#えいえんのきのう# セリフの聞き取り
剧情暂且不提,氛围感真的被日本人拿捏得死死的。
風邪?
大丈夫
寒くない?
大げさすぎだろう?くしゃみぐらい。過保護か?
ごめんごめん。
毎朝の通学路、高校の通用門に続く道だ。
なあ。
うん。何、満ちゃん。
浩一は何でいつも俺の左側なんだ。
気付いてた?満ちゃんの盾(たて)になるために決まってんじゃん。
どこからかボールが飛んできたり、自転車が突っ込んてくるかもしれないじゃん。おれ、利き手右だからさ。
その利き手は今傘を差している?
大丈夫。ボールが来たら、こうだろう?
自転車だったら、どードードー
濡れてんだけど。
ああ、ごめんごめん。
でも、一度飛んでくることないだろう。浩一が飛んで来たことがある。二回も。
そうだっけ。
セミの死骸がビビッて俺に体当たりしている。
でも別にいいけど。
あっという間だ。あっという間過ぎて、無理だった。何もできなかった。あっという間に、浩一が死体になった。
正門は七時半にならないと開かない。バスケ部の朝練がある浩一は、それより早く学校に着いている必要があるので、通用門を使う。俺は部活動はしていないし、当然朝練なんかないんわけだけど、浩一の早朝登校に付き合っている。だけど、こんな日はやめておけばよかった。雨が、雨がすごく、すごく冷たかったんだ。
俺の名前は青海満、この学校で満ちゃんと呼ぶのは浩一だけ。この山田浩一だけだ。
出会ったのは一昨年の春、そういえば、あの日も雨だった。その年、果たしてこの世に、この日本に、何人の高校生がいたのが俺は知らない。とにかく結構の人数にならないかと思う。その中で、俺と浩一が同じ学校に入り、同じクラスになり、たまたま視線が合ってしまったのは、確率的に奇跡と言えるかもしれない。
奇跡、なんで思うはずもなく、大体奇跡何というのは思考停止後だ。考えるのは面倒になったときには便利だけど、使いすぎると癖になる。
浩一の目とよくあったのは偶然じゃない、俺がそっちを見ていたからだ。なぜ見ていたかというと、浩一はすでに人気者になっていたからだ。
最初に目が合ってから半月後、俺は浩一に呼び出した。
お前、何やっているの?
はあ?
スポーツとか。
テニス。やめたけど。
俺、バスケ、バリバリ現役。
言い終わった?帰っていい?
ちょっと待って、友達になってくれないか。
なに、それ?
ええと、だから友達、遊び相手とか。
俺は遊び相手なんか要らない。
話し相手でもいい。
話し相手も要らない。
じゃ、黙り相手でもいい。
黙り相手
でも、いっしょに弁当は食ってくれ。勿論、黙ったままいいから。
俺になんかメリットある?
ごめん、ないかも
ないのか。
俺、別に取り柄(とりえ)とかないからだ、バスケはできるけど、青海には関係ないし、青海みたいに頭よくないし。
お前、ええと、山田だっけ
そう、山田、山田浩一、名前も平凡なんだ、青海がいいんだ、青海満、なんかきれいな名前だ、海を連想する。連想もなく、海という字がある、青い海で青海だ。
そうか。
結局俺はいいともダメとも言わなかった、ただ沈黙しただけだった。
浩一は、その沈黙を承諾と受け取ったようだ。
最初は本当に黙ったまま昼飯を食べただけだった。浩一の大きな弁当箱には、いつもおかずがぎっしりと詰まっていた。卵焼きとウインナは定番だ。しかも必ずたこ、山田家のルールなのだろうか。
蟹(かに)?
子供みたいな弁当だよなあ。
別にいいじゃない?
俺、下に2人でさ、妹と弟、弟が幼稚園で、それで、弁当がどうしても
たこはなんとなくわかるけど、蟹は難しそうだ。
いや、切り込みとかさ。どういう風に?
作り方?青海はそれに気になるんだ。
まあ、なんとなく。
両側に切り込めか。
そう、結構簡単、俺でもできる。ただし、ウインナは赤くないとだめ、蟹っぽさでないから。
普通。
だよなあ。
この日は境に、少しずつ会話するようになった。そして、下校(げこう)も一緒になった。
青海、キャンプに行ったことある?
ない。
うちの家族さ、毎年キャンプ行っただけど、バーベキューとか、海とか、楽しいぜ、ああ、バーベキューででっかい肉食いたいなあ。でも、帰ったら、どうせ鍋なんだろうなあ、たまには唐揚げ食いて
序でに朝も一緒になった。
眠くね。朝練、まじきっちりは
浩一はいつもなぜか、俺の左側歩く、授業中寝るからいいか。
夏休み、宿題を教えてほしいと強請られた(ねだられた)。
こんなことしなくてもいいって話したのに、ちゃっかりしたやつだ。
時々、俺の家でも宿題をした。浩一の家にも行った。行くと必ず、妹弟の相手が忙しくて、宿題どころじゃなくなる。自分が変わっていくのが分かった、子供の頃から、せっせと壁というか、バリアを作っていたのに、浩一がそれを壊した。壊した、ちょっと違うか。扉を作ってしまった。鍵のない扉を。だが、それほど不安とを感じなかった。俺の扉(とびら)の前には、いつも浩一がいてくれた。それだけで十分だ
剧情暂且不提,氛围感真的被日本人拿捏得死死的。
風邪?
大丈夫
寒くない?
大げさすぎだろう?くしゃみぐらい。過保護か?
ごめんごめん。
毎朝の通学路、高校の通用門に続く道だ。
なあ。
うん。何、満ちゃん。
浩一は何でいつも俺の左側なんだ。
気付いてた?満ちゃんの盾(たて)になるために決まってんじゃん。
どこからかボールが飛んできたり、自転車が突っ込んてくるかもしれないじゃん。おれ、利き手右だからさ。
その利き手は今傘を差している?
大丈夫。ボールが来たら、こうだろう?
自転車だったら、どードードー
濡れてんだけど。
ああ、ごめんごめん。
でも、一度飛んでくることないだろう。浩一が飛んで来たことがある。二回も。
そうだっけ。
セミの死骸がビビッて俺に体当たりしている。
でも別にいいけど。
あっという間だ。あっという間過ぎて、無理だった。何もできなかった。あっという間に、浩一が死体になった。
正門は七時半にならないと開かない。バスケ部の朝練がある浩一は、それより早く学校に着いている必要があるので、通用門を使う。俺は部活動はしていないし、当然朝練なんかないんわけだけど、浩一の早朝登校に付き合っている。だけど、こんな日はやめておけばよかった。雨が、雨がすごく、すごく冷たかったんだ。
俺の名前は青海満、この学校で満ちゃんと呼ぶのは浩一だけ。この山田浩一だけだ。
出会ったのは一昨年の春、そういえば、あの日も雨だった。その年、果たしてこの世に、この日本に、何人の高校生がいたのが俺は知らない。とにかく結構の人数にならないかと思う。その中で、俺と浩一が同じ学校に入り、同じクラスになり、たまたま視線が合ってしまったのは、確率的に奇跡と言えるかもしれない。
奇跡、なんで思うはずもなく、大体奇跡何というのは思考停止後だ。考えるのは面倒になったときには便利だけど、使いすぎると癖になる。
浩一の目とよくあったのは偶然じゃない、俺がそっちを見ていたからだ。なぜ見ていたかというと、浩一はすでに人気者になっていたからだ。
最初に目が合ってから半月後、俺は浩一に呼び出した。
お前、何やっているの?
はあ?
スポーツとか。
テニス。やめたけど。
俺、バスケ、バリバリ現役。
言い終わった?帰っていい?
ちょっと待って、友達になってくれないか。
なに、それ?
ええと、だから友達、遊び相手とか。
俺は遊び相手なんか要らない。
話し相手でもいい。
話し相手も要らない。
じゃ、黙り相手でもいい。
黙り相手
でも、いっしょに弁当は食ってくれ。勿論、黙ったままいいから。
俺になんかメリットある?
ごめん、ないかも
ないのか。
俺、別に取り柄(とりえ)とかないからだ、バスケはできるけど、青海には関係ないし、青海みたいに頭よくないし。
お前、ええと、山田だっけ
そう、山田、山田浩一、名前も平凡なんだ、青海がいいんだ、青海満、なんかきれいな名前だ、海を連想する。連想もなく、海という字がある、青い海で青海だ。
そうか。
結局俺はいいともダメとも言わなかった、ただ沈黙しただけだった。
浩一は、その沈黙を承諾と受け取ったようだ。
最初は本当に黙ったまま昼飯を食べただけだった。浩一の大きな弁当箱には、いつもおかずがぎっしりと詰まっていた。卵焼きとウインナは定番だ。しかも必ずたこ、山田家のルールなのだろうか。
蟹(かに)?
子供みたいな弁当だよなあ。
別にいいじゃない?
俺、下に2人でさ、妹と弟、弟が幼稚園で、それで、弁当がどうしても
たこはなんとなくわかるけど、蟹は難しそうだ。
いや、切り込みとかさ。どういう風に?
作り方?青海はそれに気になるんだ。
まあ、なんとなく。
両側に切り込めか。
そう、結構簡単、俺でもできる。ただし、ウインナは赤くないとだめ、蟹っぽさでないから。
普通。
だよなあ。
この日は境に、少しずつ会話するようになった。そして、下校(げこう)も一緒になった。
青海、キャンプに行ったことある?
ない。
うちの家族さ、毎年キャンプ行っただけど、バーベキューとか、海とか、楽しいぜ、ああ、バーベキューででっかい肉食いたいなあ。でも、帰ったら、どうせ鍋なんだろうなあ、たまには唐揚げ食いて
序でに朝も一緒になった。
眠くね。朝練、まじきっちりは
浩一はいつもなぜか、俺の左側歩く、授業中寝るからいいか。
夏休み、宿題を教えてほしいと強請られた(ねだられた)。
こんなことしなくてもいいって話したのに、ちゃっかりしたやつだ。
時々、俺の家でも宿題をした。浩一の家にも行った。行くと必ず、妹弟の相手が忙しくて、宿題どころじゃなくなる。自分が変わっていくのが分かった、子供の頃から、せっせと壁というか、バリアを作っていたのに、浩一がそれを壊した。壊した、ちょっと違うか。扉を作ってしまった。鍵のない扉を。だが、それほど不安とを感じなかった。俺の扉(とびら)の前には、いつも浩一がいてくれた。それだけで十分だ
#镜音铃[超话]#
光の溢れる昼下がり,
光明流泄的午后,
君の細い喉が跳ねるのを,
看着你纤细的颈子颤抖的模样,
泣き出しそうな眼で見ていた,
用泫然欲泣的双眼,
核融合炉にさ 飛び込んでみたいと思う,
核融合炉啊 真想跳进去看看 脑中想着,
真っ青な光 包まれて奇麗,
被青蓝色的 光 包围多么漂亮,
すべてが許されるような気がして,
彷佛一切都得到了谅解。
光の溢れる昼下がり,
光明流泄的午后,
君の細い喉が跳ねるのを,
看着你纤细的颈子颤抖的模样,
泣き出しそうな眼で見ていた,
用泫然欲泣的双眼,
核融合炉にさ 飛び込んでみたいと思う,
核融合炉啊 真想跳进去看看 脑中想着,
真っ青な光 包まれて奇麗,
被青蓝色的 光 包围多么漂亮,
すべてが許されるような気がして,
彷佛一切都得到了谅解。
机翻完把原文粘过来一下www 预估正确率只有80%左右
金曜ナイトドラマ [nice flight」(テレビ朝日系)で副操縦士·倉田粋を演じている玉森裕太。グループのレキュラー番組やツアーもこなしながら、早々に員クールのドラマ主演も発表になった。「人生で今一番忙しく頑張ってるかもしれない…いや、デビュー時期ほどはまだいってないか(笑)」
CDデビューは11年前。昨年10周年を経て、今はデビュー時と同じような忙しさでも、求められる責任や評価、そして何より、己に求めるクオリティーも違うだろう。「そうだね、確かに今の方が考えることが格段に増えたね。もちろんプレッシャーもより感じるように」
作品で描かれる航空業界の華やかさと苦労、人問模様に引き込まれる。「何も考えずに見られる…というか、平和だよね。平和に見ることができるドラマだと思う。航空業界の広く知られていない部分と大人な恋愛度様と…登場人物たちには嫌な人がいないしね。とにかく平和に、金曜の夜に肩の力を抜いて楽しんでいただけてたらうれしいな」
玉森演じる粋は、管制官の真夢(中村アン)と恋仲に。相手の事情を思い合う恋愛模様が描かれている。「僕自身も“好き好き”だけで恋したいって年齢でもないしね。大人になったからこそ気付く壁というか、試練というか。いろいろと立ちはだかってくるものがある。それはどんな職業であってもそうですよね」
職業ドラマ、恋愛ドラマ、そして広く人間ドラマでもある本作。背景には青い空にりりしく美しい旅客機空港の風景と音。副操統士の制服からも清涼感が香ってくる。
「あの制服は独特な緊張感がある!着れば背筋が伸びるし、役ではあるけれど、この仕事をしている人たちは一度に何百人という人たちの命を背負っていて。その人たちの無事を祈って待っている人たちの人生さえも背負って、空を飛んでるだなあって思うと、若干怖くなるよ (笑)。 役と職集を深く考えれば考えるほど、楽しいだけじゃなくなる役ですね」
「グランメゾン東京」(19年TBS系)では料理人、今回は副操縱士、次作「祈りのカルテー」(日本テレビ系)ではタイトル通り、研修医を演じる。玉森は近年だけでも、さままな専門職への挑戦が続いている。
「まず、所作であったり、見え方は大事にしていて。あとね、その専門の方々にお話を聞いて感じることとか、大事にしてる。今回も操縱士の方にお話を何って、その覚悟がすごいなと思った。自分の仕事に対する覺悟、心に持っている熟い部分を尊敬し、ブレないように演じたいと思って今の僕がいるんだよね」った。とはいえ、ドラマだから、りアルをそのままやれないところはどうしてもあるけれど、そこは柔軟に。その時々で考えながら、本質だけは誤らずに伝わるようにやれたらいいなと演じていますね」
操縦士や医師などは覚悟を持って目指すべき仕事であり、その仕事に就くには難関の試験を突破しなければならない。
「作品によっては、演じる役のプロフィールを作ってくれる場合もあって。グランメゾン東京のチームは、ドラマで描かれている前には、このキャラクターはこういうことをしていてどういう思いがあってこうなったか。時系列で役のプロフィールを高校生ぐらいから作ってくれて、役を肉付けするための資料になった。それがないときは自分でやるかな。きっとこうなんだろうなって意識して考えてバックボーンを探ります。僕が演じるその人をうまく伝える材料になればいいなって」
では、玉森裕太の覚悟とは…?
「デビューするまでは、何とかデビューしないとャバい!って。大学進学も就職活動もせず、ひたすらキスマイをやってきて、これで諦めてジャニーズ辞めたら死んじゃうって(笑)。自分の社会はずっとジャニーズだったから、この道を歩んでいくための覚信は必要でしたね。この世界は特に自分磨きが仕事に直結する世界だけど、それは一般の社会人の方が仕事のために技術を磨こうとするのと同じかな。その繰り返しをずっとやり続けてるような気がしてる。」
ジャニーズのメンバーは10代の頃からそれぞれに覚悟を持ち、仕事に取り組んできているからこそ、輝かしい活躍ができる。それは例えば、10代で医師を目指し、医学部への受験を突破するのと遜色のない覺悟と努力がいることだろう。
「20歳前後になれば、周りの仲間たちが悩んでたり、ジャニーズを辞めて働き始めた姿とか、いろいろ見てきたから。諦めずやり続けるからには、ちゃんと覚悟を持たないとな、っていうのはあったね。今も炎天下の撮影とか正直キツいですよ、人間だから(笑)。けどね、これが僕の仕事なんだって。やるべきことなんだって覚悟で乗り越えていける」
個人もグループも、さまざまな仕事の角度から、男の覚悟が見える。
「振り返ると、今の自分の思いや覺悟、熱量がもつと昔から出ていたら良かったのになって思いますよ(笑)。もちろん、そのときはそのときで一生懸命だったけどね。いろいろチャレンジして失敗しないと気付かない…人生ってそういうものなんだろうなって。だから、そのときの自分で一生懸命やるしかないんだよね。今も、できるなら失敗したくないって思うけど(笑)、失敗から得るものも大きいしね。お芝居なんて特に、そうして成熟していくんだなって実感してるところがある。大人になるって、失敗しないようになるんじゃなく、その傾向と対策が伴っていくことなんだろうね。血みどろになりながら(笑)、傷はかさぶたになってどんどん強くなる感じ(笑)。まだまだこれからも自分で自分を強くしなきゃなって思う」
舞台「DREAM BOYS」座長公演以降、映像で活躍する玉森に“舞台演劇もまたぜひ見たい”と声を掛けたことがあるが、そのときに彼から返ってきたのは、“今は映像を頑張りたいんだよね”という決意。
「そうだね。それは一つ、今の僕の覚悟かもしれない。語学も学んで、日本だけじゃなく、アジアでも通用するようなお芝居がしたい…。なんてね、僕もそんな覺悟や夢を抱いてす…何かすみません、我ながら大人になったなって思ってます(笑)」
そして、芝居の厳しさを理解しながらも、「それができるのもやっばりお芝居が好きだから」とほほ笑む。
「もっと知りたい、もっとうまくなりたいって気持ちがあって、今はその積み重ねでいいのかなって。その先に何があるかは分からないけど。まだ想像のつかないような壁が待ち構えてるかもしれないけど、そのときにはまた乗り越えられるように強くなっていきたい。王森裕太としては、今はそつちに全フリしちゃってるけど、キスマイとしてバラエテトーに出てるときは、例えば二階堂(高嗣)がバラエティーが好きで頑張ってくれていて、そんなニカにいい意味で引つ張られる。それがグループの良さだなと思いますね。仲間の支えあり、そして自分はこれを頑張りたいと思うことが見つかってラッキー(笑)。そう胸を張って言えるまでに後悔も失敗もしたけど、それがあって今の僕がいるんだよね」
忙しくてなかなかセリフを入れる時間が取れないとき、彼を支えるのは、やはりメンバーの宮田俊哉。
「この間、本当にセリフが全然入ってこなくて(笑)。横にいたから真夢役をやってくれと。身ぶり手ぶりしながら、やってくれましたよ(笑)」
慌ただしくも覺悟と情熱を持って突き進む玉森。そんな彼を支える仲間の存在もあって、一人の役者として、ますます強くなっていく。
金曜ナイトドラマ [nice flight」(テレビ朝日系)で副操縦士·倉田粋を演じている玉森裕太。グループのレキュラー番組やツアーもこなしながら、早々に員クールのドラマ主演も発表になった。「人生で今一番忙しく頑張ってるかもしれない…いや、デビュー時期ほどはまだいってないか(笑)」
CDデビューは11年前。昨年10周年を経て、今はデビュー時と同じような忙しさでも、求められる責任や評価、そして何より、己に求めるクオリティーも違うだろう。「そうだね、確かに今の方が考えることが格段に増えたね。もちろんプレッシャーもより感じるように」
作品で描かれる航空業界の華やかさと苦労、人問模様に引き込まれる。「何も考えずに見られる…というか、平和だよね。平和に見ることができるドラマだと思う。航空業界の広く知られていない部分と大人な恋愛度様と…登場人物たちには嫌な人がいないしね。とにかく平和に、金曜の夜に肩の力を抜いて楽しんでいただけてたらうれしいな」
玉森演じる粋は、管制官の真夢(中村アン)と恋仲に。相手の事情を思い合う恋愛模様が描かれている。「僕自身も“好き好き”だけで恋したいって年齢でもないしね。大人になったからこそ気付く壁というか、試練というか。いろいろと立ちはだかってくるものがある。それはどんな職業であってもそうですよね」
職業ドラマ、恋愛ドラマ、そして広く人間ドラマでもある本作。背景には青い空にりりしく美しい旅客機空港の風景と音。副操統士の制服からも清涼感が香ってくる。
「あの制服は独特な緊張感がある!着れば背筋が伸びるし、役ではあるけれど、この仕事をしている人たちは一度に何百人という人たちの命を背負っていて。その人たちの無事を祈って待っている人たちの人生さえも背負って、空を飛んでるだなあって思うと、若干怖くなるよ (笑)。 役と職集を深く考えれば考えるほど、楽しいだけじゃなくなる役ですね」
「グランメゾン東京」(19年TBS系)では料理人、今回は副操縱士、次作「祈りのカルテー」(日本テレビ系)ではタイトル通り、研修医を演じる。玉森は近年だけでも、さままな専門職への挑戦が続いている。
「まず、所作であったり、見え方は大事にしていて。あとね、その専門の方々にお話を聞いて感じることとか、大事にしてる。今回も操縱士の方にお話を何って、その覚悟がすごいなと思った。自分の仕事に対する覺悟、心に持っている熟い部分を尊敬し、ブレないように演じたいと思って今の僕がいるんだよね」った。とはいえ、ドラマだから、りアルをそのままやれないところはどうしてもあるけれど、そこは柔軟に。その時々で考えながら、本質だけは誤らずに伝わるようにやれたらいいなと演じていますね」
操縦士や医師などは覚悟を持って目指すべき仕事であり、その仕事に就くには難関の試験を突破しなければならない。
「作品によっては、演じる役のプロフィールを作ってくれる場合もあって。グランメゾン東京のチームは、ドラマで描かれている前には、このキャラクターはこういうことをしていてどういう思いがあってこうなったか。時系列で役のプロフィールを高校生ぐらいから作ってくれて、役を肉付けするための資料になった。それがないときは自分でやるかな。きっとこうなんだろうなって意識して考えてバックボーンを探ります。僕が演じるその人をうまく伝える材料になればいいなって」
では、玉森裕太の覚悟とは…?
「デビューするまでは、何とかデビューしないとャバい!って。大学進学も就職活動もせず、ひたすらキスマイをやってきて、これで諦めてジャニーズ辞めたら死んじゃうって(笑)。自分の社会はずっとジャニーズだったから、この道を歩んでいくための覚信は必要でしたね。この世界は特に自分磨きが仕事に直結する世界だけど、それは一般の社会人の方が仕事のために技術を磨こうとするのと同じかな。その繰り返しをずっとやり続けてるような気がしてる。」
ジャニーズのメンバーは10代の頃からそれぞれに覚悟を持ち、仕事に取り組んできているからこそ、輝かしい活躍ができる。それは例えば、10代で医師を目指し、医学部への受験を突破するのと遜色のない覺悟と努力がいることだろう。
「20歳前後になれば、周りの仲間たちが悩んでたり、ジャニーズを辞めて働き始めた姿とか、いろいろ見てきたから。諦めずやり続けるからには、ちゃんと覚悟を持たないとな、っていうのはあったね。今も炎天下の撮影とか正直キツいですよ、人間だから(笑)。けどね、これが僕の仕事なんだって。やるべきことなんだって覚悟で乗り越えていける」
個人もグループも、さまざまな仕事の角度から、男の覚悟が見える。
「振り返ると、今の自分の思いや覺悟、熱量がもつと昔から出ていたら良かったのになって思いますよ(笑)。もちろん、そのときはそのときで一生懸命だったけどね。いろいろチャレンジして失敗しないと気付かない…人生ってそういうものなんだろうなって。だから、そのときの自分で一生懸命やるしかないんだよね。今も、できるなら失敗したくないって思うけど(笑)、失敗から得るものも大きいしね。お芝居なんて特に、そうして成熟していくんだなって実感してるところがある。大人になるって、失敗しないようになるんじゃなく、その傾向と対策が伴っていくことなんだろうね。血みどろになりながら(笑)、傷はかさぶたになってどんどん強くなる感じ(笑)。まだまだこれからも自分で自分を強くしなきゃなって思う」
舞台「DREAM BOYS」座長公演以降、映像で活躍する玉森に“舞台演劇もまたぜひ見たい”と声を掛けたことがあるが、そのときに彼から返ってきたのは、“今は映像を頑張りたいんだよね”という決意。
「そうだね。それは一つ、今の僕の覚悟かもしれない。語学も学んで、日本だけじゃなく、アジアでも通用するようなお芝居がしたい…。なんてね、僕もそんな覺悟や夢を抱いてす…何かすみません、我ながら大人になったなって思ってます(笑)」
そして、芝居の厳しさを理解しながらも、「それができるのもやっばりお芝居が好きだから」とほほ笑む。
「もっと知りたい、もっとうまくなりたいって気持ちがあって、今はその積み重ねでいいのかなって。その先に何があるかは分からないけど。まだ想像のつかないような壁が待ち構えてるかもしれないけど、そのときにはまた乗り越えられるように強くなっていきたい。王森裕太としては、今はそつちに全フリしちゃってるけど、キスマイとしてバラエテトーに出てるときは、例えば二階堂(高嗣)がバラエティーが好きで頑張ってくれていて、そんなニカにいい意味で引つ張られる。それがグループの良さだなと思いますね。仲間の支えあり、そして自分はこれを頑張りたいと思うことが見つかってラッキー(笑)。そう胸を張って言えるまでに後悔も失敗もしたけど、それがあって今の僕がいるんだよね」
忙しくてなかなかセリフを入れる時間が取れないとき、彼を支えるのは、やはりメンバーの宮田俊哉。
「この間、本当にセリフが全然入ってこなくて(笑)。横にいたから真夢役をやってくれと。身ぶり手ぶりしながら、やってくれましたよ(笑)」
慌ただしくも覺悟と情熱を持って突き進む玉森。そんな彼を支える仲間の存在もあって、一人の役者として、ますます強くなっていく。
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