現場では"全体のムード"を感じることを大事に―松田龍平に聞く『影裏』の裏側
2017年に第122回文學界新人賞、第157回芥川賞を受賞した沼田真佑の小説『影裏』を、『るろうに剣心』(12・14・20年)や『3月のライオン』(17年)などの大友啓史監督がメガホンを執り実写映画化。主人公の今野を綾野剛、今野と親しくしながらも突然姿を消す謎の多い男・日浅を松田龍平が演じている。「日浅はあまり感情を表に出す人ではない」という役柄についてや、共演の綾野剛とのエピソード、忘れられない家族の言葉などを語った。
思い描いてきたことを一旦捨てて臨んだ撮影
──最初に台本を読まれた時に、日浅というキャラクターに対してどのような印象を持ちましたか?
日浅が自分について語ることはほとんどなくて、彼と交流のあった人たちが「日浅はこういう人だった」とか「じつは日浅とこんなことがあった」と語っていくことで日浅というキャラクターが形作られている、そんなふうに台本を読んだ時に感じました。それによって“謎が多い人”という印象を受けましたし、そこにとらわれながら演じるというのはすごく難しいなと思いました。
──いろんな人が語る日浅という人物を、どのように作り上げて演じていかれたのでしょうか?
周りの人たちが語る場面が多いということは、情報が多いということでもあって。それを自分なりに「日浅はこうなんじゃないか」と考えて撮影現場に行くんですけど、いざ演じてみると、それがあまりうまくハマってないなと感じてしまったんです。やはりクランクイン前に台本を読んで思い描いていたのと実際に撮影するのとでは違うんですよね。ロケ撮影だったら風景によっても変わってきますし。それならば一旦、自分が考えてきたものをすべて捨てて、感じるまま、自分の気持ちの向くままに演じてみようと。その感覚を信じてやるしかなかったです。
──感じるまま、気持ちの向くままに演じてみていかがでしたか?
気持ち次第で見ている景色がガラッと変わるので、演じている間は日浅がどういう役で、『影裏』がどういう作品になるかといったことはあまり考えなかった、というより、考える余裕がなかったように思います。
日浅を象徴する台詞、関係性を表すシーン
──なかなか実態の掴めない日浅ですが、夜釣りのシーンで今野に「人を見る時は、影の一番濃いところを見るんだよ」と言った瞬間に、少しだけ日浅の根っこの部分がわかったような気がしました。
たしかに僕もあの台詞は、日浅を象徴しているように感じました。それにどういう人物なのかが少しだけ見えるシーンでもありますよね。でも、だからといってあの台詞にそこまで意味を持たせなくてもいいんじゃないかとも思ったんです。なぜならあの台詞の前後が大事であって、今野との関係性を表す台詞のひとつに過ぎないからです。
──あの台詞をとくに意識するというわけではなく、あくまでもシーンの中の台詞のひとつとして受け止めてらっしゃったのですね。
そうですね。あのシーンではないのですが、今野のとある行動によって二人の関係性やお互いの気持ちが見えてくる場面があるので、僕はそこが一番重要なのではないかと感じていて。日浅はあまり感情を表に出す人ではないので、シーンごとにどういう気持ちなのかを考えながら演じていました。だから先ほどおっしゃった台詞も、日浅の感情を探ったうえで、“シーンが締まる台詞”というぐらいの感覚で言っていたと思います。
綾野剛との共演、撮影現場での印象
──綾野剛さんと共通のご友人を介してプライベートでお会いになったことは?
あります。ある日、フラッと僕の家に遊びに来てくれたこともありましたね(笑)。
──なんとなく日浅っぽいですね(笑)。
たしかに(笑)。自分が興味のあることに対してものすごく正直なタイプなのかなと。フットワークが軽いというか、“おもしろい”と感じたらすぐ行動に移せるんですよね。興味を持てるか持てないかのジャッジが早いんだと思います。
──そんな綾野さんと本作で共演されていかがでしたか?
テキパキと動いて自分のやりたいことを明確にしている、という印象を受けましたね。もともと彼に対してすごくしっかりしているイメージを持っていたので、役に関しても事前にしっかりと作り込んでくるタイプなのかなと思っていたんですけど、現場ではつねに敏感にアンテナを張って、撮影中に起きたことからちゃんと影響を受けながらお芝居をしていた印象があります。でも、カットがかかった途端にいつも通りの綾野くんに戻ってるんですよ(笑)。器用でもあるけど影響を受けたことには正直に反応できて、自分の役のことをすごく引いたところで見ているんじゃないかなと思いますね。
──そんな綾野さんに対して、撮るシーンによっては待ち時間などで距離の取り方を変えることもあったのでしょうか?
とくにシーンごとに何かを変えるということはなかったですね。先ほどお話したことにも通じるんですけど、台詞に意味を持たせすぎないのと一緒で、シーンがどうというよりは、共演者や監督、スタッフさんや現場の風景、そういう全体のムードみたいなものを感じることのほうが大事というか。
──日浅は何があってもいつもと変わらない、ということも松田さんにとっては大きかったのかもしれませんね。
それもありますし、日浅は今野だけを見ているわけじゃないので、結局のところ「この人は何を考えているんだろう?」という印象を受けますよね。それは演じるうえで大きかったかもしれないですね。
忘れられない祖母からの言葉
──今野は日浅と出会ったことで釣りが好きになるなど、さまざまな影響を受けますが、松田さんが大きな影響を受けたと思う人はいますか?
周りにいるいろんな方から影響を受けているんじゃないかなと思います。現場での話になりますが、自分の気持ちをどこに置いて何を見るか、自分がいまどこにいて、目の前にいる人はどこにいるのかということを感じながら生きていたら、自然と影響を受けざるをえないというか。そういう意味では、監督やスタッフさんも含めて、いろんな人から影響を受けていると言えると思いますね。
──これまでいろんな方とお仕事されていますが、そういった方々から言われた言葉で大事にしているものはありますか?
昔、祖母に「嘘は絶対についたらダメ!」と言われたことがあって。でもその時は、僕はまだ子どもだったから「ついていい嘘もあるでしょ?」と言い返したんです。子どもながらに“相手を傷つけないための嘘”があることを知っていたから言ったんですけど。それでも祖母は「絶対に嘘はダメ」と言ってましたね。とても印象に残っていて、その言葉はいまでもたまに思い出しますね。
2017年に第122回文學界新人賞、第157回芥川賞を受賞した沼田真佑の小説『影裏』を、『るろうに剣心』(12・14・20年)や『3月のライオン』(17年)などの大友啓史監督がメガホンを執り実写映画化。主人公の今野を綾野剛、今野と親しくしながらも突然姿を消す謎の多い男・日浅を松田龍平が演じている。「日浅はあまり感情を表に出す人ではない」という役柄についてや、共演の綾野剛とのエピソード、忘れられない家族の言葉などを語った。
思い描いてきたことを一旦捨てて臨んだ撮影
──最初に台本を読まれた時に、日浅というキャラクターに対してどのような印象を持ちましたか?
日浅が自分について語ることはほとんどなくて、彼と交流のあった人たちが「日浅はこういう人だった」とか「じつは日浅とこんなことがあった」と語っていくことで日浅というキャラクターが形作られている、そんなふうに台本を読んだ時に感じました。それによって“謎が多い人”という印象を受けましたし、そこにとらわれながら演じるというのはすごく難しいなと思いました。
──いろんな人が語る日浅という人物を、どのように作り上げて演じていかれたのでしょうか?
周りの人たちが語る場面が多いということは、情報が多いということでもあって。それを自分なりに「日浅はこうなんじゃないか」と考えて撮影現場に行くんですけど、いざ演じてみると、それがあまりうまくハマってないなと感じてしまったんです。やはりクランクイン前に台本を読んで思い描いていたのと実際に撮影するのとでは違うんですよね。ロケ撮影だったら風景によっても変わってきますし。それならば一旦、自分が考えてきたものをすべて捨てて、感じるまま、自分の気持ちの向くままに演じてみようと。その感覚を信じてやるしかなかったです。
──感じるまま、気持ちの向くままに演じてみていかがでしたか?
気持ち次第で見ている景色がガラッと変わるので、演じている間は日浅がどういう役で、『影裏』がどういう作品になるかといったことはあまり考えなかった、というより、考える余裕がなかったように思います。
日浅を象徴する台詞、関係性を表すシーン
──なかなか実態の掴めない日浅ですが、夜釣りのシーンで今野に「人を見る時は、影の一番濃いところを見るんだよ」と言った瞬間に、少しだけ日浅の根っこの部分がわかったような気がしました。
たしかに僕もあの台詞は、日浅を象徴しているように感じました。それにどういう人物なのかが少しだけ見えるシーンでもありますよね。でも、だからといってあの台詞にそこまで意味を持たせなくてもいいんじゃないかとも思ったんです。なぜならあの台詞の前後が大事であって、今野との関係性を表す台詞のひとつに過ぎないからです。
──あの台詞をとくに意識するというわけではなく、あくまでもシーンの中の台詞のひとつとして受け止めてらっしゃったのですね。
そうですね。あのシーンではないのですが、今野のとある行動によって二人の関係性やお互いの気持ちが見えてくる場面があるので、僕はそこが一番重要なのではないかと感じていて。日浅はあまり感情を表に出す人ではないので、シーンごとにどういう気持ちなのかを考えながら演じていました。だから先ほどおっしゃった台詞も、日浅の感情を探ったうえで、“シーンが締まる台詞”というぐらいの感覚で言っていたと思います。
綾野剛との共演、撮影現場での印象
──綾野剛さんと共通のご友人を介してプライベートでお会いになったことは?
あります。ある日、フラッと僕の家に遊びに来てくれたこともありましたね(笑)。
──なんとなく日浅っぽいですね(笑)。
たしかに(笑)。自分が興味のあることに対してものすごく正直なタイプなのかなと。フットワークが軽いというか、“おもしろい”と感じたらすぐ行動に移せるんですよね。興味を持てるか持てないかのジャッジが早いんだと思います。
──そんな綾野さんと本作で共演されていかがでしたか?
テキパキと動いて自分のやりたいことを明確にしている、という印象を受けましたね。もともと彼に対してすごくしっかりしているイメージを持っていたので、役に関しても事前にしっかりと作り込んでくるタイプなのかなと思っていたんですけど、現場ではつねに敏感にアンテナを張って、撮影中に起きたことからちゃんと影響を受けながらお芝居をしていた印象があります。でも、カットがかかった途端にいつも通りの綾野くんに戻ってるんですよ(笑)。器用でもあるけど影響を受けたことには正直に反応できて、自分の役のことをすごく引いたところで見ているんじゃないかなと思いますね。
──そんな綾野さんに対して、撮るシーンによっては待ち時間などで距離の取り方を変えることもあったのでしょうか?
とくにシーンごとに何かを変えるということはなかったですね。先ほどお話したことにも通じるんですけど、台詞に意味を持たせすぎないのと一緒で、シーンがどうというよりは、共演者や監督、スタッフさんや現場の風景、そういう全体のムードみたいなものを感じることのほうが大事というか。
──日浅は何があってもいつもと変わらない、ということも松田さんにとっては大きかったのかもしれませんね。
それもありますし、日浅は今野だけを見ているわけじゃないので、結局のところ「この人は何を考えているんだろう?」という印象を受けますよね。それは演じるうえで大きかったかもしれないですね。
忘れられない祖母からの言葉
──今野は日浅と出会ったことで釣りが好きになるなど、さまざまな影響を受けますが、松田さんが大きな影響を受けたと思う人はいますか?
周りにいるいろんな方から影響を受けているんじゃないかなと思います。現場での話になりますが、自分の気持ちをどこに置いて何を見るか、自分がいまどこにいて、目の前にいる人はどこにいるのかということを感じながら生きていたら、自然と影響を受けざるをえないというか。そういう意味では、監督やスタッフさんも含めて、いろんな人から影響を受けていると言えると思いますね。
──これまでいろんな方とお仕事されていますが、そういった方々から言われた言葉で大事にしているものはありますか?
昔、祖母に「嘘は絶対についたらダメ!」と言われたことがあって。でもその時は、僕はまだ子どもだったから「ついていい嘘もあるでしょ?」と言い返したんです。子どもながらに“相手を傷つけないための嘘”があることを知っていたから言ったんですけど。それでも祖母は「絶対に嘘はダメ」と言ってましたね。とても印象に残っていて、その言葉はいまでもたまに思い出しますね。
【鷲尾伶菜】鷲尾伶菜 ソロプロジェクト「伶」第一弾『Call Me Sick』が、映画「小説の神様 君としか描けない物語」の主題歌に決定!!
鷲尾伶菜 ソロプロジェクト「伶」第一弾「Call Me Sick」
主題歌に決定!!
佐藤大樹×橋本環奈 W主演
「小説の神様 君としか描けない物語」
5/22(金)全国公開!!
「好き」をあきらめない姿に、ラスト、胸がアツくなる。
共感と感動No.1のファンタスティック青春ストーリー!
中学生で作家デビューしたものの、発表した作品は酷評され売り上げも振るわない…自分を見失い思い悩む売れない高校生小説家・千谷一也を佐藤大樹、
クラスの人気者でドSな性格でヒット作を連発する高校生小説家・小余綾詩凪を橋本環奈が演じます!
監督には、『HiGH&LOW』シリーズや500本以上のMusic Videoを世に送り出した久保茂昭をむかえ、繊細でドラマチックな物語に、これまでにないみずみずしくビビットな映像演出で挑みます!
さらに、主題歌&挿入歌が解禁!
主題歌は、鷲尾伶菜のソロプロジェクト「伶」の第一弾「Call Me Sick」。
「Call Me Sick」は、“夢中になれる時間は今しかない!”と無我夢中で頑張る姿と、揺れ動く葛藤や不安な気持ちをエネルギー溢れる歌詞で描き、共感を抱き勇気をもらえるポップな応援ソングとなっており、不器用ながらも諦めずに前に進んでいく登場人物らの心情をより一層引き立てます!
「伶」は、本編の冒頭の象徴的なシーンとクライマックスシーンの2つの重要なシーンの挿入歌で書き下ろしの「こんな世界にしたのは誰だ」も担当。
真正面から応援する主題歌とは打って変わり、誰しもが抱える不安や“わかっていてもどうにもできない葛藤”をテーマにした一曲で、壁にぶち当たったときの孤独な気持ちに寄り添い、共感を誘う一曲となっています!
また、主題歌曲の世界観が伝わる劇中の場面写真1カットも解禁!
小説を共作していくことが決まり、佐藤大樹演じる一也と橋本環奈さん演じる詩凪の2人が初めてプロット(物語)について話し合っていくシーン。
主題歌曲でも描かれている、「小説が好き」という気持ちが走り出して2人の想像の世界が広がっていく様子が表現されています!
挿入歌には、Leola「ないものねだり」「Lucky Me」、琉衣「一輪の花」「枯れゆく声」が決定!
苦悩、努力、挑戦の先で、合作はどうなっていくのか。
友情を超えて、2人の間に生まれる絆の行方は――。
ドキドキハラハラし、ドラマチックなラストに胸が熱くなる。
2020年春、共感度No1の青春ストーリー!
是非お楽しみに!!
ーSTORYー
中学生で作家デビューしたが、作品はSNSで酷評され、自分を見失った売れない高校生小説家・千谷一也。
一方、同じクラスの人気者でドSな性格の上、ヒット作を連発する高校生小説家・小余綾詩凪。
底辺作家と人気作家、性格もクラスでの立ち位置も、すべてが真逆の2人に、編集者から下されたミッション――それは、2人で協力し、大ベストセラーを生み出すことだった!
ダメな男子とキラキラ女子、一見正反対な2人が、反発しながらも足りないものを補い合い、物語を一緒に作るうちに、一也は、詩凪の誰にも言えない大きな秘密を知ってしまう――。
友情を超えて近付く2人の距離。
悩み傷つきながらも、好きなことをあきらめずに挑戦し続けた先で、2人が生み出す<物語>の行方は――?
ラスト、胸があつくなる。共感と感動No.1のファンタスティック青春ストーリー!
ー鷲尾伶菜コメントー
◆本作の主題歌に起用された感想
ソロとして皆さんに聴いていただける最初のきっかけが、この映画の主題歌と聞き、本当に嬉しかったです。この映画に少しでも花を添えられるよう精一杯曲を届けたいと思います!
◆楽曲に込めた思い
映画を観させていただいて、凄くこの時代ならではの問題や抱える痛みなどが伝わってきたので、少しでもポジティブに変えられるような楽曲にしたいと思ったのと、エンドロールまで聴いて観て帰ってもらえるようにと心を込めました!
◆ソロデビューして初の新曲となることへの意気込み
初の新曲が映画の主題歌に決まって本当に嬉しいです!
ソロとしていいスタートが切れたかなと思っています。
映画のエンドロールに合わせて選曲したので、主人公二人の感情に寄り添って聴いてもらえたらと思います。
ー久保茂昭監督コメントー
原作を読んだ時から頭の中に女性アーティストの声が響きました。
鷲尾さんの恋心に憑依したような切ない歌声がすごく好きで、一也の気持ちを歌えるのは彼女しかいないと思いました。
彼女の歌声が持っている切ないところ、ピュアだけど未熟なところが、本作にピッタリだと思ったので、本人に直接会って「冒頭、鷲尾さんの声から始まりたい、あなたの声で物語の全体が入ってくるんだ」と僕から強くお願いしました。
【キャスト】
千谷一也(ちたに いちや) / 佐藤大樹
中学生で作家デビューしたものの、発表した作品は酷評され売り上げも振るわない……自分を見失い思い悩むナイーブな売れない高校生小説家。
小余綾詩凪(こゆるぎ しいな) / 橋本環奈
千谷一也と同じクラスの人気ものでドSな性格でヒット作を連発する高校生小説家。
九ノ里正樹(くのり まさき) / 佐藤流司
文芸部部長。部員を守ることを使命とする。友達も多く、運動も勉強も得意な頼れるクラスの優等生。作家志望なのだが…。
成瀬綾乃(なるせ あやの) / 柴田杏花
千谷一也のデビュー作に感動し一也に憧れ文芸部に入部したばかりの後輩。物語を書くことに強い情熱をもち、一也に教えを乞うが…。
千谷雛子(ちたに ひなこ) / 莉子
一也の妹。心臓に持病があり入院している。不動詩凪(小余綾詩凪のペンネーム)の大ファン。
楓新社 編集者・野中 / 坂口涼太郎
一也がデビュー作を出版した時の担当編集者。
三春出版 編集者・河埜(こうの) / 山本未來
一也と詩凪の担当編集者。ベストセラーを生み出すため、2人に1つの物語を作る【共作】を提案。一也の才能を信じている。
千谷昌也(ちたに しょうや) / 片岡愛之助
一也の父。小説家だったがまったく売れず、病気で亡くなっている。「書き続けることができるのが小説家」が信条。
千谷優理子(ちたに ゆりこ) / 和久井映見
一也の母。昌也の書く物語が大好きでいつも勇気をもらっている。
【原作】
相沢沙呼「小説の神様」(講談社タイガ刊)
【脚本】
鎌田哲生
【監督】
久保茂昭
【音楽】
中野雄太
【主題歌】
伶「Call Me Sick」
【挿入歌】
伶「こんな世界にしたのは誰だ」
Leola「ないものねだり」「Lucky Me」
琉衣「一輪の花」「枯れゆく声」
【企画】
HI-AX / LDH / CREDEUS
【制作プロダクション】
CREDEUS
【配給】
松竹
【公式HP】
https://t.cn/A6hzglt8
【公式Twitter】
@shokami_movie
鷲尾伶菜 ソロプロジェクト「伶」第一弾「Call Me Sick」
主題歌に決定!!
佐藤大樹×橋本環奈 W主演
「小説の神様 君としか描けない物語」
5/22(金)全国公開!!
「好き」をあきらめない姿に、ラスト、胸がアツくなる。
共感と感動No.1のファンタスティック青春ストーリー!
中学生で作家デビューしたものの、発表した作品は酷評され売り上げも振るわない…自分を見失い思い悩む売れない高校生小説家・千谷一也を佐藤大樹、
クラスの人気者でドSな性格でヒット作を連発する高校生小説家・小余綾詩凪を橋本環奈が演じます!
監督には、『HiGH&LOW』シリーズや500本以上のMusic Videoを世に送り出した久保茂昭をむかえ、繊細でドラマチックな物語に、これまでにないみずみずしくビビットな映像演出で挑みます!
さらに、主題歌&挿入歌が解禁!
主題歌は、鷲尾伶菜のソロプロジェクト「伶」の第一弾「Call Me Sick」。
「Call Me Sick」は、“夢中になれる時間は今しかない!”と無我夢中で頑張る姿と、揺れ動く葛藤や不安な気持ちをエネルギー溢れる歌詞で描き、共感を抱き勇気をもらえるポップな応援ソングとなっており、不器用ながらも諦めずに前に進んでいく登場人物らの心情をより一層引き立てます!
「伶」は、本編の冒頭の象徴的なシーンとクライマックスシーンの2つの重要なシーンの挿入歌で書き下ろしの「こんな世界にしたのは誰だ」も担当。
真正面から応援する主題歌とは打って変わり、誰しもが抱える不安や“わかっていてもどうにもできない葛藤”をテーマにした一曲で、壁にぶち当たったときの孤独な気持ちに寄り添い、共感を誘う一曲となっています!
また、主題歌曲の世界観が伝わる劇中の場面写真1カットも解禁!
小説を共作していくことが決まり、佐藤大樹演じる一也と橋本環奈さん演じる詩凪の2人が初めてプロット(物語)について話し合っていくシーン。
主題歌曲でも描かれている、「小説が好き」という気持ちが走り出して2人の想像の世界が広がっていく様子が表現されています!
挿入歌には、Leola「ないものねだり」「Lucky Me」、琉衣「一輪の花」「枯れゆく声」が決定!
苦悩、努力、挑戦の先で、合作はどうなっていくのか。
友情を超えて、2人の間に生まれる絆の行方は――。
ドキドキハラハラし、ドラマチックなラストに胸が熱くなる。
2020年春、共感度No1の青春ストーリー!
是非お楽しみに!!
ーSTORYー
中学生で作家デビューしたが、作品はSNSで酷評され、自分を見失った売れない高校生小説家・千谷一也。
一方、同じクラスの人気者でドSな性格の上、ヒット作を連発する高校生小説家・小余綾詩凪。
底辺作家と人気作家、性格もクラスでの立ち位置も、すべてが真逆の2人に、編集者から下されたミッション――それは、2人で協力し、大ベストセラーを生み出すことだった!
ダメな男子とキラキラ女子、一見正反対な2人が、反発しながらも足りないものを補い合い、物語を一緒に作るうちに、一也は、詩凪の誰にも言えない大きな秘密を知ってしまう――。
友情を超えて近付く2人の距離。
悩み傷つきながらも、好きなことをあきらめずに挑戦し続けた先で、2人が生み出す<物語>の行方は――?
ラスト、胸があつくなる。共感と感動No.1のファンタスティック青春ストーリー!
ー鷲尾伶菜コメントー
◆本作の主題歌に起用された感想
ソロとして皆さんに聴いていただける最初のきっかけが、この映画の主題歌と聞き、本当に嬉しかったです。この映画に少しでも花を添えられるよう精一杯曲を届けたいと思います!
◆楽曲に込めた思い
映画を観させていただいて、凄くこの時代ならではの問題や抱える痛みなどが伝わってきたので、少しでもポジティブに変えられるような楽曲にしたいと思ったのと、エンドロールまで聴いて観て帰ってもらえるようにと心を込めました!
◆ソロデビューして初の新曲となることへの意気込み
初の新曲が映画の主題歌に決まって本当に嬉しいです!
ソロとしていいスタートが切れたかなと思っています。
映画のエンドロールに合わせて選曲したので、主人公二人の感情に寄り添って聴いてもらえたらと思います。
ー久保茂昭監督コメントー
原作を読んだ時から頭の中に女性アーティストの声が響きました。
鷲尾さんの恋心に憑依したような切ない歌声がすごく好きで、一也の気持ちを歌えるのは彼女しかいないと思いました。
彼女の歌声が持っている切ないところ、ピュアだけど未熟なところが、本作にピッタリだと思ったので、本人に直接会って「冒頭、鷲尾さんの声から始まりたい、あなたの声で物語の全体が入ってくるんだ」と僕から強くお願いしました。
【キャスト】
千谷一也(ちたに いちや) / 佐藤大樹
中学生で作家デビューしたものの、発表した作品は酷評され売り上げも振るわない……自分を見失い思い悩むナイーブな売れない高校生小説家。
小余綾詩凪(こゆるぎ しいな) / 橋本環奈
千谷一也と同じクラスの人気ものでドSな性格でヒット作を連発する高校生小説家。
九ノ里正樹(くのり まさき) / 佐藤流司
文芸部部長。部員を守ることを使命とする。友達も多く、運動も勉強も得意な頼れるクラスの優等生。作家志望なのだが…。
成瀬綾乃(なるせ あやの) / 柴田杏花
千谷一也のデビュー作に感動し一也に憧れ文芸部に入部したばかりの後輩。物語を書くことに強い情熱をもち、一也に教えを乞うが…。
千谷雛子(ちたに ひなこ) / 莉子
一也の妹。心臓に持病があり入院している。不動詩凪(小余綾詩凪のペンネーム)の大ファン。
楓新社 編集者・野中 / 坂口涼太郎
一也がデビュー作を出版した時の担当編集者。
三春出版 編集者・河埜(こうの) / 山本未來
一也と詩凪の担当編集者。ベストセラーを生み出すため、2人に1つの物語を作る【共作】を提案。一也の才能を信じている。
千谷昌也(ちたに しょうや) / 片岡愛之助
一也の父。小説家だったがまったく売れず、病気で亡くなっている。「書き続けることができるのが小説家」が信条。
千谷優理子(ちたに ゆりこ) / 和久井映見
一也の母。昌也の書く物語が大好きでいつも勇気をもらっている。
【原作】
相沢沙呼「小説の神様」(講談社タイガ刊)
【脚本】
鎌田哲生
【監督】
久保茂昭
【音楽】
中野雄太
【主題歌】
伶「Call Me Sick」
【挿入歌】
伶「こんな世界にしたのは誰だ」
Leola「ないものねだり」「Lucky Me」
琉衣「一輪の花」「枯れゆく声」
【企画】
HI-AX / LDH / CREDEUS
【制作プロダクション】
CREDEUS
【配給】
松竹
【公式HP】
https://t.cn/A6hzglt8
【公式Twitter】
@shokami_movie
ユニフォームの着こなしの違いとは?野球選手のパンツの種類(スタイル)解説
プロ野球選手のユニフォームの着こなしはさまざまだ。とりわけ、違いがわかりやすいのは彼らの足元。Twitterで「オールドスタイル」と画像検索すれば、それを愛するたくさんの野球ファンを見つけることができ、選手らの着こなしを楽しみにしている人の多さがわかるはずだ。そこで今回は、野球選手の足元の着こなしに焦点を当て、その違いを紹介していく。
ユニフォームの着方は大きくオールドスタイルとストレートスタイルに分けられる
上の画像のうち、オールドスタイルとは左から2つを指し、ストレートスタイルは右から3つを指している。どちらもよく見られるありふれたスタイルだが、どのような違いがあるのか。
◆オールドスタイル
まず、オールドスタイルとは、「膝より下の位置でストッキングとユニフォームの裾を折り込み、ストッキングを見せる履き方」を指し、以前はこのスタイルが主流だった。
このオールドスタイルは、「膝下までストッキングを露出させる」ショートスタイルと、「ショートスタイルより10cm程、ストッキングが短い」レギュラースタイルに分類できる。
オールドスタイルの選手は、パ・リーグで言うと北海道日本ハムの中島卓也選手、楽天の茂木栄五郎選手、千葉ロッテの荻野貴司選手、オリックスの福田周平選手などが代表的で、俊足を売りとする選手が愛用しているようだ。
◆ストレートスタイル
1990年代から見られるようになったストレートスタイルは、「ユニフォームの裾をストッキングに折り込まず、外に出す履き方」を指す。
ストレートスタイルも、「ユニフォームの裾部分をゴムで絞る」ロングスタイルと、「ユニフォームの裾を絞らない」正統派のストレートスタイル、「ユニホームの裾が、膝位置あたりから広くなっている」フレアスタイルに分類できる。
ストレートスタイルを着用しているパ・リーグの主な選手は以下の通りだ。
【北海道日本ハムファイターズ】
秋吉亮投手、上沢直之投手投手、近藤健介選手、中田翔選手、西川遥輝選手
【東北楽天ゴールデンイーグルス】
辛島航投手、岸孝之投手、松井裕樹投手、辰己涼介選手、ブラッシュ選手
【埼玉西武ライオンズ】
高橋光成投手、多和田真三郎投手、増田達至投手、金子侑司選手、森友哉選手、山川穂高選手
【千葉ロッテマリーンズ】
有吉優樹投手、石川歩投手、種市篤暉投手、益田直也投手
【オリックス・バファローズ】
増井浩俊投手、山岡泰輔投手
【福岡ソフトバンクホークス】
千賀滉大投手、森唯斗投手、周東佑京選手、デスパイネ選手
2つのスタイルによる違いとは。選手が語るその理由
こうしてみると、特に投手の中では、ストレートスタイルが人気なようだ。その理由を探るべく、桜美林大学で教鞭を執る若松健太氏が発足した草野球チーム「ジャンクベースボールクラブ」の選手ら29名にご協力いただき、アンケート調査を行った。
すると、パ・リーグの選手の中ではストレートスタイルが圧倒的人気を誇るのに対し、「ジャンクベースボールクラブ」所属選手の半数以上である17名が、オールドスタイルを着用しているという意外な事実が判明した。
さらに調査を進めると、多くの選手がオールドスタイルの選手について、「足が速そう。機敏そう」といった印象を持っている一方で、ストレートスタイルの選手に対して、「長距離打者が多い。足が長く見えるので体が大きく感じる」といった印象を持っていた。
その理由としては、「ストレートスタイルより涼しい」「慣れているから」「俊足に見せて、相手を警戒させたい」といったことが挙げられたほか、オールドスタイルを着用したことがある選手のうち19人が、その動きやすさを評価しており、やはりこの機動力がオールドスタイルの大きな魅力と言えそうだ。
ストレートスタイルを着用する選手からは、「怪我防止」「ストッキングの汚れ防止」といった実用性を評価した意見が聞かれたほか、「足が長く見える」「着こなしが楽」「プロ野球選手っぽい」などファッション性を評価する声も多く得られた。また、11人の選手が「オールドスタイルのゴムの締め付けが気になる」とも回答しており、これもストレートスタイルの人気を後押ししていると考えられる。
今回の調査では、それぞれのユニフォームの着こなしごとに長所や短所があり、試合を有利に進めるための思惑を持って、ユニフォームの着こなしを選んでいる選手がいることもわかった。プロ・アマを問わず、日によって着こなしを変えている選手も多く確認できたころから、どちらの着こなしを選ぶかは、選手のその都度のフィーリング次第と言えそうだ。しかし、その着方に注目すれば、選手それぞれの個性も感じられ、より一層プロ野球を楽しめるのではないだろうか。ぜひ今後の野球観戦の参考にしてみてほしい。
取材協力・ジャンクベースボールクラブ
“野球”を通じて「人生を豊かにする」ことを目的とし、現在は関東草野球リーグ、その他トーナメント大会を中心に活動する草野球チーム。
取材・文 今泉友香
イラスト 出内テツオ
プロ野球選手のユニフォームの着こなしはさまざまだ。とりわけ、違いがわかりやすいのは彼らの足元。Twitterで「オールドスタイル」と画像検索すれば、それを愛するたくさんの野球ファンを見つけることができ、選手らの着こなしを楽しみにしている人の多さがわかるはずだ。そこで今回は、野球選手の足元の着こなしに焦点を当て、その違いを紹介していく。
ユニフォームの着方は大きくオールドスタイルとストレートスタイルに分けられる
上の画像のうち、オールドスタイルとは左から2つを指し、ストレートスタイルは右から3つを指している。どちらもよく見られるありふれたスタイルだが、どのような違いがあるのか。
◆オールドスタイル
まず、オールドスタイルとは、「膝より下の位置でストッキングとユニフォームの裾を折り込み、ストッキングを見せる履き方」を指し、以前はこのスタイルが主流だった。
このオールドスタイルは、「膝下までストッキングを露出させる」ショートスタイルと、「ショートスタイルより10cm程、ストッキングが短い」レギュラースタイルに分類できる。
オールドスタイルの選手は、パ・リーグで言うと北海道日本ハムの中島卓也選手、楽天の茂木栄五郎選手、千葉ロッテの荻野貴司選手、オリックスの福田周平選手などが代表的で、俊足を売りとする選手が愛用しているようだ。
◆ストレートスタイル
1990年代から見られるようになったストレートスタイルは、「ユニフォームの裾をストッキングに折り込まず、外に出す履き方」を指す。
ストレートスタイルも、「ユニフォームの裾部分をゴムで絞る」ロングスタイルと、「ユニフォームの裾を絞らない」正統派のストレートスタイル、「ユニホームの裾が、膝位置あたりから広くなっている」フレアスタイルに分類できる。
ストレートスタイルを着用しているパ・リーグの主な選手は以下の通りだ。
【北海道日本ハムファイターズ】
秋吉亮投手、上沢直之投手投手、近藤健介選手、中田翔選手、西川遥輝選手
【東北楽天ゴールデンイーグルス】
辛島航投手、岸孝之投手、松井裕樹投手、辰己涼介選手、ブラッシュ選手
【埼玉西武ライオンズ】
高橋光成投手、多和田真三郎投手、増田達至投手、金子侑司選手、森友哉選手、山川穂高選手
【千葉ロッテマリーンズ】
有吉優樹投手、石川歩投手、種市篤暉投手、益田直也投手
【オリックス・バファローズ】
増井浩俊投手、山岡泰輔投手
【福岡ソフトバンクホークス】
千賀滉大投手、森唯斗投手、周東佑京選手、デスパイネ選手
2つのスタイルによる違いとは。選手が語るその理由
こうしてみると、特に投手の中では、ストレートスタイルが人気なようだ。その理由を探るべく、桜美林大学で教鞭を執る若松健太氏が発足した草野球チーム「ジャンクベースボールクラブ」の選手ら29名にご協力いただき、アンケート調査を行った。
すると、パ・リーグの選手の中ではストレートスタイルが圧倒的人気を誇るのに対し、「ジャンクベースボールクラブ」所属選手の半数以上である17名が、オールドスタイルを着用しているという意外な事実が判明した。
さらに調査を進めると、多くの選手がオールドスタイルの選手について、「足が速そう。機敏そう」といった印象を持っている一方で、ストレートスタイルの選手に対して、「長距離打者が多い。足が長く見えるので体が大きく感じる」といった印象を持っていた。
その理由としては、「ストレートスタイルより涼しい」「慣れているから」「俊足に見せて、相手を警戒させたい」といったことが挙げられたほか、オールドスタイルを着用したことがある選手のうち19人が、その動きやすさを評価しており、やはりこの機動力がオールドスタイルの大きな魅力と言えそうだ。
ストレートスタイルを着用する選手からは、「怪我防止」「ストッキングの汚れ防止」といった実用性を評価した意見が聞かれたほか、「足が長く見える」「着こなしが楽」「プロ野球選手っぽい」などファッション性を評価する声も多く得られた。また、11人の選手が「オールドスタイルのゴムの締め付けが気になる」とも回答しており、これもストレートスタイルの人気を後押ししていると考えられる。
今回の調査では、それぞれのユニフォームの着こなしごとに長所や短所があり、試合を有利に進めるための思惑を持って、ユニフォームの着こなしを選んでいる選手がいることもわかった。プロ・アマを問わず、日によって着こなしを変えている選手も多く確認できたころから、どちらの着こなしを選ぶかは、選手のその都度のフィーリング次第と言えそうだ。しかし、その着方に注目すれば、選手それぞれの個性も感じられ、より一層プロ野球を楽しめるのではないだろうか。ぜひ今後の野球観戦の参考にしてみてほしい。
取材協力・ジャンクベースボールクラブ
“野球”を通じて「人生を豊かにする」ことを目的とし、現在は関東草野球リーグ、その他トーナメント大会を中心に活動する草野球チーム。
取材・文 今泉友香
イラスト 出内テツオ
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