楠木灯一专新曲「青天の霹靂」的歌词翻译
(可能只是想发这个表情包,阴暗爬行的萨摩耶表情包去哪了来着…)
太陽みたい貴方って 美しいわ その性分が
宛若太阳般的你 美丽动人 那种性格
こんな私は 今日だって 這いつくばる様に 生きています
而我这样的人 时至今日也只能匍匐在地 苟且地活着
正しい道徳だって腐らせておしまい
正确的道德也会被腐化殆尽
不条理のBPMは私の鼓動と似ている
荒谬的节奏与我的心跳相似
それと今夜も踊っていたいのに どうして
今晚也想伴着它起舞的 可是为什么
ドクドクしてるのかしら 吐き気が止まんない様な
心脏在怦怦直跳吗?恶心想吐的感觉停不下来
世界で私一人が 呪われているみたい
仿佛世界上只有我一个人被诅咒了一样
馬鹿馬鹿しいよ ずっと 疑いばっかり
太蠢了 一直怀疑个不停
嫌になってしまうよ 当然 私ばっかり
差不多开始厌烦了 当然也就只有我
万能じゃない私って 呆れる程に臆病で
我并非无所不能 反而胆小怯弱得令人厌烦
こんな私は 今日だって うつ伏せになって死んでいます
这样的我 今天也 趴在地上死成一滩
遣る瀬無い焦燥感に気圧されて寂しい
无可奈何的焦躁感压迫着我 好寂寞
脳裏に描いた夢は誰かの未来と似ている
脑海中描绘的梦境与某人的未来相似
それを恥じて生きているのに 何故
虽然我以此为耻地活着 可是为什么
伝えたい言葉が あるのにな
明明还有想要说给你听的话
私の喉は乾いてばかりで
我的喉咙却干涩得什么都挤不出来
伝えたい言葉が あるのにな
还有没能传达给你的话语
どうして どうして
为什么 究竟为什么
ジリジリ灼ける様に身を
仿佛被滋滋地灼烧的躯体
壊してしまっちゃいそうな
好像快要坏掉了
溢れた劣等感にさえ愛着があったわ
这满溢的自卑感都让我觉得无比亲切
ドクドクしてるのかしら 吐き気が止まんない様な
心脏在怦怦直跳吗?恶心想吐的感觉停不下来
世界で私一人が 呪われているみたい
仿佛世界上只有我一个人被诅咒了一样
馬鹿馬鹿しいよ ずっと 疑いばっかり
太蠢了 一直怀疑个不停
嫌になってしまうよ 当然 私ばっかり
差不多开始厌烦了 当然 也只有我
(可能只是想发这个表情包,阴暗爬行的萨摩耶表情包去哪了来着…)
太陽みたい貴方って 美しいわ その性分が
宛若太阳般的你 美丽动人 那种性格
こんな私は 今日だって 這いつくばる様に 生きています
而我这样的人 时至今日也只能匍匐在地 苟且地活着
正しい道徳だって腐らせておしまい
正确的道德也会被腐化殆尽
不条理のBPMは私の鼓動と似ている
荒谬的节奏与我的心跳相似
それと今夜も踊っていたいのに どうして
今晚也想伴着它起舞的 可是为什么
ドクドクしてるのかしら 吐き気が止まんない様な
心脏在怦怦直跳吗?恶心想吐的感觉停不下来
世界で私一人が 呪われているみたい
仿佛世界上只有我一个人被诅咒了一样
馬鹿馬鹿しいよ ずっと 疑いばっかり
太蠢了 一直怀疑个不停
嫌になってしまうよ 当然 私ばっかり
差不多开始厌烦了 当然也就只有我
万能じゃない私って 呆れる程に臆病で
我并非无所不能 反而胆小怯弱得令人厌烦
こんな私は 今日だって うつ伏せになって死んでいます
这样的我 今天也 趴在地上死成一滩
遣る瀬無い焦燥感に気圧されて寂しい
无可奈何的焦躁感压迫着我 好寂寞
脳裏に描いた夢は誰かの未来と似ている
脑海中描绘的梦境与某人的未来相似
それを恥じて生きているのに 何故
虽然我以此为耻地活着 可是为什么
伝えたい言葉が あるのにな
明明还有想要说给你听的话
私の喉は乾いてばかりで
我的喉咙却干涩得什么都挤不出来
伝えたい言葉が あるのにな
还有没能传达给你的话语
どうして どうして
为什么 究竟为什么
ジリジリ灼ける様に身を
仿佛被滋滋地灼烧的躯体
壊してしまっちゃいそうな
好像快要坏掉了
溢れた劣等感にさえ愛着があったわ
这满溢的自卑感都让我觉得无比亲切
ドクドクしてるのかしら 吐き気が止まんない様な
心脏在怦怦直跳吗?恶心想吐的感觉停不下来
世界で私一人が 呪われているみたい
仿佛世界上只有我一个人被诅咒了一样
馬鹿馬鹿しいよ ずっと 疑いばっかり
太蠢了 一直怀疑个不停
嫌になってしまうよ 当然 私ばっかり
差不多开始厌烦了 当然 也只有我
ニュートンダンス(牛顿之舞)
ニュートンダンス 意味(いみ)もないまま
牛頓之舞 並沒有意義
引(ひ)かれあうまま ただトゥナイザナイ
互相吸引著 就在Tonight The Night
わかりあえないくらいでいんじゃない
我們互相理解得仍然不夠
僕(ぼく)ら不確(ふたし)かに交(まじ)わる生命体(せいめいたい)
我們是在不確定中交往的生命體
ニュートンダンス また浮(う)かんでる
牛頓之舞 再次浮現在腦海里
絡(から)まってランデブー 馬鹿(ばか)らしいんだろ
互相糾纏著的約會 看上去很傻對吧
いまは逢(あ)いたいだけでいいでしょう
現在只是想著要和你見面
さあ、未完星系(みかんせいけい)のダンスを踊(おど)ろう
來、一起跳起未完成之星系的舞蹈吧
#每日一奶油糖##流浪地球##口条[超话]#
这首其实跟牛顿没多大关系_(:з」∠)_
ニュートンダンス 意味(いみ)もないまま
牛頓之舞 並沒有意義
引(ひ)かれあうまま ただトゥナイザナイ
互相吸引著 就在Tonight The Night
わかりあえないくらいでいんじゃない
我們互相理解得仍然不夠
僕(ぼく)ら不確(ふたし)かに交(まじ)わる生命体(せいめいたい)
我們是在不確定中交往的生命體
ニュートンダンス また浮(う)かんでる
牛頓之舞 再次浮現在腦海里
絡(から)まってランデブー 馬鹿(ばか)らしいんだろ
互相糾纏著的約會 看上去很傻對吧
いまは逢(あ)いたいだけでいいでしょう
現在只是想著要和你見面
さあ、未完星系(みかんせいけい)のダンスを踊(おど)ろう
來、一起跳起未完成之星系的舞蹈吧
#每日一奶油糖##流浪地球##口条[超话]#
这首其实跟牛顿没多大关系_(:з」∠)_
「片手片足を切り落とされた女性の死体が捨てられた」のは両国橋付近? 墨田区に伝わる怪談「本所七不思議」実際の場所をめぐってみた
東京都墨田区には、江戸時代から伝わる「本所七不思議」という怪談がある。
本所とは現在の墨田区南部にあたる地域のことで、いわゆる江戸の下町だ。当時、町民たちが噂話として囁き合った怪異の目撃談、それをまとめたものが本所七不思議である。今で言うと「都市伝説」のようなものかもしれない。
【写真】この記事の写真を見る(32枚)
怪異の数え方には諸説あるため、「七不思議」といえど7つとは限らないそうだ。「それは見間違いだったのでは……?」と思ってしまうような話から、事件性の高い凄惨な話まで内容は様々。特に有名なのは、釣り人に「置いてけ……」と声をかけるという「置いてけ堀」だろう。
そんな本所七不思議が、現在改めて注目されている。各所で話題のゲーム『パラノマサイト』(スクウェア・エニックス)でモチーフとして使用されたためである。
『パラノマサイト』の登場人物たちは、それぞれ本所七不思議にまつわる「呪い」の能力を手にして、命の奪い合いバトルの中に身を置くことになる。舞台はもちろん東京都墨田区だ。
墨田区観光課、郷土文化資料館、観光協会、商工会などの全面協力のもと再現された墨田区の街並みはゲームの世界観を一層魅力のあるものにしている。SNS等でファンが作品内に登場する「ロケ地」を巡った投稿が盛り上がっているのも納得である。この記事でも『パラノマサイト』のロケ地を実際に訪れて、ゲーム内の背景画面と実際の墨田区の風景を見比べながら、本所七不思議の内容に迫ってみよう。ちなみに、七不思議の数には諸説あると述べたが、ここで紹介するのはゲームと同じく9つとする。
置いてけ堀(錦糸堀公園)
まずは「置いてけ堀」から紹介する。
有名なこの話は、錦糸町駅から歩いて3分のところにある小さな公園、錦糸堀公園付近で起こった怪異とされている(諸説あり)。
現在は大通りのすぐ裏手にある、和やかな雰囲気が漂う公園だが、江戸時代にはここで河童や狸が人を騙して楽しんでいたのだろうか。
ゲーム『パラノマサイト』のストーリーは、この錦糸堀公園からスタートする。ファンとしてもぜひ訪れておきたい場所だ。送り提灯(法恩寺橋付近)
つづいて墨田区太平の法恩寺周辺、出村町あたりに出現したという「送り提灯」。今回訪れたのは昼間の日が高い時間だったが、怪異は暗い夜道で起こる。
法恩寺の西側にあり、『パラノマサイト』にも登場する法恩寺橋の下は散歩道になっていた。うっかり夜に歩いたら、ゆらめく提灯の灯りを目にするかもしれない。
送り拍子木(江東橋付近)
ついたり消えたりする提灯の次は、鳴らし手のいない拍子木だ。錦糸町の駅南口にあたる江東橋付近に伝わる「送り拍子木」の内容は次の通りである。
ただ拍子木の音が聞こえるだけでなく、音が後ろからついてくるというのが、恐怖を煽るポイントである。令和の今では拍子木の音を聞く機会も少ないので、暗闇の中にカチカチと音が響いたら余計に恐ろしくなってしまいそうだ。
ちなみに『パラノマサイト』で「送り拍子木」の能力を手にするキャラクターは、闇を抱えたマダムこと志岐間春恵。
ゲーム内には彼女が住んでいる屋敷が登場するが、これは江東橋付近ではなく、平井駅から徒歩8分の「立花大正民家園 旧小山家住宅」がモデルとなっている。
錦糸町駅からは2駅で着く。『パラノマサイト』ロケ地めぐりをするなら、少し足を伸ばしてここにも訪れておきたい。見学は庭園・住宅内ともに無料。足洗い屋敷(亀沢4丁目付近)
北斎通りが通る亀沢4丁目付近につたわる「足洗い屋敷」は、なかなか異様な話だ。
残念ながら、この話に登場する旗本屋敷はもう存在しない。どこに建っていたのかもはっきりと明らかにはなっていないが、北斎通りを歩きながら巨大な足の正体を想像するのもまた一興である。
それらしい建物は見つけられなかったが、『パラノマサイト』に登場する風景も、恐らく北斎通りだと思われる。
馬鹿囃子(本所中学校付近)
現在の墨田区立本所中学校付近で起こったという怪異「馬鹿囃子」。
江戸の下町らしい、雰囲気のある話である。これだけ聞くと「聞き間違いや空耳だったのでは?」と思ってしまうが、平戸(現:長崎県平戸市)藩主の松浦静山も体験したと言われているらしく、具体的な名前が出てくると信憑性が高いような気がしてしまう。
学校ということで写真は掲載しないが、自分が通う学校にこんな言い伝えが残っていたら、クラスメイトと語る怪談話に花が咲くことだろう。消えずの行灯(北斎通り付近)
本所南割下水(現在の北斎通り付近)で発生したと言われる「消えずの行灯」。
ただ提灯がついている、ただ拍子木の音が聞こえる、という他の七不思議とは違い、「消えずの行灯」は具体的に体験者に災いが降りかかるところが恐ろしい。
今回七不思議には数えていないが、逆に灯りのない真っ暗な蕎麦屋が出没する「灯りなし蕎麦屋」という怪異もあったそうなので、2つ合わせて出没してくれたらちょうどいいのだが……。
津軽の太鼓(緑町公園付近)
本所七不思議には「音」系の怪異が多い。すみだ北斎美術館の目の前にある緑町公園付近で起こったという「津軽の太鼓」もその1つである。
津軽家屋敷の敷地は、現在の緑町公園付近の広大な一帯を占めていたという。
この話は「怪異」というより、都市伝説寄りの内容に思える。ついつい「板木でも太鼓でもいいだろ……」と野暮なことを思ってしまうが、大名屋敷の謎について思い思いに推測する町民の姿が目に浮かぶようである。落ち葉なき椎(旧安田庭園付近)
常陸国笠間藩主の本庄因幡守宗資により、元禄年間(1688~1703)に築造されたと伝えられ、後に安田善次郎氏の所有となり、氏の没後大正11年(1922年)東京市に寄附された旧安田庭園。両国駅から徒歩7分の場所にある。
現代的な街並みの中に、突如として景観豊かな庭が現れ、喧騒を忘れてゆっくりできる観光スポットだが、この付近にも本所七不思議の言い伝えがある。それは「落ち葉なき椎」だ。
「……それだけ?」と思ってしまうが、実際にありそうなリアルな話でもある。ちなみにこの椎の木は実在して、明治維新後も残っていたが、残念なことに関東大震災の際に焼失してしまったという。
旧安田庭園に茂る木々の中に葉を落とさない木がないか、散策してみたくなる話である。
片葉の芦(両国橋付近)
七不思議最後の1つ、「片葉の芦」は他の七不思議と少し毛色が違う。事件の凄惨な内容はもとより、あらましや人物名がやけに具体的で、いかにも実際に起こった事件に思えるところにゾッとする。お岩さん然り、お菊さん然り、男性に殺された恨みを持つ女性の物語は日本の怪談の鉄板だが、片葉の芦にはお駒の怨念がこもっているのだろうか。
この怪異は現在の両国橋付近で起きたとされている。伝わる話を知った後だと、ゲーム内でも現実でも、印象的なモニュメントがなんだか雰囲気を背負って見える気がするから不思議である。
これが、東京都墨田区に伝わる「本所七不思議」の内容である。ゲームの背景画面を参考に、各地を巡るのにかかった時間は約2時間半。今回はのんびり徒歩で見て回ったので、バスや電車をうまく使えば、もっと短時間で回れそうだった。
ぜひ一度、休日に七不思議の怪異を巡ってみてはいかがだろうか。ちなみに七不思議の内容については、ゲーム『パラノマサイト』の発売を機に、一般社団法人墨田区観光協会が『ムー』編集部監修のもとに制作した『本所七不思議探索地図 令和版』を参考にしている。
取材協力:スクウェア・エニックス、墨田区観光協会
東京都墨田区には、江戸時代から伝わる「本所七不思議」という怪談がある。
本所とは現在の墨田区南部にあたる地域のことで、いわゆる江戸の下町だ。当時、町民たちが噂話として囁き合った怪異の目撃談、それをまとめたものが本所七不思議である。今で言うと「都市伝説」のようなものかもしれない。
【写真】この記事の写真を見る(32枚)
怪異の数え方には諸説あるため、「七不思議」といえど7つとは限らないそうだ。「それは見間違いだったのでは……?」と思ってしまうような話から、事件性の高い凄惨な話まで内容は様々。特に有名なのは、釣り人に「置いてけ……」と声をかけるという「置いてけ堀」だろう。
そんな本所七不思議が、現在改めて注目されている。各所で話題のゲーム『パラノマサイト』(スクウェア・エニックス)でモチーフとして使用されたためである。
『パラノマサイト』の登場人物たちは、それぞれ本所七不思議にまつわる「呪い」の能力を手にして、命の奪い合いバトルの中に身を置くことになる。舞台はもちろん東京都墨田区だ。
墨田区観光課、郷土文化資料館、観光協会、商工会などの全面協力のもと再現された墨田区の街並みはゲームの世界観を一層魅力のあるものにしている。SNS等でファンが作品内に登場する「ロケ地」を巡った投稿が盛り上がっているのも納得である。この記事でも『パラノマサイト』のロケ地を実際に訪れて、ゲーム内の背景画面と実際の墨田区の風景を見比べながら、本所七不思議の内容に迫ってみよう。ちなみに、七不思議の数には諸説あると述べたが、ここで紹介するのはゲームと同じく9つとする。
置いてけ堀(錦糸堀公園)
まずは「置いてけ堀」から紹介する。
有名なこの話は、錦糸町駅から歩いて3分のところにある小さな公園、錦糸堀公園付近で起こった怪異とされている(諸説あり)。
現在は大通りのすぐ裏手にある、和やかな雰囲気が漂う公園だが、江戸時代にはここで河童や狸が人を騙して楽しんでいたのだろうか。
ゲーム『パラノマサイト』のストーリーは、この錦糸堀公園からスタートする。ファンとしてもぜひ訪れておきたい場所だ。送り提灯(法恩寺橋付近)
つづいて墨田区太平の法恩寺周辺、出村町あたりに出現したという「送り提灯」。今回訪れたのは昼間の日が高い時間だったが、怪異は暗い夜道で起こる。
法恩寺の西側にあり、『パラノマサイト』にも登場する法恩寺橋の下は散歩道になっていた。うっかり夜に歩いたら、ゆらめく提灯の灯りを目にするかもしれない。
送り拍子木(江東橋付近)
ついたり消えたりする提灯の次は、鳴らし手のいない拍子木だ。錦糸町の駅南口にあたる江東橋付近に伝わる「送り拍子木」の内容は次の通りである。
ただ拍子木の音が聞こえるだけでなく、音が後ろからついてくるというのが、恐怖を煽るポイントである。令和の今では拍子木の音を聞く機会も少ないので、暗闇の中にカチカチと音が響いたら余計に恐ろしくなってしまいそうだ。
ちなみに『パラノマサイト』で「送り拍子木」の能力を手にするキャラクターは、闇を抱えたマダムこと志岐間春恵。
ゲーム内には彼女が住んでいる屋敷が登場するが、これは江東橋付近ではなく、平井駅から徒歩8分の「立花大正民家園 旧小山家住宅」がモデルとなっている。
錦糸町駅からは2駅で着く。『パラノマサイト』ロケ地めぐりをするなら、少し足を伸ばしてここにも訪れておきたい。見学は庭園・住宅内ともに無料。足洗い屋敷(亀沢4丁目付近)
北斎通りが通る亀沢4丁目付近につたわる「足洗い屋敷」は、なかなか異様な話だ。
残念ながら、この話に登場する旗本屋敷はもう存在しない。どこに建っていたのかもはっきりと明らかにはなっていないが、北斎通りを歩きながら巨大な足の正体を想像するのもまた一興である。
それらしい建物は見つけられなかったが、『パラノマサイト』に登場する風景も、恐らく北斎通りだと思われる。
馬鹿囃子(本所中学校付近)
現在の墨田区立本所中学校付近で起こったという怪異「馬鹿囃子」。
江戸の下町らしい、雰囲気のある話である。これだけ聞くと「聞き間違いや空耳だったのでは?」と思ってしまうが、平戸(現:長崎県平戸市)藩主の松浦静山も体験したと言われているらしく、具体的な名前が出てくると信憑性が高いような気がしてしまう。
学校ということで写真は掲載しないが、自分が通う学校にこんな言い伝えが残っていたら、クラスメイトと語る怪談話に花が咲くことだろう。消えずの行灯(北斎通り付近)
本所南割下水(現在の北斎通り付近)で発生したと言われる「消えずの行灯」。
ただ提灯がついている、ただ拍子木の音が聞こえる、という他の七不思議とは違い、「消えずの行灯」は具体的に体験者に災いが降りかかるところが恐ろしい。
今回七不思議には数えていないが、逆に灯りのない真っ暗な蕎麦屋が出没する「灯りなし蕎麦屋」という怪異もあったそうなので、2つ合わせて出没してくれたらちょうどいいのだが……。
津軽の太鼓(緑町公園付近)
本所七不思議には「音」系の怪異が多い。すみだ北斎美術館の目の前にある緑町公園付近で起こったという「津軽の太鼓」もその1つである。
津軽家屋敷の敷地は、現在の緑町公園付近の広大な一帯を占めていたという。
この話は「怪異」というより、都市伝説寄りの内容に思える。ついつい「板木でも太鼓でもいいだろ……」と野暮なことを思ってしまうが、大名屋敷の謎について思い思いに推測する町民の姿が目に浮かぶようである。落ち葉なき椎(旧安田庭園付近)
常陸国笠間藩主の本庄因幡守宗資により、元禄年間(1688~1703)に築造されたと伝えられ、後に安田善次郎氏の所有となり、氏の没後大正11年(1922年)東京市に寄附された旧安田庭園。両国駅から徒歩7分の場所にある。
現代的な街並みの中に、突如として景観豊かな庭が現れ、喧騒を忘れてゆっくりできる観光スポットだが、この付近にも本所七不思議の言い伝えがある。それは「落ち葉なき椎」だ。
「……それだけ?」と思ってしまうが、実際にありそうなリアルな話でもある。ちなみにこの椎の木は実在して、明治維新後も残っていたが、残念なことに関東大震災の際に焼失してしまったという。
旧安田庭園に茂る木々の中に葉を落とさない木がないか、散策してみたくなる話である。
片葉の芦(両国橋付近)
七不思議最後の1つ、「片葉の芦」は他の七不思議と少し毛色が違う。事件の凄惨な内容はもとより、あらましや人物名がやけに具体的で、いかにも実際に起こった事件に思えるところにゾッとする。お岩さん然り、お菊さん然り、男性に殺された恨みを持つ女性の物語は日本の怪談の鉄板だが、片葉の芦にはお駒の怨念がこもっているのだろうか。
この怪異は現在の両国橋付近で起きたとされている。伝わる話を知った後だと、ゲーム内でも現実でも、印象的なモニュメントがなんだか雰囲気を背負って見える気がするから不思議である。
これが、東京都墨田区に伝わる「本所七不思議」の内容である。ゲームの背景画面を参考に、各地を巡るのにかかった時間は約2時間半。今回はのんびり徒歩で見て回ったので、バスや電車をうまく使えば、もっと短時間で回れそうだった。
ぜひ一度、休日に七不思議の怪異を巡ってみてはいかがだろうか。ちなみに七不思議の内容については、ゲーム『パラノマサイト』の発売を機に、一般社団法人墨田区観光協会が『ムー』編集部監修のもとに制作した『本所七不思議探索地図 令和版』を参考にしている。
取材協力:スクウェア・エニックス、墨田区観光協会
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