日本における新型コロナは、第4波までは1%を超える致死率でした。ワクチン接種がすすみ、ウイルスの弱毒化がすすんだことで、その後致死率が低下し、さまざまな緩和が進んでいます。今後、第8波はやって来るのでしょうか?もう警戒しなくても大丈夫でしょうか?
第7波までの死亡者数・致死率
2021年7月のデルタ株による第5波以降、致死率が大きく低下しています。この波は、多くがワクチン接種を完了していたため、被害が小さかったと思われます。救急医療は逼迫しましたが、死亡者数が少なかったのは不幸中の幸いでした。
2021年12月以降、オミクロン株による第6波が始まりました。死亡者数が1万2,000を超えたものの、致死率は0.17%に半減しました。若年層への感染が多かったことに加えて、ウイルス自体が弱毒化していたことと、経口治療薬が使用されることになったことなど、複合的な要因が考えられます。
第7波でも、過去最大規模の約1万2,000人の死亡者数を記録したものの、致死率は0.11%とパンデミック当初の16分の1にまで低下しました。
第7波以降急速にすすむ緩和
第7波以降、適用された新型コロナ対策の緩和は、①療養期間の緩和、②全数把握の緩和、③水際対策の緩和の3つです。
有症状陽性者の療養期間は、入院していない場合に限って、7日間に短縮されています。もちろん短くするかわりに、残存する感染リスクをかかえています。
全数把握は、9月26日から全国一律で緩和されます。感染者の総数そのものは把握が継続されますが、発生届は高齢者や重症者など一部の感染者に限定されることになりました。届け出が提出されない軽症者が悪化した場合のセーフティネットとして、「健康フォローアップセンター」が設置されることになります。
日本はこれまでかなり厳しい水際対策をとってきました。新型コロナの検査の陰性証明については、新型コロナワクチンが3回接種されておれば免除となりました。ようやく国際的な水準に緩和された形となります。現時点で日本がもっとも感染者数が多い国ですから、そもそも検査の陰性証明を提示していただく医学的意義は乏しいです。
反面、対策が継続されるものとしては、新型コロナワクチンの接種推奨、自己検査の活用、手指衛生やマスク着用などの感染対策の徹底です。特に前者2つは、むしろ対策を強化すべきと考えられます。抗原検査キットはインターネット等での販売が解禁されることになっています。
新型コロナワクチン接種は、重症化を防ぐために重要な武器になりますが、懐疑的に感じている人が少なくないため、政府からしっかりと説明を続けていただく必要があります。
第8波はどうなるか?
第3波と第6波は12月~1月に流行しています。第8波自体は、これまでと同じく年末年始に到来すると予想されますが、上述したように致死率がかなり低く抑えられている現状、また陽性の診断が以前ほど求められておらず、波自体が小さくなる可能性もあります。
日本ではすでに2,000万人以上が感染しています。診断されていない潜在的な感染者も含めると、かなりの国民が十分な抗体を有していてもおかしくありません。
幸いにも第3波と第6波はインフルエンザの同時流行がなかったのですが、オーストラリアではついに今年インフルエンザが流行しました。
#日本##拔智齿能够瘦脸吗#
例年より2~3か月流行が早かったため、今年は日本でも例年より早期のインフルエンザの流行があってもおかしくありません。
まとめ
感染者の絶対数が多かったことから、第7波は過去最大級の死亡者数を記録しました。しかし、パンデミック当初と比べて、新型コロナの致死率はかなり低下しました。
ゆえに、現在の新型コロナ対策のうち、以前より緩和されている部分もあります。おそらく年末年始に第8波がやってきますが、推奨される感染対策を継続しつつ、波を乗り越えていきましょう。
第7波までの死亡者数・致死率
2021年7月のデルタ株による第5波以降、致死率が大きく低下しています。この波は、多くがワクチン接種を完了していたため、被害が小さかったと思われます。救急医療は逼迫しましたが、死亡者数が少なかったのは不幸中の幸いでした。
2021年12月以降、オミクロン株による第6波が始まりました。死亡者数が1万2,000を超えたものの、致死率は0.17%に半減しました。若年層への感染が多かったことに加えて、ウイルス自体が弱毒化していたことと、経口治療薬が使用されることになったことなど、複合的な要因が考えられます。
第7波でも、過去最大規模の約1万2,000人の死亡者数を記録したものの、致死率は0.11%とパンデミック当初の16分の1にまで低下しました。
第7波以降急速にすすむ緩和
第7波以降、適用された新型コロナ対策の緩和は、①療養期間の緩和、②全数把握の緩和、③水際対策の緩和の3つです。
有症状陽性者の療養期間は、入院していない場合に限って、7日間に短縮されています。もちろん短くするかわりに、残存する感染リスクをかかえています。
全数把握は、9月26日から全国一律で緩和されます。感染者の総数そのものは把握が継続されますが、発生届は高齢者や重症者など一部の感染者に限定されることになりました。届け出が提出されない軽症者が悪化した場合のセーフティネットとして、「健康フォローアップセンター」が設置されることになります。
日本はこれまでかなり厳しい水際対策をとってきました。新型コロナの検査の陰性証明については、新型コロナワクチンが3回接種されておれば免除となりました。ようやく国際的な水準に緩和された形となります。現時点で日本がもっとも感染者数が多い国ですから、そもそも検査の陰性証明を提示していただく医学的意義は乏しいです。
反面、対策が継続されるものとしては、新型コロナワクチンの接種推奨、自己検査の活用、手指衛生やマスク着用などの感染対策の徹底です。特に前者2つは、むしろ対策を強化すべきと考えられます。抗原検査キットはインターネット等での販売が解禁されることになっています。
新型コロナワクチン接種は、重症化を防ぐために重要な武器になりますが、懐疑的に感じている人が少なくないため、政府からしっかりと説明を続けていただく必要があります。
第8波はどうなるか?
第3波と第6波は12月~1月に流行しています。第8波自体は、これまでと同じく年末年始に到来すると予想されますが、上述したように致死率がかなり低く抑えられている現状、また陽性の診断が以前ほど求められておらず、波自体が小さくなる可能性もあります。
日本ではすでに2,000万人以上が感染しています。診断されていない潜在的な感染者も含めると、かなりの国民が十分な抗体を有していてもおかしくありません。
幸いにも第3波と第6波はインフルエンザの同時流行がなかったのですが、オーストラリアではついに今年インフルエンザが流行しました。
#日本##拔智齿能够瘦脸吗#
例年より2~3か月流行が早かったため、今年は日本でも例年より早期のインフルエンザの流行があってもおかしくありません。
まとめ
感染者の絶対数が多かったことから、第7波は過去最大級の死亡者数を記録しました。しかし、パンデミック当初と比べて、新型コロナの致死率はかなり低下しました。
ゆえに、現在の新型コロナ対策のうち、以前より緩和されている部分もあります。おそらく年末年始に第8波がやってきますが、推奨される感染対策を継続しつつ、波を乗り越えていきましょう。
9月19日(月)【明日天气☀️️⚡️☔️】
台風14号(ナンマドル)は本州の日本海沿岸に沿って北東進し、三連休明けの明日20日(火)の午前中に東北地方を横断して太平洋に進む予報です。東北や北陸などを中心に、気象庁が「暴風警報を発表する可能性が高い」と予告している地域もあります。横なぐりの強い雨が降る可能性があるため、通勤・通学時などに注意が必要です。
台風14号は徐々にスピードを上げながら、山陰沖から能登半島付近を通り、三連休明けの明日20日(火)の午前中に東北地方を横断して、太平洋に出ると予報されています。
現時点の予測では、20日(火)朝の通勤・通学の時間帯は北陸や東海、東北などの地域を中心に、風雨のピークになる可能性が高いと考えられます。九州に接近した時と比べると台風の勢力は弱まっているものの、沿岸部を中心に強い風が吹き荒れ、局地的には激しい雨が降る予想です。
徐々に温帯低気圧の性質も帯び始めるため、台風の中心から遠く離れた場所でも雨や風が強まる可能性も考えられます。東京など関東も、横殴りの雨に注意が必要です。
気象庁の早期注意情報を参照すると、20日(火)明け方までは西日本~東北の広範囲で暴風警報が発表される可能性が高く、朝以降は東北や北陸で暴風警報を発表する可能性が高いとされています。暴風警報の発表中は学校や保育園が休校・休園になる所が多いため、早めに起きて状況を確認するのが良さそうです。
#日语[超话]#
台風14号(ナンマドル)は本州の日本海沿岸に沿って北東進し、三連休明けの明日20日(火)の午前中に東北地方を横断して太平洋に進む予報です。東北や北陸などを中心に、気象庁が「暴風警報を発表する可能性が高い」と予告している地域もあります。横なぐりの強い雨が降る可能性があるため、通勤・通学時などに注意が必要です。
台風14号は徐々にスピードを上げながら、山陰沖から能登半島付近を通り、三連休明けの明日20日(火)の午前中に東北地方を横断して、太平洋に出ると予報されています。
現時点の予測では、20日(火)朝の通勤・通学の時間帯は北陸や東海、東北などの地域を中心に、風雨のピークになる可能性が高いと考えられます。九州に接近した時と比べると台風の勢力は弱まっているものの、沿岸部を中心に強い風が吹き荒れ、局地的には激しい雨が降る予想です。
徐々に温帯低気圧の性質も帯び始めるため、台風の中心から遠く離れた場所でも雨や風が強まる可能性も考えられます。東京など関東も、横殴りの雨に注意が必要です。
気象庁の早期注意情報を参照すると、20日(火)明け方までは西日本~東北の広範囲で暴風警報が発表される可能性が高く、朝以降は東北や北陸で暴風警報を発表する可能性が高いとされています。暴風警報の発表中は学校や保育園が休校・休園になる所が多いため、早めに起きて状況を確認するのが良さそうです。
#日语[超话]#
2022.09.18
A-stage 採訪
舞台『ホームレッスン』初舞台の堀夏喜 インタビュー「もうとにかく“当たって砕けろ”精神で試していこうと思っています」
2022年9月24日(土)~10月9日(日)に紀伊國屋ホールにて上演されるPARCO PRODUCE 2022『ホームレッスン』は、田中俊介、武田玲奈、堀 夏喜(FANTASTICS)、宮地雅子、堀部圭亮の出演で描く“100の家訓”を持つ奇妙な家族の物語。 若者の生々しい感覚をずしりと描くと注目される脚本家・演出家の谷碧仁の脚本を、俳優・作家・演出家とマルチに活動するシライケイタが演出する。
今回Astageにご登場いただくのは、ダンスパフォーマンスグループFANTASTICS のメンバーで人気急上昇中の堀 夏喜。映像作品でも活躍目覚ましい堀 夏喜が、初舞台となる『ホームレッスン』への意気込みを語ってくれた。
―映像作品で大活躍されている堀さん。初めての舞台出演には、何か特別な思いがありましたか?
映像作品でお芝居をやらせていただけるようになって、これから役者としてもやっていきたいと思うようになり、自分から「役者です」としっかりと胸を張って言うためには、もっともっと力をつけたい、もっと経験を積まなければと思っていました。そんなタイミングで、お話を頂いて「チャンスだ!」と思いました。 同じFANTASTICSのメンバーの佐藤大樹くんに、この舞台の話をしたら「舞台を経験したらもっとお芝居が好きになると思うよ」と言ってくれたので、これは本当にめったにないチャンスだと思って、挑戦を決めました。
―新しいことに挑戦するのは、勇気が必要だと思いますが、新たな挑戦に対して積極的に挑まれる方ですか?
僕はなかなかチャレンジしない性格で、危ない橋は渡りたくない人間なんです。何かきっかけがないと、なかなか自分からは踏み出せないんですけど、今回はお芝居をやりはじめて、「やり始めたからには、もっと突き詰めたい」と思っていたところだったので。それにすごくいい環境だと思ったので踏み出そうと思えたんですけど、稽古場に初めて行くときには、ものすごく緊張してました。
―「やり始めたからには、もっと突き詰めたい」と思われたのは、映像の演技のお仕事が面白かったり、充実感があったりしたのでしょうか?
そうですね。最初は本当に緊張と不安が強かったんですけど、最近になってから少しずつ「面白いな、楽しいな」って思えることが増えてきて、だんだんと楽しめるようになってきたのかなと思います。
―映像作品で大活躍されていますね。さて、最初に『ホームレッスン』の台本を受け取ったとき、朔太郎役がわかったときの印象を教えていただけますか?
『ホームレッスン』っていう題名からすると、深過ぎるほどの内容だなと思いました。台本を開いて、まず飛び込んできたのが、100の家訓で、100も家訓がある家族というのが衝撃的でした。物語は、新しい家族を迎え入れたことで、いろいろな事が起こるんですが、僕が演じさせていただく朔太郎によって、もっともっと家族が揺れていくので、台本を一度開いてからは、最後まで目が離せなかった。そして、読み終わっても、ずっと頭の何処か片隅に、いつもこのお話があるような気がしています。狂気的な部分もあれば、「家族とは何?」って考えさせられたりして、すごく惹きつけられてしまう台本だなと思いました。
―私も台本を拝見しましたが、読み始めたら一気に読まずにはおられなくて、とても面白かったです。お稽古は、もうだいぶ進んでいますか?
ちょうど始まって一週間ほどです。
―その一週間で朔太郎役についての考えの変化はありましたか?
一番大きい違いは「特別な環境にいた18歳の朔太郎をどんどん自分に落とし込んで、朔太郎になりきらなければいけない」とばかり考えていたんですけど、演出のシライさんから「堀夏喜としての人間と朔太郎をうまく混ぜてくれればいいよ」と言ってもらいまして、そこで凝り固まっていた考えをリセットしました。ちょっと考え方も変わり、肩の荷が下りた気がしました。 シライさんも「いろいろ試してみて見つけていきましょう」と言ってくださっているので、「朔太郎だったらこうするだろう」というのももちろんありますけど、今では自分の感覚も大切にして、僕自身の反射的な動きや感情の流れも、しっかりと混ぜ込みたいなと思っています。これからまだ一月弱あるので、もうとにかく“当たって砕けろ”精神で試していこうと思っています。
―朔太郎役について、最初に台本を読まれた時に共感される部分や、自分と混ぜて作っていく上できっかけとなるような部分がありましたか?
「僕が18歳の頃、何してたかな」って考えたときに、僕は高校一年生まで公立の学校に通っていたんですけど、ダンス一本でやっていくために通信制の高校に転校しようと思っていた時期を思い出しました。朔太郎は家訓とこの家族のかたちに違和感を覚えていて、ずっとおかしいって気持ちを持ち続けるんです。その頑固さと意志の強さが、僕のその頃の「ダンスが好き」っていう気持ちに近い感覚があったので、そこはすごく共感できると思いました。若さゆえのその頑固さと気持ちの強さ…それがすごく共感できました。
―すごくいいお話を伺いました。堀さんのお家では家訓がありましたか?
僕の家では門限とかもなかったんですけど、僕が一人っ子で父と母とおばあちゃんが一緒に住んでいたので、晩御飯は絶対に揃って食べるっていうのは暗黙のルールだったかなと思います。いまだに仲の良い家族で、たまに僕も一緒に家族で旅行に行ったりします。
―うらやましいご家族です。さて、一週間の稽古場を経験して、映像での演技との違いは感じますか?
映像の現場は、僕も最初は驚いたぐらいスピード感があります。今回の舞台は、一ヶ月くらい稽古期間がありますので、これだけ時間をかけてじっくりと一つの台本を読み込み、一つの役に向き合える時間があるっていうのが、僕はすごくありがたくて、素晴らしい環境だと思います。 本当に毎日毎日皆さんから勉強させていただくことばかりですけど、最初の本読みで読み進んでいくにつれて、どんどん空気感が変わって、演出のシライさんも本読みが終わった後に「段々家族になってきましたね」と話をされて、僕もすごくそれに共感できました。皆さんの空気の作り方というのかな、すごいんです。とても刺激を受けました。 そして稽古を見ていてすごいと思うポイントは、台本のト書きに俳優の動きの説明がありますけど、台本の文字にない部分の俳優の自然な動き、感情に伴った動きが、本当に皆さん魅力的だなと。台本がどんどん膨らんでいくところを見ながら「立ち稽古ってこういうことなんだな」って毎日思っています。
―朔太郎さんもその家族の一人で、とても難しい役かと思います。
はい。ただ、やっぱりお芝居だけじゃないと言いますか、シライさんも普段からの空気感、人と人との関係性などを凄く大事にされていて、稽古の始まりの十分間ぐらい、ただ雑談する時間が設けられていて、そういうのが僕にとっては演技のバックボーンにつながるような気がして助かります。
―共演されている四人の方の印象は?
田中俊介さんは同じ愛知県出身で、以前から活躍されている姿を僕も拝見していたので、その方とこうやってご一緒させて頂けるのが嬉しいです。今回、田中さんはすごい台詞の量なんですけど、本読みの時点で、もうすっかり自分の言葉にされていて、それが僕には本当に衝撃的でした。
武田玲奈さんは同い年の25歳なんですけど、今回は僕のお姉ちゃん役です。お芝居で接することが多いというのはあるのでしょうが、もう本当にお姉ちゃんにしか見えなくて、同い年には全然思えないです。(笑)
宮地雅子さんは、毎回稽古前にアップをすごく丁寧にやられるのが印象的です。たくさんのお芝居の経験をお持ちで、お芝居もその準備段階も学べるところがたくさんあります。
堀部圭亮さんは、まず本読みで初めて声を聞いた時に「すごい!」と思っちゃいました。声を聞いて、そんなふうに思ったのは初めてなんです。すごく深みのある声で…。今の僕は、短い言葉に感情を乗せるのが苦手だなと思うことが多いので、すごく勉強になります。そして、雑談している時に「僕は元々、お笑いの世界から入ったんだよ」という話をされていたんですが、稽古場でもめちゃくちゃ面白いときがあって、それがすべて作品の中に活かされていくので「すごいなあ」と思っています。
ーお稽古も楽しそうですね。では、お時間が迫ってきたので、あと2つ、質問を。堀さんご自身の、これからの希望というよりも野望をお聞かせいただけると有難いのですが。
これまではアーティスト活動に専念してきましたが、だんだんとお芝居のお仕事をさせていただくようになり、次第に二足の草鞋を履いて進んでいきたいと思えるようになってきました。ダンスは6歳から19年間打ち込んできましたが、お芝居についてはまだ日が浅いので、そう簡単に自分が納得いくような結果が出せるものではないと思ってはいるんですけど、だからこそ、本気でこれからもお芝居をやっていきたいと思いますし、どちらも手を抜かずやりたいと思っています。 アーティストとしての一面を知ってくださっている方には、堀夏喜として二つの面があると思っていただきたいですし、お芝居で初めて僕を見る方には、ぜひ役者として捉えていただけるような実力をつけたいと思います。
―では最後に、『ホームレッスン』を観に行こうか、迷っている方に向けてメッセージをお願いします。
絶対にめちゃくちゃ面白いです!僕も稽古をやっていて「舞台って、こんなのあり?」「舞台ってこんなに面白いの?」って思う仕掛けがたくさんあります。お芝居はもちろん、装置やお芝居以外のところを含めて、たぶん一回じゃ理解できないぐらいの細かい仕掛けと、細かい意味がたくさん散りばめられています。だから、「一回観にいきますよ」っていう方も一回では済まないと思っています。本当に絶対に面白いものができるだろうと、稽古段階でも感じるので、まだ迷っている方には、ぜひ会場に足を運んでいただけたらと思います。
―堀さんの一生一度の初舞台、見逃さないでほしいですね。楽しみにしています。
PARCO PRODUCE 2022 『ホームレッスン』 作:谷碧仁 演出:シライケイタ 出演: 田中俊介 武田玲奈 堀夏喜(FANTASTICS) 宮地雅子 堀部圭亮
東京公演 日 程 2022年9月24日(土)~10月9日(日) 会 場 紀伊國屋ホール チケット料金 料金 (全席指定・税込)8,000円 公式サイト https://t.cn/A6auzTIH ハッシュタグ 舞台ホームレッスン
A-stage 採訪
舞台『ホームレッスン』初舞台の堀夏喜 インタビュー「もうとにかく“当たって砕けろ”精神で試していこうと思っています」
2022年9月24日(土)~10月9日(日)に紀伊國屋ホールにて上演されるPARCO PRODUCE 2022『ホームレッスン』は、田中俊介、武田玲奈、堀 夏喜(FANTASTICS)、宮地雅子、堀部圭亮の出演で描く“100の家訓”を持つ奇妙な家族の物語。 若者の生々しい感覚をずしりと描くと注目される脚本家・演出家の谷碧仁の脚本を、俳優・作家・演出家とマルチに活動するシライケイタが演出する。
今回Astageにご登場いただくのは、ダンスパフォーマンスグループFANTASTICS のメンバーで人気急上昇中の堀 夏喜。映像作品でも活躍目覚ましい堀 夏喜が、初舞台となる『ホームレッスン』への意気込みを語ってくれた。
―映像作品で大活躍されている堀さん。初めての舞台出演には、何か特別な思いがありましたか?
映像作品でお芝居をやらせていただけるようになって、これから役者としてもやっていきたいと思うようになり、自分から「役者です」としっかりと胸を張って言うためには、もっともっと力をつけたい、もっと経験を積まなければと思っていました。そんなタイミングで、お話を頂いて「チャンスだ!」と思いました。 同じFANTASTICSのメンバーの佐藤大樹くんに、この舞台の話をしたら「舞台を経験したらもっとお芝居が好きになると思うよ」と言ってくれたので、これは本当にめったにないチャンスだと思って、挑戦を決めました。
―新しいことに挑戦するのは、勇気が必要だと思いますが、新たな挑戦に対して積極的に挑まれる方ですか?
僕はなかなかチャレンジしない性格で、危ない橋は渡りたくない人間なんです。何かきっかけがないと、なかなか自分からは踏み出せないんですけど、今回はお芝居をやりはじめて、「やり始めたからには、もっと突き詰めたい」と思っていたところだったので。それにすごくいい環境だと思ったので踏み出そうと思えたんですけど、稽古場に初めて行くときには、ものすごく緊張してました。
―「やり始めたからには、もっと突き詰めたい」と思われたのは、映像の演技のお仕事が面白かったり、充実感があったりしたのでしょうか?
そうですね。最初は本当に緊張と不安が強かったんですけど、最近になってから少しずつ「面白いな、楽しいな」って思えることが増えてきて、だんだんと楽しめるようになってきたのかなと思います。
―映像作品で大活躍されていますね。さて、最初に『ホームレッスン』の台本を受け取ったとき、朔太郎役がわかったときの印象を教えていただけますか?
『ホームレッスン』っていう題名からすると、深過ぎるほどの内容だなと思いました。台本を開いて、まず飛び込んできたのが、100の家訓で、100も家訓がある家族というのが衝撃的でした。物語は、新しい家族を迎え入れたことで、いろいろな事が起こるんですが、僕が演じさせていただく朔太郎によって、もっともっと家族が揺れていくので、台本を一度開いてからは、最後まで目が離せなかった。そして、読み終わっても、ずっと頭の何処か片隅に、いつもこのお話があるような気がしています。狂気的な部分もあれば、「家族とは何?」って考えさせられたりして、すごく惹きつけられてしまう台本だなと思いました。
―私も台本を拝見しましたが、読み始めたら一気に読まずにはおられなくて、とても面白かったです。お稽古は、もうだいぶ進んでいますか?
ちょうど始まって一週間ほどです。
―その一週間で朔太郎役についての考えの変化はありましたか?
一番大きい違いは「特別な環境にいた18歳の朔太郎をどんどん自分に落とし込んで、朔太郎になりきらなければいけない」とばかり考えていたんですけど、演出のシライさんから「堀夏喜としての人間と朔太郎をうまく混ぜてくれればいいよ」と言ってもらいまして、そこで凝り固まっていた考えをリセットしました。ちょっと考え方も変わり、肩の荷が下りた気がしました。 シライさんも「いろいろ試してみて見つけていきましょう」と言ってくださっているので、「朔太郎だったらこうするだろう」というのももちろんありますけど、今では自分の感覚も大切にして、僕自身の反射的な動きや感情の流れも、しっかりと混ぜ込みたいなと思っています。これからまだ一月弱あるので、もうとにかく“当たって砕けろ”精神で試していこうと思っています。
―朔太郎役について、最初に台本を読まれた時に共感される部分や、自分と混ぜて作っていく上できっかけとなるような部分がありましたか?
「僕が18歳の頃、何してたかな」って考えたときに、僕は高校一年生まで公立の学校に通っていたんですけど、ダンス一本でやっていくために通信制の高校に転校しようと思っていた時期を思い出しました。朔太郎は家訓とこの家族のかたちに違和感を覚えていて、ずっとおかしいって気持ちを持ち続けるんです。その頑固さと意志の強さが、僕のその頃の「ダンスが好き」っていう気持ちに近い感覚があったので、そこはすごく共感できると思いました。若さゆえのその頑固さと気持ちの強さ…それがすごく共感できました。
―すごくいいお話を伺いました。堀さんのお家では家訓がありましたか?
僕の家では門限とかもなかったんですけど、僕が一人っ子で父と母とおばあちゃんが一緒に住んでいたので、晩御飯は絶対に揃って食べるっていうのは暗黙のルールだったかなと思います。いまだに仲の良い家族で、たまに僕も一緒に家族で旅行に行ったりします。
―うらやましいご家族です。さて、一週間の稽古場を経験して、映像での演技との違いは感じますか?
映像の現場は、僕も最初は驚いたぐらいスピード感があります。今回の舞台は、一ヶ月くらい稽古期間がありますので、これだけ時間をかけてじっくりと一つの台本を読み込み、一つの役に向き合える時間があるっていうのが、僕はすごくありがたくて、素晴らしい環境だと思います。 本当に毎日毎日皆さんから勉強させていただくことばかりですけど、最初の本読みで読み進んでいくにつれて、どんどん空気感が変わって、演出のシライさんも本読みが終わった後に「段々家族になってきましたね」と話をされて、僕もすごくそれに共感できました。皆さんの空気の作り方というのかな、すごいんです。とても刺激を受けました。 そして稽古を見ていてすごいと思うポイントは、台本のト書きに俳優の動きの説明がありますけど、台本の文字にない部分の俳優の自然な動き、感情に伴った動きが、本当に皆さん魅力的だなと。台本がどんどん膨らんでいくところを見ながら「立ち稽古ってこういうことなんだな」って毎日思っています。
―朔太郎さんもその家族の一人で、とても難しい役かと思います。
はい。ただ、やっぱりお芝居だけじゃないと言いますか、シライさんも普段からの空気感、人と人との関係性などを凄く大事にされていて、稽古の始まりの十分間ぐらい、ただ雑談する時間が設けられていて、そういうのが僕にとっては演技のバックボーンにつながるような気がして助かります。
―共演されている四人の方の印象は?
田中俊介さんは同じ愛知県出身で、以前から活躍されている姿を僕も拝見していたので、その方とこうやってご一緒させて頂けるのが嬉しいです。今回、田中さんはすごい台詞の量なんですけど、本読みの時点で、もうすっかり自分の言葉にされていて、それが僕には本当に衝撃的でした。
武田玲奈さんは同い年の25歳なんですけど、今回は僕のお姉ちゃん役です。お芝居で接することが多いというのはあるのでしょうが、もう本当にお姉ちゃんにしか見えなくて、同い年には全然思えないです。(笑)
宮地雅子さんは、毎回稽古前にアップをすごく丁寧にやられるのが印象的です。たくさんのお芝居の経験をお持ちで、お芝居もその準備段階も学べるところがたくさんあります。
堀部圭亮さんは、まず本読みで初めて声を聞いた時に「すごい!」と思っちゃいました。声を聞いて、そんなふうに思ったのは初めてなんです。すごく深みのある声で…。今の僕は、短い言葉に感情を乗せるのが苦手だなと思うことが多いので、すごく勉強になります。そして、雑談している時に「僕は元々、お笑いの世界から入ったんだよ」という話をされていたんですが、稽古場でもめちゃくちゃ面白いときがあって、それがすべて作品の中に活かされていくので「すごいなあ」と思っています。
ーお稽古も楽しそうですね。では、お時間が迫ってきたので、あと2つ、質問を。堀さんご自身の、これからの希望というよりも野望をお聞かせいただけると有難いのですが。
これまではアーティスト活動に専念してきましたが、だんだんとお芝居のお仕事をさせていただくようになり、次第に二足の草鞋を履いて進んでいきたいと思えるようになってきました。ダンスは6歳から19年間打ち込んできましたが、お芝居についてはまだ日が浅いので、そう簡単に自分が納得いくような結果が出せるものではないと思ってはいるんですけど、だからこそ、本気でこれからもお芝居をやっていきたいと思いますし、どちらも手を抜かずやりたいと思っています。 アーティストとしての一面を知ってくださっている方には、堀夏喜として二つの面があると思っていただきたいですし、お芝居で初めて僕を見る方には、ぜひ役者として捉えていただけるような実力をつけたいと思います。
―では最後に、『ホームレッスン』を観に行こうか、迷っている方に向けてメッセージをお願いします。
絶対にめちゃくちゃ面白いです!僕も稽古をやっていて「舞台って、こんなのあり?」「舞台ってこんなに面白いの?」って思う仕掛けがたくさんあります。お芝居はもちろん、装置やお芝居以外のところを含めて、たぶん一回じゃ理解できないぐらいの細かい仕掛けと、細かい意味がたくさん散りばめられています。だから、「一回観にいきますよ」っていう方も一回では済まないと思っています。本当に絶対に面白いものができるだろうと、稽古段階でも感じるので、まだ迷っている方には、ぜひ会場に足を運んでいただけたらと思います。
―堀さんの一生一度の初舞台、見逃さないでほしいですね。楽しみにしています。
PARCO PRODUCE 2022 『ホームレッスン』 作:谷碧仁 演出:シライケイタ 出演: 田中俊介 武田玲奈 堀夏喜(FANTASTICS) 宮地雅子 堀部圭亮
東京公演 日 程 2022年9月24日(土)~10月9日(日) 会 場 紀伊國屋ホール チケット料金 料金 (全席指定・税込)8,000円 公式サイト https://t.cn/A6auzTIH ハッシュタグ 舞台ホームレッスン
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