台風8号 静岡県か関東南部に上陸へ 線状降水帯の予想も
2022年8月13日 13時59分
台風8号は東海や関東甲信にかなり接近し、このあと静岡県または関東南部に上陸する見込みです。東日本の太平洋側を中心に次第に雨や風が強まっていて、13日夜遅くにかけて大雨のおそれがあり、静岡県など、東海では線状降水帯の発生も予想されています。お盆の時期とも重なることから最新の情報を確認し、雨や風が強まる前に安全を確保するようにしてください。
気象庁の観測によりますと、台風8号は13日正午には、静岡県御前崎市の南西60キロの海上を1時間におよそ20キロの速さで北北東へ進んでいます。
中心の気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル最大瞬間風速は30メートルで、暴風域はありませんが、中心の東側390キロ以内と西側165キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
この時間、東海の広い範囲や、関東甲信、それに近畿の一部が強風域に入っています。
台風周辺の暖かく湿った空気の影響で静岡県や関東甲信の各地で雨が降り、局地的に雨雲が発達しています。
13日午後1時までの1時間には静岡県が牧之原市に設置した雨量計で31ミリの激しい雨を観測しました。
静岡県では台風の接近前から雨が降り続いていて、13日午後1時までの24時間の雨量は、
▽静岡県富士宮市で224.5ミリ
▽静岡市で205ミリなどとなっています。
これまでの雨で、静岡県では土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
台風は東海や関東甲信にかなり接近し、このあと静岡県または関東南部に上陸する見込みです。
台風の接近に伴い、東海は13日夕方にかけて、関東甲信では13日夜にかけて、東北南部では13日夜から雨や風が強まり、13日夜遅くにかけて雷を伴って非常に激しい雨が降り、局地的には1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降って大雨となるおそれがあります。
特に静岡県など東海では13日の日中、発達した雨雲が次々連なる線状降水帯が発生して災害の危険度が急激に高まる可能性があるとしています。
14日昼までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで、
▽静岡県で300ミリ、
▽関東甲信で200ミリ、
▽伊豆諸島で150ミリ、
▽静岡県を除く東海、それに東北で100ミリと予想されています。
東海で線状降水帯が発生した場合は局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
また、海上を中心に非常に強い風が吹く見込みで、13日の最大風速は東海と関東、伊豆諸島、それに東北で20メートル、最大瞬間風速は30メートルと予想されています。
東海と関東、伊豆諸島ではうねりを伴って大しけとなる見込みです。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の急な増水、それに高波に警戒するよう呼びかけています。
また、強風や落雷、竜巻などの激しい突風にも十分注意が必要です。
お盆の時期とも重なることから、台風の進路にあたる地域では屋内の窓から離れた場所など安全な場所で過ごし、最新の情報に注意してください。
雨や風が強い時間帯は予定の変更や見直しをすることも重要な対策です。
2022年8月13日 13時59分
台風8号は東海や関東甲信にかなり接近し、このあと静岡県または関東南部に上陸する見込みです。東日本の太平洋側を中心に次第に雨や風が強まっていて、13日夜遅くにかけて大雨のおそれがあり、静岡県など、東海では線状降水帯の発生も予想されています。お盆の時期とも重なることから最新の情報を確認し、雨や風が強まる前に安全を確保するようにしてください。
気象庁の観測によりますと、台風8号は13日正午には、静岡県御前崎市の南西60キロの海上を1時間におよそ20キロの速さで北北東へ進んでいます。
中心の気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル最大瞬間風速は30メートルで、暴風域はありませんが、中心の東側390キロ以内と西側165キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
この時間、東海の広い範囲や、関東甲信、それに近畿の一部が強風域に入っています。
台風周辺の暖かく湿った空気の影響で静岡県や関東甲信の各地で雨が降り、局地的に雨雲が発達しています。
13日午後1時までの1時間には静岡県が牧之原市に設置した雨量計で31ミリの激しい雨を観測しました。
静岡県では台風の接近前から雨が降り続いていて、13日午後1時までの24時間の雨量は、
▽静岡県富士宮市で224.5ミリ
▽静岡市で205ミリなどとなっています。
これまでの雨で、静岡県では土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
台風は東海や関東甲信にかなり接近し、このあと静岡県または関東南部に上陸する見込みです。
台風の接近に伴い、東海は13日夕方にかけて、関東甲信では13日夜にかけて、東北南部では13日夜から雨や風が強まり、13日夜遅くにかけて雷を伴って非常に激しい雨が降り、局地的には1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降って大雨となるおそれがあります。
特に静岡県など東海では13日の日中、発達した雨雲が次々連なる線状降水帯が発生して災害の危険度が急激に高まる可能性があるとしています。
14日昼までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで、
▽静岡県で300ミリ、
▽関東甲信で200ミリ、
▽伊豆諸島で150ミリ、
▽静岡県を除く東海、それに東北で100ミリと予想されています。
東海で線状降水帯が発生した場合は局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
また、海上を中心に非常に強い風が吹く見込みで、13日の最大風速は東海と関東、伊豆諸島、それに東北で20メートル、最大瞬間風速は30メートルと予想されています。
東海と関東、伊豆諸島ではうねりを伴って大しけとなる見込みです。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の急な増水、それに高波に警戒するよう呼びかけています。
また、強風や落雷、竜巻などの激しい突風にも十分注意が必要です。
お盆の時期とも重なることから、台風の進路にあたる地域では屋内の窓から離れた場所など安全な場所で過ごし、最新の情報に注意してください。
雨や風が強い時間帯は予定の変更や見直しをすることも重要な対策です。
台風8号 13日に東海 関東甲信に上陸見込み 線状降水帯も
2022年8月12日 20時55分
台風8号は13日の日中に東海や関東甲信にかなり接近し上陸する見込みです。太平洋側では大雨のおそれがあり、静岡県など東海では13日の日中に線状降水帯の発生も予想されています。お盆の時期とも重なることから最新の情報を確認するようにしてください。
気象庁の観測によりますと、台風8号は12日の午後6時には、紀伊半島の南およそ280キロにあって1時間におよそ15キロの速さで北北東へ進んでいます。
中心の気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで暴風域はありませんが、中心の南東側330キロ以内と北西側165キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
台風周辺の暖かく湿った空気の影響で東海などには発達した雨雲がかかっていて、12日の午後8時までの1時間には
▽静岡県富士宮市で47.5ミリ、
▽山梨県富士河口湖町で31ミリの激しい雨が降りました。
台風は、このあとやや速度を上げて13日、土曜日の日中、東海や関東甲信にかなり接近し、上陸する見込みです。台風の接近に伴い東海や関東甲信では局地的に、雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、14日日曜日にかけて大雨になるおそれがあります。
静岡県など東海にはあす日中、発達した雨雲が次々連なる線状降水帯が発生して災害の危険度が急激に高まる可能性があるとしています。
13日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽静岡県で300ミリ
▽関東甲信で200ミリ
▽静岡県をのぞく東海地方で150ミリ
▽東北南部で100ミリ
と予想され、その後14日夕方までの24時間雨量は
▽静岡県で100ミリから200ミリ
▽関東甲信で100ミリから150ミリ
▽静岡県をのぞく東海地方と東北南部で50ミリから100ミリ
と予想され、静岡県を中心に総雨量がかなり増えるおそれがあります。
東海で線状降水帯が発生した場合は局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
また、しだいに風が強まり海上を中心に非常に強い風が吹く見込みです。
関東と伊豆諸島、それに東海では13日に予想される最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、波の高さは5メートルとうねりを伴ってしけると予想されています。
気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の急な増水、それに高波に警戒するよう呼びかけています。
強風や落雷、竜巻などの激しい突風にも十分注意が必要です。
お盆の時期とも重なることから最新の情報を確認するようにしてください。
海や川など屋外のレジャーは台風が近づく前から十分な注意が必要です。
交通への影響
13日の東海や関東甲信への台風8号の接近に伴い、一部で交通への影響が見込まれています。
【全日空】
台風の接近に伴って13日、
▽静岡や八丈島を発着する10便の欠航が決まっているほか、
13日の午後3時以降、
▽羽田を発着する便に影響が出る可能性があるということです。
【日本航空】
現時点で台風の接近に伴う欠航はない見通しです。
【JR各社】
◇東海道・東北・上越・北陸、それに山形の各新幹線は、現時点で13日の台風の接近に伴う計画的な運休の予定はないとしていますが、
▽秋田新幹線については、大雨の影響で盛岡駅と秋田駅の間で運休や遅れが発生する可能性があるということです。
◇在来線では、
▽千葉県の木更津駅と上総亀山駅を結ぶ久留里線で、13日の夕方ごろから深夜にかけて19本が運休するほか、
▽JR千葉支社管内の総武本線や、成田線、鹿島線、内房線、外房線、東金線が、夕方以降、運転を取りやめる可能性があるということです。
【都内の主要な鉄道】
13日は、風や雨の影響で列車の遅れや、運転見合わせが発生する場合があるとするところもありますが、現時点で計画的な運休の予定はないということです。
【高速道路】
NEXCO東日本と中日本、それに首都高速道路によりますと、東海や関東甲信の高速道路のうち、▽新東名高速道路は、新静岡インターチェンジと藤枝岡部インターチェンジの間の上下線で、▽東名高速道路は、沼津インターチェンジと富士インターチェンジの間の上下線で、13日の昼から夕方ごろにかけて通行止めになる可能性があるということです。
台風の接近に伴う交通への影響は、今後の雨の降り方などの状況によることから、交通各社はホームページなどで最新の情報を確認するとともに、スケジュールに余裕を持って移動するよう呼びかけています。
2022年8月12日 20時55分
台風8号は13日の日中に東海や関東甲信にかなり接近し上陸する見込みです。太平洋側では大雨のおそれがあり、静岡県など東海では13日の日中に線状降水帯の発生も予想されています。お盆の時期とも重なることから最新の情報を確認するようにしてください。
気象庁の観測によりますと、台風8号は12日の午後6時には、紀伊半島の南およそ280キロにあって1時間におよそ15キロの速さで北北東へ進んでいます。
中心の気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで暴風域はありませんが、中心の南東側330キロ以内と北西側165キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
台風周辺の暖かく湿った空気の影響で東海などには発達した雨雲がかかっていて、12日の午後8時までの1時間には
▽静岡県富士宮市で47.5ミリ、
▽山梨県富士河口湖町で31ミリの激しい雨が降りました。
台風は、このあとやや速度を上げて13日、土曜日の日中、東海や関東甲信にかなり接近し、上陸する見込みです。台風の接近に伴い東海や関東甲信では局地的に、雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、14日日曜日にかけて大雨になるおそれがあります。
静岡県など東海にはあす日中、発達した雨雲が次々連なる線状降水帯が発生して災害の危険度が急激に高まる可能性があるとしています。
13日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽静岡県で300ミリ
▽関東甲信で200ミリ
▽静岡県をのぞく東海地方で150ミリ
▽東北南部で100ミリ
と予想され、その後14日夕方までの24時間雨量は
▽静岡県で100ミリから200ミリ
▽関東甲信で100ミリから150ミリ
▽静岡県をのぞく東海地方と東北南部で50ミリから100ミリ
と予想され、静岡県を中心に総雨量がかなり増えるおそれがあります。
東海で線状降水帯が発生した場合は局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
また、しだいに風が強まり海上を中心に非常に強い風が吹く見込みです。
関東と伊豆諸島、それに東海では13日に予想される最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、波の高さは5メートルとうねりを伴ってしけると予想されています。
気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の急な増水、それに高波に警戒するよう呼びかけています。
強風や落雷、竜巻などの激しい突風にも十分注意が必要です。
お盆の時期とも重なることから最新の情報を確認するようにしてください。
海や川など屋外のレジャーは台風が近づく前から十分な注意が必要です。
交通への影響
13日の東海や関東甲信への台風8号の接近に伴い、一部で交通への影響が見込まれています。
【全日空】
台風の接近に伴って13日、
▽静岡や八丈島を発着する10便の欠航が決まっているほか、
13日の午後3時以降、
▽羽田を発着する便に影響が出る可能性があるということです。
【日本航空】
現時点で台風の接近に伴う欠航はない見通しです。
【JR各社】
◇東海道・東北・上越・北陸、それに山形の各新幹線は、現時点で13日の台風の接近に伴う計画的な運休の予定はないとしていますが、
▽秋田新幹線については、大雨の影響で盛岡駅と秋田駅の間で運休や遅れが発生する可能性があるということです。
◇在来線では、
▽千葉県の木更津駅と上総亀山駅を結ぶ久留里線で、13日の夕方ごろから深夜にかけて19本が運休するほか、
▽JR千葉支社管内の総武本線や、成田線、鹿島線、内房線、外房線、東金線が、夕方以降、運転を取りやめる可能性があるということです。
【都内の主要な鉄道】
13日は、風や雨の影響で列車の遅れや、運転見合わせが発生する場合があるとするところもありますが、現時点で計画的な運休の予定はないということです。
【高速道路】
NEXCO東日本と中日本、それに首都高速道路によりますと、東海や関東甲信の高速道路のうち、▽新東名高速道路は、新静岡インターチェンジと藤枝岡部インターチェンジの間の上下線で、▽東名高速道路は、沼津インターチェンジと富士インターチェンジの間の上下線で、13日の昼から夕方ごろにかけて通行止めになる可能性があるということです。
台風の接近に伴う交通への影響は、今後の雨の降り方などの状況によることから、交通各社はホームページなどで最新の情報を確認するとともに、スケジュールに余裕を持って移動するよう呼びかけています。
青森・秋田で記録的大雨 前線1週間程度停滞 大雨広がるおそれ
2022年8月11日 1時26分

停滞する前線の影響で、記録的な大雨となった青森県や秋田県では、土砂災害や氾濫の危険性が高い状態が続いています。前線は今後1週間程度、北日本付近に停滞する見込みで、雨が長く続いて記録的な大雨の範囲がさらに広がるおそれもあり、土砂災害や川の氾濫に厳重な警戒を続けてください。
【青森・秋田で記録的大雨】
気象庁によりますと、北日本付近にのびる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、東北北部などでは局地的に雨雲が発達しています。
10日夜遅くからは青森県で再び雨が強まり、11日午前0時までの1時間には県が五所川原市に設置した雨量計で30ミリの激しい雨を観測しました。
東北北部を中心に記録的な大雨となっていて、8日の降り始めから11日午前0時までの雨量は青森県の深浦町で363ミリ、鰺ヶ沢町で251ミリ、秋田県八峰町で232.5ミリなどと平年の8月1か月分を上回り、青森県深浦町では2倍を超えています。
これまでの雨で青森県と秋田県では土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
【前線の長期間停滞で記録的大雨のおそれ】
今後の見通しです。
東北の日本海側を中心に北日本ではこのあとも雨が降り続く見込みで、12日にかけて雷を伴い1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
11日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽東北北部で120ミリ、
▽北海道で100ミリ、
▽東北南部で80ミリと予想されています。
さらに12日夕方までの24時間には
▽東北北部で100ミリから200ミリ、
▽東北南部と北海道で100ミリから150ミリの雨が降ると予想されています。
前線の活動は今月14日ごろに一時的に弱まる見込みですが、その後再び活発になり、今後1週間程度は北日本付近に停滞すると予想されています。
雨が弱まっても再び強まるおそれがあるほか、長く降り続いて記録的な大雨の範囲がさらに広がるおそれがあります。
気象庁は引き続き土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫に厳重に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、それに「ひょう」にも注意するよう呼びかけています。
雨が弱まったりやんだりしても川や崖の近くなど危険な場所には近づかず、安全な場所で過ごすようにしてください。
少しの雨でも災害リスクあっという間に高まる状態
記録的な大雨になっている青森県や秋田県では、一時的に雨が弱まっていても油断は禁物です。
これまでの雨で地盤が緩み川は増水していて、今後、少しの雨でも災害のリスクがあっという間に高まる危険な状態が続きます。
警戒を緩めることなく危険を感じたら早めに安全を確保してください。
【熱帯低気圧は12~13日に東日本接近のおそれ】
一方、日本の南を北西へ進んでいる熱帯低気圧は今後24時間以内に台風に発達する見込みです。
その後、発達しながら北上を続け、あす金曜日の夜からあさって土曜日にかけて東日本にかなり接近するおそれがあります。
東日本では12日から次第に風が強まって波が高くなり、台風の発達の程度によっては13日は大雨となる可能性もあり、気象庁は今後の情報に十分注意するよう呼びかけています。
【雨は再び強まるおそれも】
北日本付近に停滞する前線の影響で、青森県や秋田県では平年の8月1か月分を大きく超える記録的な大雨となっていて、川の氾濫などによる住宅の浸水や土砂災害による被害が報告されています。
また、青森県西部を流れる一級河川の岩木川などでは水位の高い状態が続いています。
9日に青森県に猛烈な雨を降らせた前線はわずかに南下し、10日の日中は秋田県や岩手県に発達した雨雲がかかっています。
活発な雨雲が流れ込む地域は南北に動いているものの、東北北部付近にかかり続け、雨は強まったり弱まったりを繰り返しながら来週にかけて降り続く見込みです。
2022年8月11日 1時26分

停滞する前線の影響で、記録的な大雨となった青森県や秋田県では、土砂災害や氾濫の危険性が高い状態が続いています。前線は今後1週間程度、北日本付近に停滞する見込みで、雨が長く続いて記録的な大雨の範囲がさらに広がるおそれもあり、土砂災害や川の氾濫に厳重な警戒を続けてください。
【青森・秋田で記録的大雨】
気象庁によりますと、北日本付近にのびる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、東北北部などでは局地的に雨雲が発達しています。
10日夜遅くからは青森県で再び雨が強まり、11日午前0時までの1時間には県が五所川原市に設置した雨量計で30ミリの激しい雨を観測しました。
東北北部を中心に記録的な大雨となっていて、8日の降り始めから11日午前0時までの雨量は青森県の深浦町で363ミリ、鰺ヶ沢町で251ミリ、秋田県八峰町で232.5ミリなどと平年の8月1か月分を上回り、青森県深浦町では2倍を超えています。
これまでの雨で青森県と秋田県では土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
【前線の長期間停滞で記録的大雨のおそれ】
今後の見通しです。
東北の日本海側を中心に北日本ではこのあとも雨が降り続く見込みで、12日にかけて雷を伴い1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
11日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽東北北部で120ミリ、
▽北海道で100ミリ、
▽東北南部で80ミリと予想されています。
さらに12日夕方までの24時間には
▽東北北部で100ミリから200ミリ、
▽東北南部と北海道で100ミリから150ミリの雨が降ると予想されています。
前線の活動は今月14日ごろに一時的に弱まる見込みですが、その後再び活発になり、今後1週間程度は北日本付近に停滞すると予想されています。
雨が弱まっても再び強まるおそれがあるほか、長く降り続いて記録的な大雨の範囲がさらに広がるおそれがあります。
気象庁は引き続き土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫に厳重に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、それに「ひょう」にも注意するよう呼びかけています。
雨が弱まったりやんだりしても川や崖の近くなど危険な場所には近づかず、安全な場所で過ごすようにしてください。
少しの雨でも災害リスクあっという間に高まる状態
記録的な大雨になっている青森県や秋田県では、一時的に雨が弱まっていても油断は禁物です。
これまでの雨で地盤が緩み川は増水していて、今後、少しの雨でも災害のリスクがあっという間に高まる危険な状態が続きます。
警戒を緩めることなく危険を感じたら早めに安全を確保してください。
【熱帯低気圧は12~13日に東日本接近のおそれ】
一方、日本の南を北西へ進んでいる熱帯低気圧は今後24時間以内に台風に発達する見込みです。
その後、発達しながら北上を続け、あす金曜日の夜からあさって土曜日にかけて東日本にかなり接近するおそれがあります。
東日本では12日から次第に風が強まって波が高くなり、台風の発達の程度によっては13日は大雨となる可能性もあり、気象庁は今後の情報に十分注意するよう呼びかけています。
【雨は再び強まるおそれも】
北日本付近に停滞する前線の影響で、青森県や秋田県では平年の8月1か月分を大きく超える記録的な大雨となっていて、川の氾濫などによる住宅の浸水や土砂災害による被害が報告されています。
また、青森県西部を流れる一級河川の岩木川などでは水位の高い状態が続いています。
9日に青森県に猛烈な雨を降らせた前線はわずかに南下し、10日の日中は秋田県や岩手県に発達した雨雲がかかっています。
活発な雨雲が流れ込む地域は南北に動いているものの、東北北部付近にかかり続け、雨は強まったり弱まったりを繰り返しながら来週にかけて降り続く見込みです。
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