#AKB48[超话]#
新闻 220901
AKB48・17期研究生初のテレビ冠番組が、23日にCSテレ朝チャンネルで放送される。タイトルは「AKB48の17期研究生がロケロケ!」(後10時)。今年5月にお披露目されたばかりの11名が“撮れ高”を求めて躍動する。
8月18日に東京・六本木で行われたテレビ朝日「SUMMER STATION」のスペシャルイベント「AKB48の17期研究生がサマステ!」で行われた公開収録の様子も放送。その後は別の場所で「撮れ高バブルボール転がし対決」「撮れ高さんが転んだ対決」「大縄跳び対決」などスポーツ対決も。初のバラエティー収録を楽しんでいる。
またチーム8の先輩メンバーのサプライズ登場も。研究生らのリアクションも楽しめる。佐藤綺星(あいり)は「研究生全員がのびのびと楽しく収録させていただくことが出来ました!個人としては、前半戦で罰ゲームを受け、後半戦は勢いのある巻き返しができたと思います!」と手応えを語っている。
via.sportshochi
新闻 220901
AKB48・17期研究生初のテレビ冠番組が、23日にCSテレ朝チャンネルで放送される。タイトルは「AKB48の17期研究生がロケロケ!」(後10時)。今年5月にお披露目されたばかりの11名が“撮れ高”を求めて躍動する。
8月18日に東京・六本木で行われたテレビ朝日「SUMMER STATION」のスペシャルイベント「AKB48の17期研究生がサマステ!」で行われた公開収録の様子も放送。その後は別の場所で「撮れ高バブルボール転がし対決」「撮れ高さんが転んだ対決」「大縄跳び対決」などスポーツ対決も。初のバラエティー収録を楽しんでいる。
またチーム8の先輩メンバーのサプライズ登場も。研究生らのリアクションも楽しめる。佐藤綺星(あいり)は「研究生全員がのびのびと楽しく収録させていただくことが出来ました!個人としては、前半戦で罰ゲームを受け、後半戦は勢いのある巻き返しができたと思います!」と手応えを語っている。
via.sportshochi
男子バレー世界選手権、キューバ戦へ。カギはサーブ。日本代表で「最も嫌なサーブを打つ選手」とは
田中夕子2022.8.30
勝敗のカギを握るサーブ
バレーボールの勝敗はサーブで決まると言っても過言ではない。
東京五輪、ネーションズリーグで男子バレー日本代表が見せた戦いは、まさにそれを証明するものだった。
平均身長だけを見れば決して優位ではない日本が、主導権を握るためにもまずはサーブで攻めること。ミスを恐れるのではなく、リスクを負っても攻める。その姿勢が徹底されてきたことが、近年の好成績につながった。
特に“ビッグサーバー”と呼ばれる、1本のサーブで流れを引き寄せ、どんな劣勢からも跳ね返す力を持った選手の存在は大きく、日本代表では主将の石川祐希や西田有志がまさにビッグサーバーと呼ばれ、ネーションズリーグでも全体の2位、3位にランクインする効果を発揮した。
特に2019年のワールドカップ、カナダ戦の終盤にリリーフサーバーとして登場し、5本のサービスエースという圧巻のパフォーマンスを発揮した西田は「サーブが最大の武器」とみられることも多いが、実際日本代表で共にプレーする選手たちは、自チームのサーブ力をどう見るのか。サーブレシーブを担う3人の選手に聞いた。
「23対23でサーブ順が回ってきたら『嫌だな』と思う選手」
まずリベロの小川智大が「一番嫌」と答えたのが、セッターの関田誠大だ。
石川や西田のように強烈なジャンプサーブではないが、的確にコースとターゲットを狙い、相手の守備を崩して連続得点につなげるチャンスをつくる。小川曰く「1本ではなく何本も同じ質のいいサーブを打ち続けられることがすごいし、受け手としては最も嫌」と言うように、関田のサーブは世界選手権のカタール、ブラジル戦でも大きな武器となった。
ではアウトサイドヒッターはどう見るか。昨年の東京五輪に出場した大塚達宣、髙橋藍は共に同じ名前を挙げた。石川だ。
髙橋はこう言う。
「西田選手のサーブは海外トップレベルで、体重が乗ったベストサーブはコースにいても取れない。ものすごく威力です。でも、石川選手のサーブは圧だけでなく回転や捻り、『ここに来る』というコースに入って正面にいても取れない。あの微妙な調整力はすごいと思うし、試合の中でどれだけ調子が悪くても1本のサーブ、サービスエースですべて帳消しにするぐらい、勝負所で放つサーブがすごい。もしも自分が相手チームで23対23という場面で祐希さんのサーブが回ってきたら、素直に『嫌だな』と間違いなく思います」
大塚も同様に、石川のサーブが「最も取りづらい」と述べ、同時にもう1人の名を挙げた。
「僕は祐希さんと同じか、それ以上に(宮浦)健人さんのサーブが嫌。サウスポーで独自の回転、手元でグイッと曲がるあのサーブは健人さんしか打てないんじゃないか、と思う独特なもので、最強でもある。(西田)有志さん、祐希さん、健人さん、まさに世界トップレベルのサーバーが3人もいる日本は、サーブが走ればどんな相手にも負けないと、自分もその中にいるからこそより強く感じています」
1次リーグ最終戦で対峙するキューバは、身体能力に優れた選手が揃い、ベストな状況で攻撃させれば、手も足も出ない状況に陥りかねない。だが裏を返せば、サーブで攻め、相手の攻撃を絞らせれば日本がここまで磨いてきたブロック&レシーブで切り返し、西田、石川の攻撃でブレイクを重ねるチャンスは高くなるはずだ。
間もなく始まる大一番、日本のサーブがキューバに対してどれだけ効果を発するか。関田、石川、そして大塚が「独特で最強」と称賛する宮浦のサーブが勝負所でどんなパフォーマンスを見せるか。注目だ。
Victoria
田中夕子2022.8.30
勝敗のカギを握るサーブ
バレーボールの勝敗はサーブで決まると言っても過言ではない。
東京五輪、ネーションズリーグで男子バレー日本代表が見せた戦いは、まさにそれを証明するものだった。
平均身長だけを見れば決して優位ではない日本が、主導権を握るためにもまずはサーブで攻めること。ミスを恐れるのではなく、リスクを負っても攻める。その姿勢が徹底されてきたことが、近年の好成績につながった。
特に“ビッグサーバー”と呼ばれる、1本のサーブで流れを引き寄せ、どんな劣勢からも跳ね返す力を持った選手の存在は大きく、日本代表では主将の石川祐希や西田有志がまさにビッグサーバーと呼ばれ、ネーションズリーグでも全体の2位、3位にランクインする効果を発揮した。
特に2019年のワールドカップ、カナダ戦の終盤にリリーフサーバーとして登場し、5本のサービスエースという圧巻のパフォーマンスを発揮した西田は「サーブが最大の武器」とみられることも多いが、実際日本代表で共にプレーする選手たちは、自チームのサーブ力をどう見るのか。サーブレシーブを担う3人の選手に聞いた。
「23対23でサーブ順が回ってきたら『嫌だな』と思う選手」
まずリベロの小川智大が「一番嫌」と答えたのが、セッターの関田誠大だ。
石川や西田のように強烈なジャンプサーブではないが、的確にコースとターゲットを狙い、相手の守備を崩して連続得点につなげるチャンスをつくる。小川曰く「1本ではなく何本も同じ質のいいサーブを打ち続けられることがすごいし、受け手としては最も嫌」と言うように、関田のサーブは世界選手権のカタール、ブラジル戦でも大きな武器となった。
ではアウトサイドヒッターはどう見るか。昨年の東京五輪に出場した大塚達宣、髙橋藍は共に同じ名前を挙げた。石川だ。
髙橋はこう言う。
「西田選手のサーブは海外トップレベルで、体重が乗ったベストサーブはコースにいても取れない。ものすごく威力です。でも、石川選手のサーブは圧だけでなく回転や捻り、『ここに来る』というコースに入って正面にいても取れない。あの微妙な調整力はすごいと思うし、試合の中でどれだけ調子が悪くても1本のサーブ、サービスエースですべて帳消しにするぐらい、勝負所で放つサーブがすごい。もしも自分が相手チームで23対23という場面で祐希さんのサーブが回ってきたら、素直に『嫌だな』と間違いなく思います」
大塚も同様に、石川のサーブが「最も取りづらい」と述べ、同時にもう1人の名を挙げた。
「僕は祐希さんと同じか、それ以上に(宮浦)健人さんのサーブが嫌。サウスポーで独自の回転、手元でグイッと曲がるあのサーブは健人さんしか打てないんじゃないか、と思う独特なもので、最強でもある。(西田)有志さん、祐希さん、健人さん、まさに世界トップレベルのサーバーが3人もいる日本は、サーブが走ればどんな相手にも負けないと、自分もその中にいるからこそより強く感じています」
1次リーグ最終戦で対峙するキューバは、身体能力に優れた選手が揃い、ベストな状況で攻撃させれば、手も足も出ない状況に陥りかねない。だが裏を返せば、サーブで攻め、相手の攻撃を絞らせれば日本がここまで磨いてきたブロック&レシーブで切り返し、西田、石川の攻撃でブレイクを重ねるチャンスは高くなるはずだ。
間もなく始まる大一番、日本のサーブがキューバに対してどれだけ効果を発するか。関田、石川、そして大塚が「独特で最強」と称賛する宮浦のサーブが勝負所でどんなパフォーマンスを見せるか。注目だ。
Victoria
世界との差は詰まったか…石川祐希、西田有志、高橋藍にバレー復権の夢を抱く
1972年ミュンヘン五輪、バレーボール男子の全日本を知っているだろうか。初の金メダルから半世紀もの時が流れた。再び、夢が見たいのである。スター選手たちが、世界一になる夢を-。
ストーリーズ2022.08.23 11:04
益子浩一
ネーションズリーグ・ブラジル戦に感じた希望
結果と、抱いた感覚-
そこに大きな隔たりがある。
結果は0-3で強国ブラジルにストレート負け。
そこに言い訳の余地はないだろう。
勝負の世界。
ことスポーツに関しては、汗と涙にまみれた努力の過程が感動を呼ぶことが多々あっても、結果こそが重要視される。
負けは負け。
オリンピック競技であれば10年、20年、たとえ半世紀が過ぎたとしても、メダリストは称賛され、歴史にも記憶にも刻まれる。
ただ、確かな感覚が、あったのである。
世界に近づいている。
五輪のメダルはそう遠くはない。
そう思える感覚が。
それは、コートに立った選手にしか分からないものだった。
もしかすると、錯覚なのかも知れない。
これから歩む過程に、その答えはある。
2024年パリ五輪へと続く道に。
その途中に世界選手権(8月26日開幕)を控える。
あるいは、そこで答えは見えるのかも知れない。
ただ、1つ言えること。
それは、バレーボール男子の日本は、近年になく期待が持てそうだという事実。
主将でエースの石川祐希に西田有志、成長著しい高橋藍。
可能性を秘めるスター選手がそろっている。
彼らには、夢を抱いてしまう何かが、あるような気がしている。
同じ「結果」でも、違った「感触」
朝潮橋駅からほど近い丸善インテックアリーナ大阪は連日、満員の観衆で埋まった。
7月に開催されたバレーボール・ネーションズリーグ男子の大阪大会。
予選ラウンドの最終週、その最終戦を終えた西田有志は悔しさとともに、どこか手応えのようなものをつかんでいるように見えた。
記者会見場。彼の言葉は印象的だった。
「4連勝を目指していた中で1、2点の差。やっとブラジルを相手に、ここまで来れたという思いです」
大観衆の後押しを受けた大阪大会はオーストラリア、カナダ、ドイツと破り3連勝。大会時点で世界ランク7位に上昇していた日本は、1993年のワールドリーグ以来、公式戦では長らく勝てていない同2位のブラジルと対戦した。
東京五輪の準々決勝でもストレート負けした相手。
雪辱を期したが、またしても0-3(23-25、23-25、22-25)の敗戦。
「結果」は同じ。
だが-。
「感覚」は違った。
コート上、西田が肌で感じたのはこんなものだった。
「僕が初めてブラジルとやったのは2019年のネーションズリーグ、東京ラウンドでした。
あの時は、『打っても決まらないだろうな』というメンタルでやっていた。キャパがなかったんですね。選手としての小ささを感じたのを覚えています。
今回はイタリア(セリエA)で何回も試合をしたことのあるメンバーで、ブロックでどう(ブラジルが)跳んでくるかという、クセも分かる。
なので、自分がこうすれば決まるというというのがありました。
迷いなくプレーできるまでに近づいている。
チームスポーツは1人では取れないんでね。でも、組織や(チームメートとの)関係性でもだんだんと。
0-3で負けても、組織としても(ブラジルに)近づいている」
本気で勝ちに行ったからこその収穫
数字には表れることのない感覚-。
彼の言葉を借りるなら、相手の「クセ」を見抜いた上で生まれるちょっとした余裕が、選手としての「キャパ」になるのだろう。
現時点でそれがスコアにつながることはなくても、小さな積み重ねが結果という大きな収穫になる。
それが分かっているからこそ、こう続けた。
「格上の相手にこういう勝負をすることができた。
本気で(ブラジルに)勝ちにいって負けたからこそ、次につながる。
(負けて)仕方がないではなく、これをこうすれば勝てるというところまで来た。
あとは体現するだけです」
ストレート負けした3セット中、2セットが2点差、1セットが3点差。
特に石川、西田のサービスエースで食らいついた第1セットは終盤、23-24までもつれた。
第2セットも14-14、19-19と大接戦。一時は大塚のスパイクが決まって22-21と勝ち越した。
23-23ともつれながら、最後に連続得点を許した。
世界トップレベルの国との真剣勝負。
確かに日本は、手を伸ばせば届くところまで世界に近づいているのである。
それは高橋藍の言葉からもうかがい知ることができる。
「世界のトップと戦う力がついてきた。そう感じることができました。
最後の1本のスパイク、0・1秒の差の駆け引き。
試合中に修正しながら、どう対応するか。今回はゲーム中にやれなかったことが課題として残った。
ちょっとした気の緩みでスピードや高さにもっていかれてしまう。
レベルが上がるにつれて、もっと集中力を研ぎ澄ませないといけないです」
予選を9勝3敗で終えた日本は、ネーションズリーグで初めて上位8カ国(16カ国中)による決勝大会(イタリア・ボローニャ)に進む。
だが、現地入り後に主将でエースの石川祐希が左足首を負傷。精神的支柱を欠き、準々決勝で東京五輪金メダルのフランスに0-3のストレートで敗れる。
差は埋まっているのか-
やはり、錯覚だったのか-
世界選手権がパリ五輪の試金石に
8月26日には世界選手権(ポーランド、スロベニア共催)が幕を開ける。
ネーションズリーグで敗れたのはブラジル、フランス、アメリカの3カ国。24年パリ五輪でのメダル獲得への道の途中で、世界ランク上位国に勝つことが必要になってくる。
この夏、石川は治療とリハビリに専念してきた。
「勝って自信をつけるしかない。
勝つ回数を増やしていくしかないです」
まずは予選突破。
日本は世界選手権の1次リーグB組でカタール、ブラジル、キューバと対戦する。
「カタール、キューバには勝って、ブラジルにもチャンスがあると思う。ベスト8には入って、準々決勝で勝つことを大事にしたい」
確実に8強入り。
その先、4強の壁を越えることができれば、進む道に光が差し込む。
世界選手権は1970、74年の銅メダルが最高成績。
オリンピックは1964年東京五輪金の東洋の魔女から遅れること8年。
1972年ミュンヘン五輪で、団体では日本男子初の金を獲得したのを最後にメダルから遠ざかる。
当時の「一人時間差攻撃」「Bクイック」は革新的だった。
あれから半世紀の時が流れた。
世界選手権を経て、パリ五輪へ。
世界に近づいているという、あの「感覚」。
大阪で感じたものが間違いではなかったということを、示す舞台。
進む道は、明確になったのである。
Victoria
1972年ミュンヘン五輪、バレーボール男子の全日本を知っているだろうか。初の金メダルから半世紀もの時が流れた。再び、夢が見たいのである。スター選手たちが、世界一になる夢を-。
ストーリーズ2022.08.23 11:04
益子浩一
ネーションズリーグ・ブラジル戦に感じた希望
結果と、抱いた感覚-
そこに大きな隔たりがある。
結果は0-3で強国ブラジルにストレート負け。
そこに言い訳の余地はないだろう。
勝負の世界。
ことスポーツに関しては、汗と涙にまみれた努力の過程が感動を呼ぶことが多々あっても、結果こそが重要視される。
負けは負け。
オリンピック競技であれば10年、20年、たとえ半世紀が過ぎたとしても、メダリストは称賛され、歴史にも記憶にも刻まれる。
ただ、確かな感覚が、あったのである。
世界に近づいている。
五輪のメダルはそう遠くはない。
そう思える感覚が。
それは、コートに立った選手にしか分からないものだった。
もしかすると、錯覚なのかも知れない。
これから歩む過程に、その答えはある。
2024年パリ五輪へと続く道に。
その途中に世界選手権(8月26日開幕)を控える。
あるいは、そこで答えは見えるのかも知れない。
ただ、1つ言えること。
それは、バレーボール男子の日本は、近年になく期待が持てそうだという事実。
主将でエースの石川祐希に西田有志、成長著しい高橋藍。
可能性を秘めるスター選手がそろっている。
彼らには、夢を抱いてしまう何かが、あるような気がしている。
同じ「結果」でも、違った「感触」
朝潮橋駅からほど近い丸善インテックアリーナ大阪は連日、満員の観衆で埋まった。
7月に開催されたバレーボール・ネーションズリーグ男子の大阪大会。
予選ラウンドの最終週、その最終戦を終えた西田有志は悔しさとともに、どこか手応えのようなものをつかんでいるように見えた。
記者会見場。彼の言葉は印象的だった。
「4連勝を目指していた中で1、2点の差。やっとブラジルを相手に、ここまで来れたという思いです」
大観衆の後押しを受けた大阪大会はオーストラリア、カナダ、ドイツと破り3連勝。大会時点で世界ランク7位に上昇していた日本は、1993年のワールドリーグ以来、公式戦では長らく勝てていない同2位のブラジルと対戦した。
東京五輪の準々決勝でもストレート負けした相手。
雪辱を期したが、またしても0-3(23-25、23-25、22-25)の敗戦。
「結果」は同じ。
だが-。
「感覚」は違った。
コート上、西田が肌で感じたのはこんなものだった。
「僕が初めてブラジルとやったのは2019年のネーションズリーグ、東京ラウンドでした。
あの時は、『打っても決まらないだろうな』というメンタルでやっていた。キャパがなかったんですね。選手としての小ささを感じたのを覚えています。
今回はイタリア(セリエA)で何回も試合をしたことのあるメンバーで、ブロックでどう(ブラジルが)跳んでくるかという、クセも分かる。
なので、自分がこうすれば決まるというというのがありました。
迷いなくプレーできるまでに近づいている。
チームスポーツは1人では取れないんでね。でも、組織や(チームメートとの)関係性でもだんだんと。
0-3で負けても、組織としても(ブラジルに)近づいている」
本気で勝ちに行ったからこその収穫
数字には表れることのない感覚-。
彼の言葉を借りるなら、相手の「クセ」を見抜いた上で生まれるちょっとした余裕が、選手としての「キャパ」になるのだろう。
現時点でそれがスコアにつながることはなくても、小さな積み重ねが結果という大きな収穫になる。
それが分かっているからこそ、こう続けた。
「格上の相手にこういう勝負をすることができた。
本気で(ブラジルに)勝ちにいって負けたからこそ、次につながる。
(負けて)仕方がないではなく、これをこうすれば勝てるというところまで来た。
あとは体現するだけです」
ストレート負けした3セット中、2セットが2点差、1セットが3点差。
特に石川、西田のサービスエースで食らいついた第1セットは終盤、23-24までもつれた。
第2セットも14-14、19-19と大接戦。一時は大塚のスパイクが決まって22-21と勝ち越した。
23-23ともつれながら、最後に連続得点を許した。
世界トップレベルの国との真剣勝負。
確かに日本は、手を伸ばせば届くところまで世界に近づいているのである。
それは高橋藍の言葉からもうかがい知ることができる。
「世界のトップと戦う力がついてきた。そう感じることができました。
最後の1本のスパイク、0・1秒の差の駆け引き。
試合中に修正しながら、どう対応するか。今回はゲーム中にやれなかったことが課題として残った。
ちょっとした気の緩みでスピードや高さにもっていかれてしまう。
レベルが上がるにつれて、もっと集中力を研ぎ澄ませないといけないです」
予選を9勝3敗で終えた日本は、ネーションズリーグで初めて上位8カ国(16カ国中)による決勝大会(イタリア・ボローニャ)に進む。
だが、現地入り後に主将でエースの石川祐希が左足首を負傷。精神的支柱を欠き、準々決勝で東京五輪金メダルのフランスに0-3のストレートで敗れる。
差は埋まっているのか-
やはり、錯覚だったのか-
世界選手権がパリ五輪の試金石に
8月26日には世界選手権(ポーランド、スロベニア共催)が幕を開ける。
ネーションズリーグで敗れたのはブラジル、フランス、アメリカの3カ国。24年パリ五輪でのメダル獲得への道の途中で、世界ランク上位国に勝つことが必要になってくる。
この夏、石川は治療とリハビリに専念してきた。
「勝って自信をつけるしかない。
勝つ回数を増やしていくしかないです」
まずは予選突破。
日本は世界選手権の1次リーグB組でカタール、ブラジル、キューバと対戦する。
「カタール、キューバには勝って、ブラジルにもチャンスがあると思う。ベスト8には入って、準々決勝で勝つことを大事にしたい」
確実に8強入り。
その先、4強の壁を越えることができれば、進む道に光が差し込む。
世界選手権は1970、74年の銅メダルが最高成績。
オリンピックは1964年東京五輪金の東洋の魔女から遅れること8年。
1972年ミュンヘン五輪で、団体では日本男子初の金を獲得したのを最後にメダルから遠ざかる。
当時の「一人時間差攻撃」「Bクイック」は革新的だった。
あれから半世紀の時が流れた。
世界選手権を経て、パリ五輪へ。
世界に近づいているという、あの「感覚」。
大阪で感じたものが間違いではなかったということを、示す舞台。
進む道は、明確になったのである。
Victoria
✋热门推荐