水晶の雄鶏
(イタリアの昔話)
昔々むかしむかし、あちらこちら旅たびをしている、一いちわの雄鶏おんどりがいました。透すき通とおるような、真まっ白しろの羽はねをしているので、水晶すいしょうの雄鶏おんどりと呼よばれています。
ある日ひ、水晶すいしょうの雄鶏おんどりは道端みちばたに一通いっつうの手紙てがみが落おちていたので、拾ひろって開ひらけてみました。
《水晶すいしょうの雄鶏おんどりさん、水晶すいしょうの雌鶏めんどりさん、伯爵夫人ふじんの鵞鳥さん、尼寺あまでらのアヒルさん、小鳥ことりのかわらひわさん、雛ひなの結婚式けっこんしきにまいりましよう》
手紙てがみは、結婚式けっこんしきの招待状しょうたいじょうでした。雄鶏おんどりは、自分じぶんが招まねかれているので、結婚式けっこんしきにいこうと歩あるき出だしました。
すると向むこうから、やはり水晶すいしょうのように白しろくて美うつくしい雌鶏めんどりがやってきました。「もしもし、水晶すいしょうの雄鶏おんどりさん。嬉うれしそうにどこへ行いくんです?」と、雌鶏めんどりが声こえをかけました。「雛ひなの結婚式けっこんしきに、招まねかれていくんだよ」と、雄鶏おんどりが答こたえました。「わたしも、行おこなってはいけません?」と、雌鶏めんどりが聞ききました。
「招待状しょうたいじょうに、名前なまえが載のっていればね」雄鶏おんどりは、手紙てがみを開あけて読よみました。「水晶すいしょうの雄鶏おんどりさん、水晶すいしょうの雌鶏めんどりさん。・・・やっぱり、お前まえさんの名前なまえも書かいてある。では一緒いっしょにいこう」
こうして二羽にわの鶏にわとりは、仲良なかよく旅たびを続つづけました。
すると向むこうから、長ながい首くびを振ふりながら、気取きどった歩あるき方かたをした鵞鳥がちょうがやってきました。
「おや。雄鶏おんどりさんに雌鶏めんどりさん。仲良なかよく嬉うれしそうに、どちらへいらっしゃるの?」と、鵞鳥がちょうが声こえをかけました。
「雛ひなの結婚式けっこんしきに、招まねかれていくんです」と、雄鶏おんどりが答こたえました。「わたしも、行おこなってはいけませんの?」と、鵞鳥がちょうが聞ききました。
「招待状しょうたいじょうに、名前なまえが載のっていればね」雄鶏おんどりは、また手紙てがみをひらいて読よみだしました。「水晶すいしょうの雄鶏おんどりさん、水晶すいしょうの雌鶏めんどりさん、伯爵夫人はくしゃくふじんの鵞鳥がちょうさん。なるほど。あなたのお名前なまえも載のっている。では一緒いっしょにまいりましょう」
こうして三羽さんわの鳥とりは、いそいそと旅たびを続つづけました。 すると向むこうから、黒くろい羽はねをしたアヒルがやってきました。 まるで、尼あまさんそっくりの姿すがたです。
「おや。鵞鳥がちょうさんに雄鶏おんどりさんに雌鶏めんどりさん。おそろいで、どこへ行いくんです?」と、アヒルが聞ききました。「雛ひなの結婚式けっこんしきに、招まねかれていくんです」と、雄鶏おんどりが答こたえました。「わたしも、ご一緒いっしょできませんか?」
「招待状しょうたいじょうに、名前なまえが載のっていればね」
そう答こたえて、雄鶏おんどりは、また手紙てがみを読よみだしました。「水晶すいしょうの雄鶏おんどりさん、水晶すいしょうの雌鶏めんどりさん、伯爵夫人はくしゃくふじんの鵞鳥がちょうさん、尼寺あまでらのアヒルあひるさん。なるほど、書かいてある」 こうして四羽よんわの鳥とりは、歩あるいていきました。
すると向むこうから、頬ほおが赤あかくて、翼つばさが金色こんじきのかわらひわが飛とんできました。「みなさん、どこへいらっしゃるの?
アヒルさんに、鵞鳥がちょうさんに、雌鶏めんどりさんに、雄鶏おんどりさん」と、かわらひわが声こえをかけました。「雛ひなの結婚式けっこんしきに、招まねかれていくんです」と、雄鶏おんどりが答こたえました。
「あら、わたしも行いきたいわ。連つれていってくれません?」と、かわらひわが頼たのみました。「招待状しょうたいじょうに、名前なまえが載のっていればね」雄鶏おんどりは、また手紙てがみを開ひらきました。「水晶すいしょうの雄鶏おんどりさん、水晶すいしょうの雌鶏めんどりさん、伯爵夫人はくしゃくふじんの鵞鳥がちょうさん、尼寺あまでらのアヒルさん、小鳥ことりのかわらひわさん。ああ、やっぱりあんたも招まねかれている」
こうして五羽ごわの鳥とりは、旅たびを続つづけました。 すると向むこうから、目めをぎらぎら光ひからせた狼がやってきました。
「おい、おい! みんなでどこへ行いくんだね!」と、狼おおかみは、どら声ごえを張はり上あげました。
「雛ひなの結婚式けっこんしきに、招まねかれていくんです」
「わしも、行いってはいかんかね!」
「はい、はい、招まねかれていれば」と、雄鶏おんどりはまた手紙てがみをあけました。
「狼おおかみさん。残念ざんねんながら、あなたは招まねかれておりません」「だけど、わしは行いきたいよ!」鳥とりたちは狼おおかみが怖こわいので、一緒いっしょに行いくことにしました。
しばらく行いくと、「わしは、腹はらが減へった!」と、狼おおかみが言いい出だしました。
「せっかくですが、なにもありません」「じゃ、お前まえを食たってやる!」
そう叫さけぶと、狼おおかみは雄鶏おんどりを飲のみ込こんでしまいました。
それから同おなじことを言いっては、雌鶏めんどりも、鵞鳥がちょうも、アヒルも食たべてしまったので、後あとは小鳥ことりのかわらひわだけになりました。
こうして、しばらく行いくと、「かわらひわさん。わしは、また腹はらが減へってきたよ!」と、狼おおかみが言いい出しました。
「なにをあげたら、いいのかしら」「お前まえを食くえばいいのさ!」狼おおかみは飛とび掛かかりましたが、小鳥ことりは素早すばやく狼おおかみの頭あたまの上うえに飛とび乗のりました。狼おおかみが捕つかまえようとすると、あっちへ逃にげ、こっちへ飛とびするので、狼おおかみはへとへとに疲つかれてしまいました。
すると向むこうから、頭あたまに籠かごを載のせた女おんなの人ひとがやってきました。麦むぎの刈かり入いれの人ひとたちに、食事しょくじを運はこんでいくところです。
「狼おおかみさん、狼おおかみさん。わたしの命いのちを助たすけてくれるなら、ほら、向むこうから来くる女おんなの人ひとの頭あたまの上うえの籠かごの中なかのマカロニや肉にくをご馳走ちそうしますよ」と、かわらひわが叫さけびました。
「そんなことが、出来できるのか?」
「はい。あの人ひとは、必かならずわたしを捕つかまえようとしますよ。わたしは枝えだから枝えだへ逃にげ回まわります。
すると、あの人ひとはきっと籠かごを地面じめんにおいて、わたしをおいかけます。
その隙すきに、あんたはご馳走ちそうをみんな食たべられますよ」本当ほんとうにそのとおりで、女おんなの人ひとは夢中むちゅうで、かわらひわをおいかけました。
その隙すきに、狼おおかみは籠かごのご馳走ちそうを食たべてしまいました。
「きゃーーーぁっ!、狼おおかみが出でたあ! 助たすけてー!」
女おんなの人ひとの叫さけび声ごえをきいて、お百姓ひゃくしょうたちが飛とんできました。
そして、鎌かまや棒ぼうで狼おおかみを叩たたき殺ころしてしまいました。狼おおかみのお腹からは、生いきたままで、雄鶏おんどりも、雌鶏めんどりも、鵞鳥がちょうも、アヒルも出でてきました。
こうして、かわらひわのおかげで、みんなそろって雛ひなの結婚式けっこんしきに行いきました。
#河北农村供暖为什么老是断气##音乐制作##明星婚礼#
水晶公鸡
(意大利故事)
从前有一只到处旅行的公鸡。
它浑身长满了几乎透明的洁白的羽毛,人们都叫它水晶公鸡。
有一天,水晶公鸡在路上捡到了一封信。它打开一看,上面写着:
“水晶公鸡先生、水晶母鸡小姐、伯爵鹅夫人、尼姑庵的鸭女士、可爱的金翅雀小姐,请来参加小鸡的结婚典礼。”
原来这封信是婚礼请柬。公鸡被邀请了,它高高兴兴地踏上了去参加婚礼的路。
这时从对面走来了一只像水晶一样洁白的美丽的母鸡。
“喂,公鸡先生,你这么兴高采烈地要去哪里啊?”
母鸡打招呼说。
“我是被邀请去参加小鸡的婚礼了。”
“我也想去,行吗?”
“只要你也被邀请了就行啊。”
公鸡说着打开请柬读了起来:
“水晶公鸡先生、水晶母鸡小姐——看,这上面写着你的名字呢。那一起去吧。”
于是两只鸡结伴儿上路了。
走着走着,从对面来了一只晃着长长的脖子,走路装腔作势的大鹅。
“喂,公鸡先生、母鸡小姐,你们一起高高兴兴地去哪里啊?”
鹅向它们打招呼说。
“我们是被邀请去参加小鸡的婚礼。”公鸡回答说。
“我也去行吗?”鹅问道。
“只要请柬上有你的名字就行啊。”
说着又展开信读了起来:
“水晶公鸡先生、水晶母鸡小姐、伯爵鹅夫人——原来也有你的名字,那我们就一起去吧。”于是,三个人欢欣雀跃地上路了。
走了一会,遇见了一只浑身长满黑色羽毛的鸭子,简直就和尼姑一模一样。
“喂,鹅夫人、公鸡先生、母鸡小姐,你们这是一起去哪儿啊?”鸭子问道。
“我们是被邀请去参加小鸡的婚礼。”公鸡回答说。
“我也一起去可以吗?”
“可以啊,只要是请柬上也有你的名字。”
说着又读了一遍:
“水晶公鸡先生、水晶母鸡小姐、伯爵鹅夫人、尼姑庵的鸭女士——原来也有你的名字。”于是四个人一路同行。
又过了一会,从对面飞过来一只红色脸颊、金色翅膀的金翅雀,
“各位,这是去哪里啊,鸭子小姐、鹅夫人、母鸡小姐、公鸡先生?”金翅雀打招呼说。
“我们是被邀请去参加小鸡的婚礼。”公鸡回答说。
“是吗,我也想去。你们能带我去吗?”
“好啊,如果你也被邀请了的话,”
公鸡说着,又一次把信打开了。
“水晶公鸡先生、水晶母鸡小姐、伯爵鹅夫人、尼姑庵的鸭女士、可爱的金翅雀小姐,果然你也被邀请了啊。”
于是五个人继续赶路。
过了一会,对面来了一只狼,两眼闪着寒光。
“喂,喂,你们去哪里啊?”狼扯着破箩的嗓子喊道。
“我们是被邀请去参加小鸡的婚礼。”
“我也去行吗?”
“行啊,行啊,如果你也被邀请了的话。”
公鸡说着又一次打开了信。
“狼先生,非常遗憾,请柬上没有你的名字啊。”
“可是,我就是想去啊。”
它们都很害怕狼,没办法只好同意它一起去。
走了一会,狼说:“我肚子饿了。”
“很可惜,什么吃的也没有啊。”
“那我就吃了你。”
狼大吼一声,一口就把公鸡吞掉了。
然后同样吞掉了母鸡、大鹅、鸭子,只剩下了金翅雀。
过了一会,狼又说,“我肚子又饿了。”
“那这次给你什么吃好呢?”
“吃你就行了。”
说着狼扑了过去,小鸟迅速地飞到了狼的头上和它周旋。
狼为了抓住它,到处扑来扑去的,不一会就累得筋疲力尽了。
正在这时,迎面走过来一个头顶筐子的女子,她正给收割麦子的人们送饭。
“狼先生,狼先生,你放了我的话,我就请你吃那个女的头顶上的筐子里的通心粉和肉。”
金翅雀说。
“你能办到吗?”
“能,那个人一定想抓我。我会在枝头上飞来飞去,她就会把筐子放到地上来追我。你就能把饭菜都吃了。”
果然如此,这个女子拼命地追赶着金翅雀。趁着这个空当,狼把筐子里的东西都吃了。
“啊,不好了。狼来了,救命啊。”
人们听到女人呼救声,飞奔过来,拿着镰刀、木棒什么的把狼打死了。然后从狼肚子里救出还活着的公鸡,母鸡,大鹅和鸭子。
就这样,在金翅雀的帮助下,大家一起去参加小鸡的婚礼了。
(イタリアの昔話)
昔々むかしむかし、あちらこちら旅たびをしている、一いちわの雄鶏おんどりがいました。透すき通とおるような、真まっ白しろの羽はねをしているので、水晶すいしょうの雄鶏おんどりと呼よばれています。
ある日ひ、水晶すいしょうの雄鶏おんどりは道端みちばたに一通いっつうの手紙てがみが落おちていたので、拾ひろって開ひらけてみました。
《水晶すいしょうの雄鶏おんどりさん、水晶すいしょうの雌鶏めんどりさん、伯爵夫人ふじんの鵞鳥さん、尼寺あまでらのアヒルさん、小鳥ことりのかわらひわさん、雛ひなの結婚式けっこんしきにまいりましよう》
手紙てがみは、結婚式けっこんしきの招待状しょうたいじょうでした。雄鶏おんどりは、自分じぶんが招まねかれているので、結婚式けっこんしきにいこうと歩あるき出だしました。
すると向むこうから、やはり水晶すいしょうのように白しろくて美うつくしい雌鶏めんどりがやってきました。「もしもし、水晶すいしょうの雄鶏おんどりさん。嬉うれしそうにどこへ行いくんです?」と、雌鶏めんどりが声こえをかけました。「雛ひなの結婚式けっこんしきに、招まねかれていくんだよ」と、雄鶏おんどりが答こたえました。「わたしも、行おこなってはいけません?」と、雌鶏めんどりが聞ききました。
「招待状しょうたいじょうに、名前なまえが載のっていればね」雄鶏おんどりは、手紙てがみを開あけて読よみました。「水晶すいしょうの雄鶏おんどりさん、水晶すいしょうの雌鶏めんどりさん。・・・やっぱり、お前まえさんの名前なまえも書かいてある。では一緒いっしょにいこう」
こうして二羽にわの鶏にわとりは、仲良なかよく旅たびを続つづけました。
すると向むこうから、長ながい首くびを振ふりながら、気取きどった歩あるき方かたをした鵞鳥がちょうがやってきました。
「おや。雄鶏おんどりさんに雌鶏めんどりさん。仲良なかよく嬉うれしそうに、どちらへいらっしゃるの?」と、鵞鳥がちょうが声こえをかけました。
「雛ひなの結婚式けっこんしきに、招まねかれていくんです」と、雄鶏おんどりが答こたえました。「わたしも、行おこなってはいけませんの?」と、鵞鳥がちょうが聞ききました。
「招待状しょうたいじょうに、名前なまえが載のっていればね」雄鶏おんどりは、また手紙てがみをひらいて読よみだしました。「水晶すいしょうの雄鶏おんどりさん、水晶すいしょうの雌鶏めんどりさん、伯爵夫人はくしゃくふじんの鵞鳥がちょうさん。なるほど。あなたのお名前なまえも載のっている。では一緒いっしょにまいりましょう」
こうして三羽さんわの鳥とりは、いそいそと旅たびを続つづけました。 すると向むこうから、黒くろい羽はねをしたアヒルがやってきました。 まるで、尼あまさんそっくりの姿すがたです。
「おや。鵞鳥がちょうさんに雄鶏おんどりさんに雌鶏めんどりさん。おそろいで、どこへ行いくんです?」と、アヒルが聞ききました。「雛ひなの結婚式けっこんしきに、招まねかれていくんです」と、雄鶏おんどりが答こたえました。「わたしも、ご一緒いっしょできませんか?」
「招待状しょうたいじょうに、名前なまえが載のっていればね」
そう答こたえて、雄鶏おんどりは、また手紙てがみを読よみだしました。「水晶すいしょうの雄鶏おんどりさん、水晶すいしょうの雌鶏めんどりさん、伯爵夫人はくしゃくふじんの鵞鳥がちょうさん、尼寺あまでらのアヒルあひるさん。なるほど、書かいてある」 こうして四羽よんわの鳥とりは、歩あるいていきました。
すると向むこうから、頬ほおが赤あかくて、翼つばさが金色こんじきのかわらひわが飛とんできました。「みなさん、どこへいらっしゃるの?
アヒルさんに、鵞鳥がちょうさんに、雌鶏めんどりさんに、雄鶏おんどりさん」と、かわらひわが声こえをかけました。「雛ひなの結婚式けっこんしきに、招まねかれていくんです」と、雄鶏おんどりが答こたえました。
「あら、わたしも行いきたいわ。連つれていってくれません?」と、かわらひわが頼たのみました。「招待状しょうたいじょうに、名前なまえが載のっていればね」雄鶏おんどりは、また手紙てがみを開ひらきました。「水晶すいしょうの雄鶏おんどりさん、水晶すいしょうの雌鶏めんどりさん、伯爵夫人はくしゃくふじんの鵞鳥がちょうさん、尼寺あまでらのアヒルさん、小鳥ことりのかわらひわさん。ああ、やっぱりあんたも招まねかれている」
こうして五羽ごわの鳥とりは、旅たびを続つづけました。 すると向むこうから、目めをぎらぎら光ひからせた狼がやってきました。
「おい、おい! みんなでどこへ行いくんだね!」と、狼おおかみは、どら声ごえを張はり上あげました。
「雛ひなの結婚式けっこんしきに、招まねかれていくんです」
「わしも、行いってはいかんかね!」
「はい、はい、招まねかれていれば」と、雄鶏おんどりはまた手紙てがみをあけました。
「狼おおかみさん。残念ざんねんながら、あなたは招まねかれておりません」「だけど、わしは行いきたいよ!」鳥とりたちは狼おおかみが怖こわいので、一緒いっしょに行いくことにしました。
しばらく行いくと、「わしは、腹はらが減へった!」と、狼おおかみが言いい出だしました。
「せっかくですが、なにもありません」「じゃ、お前まえを食たってやる!」
そう叫さけぶと、狼おおかみは雄鶏おんどりを飲のみ込こんでしまいました。
それから同おなじことを言いっては、雌鶏めんどりも、鵞鳥がちょうも、アヒルも食たべてしまったので、後あとは小鳥ことりのかわらひわだけになりました。
こうして、しばらく行いくと、「かわらひわさん。わしは、また腹はらが減へってきたよ!」と、狼おおかみが言いい出しました。
「なにをあげたら、いいのかしら」「お前まえを食くえばいいのさ!」狼おおかみは飛とび掛かかりましたが、小鳥ことりは素早すばやく狼おおかみの頭あたまの上うえに飛とび乗のりました。狼おおかみが捕つかまえようとすると、あっちへ逃にげ、こっちへ飛とびするので、狼おおかみはへとへとに疲つかれてしまいました。
すると向むこうから、頭あたまに籠かごを載のせた女おんなの人ひとがやってきました。麦むぎの刈かり入いれの人ひとたちに、食事しょくじを運はこんでいくところです。
「狼おおかみさん、狼おおかみさん。わたしの命いのちを助たすけてくれるなら、ほら、向むこうから来くる女おんなの人ひとの頭あたまの上うえの籠かごの中なかのマカロニや肉にくをご馳走ちそうしますよ」と、かわらひわが叫さけびました。
「そんなことが、出来できるのか?」
「はい。あの人ひとは、必かならずわたしを捕つかまえようとしますよ。わたしは枝えだから枝えだへ逃にげ回まわります。
すると、あの人ひとはきっと籠かごを地面じめんにおいて、わたしをおいかけます。
その隙すきに、あんたはご馳走ちそうをみんな食たべられますよ」本当ほんとうにそのとおりで、女おんなの人ひとは夢中むちゅうで、かわらひわをおいかけました。
その隙すきに、狼おおかみは籠かごのご馳走ちそうを食たべてしまいました。
「きゃーーーぁっ!、狼おおかみが出でたあ! 助たすけてー!」
女おんなの人ひとの叫さけび声ごえをきいて、お百姓ひゃくしょうたちが飛とんできました。
そして、鎌かまや棒ぼうで狼おおかみを叩たたき殺ころしてしまいました。狼おおかみのお腹からは、生いきたままで、雄鶏おんどりも、雌鶏めんどりも、鵞鳥がちょうも、アヒルも出でてきました。
こうして、かわらひわのおかげで、みんなそろって雛ひなの結婚式けっこんしきに行いきました。
#河北农村供暖为什么老是断气##音乐制作##明星婚礼#
水晶公鸡
(意大利故事)
从前有一只到处旅行的公鸡。
它浑身长满了几乎透明的洁白的羽毛,人们都叫它水晶公鸡。
有一天,水晶公鸡在路上捡到了一封信。它打开一看,上面写着:
“水晶公鸡先生、水晶母鸡小姐、伯爵鹅夫人、尼姑庵的鸭女士、可爱的金翅雀小姐,请来参加小鸡的结婚典礼。”
原来这封信是婚礼请柬。公鸡被邀请了,它高高兴兴地踏上了去参加婚礼的路。
这时从对面走来了一只像水晶一样洁白的美丽的母鸡。
“喂,公鸡先生,你这么兴高采烈地要去哪里啊?”
母鸡打招呼说。
“我是被邀请去参加小鸡的婚礼了。”
“我也想去,行吗?”
“只要你也被邀请了就行啊。”
公鸡说着打开请柬读了起来:
“水晶公鸡先生、水晶母鸡小姐——看,这上面写着你的名字呢。那一起去吧。”
于是两只鸡结伴儿上路了。
走着走着,从对面来了一只晃着长长的脖子,走路装腔作势的大鹅。
“喂,公鸡先生、母鸡小姐,你们一起高高兴兴地去哪里啊?”
鹅向它们打招呼说。
“我们是被邀请去参加小鸡的婚礼。”公鸡回答说。
“我也去行吗?”鹅问道。
“只要请柬上有你的名字就行啊。”
说着又展开信读了起来:
“水晶公鸡先生、水晶母鸡小姐、伯爵鹅夫人——原来也有你的名字,那我们就一起去吧。”于是,三个人欢欣雀跃地上路了。
走了一会,遇见了一只浑身长满黑色羽毛的鸭子,简直就和尼姑一模一样。
“喂,鹅夫人、公鸡先生、母鸡小姐,你们这是一起去哪儿啊?”鸭子问道。
“我们是被邀请去参加小鸡的婚礼。”公鸡回答说。
“我也一起去可以吗?”
“可以啊,只要是请柬上也有你的名字。”
说着又读了一遍:
“水晶公鸡先生、水晶母鸡小姐、伯爵鹅夫人、尼姑庵的鸭女士——原来也有你的名字。”于是四个人一路同行。
又过了一会,从对面飞过来一只红色脸颊、金色翅膀的金翅雀,
“各位,这是去哪里啊,鸭子小姐、鹅夫人、母鸡小姐、公鸡先生?”金翅雀打招呼说。
“我们是被邀请去参加小鸡的婚礼。”公鸡回答说。
“是吗,我也想去。你们能带我去吗?”
“好啊,如果你也被邀请了的话,”
公鸡说着,又一次把信打开了。
“水晶公鸡先生、水晶母鸡小姐、伯爵鹅夫人、尼姑庵的鸭女士、可爱的金翅雀小姐,果然你也被邀请了啊。”
于是五个人继续赶路。
过了一会,对面来了一只狼,两眼闪着寒光。
“喂,喂,你们去哪里啊?”狼扯着破箩的嗓子喊道。
“我们是被邀请去参加小鸡的婚礼。”
“我也去行吗?”
“行啊,行啊,如果你也被邀请了的话。”
公鸡说着又一次打开了信。
“狼先生,非常遗憾,请柬上没有你的名字啊。”
“可是,我就是想去啊。”
它们都很害怕狼,没办法只好同意它一起去。
走了一会,狼说:“我肚子饿了。”
“很可惜,什么吃的也没有啊。”
“那我就吃了你。”
狼大吼一声,一口就把公鸡吞掉了。
然后同样吞掉了母鸡、大鹅、鸭子,只剩下了金翅雀。
过了一会,狼又说,“我肚子又饿了。”
“那这次给你什么吃好呢?”
“吃你就行了。”
说着狼扑了过去,小鸟迅速地飞到了狼的头上和它周旋。
狼为了抓住它,到处扑来扑去的,不一会就累得筋疲力尽了。
正在这时,迎面走过来一个头顶筐子的女子,她正给收割麦子的人们送饭。
“狼先生,狼先生,你放了我的话,我就请你吃那个女的头顶上的筐子里的通心粉和肉。”
金翅雀说。
“你能办到吗?”
“能,那个人一定想抓我。我会在枝头上飞来飞去,她就会把筐子放到地上来追我。你就能把饭菜都吃了。”
果然如此,这个女子拼命地追赶着金翅雀。趁着这个空当,狼把筐子里的东西都吃了。
“啊,不好了。狼来了,救命啊。”
人们听到女人呼救声,飞奔过来,拿着镰刀、木棒什么的把狼打死了。然后从狼肚子里救出还活着的公鸡,母鸡,大鹅和鸭子。
就这样,在金翅雀的帮助下,大家一起去参加小鸡的婚礼了。
【ギルガメッシュFIGHT】
藤原季節「『ギルガメ』が伝説的番組になっていく裏側で何があったのか...人間ドラマとしても楽しめる作品です」
裸エプロンにTバック、下着姿での歌謡祭まで......。現在のコンプライアンス事情からは信じがたい企画の数々で、世間を熱狂させた伝説のお色気情報番組「ギルガメッシュないと」(1991~1998年テレビ東京)。
動画配信サービス「Paravi」では、当時の番組スタッフの実話から着想を得たParavi オリジナルドラマ「ギルガメッシュFIGHT」を好評配信中!
天才的な発想力と分析力を誇る加藤竜也ディレクターを演じるのは、映画「his」「佐々木、イン、マイマイン」など、数々の話題作に出演している藤原季節だ。果たして藤原は、「エロへのあくなき探究心」をどう熱演したのか。話を聞いた。
細川ふみえの「ギルガメッシュ!」に納得
――あの「ギルガメ」をドラマ化するとは...。驚きました。
「主演として出演させていただくことが決まってから、伝説の『ギルガメ』の過去の映像をチェックしたり、僕なりにいろいろと調べましたが、とにかくすごい! の一言。攻めているので、これは確かに、今の時代では難しいなと(笑)」
――現場の雰囲気はいかがでしたか?
「楽しかったです。撮影期間は1ヵ月ほどでしたが、現場の雰囲気は素晴らしく、プロデューサーの栗田役を演じる大東駿介さんを中心に、みんな白熱していました。劇中では、低視聴率だった番組をどう盛り返すか、スタッフがあの手この手を打ちながら奔走します。まさに現場もそんな雰囲気でした。
もう1回やりたい、それが率直な感想ですね。『ギルガメ』の躍進から番組終了までを描いた作品なので、続編としては難しいかもしれませんが、例えば2〜4話、時間軸でのスピンオフドラマをやるとか...。今回描ききれなかった『ギルガメ』の個性豊かな企画はまだまだあると思うので、またドラマ化してもらえたらうれしいです」
――藤原さんが演じるのは、従来のテレビマンとは異なる、独創的な発想を持つディレクター。エロチシズムへのあくなき探究力が印象的です。
「脚本を読んでまず思ったのは、加藤という男は"普通の人ではない"ということ。突き抜けたカリスマ性がありますが、一方で他人とは慣れ合えない。例えば、『本日の収録、以上です!』とスタッフが声を張り上げ、みんなで肩をたたき合って盛り上がっているところに入っていけない。でもその寂しさや孤独が、ありきたりな世界と戦う原動力になっている気がします。孤立しなければ企画が尖らず、野心ゆえに一人ぼっちになっていく。ある意味、悲しい人ですよね」
――演じる上で、苦労した点は?
「動きが増えると軽薄な人物に見えてしまうので、身振り手振りといったリアクションを、やり過ぎないように気をつけました。あくまで人間的な部分は大切に演じてほしいという監督からの演出もあり、仕草の出しどころを含め、いい塩梅を見つけるのはなかなか大変でした」
――12月には「ギルガメッシュFIGHT」の記者会見があり、出演者や監督に加えて「ギルガメッシュないと」の顔でもある、イジリー岡田さん、細川ふみえさんが登壇しました。お2人とは何か話をしましたか?
「イジリーさんは撮影現場にも来てくださったんです。加藤のモデルとなった方の人物像を教えていただきました。『声が小さくてね、ボソボソしゃべるんだけど、聞き取ろうとして耳を近づけるとすごく的確な発言をピシリと言っている』とか。何を考えているかわからない、ミステリアスな方だったそうです。
細川さんは『ギルガメッシュ!』と言う前口上を記者会見で実際にしてくださいましたね。あれはテンションが上がりました(笑)。劇中でも『彼女の顔と声で世の中の人々が癒される』という加藤のセリフが出てきますが、まさにその通り。癒しの女性とエロチシズムの融合が、『ギルガメ』の中で見事なギャップを生んだんだなぁと」
混乱の現場で大東駿介が頭を下げた?
――最も印象に残ったシーンは?
「3話で登場する『ランジェリー歌謡祭』のシーンです。あの時のみんなの盛り上がりといったら......。実は面白いエピソードがあるんです。歌謡祭のシーンでは3曲撮る予定でしたが、そのうちの1曲を歌う予定だった方が体調不良で現場に来られなくなってしまったんですよ。みんなで頭を抱えていたら、大東さんが『あのエキストラの女性にお願いしてみては?』と言い始めて...。その女性は、ランウェイをただ歩くだけじゃなく、アドリブでお尻を叩いたり、ものすごく印象的なパフォーマンスをされていたんです。
それで大東さんは『あの子、めちゃくちゃ面白くない?』と目をつけて、直接女性の楽屋を訪ねて、『ラヴ・イズ・オーヴァー歌える!?』と聞いたんですよ(笑)。スタッフさんにも『お願いします』と頭を下げて回っていて、その姿は、まるで大東さんが演じているプロデューサーの栗田が乗り移ったようでした。実際に撮ってみたらものすごくいいシーンになったので、みんなのモチベーションも一気に上がったんです」
――まるで劇中の1シーンのようです。大東さん、熱いですね!
「本当に。大東さんとの会話があまりに面白すぎて、僕、ずっとそばを離れませんでしたから。富士山に登った時の話や、京都での心霊体験など、とにかく話題が尽きません。人間的にも素敵ですし、お芝居でも役に対して体当たりで、狂気の境界線を軽々と超えてしまうのがすごい!」
――加藤はエロチシズムを徹底的に追求しましたが、藤原さん自身はどういったところに「エロ」や神秘を感じますか。
「加藤は、"ギャップこそエロスを引き出す"と言いますが、僕も全面的に同意します。エロスってその人の人間性で決まるのではないかなと。加藤を演じながら勉強させていただきました!(笑)」
――ところで、テレビ東京の番組はご覧になりますか?
「やはり、テレ東といえばドラマじゃないですかね。すごく攻めているイメージがある。ドラマ24『GIVER 復讐の贈与者』(2018年 主演:吉沢亮)では、新進気鋭の映画監督である小路紘史さんや小林勇貴さんにメガホンを取らせるとか、すごいなぁと。あと、濱谷さん(濱谷晃一プロデューサー)が手掛けるドラマはチェックするようにしています」
――では最後に、これから「ギルガメッシュFIGHT」をご覧になる皆様にメッセージを!
「エロにフォーカスがいきがちですが、職業ドラマとしても人間ドラマとしても楽しんでいただける作品です。僕は、大東さん演じるプロデューサー栗田の『俺たちはエロ番組を作っているんじゃない。エロをテーマにしたバラエティーを作っているんだ』というセリフが大好きです。『ギルガメ』が伝説的番組になっていく裏側で何があったのか、どんな志を持ってスタッフたちが臨んだのか、ぜひご覧いただきたいと思います」
【藤原季節 プロフィール】
1993年1月18日生まれ、北海道出身。主に出演作に、映画「his」、「佐々木、イン、マイマイン」、「わたし達はおとな」、大河ドラマ「青天を衝け」、ドラマ「プリズム」など。待機作に、映画「少女は卒業しない」(2月23日(木)公開)、ドラマ「ウツボラ」(3月23日(木)より、WOWOWで放送予定)などがある。
(撮影・取材・文/森田浩明)
藤原季節「『ギルガメ』が伝説的番組になっていく裏側で何があったのか...人間ドラマとしても楽しめる作品です」
裸エプロンにTバック、下着姿での歌謡祭まで......。現在のコンプライアンス事情からは信じがたい企画の数々で、世間を熱狂させた伝説のお色気情報番組「ギルガメッシュないと」(1991~1998年テレビ東京)。
動画配信サービス「Paravi」では、当時の番組スタッフの実話から着想を得たParavi オリジナルドラマ「ギルガメッシュFIGHT」を好評配信中!
天才的な発想力と分析力を誇る加藤竜也ディレクターを演じるのは、映画「his」「佐々木、イン、マイマイン」など、数々の話題作に出演している藤原季節だ。果たして藤原は、「エロへのあくなき探究心」をどう熱演したのか。話を聞いた。
細川ふみえの「ギルガメッシュ!」に納得
――あの「ギルガメ」をドラマ化するとは...。驚きました。
「主演として出演させていただくことが決まってから、伝説の『ギルガメ』の過去の映像をチェックしたり、僕なりにいろいろと調べましたが、とにかくすごい! の一言。攻めているので、これは確かに、今の時代では難しいなと(笑)」
――現場の雰囲気はいかがでしたか?
「楽しかったです。撮影期間は1ヵ月ほどでしたが、現場の雰囲気は素晴らしく、プロデューサーの栗田役を演じる大東駿介さんを中心に、みんな白熱していました。劇中では、低視聴率だった番組をどう盛り返すか、スタッフがあの手この手を打ちながら奔走します。まさに現場もそんな雰囲気でした。
もう1回やりたい、それが率直な感想ですね。『ギルガメ』の躍進から番組終了までを描いた作品なので、続編としては難しいかもしれませんが、例えば2〜4話、時間軸でのスピンオフドラマをやるとか...。今回描ききれなかった『ギルガメ』の個性豊かな企画はまだまだあると思うので、またドラマ化してもらえたらうれしいです」
――藤原さんが演じるのは、従来のテレビマンとは異なる、独創的な発想を持つディレクター。エロチシズムへのあくなき探究力が印象的です。
「脚本を読んでまず思ったのは、加藤という男は"普通の人ではない"ということ。突き抜けたカリスマ性がありますが、一方で他人とは慣れ合えない。例えば、『本日の収録、以上です!』とスタッフが声を張り上げ、みんなで肩をたたき合って盛り上がっているところに入っていけない。でもその寂しさや孤独が、ありきたりな世界と戦う原動力になっている気がします。孤立しなければ企画が尖らず、野心ゆえに一人ぼっちになっていく。ある意味、悲しい人ですよね」
――演じる上で、苦労した点は?
「動きが増えると軽薄な人物に見えてしまうので、身振り手振りといったリアクションを、やり過ぎないように気をつけました。あくまで人間的な部分は大切に演じてほしいという監督からの演出もあり、仕草の出しどころを含め、いい塩梅を見つけるのはなかなか大変でした」
――12月には「ギルガメッシュFIGHT」の記者会見があり、出演者や監督に加えて「ギルガメッシュないと」の顔でもある、イジリー岡田さん、細川ふみえさんが登壇しました。お2人とは何か話をしましたか?
「イジリーさんは撮影現場にも来てくださったんです。加藤のモデルとなった方の人物像を教えていただきました。『声が小さくてね、ボソボソしゃべるんだけど、聞き取ろうとして耳を近づけるとすごく的確な発言をピシリと言っている』とか。何を考えているかわからない、ミステリアスな方だったそうです。
細川さんは『ギルガメッシュ!』と言う前口上を記者会見で実際にしてくださいましたね。あれはテンションが上がりました(笑)。劇中でも『彼女の顔と声で世の中の人々が癒される』という加藤のセリフが出てきますが、まさにその通り。癒しの女性とエロチシズムの融合が、『ギルガメ』の中で見事なギャップを生んだんだなぁと」
混乱の現場で大東駿介が頭を下げた?
――最も印象に残ったシーンは?
「3話で登場する『ランジェリー歌謡祭』のシーンです。あの時のみんなの盛り上がりといったら......。実は面白いエピソードがあるんです。歌謡祭のシーンでは3曲撮る予定でしたが、そのうちの1曲を歌う予定だった方が体調不良で現場に来られなくなってしまったんですよ。みんなで頭を抱えていたら、大東さんが『あのエキストラの女性にお願いしてみては?』と言い始めて...。その女性は、ランウェイをただ歩くだけじゃなく、アドリブでお尻を叩いたり、ものすごく印象的なパフォーマンスをされていたんです。
それで大東さんは『あの子、めちゃくちゃ面白くない?』と目をつけて、直接女性の楽屋を訪ねて、『ラヴ・イズ・オーヴァー歌える!?』と聞いたんですよ(笑)。スタッフさんにも『お願いします』と頭を下げて回っていて、その姿は、まるで大東さんが演じているプロデューサーの栗田が乗り移ったようでした。実際に撮ってみたらものすごくいいシーンになったので、みんなのモチベーションも一気に上がったんです」
――まるで劇中の1シーンのようです。大東さん、熱いですね!
「本当に。大東さんとの会話があまりに面白すぎて、僕、ずっとそばを離れませんでしたから。富士山に登った時の話や、京都での心霊体験など、とにかく話題が尽きません。人間的にも素敵ですし、お芝居でも役に対して体当たりで、狂気の境界線を軽々と超えてしまうのがすごい!」
――加藤はエロチシズムを徹底的に追求しましたが、藤原さん自身はどういったところに「エロ」や神秘を感じますか。
「加藤は、"ギャップこそエロスを引き出す"と言いますが、僕も全面的に同意します。エロスってその人の人間性で決まるのではないかなと。加藤を演じながら勉強させていただきました!(笑)」
――ところで、テレビ東京の番組はご覧になりますか?
「やはり、テレ東といえばドラマじゃないですかね。すごく攻めているイメージがある。ドラマ24『GIVER 復讐の贈与者』(2018年 主演:吉沢亮)では、新進気鋭の映画監督である小路紘史さんや小林勇貴さんにメガホンを取らせるとか、すごいなぁと。あと、濱谷さん(濱谷晃一プロデューサー)が手掛けるドラマはチェックするようにしています」
――では最後に、これから「ギルガメッシュFIGHT」をご覧になる皆様にメッセージを!
「エロにフォーカスがいきがちですが、職業ドラマとしても人間ドラマとしても楽しんでいただける作品です。僕は、大東さん演じるプロデューサー栗田の『俺たちはエロ番組を作っているんじゃない。エロをテーマにしたバラエティーを作っているんだ』というセリフが大好きです。『ギルガメ』が伝説的番組になっていく裏側で何があったのか、どんな志を持ってスタッフたちが臨んだのか、ぜひご覧いただきたいと思います」
【藤原季節 プロフィール】
1993年1月18日生まれ、北海道出身。主に出演作に、映画「his」、「佐々木、イン、マイマイン」、「わたし達はおとな」、大河ドラマ「青天を衝け」、ドラマ「プリズム」など。待機作に、映画「少女は卒業しない」(2月23日(木)公開)、ドラマ「ウツボラ」(3月23日(木)より、WOWOWで放送予定)などがある。
(撮影・取材・文/森田浩明)
砂塵
いろんな先入観で
誰もが思い込んでしまう
君ってどういう人か
僕にもわかったんだ
もっと君を知りたいと
思うきっかけは
恋だったのか
後になってから知った
はっきりと見えて来たよ
自分の気持ちが
今までの蜃気楼じゃなくて
未来の向こう側
愛しさを伝えるには
まだまだ早いか
もう少し切なさ 溢れたら
あっちへ歩いて行きたい
風は止んで
普通の青空
君をずっと
思い続ける
時間の砂が積もって
確かな愛になってく
きっと 君への思いと
砂塵は舞い上がらない
いろんな先入観で
誰もが思い込んでしまう
君ってどういう人か
僕にもわかったんだ
もっと君を知りたいと
思うきっかけは
恋だったのか
後になってから知った
はっきりと見えて来たよ
自分の気持ちが
今までの蜃気楼じゃなくて
未来の向こう側
愛しさを伝えるには
まだまだ早いか
もう少し切なさ 溢れたら
あっちへ歩いて行きたい
風は止んで
普通の青空
君をずっと
思い続ける
時間の砂が積もって
確かな愛になってく
きっと 君への思いと
砂塵は舞い上がらない
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