#生田絵梨花#
「前進するために、今の自分に必要なこと」
『映画かいけつゾロリ』で声優に本格挑戦

──生田さんは子供の頃から『かいけつゾロリ』に慣れ親しんできたそうですね。

生田 はい、ずっと読んでいました。自分の生活の中に普通に存在していた作品で、当時は楽しみの一部でした。

──今回、劇場版新作への出演が決まったときは、率直にどう感じましたか?

生田 まさかこういう形で関われるとは思っていなかったですし、しかも歌手を目指す女の子の役なので歌もやらせてもらえるということは、すごいご縁ですよね。

──台本を読んで、ストーリーはどう思いましたか?

生田 本当に単純な言葉を使うと、「とても良いお話!」って思いました(笑)。あまりに良いストーリーで、マネージャーさんにも伝えたほどです。

自分に自信がない、コンプレックスを抱いているような女の子が仲間たちと修行したり、励ましてもらってスターダムを目指していくというストーリーで、冒険のワクワク感もありますし。あと、この物語にはステージに立つ人じゃなくても共感できるような感情とか言葉も散りばめられているので、そこもいろんな人に響くんじゃないかと思いました。

──僕も台本を拝見しましたが、子供だけじゃなくて大人もハッとする言葉や場面がたくさんありますよね。

生田 そうですね。特に「コンプレックスだと思う部分が魅力なんだよ」というメッセージは、まさに性別や世代問わずいろんな人に届くものだと思いましたし。

──生田さんが演じるヒポポは、ご自身の目から見てどんなところが魅力的でしたか?

生田 弱い子なんだけど、人の気持ちに寄り添えるとか、誰かのことを照らせる力を持っていて、そういうところは彼女の魅力ですし、弱さだけではなく本人も気づいていないくらいの強さも備わっている子だなと思います。

──ご自身と重なる部分はいかがですか?

生田 私に限らず、誰しも重なる部分があるんじゃないかなと思います。自信満々になんでもやれる人って、実はあまりいないじゃないですか。

そういう意味では、何事にも鈍感な人って羨ましいなと思うことがあるんですけど、私自身が一緒にいて心地いいとか素敵だなと思う人って、いろんな痛みを経験してきた人なんです。ヒポポちゃんはまさにそういう子で、私も少しでも誰かにとってそういう存在になれたらいいなと思いました。

──なるほど。アフレコに関しても聞かせてください。生田さんがここまでアフレコに挑戦することは、ほぼ初めてですよね。

生田 はい。すごく楽しかったですよ。もちろん難しさもありましたけど、その場でいろいろなトライができる作業でもあったので、自分でも「ああ私、こんな声が出せるんだ」とかいろいろ試せましたし、収録現場にも全体に生き生きとした空気が流れていました。

──収録は他の声優さんと一緒に?

生田 今回はひとりだったんですよ。でも、他の声優の皆さんの声がすでに当ててあったので、それにすごく引っ張ってもらいました。

──ヒポポの声はどのようなイメージで作っていきましたか?

生田 実は「そんなに作り込まずに、等身大の感じでいいですよ」と言われていたので、そんなにガチガチに作り込んで臨んだわけではないんですけど、でもヒポポちゃんが可愛く魅力的に見えるようには心がけました。

あとは、自分が「こういう声を出そう」と絵を見ながら入れたので、ヒポポの表情とか目の中とか、本当にくまなく絵を見て、そこに当てた声がこんな声でしたっていう感じかな。

音響監督の三間さんもあまり表面の声のことを言わない方だったんですよ。そこで、例えば「今、ヒポポはこういう行動を取ろうとしている」とか「セリフにはこう書いてあるけど、こういう思いを持っているんじゃないか」とか、すごく的確な要素をシェアしてくださって、新鮮にできていたところもあります。

──序盤の自信なさげなヒポポと、後半からどんどん自信をつけていくヒポポと、その変化も絵に合わせて自然な形で演じられた?

生田 そうですね。まずは一度いろいろチャレンジしてみて、その後に「もうちょっとこうしてみようか?」とか「このパターンもやってみようか」とか言ってもらえたので、その言葉を信頼してトライしてみて、あとはよかったものをセレクトしてもらう形でした。

──今回はヒポポとして劇中歌も披露しています。ヒポポとしての歌は、特にどういったことを意識しましたか?

生田 ヒポポは自信がないところからだんだん成長していって、最終的には大勢の人が聴いてくれるステージで歌う女の子になるので、その歌声にも成長の過程を乗せられるように意識しながら歌いました。

──複数の楽曲を歌っているそうですが、お気に入りの1曲を挙げるとすると?

生田 やっぱり『自信満々よ』かな。ヒポポの強さ、弱さの両方が感じられる曲で、私も歌詞にすごく励まされます。それに、大人の私にもあらためて気づきが多い曲なんです。

──作品の対象が子供たちかもしれませんが、そういう対象にも分かりやすい言葉で歌われているからこそ、シンプルに響くものもあるでしょうし。

生田 うんうん、そうなんです。(原作者の)原ゆたか先生も子供に引っかかるようなフックのある言葉を選びつつも、大人だったり自分自身にも共感できるようなことを考えているとおっしゃっていましたし、私もその言葉に共感しつつ、原先生の気持ちを背負いながら歌いました。

──劇中歌の中にはゾロリ役の山寺宏一さんとのデュエットもあるそうですが、山寺さんとはお会いできましたか?

生田 実はレコーディングも別々で、まだお会いできていないんです。

──では、山寺さんの歌を聴きつつ、そこに生田さんがご自身の歌を重ねていったと。レコーディングでふたりの歌が重なり合う感覚というのは、いかがでしたか?

生田 山寺さんの歌声もそうだし、セリフの声も本当にゾロリがその場で生きているようにしか思えなくて。なので、ヒポポとしても声優ほぼ初挑戦の私としても、胸を借りて引っ張っていただきました。

──ご自身のセリフや他のキャラクターのセリフで、特に印象に残った言葉はありますか?

生田 歌詞になってしまうんですけど、さっきの『自信満々よ』のサビに「思い切り蹴飛ばして 逆さにすればいい」というフレーズが出てくるんですけど、すごくいい表現だなと思って(笑)。

ヒポポちゃんは他の人より弱さを感じていたり、うまくできないとか思っているけど、それを自分の勇気で蹴飛ばすことができれば、普通の人が蹴飛ばしたものよりもさらに深さとか飛距離が出せるんです。そこに私もすごく勇気づけられますし、それによって負の感情も大切で必要な要素なんだなと思わせてもらいました。

──劇場で聴くのを楽しみにしていますね。公開を楽しみにしている読者の方に向けて、メッセージをいただけますか?

生田 まずは、本当に曲がどれもいいので、それを楽しみにしてもらいたいなと思います。それにゾロリ、イシシ、ノシシ、ビートをはじめ、いろんなキャラクターたちが個性豊かで、みんなが一緒になってヒポポのスターダムを応援してくれるストーリーなので、観た人も一緒に応援しつつ、でも観ている人たち自身もゾロリたちに応援されて頑張れるような、そんな作品になっているんじゃないかと思います。

──生田さんの2022年の活動についてもお話を聞かせてください。昨年末のグループ卒業後、今年は俳優業のみならず歌手活動や音楽番組のMC、アニメ声優など多彩な活動を続けてきました。ここまでの手応えはいかがですか?

生田 まだ1年経っていないとは思えないぐらい、たくさんの経験をさせてもらいましたし、すごく濃密な1年だったと思います。もともと未知の領域に進むことって誰しも不安だと思いますし、私自身すごく緊張しいなんですけど、「えいっ! やってみよう!」っていう勢いというか(笑)。いろんな場面において、勇気の一歩が踏み出しやすくなった1年でもありました。

──それはひとりになった分、誰かを頼るのではなく「自分が頑張らなくちゃ」という使命感みたいなものもあったのでしょうか?

生田 結局自分が心を閉ざしてしまうと、もうどうにもならないじゃないですか。だから自分はなるべくオープンな状態で、なにに対しても「教えてください! 助けてください! 学ばせていただきます!」みたいな(笑)、そういうスタンスが今の自分には必要であり、前進できる方法なのかなと思っているんです。

──それが1年、たゆまなく歩んでこられた要因だったと。

生田 あと、自分がやっていることって意外と客観的には見れないけど、その一方で周りからは「最近すごく活躍しているね」とか「忙しそうだね、頑張っているね」と言ってもらえることが増えたので、それでまた「うれしいな、もっと頑張ろう」と思えたのもあります。

──来年もいろいろ控えていると思いますが、最後に2023年の抱負を聞かせてください。

生田 まだまだ自分が知らないことや経験していないことがたくさんあるんです。そんな中、今年は自分が「すごいな」と思う人たちとの出会いがたくさんあった1年だったので、そういう経験をちゃんと自分の引き出しに丁寧に保存して、必要な場面でちゃんと引き出して使えるようにどんどんなっていけたらいいなと思います。

#假面骑士Revice[超话]#
ザツ魔
みんな〜❗️大大大反響だった『ジャンヌ&アギレラ with ガールズリミックス』 のDVD &Blu-rayが発売決定デビル‼️
BDスペシャル版には、A4サイズ48pのデビ盛りフォトブックレットがついてくる…って豪華すぎ⁉️
他にも特典あるから予約するデビル‼️
bit.ly/3FsFxi8

ビスケットの缶にいろんなビスケットがつまってて、好きなのとあまり好きじゃあないのがあるでしょう?それで先に好きなのどんどん食べちゃうと、あとあまり好きじゃないのばっかりのこるわよね。私、辛いことがあるといつもそう思うのよ。今これをやっとくとあとになって楽になるって。人生はビスケットの缶なんだって。
                                                                                                                     

村上春樹『ノルウェイの森』
                                  
什锦饼干盒里装着各种饼干,里面总有喜欢的吃和不太喜欢吃的吧。要是先拣喜欢的一块块都吃掉了,那些不太喜欢的就都剩下了。一遇到难受的事我总是这么想。似乎挺过这个坎儿,过后就轻松了。据说人生也跟什锦饼干盒是一样的。

村上春树《挪威的森林》

翻译:秋水之猫


发布     👍 0 举报 写留言 🖊   
✋热门推荐
  • 那数年蛰守的等待,又是否真的能换来一日春风策马长安游的风光呢?三年的时间,那夜里青独对的身影,早已融在清凉的月色中,幻化成一幅亘古不变的风景。我在沿河微风里倘徉
  • 但恋爱我始终明白 要好好的就好好的 吵架多累啊 虽然感情都是要互相磨合的 我也愿意为了他 他也愿意 我们都是相互奔赴的 他总说 我要什么 我直接说 他就会做 但
  • #品牌中国##品牌故事#百年传承 名:鲁潍百草企业店 #县级非物质文化遗产# 这款治疗牛皮癣型护理软膏是无激素的,有无激素本质区别是激素等于压制,也就是它只能
  • 最后,“无讼村居”创建是人民法院创新发展新时代“枫桥经验”是主动融入基层社会治理,构建矛盾纠纷源头治理格局的重要方式,内黄县法院要以打造“无讼村居”为关键抓手,
  • #阳光信用[超话]# #每日一善# #阳光信用# 走在生活的风雨旅途中,我们没有必要去为难自己,冷了,自己加衣,累了,给自己一个拥抱;坚持不下去了,想想自己为什
  • 今天有一个好几年没有聊天的姐姐 突然对话框滴我 内容是前夫的父亲食管活检结果 当然结果是通过别人转发给她的 我可以感受到她对前夫父亲的关心 她可能不是非医学专业
  • ​好在这样的雷暴雨来得快走得也快,待到云散天开,四野清新,西斜的太阳分外柔和,人们又回到田里抓紧干活。三候“大雨时行”之于古人,此时下得酣畅淋漓的雨,既是解渴的
  • #黑瞎子[超话]# 开坑,黑瞎子勇闯娱乐圈 《奇迹瞎瞎历险记》#盗墓笔记# 【黑瞎子】不是所有瞎子都叫黑瞎子 世界上最帅的瞎子曾经说过一句话:”别瞧不起瞎子,
  • #肖战[超话]# #肖战梦中的那片海# [哇][哇][哇]#肖战肖春生# 无所不知的虾虾们,有没有人知道这图是哪个画手画的啊[哇][哇][哇]好可爱,强迫症想要
  • 5、24部门明确“十四五”服务贸易发展路径记者19日从商务部获悉,为推动服务贸易高质量发展,商务部等24个部门制定了《“十四五”服务贸易发展规划》。【早知道·#
  • (拿出来手机给看壳子:嗯嗯那个那个(紧张的迷妹:这个是 我给shownu桑的☺️:(咋回事啊!)觉得你们两个用一样的很可爱:☺️樱花妹好可爱哦还会准备那样的板子
  • #周兴哲[超话]# 生活总会有一地鸡毛时回头看那么劳累的每一天 熬着熬着就过去最后 忘记了自己…原来 陪伴最多的 是你的声音… 是 有且仅有 会对你偏爱 关注…
  • 本该是“臣本布衣,躬耕于南阳,苟全性命于乱世,………”[微笑]结果无缝衔接背成了“臣系天师大真人门下奏授太上正一三五都功经簶,依格奏充,九天金阙.泰玄都三省明道
  • 据美国商业内幕网报道,美国太平洋空军司令肯尼斯·威尔斯巴赫(Kenneth Wilsbach)在今年11月的一场活动上表示,“我们今年与印度走得更近了,在情报共
  • 如果亚伯拉罕长久留队,阿尔代尔认为穆里尼奥可以在中锋方面进行轮换,尤其在红狼多线作战期间,卡瓦尼能够得到不少出场的机会,毕竟乌拉圭射手也是长期的病号,他更换俱乐
  • 活动通过事迹短片、嘉宾颁奖等形式,发布了20名阜阳市“新时代好少年”先进事迹,再现了20名“新时代好少年”生动感人、纯真质朴的故事,体现了新时代阜阳市青少年见贤
  • 以前一进超市永远首先扫荡的就是我最爱的零食,但现在只会把生活用品和必需品放第一位,原来人不是一成不变的,而是没有找到让自己改变的动力。终于,公元9012年了,人
  • #中国国家博物馆##长城内外皆故乡——内蒙古文物菁华展##内蒙古博物院# #十一出游好出去#【光怪陆离,内蒙古黑城怪树林】怪树林位于内蒙古自治区阿拉善盟额济纳旗
  • ”邬贺铨说,黑龙江本身在数字产业化和数字化技术上有很多是国内领先的,比如拥有哈工大、哈工程等在数字技术上领先的高校,在航空航天、卫星通信、新材料和生物医药等方面
  • 【Ginori 1735品牌历史】1735年,对于矿物学有着详细了解的Carlo・Ginori 想在意大利建造和德国梅森匹敌的瓷窑,于是在位于Florence(