2023年3月31日(金)、TOHOシネマズ西宮OSにて『The Son 息子』を鑑賞。
17歳になり思春期、反抗期を迎える息子と父親との関係は難しい。ゼレール監督の「家族3部作」の第1部『ファーザー』(20年)は認知症の父親に焦点を当てたが、第2部たる本作では、17歳の息子ニコラスに焦点を。
両親の離婚が思春期の息子に与える影響はさまざまだが、養育してくれている母親の家から、浮気した女と再婚した父親の家への引っ越しを願う息子は珍しい。しかし、弁護士として大成功し、大統領選挙に立候補する上院議員の選挙参謀チームへの参加が求められるほど有能な父親なら、それもありなん。しかし、その妻は今、生まれたばかりの息子の世話に大変だから、良き弁護士と良き父親の“2足のわらじ”はうまくいくの?
そんな心配は無用!そう思わせる展開の中、ある日ニコラスのベッドの下から自傷用のナイフが発見されたから大変。これは一体なぜ?さらに、現実に起きた自傷行為の結果、舞台は精神病院での攻防になるが、その結末は?
舞台劇のような緊迫感いっぱいの映画はメチャ面白い。それは『ファーザー』でも立証されたが、本作も同じだ。幸せ?それとも最悪?本作ラストの二通りの展開をしっかり確認し、舞台劇の醍醐味をたっぷりと味わいたい。
17歳になり思春期、反抗期を迎える息子と父親との関係は難しい。ゼレール監督の「家族3部作」の第1部『ファーザー』(20年)は認知症の父親に焦点を当てたが、第2部たる本作では、17歳の息子ニコラスに焦点を。
両親の離婚が思春期の息子に与える影響はさまざまだが、養育してくれている母親の家から、浮気した女と再婚した父親の家への引っ越しを願う息子は珍しい。しかし、弁護士として大成功し、大統領選挙に立候補する上院議員の選挙参謀チームへの参加が求められるほど有能な父親なら、それもありなん。しかし、その妻は今、生まれたばかりの息子の世話に大変だから、良き弁護士と良き父親の“2足のわらじ”はうまくいくの?
そんな心配は無用!そう思わせる展開の中、ある日ニコラスのベッドの下から自傷用のナイフが発見されたから大変。これは一体なぜ?さらに、現実に起きた自傷行為の結果、舞台は精神病院での攻防になるが、その結末は?
舞台劇のような緊迫感いっぱいの映画はメチャ面白い。それは『ファーザー』でも立証されたが、本作も同じだ。幸せ?それとも最悪?本作ラストの二通りの展開をしっかり確認し、舞台劇の醍醐味をたっぷりと味わいたい。
2023年3月24日(金)、シネ・リーブル梅田にて『コンペティション』を鑑賞。
映画製作をネタにした邦画の名作は『蒲田行進曲』(82年)だが、アルゼンチン出身の監督コンビが、スペインの至宝ペネロペ・クルスとスペインの名優アントニオ・バンデラスを初共演させて、そんな本作を!「ライバル」として彼に絡むのは、アルゼンチンの名優オスカル・マルティネスだが、女流監督はまさに“水と油”の2人の俳優をいかに演出?
もっとも、本作で描かれるのは監督と2人の俳優とのリハーサル風景だけ。しかし、9回も繰り返されるそれは、まさにハプニングの連続でメチャ面白い。クランクインの2日前には、ある“とんでもない事件”も!
しかして、映画の完成は?それは心配無用。映画作りとは何とも便利なもの。
『影武者』(80年)だって、『仮面の男』(98年)だって、ちゃんと完成しているじゃないの!
映画製作をネタにした邦画の名作は『蒲田行進曲』(82年)だが、アルゼンチン出身の監督コンビが、スペインの至宝ペネロペ・クルスとスペインの名優アントニオ・バンデラスを初共演させて、そんな本作を!「ライバル」として彼に絡むのは、アルゼンチンの名優オスカル・マルティネスだが、女流監督はまさに“水と油”の2人の俳優をいかに演出?
もっとも、本作で描かれるのは監督と2人の俳優とのリハーサル風景だけ。しかし、9回も繰り返されるそれは、まさにハプニングの連続でメチャ面白い。クランクインの2日前には、ある“とんでもない事件”も!
しかして、映画の完成は?それは心配無用。映画作りとは何とも便利なもの。
『影武者』(80年)だって、『仮面の男』(98年)だって、ちゃんと完成しているじゃないの!
心配無用だとしたら普通の人間なら必ずすることである祈りの価値は無くなるから、この心配や関心というものはやはりこの世には欠かせないのだ。まさに9坤年にもわたって家族や愛している者の健勝を心のどこかで祈りをし続けてきた僕のこと。授業受けている最中においてもゲームしているところでも、本日も家族は皆いいかなあ、あなたたちとは離れることは絶対ないよね、と脳内で自分に言い出す。教わった知識は風の流れる方へ去って行く中、何か、離れられないのだと言い切れるほどの力を持っている感じがした。これといった信憑性はない。ただ自分を信じているだけだ。
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