恒星は質量が小さいものほど、宇宙に多く存在します。軽い恒星は表面温度が低く、可視光線の赤色の光を多く出していることから「赤色矮星」と呼ばれています。赤色矮星は数そのものが多いので、赤色矮星を公転する太陽系外惑星も多く発見されています。しかし、赤色矮星を公転する太陽系外惑星は質量が小さい傾向にあり、特に木星に匹敵する「巨大ガス惑星」は発見されていませんでした。
赤色矮星で巨大ガス惑星が見つからないのは、恒星や惑星の形成過程と関連があるからだと考えられます。宇宙に存在する塵やガスは、重力によって互いに引き寄せられていき、高密度な部分に物質が集中していきます。最も物質が集中した場所では、やがて恒星が誕生します。そして、恒星が誕生する部分を中心として周囲の物質が集まり、回転する円盤を形成します。この円盤では局所的に物質が集中して、無数の微惑星が誕生します。微惑星同士は合体して惑星になると同時に、周囲のガスを集めて大気をまとうようになります。円盤の中心に恒星が誕生すると、恒星からの放射によって円盤を構成する塵やガスを外側へと押しやる力が生まれるため、惑星本体や大気が成長する時間には制限があります。また、円盤全体の質量が小さいほど、恒星や惑星の材料が少ないということになるため、誕生する恒星や惑星も小さくなる傾向にあります。現在の惑星形成に関する理論では、木星程度の巨大ガス惑星が誕生するには、地球の10倍程度の質量を持つ岩石惑星が誕生し、大気としてまとうのに十分な質量のガスと時間が必要だと考えられています。赤色矮星の形成過程では、そのどちらも満たされないとこれまでは考えられていました。カーネギー研究所のShubham Kanodia氏らの研究チームは、「TOI-5205」という赤色矮星を調査し、新たに太陽系外惑星「TOI-5205b」を発見しました。TOI-5205はNASA (アメリカ航空宇宙局) の「トランジット系外惑星探索衛星(TESS)」によって惑星が存在する恒星の候補として最初にリストアップされ、その後に行われた地上からの観測により存在が確実となりました。
驚くべきはそのサイズです。惑星であるTOI-5205bの大きさは、直径も質量もほぼ木星と同じであると推定されています。一方で、TOI-5205bが公転する恒星のTOI-5205は、直径も質量も太陽の約40%という小さな星であり、TOI-5205に対するTOI-5205bの直径は約27%に達します。太陽に対する木星の直径が約10%に過ぎないことを考えれば、その巨大さが分かるでしょう。このため、TOI-5205bがTOI-5205の手前を横切ると、地球に届くTOI-5205の光は約7%が遮断されます。
直径よりも問題なのは質量比です。TOI-5205に対するTOI-5205bの質量比は約0.3%であり、太陽に対する木星の質量比である約0.1%よりもずっと大きな値です。実際、この値は赤色矮星で見つかった惑星としては最も大きな値です。このような惑星の存在は、従来の惑星形成論では予想されていません。TOI-5205の金属量 (※) からも、例外的に大きな惑星が形成される可能性は今のところありません。このため、TOI-5205bの存在は、現在の惑星形成に関する理解に疑問を投げかけることになります。※…惑星科学における「金属」とは、水素とヘリウム以外の全ての元素を指します。金属量の多い恒星であれば、それだけ惑星の材料となるケイ素や鉄などの重い元素が多く存在することを意味します。しかし、TOI-5205の金属量は太陽とほぼ同様であるため、惑星が特別に形成されやすい条件を備えているわけではありません。
一方で、TOI-5205bはTOI-5205を横切る際に大きな減光をもたらします。この時、恒星の光の一部が惑星の大気を通過するため、この光を分析すればTOI-5205bの正確な大気組成が判明します。これは、惑星形成に関する大きな手掛かりとなるでしょう。地上と宇宙の両面で、TOI-5205bの追加観測が期待されます。
赤色矮星で巨大ガス惑星が見つからないのは、恒星や惑星の形成過程と関連があるからだと考えられます。宇宙に存在する塵やガスは、重力によって互いに引き寄せられていき、高密度な部分に物質が集中していきます。最も物質が集中した場所では、やがて恒星が誕生します。そして、恒星が誕生する部分を中心として周囲の物質が集まり、回転する円盤を形成します。この円盤では局所的に物質が集中して、無数の微惑星が誕生します。微惑星同士は合体して惑星になると同時に、周囲のガスを集めて大気をまとうようになります。円盤の中心に恒星が誕生すると、恒星からの放射によって円盤を構成する塵やガスを外側へと押しやる力が生まれるため、惑星本体や大気が成長する時間には制限があります。また、円盤全体の質量が小さいほど、恒星や惑星の材料が少ないということになるため、誕生する恒星や惑星も小さくなる傾向にあります。現在の惑星形成に関する理論では、木星程度の巨大ガス惑星が誕生するには、地球の10倍程度の質量を持つ岩石惑星が誕生し、大気としてまとうのに十分な質量のガスと時間が必要だと考えられています。赤色矮星の形成過程では、そのどちらも満たされないとこれまでは考えられていました。カーネギー研究所のShubham Kanodia氏らの研究チームは、「TOI-5205」という赤色矮星を調査し、新たに太陽系外惑星「TOI-5205b」を発見しました。TOI-5205はNASA (アメリカ航空宇宙局) の「トランジット系外惑星探索衛星(TESS)」によって惑星が存在する恒星の候補として最初にリストアップされ、その後に行われた地上からの観測により存在が確実となりました。
驚くべきはそのサイズです。惑星であるTOI-5205bの大きさは、直径も質量もほぼ木星と同じであると推定されています。一方で、TOI-5205bが公転する恒星のTOI-5205は、直径も質量も太陽の約40%という小さな星であり、TOI-5205に対するTOI-5205bの直径は約27%に達します。太陽に対する木星の直径が約10%に過ぎないことを考えれば、その巨大さが分かるでしょう。このため、TOI-5205bがTOI-5205の手前を横切ると、地球に届くTOI-5205の光は約7%が遮断されます。
直径よりも問題なのは質量比です。TOI-5205に対するTOI-5205bの質量比は約0.3%であり、太陽に対する木星の質量比である約0.1%よりもずっと大きな値です。実際、この値は赤色矮星で見つかった惑星としては最も大きな値です。このような惑星の存在は、従来の惑星形成論では予想されていません。TOI-5205の金属量 (※) からも、例外的に大きな惑星が形成される可能性は今のところありません。このため、TOI-5205bの存在は、現在の惑星形成に関する理解に疑問を投げかけることになります。※…惑星科学における「金属」とは、水素とヘリウム以外の全ての元素を指します。金属量の多い恒星であれば、それだけ惑星の材料となるケイ素や鉄などの重い元素が多く存在することを意味します。しかし、TOI-5205の金属量は太陽とほぼ同様であるため、惑星が特別に形成されやすい条件を備えているわけではありません。
一方で、TOI-5205bはTOI-5205を横切る際に大きな減光をもたらします。この時、恒星の光の一部が惑星の大気を通過するため、この光を分析すればTOI-5205bの正確な大気組成が判明します。これは、惑星形成に関する大きな手掛かりとなるでしょう。地上と宇宙の両面で、TOI-5205bの追加観測が期待されます。
#健康身体 健康地球 健康生活#
〔健康コラム·ワクチン〕7
ワクチンってどんな歴史があるの?ワクチンの歴史や開発に貢献した人物について解説!
目次
天然痘ワクチンが世界初のワクチン
その他主要なワクチンについて
ワクチン開発に貢献した人物
まとめ
疑問
最近ワクチンの話をよく聞くんですけど、ワクチンっていつからあったんですか?
ユーグレナ 鈴木
世界初のワクチンはおよそ200年前に開発されたんですよ!
納得
そんなに昔からワクチンがあったんですね!
ユーグレナ 鈴木
はい!今回はワクチンの歴史について解説していきます!
天然痘ワクチンが世界初のワクチン
世界初
世界で初めて開発されたワクチンは天然痘という病気に対するワクチンです。
では天然痘とはどんな病気なのか、どのようにワクチンが開発されたのかなどの歴史について解説をしていきます。
天然痘はどんな病気だったのか
天然痘
まずは天然痘がどんな病気だったのか解説します。
天然痘は紀元前から存在している病気で、天然痘にかかった痕が残っているミイラも確認されています。
天然痘は、天然痘ウイルスによって感染し、高熱や全身への発疹が主な症状です。
非常に感染力が強いこと、致死率が非常に高いことが天然痘の特徴で、古くから何度も流行を繰り返してきました。
インドでは300万人が亡くなった記録がある他、天然痘ウイルスがヨーロッパからアメリカ大陸に持ち込まれた際には、極めて死亡率が高かったという記録が残されています。
このように天然痘は、非常に死亡率も高く、また治癒した後も発疹の跡が残ることが多いため非常に厄介な病気だとされていました。
エドワードジェンナーが世界初のワクチンを開発
世界初ワクチン
世界中の人々が天然痘に苦しんでいましたが、イギリスの医学者だったエドワードジェンナーがワクチンを開発しました。
このエドワードジェンナーが開発した天然痘ワクチンが世界初のワクチンだとされています。
ジェンナーは「牛痘にかかった人は、天然痘にかからない」という言い伝えに注目しました。
ちなみに牛痘とは、軽い水膨れが主な症状で、感染しても亡くなることは少ないとされている病気です。
「牛痘を天然痘の予防に使えるのではないか」と考えたジェンナーは、牛痘による水膨れの中の液体を、少年に注射したそうです。
その後、牛痘の注射を受けた少年に、天然痘が注射されましたが、体調を崩すことはなく無事でした。
こうして牛痘を利用して作られた天然痘のワクチンが、世界初のワクチンとされています。
世界で初めて開発された天然痘ワクチンの効果
効果
エドワードジェンナーが開発した天然痘のワクチンは、次第に世界中に普及し、人々を救う結果となりました。
日本国内では1956年以降、天然痘の感染者は確認されていない他、1977年以降は世界でも感染者は確認されていません。
これを受けて、1980年にはWHOが天然痘は根絶したと発表しました。
天然痘は人類が根絶した唯一の感染症だとされています。
納得
天然痘ワクチンが世界初のワクチンだったんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!他にも有名なワクチンがあるので紹介します!
その他主要なワクチンについて
ワクチン
ワクチンには、危険な感染症を乗り越えてきた歴史があります。
以下では、天然痘ワクチン以外の人類を救った有名なワクチンを紹介します。
コレラワクチン
コレラ
コレラは、下痢と嘔吐による脱水症状が主な症状で、1800年代以降に世界中で流行を繰り返している感染症です。
日本でも江戸時代にかけて流行して、たくさんの人が亡くなったという記録があります。
コレラワクチンはパスツールの研究によってワクチン開発が大きく前進したとされています。
パスツールが、ニワトリに毒性が弱くなったコレラ菌を注射してから、通常のコレラ菌を注射しても、ニワトリは無事でした。
この実験によりコレラワクチンの開発が大きく前進したとされています。
ジフテリアワクチン
ジフテリア
ジフテリアは、のどの痛みや激しい咳が主な症状で、第二次世界大戦中にヨーロッパで流行した他、現在でも南アメリカ大陸やアフリカを中心に感染が確認されています。
ジフテリアワクチンは、1980年に北里柴三郎とベーリングによって開発されました。
先に開発されていた、破傷風ワクチンの血清療法を応用することで、ジフテリアワクチンの開発に成功したとされています。
ジフテリアワクチンは有効性が非常に高く、ワクチンを接種することでジフテリアにかかるリスクを大きく下げることができるとされています。
コロナワクチン
コロナ
コロナワクチンは現在国内外で開発が進められています。
厚生労働省によると、コロナワクチンは、通常よりも早いペースで研究が進められていて、ワクチンの大量生産も検討されているということです。
コロナワクチンを接種することで、咳や発熱の症状を抑えたり、重症化を防ぐ効果があるということです。
コロナワクチンは1回目の接種の後、一定の間隔を空けて2回目の接種が必要です。
コロナワクチンを2回接種することで、95%の有効性で発熱や咳などの症状を防ぐことができるとされています。
納得
なるほど!昔からワクチンが開発されていたんですね!
ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!次にワクチン開発に大きく貢献した偉人を紹介します!
ワクチン開発に貢献した人物
人物
ここではワクチンの開発に大きく貢献した偉人を紹介します。
この人たちの研究によって、ワクチン開発は大きく発展したとされています。
パスツール
パスツール
画像出典: Wikipedia
パスツールはフランスの細菌学者で、コレラワクチン、狂犬病ワクチンの開発に貢献しました。
パスツールは世界で初めてのワクチンだった天然痘ワクチンの作り方を応用したことで、他のワクチンの開発にも成功しました。
また、毒性を弱めた病原体を接種することで、感染症に感染するリスクを下げることができるという、予防接種の基礎を考案した点も大きな功績であるとされています。
コッホ
コッホ
画像出典: Wikipedia
コッホはドイツの医師で、結核菌、コレラ菌などを発見した功績を讃えられ、ノーベル医学賞を1905年に受賞しています。
当時は結核で亡くなる人がとても多かったですが、コッホが結核菌を発見したことにより結核の治療薬やワクチンの開発につながりました。
また、コッホが純粋培養法という研究手法を開発したことで、細菌の研究が大きく前進して、その後のワクチン開発の発展にもつながったとされています。
野口英世
野口
画像出典: Wikipedia
野口英世は福島県出身の細菌学者で、黄熱病の研究に大きく貢献したとされています。
感染症の研究に明け暮れる毎日だったようで、数多くの実験を繰り返してデータを収集していたようです。
黄熱病の研究が終盤に差し掛かったところで、残念ながら野口英世は亡くなってしまいました。
しかし、野口英世の功績をたたえ、彼が亡くなったガーナには野口記念医学研究所が設立されています。
北里柴三郎
北里
画像出典: Wikipedia
北里柴三郎は熊本県出身の細菌学者で、ペスト菌を発見した他、破傷風ワクチンの開発にも貢献したとされています。
北里柴三郎が発見した破傷風の血清療法は、破傷風ワクチンの開発だけでなく、ジフテリアワクチンの開発にも応用されました。
その後も北里研究所の設立や後進の育成を続けるなど、予防医学の発展に貢献しました。
納得
なるほど!コッホや野口英世がワクチン開発に貢献したんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!ワクチン開発で功績を残した日本人もいたんですよ!
まとめ
まとめ
感染症を予防するために、昔からワクチン開発の研究が進められてきました。
世界初の天然痘ワクチンが開発された後、さまざまなワクチンが開発され、現在もコロナワクチンの研究が続いています。
感染症を予防するためにも、必要に応じて適切なタイミングでワクチンを接種するように心がけましょう。
納得
今日はワクチンの歴史について教えていただきありがとうございました!
ユーグレナ 鈴木
いえいえ!病気を予防するためにもワクチンの接種を心がけてください!
納得
はい、ありがとうございます!
監修:鈴木 健吾(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。 2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。 2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。 現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。 マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。 東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。
〔健康コラム·ワクチン〕7
ワクチンってどんな歴史があるの?ワクチンの歴史や開発に貢献した人物について解説!
目次
天然痘ワクチンが世界初のワクチン
その他主要なワクチンについて
ワクチン開発に貢献した人物
まとめ
疑問
最近ワクチンの話をよく聞くんですけど、ワクチンっていつからあったんですか?
ユーグレナ 鈴木
世界初のワクチンはおよそ200年前に開発されたんですよ!
納得
そんなに昔からワクチンがあったんですね!
ユーグレナ 鈴木
はい!今回はワクチンの歴史について解説していきます!
天然痘ワクチンが世界初のワクチン
世界初
世界で初めて開発されたワクチンは天然痘という病気に対するワクチンです。
では天然痘とはどんな病気なのか、どのようにワクチンが開発されたのかなどの歴史について解説をしていきます。
天然痘はどんな病気だったのか
天然痘
まずは天然痘がどんな病気だったのか解説します。
天然痘は紀元前から存在している病気で、天然痘にかかった痕が残っているミイラも確認されています。
天然痘は、天然痘ウイルスによって感染し、高熱や全身への発疹が主な症状です。
非常に感染力が強いこと、致死率が非常に高いことが天然痘の特徴で、古くから何度も流行を繰り返してきました。
インドでは300万人が亡くなった記録がある他、天然痘ウイルスがヨーロッパからアメリカ大陸に持ち込まれた際には、極めて死亡率が高かったという記録が残されています。
このように天然痘は、非常に死亡率も高く、また治癒した後も発疹の跡が残ることが多いため非常に厄介な病気だとされていました。
エドワードジェンナーが世界初のワクチンを開発
世界初ワクチン
世界中の人々が天然痘に苦しんでいましたが、イギリスの医学者だったエドワードジェンナーがワクチンを開発しました。
このエドワードジェンナーが開発した天然痘ワクチンが世界初のワクチンだとされています。
ジェンナーは「牛痘にかかった人は、天然痘にかからない」という言い伝えに注目しました。
ちなみに牛痘とは、軽い水膨れが主な症状で、感染しても亡くなることは少ないとされている病気です。
「牛痘を天然痘の予防に使えるのではないか」と考えたジェンナーは、牛痘による水膨れの中の液体を、少年に注射したそうです。
その後、牛痘の注射を受けた少年に、天然痘が注射されましたが、体調を崩すことはなく無事でした。
こうして牛痘を利用して作られた天然痘のワクチンが、世界初のワクチンとされています。
世界で初めて開発された天然痘ワクチンの効果
効果
エドワードジェンナーが開発した天然痘のワクチンは、次第に世界中に普及し、人々を救う結果となりました。
日本国内では1956年以降、天然痘の感染者は確認されていない他、1977年以降は世界でも感染者は確認されていません。
これを受けて、1980年にはWHOが天然痘は根絶したと発表しました。
天然痘は人類が根絶した唯一の感染症だとされています。
納得
天然痘ワクチンが世界初のワクチンだったんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!他にも有名なワクチンがあるので紹介します!
その他主要なワクチンについて
ワクチン
ワクチンには、危険な感染症を乗り越えてきた歴史があります。
以下では、天然痘ワクチン以外の人類を救った有名なワクチンを紹介します。
コレラワクチン
コレラ
コレラは、下痢と嘔吐による脱水症状が主な症状で、1800年代以降に世界中で流行を繰り返している感染症です。
日本でも江戸時代にかけて流行して、たくさんの人が亡くなったという記録があります。
コレラワクチンはパスツールの研究によってワクチン開発が大きく前進したとされています。
パスツールが、ニワトリに毒性が弱くなったコレラ菌を注射してから、通常のコレラ菌を注射しても、ニワトリは無事でした。
この実験によりコレラワクチンの開発が大きく前進したとされています。
ジフテリアワクチン
ジフテリア
ジフテリアは、のどの痛みや激しい咳が主な症状で、第二次世界大戦中にヨーロッパで流行した他、現在でも南アメリカ大陸やアフリカを中心に感染が確認されています。
ジフテリアワクチンは、1980年に北里柴三郎とベーリングによって開発されました。
先に開発されていた、破傷風ワクチンの血清療法を応用することで、ジフテリアワクチンの開発に成功したとされています。
ジフテリアワクチンは有効性が非常に高く、ワクチンを接種することでジフテリアにかかるリスクを大きく下げることができるとされています。
コロナワクチン
コロナ
コロナワクチンは現在国内外で開発が進められています。
厚生労働省によると、コロナワクチンは、通常よりも早いペースで研究が進められていて、ワクチンの大量生産も検討されているということです。
コロナワクチンを接種することで、咳や発熱の症状を抑えたり、重症化を防ぐ効果があるということです。
コロナワクチンは1回目の接種の後、一定の間隔を空けて2回目の接種が必要です。
コロナワクチンを2回接種することで、95%の有効性で発熱や咳などの症状を防ぐことができるとされています。
納得
なるほど!昔からワクチンが開発されていたんですね!
ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!次にワクチン開発に大きく貢献した偉人を紹介します!
ワクチン開発に貢献した人物
人物
ここではワクチンの開発に大きく貢献した偉人を紹介します。
この人たちの研究によって、ワクチン開発は大きく発展したとされています。
パスツール
パスツール
画像出典: Wikipedia
パスツールはフランスの細菌学者で、コレラワクチン、狂犬病ワクチンの開発に貢献しました。
パスツールは世界で初めてのワクチンだった天然痘ワクチンの作り方を応用したことで、他のワクチンの開発にも成功しました。
また、毒性を弱めた病原体を接種することで、感染症に感染するリスクを下げることができるという、予防接種の基礎を考案した点も大きな功績であるとされています。
コッホ
コッホ
画像出典: Wikipedia
コッホはドイツの医師で、結核菌、コレラ菌などを発見した功績を讃えられ、ノーベル医学賞を1905年に受賞しています。
当時は結核で亡くなる人がとても多かったですが、コッホが結核菌を発見したことにより結核の治療薬やワクチンの開発につながりました。
また、コッホが純粋培養法という研究手法を開発したことで、細菌の研究が大きく前進して、その後のワクチン開発の発展にもつながったとされています。
野口英世
野口
画像出典: Wikipedia
野口英世は福島県出身の細菌学者で、黄熱病の研究に大きく貢献したとされています。
感染症の研究に明け暮れる毎日だったようで、数多くの実験を繰り返してデータを収集していたようです。
黄熱病の研究が終盤に差し掛かったところで、残念ながら野口英世は亡くなってしまいました。
しかし、野口英世の功績をたたえ、彼が亡くなったガーナには野口記念医学研究所が設立されています。
北里柴三郎
北里
画像出典: Wikipedia
北里柴三郎は熊本県出身の細菌学者で、ペスト菌を発見した他、破傷風ワクチンの開発にも貢献したとされています。
北里柴三郎が発見した破傷風の血清療法は、破傷風ワクチンの開発だけでなく、ジフテリアワクチンの開発にも応用されました。
その後も北里研究所の設立や後進の育成を続けるなど、予防医学の発展に貢献しました。
納得
なるほど!コッホや野口英世がワクチン開発に貢献したんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!ワクチン開発で功績を残した日本人もいたんですよ!
まとめ
まとめ
感染症を予防するために、昔からワクチン開発の研究が進められてきました。
世界初の天然痘ワクチンが開発された後、さまざまなワクチンが開発され、現在もコロナワクチンの研究が続いています。
感染症を予防するためにも、必要に応じて適切なタイミングでワクチンを接種するように心がけましょう。
納得
今日はワクチンの歴史について教えていただきありがとうございました!
ユーグレナ 鈴木
いえいえ!病気を予防するためにもワクチンの接種を心がけてください!
納得
はい、ありがとうございます!
監修:鈴木 健吾(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。 2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。 2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。 現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。 マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。 東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。
#高田夏帆[超话]#
暖かくなってきたー
この気温誰しも待ち侘びてたっ
たかだドラマ撮影中ですと言っても
東京マラソンもありつつ時間が空いたので
緊張しつつも集中力やら責任感やら
メラメラ燃えたぎるものがあった。
アップ後のご褒美楽しみ️
(パーマに決めた)
(空豆さんにはまだ言ってない)
暖かくなってきたー
この気温誰しも待ち侘びてたっ
たかだドラマ撮影中ですと言っても
東京マラソンもありつつ時間が空いたので
緊張しつつも集中力やら責任感やら
メラメラ燃えたぎるものがあった。
アップ後のご褒美楽しみ️
(パーマに決めた)
(空豆さんにはまだ言ってない)
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