各地で震度4気象庁「確かに多い 私も思います」
2022年4月8日 20時34分
今週、各地で震度4が相次ぎました。「巨大地震の前触れか」と心配になった方もいると思います。
気象庁の担当者は「確かに多い」としながらも「それぞれの地域の活動には関係があるとは考えにくい」と話しています。専門家は、最近揺れている地域には特有の背景があり、警戒が必要な点があると指摘しています。
最新の見解を地域別にまとめました。
4月7日までの1週間に、震度3と4の揺れを観測した地震が東北、関東、近畿、北陸、東海と各地で起きています。震度4以上でみると先月以降、8日夕方にかけて17回。ことし1月と2月が3回だったのに比べると、確かに多くなっています。
一連の地震の関係について気象庁の宮岡一樹地震情報企画官は8日、地震活動を解説する定例の会見で「確かに震度4以上の地震が多いなと私も多います」と話しました。
「ただ…」と宮岡企画官はことばをつなぎました。「地震活動は一様に起きているわけではなく、多い時期と少ない時期があります。この期間は集中して、ある程度の規模の地震が起きたのだろうと思っていて、特に異常だとは考えていません」と説明しました。
それぞれの地域の活動も関係があるとは考えにくい、ということです。その一方、気象庁も専門家も、地域ごとに注意すべき点があるとしています。
まず関東です。
4月2日に、茨城県で震度4の揺れが観測。先月31日にも東京湾を震源とする地震があり、千葉県で震度4、都内や神奈川県、埼玉県で3の揺れが観測されました。
東京湾周辺の地震について、気象庁は、去年10月の震度5強の揺れを観測した震源に近いとしています。もともと地震活動が活発な地域だということですが、11年前の巨大地震以降、より活発になっているということです。
地震のメカニズムに詳しい東北大学の遠田晋次教授は「関東の直下はふだんから震度4くらいの揺れは起きるが、巨大地震に刺激され、活動が活発になっている。地震直後に比べると衰えたが、今も高止まり傾向なので、今後も注意してほしい」と指摘しています。
一方、「今後増えるかもしれない」と遠田教授が指摘しているのは、愛知県や和歌山県など東海や西日本の内陸の直下で起きる地震です。
専門家の間では「南海トラフ巨大地震の前後の期間、内陸直下の地震が活発になる」と指摘されています。
その背景について遠田教授は「巨大地震に向かう過程で内陸もぎゅうぎゅう押され続けることで、内陸にもひずみがたまり、地震が起こりやすくなるのではないか」と指摘しています。震源が陸の真下にあたり、かつ、浅くなることもあって、マグニチュードがそれほど大きくなくても揺れが激しくなり、被害が出るおそれもあるということです。
4年前の大阪府北部の地震でも、ブロック塀の倒壊など、多くの被害が出たため注意が必要です。
今後、長期間にわたって揺れが続くと予想されているのは東北です。
福島県沖では先月16日の最大震度6強の揺れを観測したマグニチュード7.4の大地震のあと、地震が相次いでいます。東北で相次ぐ地震について遠田教授は、広い意味で11年前の巨大地震の影響を受けていると指摘しています。
この図は遠田教授が去年までの5年間と、巨大地震の前の5年間の地震の活動度を比較したものです。赤くなるほど、活発化していることを示します。
このところ続いている地震は、プレート内部で起きている、“スラブ内地震”と呼ばれるメカニズムです。遠田教授はスラブ内地震に加え、巨大地震の震源域のさらに東側で起きる“アウターライズ地震”にも注意すべきだと指摘しています。
遠田教授は「内陸に近い沿岸部での地震は震度が大きくなりやすく揺れに注意が必要だ。一方で沖合のアウターライズでは陸側がそれほど揺れなくても高い津波が押し寄せる可能性があり、注意が必要だ」と話しています。
2022年4月8日 20時34分
今週、各地で震度4が相次ぎました。「巨大地震の前触れか」と心配になった方もいると思います。
気象庁の担当者は「確かに多い」としながらも「それぞれの地域の活動には関係があるとは考えにくい」と話しています。専門家は、最近揺れている地域には特有の背景があり、警戒が必要な点があると指摘しています。
最新の見解を地域別にまとめました。
4月7日までの1週間に、震度3と4の揺れを観測した地震が東北、関東、近畿、北陸、東海と各地で起きています。震度4以上でみると先月以降、8日夕方にかけて17回。ことし1月と2月が3回だったのに比べると、確かに多くなっています。
一連の地震の関係について気象庁の宮岡一樹地震情報企画官は8日、地震活動を解説する定例の会見で「確かに震度4以上の地震が多いなと私も多います」と話しました。
「ただ…」と宮岡企画官はことばをつなぎました。「地震活動は一様に起きているわけではなく、多い時期と少ない時期があります。この期間は集中して、ある程度の規模の地震が起きたのだろうと思っていて、特に異常だとは考えていません」と説明しました。
それぞれの地域の活動も関係があるとは考えにくい、ということです。その一方、気象庁も専門家も、地域ごとに注意すべき点があるとしています。
まず関東です。
4月2日に、茨城県で震度4の揺れが観測。先月31日にも東京湾を震源とする地震があり、千葉県で震度4、都内や神奈川県、埼玉県で3の揺れが観測されました。
東京湾周辺の地震について、気象庁は、去年10月の震度5強の揺れを観測した震源に近いとしています。もともと地震活動が活発な地域だということですが、11年前の巨大地震以降、より活発になっているということです。
地震のメカニズムに詳しい東北大学の遠田晋次教授は「関東の直下はふだんから震度4くらいの揺れは起きるが、巨大地震に刺激され、活動が活発になっている。地震直後に比べると衰えたが、今も高止まり傾向なので、今後も注意してほしい」と指摘しています。
一方、「今後増えるかもしれない」と遠田教授が指摘しているのは、愛知県や和歌山県など東海や西日本の内陸の直下で起きる地震です。
専門家の間では「南海トラフ巨大地震の前後の期間、内陸直下の地震が活発になる」と指摘されています。
その背景について遠田教授は「巨大地震に向かう過程で内陸もぎゅうぎゅう押され続けることで、内陸にもひずみがたまり、地震が起こりやすくなるのではないか」と指摘しています。震源が陸の真下にあたり、かつ、浅くなることもあって、マグニチュードがそれほど大きくなくても揺れが激しくなり、被害が出るおそれもあるということです。
4年前の大阪府北部の地震でも、ブロック塀の倒壊など、多くの被害が出たため注意が必要です。
今後、長期間にわたって揺れが続くと予想されているのは東北です。
福島県沖では先月16日の最大震度6強の揺れを観測したマグニチュード7.4の大地震のあと、地震が相次いでいます。東北で相次ぐ地震について遠田教授は、広い意味で11年前の巨大地震の影響を受けていると指摘しています。
この図は遠田教授が去年までの5年間と、巨大地震の前の5年間の地震の活動度を比較したものです。赤くなるほど、活発化していることを示します。
このところ続いている地震は、プレート内部で起きている、“スラブ内地震”と呼ばれるメカニズムです。遠田教授はスラブ内地震に加え、巨大地震の震源域のさらに東側で起きる“アウターライズ地震”にも注意すべきだと指摘しています。
遠田教授は「内陸に近い沿岸部での地震は震度が大きくなりやすく揺れに注意が必要だ。一方で沖合のアウターライズでは陸側がそれほど揺れなくても高い津波が押し寄せる可能性があり、注意が必要だ」と話しています。
第14回CDショップ大賞各地区大赏作品:
北海道:KALMA 『ミレニアム・ヒーロー』
東北:菅原信介 & 6th Generation『SUGAROKU』
関東:Kroi『LENS』
甲信越:youth『フロムユー』
北陸:プッシュプルポット『僕らのままで』
東海:Atomic Skipper『人間讃歌』
関西:YMB『トンネルの向こう』
中国:Rose One『さんかくえらぶはなし』
四国:みゆはん『かいこ』
九州:クレナズム『Touch the figure』
沖縄:MONGOL800『etc.works3』
北海道:KALMA 『ミレニアム・ヒーロー』
東北:菅原信介 & 6th Generation『SUGAROKU』
関東:Kroi『LENS』
甲信越:youth『フロムユー』
北陸:プッシュプルポット『僕らのままで』
東海:Atomic Skipper『人間讃歌』
関西:YMB『トンネルの向こう』
中国:Rose One『さんかくえらぶはなし』
四国:みゆはん『かいこ』
九州:クレナズム『Touch the figure』
沖縄:MONGOL800『etc.works3』
北海道・東北中心 見通しのきかない猛吹雪などに警戒を
2022年2月21日 13時02分
発達している低気圧と強い冬型の気圧配置の影響で、北海道や東北を中心に風が強まっています。21日夜遅くにかけて北海道や東北を中心に雪を伴って非常に強い風が吹く見込みで、見通しのきかない猛吹雪などに警戒が必要です。視界が悪くなって事故が発生しているところもあり、運転する際には無理をしないよう心がけてください。
気象庁によりますと、発達しながら北海道付近を進む低気圧と強い冬型の気圧配置の影響で、北海道や東北などでは猛吹雪となっているところがあります。
21日午後2時までに観測された最大瞬間風速は、▼えりも岬で42.2メートル、
▼浦河町で31.5メートル、
▼網走市で31.3メートル、
▼根室市で31.1メートル、
▼広尾町で30.4メートル、
▼留萌市で30.1メートルなどとなっています。
雪も強まり、午後2時までの12時間に降った雪の量は、
▼羅臼町で35センチ、
▼札幌市郊外の小金湯で29センチ、
▼遠軽町と伊達市大滝で27センチなどとなっています。
猛吹雪“ホワイトアウト”も
低気圧の影響で21日夜遅くにかけて北海道や東北を中心に雪を伴って非常に強い風が吹く見込みです。
21日、北海道と東北で予想される最大風速は25メートルで、最大瞬間風速は35メートルに達する見込みです。
北海道では陸上でも最大瞬間風速が35メートルと予想されていて、見通しのきかない猛吹雪、いわゆる「ホワイトアウト」の状態になるおそれがあります。
波も高くなり、北海道と東北、それに新潟県で大しけが続く見込みです。
気象庁は暴風雪や猛吹雪による交通への影響のほか、高波にも警戒を呼びかけています。
視界が悪く、事故が発生しているところもあります。
帰宅の時間帯も風が強いと予想されるため、吹きだまりでの事故や車の立往生などにも警戒し、運転する際には無理をしないよう心がけてください。
大雪にも警戒を
新潟県や北陸などを含む日本海側では、大雪にも警戒が必要です。
22日朝までの24時間に降る雪の量は、いずれも多いところで
▽新潟県で70センチ、
▽東北で60センチ、
▽北海道と関東北部、それに長野県で50センチと予想されています。
その後、23日朝までの24時間に降る雪の量は、いずれも多いところで
▽新潟県で60センチから80センチ、
▽北海道と長野県で30センチから50センチと予想されています。
大雪による交通への影響のほか、雪崩や着雪による停電、屋根からの落雪にも十分注意してください。
北海道内 鉄道の影響
JR北海道は、21日終日、道内のすべての特急列車のほか、札幌駅を発着するすべての普通列車、快速列車を運休させます。
JR北海道は、雪や風が強まり列車の運行に支障が出るおそれがあるとして、21日終日、道内のすべての特急列車を運休させます。
さらに普通列車と快速列車についても、札幌駅を発着するすべての列車を含めて、ほとんどを終日、運休させます。
終日、運休するのは札幌駅を発着する区間では、
▽千歳線の札幌と新千歳空港、苫小牧、
▽函館線の小樽と岩見沢、
▽学園都市線の札幌と北海道医療大学の間です。
このほか
▽函館線の長万部と小樽、岩見沢と旭川、
▽室蘭線の岩見沢と苫小牧、
▽石勝線の南千歳と新得、
▽根室線の滝川と新得、
▽花咲線の釧路と根室、
▽釧網線の釧路と網走、
▽宗谷線の旭川と稚内、
▽石北線の旭川と網走、
▽富良野線の旭川と富良野、
▽留萌線の深川と留萌の間も終日、運休します。
▽根室線の釧路と新得の間は、午後2時半ごろまで運休します。
JR北海道は、天候しだいで22日以降も運休や遅れが発生する可能性があるとして、ホームページで最新の情報を確認するよう呼びかけています。
小中学校の臨時休校
暴風雪警報が出ている北海道の網走市や紋別市、北見市常呂町のすべての小中学校は、21日の臨時休校を決めました。
▽北見市常呂町にある3つの小学校と1つの中学校、
▽網走市内にある9つの小学校と6つの中学校、
▽紋別市内にある6つの小学校と3つの中学校です。
2022年2月21日 13時02分
発達している低気圧と強い冬型の気圧配置の影響で、北海道や東北を中心に風が強まっています。21日夜遅くにかけて北海道や東北を中心に雪を伴って非常に強い風が吹く見込みで、見通しのきかない猛吹雪などに警戒が必要です。視界が悪くなって事故が発生しているところもあり、運転する際には無理をしないよう心がけてください。
気象庁によりますと、発達しながら北海道付近を進む低気圧と強い冬型の気圧配置の影響で、北海道や東北などでは猛吹雪となっているところがあります。
21日午後2時までに観測された最大瞬間風速は、▼えりも岬で42.2メートル、
▼浦河町で31.5メートル、
▼網走市で31.3メートル、
▼根室市で31.1メートル、
▼広尾町で30.4メートル、
▼留萌市で30.1メートルなどとなっています。
雪も強まり、午後2時までの12時間に降った雪の量は、
▼羅臼町で35センチ、
▼札幌市郊外の小金湯で29センチ、
▼遠軽町と伊達市大滝で27センチなどとなっています。
猛吹雪“ホワイトアウト”も
低気圧の影響で21日夜遅くにかけて北海道や東北を中心に雪を伴って非常に強い風が吹く見込みです。
21日、北海道と東北で予想される最大風速は25メートルで、最大瞬間風速は35メートルに達する見込みです。
北海道では陸上でも最大瞬間風速が35メートルと予想されていて、見通しのきかない猛吹雪、いわゆる「ホワイトアウト」の状態になるおそれがあります。
波も高くなり、北海道と東北、それに新潟県で大しけが続く見込みです。
気象庁は暴風雪や猛吹雪による交通への影響のほか、高波にも警戒を呼びかけています。
視界が悪く、事故が発生しているところもあります。
帰宅の時間帯も風が強いと予想されるため、吹きだまりでの事故や車の立往生などにも警戒し、運転する際には無理をしないよう心がけてください。
大雪にも警戒を
新潟県や北陸などを含む日本海側では、大雪にも警戒が必要です。
22日朝までの24時間に降る雪の量は、いずれも多いところで
▽新潟県で70センチ、
▽東北で60センチ、
▽北海道と関東北部、それに長野県で50センチと予想されています。
その後、23日朝までの24時間に降る雪の量は、いずれも多いところで
▽新潟県で60センチから80センチ、
▽北海道と長野県で30センチから50センチと予想されています。
大雪による交通への影響のほか、雪崩や着雪による停電、屋根からの落雪にも十分注意してください。
北海道内 鉄道の影響
JR北海道は、21日終日、道内のすべての特急列車のほか、札幌駅を発着するすべての普通列車、快速列車を運休させます。
JR北海道は、雪や風が強まり列車の運行に支障が出るおそれがあるとして、21日終日、道内のすべての特急列車を運休させます。
さらに普通列車と快速列車についても、札幌駅を発着するすべての列車を含めて、ほとんどを終日、運休させます。
終日、運休するのは札幌駅を発着する区間では、
▽千歳線の札幌と新千歳空港、苫小牧、
▽函館線の小樽と岩見沢、
▽学園都市線の札幌と北海道医療大学の間です。
このほか
▽函館線の長万部と小樽、岩見沢と旭川、
▽室蘭線の岩見沢と苫小牧、
▽石勝線の南千歳と新得、
▽根室線の滝川と新得、
▽花咲線の釧路と根室、
▽釧網線の釧路と網走、
▽宗谷線の旭川と稚内、
▽石北線の旭川と網走、
▽富良野線の旭川と富良野、
▽留萌線の深川と留萌の間も終日、運休します。
▽根室線の釧路と新得の間は、午後2時半ごろまで運休します。
JR北海道は、天候しだいで22日以降も運休や遅れが発生する可能性があるとして、ホームページで最新の情報を確認するよう呼びかけています。
小中学校の臨時休校
暴風雪警報が出ている北海道の網走市や紋別市、北見市常呂町のすべての小中学校は、21日の臨時休校を決めました。
▽北見市常呂町にある3つの小学校と1つの中学校、
▽網走市内にある9つの小学校と6つの中学校、
▽紋別市内にある6つの小学校と3つの中学校です。
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