北日本で今夜から非常に強い風 台風並み暴風のおそれ
2023年10月5日 7時24分
発達する低気圧や前線などの影響で、北日本では5日夜から6日にかけて非常に強い風が吹き海上は大しけとなる見込みです。
大気の状態も非常に不安定になっていて、北海道では非常に激しい雨が降っているところがあり、気象庁は暴風や高波、土砂災害、低い土地の浸水、川の増水に警戒を呼びかけています。
気象庁によりますと、低気圧が発達しながら日本海北部から北海道に進み、上空には寒気が南下するため、北日本では5日夜から非常に強い風が吹き、6日には、さらに風が強まるおそれがあります。
5日の最大風速は
▽北海道で20メートル
▽東北で18メートル
最大瞬間風速は
▽北海道で35メートル
▽東北で30メートルと予想されています。
6日の最大風速は
▽北海道で25メートル
▽東北で23メートル
最大瞬間風速は
▽北海道と東北で35メートルと予想されています。
台風並みの暴風となるおそれがあり、海上も6日にかけて大しけとなる見込みです。
また、低気圧からのびる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で、北日本を中心に大気の状態が非常に不安定になっていて、北海道では非常に激しい雨が降っているところがあります。
午前6時までの1時間に
▽白老町森野で63ミリの非常に激しい雨を
▽えりも町目黒で21ミリの強い雨を観測しました。
6日朝までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで
▽北海道と東北で100ミリと予想されています。
さらに7日朝までの24時間にはいずれも多いところで
▽北海道で100ミリから150ミリ
▽東北で50ミリから100ミリの雨が降る見込みです。
気象庁は暴風や高波、土砂災害、低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに十分注意するよう呼びかけています。
急に空が暗くなったり冷たい風が吹いたりするなど、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。
2023年10月5日 7時24分
発達する低気圧や前線などの影響で、北日本では5日夜から6日にかけて非常に強い風が吹き海上は大しけとなる見込みです。
大気の状態も非常に不安定になっていて、北海道では非常に激しい雨が降っているところがあり、気象庁は暴風や高波、土砂災害、低い土地の浸水、川の増水に警戒を呼びかけています。
気象庁によりますと、低気圧が発達しながら日本海北部から北海道に進み、上空には寒気が南下するため、北日本では5日夜から非常に強い風が吹き、6日には、さらに風が強まるおそれがあります。
5日の最大風速は
▽北海道で20メートル
▽東北で18メートル
最大瞬間風速は
▽北海道で35メートル
▽東北で30メートルと予想されています。
6日の最大風速は
▽北海道で25メートル
▽東北で23メートル
最大瞬間風速は
▽北海道と東北で35メートルと予想されています。
台風並みの暴風となるおそれがあり、海上も6日にかけて大しけとなる見込みです。
また、低気圧からのびる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で、北日本を中心に大気の状態が非常に不安定になっていて、北海道では非常に激しい雨が降っているところがあります。
午前6時までの1時間に
▽白老町森野で63ミリの非常に激しい雨を
▽えりも町目黒で21ミリの強い雨を観測しました。
6日朝までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで
▽北海道と東北で100ミリと予想されています。
さらに7日朝までの24時間にはいずれも多いところで
▽北海道で100ミリから150ミリ
▽東北で50ミリから100ミリの雨が降る見込みです。
気象庁は暴風や高波、土砂災害、低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに十分注意するよう呼びかけています。
急に空が暗くなったり冷たい風が吹いたりするなど、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。
線状降水帯 世界の平均気温 現在より1度程度上昇で1.3倍 試算
2023年9月30日 18時12分
世界各地で相次ぐ記録的な大雨の背景に地球温暖化の影響が指摘されるなか、世界の平均気温が産業革命前と比べて2度、つまり、現在より1度程度上がった場合、線状降水帯の発生回数がおよそ1.3倍に増えるおそれのあることが気象庁気象研究所などの試算で明らかになりました。専門家は「温暖化が進むと線状降水帯のような激しい雨の頻度が増加し、洪水や土砂災害の発生リスクが増えるおそれがある」と指摘しています。
気象庁によりますと発達した積乱雲が帯状に連なって大雨をもたらす「線状降水帯」は、ことしは9月29日までに全国であわせて23回発生しました。
このうち、6月上旬には四国から東海にかけての各地で、7月には九州北部や北陸で相次いで発生し、川の氾濫や土砂災害のほか住宅が浸水する被害が出ました。
気象庁気象研究所や京都大学などの研究チームは、温暖化が進んだ場合に線状降水帯などの極端な大雨がどれほど増えるかシミュレーションしました。
「線状降水帯」を3時間に合計80ミリ以上の雨を降らせる一定の長さの雨雲と定義して水蒸気の量などを推計し、2010年までの60年間と、温暖化の影響で上昇した場合の気温でそれぞれ発生回数を試算しました。
その結果、2010年までの60年間では、1年あたりの線状降水帯の発生回数は平均23回だったのに対し、平均気温が産業革命前より2度、つまり現在より1度程度上昇した想定では31回とおよそ1.3倍となりました。
さらに産業革命前よりも4度上昇した場合では38回と1.6倍に増え、1回の線状降水帯による総雨量が800ミリに達するケースも増えると試算されたほか、これまで線状降水帯があまり発生していない北海道や東北北部でも回数が増加する傾向が見られたということです。
“今世紀末には産業革命前より4度前後上昇も”
気象庁によりますと温暖化への対策を取らなかった場合、世界の平均気温は今世紀末には産業革命前より4度前後上昇するとされています。
2015年の「パリ協定」に基づき、各国は世界の平均平均気温の上昇を産業革命前と比べて1.5度に抑えるよう努力することを目標に掲げています。
気象研究所気象予報研究部の渡邉俊一研究官は「温暖化が進むと人々の生活を脅かす危険な災害のリスクが増えると懸念され、本当に待ったなしの状況だ。将来の気候では経験のない雨がより起こりうるとして防災への意識を高めてもらいたい。まずは上昇を1.5度までに抑えることで大雨のリスクをこれ以上増加させないことが非常に重要です」と話していました。
2023年9月30日 18時12分
世界各地で相次ぐ記録的な大雨の背景に地球温暖化の影響が指摘されるなか、世界の平均気温が産業革命前と比べて2度、つまり、現在より1度程度上がった場合、線状降水帯の発生回数がおよそ1.3倍に増えるおそれのあることが気象庁気象研究所などの試算で明らかになりました。専門家は「温暖化が進むと線状降水帯のような激しい雨の頻度が増加し、洪水や土砂災害の発生リスクが増えるおそれがある」と指摘しています。
気象庁によりますと発達した積乱雲が帯状に連なって大雨をもたらす「線状降水帯」は、ことしは9月29日までに全国であわせて23回発生しました。
このうち、6月上旬には四国から東海にかけての各地で、7月には九州北部や北陸で相次いで発生し、川の氾濫や土砂災害のほか住宅が浸水する被害が出ました。
気象庁気象研究所や京都大学などの研究チームは、温暖化が進んだ場合に線状降水帯などの極端な大雨がどれほど増えるかシミュレーションしました。
「線状降水帯」を3時間に合計80ミリ以上の雨を降らせる一定の長さの雨雲と定義して水蒸気の量などを推計し、2010年までの60年間と、温暖化の影響で上昇した場合の気温でそれぞれ発生回数を試算しました。
その結果、2010年までの60年間では、1年あたりの線状降水帯の発生回数は平均23回だったのに対し、平均気温が産業革命前より2度、つまり現在より1度程度上昇した想定では31回とおよそ1.3倍となりました。
さらに産業革命前よりも4度上昇した場合では38回と1.6倍に増え、1回の線状降水帯による総雨量が800ミリに達するケースも増えると試算されたほか、これまで線状降水帯があまり発生していない北海道や東北北部でも回数が増加する傾向が見られたということです。
“今世紀末には産業革命前より4度前後上昇も”
気象庁によりますと温暖化への対策を取らなかった場合、世界の平均気温は今世紀末には産業革命前より4度前後上昇するとされています。
2015年の「パリ協定」に基づき、各国は世界の平均平均気温の上昇を産業革命前と比べて1.5度に抑えるよう努力することを目標に掲げています。
気象研究所気象予報研究部の渡邉俊一研究官は「温暖化が進むと人々の生活を脅かす危険な災害のリスクが増えると懸念され、本当に待ったなしの状況だ。将来の気候では経験のない雨がより起こりうるとして防災への意識を高めてもらいたい。まずは上昇を1.5度までに抑えることで大雨のリスクをこれ以上増加させないことが非常に重要です」と話していました。
奈良県と和歌山県に線状降水帯発生 土砂災害など厳重警戒
2023年9月21日 22時46分
前線などの影響で大気の状態が不安定になり、気象庁は奈良県と和歌山県に線状降水帯が発生し非常に激しい雨が同じ場所に降り続いているとして「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。近畿や東海、関東甲信ではこのあとしばらくの間、雷を伴った激しい雨が降るおそれがあり、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。
気象庁によりますと、日本海にある低気圧からのびる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、西日本から北日本にかけての広い範囲で大気の状態が不安定になっています。
21日夜遅くになってからは紀伊半島付近や東海に発達した雨雲がかかり、気象庁は21日午後10時、奈良県と和歌山県に線状降水帯が発生し、非常に激しい雨が同じ場所に降り続いているとして「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。
また、気象庁のレーダーによる解析では午後10時までの1時間に、和歌山県のかつらぎ町花園付近でおよそ110ミリ、奈良県の野迫川村付近でおよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表して安全を確保するよう、呼びかけています。
これまでに降った雨で、奈良県と和歌山県、それに岩手県では土砂災害の危険性が非常に高まり土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
前線に近い近畿や東海、関東甲信では、このあとしばらくの間、雷を伴った激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水や川の増水に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに十分注意するよう呼びかけています。
2023年9月21日 22時46分
前線などの影響で大気の状態が不安定になり、気象庁は奈良県と和歌山県に線状降水帯が発生し非常に激しい雨が同じ場所に降り続いているとして「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。近畿や東海、関東甲信ではこのあとしばらくの間、雷を伴った激しい雨が降るおそれがあり、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。
気象庁によりますと、日本海にある低気圧からのびる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、西日本から北日本にかけての広い範囲で大気の状態が不安定になっています。
21日夜遅くになってからは紀伊半島付近や東海に発達した雨雲がかかり、気象庁は21日午後10時、奈良県と和歌山県に線状降水帯が発生し、非常に激しい雨が同じ場所に降り続いているとして「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。
また、気象庁のレーダーによる解析では午後10時までの1時間に、和歌山県のかつらぎ町花園付近でおよそ110ミリ、奈良県の野迫川村付近でおよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表して安全を確保するよう、呼びかけています。
これまでに降った雨で、奈良県と和歌山県、それに岩手県では土砂災害の危険性が非常に高まり土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
前線に近い近畿や東海、関東甲信では、このあとしばらくの間、雷を伴った激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水や川の増水に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに十分注意するよう呼びかけています。
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