2022年的年终总结
今年得到了更多同好的关注,可能主要是因年中某影视剧的和果子事件以及后来一笔笔反驳媒体宣传的缘故。
虽然几番争执吃力不讨好,但还是高兴能被看见。从观众角度,期待以后影视剧可以呈现更多更好的中国风物。鉴于当时持续一个月的纷争,洗地者提供的依据是源自过去官媒不恰当的报道,于是才有了后来的较真。
中国唐宋时期的果子点心许多一直在我们身边,忽视这一点,只为了营造“高级感”去日本寻找唐宋的行为,是在否定中国历史传承发展。
民以食为天。街边早餐几乎大半品种论年数可能都比练切久。便是有名的日本汉学家都从未说过练切是唐宋点心,而我国部分媒体无知无畏,糊弄大众是中国点心史上最倒霉的事情。
其实去年和菓子练切最多是被拿来说是唐代点心,而今年一部古偶剧使得情形更糟。虽然努力呼吁之下,类似“巴菊”练切作品没有出现在正片里了。但也低估了洗地者的无耻,一些画面剪辑原因并未删除,无脑粉丝攻击的时候硬把日本寒天茶巾绞元素的春水生与中国古代透花糍、樱桃毕罗贴一块,暴露了其群体并未看过原文记载,未能理解古文逻辑的事实。
在本该挖掘宣传本土饮食的今天,我们还需要科普几次日本练切不是中国唐宋点心呢?
和菓子改名为茶果子,附会为唐宋点心是一种种无知且狡诈的诡辩。将中国文化强加在和菓子练切之上,进行本土化的包装,就是自欺欺人的做法。假借热爱传统的名头实行移花接木,谈不上尊重自己国家的文化,无非是些不敢堂堂正正承认喜欢日本练切的人顾影自怜。
今年数次争辩并非屡战屡胜,不过年终机会回顾一些好的结果:
6.10.评论告知梦华录影视剧已删除部分预告里出现的和菓子制作与展示画面。
6.23.魔都新鲜事-新闻晨报账号删除发布视频:“上海姑娘为梦华录设计宋代果子”。
7.15.当日中午上城发布账号删除“馋人的宋代果子”视频。
7.31.当日四川文旅账号删除相关“这些都是中国的”里展示和菓子形式点心微博与视频。
8.17.质疑博物杂志今年中秋月饼礼盒。而官博也在中秋之前及时删除。
9.26.半月谈删除话题“糕点太美舍不得下嘴”视频。
9.30.西安曲江文旅原博删除图文宣传。很难得的,我接收到了一份诚恳交流的私信。
总结今年的网络历练,概括为“正心诚意”。
感谢大家的支持与鼓励,也希望明年用不上#和菓子不是唐代点心# 这个话题。
今年得到了更多同好的关注,可能主要是因年中某影视剧的和果子事件以及后来一笔笔反驳媒体宣传的缘故。
虽然几番争执吃力不讨好,但还是高兴能被看见。从观众角度,期待以后影视剧可以呈现更多更好的中国风物。鉴于当时持续一个月的纷争,洗地者提供的依据是源自过去官媒不恰当的报道,于是才有了后来的较真。
中国唐宋时期的果子点心许多一直在我们身边,忽视这一点,只为了营造“高级感”去日本寻找唐宋的行为,是在否定中国历史传承发展。
民以食为天。街边早餐几乎大半品种论年数可能都比练切久。便是有名的日本汉学家都从未说过练切是唐宋点心,而我国部分媒体无知无畏,糊弄大众是中国点心史上最倒霉的事情。
其实去年和菓子练切最多是被拿来说是唐代点心,而今年一部古偶剧使得情形更糟。虽然努力呼吁之下,类似“巴菊”练切作品没有出现在正片里了。但也低估了洗地者的无耻,一些画面剪辑原因并未删除,无脑粉丝攻击的时候硬把日本寒天茶巾绞元素的春水生与中国古代透花糍、樱桃毕罗贴一块,暴露了其群体并未看过原文记载,未能理解古文逻辑的事实。
在本该挖掘宣传本土饮食的今天,我们还需要科普几次日本练切不是中国唐宋点心呢?
和菓子改名为茶果子,附会为唐宋点心是一种种无知且狡诈的诡辩。将中国文化强加在和菓子练切之上,进行本土化的包装,就是自欺欺人的做法。假借热爱传统的名头实行移花接木,谈不上尊重自己国家的文化,无非是些不敢堂堂正正承认喜欢日本练切的人顾影自怜。
今年数次争辩并非屡战屡胜,不过年终机会回顾一些好的结果:
6.10.评论告知梦华录影视剧已删除部分预告里出现的和菓子制作与展示画面。
6.23.魔都新鲜事-新闻晨报账号删除发布视频:“上海姑娘为梦华录设计宋代果子”。
7.15.当日中午上城发布账号删除“馋人的宋代果子”视频。
7.31.当日四川文旅账号删除相关“这些都是中国的”里展示和菓子形式点心微博与视频。
8.17.质疑博物杂志今年中秋月饼礼盒。而官博也在中秋之前及时删除。
9.26.半月谈删除话题“糕点太美舍不得下嘴”视频。
9.30.西安曲江文旅原博删除图文宣传。很难得的,我接收到了一份诚恳交流的私信。
总结今年的网络历练,概括为“正心诚意”。
感谢大家的支持与鼓励,也希望明年用不上#和菓子不是唐代点心# 这个话题。
#健康身体 健康地球 健康生活#
低栄養予防・免疫力向上の食事・栄養 (續)
公開日:2020年9月18日 09時00分
更新日:2020年9月18日 09時00分
高齢者に向けたバランスの良い食事の献立
財団:高齢者に向けたおすすめのバランスの良い食事の献立例についてご紹介いただけると嬉しいです。
大塚先生:われわれ国立長寿医療研究センターは「健康長寿教室テキスト」2)を作成いたしました。こちらのテキストにバランスの良い食事がどういうものか紹介しています。図2のように1食あたり主食1品・主菜1品・副菜2品を、1日を通して牛乳1~2杯と果物握りこぶし1個分を摂ることで栄養バランスの良い食事になります。
図2:栄養バランスの良い食事の例。主食・主菜・副菜2品と乳製品と果物で構成される。
図2 栄養バランスの良い食事の例2)より引用
健康長寿教室テキスト第2版を公開しました 国立長寿医療研究センター老年学・社会科学研究センター(外部サイト)(新しいウインドウが開きます)
大塚先生:1日の献立の考え方の基本はお肉かお魚かを最初に決めると1日の献立が決まりやすいと個人的には思います。すなわち主菜のたんぱく質から献立を決めたほうが良いと思います。
高齢者にとってたんぱく質は大変重要です。高齢男性では1日60グラムのたんぱく質を摂ることが推奨されています。例えば、牛乳1杯(200ml)と卵1個は毎日必ず摂ることを基本とし、それらに魚か肉を1日1回食べます。そして、ご飯3杯、納豆1パック、豆腐3分の1丁、大福もち1個を組み合わせて摂ると、1日に摂っておきたいたんぱく質約60グラムを摂ることができます(図3)。
図3:70歳以上男性のたんぱく質摂取量を満たす食事の例。
図3 70歳以上男性のたんぱく質摂取推奨量(1日60グラム)を満たす食事の例
牛乳+卵+豚ロース肉の組み合わせで、動物性たんぱく質 34.2g/日、牛乳+卵+サンマの組み合わせで、動物性たんぱく質 31.9g/日、ごはん+納豆+豆腐+大福の組み合わせで、植物性たんぱく質 28.2g/日、が摂取できる。参考値としてカルシウム、ビタミンD含有量も掲載した。なお、ビタミンDの(0)は、食品成分表では推定値0。小数点2位以下は四捨五入。
大塚先生:たんぱく質を中心に1日の献立考えることを基本とし、野菜は毎食何か食べ、1日の食事のどこかで豆、海藻、果物、牛乳を足せば、多様性のあるバランスの良い食事になります(表1)。
3食をどのように組み立てるかですが、当日の買い物のときにスーパーの特売品(お肉や魚)から選んでみると考えやすいのではないでしょうか。旬の生鮮食品は安く売られることが多いうえに栄養価が高いためおすすめです。料理が面倒なときは刺身や、肉魚類の惣菜を活用したり、買い物に行けないときは缶詰を活用したりするのも良いと思います。自身の生活スタイルに合わせて、できるところから前向きに工夫していただきたいと思います。
表1 バランスの良い食事の献立例
朝食 昼食 間食 夕食
例1
食パン(チーズやハムをトッピングできると尚良い)
コンソメスープ(芋類・野菜入り)
牛乳
冷やしうどん(そうめん)
刺身(カツオのたたきなど)
野菜サラダ(海藻・キュウリ・トマトなど)
果物(スイカ・桃・ぶどう等)
親子丼(卵・鶏肉)
ひじきと豆の煮物(ゴボウやにんじんも入れると尚良い)
みそ汁(芋類・野菜・海藻などを入れる)
例2
ごはん
納豆
みそ汁(芋類・野菜・海藻などを入れる)
果物(柿・みかん・りんご等)
サンドウィッチ(玉子・カツ・ハム・チーズなど)
野菜サラダ
牛乳(コーヒーなど混ぜてもOK)
大福
ごはん
湯豆腐
焼き魚(サンマなど)
おひたし
大塚先生:歯が悪くなって、量を食べることが難しい方は、たんぱく質の入った栄養補助食品を利用したり、普段の料理にスキムミルクを足したりするなどの工夫も良いと思います。歯が丈夫で食べられる方は、できるかぎり歯でよく噛んでバランスの良い食事が摂れるよう努力してもらいたいです。
財団:一人暮らしの高齢者など食事に楽しさを見いだせない方もいらっしゃると思います。食事を楽しめるようになるためのアドバイスをいただけますか?
大塚先生:自分一人で気持ちを変えるのは大変難しいと思います。一人暮らしの高齢者には誰かがこまめに声掛けしていただきたいです。ちょっとしたことをサポートしたり、定期的に出入りして様子を見たり、最初は誰かの協力が必要だと思います。人間は集団で生きる社会的な動物なので、繋がりがないと生きていくのが苦しくなってしまいます。「あなたを気にかけていますよ」ということが伝われば、少しずつ前向きな気持ちになるのではないでしょうか。
財団:例えば一人暮らしの高齢の男性で毎日の食事を菓子パンに野菜ジュースで済ませているような方に、コンビニエンスストアなど売られている冷凍総菜を加えるのも良いでしょうか?
大塚先生:良いと思います。もちろん新鮮な食材が好ましいですが、今の冷凍食品は加工技術が進歩しており栄養価が高い状態で売られているものが多いです。最近では高齢者層に向けた手軽な冷凍食品や加工食品が増えていますので、ご自身がよく食べているものにそれらの食品を一品加えていただくことで、バランスの良い食事に近づくと思います。
食品の多様性は特に高齢者に意識していただきたいのですが、若い方については多様性を重視しすぎると、どんどん食べる量が増える恐れがありますので、食べすぎには注意が必要です。高齢者は加齢とともに食が細くなりがちですが、自分で食べられるうちはちょっと太り気味くらいが予後に良いので、バランスの良い食事を積極的に摂ってほしいと思います。
財団:「ちょっと太り気味」とは具体的にどのくらいですか?
大塚先生:厚生労働省の食事摂取基準2020によると、70歳以上のBMI※1は21.5~24.9の範囲を目標としています3)。BMI21.5未満のやせとBMI30以上の太りすぎは避けて、BMIの目標範囲よりすこし重いくらいの小太りくらいが良いのではないでしょうか。
最近はやせている高齢者が増えています。今の60歳代から70歳代の人たちは現役世代にメタボにならないように一生懸命励んだ世代なので「太っていることは良くない」と思い込まれています。特に女性は太らないようダイエットに努力されている方がみえますが、実はそれはあまりよくありません。やせは骨粗しょう症、サルコペニア※2につながっていきます。最近ではサルコペニアは若いやせの女性で発症が増えています。若い方のサルコペニアは大変深刻で、若い時に気がつかないまま高齢者になったときには、今の高齢者よりもずっと転倒・骨折の頻度が高くなることが懸念されます。
※1 BMI:
BMIとはBody Mass Indexの略で、体重と身長の関係から算出される、ヒトの肥満度を表す体格指数のことです。指数の計算式は以下の通りです。
BMI=体重(kg)/身長(m)2
※2 サルコペニア:
サルコペニアとは、加齢や疾患により、筋肉量が減少することで、握力や下肢筋・体幹筋など全身の「筋力低下が起こること」を指します。または、歩くスピードが遅くなる、杖や手すりが必要になるなど、「身体機能の低下が起こること」を指します(リンク参照)。
リンク サルコペニア
財団:現役世代のメタボ対策が高齢期のやせにつながるということですね。
大塚先生:高齢期に入ったらメタボ対策から低栄養対策へ考え方を変える「ギアチェンジ」をする必要があります。高齢期はバランスの良い食事をたくさん食べることを重視していただきたいと思います。ギアチェンジをするタイミングははっきりわかっていませんが、私どもが行ったNILS-LSAの調査では、40歳くらいから摂食量は少しずつ減っていき、体重も減少していきます。特に女性は閉経を機に体の構造が大きく変化しますので、予後をよく保つためにも必要以上にやせることはやめたほうが良いと思います。
健康寿命を延ばすには、自分の体に栄養をしっかり蓄えて、筋肉量を維持し、できるだけ自立した生活をすることが大事です。
メッセージ
財団:健康長寿ネットをご覧になっている読者へメッセージをお願いします。
大塚先生:現役の高齢者の皆さんに大変期待していることがあります。高齢者の皆さんは長い人生においていろいろな苦労や苦難を乗り越えてきた、経験豊かな方たちだと思います。現在の高齢者は10年前の高齢者と比べて心身ともに若返っていることが報告されています。つまり、ご自身がもっている「高齢者像」は過去のものであり、まず払拭して欲しいです。高齢者の方はこれまでの高齢者像に捉われずに、経験を生かして今の時代だからこそできる新しいことにどんどんチャレンジしていただきたいですし、若い世代にその姿を見せてほしいです。
世間では未だに高齢期に対して暗いイメージが付きまとっている気がしますが、魅力的な高齢者が世の中に増えれば高齢期が輝かしいイメージに変わっていくと思います。私たち若い世代も、魅力的な高齢者がたくさんいればいるほど高齢期を迎えるのが楽しみになります。生物学的な寿命はありますが、「もう年だから・・・」と卑屈にならず人生の最期まで輝いていただきたいと思います。
文献
熊谷 修, 渡辺 修一郎, 柴田 博, 他: 地域在宅高齢者における食品摂取の多様性と高次生活機能低下の関連.日本公衆衛生雑誌, 2003; 50(12): 1117-1124.
健康長寿教室テキスト第2版を公開しました 国立長寿医療研究センター老年学・社会科学研究センター(外部サイト)(新しいウインドウが開きます)
日本人の食事摂取基準 厚生労働省(外部サイト)(新しいウインドウが開きます)
話し手
写真:聞き手の大塚礼先生
大塚 礼 (おおつか れい)
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター
老年学・社会科学研究センター NILS-LSA活用研究室 室長
最終学歴
2007年 名古屋大学大学院医学系研究科博士課程修了(医学博士)
略歴
2007年 日本学術振興会 特別研究員PD(国立長寿医療研究センター)、2009年 国立長寿医療研究センター 疫学研究部 栄養疫学研究室 室長、2013年 同センター老年学社会科学研究センター NILS-LSA(ニルス・エルエスエー)活用研究室 室長(現職)
専門分野
栄養疫学、公衆衛生学
低栄養予防・免疫力向上の食事・栄養 (續)
公開日:2020年9月18日 09時00分
更新日:2020年9月18日 09時00分
高齢者に向けたバランスの良い食事の献立
財団:高齢者に向けたおすすめのバランスの良い食事の献立例についてご紹介いただけると嬉しいです。
大塚先生:われわれ国立長寿医療研究センターは「健康長寿教室テキスト」2)を作成いたしました。こちらのテキストにバランスの良い食事がどういうものか紹介しています。図2のように1食あたり主食1品・主菜1品・副菜2品を、1日を通して牛乳1~2杯と果物握りこぶし1個分を摂ることで栄養バランスの良い食事になります。
図2:栄養バランスの良い食事の例。主食・主菜・副菜2品と乳製品と果物で構成される。
図2 栄養バランスの良い食事の例2)より引用
健康長寿教室テキスト第2版を公開しました 国立長寿医療研究センター老年学・社会科学研究センター(外部サイト)(新しいウインドウが開きます)
大塚先生:1日の献立の考え方の基本はお肉かお魚かを最初に決めると1日の献立が決まりやすいと個人的には思います。すなわち主菜のたんぱく質から献立を決めたほうが良いと思います。
高齢者にとってたんぱく質は大変重要です。高齢男性では1日60グラムのたんぱく質を摂ることが推奨されています。例えば、牛乳1杯(200ml)と卵1個は毎日必ず摂ることを基本とし、それらに魚か肉を1日1回食べます。そして、ご飯3杯、納豆1パック、豆腐3分の1丁、大福もち1個を組み合わせて摂ると、1日に摂っておきたいたんぱく質約60グラムを摂ることができます(図3)。
図3:70歳以上男性のたんぱく質摂取量を満たす食事の例。
図3 70歳以上男性のたんぱく質摂取推奨量(1日60グラム)を満たす食事の例
牛乳+卵+豚ロース肉の組み合わせで、動物性たんぱく質 34.2g/日、牛乳+卵+サンマの組み合わせで、動物性たんぱく質 31.9g/日、ごはん+納豆+豆腐+大福の組み合わせで、植物性たんぱく質 28.2g/日、が摂取できる。参考値としてカルシウム、ビタミンD含有量も掲載した。なお、ビタミンDの(0)は、食品成分表では推定値0。小数点2位以下は四捨五入。
大塚先生:たんぱく質を中心に1日の献立考えることを基本とし、野菜は毎食何か食べ、1日の食事のどこかで豆、海藻、果物、牛乳を足せば、多様性のあるバランスの良い食事になります(表1)。
3食をどのように組み立てるかですが、当日の買い物のときにスーパーの特売品(お肉や魚)から選んでみると考えやすいのではないでしょうか。旬の生鮮食品は安く売られることが多いうえに栄養価が高いためおすすめです。料理が面倒なときは刺身や、肉魚類の惣菜を活用したり、買い物に行けないときは缶詰を活用したりするのも良いと思います。自身の生活スタイルに合わせて、できるところから前向きに工夫していただきたいと思います。
表1 バランスの良い食事の献立例
朝食 昼食 間食 夕食
例1
食パン(チーズやハムをトッピングできると尚良い)
コンソメスープ(芋類・野菜入り)
牛乳
冷やしうどん(そうめん)
刺身(カツオのたたきなど)
野菜サラダ(海藻・キュウリ・トマトなど)
果物(スイカ・桃・ぶどう等)
親子丼(卵・鶏肉)
ひじきと豆の煮物(ゴボウやにんじんも入れると尚良い)
みそ汁(芋類・野菜・海藻などを入れる)
例2
ごはん
納豆
みそ汁(芋類・野菜・海藻などを入れる)
果物(柿・みかん・りんご等)
サンドウィッチ(玉子・カツ・ハム・チーズなど)
野菜サラダ
牛乳(コーヒーなど混ぜてもOK)
大福
ごはん
湯豆腐
焼き魚(サンマなど)
おひたし
大塚先生:歯が悪くなって、量を食べることが難しい方は、たんぱく質の入った栄養補助食品を利用したり、普段の料理にスキムミルクを足したりするなどの工夫も良いと思います。歯が丈夫で食べられる方は、できるかぎり歯でよく噛んでバランスの良い食事が摂れるよう努力してもらいたいです。
財団:一人暮らしの高齢者など食事に楽しさを見いだせない方もいらっしゃると思います。食事を楽しめるようになるためのアドバイスをいただけますか?
大塚先生:自分一人で気持ちを変えるのは大変難しいと思います。一人暮らしの高齢者には誰かがこまめに声掛けしていただきたいです。ちょっとしたことをサポートしたり、定期的に出入りして様子を見たり、最初は誰かの協力が必要だと思います。人間は集団で生きる社会的な動物なので、繋がりがないと生きていくのが苦しくなってしまいます。「あなたを気にかけていますよ」ということが伝われば、少しずつ前向きな気持ちになるのではないでしょうか。
財団:例えば一人暮らしの高齢の男性で毎日の食事を菓子パンに野菜ジュースで済ませているような方に、コンビニエンスストアなど売られている冷凍総菜を加えるのも良いでしょうか?
大塚先生:良いと思います。もちろん新鮮な食材が好ましいですが、今の冷凍食品は加工技術が進歩しており栄養価が高い状態で売られているものが多いです。最近では高齢者層に向けた手軽な冷凍食品や加工食品が増えていますので、ご自身がよく食べているものにそれらの食品を一品加えていただくことで、バランスの良い食事に近づくと思います。
食品の多様性は特に高齢者に意識していただきたいのですが、若い方については多様性を重視しすぎると、どんどん食べる量が増える恐れがありますので、食べすぎには注意が必要です。高齢者は加齢とともに食が細くなりがちですが、自分で食べられるうちはちょっと太り気味くらいが予後に良いので、バランスの良い食事を積極的に摂ってほしいと思います。
財団:「ちょっと太り気味」とは具体的にどのくらいですか?
大塚先生:厚生労働省の食事摂取基準2020によると、70歳以上のBMI※1は21.5~24.9の範囲を目標としています3)。BMI21.5未満のやせとBMI30以上の太りすぎは避けて、BMIの目標範囲よりすこし重いくらいの小太りくらいが良いのではないでしょうか。
最近はやせている高齢者が増えています。今の60歳代から70歳代の人たちは現役世代にメタボにならないように一生懸命励んだ世代なので「太っていることは良くない」と思い込まれています。特に女性は太らないようダイエットに努力されている方がみえますが、実はそれはあまりよくありません。やせは骨粗しょう症、サルコペニア※2につながっていきます。最近ではサルコペニアは若いやせの女性で発症が増えています。若い方のサルコペニアは大変深刻で、若い時に気がつかないまま高齢者になったときには、今の高齢者よりもずっと転倒・骨折の頻度が高くなることが懸念されます。
※1 BMI:
BMIとはBody Mass Indexの略で、体重と身長の関係から算出される、ヒトの肥満度を表す体格指数のことです。指数の計算式は以下の通りです。
BMI=体重(kg)/身長(m)2
※2 サルコペニア:
サルコペニアとは、加齢や疾患により、筋肉量が減少することで、握力や下肢筋・体幹筋など全身の「筋力低下が起こること」を指します。または、歩くスピードが遅くなる、杖や手すりが必要になるなど、「身体機能の低下が起こること」を指します(リンク参照)。
リンク サルコペニア
財団:現役世代のメタボ対策が高齢期のやせにつながるということですね。
大塚先生:高齢期に入ったらメタボ対策から低栄養対策へ考え方を変える「ギアチェンジ」をする必要があります。高齢期はバランスの良い食事をたくさん食べることを重視していただきたいと思います。ギアチェンジをするタイミングははっきりわかっていませんが、私どもが行ったNILS-LSAの調査では、40歳くらいから摂食量は少しずつ減っていき、体重も減少していきます。特に女性は閉経を機に体の構造が大きく変化しますので、予後をよく保つためにも必要以上にやせることはやめたほうが良いと思います。
健康寿命を延ばすには、自分の体に栄養をしっかり蓄えて、筋肉量を維持し、できるだけ自立した生活をすることが大事です。
メッセージ
財団:健康長寿ネットをご覧になっている読者へメッセージをお願いします。
大塚先生:現役の高齢者の皆さんに大変期待していることがあります。高齢者の皆さんは長い人生においていろいろな苦労や苦難を乗り越えてきた、経験豊かな方たちだと思います。現在の高齢者は10年前の高齢者と比べて心身ともに若返っていることが報告されています。つまり、ご自身がもっている「高齢者像」は過去のものであり、まず払拭して欲しいです。高齢者の方はこれまでの高齢者像に捉われずに、経験を生かして今の時代だからこそできる新しいことにどんどんチャレンジしていただきたいですし、若い世代にその姿を見せてほしいです。
世間では未だに高齢期に対して暗いイメージが付きまとっている気がしますが、魅力的な高齢者が世の中に増えれば高齢期が輝かしいイメージに変わっていくと思います。私たち若い世代も、魅力的な高齢者がたくさんいればいるほど高齢期を迎えるのが楽しみになります。生物学的な寿命はありますが、「もう年だから・・・」と卑屈にならず人生の最期まで輝いていただきたいと思います。
文献
熊谷 修, 渡辺 修一郎, 柴田 博, 他: 地域在宅高齢者における食品摂取の多様性と高次生活機能低下の関連.日本公衆衛生雑誌, 2003; 50(12): 1117-1124.
健康長寿教室テキスト第2版を公開しました 国立長寿医療研究センター老年学・社会科学研究センター(外部サイト)(新しいウインドウが開きます)
日本人の食事摂取基準 厚生労働省(外部サイト)(新しいウインドウが開きます)
話し手
写真:聞き手の大塚礼先生
大塚 礼 (おおつか れい)
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター
老年学・社会科学研究センター NILS-LSA活用研究室 室長
最終学歴
2007年 名古屋大学大学院医学系研究科博士課程修了(医学博士)
略歴
2007年 日本学術振興会 特別研究員PD(国立長寿医療研究センター)、2009年 国立長寿医療研究センター 疫学研究部 栄養疫学研究室 室長、2013年 同センター老年学社会科学研究センター NILS-LSA(ニルス・エルエスエー)活用研究室 室長(現職)
専門分野
栄養疫学、公衆衛生学
#政务微博这一年# 2022#我的微博播报#新鲜出炉!还有十天就要告别2022年了~
~谢谢宝子们又陪伴了我一年,因为有你们,一直是我前进的动力,下面三位年终TOP3快来私信铁铁领取你的专属礼物吧!2023,继续前进[加油]
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