が行方不明になっているということです。6人は住宅の倒壊などに巻き込まれたとみられるということで救助を急いでいます。
警察への通報 要救助が“121件”
3日午後6時から開かれた石川県の災害対策本部会議で、警察は、救助が必要だとして寄せられている通報が午後4時の時点で121件に上ると報告しました。
珠洲市 救助要請72件 自衛隊などが捜索続ける
石川県珠洲市では対応できていない救助要請が3日朝の時点で72件にのぼっていて、警察や消防、自衛隊などが捜索を続けています。
このうち家屋が倒壊するなどの大きな被害が出た珠洲市宝立町では、静岡県から応援に入った消防隊員などが、安否が確認できていない住民の自宅、およそ30軒を回りました。
災害救助犬も活用され、倒壊した家屋の隙間から中に入って匂いを頼りに取り残された人がいないか確認していました。
2日から珠洲市内で捜索を続けているということですが、倒壊した家屋でこれまでに10人ほどが亡くなっているのが見つかったということです。
内灘町 道路が大きく隆起したり家屋が傾いたりするなどの被害
1日の地震で震度5弱の揺れを観測した石川県内灘町では、道路が大きく隆起したり家屋が傾いたりするなどの被害が出ています。
内灘町では過去の地震で液状化現象が確認されていて、今回の地震でも内灘町宮坂や西荒屋の住宅地では1メートル以上道路が隆起するなどの被害が確認されているということで、町は液状化現象が発生した可能性があるとしています。
また、こうした道路に面する電柱や家屋も大きく傾いていて、消防の職員が道路の段差を確認しながら、「立ち入り禁止」と書かれたテープを使って一部の道路を規制する様子も見られました。
輪島市 鳳至町 陸上自衛隊が住宅捜索も女性発見できず
輪島市鳳至町の住宅街では、陸上自衛隊の隊員10人ほどが1階がつぶれて倒壊した2階建ての住宅を捜索していました。
この家には1人暮らしの96歳の女性が取り残されている可能性があるということで、隊員たちは「誰かいませんか」などと声をかけながらチェーンソーなどの工具を使って建物の壁や家具を取り除き、女性を捜していました。
捜索の結果、およそ1時間後に、電源が入った状態の携帯電話が見つかりましたが、女性は発見できませんでした。
市内の自宅から駆けつけた女性の70代の娘は「週に1回ほど買い物の手伝いなどで会っていました。先月30日に正月の準備のために会ったのが最後で、鏡餅を飾ってあげるととても喜んでいました。早く見つかってほしいです」と話し、不安そうに捜索の様子を見つめていました。
2024年1月3日
石川県によりますと、県内では、これまでに住宅が全壊または半壊した被害が合わせて183棟に上っています。
一方、輪島市や珠洲市、能登町では倒壊した家屋が多数確認されているものの、全体状況は把握できていないとしています。
県によりますと3日午後3時までに県内で確認された住宅の被害は、
▽金沢市で全壊が4棟、
▽七尾市で全壊が102棟、
▽羽咋市で全壊が15棟、
▽志賀町で全壊が8棟、半壊が15棟、一部破損が16棟、床上浸水が6棟、床下浸水が5棟、
▽宝達志水町では全壊が1棟、
▽中能登町では全壊が16棟、半壊が5棟、一部破損が12棟、
▽穴水町で全壊または半壊が17棟となっています。
このほか輪島市と珠洲市、能登町では倒壊した家屋が多数確認されてるものの、被害の全体状況は把握できていないということです。
ビル倒壊現場の女性救助 意識がない状態
輪島市河井町のビルが倒壊した現場では、ビルの下のがれきの中に女性が閉じ込められ、3日午前10時ごろから消防による救助作業が続けられていました。
作業が始まってからおよそ12時間が経過した午後10時すぎ、現場に担架が持ち込まれ、黄色いシートで囲まれる中、女性が救助されました。
消防によりますと、女性は呼びかけに反応がなく、意識がない状態だったということです。
救助作業は相次ぐ地震によってたびたび中断せざるをえない中で行われていました。
穴水町 6人が行方不明 倒壊などに巻き込まれたか
石川県穴水町の吉村光輝町長によりますと、3日午後6時の時点で、町内で6人が行方不明になっているということです。6人は住宅の倒壊などに巻き込まれたとみられるということで救助を急いでいます。
警察への通報 要救助が“121件”
3日午後6時から開かれた石川県の災害対策本部会議で、警察は、救助が必要だとして寄せられている通報が午後4時の時点で121件に上ると報告しました。
珠洲市 救助要請72件 自衛隊などが捜索続ける
石川県珠洲市では対応できていない救助要請が3日朝の時点で72件にのぼっていて、警察や消防、自衛隊などが捜索を続けています。
このうち家屋が倒壊するなどの大きな被害が出た珠洲市宝立町では、静岡県から応援に入った消防隊員などが、安否が確認できていない住民の自宅、およそ30軒を回りました。
災害救助犬も活用され、倒壊した家屋の隙間から中に入って匂いを頼りに取り残された人がいないか確認していました。
2日から珠洲市内で捜索を続けているということですが、倒壊した家屋でこれまでに10人ほどが亡くなっているのが見つかったということです。
内灘町 道路が大きく隆起したり家屋が傾いたりするなどの被害
1日の地震で震度5弱の揺れを観測した石川県内灘町では、道路が大きく隆起したり家屋が傾いたりするなどの被害が出ています。
内灘町では過去の地震で液状化現象が確認されていて、今回の地震でも内灘町宮坂や西荒屋の住宅地では1メートル以上道路が隆起するなどの被害が確認されているということで、町は液状化現象が発生した可能性があるとしています。
また、こうした道路に面する電柱や家屋も大きく傾いていて、消防の職員が道路の段差を確認しながら、「立ち入り禁止」と書かれたテープを使って一部の道路を規制する様子も見られました。
輪島市 鳳至町 陸上自衛隊が住宅捜索も女性発見できず
輪島市鳳至町の住宅街では、陸上自衛隊の隊員10人ほどが1階がつぶれて倒壊した2階建ての住宅を捜索していました。
この家には1人暮らしの96歳の女性が取り残されている可能性があるということで、隊員たちは「誰かいませんか」などと声をかけながらチェーンソーなどの工具を使って建物の壁や家具を取り除き、女性を捜していました。
捜索の結果、およそ1時間後に、電源が入った状態の携帯電話が見つかりましたが、女性は発見できませんでした。
市内の自宅から駆けつけた女性の70代の娘は「週に1回ほど買い物の手伝いなどで会っていました。先月30日に正月の準備のために会ったのが最後で、鏡餅を飾ってあげるととても喜んでいました。早く見つかってほしいです」と話し、不安そうに捜索の様子を見つめていました。
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