【web】20210423 Street Girls Snap
映画『#FUNNYBUNNY#』 #中川大志# インタビュー❣ サイン入りチェキプレゼントも⇒sgs109.com/n/13496/
Q.今回、「暗鬱たる2021年に鮮やかな風穴を開けるダークヒーロー」剣持聡という役柄でしたが、役が決まった時どのようなお気持ちでしたか?
中川大志(以下、中川):何年か前にこの小説を(飯塚健)監督からいただいて、ずっと手元にありました。映画化という話になる前の段階から好きで読んでいて、まさか自分がやるとは思わず出会った作品でした。監督と何回かお仕事が続いて「いつか映像化したい」というお話を聞いていて、今回形になりました。まっさらな状態で、読者として読んでいたので、自分の中に剣持像や、それぞれのキャラクター像ができ上がっていました。「剣持はこういう男であってほしい」という思いがあったので、それを自分が体現できるかな、というのがすごくプレッシャーでした。
Q.自分の中に剣持像があったとのことですが、どういった部分に共感しましたか?
中川:どんな状況でも楽しむことを忘れないところです。ユーモアがすごくあって、ジョークを言ったり、普通だったら焦るだろ、という状況でも常に楽しんでいたり。物事に対して、自分の命を懸けられる男、というか。それはある種、覚悟が決まっていないとできないことです。それぐらい人生を全力で生きているというか。その強さやユーモアというのは、抱えているダークな部分、闇、過去、そこから来ているんですよね。人間はバランスを取れないと、傾いて崩れてしまいます。だから、自分の過去や弱さを人には見せません。そういうところから来る剣持のユーモアやお茶目さが、剣持のベースにあるところかな、と思います。
Q.作品を観て「剣持最高!こんなに魅力的な青年がいるんだ、かっこいいな」と思いました。監督と役作りをするうえで、具体的にどのような相談をしましたか?
中川:人物像というか、核の部分についてはほとんど話をしていないです。監督の書いた原作なので「そこにあまり縛られたくない」と監督ご自身もおっしゃっていました。何年も前に書いた原作なので、そこに縛られると、遊びや幅がなくなっていってしまうそうです。今まで何本も(監督と一緒に)やってきましたが、僕が考えた剣持像について監督と話す時間は、今回ほとんどなかったです。話してはいないですが、キャラクターたちの親が監督なので、自分が剣持役をやりながら抱えているものや、背負っているものは、監督が全部わかってくれている、すくい上げてくれるという安心感がありました。
Q.剣持には得体のしれない正義感があって「何を考えているのだろう」と思う部分がありました。台詞も多くて、剣持の深みを中川さんご自身が出している感じがしました。難しい役柄だったと思いますが、いかがですか?
中川:難しかったです。クレイジーな男なのですが、言葉に魔法があるというか、そこにみんながついていって、ウサギが増えていく話なので、本当に説得力がないと、まったくこの映画が成立しません。その説得力とは何なのだろう。やはり自分の経験でしかないんですよね。人の痛みがわかるからこそ物が言えるし、現実がわかっているからこそ「そんな甘くねえよ」という残酷さもある。剣持の背負っている痛みのようなものを自分も背負わないと、言葉が薄っぺらくなってしまう。「こいつ、何を言っているんだよ」という痛いやつになってしまうから、そこにどれぐらいお客さんがついて来られるか、お客さんを引っ張っていけるか、魔法のようなもので説得力を出す、というのが一番の課題でした。
Q.剣持が図書館で、ゆうたろうさん演じる田所との過去を回想するシーンでは、語りがダイレクトに胸に響いて、怒りを感じたり、はらはらと涙が止まらなかったりしました。お芝居の力が伝わってくる、本当に大変なシーンだったと思います。演じていて、いかがでしたか?
中川:(回想シーンは)本当の意味で岡山天音さん演じる漆原と初めて親友になれたというか、一人で背負わなければならないことを、みんなにも感じてもらえた、ちょっと軽くなった瞬間でした。図書館のシーンはけっこうヘビーで、かなり疲れました。夜から朝まで撮影して、というのを何夜も何夜もやっていたんです。連日連夜。ずっと夜の図書館でやっていて、今何時なのかもわからない。図書館というワンシチュエーションだからこそ、空間をお客さんも感じられる。没入してもらえる感じになればいいな、と思います。
Q.岡山さんとのシーンや、ザ・レディオユースのメンバー・菊池役を演じた落合モトキさんとのシーンが印象的でした。同世代の若い俳優さんと共演して、影響を受けた部分や、刺激された部分などはありますか?
中川:天音くんとがっつり共演するのは、ほぼ初めてでした。モトキさんは、僕が個人的にすごく好きな役者さんで、初めてご一緒したのですが、すごく嬉しかったです。
天音くんとは、台本についてめちゃくちゃ2人で話しました。天音くんは時間さえあればずっと台本を読んでいる方です。見落としていることは何かないかな、とすごく大事に台本を読んでいる方なので、台本の理解や解釈については、すごく話しました。でも、答えがないこともいっぱいあるんですよ。それについては想像でしかない。ミステリーな部分もあるので、僕ら役者が想像力で補っていくしかない、というのを天音君と2人で話して、考えたことを監督に持って行ったり、監督に聞いたり、そういう時間はすごく刺激的で楽しかったです。
「図書館襲撃」と「ラジオ局電波ジャック」、映画2本分のような作品ですが、モトキさんとのシーンも、剣持が他人のことにあれだけ首を突っ込むというのは、相当エネルギーがいるし、覚悟がいることです。親友や家族だと話は別だと思うのですが、結局は他人です。関わらなくてもいいわけですが、そこに全力で踏み込んでいけるというか、全力でぶつかっていける剣持のエネルギーは、本当にすごいと思います。
宮城県の図書館で撮影した後、東京に戻って来たのですが、モトキさんが苦しんでいる姿と、宮城県での自分の姿が重なって、剣持の気持ちになることができました。
Q.ウサギの着ぐるみがゲン担ぎとして登場します。中川さんご自身が何かゲン担ぎでやっていることはありますか?
中川:赤いパンツを映画の公開日や、撮影のクランクインの日にはいています。いつからやりだしたのかわかりませんが、赤のパンツをたまたま買ったのでしょうね(笑)。一枚だけ持っていたのですが、赤なんかあまりはかないな、じゃあせっかくだし、気合を入れて今日、赤をはいてみようかな、というのが初日で、そこからなんとなく続けています。
Q.「世界なんて、想像力で変えられる」というキャッチコピーが素晴らしいな、と思いました。想像力の大切さについて考えたり、いろいろなメッセージが感じられたりすると思います。中川さんご自身も剣持を見て、影響された部分や、考えたことはありますか?
中川:「想像力」という部分が常に剣持のワードとしてあるのですが、僕も含めて、生まれた時からインターネットがあって、人と顔を合わせなくても繋がることができます。新型コロナウイルスの影響もあって、顔を見たことがないし、会ったこともないという人と仕事をしている人もいると思います。直接深いところで、面と向かって繋がっていくということが少なくなっている時代だし、情報も調べればいくらでも出てきます。「何だろう」と気になったことをすぐ調べて、分かった気になることがたくさんあると思います。人とのやり取りでもそうですが、でもそれが一番怖いことだと思います。やはり答えがないとか、見えないことだからこそ、ちょっとの想像力で人に優しくなれたり、自分が前を向けたり、そういうことがたくさんあります。「想像」というのは、全人類に与えられた権利で、誰も邪魔できるものではありません。自分が今見えているものは、これがすべてなのだろうか。でも、もしかしたら違うかも知れない。人の気持ちなどを決めつけてしまうのではなく、事実がどうなのかわからないこともいっぱいあるから、そういう中で考えるきっかけになったら、と思います。子どもたちや若い人に観てほしい作品だな、とすごく思います。少し刺激が強いかも知れないですが(笑)。
Q.SGSは、10代から20代の原宿系の女の子を対象にしたサイトです。図書館で宝の地図を探す場面がありますが、ご自身にとっての宝物は何ですか?
中川:飼っている犬です。フレンチブルドッグの女の子。ちょうど2年ちょっと飼っていて、家で一緒にごろごろしたり、テレビを観ながらだらだらしたり。お散歩に行ったり、ドッグカフェに行ったりしています。
Q.中川さんご自身の図書館やラジオにまつわる思い出について教えてください。
中川:図書館はあまり行っていないのですが、ラジオはよく聞きます。子どもの頃から車の中で流れていて、今も家で聞いたり、自分で車を運転しているときに聞いたりして、すごく好きです。
Q.「ザ・レディオユース」というバンドが作中に出てきますが、ご自身にとって「伝説」と思えるバンドや、幻の名曲などはありますか?
中川:父親の影響で、THE YELLOW MONKEYさんが好きです。僕が生まれて物心ついた時は、活動を休止されていた時期だったので「実在するのかな」という方たちでした。父親と同じ世代で、リアルタイムで観ていたわけではなかったのですが、2016年に再集結した時は、感動しました。
Q.仲間とともに目的を果たそうとする場面が印象的でした。学校生活や芸能活動の中で「友達っていいな」「仲間っていいな」と思った経験はありますか?
中川:小学生の時から仕事をしていたので、撮影で学校を休んでしまうことがけっこうありました。休んだところのノートを写させてもらったり、先生に協力してもらったり、そういうことがあったから、学校生活と仕事を両立できたとすごく思っています。学生時代の友達には感謝しています。
一番よく集まっているのは、高校時代の友達です。純粋に、毎回作品の感想をもらえるのは嬉しいです。観てくれるだけで嬉しいですが、わざわざ映画館で観てくれるのは特に嬉しいです。「あの役かっこよかったよ」「面白かったよ」それだけで嬉しいです!
ありがとうございました。
映画『#FUNNYBUNNY#』 #中川大志# インタビュー❣ サイン入りチェキプレゼントも⇒sgs109.com/n/13496/
Q.今回、「暗鬱たる2021年に鮮やかな風穴を開けるダークヒーロー」剣持聡という役柄でしたが、役が決まった時どのようなお気持ちでしたか?
中川大志(以下、中川):何年か前にこの小説を(飯塚健)監督からいただいて、ずっと手元にありました。映画化という話になる前の段階から好きで読んでいて、まさか自分がやるとは思わず出会った作品でした。監督と何回かお仕事が続いて「いつか映像化したい」というお話を聞いていて、今回形になりました。まっさらな状態で、読者として読んでいたので、自分の中に剣持像や、それぞれのキャラクター像ができ上がっていました。「剣持はこういう男であってほしい」という思いがあったので、それを自分が体現できるかな、というのがすごくプレッシャーでした。
Q.自分の中に剣持像があったとのことですが、どういった部分に共感しましたか?
中川:どんな状況でも楽しむことを忘れないところです。ユーモアがすごくあって、ジョークを言ったり、普通だったら焦るだろ、という状況でも常に楽しんでいたり。物事に対して、自分の命を懸けられる男、というか。それはある種、覚悟が決まっていないとできないことです。それぐらい人生を全力で生きているというか。その強さやユーモアというのは、抱えているダークな部分、闇、過去、そこから来ているんですよね。人間はバランスを取れないと、傾いて崩れてしまいます。だから、自分の過去や弱さを人には見せません。そういうところから来る剣持のユーモアやお茶目さが、剣持のベースにあるところかな、と思います。
Q.作品を観て「剣持最高!こんなに魅力的な青年がいるんだ、かっこいいな」と思いました。監督と役作りをするうえで、具体的にどのような相談をしましたか?
中川:人物像というか、核の部分についてはほとんど話をしていないです。監督の書いた原作なので「そこにあまり縛られたくない」と監督ご自身もおっしゃっていました。何年も前に書いた原作なので、そこに縛られると、遊びや幅がなくなっていってしまうそうです。今まで何本も(監督と一緒に)やってきましたが、僕が考えた剣持像について監督と話す時間は、今回ほとんどなかったです。話してはいないですが、キャラクターたちの親が監督なので、自分が剣持役をやりながら抱えているものや、背負っているものは、監督が全部わかってくれている、すくい上げてくれるという安心感がありました。
Q.剣持には得体のしれない正義感があって「何を考えているのだろう」と思う部分がありました。台詞も多くて、剣持の深みを中川さんご自身が出している感じがしました。難しい役柄だったと思いますが、いかがですか?
中川:難しかったです。クレイジーな男なのですが、言葉に魔法があるというか、そこにみんながついていって、ウサギが増えていく話なので、本当に説得力がないと、まったくこの映画が成立しません。その説得力とは何なのだろう。やはり自分の経験でしかないんですよね。人の痛みがわかるからこそ物が言えるし、現実がわかっているからこそ「そんな甘くねえよ」という残酷さもある。剣持の背負っている痛みのようなものを自分も背負わないと、言葉が薄っぺらくなってしまう。「こいつ、何を言っているんだよ」という痛いやつになってしまうから、そこにどれぐらいお客さんがついて来られるか、お客さんを引っ張っていけるか、魔法のようなもので説得力を出す、というのが一番の課題でした。
Q.剣持が図書館で、ゆうたろうさん演じる田所との過去を回想するシーンでは、語りがダイレクトに胸に響いて、怒りを感じたり、はらはらと涙が止まらなかったりしました。お芝居の力が伝わってくる、本当に大変なシーンだったと思います。演じていて、いかがでしたか?
中川:(回想シーンは)本当の意味で岡山天音さん演じる漆原と初めて親友になれたというか、一人で背負わなければならないことを、みんなにも感じてもらえた、ちょっと軽くなった瞬間でした。図書館のシーンはけっこうヘビーで、かなり疲れました。夜から朝まで撮影して、というのを何夜も何夜もやっていたんです。連日連夜。ずっと夜の図書館でやっていて、今何時なのかもわからない。図書館というワンシチュエーションだからこそ、空間をお客さんも感じられる。没入してもらえる感じになればいいな、と思います。
Q.岡山さんとのシーンや、ザ・レディオユースのメンバー・菊池役を演じた落合モトキさんとのシーンが印象的でした。同世代の若い俳優さんと共演して、影響を受けた部分や、刺激された部分などはありますか?
中川:天音くんとがっつり共演するのは、ほぼ初めてでした。モトキさんは、僕が個人的にすごく好きな役者さんで、初めてご一緒したのですが、すごく嬉しかったです。
天音くんとは、台本についてめちゃくちゃ2人で話しました。天音くんは時間さえあればずっと台本を読んでいる方です。見落としていることは何かないかな、とすごく大事に台本を読んでいる方なので、台本の理解や解釈については、すごく話しました。でも、答えがないこともいっぱいあるんですよ。それについては想像でしかない。ミステリーな部分もあるので、僕ら役者が想像力で補っていくしかない、というのを天音君と2人で話して、考えたことを監督に持って行ったり、監督に聞いたり、そういう時間はすごく刺激的で楽しかったです。
「図書館襲撃」と「ラジオ局電波ジャック」、映画2本分のような作品ですが、モトキさんとのシーンも、剣持が他人のことにあれだけ首を突っ込むというのは、相当エネルギーがいるし、覚悟がいることです。親友や家族だと話は別だと思うのですが、結局は他人です。関わらなくてもいいわけですが、そこに全力で踏み込んでいけるというか、全力でぶつかっていける剣持のエネルギーは、本当にすごいと思います。
宮城県の図書館で撮影した後、東京に戻って来たのですが、モトキさんが苦しんでいる姿と、宮城県での自分の姿が重なって、剣持の気持ちになることができました。
Q.ウサギの着ぐるみがゲン担ぎとして登場します。中川さんご自身が何かゲン担ぎでやっていることはありますか?
中川:赤いパンツを映画の公開日や、撮影のクランクインの日にはいています。いつからやりだしたのかわかりませんが、赤のパンツをたまたま買ったのでしょうね(笑)。一枚だけ持っていたのですが、赤なんかあまりはかないな、じゃあせっかくだし、気合を入れて今日、赤をはいてみようかな、というのが初日で、そこからなんとなく続けています。
Q.「世界なんて、想像力で変えられる」というキャッチコピーが素晴らしいな、と思いました。想像力の大切さについて考えたり、いろいろなメッセージが感じられたりすると思います。中川さんご自身も剣持を見て、影響された部分や、考えたことはありますか?
中川:「想像力」という部分が常に剣持のワードとしてあるのですが、僕も含めて、生まれた時からインターネットがあって、人と顔を合わせなくても繋がることができます。新型コロナウイルスの影響もあって、顔を見たことがないし、会ったこともないという人と仕事をしている人もいると思います。直接深いところで、面と向かって繋がっていくということが少なくなっている時代だし、情報も調べればいくらでも出てきます。「何だろう」と気になったことをすぐ調べて、分かった気になることがたくさんあると思います。人とのやり取りでもそうですが、でもそれが一番怖いことだと思います。やはり答えがないとか、見えないことだからこそ、ちょっとの想像力で人に優しくなれたり、自分が前を向けたり、そういうことがたくさんあります。「想像」というのは、全人類に与えられた権利で、誰も邪魔できるものではありません。自分が今見えているものは、これがすべてなのだろうか。でも、もしかしたら違うかも知れない。人の気持ちなどを決めつけてしまうのではなく、事実がどうなのかわからないこともいっぱいあるから、そういう中で考えるきっかけになったら、と思います。子どもたちや若い人に観てほしい作品だな、とすごく思います。少し刺激が強いかも知れないですが(笑)。
Q.SGSは、10代から20代の原宿系の女の子を対象にしたサイトです。図書館で宝の地図を探す場面がありますが、ご自身にとっての宝物は何ですか?
中川:飼っている犬です。フレンチブルドッグの女の子。ちょうど2年ちょっと飼っていて、家で一緒にごろごろしたり、テレビを観ながらだらだらしたり。お散歩に行ったり、ドッグカフェに行ったりしています。
Q.中川さんご自身の図書館やラジオにまつわる思い出について教えてください。
中川:図書館はあまり行っていないのですが、ラジオはよく聞きます。子どもの頃から車の中で流れていて、今も家で聞いたり、自分で車を運転しているときに聞いたりして、すごく好きです。
Q.「ザ・レディオユース」というバンドが作中に出てきますが、ご自身にとって「伝説」と思えるバンドや、幻の名曲などはありますか?
中川:父親の影響で、THE YELLOW MONKEYさんが好きです。僕が生まれて物心ついた時は、活動を休止されていた時期だったので「実在するのかな」という方たちでした。父親と同じ世代で、リアルタイムで観ていたわけではなかったのですが、2016年に再集結した時は、感動しました。
Q.仲間とともに目的を果たそうとする場面が印象的でした。学校生活や芸能活動の中で「友達っていいな」「仲間っていいな」と思った経験はありますか?
中川:小学生の時から仕事をしていたので、撮影で学校を休んでしまうことがけっこうありました。休んだところのノートを写させてもらったり、先生に協力してもらったり、そういうことがあったから、学校生活と仕事を両立できたとすごく思っています。学生時代の友達には感謝しています。
一番よく集まっているのは、高校時代の友達です。純粋に、毎回作品の感想をもらえるのは嬉しいです。観てくれるだけで嬉しいですが、わざわざ映画館で観てくれるのは特に嬉しいです。「あの役かっこよかったよ」「面白かったよ」それだけで嬉しいです!
ありがとうございました。
【WEB】#中川大志#がダークヒーローに、クリスマスをともに過ごした飯塚健と「#FUNNY BUNNY#」語る
クリスマスに2人で牛タンを食べたんです(飯塚)
──中川さんのカメオ出演を含めると、お二方がタッグを組むのは今作で6回目になります。俳優・監督として信頼し合っている証拠だと思うのですが、どのようにして今の関係が築かれたのでしょうか?
中川大志 最初はドラマの「REPLAY & DESTROY」(2015年放送)ですよね? ゲストで出演させてもらって。
飯塚健 それが出会いですね。オーディションに大志が来たときは16歳くらいだったんですけど、そのときはたぶんすげえ怖い人だと思われてました。
中川 (笑)。オーディションで初めて監督と会って、山田孝之さんといった先輩たちがいる現場に参加させていただくことになりました。短い時間だったんですが、監督と話しながらの撮影が楽しかったのは今でもよく覚えてます。
──その後、中川さんは「全員、片想い」「虹色デイズ」など飯塚監督の映画に出演します。監督は中川さんのどんなところに魅力を?
飯塚 合う部分と合わない部分がちょうどいいんです。まったく合わなくても合いすぎても発展していかないと思うので。大志は昔から「こうしたいです」という意見を伝えてくれるし、僕としても言いなりになってくれる人は求めてなくて自分の発想を持っている人が好きだから、俳優と監督として健全に仕事ができると言いますか。そのキャッチボールをずっと続けていたら自然と今の関係性になっていました。
中川 僕は監督の頭の中に興味があるんです。もちろん役や作品をこういうものにしたいという思いを持って撮影に臨みますが、自分の脳みそでは到底思い付かないことが起きるので、それがすごく楽しくて。思いもよらないところに連れて行ってもらえる感覚を毎作品楽しみにしています。
飯塚 あと、「ステップ」を撮る前に「そろそろ飯行こう」と話したことがあったんですが、大志が提案してきた日程がクリスマスだったんですよ。なんでクリスマスなんだ?と思いつつ、結局25日に2人で牛タンを食べたんです(笑)。映像化は決まってませんでしたが、そのときに「FUNNY BUNNY」の話もしました。
中川 それより前に監督から小説はいただいていて。いつか形にしたいですね、という話はちょこちょこしていました。
ユーモアでバランスを取っていて、バランスが崩れたら立てなくなる(中川)
──先ほど監督から中川さんは自分の意見を伝えてくれるという話がありましたが、今作ではどんな考えを持って撮影に臨んだんですか?
中川 数年前に小説を読み、剣持聡というキャラクターに出会ってから長い時間が経過していたので、自分の中に剣持像ができあがっていました。自分が演じるかどうかは関係なく、映像化したら剣持はこういう人であってほしいという思いが強くあって。
──それはどんな人物像でしょう?
中川 ダークヒーローという言葉がすごくハマると思っています。ユーモアがあって、何事にも動じず、いつも物事を楽しんでいる男なんですが、なぜそういう人間になったのかを考えると、過去に経験した出来事によって生まれた闇があるからだと感じました。ユーモアによってバランスを取っていて、そのバランスが崩れてしまったらたぶん立てなくなってしまうんです。小説では描かれていない家庭環境にも想像を巡らせて役を作っていきました。ヒーローの面で言うと、何事にも命を懸けて向き合えるのはかっこいいと思いましたし、男としても憧れました。
──飯塚監督から中川さんに「そこはちょっと違う」と言うことはなかったですか?
飯塚 剣持に関しては、ほとんど預けてます。自分が過去に書いたものに縛られるのが嫌だったので、決めすぎたくないという思いもありました。細かい説明はしないまま撮影に入ったんですが、原作や脚本を相当読み込んでいましたね。それは(岡山)天音も。
中川 自分で作っていったものを本読みやリハーサルのときに試したんですが、監督から「剣持ってそういう人なんだね。OK」と言われたことがあって。長い時間を掛けて自分の中にできた剣持像を監督が受け止めてくれた瞬間でした。
自分がここ1、2年で考えていたことを剣持の言葉に乗せて演じた(中川)
──映画の終盤には、あるキャラクターの「人生にはいくつもの衝撃が訪れる」というセリフがあります。ゆうたろうさん演じる田所や田中俊介さん演じる藤井といった故人が出てくることからも、身近な人の死が1つのテーマになっていると感じました。
飯塚 死生観で言うと、僕は早くに親を亡くしているんです。余命がわかっている状態で亡くなることもあれば、交通事故などでこの世を去ってしまうこともあって、どちらも悲しいし、人は突然いなくなってしまうものだと思います。そのときにどういう向き合い方をすれば、いずれは前を向いて生きていけるようになるのかは考えていました。人が生きていく中で、もっともしんどいことが誰かの死と向き合うことだと思うんです。
──なるほど。中川さんも死というテーマは頭にありましたか?
中川 自分の身近な人が死んだとき、憶測でものを言っている人たちがいて、ショックを受けたり嫌な思いをしたことがありました。生きている人は好き勝手に言えるんだなと。それがすごく悔しくて、自分がここ1、2年で考えていたことを剣持の言葉に乗せて演じました。
「映画館に来てほしい」と言うだけでは届けられない現状(飯塚)
──新型コロナウイルスの感染拡大によって、より一層配信で映画を楽しむ機会は増えましたが、劇場公開と同日に配信される作品は多くはありません。映画を配信で観ることについて、お二方はどうお考えですか?
飯塚 基本、映画は映画館で観るべきものです。ただ映画は劇場公開しないといけないもの、というわけじゃない時代が来たと思います。数年前はポン・ジュノ監督の「Okja/オクジャ」のように、「配信前提に作られた映画は映画なのか?」といった謎の議論がありましたが。
中川 去年は音楽のライブも配信が多かったじゃないですか。でもアーティストが実際に自分の前にいて、会場で体感することからは間違いなくパワーをもらえると思うんです。それは映画も同じだと思っていて。若い方たちは特に映画を配信で観ることが多いかもしれませんが、劇場に行って“入り込む感覚”は味わってほしいです。一方で、1人でも多くの方に観てもらうことが役者としては一番うれしいので、配信という選択肢が増えるのはうれしいですね。
飯塚 映画を配信で観ることが当たり前の方たちがいるなら、作り手としてそれは無視できない。それに行きたくても映画館に行けない人はいるだろうし、「映画館に来てほしい」と言うだけでは届けられない現状がある。映画館で観てもらうために作ってはいますが、選択肢はいくつかあってもいいじゃないかと、柔軟でありたい。あと、昔はホームシアターってお金を持っている人じゃないと手が出せなかったと思うんですが、今はサウンドバー1つでそれなりのサラウンド感を出せて、テレビもずいぶん大きくなった。家が劣悪な環境だとは言えなくなってきている。配信でも楽しんでもらいつつ、映画館で一緒に観た人とあれこれ話したり、好きな人を映画デートに誘ったりする文化もなくなってほしくないです。
https://t.cn/A6cODg5r
クリスマスに2人で牛タンを食べたんです(飯塚)
──中川さんのカメオ出演を含めると、お二方がタッグを組むのは今作で6回目になります。俳優・監督として信頼し合っている証拠だと思うのですが、どのようにして今の関係が築かれたのでしょうか?
中川大志 最初はドラマの「REPLAY & DESTROY」(2015年放送)ですよね? ゲストで出演させてもらって。
飯塚健 それが出会いですね。オーディションに大志が来たときは16歳くらいだったんですけど、そのときはたぶんすげえ怖い人だと思われてました。
中川 (笑)。オーディションで初めて監督と会って、山田孝之さんといった先輩たちがいる現場に参加させていただくことになりました。短い時間だったんですが、監督と話しながらの撮影が楽しかったのは今でもよく覚えてます。
──その後、中川さんは「全員、片想い」「虹色デイズ」など飯塚監督の映画に出演します。監督は中川さんのどんなところに魅力を?
飯塚 合う部分と合わない部分がちょうどいいんです。まったく合わなくても合いすぎても発展していかないと思うので。大志は昔から「こうしたいです」という意見を伝えてくれるし、僕としても言いなりになってくれる人は求めてなくて自分の発想を持っている人が好きだから、俳優と監督として健全に仕事ができると言いますか。そのキャッチボールをずっと続けていたら自然と今の関係性になっていました。
中川 僕は監督の頭の中に興味があるんです。もちろん役や作品をこういうものにしたいという思いを持って撮影に臨みますが、自分の脳みそでは到底思い付かないことが起きるので、それがすごく楽しくて。思いもよらないところに連れて行ってもらえる感覚を毎作品楽しみにしています。
飯塚 あと、「ステップ」を撮る前に「そろそろ飯行こう」と話したことがあったんですが、大志が提案してきた日程がクリスマスだったんですよ。なんでクリスマスなんだ?と思いつつ、結局25日に2人で牛タンを食べたんです(笑)。映像化は決まってませんでしたが、そのときに「FUNNY BUNNY」の話もしました。
中川 それより前に監督から小説はいただいていて。いつか形にしたいですね、という話はちょこちょこしていました。
ユーモアでバランスを取っていて、バランスが崩れたら立てなくなる(中川)
──先ほど監督から中川さんは自分の意見を伝えてくれるという話がありましたが、今作ではどんな考えを持って撮影に臨んだんですか?
中川 数年前に小説を読み、剣持聡というキャラクターに出会ってから長い時間が経過していたので、自分の中に剣持像ができあがっていました。自分が演じるかどうかは関係なく、映像化したら剣持はこういう人であってほしいという思いが強くあって。
──それはどんな人物像でしょう?
中川 ダークヒーローという言葉がすごくハマると思っています。ユーモアがあって、何事にも動じず、いつも物事を楽しんでいる男なんですが、なぜそういう人間になったのかを考えると、過去に経験した出来事によって生まれた闇があるからだと感じました。ユーモアによってバランスを取っていて、そのバランスが崩れてしまったらたぶん立てなくなってしまうんです。小説では描かれていない家庭環境にも想像を巡らせて役を作っていきました。ヒーローの面で言うと、何事にも命を懸けて向き合えるのはかっこいいと思いましたし、男としても憧れました。
──飯塚監督から中川さんに「そこはちょっと違う」と言うことはなかったですか?
飯塚 剣持に関しては、ほとんど預けてます。自分が過去に書いたものに縛られるのが嫌だったので、決めすぎたくないという思いもありました。細かい説明はしないまま撮影に入ったんですが、原作や脚本を相当読み込んでいましたね。それは(岡山)天音も。
中川 自分で作っていったものを本読みやリハーサルのときに試したんですが、監督から「剣持ってそういう人なんだね。OK」と言われたことがあって。長い時間を掛けて自分の中にできた剣持像を監督が受け止めてくれた瞬間でした。
自分がここ1、2年で考えていたことを剣持の言葉に乗せて演じた(中川)
──映画の終盤には、あるキャラクターの「人生にはいくつもの衝撃が訪れる」というセリフがあります。ゆうたろうさん演じる田所や田中俊介さん演じる藤井といった故人が出てくることからも、身近な人の死が1つのテーマになっていると感じました。
飯塚 死生観で言うと、僕は早くに親を亡くしているんです。余命がわかっている状態で亡くなることもあれば、交通事故などでこの世を去ってしまうこともあって、どちらも悲しいし、人は突然いなくなってしまうものだと思います。そのときにどういう向き合い方をすれば、いずれは前を向いて生きていけるようになるのかは考えていました。人が生きていく中で、もっともしんどいことが誰かの死と向き合うことだと思うんです。
──なるほど。中川さんも死というテーマは頭にありましたか?
中川 自分の身近な人が死んだとき、憶測でものを言っている人たちがいて、ショックを受けたり嫌な思いをしたことがありました。生きている人は好き勝手に言えるんだなと。それがすごく悔しくて、自分がここ1、2年で考えていたことを剣持の言葉に乗せて演じました。
「映画館に来てほしい」と言うだけでは届けられない現状(飯塚)
──新型コロナウイルスの感染拡大によって、より一層配信で映画を楽しむ機会は増えましたが、劇場公開と同日に配信される作品は多くはありません。映画を配信で観ることについて、お二方はどうお考えですか?
飯塚 基本、映画は映画館で観るべきものです。ただ映画は劇場公開しないといけないもの、というわけじゃない時代が来たと思います。数年前はポン・ジュノ監督の「Okja/オクジャ」のように、「配信前提に作られた映画は映画なのか?」といった謎の議論がありましたが。
中川 去年は音楽のライブも配信が多かったじゃないですか。でもアーティストが実際に自分の前にいて、会場で体感することからは間違いなくパワーをもらえると思うんです。それは映画も同じだと思っていて。若い方たちは特に映画を配信で観ることが多いかもしれませんが、劇場に行って“入り込む感覚”は味わってほしいです。一方で、1人でも多くの方に観てもらうことが役者としては一番うれしいので、配信という選択肢が増えるのはうれしいですね。
飯塚 映画を配信で観ることが当たり前の方たちがいるなら、作り手としてそれは無視できない。それに行きたくても映画館に行けない人はいるだろうし、「映画館に来てほしい」と言うだけでは届けられない現状がある。映画館で観てもらうために作ってはいますが、選択肢はいくつかあってもいいじゃないかと、柔軟でありたい。あと、昔はホームシアターってお金を持っている人じゃないと手が出せなかったと思うんですが、今はサウンドバー1つでそれなりのサラウンド感を出せて、テレビもずいぶん大きくなった。家が劣悪な環境だとは言えなくなってきている。配信でも楽しんでもらいつつ、映画館で一緒に観た人とあれこれ話したり、好きな人を映画デートに誘ったりする文化もなくなってほしくないです。
https://t.cn/A6cODg5r
#冥契のルペルカリア# 四周目 True End 魔白の彼方 clear
きらきら、またたく、お星さま。ぐらぐら、ふらふら、平行線
真っ白なキャンパスに描いてみよ。心燃やして、命のインクで、記してみよ
紙の上でなくとも構わない。手のひらの上で構わない
物語に必要なのは、悲劇と涙だけなのだから
白髪赤目が導いてくれる
みんなにとっての、前途多難な現実を
——めでたし、めでたし
ルクル集大成之作,基本填补了他前几作剧本上的短版,但剧情矛盾设置上就不如纸魔和水葬来得狠,然而那俩作都在终盘崩了(空刻是谁?)。总之算是有舍也有得吧
但ルクル你何必为了(哔——)把角色和矛盾写得那么扭曲呢(笑)
不过不得不说,ルクル真的真的很擅长写兄妹间相爱相杀,读着也过瘾
きらきら、またたく、お星さま。ぐらぐら、ふらふら、平行線
真っ白なキャンパスに描いてみよ。心燃やして、命のインクで、記してみよ
紙の上でなくとも構わない。手のひらの上で構わない
物語に必要なのは、悲劇と涙だけなのだから
白髪赤目が導いてくれる
みんなにとっての、前途多難な現実を
——めでたし、めでたし
ルクル集大成之作,基本填补了他前几作剧本上的短版,但剧情矛盾设置上就不如纸魔和水葬来得狠,然而那俩作都在终盘崩了(空刻是谁?)。总之算是有舍也有得吧
但ルクル你何必为了(哔——)把角色和矛盾写得那么扭曲呢(笑)
不过不得不说,ルクル真的真的很擅长写兄妹间相爱相杀,读着也过瘾
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