George Townを歩いていたら、新しくドリアン販売店がオープンしていて店先にパックのドリアンが並べられていました

覗いてみるとRM15のKampung Durianの横に「紅肉」という初見の品種がRM20(≒605円)で置いてあるじゃないですか

熟成が急激に進むフルーツであるため果肉を詰めたパックはその場で殻を割るよりも風味が落ちる場合が多いのですが

それでも店員さんの見極める目があるためか極端に味が落ちているケースはそれほど多くはありません(たまにはありますw)

また丸ごと1個のドリアンの果実は大きいけれど、果実の大小に関わらず中の果肉は小さかったり入っていない場合も珍しくないので

そこから取れる果肉の量は、実はそれほど多くなくてボリューム的には1パックと大差ありません(パックの方が多い場合すらある)

なので、RM50〜60出して丸ごと1個買うよりもRM15〜30のパックの方がお得

唯一の差である味についても上述の通りそれほど落胆させられない場合が多いので、よほど特別な品種でもない限りパックでいいのではないかと最近は思い始めました

最近はと付け加えたのは、昨年はほぼすべて丸ごと1個買いして破産寸前に追い込まれたから

しかもブランド品種の味を舌に覚えこませるために超高級品種ばかり狙って食べていたので尚更です

それもこれも、今年以降は安い品種やKampung Durianで高級品種に匹敵するものを見つけ出すため

気がついたら前置きが長くなっていましたがw、ということで初見の「紅肉」食べてみました

P.S.(まだあるのかよw) 聞いてみたらこの臨時ドリアン販売店なんとBalik Pulauから来ているのだとか！

Balik Pulauはペナンが誇るドリアンの有名生産地いや特別な生産地と言っていいでしょう

Balik Pulauと聞くだけでボクは、ははぁ〜っと頭を下げたくなります

ペナンのドリアンは先週から採れ始め、昨日(5/23)やっと全品種が揃ったのだとか

つまりドリアンの完全なオンシーズンが今まさに始まった！と言われて感動するボクはドリアンに頭をちょっとやられてるのかもしれませんw

【红肉(Balik Pulau産)Old Tree(パック売)】RM20(≒605円)☆68：
初見の品種。Balik Pulau産でしかもOld Tree(30年以上の古木)との事。黄色とクリーム色の中間の色。濃いバナナのような香。房によって差はありますが、最も美味しかったいくつかの房は熟成具合がちょうどピークのタイミングで柔らかい細い繊維を含むとろりとした果肉は濃密なバナナにわずかにメロンを加え上品に仕上げたような味わいで、甘さはほどほどでクリーミーさはあまり強くないものの、熟成(=発酵が伴うと思われる)によるアルコールがはっきり感じられセメダイン臭にも似た揮発性の刺激臭を伴う苦みがかなり強くこれにより複雑みが増して非常に美味。面白いことに全て種子が丸くて大きいのでこれも品種の特徴なのかもしれません。

ドリアンは成熟が急激ゆえピークを見極めるのが難しいというのがボクの個人的な見解でピークを逃すとワインのように劣化が始まるのですよね、そしてこれも早い

ドリアンはクリーミーさと甘さは比較的若い段階から備えていて、成熟するにつれてアルコールとセメダイン臭にも似た揮発性の香を伴う苦みが増えていきます

このアルコールと苦みが充分に生じながら甘みも最大で残っている状態がピーク(いやもはや神)

ピークを過ぎると甘さが消費されてアルコールに変化しクリーミーさも減っていきます

アルコールと苦みは強めだけど水っぽくてスカスカのドリアンへと変化していくわけです(2,3度食べた経験あり)

今回の「紅肉」はピタリとこのピーク(神)!! のタイミングで、どのようにしてこのタイミングを見極めているのか尋ねてみたら

「臭い」で判断しているのだそうです

切り口の部分の臭いを嗅いで、熟成のピークであるかどうかを見極めているのだとか

真似しようと思って聞いたけど、、真似できねーーー

あと華人の皆さんが言うところの「熱」の食べ物であるドリアンを食べた後に食べるべき「冷」の食べ物マンゴスチン

ライチとブドウの中間みたいな味で実はあまり好きではなかったのですが

この店でもらったマンゴスチンが美味しくてびっくり

あの鼻の奥を攻撃するような甘酸っぱさが無くて、まろやかで上品な味わい

今朝採れたマンゴスチンで、鮮度が良いとこのようなまろやかな優しい味になりこれが本来のマンゴスチンの味なのだとか

くっそーこれまで騙されてた

切り口が黄緑のリング状なのが新鮮なマンゴスチン、茶色くなってるのはダメ、だそう

#durian #榴莲 #balikpulau #紅肉 #penang https://t.cn/z8AKDzB

智慧心语[心]

纵然能力有差距，也要下决心努力赶上。即使这样的榜样很少，也不要灰心，要跟圣贤人做朋友，要求自己逐渐和圣贤人一样，这样才能提升德行，使自己成为别人的榜样。

——秦东魁 Happy Monday Apr 10，2023

Although we are far from those who are with great abilities, we must determine to learn from them. Even though there aren’t many great models in reality, don’t be sad and we can follow the example of ancient saints. We should ask ourselves to gradually act as the saints in order to improve our morality and become the model of others someday. 
——Qin Dongkui
韩语翻译：
비록 능력에 차이가 있더라도 따라잡기 위해 노력해야 한다. 그런 롤모델이 적더라도 낙심하지 말고 성현인과 친구가 되어 점차 성현인과 같은 모습을 보여야 덕을 높이고 다른 사람의 롤모델이 될 수 있다.

俄语翻译：
Даже если есть разница в способностях, мы должны быть полны решимости наверстать разность. Даже если таких примеров очень мало, не унывать, мы должны дружить с мудрецами и требовать, чтобы мы постепенно были такими же, как мудрецы, чтобы улучшить свои добродетели и сделать себя примером для других.

日语翻译：
たとえ実力に差があっても、追いつこうとする気概が必要である。 たとえそのような模範となる人が少なくても、落胆することなく、賢人と友達になり、徐々に彼らのようになることを自らに求め、そうすれば、自分の徳を高め、人の模範となることができる。

【ネタバレあり】辛酸なめ子が、倦怠期とは無縁な夫婦愛をイラストレビュー。妻に頭の上がらない“魔王”織田信長の、魂の居場所https://t.cn/A6ChOa2b

木村拓哉、綾瀬はるかの共演で、織田信長と濃姫との知られざる物語を描く歴史超大作『レジェンド＆バタフライ』(公開中)。本作の公式サイトとMOVIE WALKER PRESSでは、作品をより深く楽しむためのWEBマガジン「レジェバタ公記」を展開してきた。ついに最終回の今回は、漫画家・コラムニストの辛酸なめ子氏がイラストレビュー。壮大な歴史劇ながら、実はくすっと笑える夫婦のシーンも見どころの本作。「後世の人に対しても信長のイメージを上げるとは、濃姫はかなりのあげまん」と語る、辛酸さんならではの視点で、夫婦のラブストーリーを追ってみて！

※本記事は、ストーリーの核心に触れる記述を含みます。未見の方はご注意ください。

「わらわも愚かな殿方はきらいでございます！」
新婚初夜、信長に強い口調で言い放った濃姫。綾瀬はるか演じる濃姫のクールな格好よさに、これから一人称「わらわ」ブームが来るかもしれないと予感しました。さらに夫を呼ぶ「おまえさま」という表現も流行りそうです。
親の政略により「うつけ」と呼ばれた変わり者の織田信長のもとに嫁いだ濃姫。当時2人はまだ10代の若さで、初夜で色っぽい雰囲気になるよりも、格闘する方が楽しい年頃だったのかもしれません。
嫁いできたばかりのところ、肩や足を揉めと命じる信長の尊大な態度にキレた濃姫は、ついに信長を投げ飛ばして組み伏せてしまいます。その時の激しい音と叫びが、外で聞き耳を立てている臣下たちに、激しい初夜のプレイだと誤解されたのでした。
上に乗られてお尻を叩かれ「折れる折れる！」「死ぬ～！」と叫ぶ信長。
濃姫は初夜のお手合わせのあと「聞きよった通りのひ弱でがらんどうの嫡男じゃ」と、吐き捨てます。

今まで歴史の本などで読んできた信長の豪胆で暴君なイメージと違い、妻に対しては最初から頭が上がらない信長。外で威張っている社会的地位の高い人ほどMが多いという説がありますが、「魔王」と呼ばれて怖れられた信長も、妻の前では大げさに痛がって叫んだりして被虐的な快感を覚えていたのかもしれません。信長を象徴する「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」という句がありますが、この映画の中では自分から叫んでいました。

ドSキャラはドMにもなれるとか、究極のSは究極のM、という説を聞いたことがあります。「魔王」信長は、馬糞まみれのお菓子を家臣に食べさせた、というのはまだかわいい方で、家臣の家を焼き払って強引に安土桃山城に住まわせたり、憎む相手を道端に埋めて残虐な方法で斬首したり、夥しい人を死に追いやっています。恐ろしい性質を秘めた信長ですが、弱味を晒したことのある濃姫の前では、反対のMキャラになって自分を解放できたのかもしれません。

悪業まみれの信長と対等にやり合える濃姫はタフな女性。映画では、武芸に秀で、弓矢の達人だった姿が描かれています。狩りの最中、鹿を追って崖から転落しそうになった信長を引き上げて助ける姿がワイルドかっこいいです。裏切りや下克上は当たり前の戦国時代。崖っぷちで手を取り合った瞬間、信長は濃姫だけは自分を裏切らないと確信したのかもしれません。海を眺めて異国に行ってみたいと目を輝かせる濃姫の好奇心や前向きさに、信長は魅力や可能性を感じたのでしょう。戦術についても助言を求めるようになります。戦国武将の娘でもある濃姫は的確なアドバイスをして信長に信頼されます。

「兵を鼓舞するのじゃ！奮い立たせるのじゃ！総大将がその言霊で！」などと濃姫がアドバイスすると、すぐに素直に従っていました。しかし「命を捨てて突撃じゃ～!!」という鼓舞の叫びは濃姫にダメ出しされてしまうのでした。映画の序盤、一挙手一投足が「ご立派でございます！」「今日も惚れ惚れいたします！」と臣下にほめられ、うわべだけのイエスマンに囲まれていた信長は、濃姫の忌憚ない突っ込みが内心嬉しかったのでしょう。

『レジェンド＆バタフライ』を観ると、濃姫によって引き出された信長のかわいい面が見えてきて、好感度が高まってきます。信長を陰で支えるだけでなく、後世の人に対しても信長のイメージを上げるとは、濃姫はかなりのあげまんです。

信長を演じる木村拓哉は、「魔王」と呼ばれた信長について、テレビ番組で「優しいところもどうしようもないところもあるのが人間」「魔王にならなきゃいけない理由が彼にあった。それを全部ひっくるめて魔王でヒーロー」と語っていました。
魔王でヒーローで、天下統一を志した信長は、孤独でもありました。世界に目を向けても、歴史に名を残した王族は孤独で周りに信頼できる人が少なそうです。同じ残虐なカリスマでも、妻さえ信じられず、結婚・離婚を繰り返し、処刑したり幽閉したりしていたヘンリー8世と比べれば、信長は濃姫というソウルメイトのような伴侶がいて、かなり幸せだったと思われます。2人は普通の恋愛のような甘い関係ではなく、魂の同志的な絆だったのだと感じます。

でも、そんなクールな関係性だからこそ、時々ドキッとさせられるシーンが。父と兄が戦をはじめ、動揺した濃姫が「わらわの役目はのうなった」と絶望。自害すると言い出した時、「おぬしの役目はわしの妻じゃ!! 」と信長が叫ぶシーンにときめいた人は多いことでしょう。ぶっきらぼうな愛情表現にキュンとします。信長に対してつい強がってしまう濃姫もかわいいです。集落に迷い込んだ2人が民衆に襲われ「わしの妻に触んな～!!」と叫ぶ場面も。生死の危険で性欲が高まった2人は激しく求め合っていました。倦怠期とは無縁の夫婦です。

南蛮人の演奏で2人でダンスするシーンも、この多幸感がいつまでも続いてほしいと思わされました。織田信長は本能寺の変を生き延びて、ローマで枢機卿になったというトンデモ説が本当だったら良かったのに……と思いながら、目頭が熱くなります。しかしそのあとの展開は歴史に記された通りで、誰もが結末を知っているからこそ、幸せなひとときの儚さが胸に迫ります。タイトルの「レジェンド」は織田信長、「バタフライ」は「帰蝶」とも呼ばれた濃姫を表すそうですが、中国故事の「胡蝶の夢」という言葉も連想せずにはいられません。蝶になった夢のように、幸せな瞬間ははかなく消えていってしまいます。夢か現実かもわからない、という例えです。映画の終盤、厳しい状況に置かれた信長が見た夢こそ、実は現実なのかもしれない……そう思うと少し救いがあります。夢の中でも濃姫をケアしているところに、深い愛情を感じます。