#丰田裕大[超话]#
豊田裕大に単独取材:『MEN’S NON-NO』モデルから俳優へ 「遊びや余白のある役者になりたい」
映画総合
【 エンタメの未来を彩る光をキャッチ! シリーズ「未来予知」 】
■バスケットボールに打ち込んだ学生時代から一転、『MEN’S NON-NO』モデルに
――2019年、20歳の時にファッション誌『MEN’S NON-NO』の専属モデルとしてデビューされました。応募のきっかけは何でしたか?
豊田 高校生まではバスケットボールに打ち込み、プロのバスケットボール選手を目指していたんです。でも大学へ進学してから、本当にプロ選手としてお金を稼げるのかな? と疑問に感じ始めて、次は何を目指そうか、と考えました。
いろんな選択肢があった中で、役者をやりたいという想いが強くなったのですが、そこを目指すための切符というかフックが欲しくて。『MEN’S NON-NO』のモデルオーディションに合格したら本格的に役者を目指そう、と決めた応募しました。もちろん、単純に『MEN’S NON-NO』という雑誌が好きだというのもあります。
■所属事務所には自ら売り込み!
――現在の事務所に所属するにあたり、TVのドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』にトップコートの渡邊社長が登場されたことが印象にあったそうですね。
豊田 はい。そうです。そのTV番組がきっかけで、自分からトップコートに入りたいと志願しました。でも、放送当時は僕じゃなくて母親が見ていて、「こういう会社で働けたら楽しそうじゃない?」と言ったんです。所属タレントではなくて、スタッフ側で社員として働いたらどうなの? という感じですね。その時点ではモデルでも何でもなかったので、まさか自分が『MEN’S NON-NO』のモデルになって役者にまでなれるとは思っていないじゃないですか。なので、その時からトップコートはいい事務所というイメージがあり、モデルになってから自分で所属したいと願い出ました。
――実際に所属されてみていかがでしたか?
豊田 思っていた印象と変わらなかったです。すごくいい環境でお芝居の仕事をさせてもらえるし、先輩方も俳優業界を引っ張ってくださるような方ばかりだし、事務所のカラーは僕が思い描いていた通りでした。だけど役者業に対しては、一筋縄ではいかないという現実を最近すごく感じているので、そういう部分では必死に食らいついていかないと、と気を引き締めています。
■“役者のマインド”を勉強中
――俳優活動のデビューは2年前、21歳の時ですね。モデルの仕事と違って戸惑ったことはありますか?
豊田 戸惑いっぱなしです。役者とモデルは全然違います。演技の世界はルールや専門用語も多いし、“役者のマインド”みたいなものも知らないままだったので。やっと今年に入ったくらいから、少しずつ役者という立場への理解や、仕事に対してもっとストイックにできる部分がまだあるなと気がついているような感じです。
――どういうところで気づきがあったのですか?
豊田 映画『銀河鉄道の父』の撮影現場で、父親役の役所広司さん、兄・宮沢賢治役の菅田将暉さんはじめ、共演者の皆さんの姿を通して、どういう風に役者という仕事に向き合っているんだろうというのが知れたという部分はあります。今もまだ理解を深めようとしている最中です。
■デビュー作では“バミリ”もよくわからなかった
――デビュー作のドラマ『じゃない方の彼女』(2021年・テレビ東京)の現場で印象に残っていることはありますか?
豊田 まず、こんなにすごい人数の中で撮ってるの? っていうのにびっくりしました。台本で覚えたセリフを演技としてしゃべるのは不思議だな、とか、“バミリ”もよくわからなかったし、モデルの現場しか知らなかったので驚きの連続でした。監督からは「細かい作業を担うのが役者の仕事なんだよ」というお話をいただいて、その時は何となく理解はできたのですが、今になってその時の言葉の理解が深まったような気がします。
――今年の2〜3月には日テレ系深夜ドラマ『沼る。港区女子高生』で、桜田ひよりさん演じる主人公・えなの彼氏、悠真役で出演されていました。共演者は同世代が多かったと思いますが、どんな現場でしたか?
豊田 すごく刺激を受けました。撮影しながら「ここをこうした方がいいんじゃない?」という意見が飛び交う中、自分も意見を出したり、活発でやる気にあふれる現場でした。桜田ひよりさんは僕より年下ですがキャリアは先輩なので、仕事に対しての想いや関わり方を見て勉強になりました。
豊田裕大に単独取材:『MEN’S NON-NO』モデルから俳優へ 「遊びや余白のある役者になりたい」
映画総合
【 エンタメの未来を彩る光をキャッチ! シリーズ「未来予知」 】
■バスケットボールに打ち込んだ学生時代から一転、『MEN’S NON-NO』モデルに
――2019年、20歳の時にファッション誌『MEN’S NON-NO』の専属モデルとしてデビューされました。応募のきっかけは何でしたか?
豊田 高校生まではバスケットボールに打ち込み、プロのバスケットボール選手を目指していたんです。でも大学へ進学してから、本当にプロ選手としてお金を稼げるのかな? と疑問に感じ始めて、次は何を目指そうか、と考えました。
いろんな選択肢があった中で、役者をやりたいという想いが強くなったのですが、そこを目指すための切符というかフックが欲しくて。『MEN’S NON-NO』のモデルオーディションに合格したら本格的に役者を目指そう、と決めた応募しました。もちろん、単純に『MEN’S NON-NO』という雑誌が好きだというのもあります。
■所属事務所には自ら売り込み!
――現在の事務所に所属するにあたり、TVのドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』にトップコートの渡邊社長が登場されたことが印象にあったそうですね。
豊田 はい。そうです。そのTV番組がきっかけで、自分からトップコートに入りたいと志願しました。でも、放送当時は僕じゃなくて母親が見ていて、「こういう会社で働けたら楽しそうじゃない?」と言ったんです。所属タレントではなくて、スタッフ側で社員として働いたらどうなの? という感じですね。その時点ではモデルでも何でもなかったので、まさか自分が『MEN’S NON-NO』のモデルになって役者にまでなれるとは思っていないじゃないですか。なので、その時からトップコートはいい事務所というイメージがあり、モデルになってから自分で所属したいと願い出ました。
――実際に所属されてみていかがでしたか?
豊田 思っていた印象と変わらなかったです。すごくいい環境でお芝居の仕事をさせてもらえるし、先輩方も俳優業界を引っ張ってくださるような方ばかりだし、事務所のカラーは僕が思い描いていた通りでした。だけど役者業に対しては、一筋縄ではいかないという現実を最近すごく感じているので、そういう部分では必死に食らいついていかないと、と気を引き締めています。
■“役者のマインド”を勉強中
――俳優活動のデビューは2年前、21歳の時ですね。モデルの仕事と違って戸惑ったことはありますか?
豊田 戸惑いっぱなしです。役者とモデルは全然違います。演技の世界はルールや専門用語も多いし、“役者のマインド”みたいなものも知らないままだったので。やっと今年に入ったくらいから、少しずつ役者という立場への理解や、仕事に対してもっとストイックにできる部分がまだあるなと気がついているような感じです。
――どういうところで気づきがあったのですか?
豊田 映画『銀河鉄道の父』の撮影現場で、父親役の役所広司さん、兄・宮沢賢治役の菅田将暉さんはじめ、共演者の皆さんの姿を通して、どういう風に役者という仕事に向き合っているんだろうというのが知れたという部分はあります。今もまだ理解を深めようとしている最中です。
■デビュー作では“バミリ”もよくわからなかった
――デビュー作のドラマ『じゃない方の彼女』(2021年・テレビ東京)の現場で印象に残っていることはありますか?
豊田 まず、こんなにすごい人数の中で撮ってるの? っていうのにびっくりしました。台本で覚えたセリフを演技としてしゃべるのは不思議だな、とか、“バミリ”もよくわからなかったし、モデルの現場しか知らなかったので驚きの連続でした。監督からは「細かい作業を担うのが役者の仕事なんだよ」というお話をいただいて、その時は何となく理解はできたのですが、今になってその時の言葉の理解が深まったような気がします。
――今年の2〜3月には日テレ系深夜ドラマ『沼る。港区女子高生』で、桜田ひよりさん演じる主人公・えなの彼氏、悠真役で出演されていました。共演者は同世代が多かったと思いますが、どんな現場でしたか?
豊田 すごく刺激を受けました。撮影しながら「ここをこうした方がいいんじゃない?」という意見が飛び交う中、自分も意見を出したり、活発でやる気にあふれる現場でした。桜田ひよりさんは僕より年下ですがキャリアは先輩なので、仕事に対しての想いや関わり方を見て勉強になりました。
海上自衛隊唯一の「零戦」保存機に込められた"想い” 2機の残骸からの復元機 かつての特攻基地に
鹿児島県南東部に位置する鹿屋市には、海上自衛隊の鹿屋航空基地があります。ここには2023年現在、P-1哨戒機を運用する第1航空隊(第11および第12飛行隊)や、ヘリコプターを使って要員教育を実施している第211および第212教育航空隊などが所在していますが、元々は旧日本海軍の飛行場であり、1936(昭和11)年から第2次世界大戦終結までは旧日本海軍の鹿屋航空隊がこの地にありました。
【鹿屋だからこそ!】零戦五二型のコックピット内部や現存唯一の二式飛行艇ほか
鹿屋航空基地の隣接地には、その歴史を残すために開設された史料館があります。ここは普段から一般に公開されており、屋外にはP-2J対潜哨戒機やUS-1A救難飛行艇、HSS-2A対潜ヘリコプターなど、かつて海上自衛隊で使用されていた各種航空機が保存・展示されています。また前述したように、この地はかつて旧海軍の飛行場であったことから、道路を挟んだ反対側には旧海軍の二式飛行艇も展示されています。
二式飛行艇で現存するのはこの1機だけであり、極めてレアな存在ですが、その二式飛行艇に比肩する機体といえるのが、史料館のなかにある零式艦上戦闘機、通称「零戦」の復元機です。
展示されているのは史料館の2階フロア。ライトに照らされキラリと光っているこの堂々とした零戦は、最も生産数の多いタイプ「五二型」といわれるものです。360度ぐるりと見学することが可能で、さらにタラップを上がれば計器パネルや操縦桿およびレバーなど精緻に復元された操縦席の内部も見ることができます。
加えて、部品ひとつひとつがピカピカに復元された栄二一型発動機(エンジン)や、固有武装として装備していた九九式二号20mm機銃などもその横に展示されているほか、周囲にはかつての海軍航空隊にまつわる資料や、特別攻撃(特攻)隊として出撃した搭乗員の遺品も公開されており、それらを見て回れるようになっています。零戦は1940(昭和15)年から終戦の年である1945(昭和20)年までの5年間に渡って生産された旧日本海軍の主力戦闘機です。1万機以上が作られたため、時期によって量産タイプも発動機や武装、機体や翼の形状などに違いがあり、一一型から六四型までさまざまなバリエーションが生み出されています。
鹿屋の史料館に展示されている五二型は、その中で最も生産数が多いモデルで、約6000機が作られました。このため程度は様々ながら、国内でも鹿屋を含め、靖国神社の遊就館など計6機が保管・展示されています。
零戦三二型を改良した二二型を基に、さらなる発展型として誕生した五二型は、艦上戦闘機の特徴であった主翼の折畳み機構を廃止して翼幅を短縮しています。また発動機は二二型と同じ栄二一型(出力1130馬力)のままでしたが、より一層のスピードアップを図るべく排気管を機首の外環に沿って1本ずつ配置する「推力式単排気管」という構造に改良しているのが特徴です。これによりカウリング回りの空気の流れを整えながら「ロケット効果」による後部への推進力の増大を図ったことで、最高速度は二二型より20km/h速い565km/hまで向上しました。
なお武装については、五二型および五二甲型では、主翼の20mm機銃2挺と機首に装備した7.7mm機銃2挺というものでしたが、派生型の五二乙型では主翼の20mm機銃2挺こそ変わらないものの、機首右側に装備する7.7mm機銃が13.2mm機銃に更新・強化されています。さらに五二丙型では主翼の武装が20mm機銃2挺と13.2mm機銃2挺の計4挺に増やされた一方、機首の武装は7.7mm機銃が外され、13.2mm機銃1挺のみに絞られています。こうして「零戦」としては完成の域に達したといえる性能を誇った五二型でしたが、生産が始まった1943(昭和18)年8月には艦載機としての空母での運用はすでに狭まっており、もっぱら陸上基地を拠点とする防空戦闘機としての役割を担うことの方が多い状況でした。
さらに1944(昭和19)年10月のレイテ沖海戦以降は、胴体下に爆弾を搭載した特攻機としても使用され、鹿屋の地からも数多くの零戦五二型を含めた神風特別攻撃隊が出撃して、908名のパイロットが還らぬ人となっています。
では、そのような鹿屋の地に零戦が展示されるようになったのはいつなのでしょうか。そもそも海上自衛隊の鹿屋航空基地史料館が開設されたのは、半世紀前の1973(昭和48)年12月のことです。その後、大規模な改修を経て1993(平成5)年7月にリニューアルオープンした際に、史料館の目玉のひとつとして展示が始まったのが、この零戦五二型でした。
ただ同機は、元々は別々の場所から見つかった五二型2機を、ともに補う形で1つの機体として復元したものです。見つかった場所は錦江湾と吹上浜の海底で、両機とも終戦から50年近くも海水に浸かった状態であったことから、双方の引き揚げ当時の写真を見るとかなり痛んだ残骸のような状態になっていたことがわかります。そこから現在のような立派な姿にまで復元されたのですから、その作業には多くの海上自衛隊員による多大な尽力があったことは想像に難くありません。こうした関係者の熱意により、鹿屋航空基地史料館の展示物となった零戦五二型であるため、日本の技術遺産としてだけでなく、戦争の悲惨さを後世に伝える“証人”としても貴重な存在といえるでしょう。
なお、今年(2023年)は鹿屋航空基地史料館が開設されてからちょうど50年、零戦五二型の展示が始まったリニューアルオープンから数えてもちょうど30年の節目の年です。改めて、屋外の二式飛行艇含め、南国の鹿屋へ見学に行ってみるのも良いのではないでしょうか。
吉川和篤(軍事ライター/イラストレーター)
鹿児島県南東部に位置する鹿屋市には、海上自衛隊の鹿屋航空基地があります。ここには2023年現在、P-1哨戒機を運用する第1航空隊(第11および第12飛行隊)や、ヘリコプターを使って要員教育を実施している第211および第212教育航空隊などが所在していますが、元々は旧日本海軍の飛行場であり、1936(昭和11)年から第2次世界大戦終結までは旧日本海軍の鹿屋航空隊がこの地にありました。
【鹿屋だからこそ!】零戦五二型のコックピット内部や現存唯一の二式飛行艇ほか
鹿屋航空基地の隣接地には、その歴史を残すために開設された史料館があります。ここは普段から一般に公開されており、屋外にはP-2J対潜哨戒機やUS-1A救難飛行艇、HSS-2A対潜ヘリコプターなど、かつて海上自衛隊で使用されていた各種航空機が保存・展示されています。また前述したように、この地はかつて旧海軍の飛行場であったことから、道路を挟んだ反対側には旧海軍の二式飛行艇も展示されています。
二式飛行艇で現存するのはこの1機だけであり、極めてレアな存在ですが、その二式飛行艇に比肩する機体といえるのが、史料館のなかにある零式艦上戦闘機、通称「零戦」の復元機です。
展示されているのは史料館の2階フロア。ライトに照らされキラリと光っているこの堂々とした零戦は、最も生産数の多いタイプ「五二型」といわれるものです。360度ぐるりと見学することが可能で、さらにタラップを上がれば計器パネルや操縦桿およびレバーなど精緻に復元された操縦席の内部も見ることができます。
加えて、部品ひとつひとつがピカピカに復元された栄二一型発動機(エンジン)や、固有武装として装備していた九九式二号20mm機銃などもその横に展示されているほか、周囲にはかつての海軍航空隊にまつわる資料や、特別攻撃(特攻)隊として出撃した搭乗員の遺品も公開されており、それらを見て回れるようになっています。零戦は1940(昭和15)年から終戦の年である1945(昭和20)年までの5年間に渡って生産された旧日本海軍の主力戦闘機です。1万機以上が作られたため、時期によって量産タイプも発動機や武装、機体や翼の形状などに違いがあり、一一型から六四型までさまざまなバリエーションが生み出されています。
鹿屋の史料館に展示されている五二型は、その中で最も生産数が多いモデルで、約6000機が作られました。このため程度は様々ながら、国内でも鹿屋を含め、靖国神社の遊就館など計6機が保管・展示されています。
零戦三二型を改良した二二型を基に、さらなる発展型として誕生した五二型は、艦上戦闘機の特徴であった主翼の折畳み機構を廃止して翼幅を短縮しています。また発動機は二二型と同じ栄二一型(出力1130馬力)のままでしたが、より一層のスピードアップを図るべく排気管を機首の外環に沿って1本ずつ配置する「推力式単排気管」という構造に改良しているのが特徴です。これによりカウリング回りの空気の流れを整えながら「ロケット効果」による後部への推進力の増大を図ったことで、最高速度は二二型より20km/h速い565km/hまで向上しました。
なお武装については、五二型および五二甲型では、主翼の20mm機銃2挺と機首に装備した7.7mm機銃2挺というものでしたが、派生型の五二乙型では主翼の20mm機銃2挺こそ変わらないものの、機首右側に装備する7.7mm機銃が13.2mm機銃に更新・強化されています。さらに五二丙型では主翼の武装が20mm機銃2挺と13.2mm機銃2挺の計4挺に増やされた一方、機首の武装は7.7mm機銃が外され、13.2mm機銃1挺のみに絞られています。こうして「零戦」としては完成の域に達したといえる性能を誇った五二型でしたが、生産が始まった1943(昭和18)年8月には艦載機としての空母での運用はすでに狭まっており、もっぱら陸上基地を拠点とする防空戦闘機としての役割を担うことの方が多い状況でした。
さらに1944(昭和19)年10月のレイテ沖海戦以降は、胴体下に爆弾を搭載した特攻機としても使用され、鹿屋の地からも数多くの零戦五二型を含めた神風特別攻撃隊が出撃して、908名のパイロットが還らぬ人となっています。
では、そのような鹿屋の地に零戦が展示されるようになったのはいつなのでしょうか。そもそも海上自衛隊の鹿屋航空基地史料館が開設されたのは、半世紀前の1973(昭和48)年12月のことです。その後、大規模な改修を経て1993(平成5)年7月にリニューアルオープンした際に、史料館の目玉のひとつとして展示が始まったのが、この零戦五二型でした。
ただ同機は、元々は別々の場所から見つかった五二型2機を、ともに補う形で1つの機体として復元したものです。見つかった場所は錦江湾と吹上浜の海底で、両機とも終戦から50年近くも海水に浸かった状態であったことから、双方の引き揚げ当時の写真を見るとかなり痛んだ残骸のような状態になっていたことがわかります。そこから現在のような立派な姿にまで復元されたのですから、その作業には多くの海上自衛隊員による多大な尽力があったことは想像に難くありません。こうした関係者の熱意により、鹿屋航空基地史料館の展示物となった零戦五二型であるため、日本の技術遺産としてだけでなく、戦争の悲惨さを後世に伝える“証人”としても貴重な存在といえるでしょう。
なお、今年(2023年)は鹿屋航空基地史料館が開設されてからちょうど50年、零戦五二型の展示が始まったリニューアルオープンから数えてもちょうど30年の節目の年です。改めて、屋外の二式飛行艇含め、南国の鹿屋へ見学に行ってみるのも良いのではないでしょうか。
吉川和篤(軍事ライター/イラストレーター)
向井理主演で『パリピ孔明』ドラマ化「どう撮るのか難しい分、面白い」現代に転生した諸葛孔明が歌姫をサポート
「ヤングマガジン」(講談社)にて連載中のコミック「パリピ孔明」が、向井理主演でドラマ化。2023年秋にフジテレビ系の“水10ドラマ”枠(毎週水曜夜10:00-10:54)で放送される。同作は、中国三国時代の名軍師・諸葛孔明が現代の渋谷に若かりし姿で転生し、歌手を目指す一人の少女を軍師のごとく成功に導いていく“音楽青春コメディー”。
【写真】原作コミックの諸葛孔明(「パリピ孔明」1巻表紙より)
■諸葛孔明が渋谷のクラブで“歌姫”と出会う
主人公の諸葛孔明(向井)は、「魏」「呉」「蜀」という三つの国が天下の覇権争いをしていた三国時代に、「蜀」に仕えた“天才軍師”。魔法のような作戦を考えては、次々と敵を倒し、戦で数多くの功績を残してきた。西暦234年、戦いのさなか孔明は病で倒れ、息を引き取ってしまう。しかし、病死したはずの孔明は、なぜか現代の日本へと転生し、ハロウィーンでにぎわう夜の渋谷に降り立つ。ゾンビや吸血鬼、オオカミ男など仮装をしている人たちを見た孔明は、見慣れぬ光景に戸惑い、その場所が死後の世界だと勘違いする。状況が分からないまま孔明は、渋谷の若者たちに絡まれて、ダンスミュージックが鳴り響くクラブにたどり着く。そこで、一人の歌姫と出会った孔明は、彼女の歌声に心打たれる。
その後、現代のものに触れ、鏡に映る若き日の自分の姿を見た孔明は、未来の日本へと転生したことを理解する。そして、歌手を目指す少女の歌声にほれた孔明は、彼女の軍師(マネジャー)として全力でサポートすることを決意。三国時代、戦いのない平和な世界を望む主君のもと、戦乱の世を生きていた天才軍師・孔明は、時を超え現代の日本で一人の少女の夢をかなえるため、音楽によって作られる泰平(たいへい)の世を目指すため、最高の頭脳をもって日本の音楽界に新たな風を吹き込む。
■脚本・根本ノンジ×演出・渋江修平
本作の企画は、「忍者に結婚は難しい」(フジテレビ系)や映画「午前0時、キスしに来てよ」などを担当した高木由佳(※「高」は正しくは「はしご高」)。プロデューサーは、「わたし、定時で帰ります。」(TBS系)、「重版出来!」(TBS系)をはじめ、昨年、世界各国で話題になったNetflixシリーズ「First Love 初恋」を手掛けた八尾香澄。脚本は、「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」(フジテレビ系)、「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(日本テレビ系)、「監察医 朝顔」シリーズ(フジテレビ系)などの根本ノンジ。そして演出は、ソフトバンク「神ジューデン登場」篇や松屋「みんなの!マツベンサンバ」篇など話題のCMから、ショートフィルム「突撃!南島原情報局(神回)」やKing&Princeの「シンデレラガール」などのMVも担当する渋江修平監督が務める。
■向井理コメント
――オファーを受けての率直な感想
久しぶりにフジテレビの連続ドラマに出演しますが、フジテレビ作品にはいろいろと思い出もあり、特別な思いがあります。また、今回ご一緒させていただくプロデューサーをはじめスタッフたちとの縁も感じ、引き受けさせていただきました。
――台本を読んだ感想
実写にするにはハードルの高い作品。どう撮るのか難しい分、面白いと思いました。どういう描写にするのか、実際にどう撮影していくのか、楽しみです。また、このドラマは音楽をテーマにしている作品です。諸葛孔明が主人公のドラマではありますが、歴史もののドラマだけではありません。一人の軍師という名の戦略家が、アーティストを育てていくプロデュース・成長物語でもあります。実際にアーティストの方々にも出ていただくことで、リアリティーも増すと思います。そういったシーンをキャストの一人として初めて目撃できるというのはすごく楽しみです。
――諸葛孔明という役について
今回のようなキャラの強い役をこの年齢になって演じることがなかなか無いので…思いっきり楽しんで演じたいと思っています。登場する計略や戦術について書かれている本などは読むようにしていますが、一番大事なのは、脚本で表現された世界を読み込み、さらに面白くすることだと思います。特別に役作りをするというよりは、台本に向き合い、理解を深め、諸葛孔明という役をいかに自分のものにするか、どう表現するのか、何が一番ベストなせりふの出し方なのか、考えて演じたいと思っています。――実際の衣装を着用してみての感想
帽子の高さも含めると210cm近い。とにかくボリュームがあります。何度も衣装合わせを重ねて、ぜいたくな世界観を作れたと思います。孔明という役を、いかに説得力を持って表現するか。衣装やメークの力を借りて、作っていきたいと思います。(衣装は)重いし、暑くて大変ですが…(笑)。
――視聴者の皆さんへのメッセージ
転生モノであることや、「パリピ孔明」というキャッチーなタイトルからはイメージがつきにくいかもしれませんが、原作や脚本で描かれているのはすごく芯の通った物語です。一人の歌姫がプロのアーティストへと成長する姿は、三国時代、戦いの中、孔明の主君が成長していく部分ともリンクしていると思います。また、ドラマを通して音楽を聴いてもらえることで、改めて音楽の持つ力を感じていただけると思います。そして、視聴者の皆さんにはぜひ、音楽そのものを楽しんでご覧いただきたいです。
■企画:高木由佳(フジテレビ編成部)コメント
――本作について
「パリピ孔明」というタイトルのキャッチーさに興味を持ち、原作を読んだのですが、タイトルに負けない内容の面白さに衝撃を受けました! 転生した孔明がハロウィーンの渋谷に降り立ち、一人の歌姫を軍師としてメジャーデビューさせるまでのサクセスストーリーは、ワクワクの中に妙な納得力もあり、今までに見たことのないものが作れると確信しました。
――諸葛孔明(主演・向井理)のキャスティングについて
孔明は、凛としていて知的で、感情は表には出さないが、芯が強い人というイメージがあります。ギャグにはならず、華麗な衣装を着こなしながらも知性と聡明(そうめい)さを感じさせる演者は、向井さんしかいないと思いオファー致しました。孔明の衣装を着た時の向井さんは、キラキラしていてこの世に降り立った正に異次元のスターでした!
――視聴者の皆さんへのメッセージ
主演の向井さんの孔明はもちろん、キャスティングも独特で、地上波では見られないような組み合わせがどんな化学反応を見せてくれるか楽しみです。また、もう一つの大きな魅力が音楽です! これから発表になる出演者によるハートフルで力強い歌声が現代から一気に春秋戦国時代へといざなってくれるかも!? 映像と音楽のマリアージュが最高にハッピーでテンション爆上げのドラマを作り上げていきます。このドラマを見て“トキメキが止まらない!”、そんな作品を楽しんでいただけると思います。
■プロデューサー:八尾香澄(C&Iエンタテインメント)コメント
――本作について
「三国志」を題材にした中国ドラマが好きで、その壮大な世界観に憧れを抱いておりました。そして3年前、連載が始まったばかりの漫画「パリピ孔明」を読み、現代日本に諸葛孔明が転生し、シンガーの軍師になる、というアイデアを思いついた原作の先生方、“天才!”と思いました。<三国志×音楽>、これは面白くなる予感しかありませんでした。日本を舞台に諸葛孔明を描くこと、連続ドラマで毎話音楽シーンを描くこと…全てが規格外に大変です。常に予想の斜め上を行く演出の渋江さんをはじめ、とにかく熱く、こだわりの強い、面白いスタッフが集結しています。毎日が予想外の連続です。
――諸葛孔明(主演・向井理)のキャスティングについて
無謀な挑戦ともいえる今回の作品を完遂するためには圧倒的に信頼できるパートナーが必要だと思い、主演の諸葛孔明役を向井理さんにオファーしました。諸葛孔明になった向井さんのスチールを撮影しながら、いよいよこの一大プロジェクトがスタートするんだと緊張しています。無口で不器用なワーカーホリック、偏屈で魅力的な脳外科医、聡明で頼れる防衛大臣に続く、新しい向井理をぜひ、楽しみにしていてください。
――視聴者の皆さんへのメッセージ
本作にはさまざまなジャンルの音楽が登場します。今は日々、この企画に参加してくれたアーティストの方々から、劇中に登場する楽曲のデモが届き、聴くたびに心が踊る毎日です。そして、まだ発表はできませんが、とっても魅力的なキャストが続々と決まっております。早く視聴者の皆様に、目でも耳でも楽しいドラマ「パリピ孔明」をお届けしたいです。漫画・アニメで既にこの世界観を堪能している方々も、三国志ファンも、音楽ファンも、満足してもらえるエンターテインメントを作りたいと思っております。ぜひご期待ください。
「ヤングマガジン」(講談社)にて連載中のコミック「パリピ孔明」が、向井理主演でドラマ化。2023年秋にフジテレビ系の“水10ドラマ”枠(毎週水曜夜10:00-10:54)で放送される。同作は、中国三国時代の名軍師・諸葛孔明が現代の渋谷に若かりし姿で転生し、歌手を目指す一人の少女を軍師のごとく成功に導いていく“音楽青春コメディー”。
【写真】原作コミックの諸葛孔明(「パリピ孔明」1巻表紙より)
■諸葛孔明が渋谷のクラブで“歌姫”と出会う
主人公の諸葛孔明(向井)は、「魏」「呉」「蜀」という三つの国が天下の覇権争いをしていた三国時代に、「蜀」に仕えた“天才軍師”。魔法のような作戦を考えては、次々と敵を倒し、戦で数多くの功績を残してきた。西暦234年、戦いのさなか孔明は病で倒れ、息を引き取ってしまう。しかし、病死したはずの孔明は、なぜか現代の日本へと転生し、ハロウィーンでにぎわう夜の渋谷に降り立つ。ゾンビや吸血鬼、オオカミ男など仮装をしている人たちを見た孔明は、見慣れぬ光景に戸惑い、その場所が死後の世界だと勘違いする。状況が分からないまま孔明は、渋谷の若者たちに絡まれて、ダンスミュージックが鳴り響くクラブにたどり着く。そこで、一人の歌姫と出会った孔明は、彼女の歌声に心打たれる。
その後、現代のものに触れ、鏡に映る若き日の自分の姿を見た孔明は、未来の日本へと転生したことを理解する。そして、歌手を目指す少女の歌声にほれた孔明は、彼女の軍師(マネジャー)として全力でサポートすることを決意。三国時代、戦いのない平和な世界を望む主君のもと、戦乱の世を生きていた天才軍師・孔明は、時を超え現代の日本で一人の少女の夢をかなえるため、音楽によって作られる泰平(たいへい)の世を目指すため、最高の頭脳をもって日本の音楽界に新たな風を吹き込む。
■脚本・根本ノンジ×演出・渋江修平
本作の企画は、「忍者に結婚は難しい」(フジテレビ系)や映画「午前0時、キスしに来てよ」などを担当した高木由佳(※「高」は正しくは「はしご高」)。プロデューサーは、「わたし、定時で帰ります。」(TBS系)、「重版出来!」(TBS系)をはじめ、昨年、世界各国で話題になったNetflixシリーズ「First Love 初恋」を手掛けた八尾香澄。脚本は、「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」(フジテレビ系)、「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(日本テレビ系)、「監察医 朝顔」シリーズ(フジテレビ系)などの根本ノンジ。そして演出は、ソフトバンク「神ジューデン登場」篇や松屋「みんなの!マツベンサンバ」篇など話題のCMから、ショートフィルム「突撃!南島原情報局(神回)」やKing&Princeの「シンデレラガール」などのMVも担当する渋江修平監督が務める。
■向井理コメント
――オファーを受けての率直な感想
久しぶりにフジテレビの連続ドラマに出演しますが、フジテレビ作品にはいろいろと思い出もあり、特別な思いがあります。また、今回ご一緒させていただくプロデューサーをはじめスタッフたちとの縁も感じ、引き受けさせていただきました。
――台本を読んだ感想
実写にするにはハードルの高い作品。どう撮るのか難しい分、面白いと思いました。どういう描写にするのか、実際にどう撮影していくのか、楽しみです。また、このドラマは音楽をテーマにしている作品です。諸葛孔明が主人公のドラマではありますが、歴史もののドラマだけではありません。一人の軍師という名の戦略家が、アーティストを育てていくプロデュース・成長物語でもあります。実際にアーティストの方々にも出ていただくことで、リアリティーも増すと思います。そういったシーンをキャストの一人として初めて目撃できるというのはすごく楽しみです。
――諸葛孔明という役について
今回のようなキャラの強い役をこの年齢になって演じることがなかなか無いので…思いっきり楽しんで演じたいと思っています。登場する計略や戦術について書かれている本などは読むようにしていますが、一番大事なのは、脚本で表現された世界を読み込み、さらに面白くすることだと思います。特別に役作りをするというよりは、台本に向き合い、理解を深め、諸葛孔明という役をいかに自分のものにするか、どう表現するのか、何が一番ベストなせりふの出し方なのか、考えて演じたいと思っています。――実際の衣装を着用してみての感想
帽子の高さも含めると210cm近い。とにかくボリュームがあります。何度も衣装合わせを重ねて、ぜいたくな世界観を作れたと思います。孔明という役を、いかに説得力を持って表現するか。衣装やメークの力を借りて、作っていきたいと思います。(衣装は)重いし、暑くて大変ですが…(笑)。
――視聴者の皆さんへのメッセージ
転生モノであることや、「パリピ孔明」というキャッチーなタイトルからはイメージがつきにくいかもしれませんが、原作や脚本で描かれているのはすごく芯の通った物語です。一人の歌姫がプロのアーティストへと成長する姿は、三国時代、戦いの中、孔明の主君が成長していく部分ともリンクしていると思います。また、ドラマを通して音楽を聴いてもらえることで、改めて音楽の持つ力を感じていただけると思います。そして、視聴者の皆さんにはぜひ、音楽そのものを楽しんでご覧いただきたいです。
■企画:高木由佳(フジテレビ編成部)コメント
――本作について
「パリピ孔明」というタイトルのキャッチーさに興味を持ち、原作を読んだのですが、タイトルに負けない内容の面白さに衝撃を受けました! 転生した孔明がハロウィーンの渋谷に降り立ち、一人の歌姫を軍師としてメジャーデビューさせるまでのサクセスストーリーは、ワクワクの中に妙な納得力もあり、今までに見たことのないものが作れると確信しました。
――諸葛孔明(主演・向井理)のキャスティングについて
孔明は、凛としていて知的で、感情は表には出さないが、芯が強い人というイメージがあります。ギャグにはならず、華麗な衣装を着こなしながらも知性と聡明(そうめい)さを感じさせる演者は、向井さんしかいないと思いオファー致しました。孔明の衣装を着た時の向井さんは、キラキラしていてこの世に降り立った正に異次元のスターでした!
――視聴者の皆さんへのメッセージ
主演の向井さんの孔明はもちろん、キャスティングも独特で、地上波では見られないような組み合わせがどんな化学反応を見せてくれるか楽しみです。また、もう一つの大きな魅力が音楽です! これから発表になる出演者によるハートフルで力強い歌声が現代から一気に春秋戦国時代へといざなってくれるかも!? 映像と音楽のマリアージュが最高にハッピーでテンション爆上げのドラマを作り上げていきます。このドラマを見て“トキメキが止まらない!”、そんな作品を楽しんでいただけると思います。
■プロデューサー:八尾香澄(C&Iエンタテインメント)コメント
――本作について
「三国志」を題材にした中国ドラマが好きで、その壮大な世界観に憧れを抱いておりました。そして3年前、連載が始まったばかりの漫画「パリピ孔明」を読み、現代日本に諸葛孔明が転生し、シンガーの軍師になる、というアイデアを思いついた原作の先生方、“天才!”と思いました。<三国志×音楽>、これは面白くなる予感しかありませんでした。日本を舞台に諸葛孔明を描くこと、連続ドラマで毎話音楽シーンを描くこと…全てが規格外に大変です。常に予想の斜め上を行く演出の渋江さんをはじめ、とにかく熱く、こだわりの強い、面白いスタッフが集結しています。毎日が予想外の連続です。
――諸葛孔明(主演・向井理)のキャスティングについて
無謀な挑戦ともいえる今回の作品を完遂するためには圧倒的に信頼できるパートナーが必要だと思い、主演の諸葛孔明役を向井理さんにオファーしました。諸葛孔明になった向井さんのスチールを撮影しながら、いよいよこの一大プロジェクトがスタートするんだと緊張しています。無口で不器用なワーカーホリック、偏屈で魅力的な脳外科医、聡明で頼れる防衛大臣に続く、新しい向井理をぜひ、楽しみにしていてください。
――視聴者の皆さんへのメッセージ
本作にはさまざまなジャンルの音楽が登場します。今は日々、この企画に参加してくれたアーティストの方々から、劇中に登場する楽曲のデモが届き、聴くたびに心が踊る毎日です。そして、まだ発表はできませんが、とっても魅力的なキャストが続々と決まっております。早く視聴者の皆様に、目でも耳でも楽しいドラマ「パリピ孔明」をお届けしたいです。漫画・アニメで既にこの世界観を堪能している方々も、三国志ファンも、音楽ファンも、満足してもらえるエンターテインメントを作りたいと思っております。ぜひご期待ください。
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