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『 インフォーマ 』
キャラクター紹介
\
: 三島寛治 ( #佐野玲於 )
/
中堅出版社の実話系週刊誌「タイムズ」記者。熱い思いを持って入社したものの、今では本意ではない不倫ネタなどを追いかける日々。
ある日、取材できるチャンスと思い木原の運転手を引き受けるが、半ば巻き込まれるかたちで共に連続殺人事件の犯人を追うことに…。
『 インフォーマ 』
キャラクター紹介
\
: 三島寛治 ( #佐野玲於 )
/
中堅出版社の実話系週刊誌「タイムズ」記者。熱い思いを持って入社したものの、今では本意ではない不倫ネタなどを追いかける日々。
ある日、取材できるチャンスと思い木原の運転手を引き受けるが、半ば巻き込まれるかたちで共に連続殺人事件の犯人を追うことに…。
#早乙女太一[超话]#Ones Home Deco
INTERVIEW WITH TAICHI SAOTOME②
早乙女:僕に限ったことじゃなくて、望援さんは人のいいところをたくさん見つけてくれるんですよ。 人のいいエネルギーだったり、才能だったり、見抜く力を持っている人。それは人に対してだけでなく、モノに関してもアンテナが張り巡らされている。だから、会うたびに「こういうことやったら面白いと思うよ」みたいな話をしてくれて、僕もその望援さんの話を聞くのがいつも楽しみなんです。
陵本:まだ私、太一の歌は聞いたことないんですけど、絶対に上手いはずなんですよ。それで太一に会った瞬間から彼が歌っているイメージが浮かんできて。しかもそれが、ある有名なバンドメンバーたちと一緒にプレイしているシーンだったんですよ。それで、そのバンドと太一を引き合わせないといかんと閃いて、メンバーにすぐ電話して、実際に会わせたんですよ。それでバンドの子らに「陵本さん、曲ってそんなに簡単にできるもんじゃないんですよ」と言われたんですが(笑)。私は太一とそのバンドのコラボレーションは、構想の一つして今も温めてますよ。太一とぜひ、セッションしてもらいたい。
早乙女:僕もやってみたいと思ってます。そのバンドは以前、僕が出演したドラマの音楽を担当してくださった方々で、ものすごくかっこいい人たちなんです。実際にお会いできてよかった。望援さんは本当にすぐに行動してくれるんですよ。スピード感がものすごい!
陵本:だって、才能あるのにもったいないから。早よ会わさな。最初が肝心なのよ。その時のエネルギーをどんどん取り込んでいかなきゃ。太一はまだまだ可能性ばっかり。韓国映画とかにも出て欲しい。
早乙女:海外へも行けるなら、行ってみたいですね。
陵本:なんかね、変かも知れないけど、太一を見てるとビジョンが浮かんでくるんですよ。誰に対してもビジョンが浮かぶわけじゃないですよ、何も未来が見えてこない人もいっぱいいますから。だって、太一は才能の塊ですから。あれだけ殺陣がうまくて、立ち振る舞いも美しい。会うまでは怖い人かなと思ってたんですが、実際、全然そんなことなくて気さくでええ子で。柔軟性も素晴らしい。この子は行くところまで行きますよ。
早乙女:モロッコのカーペットもそうだし、人もそうですが望援さんは、素晴らしい何かを見つける才能を持った人だと思います。ご本人もどんなことも楽しそうにやっているんですよ。僕は、自分も楽しみながら仕事をするってとても難しいことだと思う。僕も色々な仕事をさせてもらっていますが常に楽しめるってすごいことだし、本当に難しいなと感じてます。そんな中、いつも全力でスピード感を持ち、尚且つ楽しんで仕事している望援さんのような方と一緒に、一つの作品を作るのは、ものすごく感化されます。だから今日の撮影は楽しかったし、とても刺激的でした。
――今後のビジョンをお聞かせください。
早乙女:やりたいことはいっぱいあります。でも一番は、特定の何かを成し遂げるとかではなく、今日のような環境で仕事を続けていくことが理想だと思いました。環境というか人たちですかね。どんな内容でも、形は違っていてもビジョンを共有し、最高の仕上がりを目指す人たちと協力して働くといった環境に身を置けたらいいなと。時間に追われたり、団結力に欠けてしまう現場もあるかと思うけど、極力、そうならないように僕は務めていきたい。一つ一つの現場を大切にしたいなと年々、実感するようになっています。
陵本:今は色々な分野で働いている人たちが交差するべき時代になってると思うのよ。太一は映画や舞台の仕事がメインだけど、ファッション業界の人とも仕事することによって新しい魅力が引き出されるし、もっといいものが作れるようになるはず。垣根を超えて、情熱を持っている人たちが集まって仕事すれば、すごくいいものができると思う。今日の撮影に関して言えば、モロッコの手織りのカーペットはものすごく主張があって、パワーもあるから、軸がしっかりしている人をモデルに選ばないとカーペットの存在感に負けてしまうんです。だから、私は太一のように魂が磨かれている人と撮影をしたいと思ったんよ。
INTERVIEW WITH TAICHI SAOTOME②
早乙女:僕に限ったことじゃなくて、望援さんは人のいいところをたくさん見つけてくれるんですよ。 人のいいエネルギーだったり、才能だったり、見抜く力を持っている人。それは人に対してだけでなく、モノに関してもアンテナが張り巡らされている。だから、会うたびに「こういうことやったら面白いと思うよ」みたいな話をしてくれて、僕もその望援さんの話を聞くのがいつも楽しみなんです。
陵本:まだ私、太一の歌は聞いたことないんですけど、絶対に上手いはずなんですよ。それで太一に会った瞬間から彼が歌っているイメージが浮かんできて。しかもそれが、ある有名なバンドメンバーたちと一緒にプレイしているシーンだったんですよ。それで、そのバンドと太一を引き合わせないといかんと閃いて、メンバーにすぐ電話して、実際に会わせたんですよ。それでバンドの子らに「陵本さん、曲ってそんなに簡単にできるもんじゃないんですよ」と言われたんですが(笑)。私は太一とそのバンドのコラボレーションは、構想の一つして今も温めてますよ。太一とぜひ、セッションしてもらいたい。
早乙女:僕もやってみたいと思ってます。そのバンドは以前、僕が出演したドラマの音楽を担当してくださった方々で、ものすごくかっこいい人たちなんです。実際にお会いできてよかった。望援さんは本当にすぐに行動してくれるんですよ。スピード感がものすごい!
陵本:だって、才能あるのにもったいないから。早よ会わさな。最初が肝心なのよ。その時のエネルギーをどんどん取り込んでいかなきゃ。太一はまだまだ可能性ばっかり。韓国映画とかにも出て欲しい。
早乙女:海外へも行けるなら、行ってみたいですね。
陵本:なんかね、変かも知れないけど、太一を見てるとビジョンが浮かんでくるんですよ。誰に対してもビジョンが浮かぶわけじゃないですよ、何も未来が見えてこない人もいっぱいいますから。だって、太一は才能の塊ですから。あれだけ殺陣がうまくて、立ち振る舞いも美しい。会うまでは怖い人かなと思ってたんですが、実際、全然そんなことなくて気さくでええ子で。柔軟性も素晴らしい。この子は行くところまで行きますよ。
早乙女:モロッコのカーペットもそうだし、人もそうですが望援さんは、素晴らしい何かを見つける才能を持った人だと思います。ご本人もどんなことも楽しそうにやっているんですよ。僕は、自分も楽しみながら仕事をするってとても難しいことだと思う。僕も色々な仕事をさせてもらっていますが常に楽しめるってすごいことだし、本当に難しいなと感じてます。そんな中、いつも全力でスピード感を持ち、尚且つ楽しんで仕事している望援さんのような方と一緒に、一つの作品を作るのは、ものすごく感化されます。だから今日の撮影は楽しかったし、とても刺激的でした。
――今後のビジョンをお聞かせください。
早乙女:やりたいことはいっぱいあります。でも一番は、特定の何かを成し遂げるとかではなく、今日のような環境で仕事を続けていくことが理想だと思いました。環境というか人たちですかね。どんな内容でも、形は違っていてもビジョンを共有し、最高の仕上がりを目指す人たちと協力して働くといった環境に身を置けたらいいなと。時間に追われたり、団結力に欠けてしまう現場もあるかと思うけど、極力、そうならないように僕は務めていきたい。一つ一つの現場を大切にしたいなと年々、実感するようになっています。
陵本:今は色々な分野で働いている人たちが交差するべき時代になってると思うのよ。太一は映画や舞台の仕事がメインだけど、ファッション業界の人とも仕事することによって新しい魅力が引き出されるし、もっといいものが作れるようになるはず。垣根を超えて、情熱を持っている人たちが集まって仕事すれば、すごくいいものができると思う。今日の撮影に関して言えば、モロッコの手織りのカーペットはものすごく主張があって、パワーもあるから、軸がしっかりしている人をモデルに選ばないとカーペットの存在感に負けてしまうんです。だから、私は太一のように魂が磨かれている人と撮影をしたいと思ったんよ。
#健康身体 健康地球 健康生活#
ASC認証とは?メリットや取得基準を紹介
ユーグレナ社が販売している食品やサプリメントに配合されている石垣島ユーグレナとヤエヤマクロレラは、「ASC-MSC海藻(藻類)認証」を取得しているサステナブルな原料です。
今回は「ASC認証」とはどのようなものなのかや、ユーグレナ社が「ASC-MSC海藻(藻類)認証」の取得に至った経緯、持続可能な漁業の重要性について説明します。
ASC認証とは?取得するメリットとその基準
ASC認証とは、水産養殖管理協議会(Aquaculture Stewardship Council)によって運営されている、養殖の水産物に対する国際的な認証制度です。
ASC認証には、養殖場を認証するための「ASC養殖場認証」と、「CoC(Chain of Custody)認証」と呼ばれる、漁獲から消費者の手に渡るまでのサプライチェーン全体を追跡し、非認証の水産物が混入したり、偽装が生じないようにするための認証システムがあります。CoC認証はASCロゴの信頼性につながるため、厳しい要件を満たす必要があり、認証を受けた製品にのみ、ASCロゴを付けることができます。
2021年現在、ASC認証の対象となっている水産物は、サケ、ブリ・スギ、淡水マス、スズキ・タイ・オオニベ、ティラピア、パンガシウス、二枚貝(カキ、ムール貝、アサリ、ホタテ)、アワビ、エビ、カレイ目の魚類、熱帯魚類、海藻の12種です。約1,600の養殖場、約20,000の製品がASC認証を受けています。
ASC認証が生まれた背景
地球人口の増加とともに、水産物の需要も増大してきました。しかし、はるか昔から続く漁業だけでは、急速に高まる需要を満たすことはできません。天然の水産資源の枯渇が深刻化していく中で、養殖の需要が高まり、現在では水産物全体に占める水産量は、養殖の割合が圧倒的に多くなりました。
世界の養殖業の国別生産量の推移
出典:水産庁(https://t.cn/A6KiNfbp)
しかし、養殖の需要が高まる中で、養殖場の建設・運営による環境問題や、劣悪な労働環境などの社会問題が生じるようになりました。
【養殖における主な環境・社会問題】
・養殖場の建設による環境破壊や水質汚染
・養殖場から逃げ出した養殖魚などによる生態系への影響
・エサとなる魚の乱獲
・養殖魚に対する過剰な薬物の使用
・低賃金労働や児童の労働などによる劣悪な労働環境
こういった環境・社会問題を解決するため、ASCは2010年に設立されました。
ASCのミッションは自然環境や社会に配慮した責任ある養殖を推進し、持続可能な漁業によって水産資源を未来に残すことです。
ASC認証を取得するメリット
ASC認証を取得する主なメリットには、下記のようなものが挙げられます。
【ASC認証を取得するメリット】
・持続可能な漁業の実現に繋がる
・ASCロゴにより、消費者が責任を持って管理された養殖水産物を購入できる
・ASC認証を受けることで、環境や社会に配慮した企業であることのアピールに繋がる
・加工や流通が行われる経路が明確になり、信頼性や安心に繋がる
ASC認証を取得することは、水産資源を守る養殖業に繋がり、生産される養殖水産物の信頼性を高めることにも繋がります。
ASC認証の取得方法とその基準
ASC養殖場認証では、ASCが定める7つの原則に基づき審査が行われます。
ASC養殖場認証は、認証を受けたい魚種によって審査基準が異なる点が特徴です。
【ASCの7つの原則】
・国および地域の法律および規制への準拠
・自然生息地、地域の生物多様性および生態系の保全
・野生個体群の多様性の維持
・水資源および水質の保全
・飼料およびその他の資源の責任ある利用
・適切な魚病管理、抗生物質や化学物質の管理と責任ある使用
・地域社会に対する責任と適切な労働環境
引用元:ASCジャパン公式サイト(https://t.cn/A6KiNfb0 )
さらに「CoC認証」を受けることで、製品にASCロゴを使用することができるようになります。
このように厳しい基準をクリアし、認証を受けた養殖水産物は、サステナブルな方法で育てられているということができるでしょう。
ユーグレナ社は「ASC-MSC海藻(藻類)認証」を世界で初めて取得
ASC-MSC海藻(藻類)認証書
ASC認証が世界的に普及する中で、ユーグレナ社は2019年1月、石垣島ユーグレナとヤエヤマクロレラで世界初の「ASC-MSC海藻(藻類)認証」を取得しました。
「ASC-MSC海藻(藻類)認証」とは
これまでのASC認証では、海藻・藻類は認証対象ではありませんでした。
しかし、2018年にASCとMSC共同の策定基準となる「ASC-MSC海藻(藻類)認証」が誕生しました。
これにより現在では、海藻・藻類においても環境や社会に配慮した水産物であるという認証を受けることができるようになっています。
「ASC-MSC海藻(藻類)認証」はASCとMSCが共同で策定したものなので、天然、養殖を問わず認証の基準は同一です。
「ASC-MSC海藻(藻類)認証」の認証にあたっては、持続可能性や環境、社会への配慮、管理体制といった5つの基準を元に、審査が行われます。
この新たな認証制度を世界で初めて取得したユーグレナ社の石垣島ユーグレナとヤエヤマクロレラは、世界で初めてサステナビリティであると認められた海藻・藻類だということができます。
ユーグレナ社が「ASC-MSC海藻(藻類)認証」の取得に至った背景
ASC-MSC海藻(藻類)認証の調査の様子
当時の審査時の様子(左側手前が朝山)
2018年に策定された「ASC-MSC海藻(藻類)認証」の取得にいち早く取り組み、認証を取得したのがユーグレナ社でした。
ASC-MSC海藻(藻類)認証の取得にあたっては、立ち入り審査や認証機関との交渉、認証基準に則した企業ルールの制定など、数多くの工程が必要となります。
前例のない新たな認証制度である「ASC-MSC海藻(藻類)認証」に、ユーグレナ社が取り組んだ経緯について、当時担当していた朝山に話を伺いました。
ユーグレナ社では創業の理念の段階から経済と環境負荷の二項対立を解消し、商品が売れれば売れるほど環境への負荷も小さくなるような、そういった事業を運営することを目指しています。だからこそ、事業の根幹であるユーグレナ・クロレラの養殖(培養)事業がサステナブルなものであるかどうかを第三者的な視点で審査をしてもらう重要性を常々感じていました。そのような中で、ASCとMSCが共同で海藻(藻類)向けの認証を作るという話から、これは当社が誰よりも早く、認証を頂いて熱意を見せたいと思うとともに、海藻の養殖は魚や貝の養殖とは異なる点も多くあるので、一緒に認証を作っていくことにも参加したいと考えました。
もともと環境への配慮をしながら製造を行っていたこともあり、工場での養殖(培養)が重大な環境影響を与えているわけではないことを確認していました。しかし、これまで取り組んできたのは我々の工場から出る排水のモニタリング検査が中心であり、実際に石垣島の海に対して我々の事業がどの程度影響を与えているのか、フィールドを観測することは初めてでした。そこで、我々は地元の環境コンサルティング企業の助力を得て、石垣島白保の海の環境を測定し、工場での養殖(培養)が海に悪影響を与えていないか定期的な確認を現在も実施しています。(株式会社ユーグレナ 経営企画部 朝山)
持続可能な漁業はなぜ重要か
サンゴ礁の画像
地球人口の増加により、重要なたんぱく質源のひとつである水産物の消費量は増加の一途を辿っています。
その一方で、持続可能ではない漁業、養殖業が続くと、水産資源は枯渇し、将来的に水産物が食卓に並ぶことがなくなってしまうのです。
持続可能な漁業へとシフトしていくことは、海洋資源を保護し、未来に残すことに繋がります。
現在世界で行われている取り組みの中でも、持続可能な漁業が実際に生態系の維持や回復に繋がった事例が生まれ続けています。
より多くの漁業、養殖業に携わる企業が、持続可能な漁業へとシフトしていくことができれば、水産資源の枯渇は食い止めることが可能です。
持続可能な水産業の重要性や、未来に向けた取り組みについて、ASCの山本氏に話を伺いました。
水産業界の持続可能性を考えるとき、水産資源の枯渇がよく議論されますが、昨今世界中で食べられる水産物の半分は養殖により生産されており、今後はより多くの割合を占めると考えられています。未来に向けた水産物を考える上で養殖業界がいかに環境と社会に配慮した取り組みを行うかということは非常に重要です。
養殖場の周辺環境への影響や周辺社会への影響を最小限にすることはもちろんですが、温室効果ガスの排出量のモニタリングや給餌式の養殖業の場合は餌の原料となる魚粉や魚油の由来を確認し植物原料の生産現場における熱帯雨林の農地転用を排除するなど、地球規模で多岐にわたる項目を考慮することが持続可能な水産業を目指す上で必要です。(ASC山本氏)
ASC認証の普及が水産資源の未来に繋がる
夕方の海の画像
ASC認証はSDGs(持続的な開発目標)の達成においても注目を集めている認証制度です。
ASC認証の取得は欧米では当たり前となりつつありますが、日本での普及は十分とは言い難い現状となっています。
しかし、ASC認証の普及が進めば、環境や社会に配慮した漁業、養殖業が広まり、水産資源を未来に残すことに繋がっていきます。
Sustainability Firstをフィロソフィーに掲げるユーグレナ社は、持続可能な世界を実現するために、水産資源においても持続可能性の向上に取り組んでいます。
また、「ASC-MSC海藻(藻類)認証」を取得したサステナブルな原料である石垣島ユーグレナとヤエヤマクロレラを広く届けることで、食糧問題の解決やサステナビリティに向けた取り組みを世界に発信し続けています。
ASC認証とは?メリットや取得基準を紹介
ユーグレナ社が販売している食品やサプリメントに配合されている石垣島ユーグレナとヤエヤマクロレラは、「ASC-MSC海藻(藻類)認証」を取得しているサステナブルな原料です。
今回は「ASC認証」とはどのようなものなのかや、ユーグレナ社が「ASC-MSC海藻(藻類)認証」の取得に至った経緯、持続可能な漁業の重要性について説明します。
ASC認証とは?取得するメリットとその基準
ASC認証とは、水産養殖管理協議会(Aquaculture Stewardship Council)によって運営されている、養殖の水産物に対する国際的な認証制度です。
ASC認証には、養殖場を認証するための「ASC養殖場認証」と、「CoC(Chain of Custody)認証」と呼ばれる、漁獲から消費者の手に渡るまでのサプライチェーン全体を追跡し、非認証の水産物が混入したり、偽装が生じないようにするための認証システムがあります。CoC認証はASCロゴの信頼性につながるため、厳しい要件を満たす必要があり、認証を受けた製品にのみ、ASCロゴを付けることができます。
2021年現在、ASC認証の対象となっている水産物は、サケ、ブリ・スギ、淡水マス、スズキ・タイ・オオニベ、ティラピア、パンガシウス、二枚貝(カキ、ムール貝、アサリ、ホタテ)、アワビ、エビ、カレイ目の魚類、熱帯魚類、海藻の12種です。約1,600の養殖場、約20,000の製品がASC認証を受けています。
ASC認証が生まれた背景
地球人口の増加とともに、水産物の需要も増大してきました。しかし、はるか昔から続く漁業だけでは、急速に高まる需要を満たすことはできません。天然の水産資源の枯渇が深刻化していく中で、養殖の需要が高まり、現在では水産物全体に占める水産量は、養殖の割合が圧倒的に多くなりました。
世界の養殖業の国別生産量の推移
出典:水産庁(https://t.cn/A6KiNfbp)
しかし、養殖の需要が高まる中で、養殖場の建設・運営による環境問題や、劣悪な労働環境などの社会問題が生じるようになりました。
【養殖における主な環境・社会問題】
・養殖場の建設による環境破壊や水質汚染
・養殖場から逃げ出した養殖魚などによる生態系への影響
・エサとなる魚の乱獲
・養殖魚に対する過剰な薬物の使用
・低賃金労働や児童の労働などによる劣悪な労働環境
こういった環境・社会問題を解決するため、ASCは2010年に設立されました。
ASCのミッションは自然環境や社会に配慮した責任ある養殖を推進し、持続可能な漁業によって水産資源を未来に残すことです。
ASC認証を取得するメリット
ASC認証を取得する主なメリットには、下記のようなものが挙げられます。
【ASC認証を取得するメリット】
・持続可能な漁業の実現に繋がる
・ASCロゴにより、消費者が責任を持って管理された養殖水産物を購入できる
・ASC認証を受けることで、環境や社会に配慮した企業であることのアピールに繋がる
・加工や流通が行われる経路が明確になり、信頼性や安心に繋がる
ASC認証を取得することは、水産資源を守る養殖業に繋がり、生産される養殖水産物の信頼性を高めることにも繋がります。
ASC認証の取得方法とその基準
ASC養殖場認証では、ASCが定める7つの原則に基づき審査が行われます。
ASC養殖場認証は、認証を受けたい魚種によって審査基準が異なる点が特徴です。
【ASCの7つの原則】
・国および地域の法律および規制への準拠
・自然生息地、地域の生物多様性および生態系の保全
・野生個体群の多様性の維持
・水資源および水質の保全
・飼料およびその他の資源の責任ある利用
・適切な魚病管理、抗生物質や化学物質の管理と責任ある使用
・地域社会に対する責任と適切な労働環境
引用元:ASCジャパン公式サイト(https://t.cn/A6KiNfb0 )
さらに「CoC認証」を受けることで、製品にASCロゴを使用することができるようになります。
このように厳しい基準をクリアし、認証を受けた養殖水産物は、サステナブルな方法で育てられているということができるでしょう。
ユーグレナ社は「ASC-MSC海藻(藻類)認証」を世界で初めて取得
ASC-MSC海藻(藻類)認証書
ASC認証が世界的に普及する中で、ユーグレナ社は2019年1月、石垣島ユーグレナとヤエヤマクロレラで世界初の「ASC-MSC海藻(藻類)認証」を取得しました。
「ASC-MSC海藻(藻類)認証」とは
これまでのASC認証では、海藻・藻類は認証対象ではありませんでした。
しかし、2018年にASCとMSC共同の策定基準となる「ASC-MSC海藻(藻類)認証」が誕生しました。
これにより現在では、海藻・藻類においても環境や社会に配慮した水産物であるという認証を受けることができるようになっています。
「ASC-MSC海藻(藻類)認証」はASCとMSCが共同で策定したものなので、天然、養殖を問わず認証の基準は同一です。
「ASC-MSC海藻(藻類)認証」の認証にあたっては、持続可能性や環境、社会への配慮、管理体制といった5つの基準を元に、審査が行われます。
この新たな認証制度を世界で初めて取得したユーグレナ社の石垣島ユーグレナとヤエヤマクロレラは、世界で初めてサステナビリティであると認められた海藻・藻類だということができます。
ユーグレナ社が「ASC-MSC海藻(藻類)認証」の取得に至った背景
ASC-MSC海藻(藻類)認証の調査の様子
当時の審査時の様子(左側手前が朝山)
2018年に策定された「ASC-MSC海藻(藻類)認証」の取得にいち早く取り組み、認証を取得したのがユーグレナ社でした。
ASC-MSC海藻(藻類)認証の取得にあたっては、立ち入り審査や認証機関との交渉、認証基準に則した企業ルールの制定など、数多くの工程が必要となります。
前例のない新たな認証制度である「ASC-MSC海藻(藻類)認証」に、ユーグレナ社が取り組んだ経緯について、当時担当していた朝山に話を伺いました。
ユーグレナ社では創業の理念の段階から経済と環境負荷の二項対立を解消し、商品が売れれば売れるほど環境への負荷も小さくなるような、そういった事業を運営することを目指しています。だからこそ、事業の根幹であるユーグレナ・クロレラの養殖(培養)事業がサステナブルなものであるかどうかを第三者的な視点で審査をしてもらう重要性を常々感じていました。そのような中で、ASCとMSCが共同で海藻(藻類)向けの認証を作るという話から、これは当社が誰よりも早く、認証を頂いて熱意を見せたいと思うとともに、海藻の養殖は魚や貝の養殖とは異なる点も多くあるので、一緒に認証を作っていくことにも参加したいと考えました。
もともと環境への配慮をしながら製造を行っていたこともあり、工場での養殖(培養)が重大な環境影響を与えているわけではないことを確認していました。しかし、これまで取り組んできたのは我々の工場から出る排水のモニタリング検査が中心であり、実際に石垣島の海に対して我々の事業がどの程度影響を与えているのか、フィールドを観測することは初めてでした。そこで、我々は地元の環境コンサルティング企業の助力を得て、石垣島白保の海の環境を測定し、工場での養殖(培養)が海に悪影響を与えていないか定期的な確認を現在も実施しています。(株式会社ユーグレナ 経営企画部 朝山)
持続可能な漁業はなぜ重要か
サンゴ礁の画像
地球人口の増加により、重要なたんぱく質源のひとつである水産物の消費量は増加の一途を辿っています。
その一方で、持続可能ではない漁業、養殖業が続くと、水産資源は枯渇し、将来的に水産物が食卓に並ぶことがなくなってしまうのです。
持続可能な漁業へとシフトしていくことは、海洋資源を保護し、未来に残すことに繋がります。
現在世界で行われている取り組みの中でも、持続可能な漁業が実際に生態系の維持や回復に繋がった事例が生まれ続けています。
より多くの漁業、養殖業に携わる企業が、持続可能な漁業へとシフトしていくことができれば、水産資源の枯渇は食い止めることが可能です。
持続可能な水産業の重要性や、未来に向けた取り組みについて、ASCの山本氏に話を伺いました。
水産業界の持続可能性を考えるとき、水産資源の枯渇がよく議論されますが、昨今世界中で食べられる水産物の半分は養殖により生産されており、今後はより多くの割合を占めると考えられています。未来に向けた水産物を考える上で養殖業界がいかに環境と社会に配慮した取り組みを行うかということは非常に重要です。
養殖場の周辺環境への影響や周辺社会への影響を最小限にすることはもちろんですが、温室効果ガスの排出量のモニタリングや給餌式の養殖業の場合は餌の原料となる魚粉や魚油の由来を確認し植物原料の生産現場における熱帯雨林の農地転用を排除するなど、地球規模で多岐にわたる項目を考慮することが持続可能な水産業を目指す上で必要です。(ASC山本氏)
ASC認証の普及が水産資源の未来に繋がる
夕方の海の画像
ASC認証はSDGs(持続的な開発目標)の達成においても注目を集めている認証制度です。
ASC認証の取得は欧米では当たり前となりつつありますが、日本での普及は十分とは言い難い現状となっています。
しかし、ASC認証の普及が進めば、環境や社会に配慮した漁業、養殖業が広まり、水産資源を未来に残すことに繋がっていきます。
Sustainability Firstをフィロソフィーに掲げるユーグレナ社は、持続可能な世界を実現するために、水産資源においても持続可能性の向上に取り組んでいます。
また、「ASC-MSC海藻(藻類)認証」を取得したサステナブルな原料である石垣島ユーグレナとヤエヤマクロレラを広く届けることで、食糧問題の解決やサステナビリティに向けた取り組みを世界に発信し続けています。
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