my family受赏 脚本赏
黑岩勉 访问全文
「マイファミリー」で脚本賞を初受賞した感想を聞かせてください。
選んでいただいて、ありがとうございます。「週刊ザテレビジョン」は高校時代、お金がない中で買って読んでいただけに、すごくうれしいです。これまで脚本を担当した「グランメゾン東京」(2019年、TBS系)、「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(2021年、TBS系)が作品賞を取ったときもうれしかったですが、脚本賞では縁がないのかなと思っていました。
「マイファミリー」は連続ドラマの新しいフォーマットを見せるという挑戦をした作品だったので、脚本を評価していただいたのはありがたいです。
投票した審査員や記者からは「連続ドラマの特性を生かし、事件を決着させながら次へとつないでいく展開が見事だった」と評価されました。原作のないドラマオリジナルですが、そもそもこの物語はどうやって発想したのですか?
昔から誘拐事件を描くサスペンスが好きで、誘拐ものがやりたかったんです。それを全10話の連続ドラマでやってみようと思いました。誘拐ものは映画のフォーマットには当てはまりやすいけれど、連続ドラマでは一つの事件で引っ張るのは難しい。何か新しいフォーマットを作れればいいなと考えたのが始まりでした。
リアルタイムで連続誘拐事件を見ているような感じで、1回も休みを入れずに作れるように構成を考えました。そして、二宮和也さんが主演だということも早い段階で決まったので、主人公・鳴沢温人のキャラクターは基本的に二宮さんに“当て書き”をしました。
温人は最初、娘を誘拐された“被害者”だったのに、第4話以降、犯人に利用され、まるで“共犯者”のような立場になってしまいます。そこが誘拐ものとして斬新でしたね。
僕も主人公の立場が入れ替わるところがポイントだと思いました。被害者だったはずが、犯人が誰だか分からないままにどんどん巻き込まれていく。そして、「マイファミリー」のタイトルどおり、犯人から「私たちはファミリーですから」と言われ仲間として扱われてしまう場面が一番ゾッとするところになるので、中盤のピークに持っていこうと考えました。
その後も温人の周囲の人が誘拐され、二転三転して最後に真犯人が判明しましたが、この展開は第1話執筆時から決めていましたか?
そうですね。最初の段階で結末までのプロットは完成していました。だから、脚本に取り掛かってから「どういう展開にしよう」と悩むことはなかったのですが、真相が明らかになるタイミングは悩みました。
東堂(濱田岳)の娘が過去に誘拐されたことはどの段階で明かすか、東堂はいつ自分の罪を告白するのか、それらを同時に伝えるのか小出しにするのかなど…。ドラマの撮影が始まると、役者さんの演技によってそこは調整しましたし、隠してもしょうがない部分は早めに明かすなど、いろいろ考えました。
スマホの通信機能やゲームアプリなどを駆使した展開は、考えるのが大変だったのではないでしょうか。
実は令和になってから身代金目的の誘拐事件は発生していないんですよね。昭和から平成の初期までしか起きていない。これだけ防犯カメラが多くなり、GPS追跡システムが発達し、ほとんどの人がスマホを持っている。そんな中で、誘拐事件が起きたらどうなるかということは、何度もシミュレーションしました。
犯人からの電話連絡も「無機質で無感情な声が最も怖いのでは」と思い、これまでのドラマではボイスチェンジャーを使っていたところを、AIによるテキスト読み上げ機能という設定にしました。
視聴者の皆さんも「誘拐犯は誰なのか」と盛り上がっていましたね。
その反応は感じていました。ただ、プロデューサーさんたちと一致していたのは「考察ドラマにはならないようにしよう」ということ。誘拐事件が起きてしまうけれど、結果的にそれによって各家族の絆が強くなる。温人の会社の仲間を含めてファミリーが絆を深める話にしたかった。
元々、この連続誘拐事件は一人の女の子が「家庭を壊したくない」と思ったことから始まっているわけで、その子の家はハッピーになれなかったけれど、彼女のその強い思いが、最終的にいろいろな家族を幸せに導いたというように見えればいいなとも思っていました。
ところで、黒岩さんは、こういったアクション・サスペンス作も書く一方で、アニメ「ONE PIECE」の脚本を手掛けたり、前作「消えた初恋」(2021年、テレビ朝日系)ではボーイズラブ(BL)に挑戦したりするなど、ジャンルレスに仕事をしてらっしゃいますね。
意識的に違うジャンルを選んでいるわけではないけれど、一つのジャンルしかできない人と思われたくはない。どんなジャンルも書ける作家になりたいですね。
以前から「ラブコメを書きたい」とも言ってきたんですが、なかなかチャンスがなく、「消えた初恋」は「深夜枠でBLですがラブコメです」と振っていただいたので、二つ返事で引き受けました。BLというジャンルではあったけれど、人間愛というか、「人を好きになるって素晴らしいことだよね」ということを描いたつもりです。
「マイファミリー」もそうですよね。サスペンス要素はあるけれど、家族愛で人間愛。「TOKYO MER―」もコロナ禍の中、奮闘している医療従事者の姿を描きたいという思いがありました。脚本家になったばかりの頃は、展開や構成に一番、興味があったんですけれど、最近は歳を取ったからか、人間ドラマを描きたいという思いが強くなりましたね。
2022年4月クールはTVerでの全局ライブ配信が始まる一方、地上波でのドラマ視聴率が全体的に下がってしまうなど、動きがありました。ドラマの作り手として、この状況をどう見ていますか?
そうですね。僕らドラマの脚本家は芸術家ではないので、世の中が求めている商品を作らないといけない。では、「求められているものは何か?」と考えると、やっぱりシンプルな家族の物語というよりは、もうちょっとスピード感のあるパッケージでないと見てもらえないだろうなと…。今回は、その仕掛けを作ったことで、根底にある家族のドラマを見てもらえたらという挑戦でした。
よく言われるように、TVerも録画視聴もあるから、「もはや視聴率は関係ないのか?」と考えると、やはり作り手には数字が宿命としてつきまとうし、「どうやってリアルタイムで見てもらうのか」という工夫を放棄してしまうのは違うという気がしますね。それを放棄したら、ドラマはどんどんダメになっていくような気がして、すごく怖い。
「マイファミリー」は4月クールで平均視聴率トップ。最終回の視聴率は16%を超えました。どうしたらこんなヒット作を作れるのでしょうか?
僕が偉そうに言うことではないですけど、やっぱり諦めずに工夫をするしかないですね。エンターテインメントとして工夫する、全てのシーンを面白くするという意気込みで作るしかないんですよね。
今は、面白いものが他にもたくさんあるから、一瞬でも「面白くない」と思われてしまう隙(すき)があると、見る人はそっぽを向いてしまう。テレビ屋にとっては本当にきつい状況だけれど、やっていくしかない。
そうやって、ドラマの作り手はみんな頑張っているとは思うけれど、特にこの日曜劇場枠はキャスト、スタッフの皆さんが深いこだわりを持ってクオリティーを追求してくれるので、脚本を書く立場としても喜びが大きい。今回、良いチームで仕事できたことが本当にうれしかったです。
黑岩勉 访问全文
「マイファミリー」で脚本賞を初受賞した感想を聞かせてください。
選んでいただいて、ありがとうございます。「週刊ザテレビジョン」は高校時代、お金がない中で買って読んでいただけに、すごくうれしいです。これまで脚本を担当した「グランメゾン東京」(2019年、TBS系)、「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(2021年、TBS系)が作品賞を取ったときもうれしかったですが、脚本賞では縁がないのかなと思っていました。
「マイファミリー」は連続ドラマの新しいフォーマットを見せるという挑戦をした作品だったので、脚本を評価していただいたのはありがたいです。
投票した審査員や記者からは「連続ドラマの特性を生かし、事件を決着させながら次へとつないでいく展開が見事だった」と評価されました。原作のないドラマオリジナルですが、そもそもこの物語はどうやって発想したのですか?
昔から誘拐事件を描くサスペンスが好きで、誘拐ものがやりたかったんです。それを全10話の連続ドラマでやってみようと思いました。誘拐ものは映画のフォーマットには当てはまりやすいけれど、連続ドラマでは一つの事件で引っ張るのは難しい。何か新しいフォーマットを作れればいいなと考えたのが始まりでした。
リアルタイムで連続誘拐事件を見ているような感じで、1回も休みを入れずに作れるように構成を考えました。そして、二宮和也さんが主演だということも早い段階で決まったので、主人公・鳴沢温人のキャラクターは基本的に二宮さんに“当て書き”をしました。
温人は最初、娘を誘拐された“被害者”だったのに、第4話以降、犯人に利用され、まるで“共犯者”のような立場になってしまいます。そこが誘拐ものとして斬新でしたね。
僕も主人公の立場が入れ替わるところがポイントだと思いました。被害者だったはずが、犯人が誰だか分からないままにどんどん巻き込まれていく。そして、「マイファミリー」のタイトルどおり、犯人から「私たちはファミリーですから」と言われ仲間として扱われてしまう場面が一番ゾッとするところになるので、中盤のピークに持っていこうと考えました。
その後も温人の周囲の人が誘拐され、二転三転して最後に真犯人が判明しましたが、この展開は第1話執筆時から決めていましたか?
そうですね。最初の段階で結末までのプロットは完成していました。だから、脚本に取り掛かってから「どういう展開にしよう」と悩むことはなかったのですが、真相が明らかになるタイミングは悩みました。
東堂(濱田岳)の娘が過去に誘拐されたことはどの段階で明かすか、東堂はいつ自分の罪を告白するのか、それらを同時に伝えるのか小出しにするのかなど…。ドラマの撮影が始まると、役者さんの演技によってそこは調整しましたし、隠してもしょうがない部分は早めに明かすなど、いろいろ考えました。
スマホの通信機能やゲームアプリなどを駆使した展開は、考えるのが大変だったのではないでしょうか。
実は令和になってから身代金目的の誘拐事件は発生していないんですよね。昭和から平成の初期までしか起きていない。これだけ防犯カメラが多くなり、GPS追跡システムが発達し、ほとんどの人がスマホを持っている。そんな中で、誘拐事件が起きたらどうなるかということは、何度もシミュレーションしました。
犯人からの電話連絡も「無機質で無感情な声が最も怖いのでは」と思い、これまでのドラマではボイスチェンジャーを使っていたところを、AIによるテキスト読み上げ機能という設定にしました。
視聴者の皆さんも「誘拐犯は誰なのか」と盛り上がっていましたね。
その反応は感じていました。ただ、プロデューサーさんたちと一致していたのは「考察ドラマにはならないようにしよう」ということ。誘拐事件が起きてしまうけれど、結果的にそれによって各家族の絆が強くなる。温人の会社の仲間を含めてファミリーが絆を深める話にしたかった。
元々、この連続誘拐事件は一人の女の子が「家庭を壊したくない」と思ったことから始まっているわけで、その子の家はハッピーになれなかったけれど、彼女のその強い思いが、最終的にいろいろな家族を幸せに導いたというように見えればいいなとも思っていました。
ところで、黒岩さんは、こういったアクション・サスペンス作も書く一方で、アニメ「ONE PIECE」の脚本を手掛けたり、前作「消えた初恋」(2021年、テレビ朝日系)ではボーイズラブ(BL)に挑戦したりするなど、ジャンルレスに仕事をしてらっしゃいますね。
意識的に違うジャンルを選んでいるわけではないけれど、一つのジャンルしかできない人と思われたくはない。どんなジャンルも書ける作家になりたいですね。
以前から「ラブコメを書きたい」とも言ってきたんですが、なかなかチャンスがなく、「消えた初恋」は「深夜枠でBLですがラブコメです」と振っていただいたので、二つ返事で引き受けました。BLというジャンルではあったけれど、人間愛というか、「人を好きになるって素晴らしいことだよね」ということを描いたつもりです。
「マイファミリー」もそうですよね。サスペンス要素はあるけれど、家族愛で人間愛。「TOKYO MER―」もコロナ禍の中、奮闘している医療従事者の姿を描きたいという思いがありました。脚本家になったばかりの頃は、展開や構成に一番、興味があったんですけれど、最近は歳を取ったからか、人間ドラマを描きたいという思いが強くなりましたね。
2022年4月クールはTVerでの全局ライブ配信が始まる一方、地上波でのドラマ視聴率が全体的に下がってしまうなど、動きがありました。ドラマの作り手として、この状況をどう見ていますか?
そうですね。僕らドラマの脚本家は芸術家ではないので、世の中が求めている商品を作らないといけない。では、「求められているものは何か?」と考えると、やっぱりシンプルな家族の物語というよりは、もうちょっとスピード感のあるパッケージでないと見てもらえないだろうなと…。今回は、その仕掛けを作ったことで、根底にある家族のドラマを見てもらえたらという挑戦でした。
よく言われるように、TVerも録画視聴もあるから、「もはや視聴率は関係ないのか?」と考えると、やはり作り手には数字が宿命としてつきまとうし、「どうやってリアルタイムで見てもらうのか」という工夫を放棄してしまうのは違うという気がしますね。それを放棄したら、ドラマはどんどんダメになっていくような気がして、すごく怖い。
「マイファミリー」は4月クールで平均視聴率トップ。最終回の視聴率は16%を超えました。どうしたらこんなヒット作を作れるのでしょうか?
僕が偉そうに言うことではないですけど、やっぱり諦めずに工夫をするしかないですね。エンターテインメントとして工夫する、全てのシーンを面白くするという意気込みで作るしかないんですよね。
今は、面白いものが他にもたくさんあるから、一瞬でも「面白くない」と思われてしまう隙(すき)があると、見る人はそっぽを向いてしまう。テレビ屋にとっては本当にきつい状況だけれど、やっていくしかない。
そうやって、ドラマの作り手はみんな頑張っているとは思うけれど、特にこの日曜劇場枠はキャスト、スタッフの皆さんが深いこだわりを持ってクオリティーを追求してくれるので、脚本を書く立場としても喜びが大きい。今回、良いチームで仕事できたことが本当にうれしかったです。
第112届日剧学院赏:二宮和也获得主演男演员奖、「My Family」获得最优秀作品奖、濱田岳获得男配角奖、加上导演奖、剧本奖一共5连冠[鼓掌]
获奖感想:【一边推理一边享受 电视剧的外景拍摄很辛苦】
能够获得第112届主演男演员奖非常感谢。并且加上作品奖、男配角奖、导演奖、剧本奖也拿到了5连冠,工作人员的各位、还有濱田岳君,恭喜大家!果然排名越高就越开心呢,而且更重要的是读者的各位能想「评价一下这季的电视剧」在这其中对「My Family」有兴趣想要投一票给我们,这件事非常意义重大。「My Family」是原创作品,所以我听说有很多观众一边推理“谁是犯人呢”一边享受着,但是拍摄真的很辛苦(笑)特别是外景拍摄。因为有鈴間(藤間爽子)之类的突然出场的人,所以要顾及她们之类的(笑)不能暴露给路人。顺便一提我一开始就知道谁是犯人了。虽然这么说,要说和往常有什么不同,那倒是没什么特别的不同。对真正的犯人温人也么什么执念,所以只考虑了那个地方怎么样能消除矛盾...应该就这一点吧。温人的感情要流露到什么程度,平野(俊一)导演考虑了这一点,完美地控制住了。所以我不会觉得难受或者辛苦,能够一边纵观全局一边试着思考「演到这个程度大家会吃惊吧?」然后让平野导演检查有没有问题...很开心呢。
说到辛苦,那果然还是大结局的玉木宏先生吧(笑)。说明真相...タマキン,那个真的很辛苦呢(笑)其实温人应该有更多台词的。但是,这里应该是葛城(玉木)来阐述,所以很久之前就和导演商量了,削减了很多温人的台词。在那个场合,虽然也很在意真相,但是对温人来说他在意的是孩子是否能顺利出生,东堂(濱田岳)的状态怎么样了...这些更重要。像这样细微的变更重叠在一起,和「My Family」的标题契合,好好地构成了大结局。
作为得奖的回礼,接下来也继续带给大家有趣开心的作品...如果「是那个“My Family”剧组制作的作品!!」像这样的广告能播出就好啦
评委评论:以坚实的演技二宮和也第3次获奖
久违4年主演连续电视剧的二宮和也获奖。「能够感受到紧迫感和殊死拼搏的演技。成为关心家人的父亲的变化过程也非常真实」高超的演技再次获得认可。
(TV记者投票:第1;審査員投票:并列第1;读者投票:第3)
受賞歴
第67回(2010年10-12月)主演男優賞(最優秀作品賞:フリーター、家を買う。)
第59回(2008年10-12月)主演男優賞(最優秀作品賞:流星の絆)
まずは、主演男優賞おめでとうございます。
ありがとうございます。併せて「マイファミリー」で作品賞、助演男優賞、監督賞、脚本賞に輝いて5冠ということで。スタッフの皆さん、そして(助演男優賞を受賞した)濱田岳くん…おめでとうございます。やはり順位が高ければ高いほどうれしいですし、そして何より多くの読者の方が“評価をしてみよう!”と思ってくださって、なかでも「マイファミリー」に興味を持って“一票投じてみよう!”と思ってくださったことが大きなことなんじゃないかな、って思います。
「マイファミリー」はオリジナル作品。当然ながら視聴者はラストを知らず、各話の放送後には真犯人に対する考察がSNSで熱く語られました。
“犯人は誰かな?”って推理しながら多くの方が楽しんでくださっていたと私も聞いていました。それだけに撮影は大変でしたよ(笑)。特にロケね。鈴間(藤間爽子)とか急に出てくる人もいるもんだから、そのケアとか(笑)、ロケ撮影を街行く人にバレちゃいけないとかね。
ちなみに、僕は犯人が誰か最初から知っていました。かと言って、いつもと違う作り方をしたかといえば、それは特になかったかな。真犯人に対して、温人は何の思い入れもないわけで。そこにどう整合性を持たせて、どうやって高めていくか…それくらいかな。
温人の感情を各話でどこまで出すか、演出の平野(俊一)さんが考えてうまくハンドリングしていただきました。だから、僕はつらいとか大変とかはなくて。全体像を見ながら「ここまでやると、視聴者の方は驚くかな?」なんて考えてやってみて、それで問題はないか平野さんがチェックしてくれて…温人を演じることは楽しかったですよ。苦労があったとすれば、それはやっぱり、最終回の玉木宏さんじゃないですか(笑)。
真相の説明…タマキン、あのシーンは大変だったよなぁ(笑)。本当は、もっと温人にセリフあったんですよ。だけど、あそこは真犯人と東堂(濱田)のどちらも関係性の深い葛城(玉木)が語るべきだなと。僕はそう思ったので、監督と前々から相談して、温人のセリフは結構削ってもらったんですよね。
真犯人の動機は、おっしゃっていたとおり、温人としては思い入れがあるものではありませんでしたね。
そう。温人が受けた被害は、本質からの余波でしかないから。東堂さえ無事に捕まってくれたらそれでいい。だから、裏では葛城さんの誠意として、東堂に伝えられている設定でした。温人もその場にいて、気にはなっていたけど、温人にとっては「病院に運ばれた未知留(多部未華子)とお腹の子供が無事生まれてくれるだろうか」「東堂が今、どういう状態でいるのか」の方が重要でした。弁護士である三輪(賀来賢人)は東堂に会えるけど、温人は会えないから。
そういう細かい変更を重ね、「マイファミリー」というタイトルと合致し、しっくりくる最終回になったんじゃないかなって思います。
助演男優賞には濱田岳さんが選ばれました。まさに迫真の演技でしたが、二宮さんは共演者としてどのように感じていましたか?
評価されるべく、すごいお芝居をされていたと思いますね。僕は岳とは2回目の共演でしたが、岳とのお芝居はやりやすいです。それは岳も…賀来くんも多部ちゃんもそうなんだけど、引き算の芝居をする人たちだからかなと思っています。
お芝居する人の中でも、引き算の芝居をする人たちとの共演は僕はとてもやりやすくて。それを集団芸として…芝居の価値観が近い者同士でやれた印象がありますね。群像の勝利ですよね。
先ほどのお話でもあった、“最終回のここは葛城が言うべき”“それなら温人を削るべき”というような引き算が、他の役者さん同士でもうまく合致するようなチームワークだったんですね。
そうだったと思います。台本にビックリマークがあっても、叫ばなかったり。それぞれが視聴者の目線を持って、「ここまでやったらうるさいだろう」とか「これ以上出ない方がいいだろう」とそれぞれが考えてやっていた印象がありますよ。
“ここは(感情を)持っていきにくいな”って箇所はみんなで相談したり、逆に“さすがにここは出なきゃダメだろ”ってところで、プラスする方が大変だったりして。
皆さんで相談や提案しあいながら進めていったんですね。
そうですね。温人と未知留、東堂、三輪…誰か一人がぶっ飛んでいるってこともない現場で(笑)。みんな同じゾーンにいて、提案しあう現場でしたよ。だから「マイファミリー」と聞けば思い浮かぶのが、必ずしも主役の顔ではなく、もしあの4人がそろっているのであれば、それこそが我々の勝利だと。ホント、みんなうまかったなぁ!!
3人は30代前半で、40代入口の俺がいて、玉木くんが40代前半で…。世代的にも、大体その世代で戦えたっていうのは割と大きいことかなと思っています。うまく戦えたんじゃないかなぁ。粒ぞろいで、改めていい世代だなぁって思いました。
ドラマファンにとっても、「このキャストがいるなら、まず第1話を見てみよう」と思うような豪華キャストでした。
賞については、岳や俺とかが頂きましたけど、みんなでバランスを図って立体的な作品を作ることができた…総じて“良かった!”って思える作品です。
特に苦労したシーンはありましたか?
いろいろありますけど、例えばカメラ割りをするスタッフも含め、みんな大変だったかな?って思うのは“電話のシーン”ですね。本来であれば演出上、犯人の口元とか、入れたかっただろうなぁって(笑)。というのも、シーン数は多いのに、カットがほぼ変わらないのが犯人との電話シーンでしたからね。どうやってお客さんを退屈させないようにするか。それは本当にみんなが考えたことでした。
逆に、演じる上で楽しくてワクワクしたシーンは?
全部楽しいですよ(笑)。好きにやらせてもらっているんですから!
家族を命懸けで守る父親・温人の姿から、二宮さんの新たな魅力も感じられました。何億円も用意できて、わが子のために投げ打つ男…かっこいいですよね。
かっこよかったでしょ(笑)。ただ、手段はいろいろだろうけど、みんな温人と同じ決断するんじゃないかなぁ。
新たな一面だとか新境地に関しては、そこにあまり意識はなかったです。むしろ「練度の高い芝居がしたいな」と思っていました。それなりに経験を積んでいるメンツがここまで集まるってなかなかないことだから。そこで自分の新技を卸すよりも、自分が得意としているものをぶつけてみたいというか。
「マイファミリー」でこれだけすごいメンツと芝居できるってときに、一番やってみたかったのは“自分が今までやってきたことは、どこまで響くのか”。今回はそうでしたね。
このすごいメンツで、また何か作品を見たいと思うのはぜいたくでしょうか?
いや~、僕もやりたいですよ(笑)。
今期は「マイファミリー」を含め、リアルタイム配信に積極的な作品が多かったです。同時に、海外作品もドラマや映画を問わず日本で見られる環境が普及してきています。俳優の二宮さんとしては、国内外の作品や出演についてどのように感じていますか。
どうなんですかね。今は、僕らが向こうに行って演じるよりも、こっち(日本)で作った作品を持っていく時代なんじゃないのかな?
我々が日本でいいコミュニケーションを取りながら、高め合って、いい作品を作って。今回はたまたま我々が1位でしたけど、どの作品も同じように時間をかけてみんなで作った作品なんだと思います。その中で、今回、こうして同じように思いを持って「マイファミリー」に投票してくださった皆さま。本当にありがとうございました!
获奖感想:【一边推理一边享受 电视剧的外景拍摄很辛苦】
能够获得第112届主演男演员奖非常感谢。并且加上作品奖、男配角奖、导演奖、剧本奖也拿到了5连冠,工作人员的各位、还有濱田岳君,恭喜大家!果然排名越高就越开心呢,而且更重要的是读者的各位能想「评价一下这季的电视剧」在这其中对「My Family」有兴趣想要投一票给我们,这件事非常意义重大。「My Family」是原创作品,所以我听说有很多观众一边推理“谁是犯人呢”一边享受着,但是拍摄真的很辛苦(笑)特别是外景拍摄。因为有鈴間(藤間爽子)之类的突然出场的人,所以要顾及她们之类的(笑)不能暴露给路人。顺便一提我一开始就知道谁是犯人了。虽然这么说,要说和往常有什么不同,那倒是没什么特别的不同。对真正的犯人温人也么什么执念,所以只考虑了那个地方怎么样能消除矛盾...应该就这一点吧。温人的感情要流露到什么程度,平野(俊一)导演考虑了这一点,完美地控制住了。所以我不会觉得难受或者辛苦,能够一边纵观全局一边试着思考「演到这个程度大家会吃惊吧?」然后让平野导演检查有没有问题...很开心呢。
说到辛苦,那果然还是大结局的玉木宏先生吧(笑)。说明真相...タマキン,那个真的很辛苦呢(笑)其实温人应该有更多台词的。但是,这里应该是葛城(玉木)来阐述,所以很久之前就和导演商量了,削减了很多温人的台词。在那个场合,虽然也很在意真相,但是对温人来说他在意的是孩子是否能顺利出生,东堂(濱田岳)的状态怎么样了...这些更重要。像这样细微的变更重叠在一起,和「My Family」的标题契合,好好地构成了大结局。
作为得奖的回礼,接下来也继续带给大家有趣开心的作品...如果「是那个“My Family”剧组制作的作品!!」像这样的广告能播出就好啦
评委评论:以坚实的演技二宮和也第3次获奖
久违4年主演连续电视剧的二宮和也获奖。「能够感受到紧迫感和殊死拼搏的演技。成为关心家人的父亲的变化过程也非常真实」高超的演技再次获得认可。
(TV记者投票:第1;審査員投票:并列第1;读者投票:第3)
受賞歴
第67回(2010年10-12月)主演男優賞(最優秀作品賞:フリーター、家を買う。)
第59回(2008年10-12月)主演男優賞(最優秀作品賞:流星の絆)
まずは、主演男優賞おめでとうございます。
ありがとうございます。併せて「マイファミリー」で作品賞、助演男優賞、監督賞、脚本賞に輝いて5冠ということで。スタッフの皆さん、そして(助演男優賞を受賞した)濱田岳くん…おめでとうございます。やはり順位が高ければ高いほどうれしいですし、そして何より多くの読者の方が“評価をしてみよう!”と思ってくださって、なかでも「マイファミリー」に興味を持って“一票投じてみよう!”と思ってくださったことが大きなことなんじゃないかな、って思います。
「マイファミリー」はオリジナル作品。当然ながら視聴者はラストを知らず、各話の放送後には真犯人に対する考察がSNSで熱く語られました。
“犯人は誰かな?”って推理しながら多くの方が楽しんでくださっていたと私も聞いていました。それだけに撮影は大変でしたよ(笑)。特にロケね。鈴間(藤間爽子)とか急に出てくる人もいるもんだから、そのケアとか(笑)、ロケ撮影を街行く人にバレちゃいけないとかね。
ちなみに、僕は犯人が誰か最初から知っていました。かと言って、いつもと違う作り方をしたかといえば、それは特になかったかな。真犯人に対して、温人は何の思い入れもないわけで。そこにどう整合性を持たせて、どうやって高めていくか…それくらいかな。
温人の感情を各話でどこまで出すか、演出の平野(俊一)さんが考えてうまくハンドリングしていただきました。だから、僕はつらいとか大変とかはなくて。全体像を見ながら「ここまでやると、視聴者の方は驚くかな?」なんて考えてやってみて、それで問題はないか平野さんがチェックしてくれて…温人を演じることは楽しかったですよ。苦労があったとすれば、それはやっぱり、最終回の玉木宏さんじゃないですか(笑)。
真相の説明…タマキン、あのシーンは大変だったよなぁ(笑)。本当は、もっと温人にセリフあったんですよ。だけど、あそこは真犯人と東堂(濱田)のどちらも関係性の深い葛城(玉木)が語るべきだなと。僕はそう思ったので、監督と前々から相談して、温人のセリフは結構削ってもらったんですよね。
真犯人の動機は、おっしゃっていたとおり、温人としては思い入れがあるものではありませんでしたね。
そう。温人が受けた被害は、本質からの余波でしかないから。東堂さえ無事に捕まってくれたらそれでいい。だから、裏では葛城さんの誠意として、東堂に伝えられている設定でした。温人もその場にいて、気にはなっていたけど、温人にとっては「病院に運ばれた未知留(多部未華子)とお腹の子供が無事生まれてくれるだろうか」「東堂が今、どういう状態でいるのか」の方が重要でした。弁護士である三輪(賀来賢人)は東堂に会えるけど、温人は会えないから。
そういう細かい変更を重ね、「マイファミリー」というタイトルと合致し、しっくりくる最終回になったんじゃないかなって思います。
助演男優賞には濱田岳さんが選ばれました。まさに迫真の演技でしたが、二宮さんは共演者としてどのように感じていましたか?
評価されるべく、すごいお芝居をされていたと思いますね。僕は岳とは2回目の共演でしたが、岳とのお芝居はやりやすいです。それは岳も…賀来くんも多部ちゃんもそうなんだけど、引き算の芝居をする人たちだからかなと思っています。
お芝居する人の中でも、引き算の芝居をする人たちとの共演は僕はとてもやりやすくて。それを集団芸として…芝居の価値観が近い者同士でやれた印象がありますね。群像の勝利ですよね。
先ほどのお話でもあった、“最終回のここは葛城が言うべき”“それなら温人を削るべき”というような引き算が、他の役者さん同士でもうまく合致するようなチームワークだったんですね。
そうだったと思います。台本にビックリマークがあっても、叫ばなかったり。それぞれが視聴者の目線を持って、「ここまでやったらうるさいだろう」とか「これ以上出ない方がいいだろう」とそれぞれが考えてやっていた印象がありますよ。
“ここは(感情を)持っていきにくいな”って箇所はみんなで相談したり、逆に“さすがにここは出なきゃダメだろ”ってところで、プラスする方が大変だったりして。
皆さんで相談や提案しあいながら進めていったんですね。
そうですね。温人と未知留、東堂、三輪…誰か一人がぶっ飛んでいるってこともない現場で(笑)。みんな同じゾーンにいて、提案しあう現場でしたよ。だから「マイファミリー」と聞けば思い浮かぶのが、必ずしも主役の顔ではなく、もしあの4人がそろっているのであれば、それこそが我々の勝利だと。ホント、みんなうまかったなぁ!!
3人は30代前半で、40代入口の俺がいて、玉木くんが40代前半で…。世代的にも、大体その世代で戦えたっていうのは割と大きいことかなと思っています。うまく戦えたんじゃないかなぁ。粒ぞろいで、改めていい世代だなぁって思いました。
ドラマファンにとっても、「このキャストがいるなら、まず第1話を見てみよう」と思うような豪華キャストでした。
賞については、岳や俺とかが頂きましたけど、みんなでバランスを図って立体的な作品を作ることができた…総じて“良かった!”って思える作品です。
特に苦労したシーンはありましたか?
いろいろありますけど、例えばカメラ割りをするスタッフも含め、みんな大変だったかな?って思うのは“電話のシーン”ですね。本来であれば演出上、犯人の口元とか、入れたかっただろうなぁって(笑)。というのも、シーン数は多いのに、カットがほぼ変わらないのが犯人との電話シーンでしたからね。どうやってお客さんを退屈させないようにするか。それは本当にみんなが考えたことでした。
逆に、演じる上で楽しくてワクワクしたシーンは?
全部楽しいですよ(笑)。好きにやらせてもらっているんですから!
家族を命懸けで守る父親・温人の姿から、二宮さんの新たな魅力も感じられました。何億円も用意できて、わが子のために投げ打つ男…かっこいいですよね。
かっこよかったでしょ(笑)。ただ、手段はいろいろだろうけど、みんな温人と同じ決断するんじゃないかなぁ。
新たな一面だとか新境地に関しては、そこにあまり意識はなかったです。むしろ「練度の高い芝居がしたいな」と思っていました。それなりに経験を積んでいるメンツがここまで集まるってなかなかないことだから。そこで自分の新技を卸すよりも、自分が得意としているものをぶつけてみたいというか。
「マイファミリー」でこれだけすごいメンツと芝居できるってときに、一番やってみたかったのは“自分が今までやってきたことは、どこまで響くのか”。今回はそうでしたね。
このすごいメンツで、また何か作品を見たいと思うのはぜいたくでしょうか?
いや~、僕もやりたいですよ(笑)。
今期は「マイファミリー」を含め、リアルタイム配信に積極的な作品が多かったです。同時に、海外作品もドラマや映画を問わず日本で見られる環境が普及してきています。俳優の二宮さんとしては、国内外の作品や出演についてどのように感じていますか。
どうなんですかね。今は、僕らが向こうに行って演じるよりも、こっち(日本)で作った作品を持っていく時代なんじゃないのかな?
我々が日本でいいコミュニケーションを取りながら、高め合って、いい作品を作って。今回はたまたま我々が1位でしたけど、どの作品も同じように時間をかけてみんなで作った作品なんだと思います。その中で、今回、こうして同じように思いを持って「マイファミリー」に投票してくださった皆さま。本当にありがとうございました!
憋不住了,还是发吧(靠,之前说的借着周年庆送列表几个大头,等我一个个抓倒霉蛋塞我的破画?第一个是鸽老师家的龙2oc哒!!
手里拿的花的梗是6.0主线厄尔庇斯剧情那里,梅蒂恩让光呆向赫尔墨斯展示自己也有负面感情,让花变成紫色的那段。正好鸽老师是弗雷推[嘘],一想到光呆的负面情绪,那大伙脑海里肯定蹦出来的就是这个名字吧,于是就想着这样是不是能暗示一下。
背景大概是和芝诺斯决战之后的那片天,角色面对着的是单人本正前方那个初升的太阳,背后是还没有亮起的星空,右上角的逆流星是先行飞向飞船的梅蒂恩,整个画面的时间段我应该表述明白了?本来后边不知道画啥的,还问了下鸽老师自己oc的印象色是什么,被告知了是粉色,但是头发就是粉的背景还是粉的就太顺色儿了,就想要不画深点试试??后来突然想到鸽老师当时跑完主线发了p2这个微博,记得当初就是看见其他列表转发这条之后,我很感兴趣才关注的她,于是就决定画星空了。她自己好像还说过自己画的oc相关虽然不少,可是好像基本没有怎么提过“光之战士”这个身份,于是就想用这个厄尔庇斯花和背景侧面描写一下,过于刻意的表现的话会有ooc的风险,而且角色性格还是我不擅长的阴郁阴暗无表情少女,就是希望画完之后介于那种不说的话看不太出来,说了之后恍然大悟的感觉?[送花花]
手里拿的花的梗是6.0主线厄尔庇斯剧情那里,梅蒂恩让光呆向赫尔墨斯展示自己也有负面感情,让花变成紫色的那段。正好鸽老师是弗雷推[嘘],一想到光呆的负面情绪,那大伙脑海里肯定蹦出来的就是这个名字吧,于是就想着这样是不是能暗示一下。
背景大概是和芝诺斯决战之后的那片天,角色面对着的是单人本正前方那个初升的太阳,背后是还没有亮起的星空,右上角的逆流星是先行飞向飞船的梅蒂恩,整个画面的时间段我应该表述明白了?本来后边不知道画啥的,还问了下鸽老师自己oc的印象色是什么,被告知了是粉色,但是头发就是粉的背景还是粉的就太顺色儿了,就想要不画深点试试??后来突然想到鸽老师当时跑完主线发了p2这个微博,记得当初就是看见其他列表转发这条之后,我很感兴趣才关注的她,于是就决定画星空了。她自己好像还说过自己画的oc相关虽然不少,可是好像基本没有怎么提过“光之战士”这个身份,于是就想用这个厄尔庇斯花和背景侧面描写一下,过于刻意的表现的话会有ooc的风险,而且角色性格还是我不擅长的阴郁阴暗无表情少女,就是希望画完之后介于那种不说的话看不太出来,说了之后恍然大悟的感觉?[送花花]
✋热门推荐