あの日あなたに出会った事は　
私を変えてくれたよね
那天遇上了你 从此改变了我
この手を掴んで　
离さないよって
远く远く连れ去ってくれたのに
抓着这只手
告诉我：“不会放开的。”
带我去了很远很远的地方

流れてく时はいつの间にか　
孤独な长い夜を作りだした
流逝的时光是在何时
创造出了孤独长夜
あなたの隣りで眠るときは　
朝はすぐやってきたのに
你在旁边睡着的时候
明明早上很快就到来了

あの日あなたが言った言叶にウソは一つもなかったよね
那一天你说的言语中没有任何谎言吧
ずっと一绪だって　変わらないよって　
强く强く抱きしめてくれたのに
虽然说着“要一直在一起”
说着“什么都不会变”
紧紧地把我抱住

さよなら　
本当は言いたくない　
タダの强がり
“保重”
真的不想说出口
但却故作坚强

さよなら　
二度と戻れないこと　
わかってるくせに
保重
明明知道
你再也不会回来

(Y66) 孤独のグルメ作者が辿り着いた『面（ジャケ）食い』という真髄。
飲食店の見た目を見て入店するか否か判断することを、レコードのジャケットから見極め購入する「ジャケ買い」になぞらえる (2021.11.27）by 本がすき。 より抜粋加筆しました。

⑴ 私たちの生活は、何でもあらかじめ知ることに慣れきっている

①来週の天気も、目的地に着く時間も、そして気になるあの店の味も。
ネットを使えば、労せずして知ることが出来てしまう。

「予測すること」は、損を避けることができるし、確かに合理的。

②しかし「孤独のグルメ」の原作者・久住昌之は違う。

口コミサイトなどネット上の前評判に頼ることなく、
己の勘のみを駆使し、作中に登場するような名店を見つけ出してきた。

③『面（ジャケ）食い』（光文社）では、そんな彼と、
6年間以上をかけて見つけた50もの飲食店との出会いが記されている。

久住氏がその勘によっていかに“いい店”を見つけてきたのか、
「リアル孤独のグルメ」とでも呼ぶべきそのストーリーがここにある。

⑵ 「面（ジャケ）食い」の作法　

①本作のタイトルになっている「面（ジャケ）食い」は、
久住氏によって作られた造語。

飲食店の見た目を見て入店するか否か判断することを、
レコードのジャケットから好みの音楽かどうかを見極め購入する、
「ジャケ買い」になぞらえている。

②見たこともない、でも気になるレコードは、ジャケットの裏表を、
穴の開くように見て、『勘』に頼って買うしかない。

失敗は痛い。
真剣勝負。

これを『ジャケ買い』と言っていた。
真剣勝負を続けていると、不思議とジャケ買い勘は鋭くなった。

③飲食店でいうジャケットとは店の見た目、店構えである。

事前調べなし。
ふらふらと歩き、目に留まった店をひたすら観察し、
考えた末“勝負”をかける。

・モダンな外装の小ぎれいな店
・食品サンプルケースにビニールスイカや木製の飛行機が並ぶ店、
・「エレキ300円」という謎メニューが掲げられた店

④様々なジャケットを持った店に時に躊躇しながらも久住氏は、
「よし、勝負だ」と足を踏み入れていく。

「己の足で歩き回って、見つけて、観察して、考えて、勝負する。
それでよかったり、失敗したりの経験を積み重ねるしか、
自分好みの美味しい店を見つける能力は磨かれない」

⑤「面（ジャケ）食い」は、まるでギャンブルのような一発勝負の賭け。

しかしそれでも、「面（ジャケ）食い」をすることでしか得られない、
口コミサイトの星の数では、はかれない魅力を持った店との出会いもある。

⑶ 「面（ジャケ）食い」で得る予想外の満足感

ひなびたジャケットに気圧されながらも踏み入れた先で出会った、
得も言われぬ満足感。
そんな「予期せぬ」食事に、また、時に優しく時にくせが強い。

店主や常連さんに出会えるところに、
「面（ジャケ）食い」の真髄はあるのかもしれない。

《伊豆的舞女》：为何离别了，还会感到美好与甜蜜？说到《伊豆的舞女》，通常都会提到青春啦初恋啦爱情啦感伤啦身份差异啦之类。毕竟是一段并没有结果的邂逅，按一般读者的期望：“哦最后没在一起啊，感觉就不算大团圆咯！”但结尾两段，却又明明白白地写着：“处于美好的空虚心境里”、“甜蜜的愉快”？美好在哪儿？甜蜜在哪儿？《伊豆的舞女》剧情众所周知，或曰，简直都谈不上有剧情：“我”去伊豆半岛独自旅行，遇到一群巡回艺人——荣吉，荣吉十七岁的妻子千代子（刚早产了一个婴儿，夭亡了），荣吉的丈母娘，雇来的艺人百合子，荣吉十四岁的妹妹薰子——大家同行了一段，听说了艺人们的酸甜苦辣，对薰子有隐约动情；最后分别时“我”坐船回东京，被艺人们托付送一位矿上的老太太回家，在船上流泪时跟一位少年对谈，结束。“处于美好的空虚心境里”、“甜蜜的愉快”。因为剧情如此平淡，而且并不是传统意义的大团圆结局，所以很容易让人觉得，不太满足。不是分开了吗？美好在哪儿？甜蜜在哪儿？《伊豆的舞女》这剧情不够戏剧性，是因为一切如实道来。川端康成承认过，所写就是他真实经历，并无虚构（只有省略）：「伊豆の踊子」はすべて書いた通りであつた。事実そのままで虚構はない。あるとすれば省略だけである〉とし——〈私の旅の小説の幼い出発点である〉这却要说到川端康成自己的经历了。川端康成自己一岁七个月没了爸爸，两岁七个月没了妈妈，七岁没了祖母，十岁没了姐姐，十五岁没了爷爷，自小浸透在阴郁的孤独之中。1917年入学，极孤僻，一年后1918年秋天独自出发，没告诉任何人就去伊豆旅行了8天。“那是我第一次独自旅行。”旅途中确实遇到了一群旅行艺人，其中有舞女达美。旅行结束后，他还和这些艺人们通信。1919年他写了处女作《千代》，里面提到了舞者达美。1921年川端康成与伊藤初代订婚，之后解除婚约。