#sky光遇永无[超话]#
⭐安邮死蓝瘦裤潜海裤表演破碎毕业4礼永无
琴,吉他,兔子,贝壳
有部分风行、潜海动作
小亮点:h值低,女巫泡面头,万圣桌
1.419-13.419 目高13.2
250+蜡烛
⭐ v渠二任潜海裤表演破碎毕业无礼永无
有部分潜海物品。
vivo黄金会员,玩过阴阳师、恋与制作人等游戏(哈利波特中还有220星石)
2.011-14.011 目高13.87
300+蜡烛
都可私我看衣柜,两号全部三开可分不刀
注:破碎目前都是微正常进度,马上毕业
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注:破碎目前都是微正常进度,马上毕业
【荀子名言68句】
1
锲而舍之,朽木不折;锲而不舍,金石可镂。
2
君子曰:学不可以已。青,取之于蓝,而青于蓝。
——《荀子·劝学》
3
不登高山,不知天之高也;不临深溪,不知地之厚也。
4
不积跬步,无以至千里;不积小流,无以成江海。
5
水则载舟,水则覆舟。
——《荀子·王制》
6
学者非必为仕,而仕者必为学。
7
公生明,偏生暗。
8
骐骥一跃,不能十步;驽马十驾,功在不舍。
9
君子之学也以美其身,小人之学也以为禽犊。
10
人之于文学也,犹玉之于琢磨也。
11
以善先人者,谓之教。
12
尊严而惮,可以为师。
13
良医之门多病人。
——《荀子·法行》
14
长幼有序。
——《荀子·君子篇》
15
不知戒,后必有,恨后遂过不肯悔,谗夫多进。
——《荀子·成相》
16
怒不过夺,喜不过予。
——《荀子·修身》
17
天不为人之器寒也,辍冬;地不为人之恶辽远也.辍广;君子不为小之匈匈也,辍行。
——《荀子·天论》
18
天行有常,不为尧存,不为桀亡。
——《荀子·天论》
19
目不能两视而明,耳不能两听而聪。
——《荀子·劝学》
20
学无止境。
21
非我而当者,吾师也;是我而当者,吾友也;谄谀我者,吾贼也。
——《荀子·修身》
22
蓬生麻中,不扶而直;白沙在涅,与之俱黑。
——《荀子·劝学》
23
道虽迩,不行不至。事虽小,不为不成。
——《荀子·修身》
24
得百姓之力者富,得百姓之死者强,得百姓之誉者荣。
25
口能言之,身能行之,国宝也;口不能言,身能行之,国器也;……治国者敬其宝,爱其器。
26
积土成山,风雨兴焉;积水成渊,蛟龙生焉。积善成德,而神明自得,圣心备焉。
——《荀子·劝学篇》
27
人主不公,人臣不忠也。
28
匹夫不可以不慎取友。友者,所以相有也。
——《荀子·大略》
29
居必择乡,游必就士。
——《荀子·劝学》
30
乐易者常寿长,忧险者常夭折。
——《荀子·荣辱》
31
怠慢忘身,祸灾乃作。
——《荀子·劝学》
32
以治气养生,则后彭祖;以修身自名,则配尧舜。
33
小人其未得也,则忧不得;既已得之,又恐慌失之。是以有终身之忧,无一日之乐。
34
先义而后利者荣,先荣而后义者辱。荣者常通,辱者常穷。
35
见其可欲也,则不虑其可恶也者,见其可利也,则不顾及可害也者。是以动则必陷,为则必辱,是偏伤之患也。
36
是谓是,非谓非,曰直。
37
兵要在乎善附民而已。
——《荀子·议兵》
38
恶之者众则危。
——《荀子·正论》
39
国将兴,必贵师而重傅;国将衰,必轻师而贱傅。
——《荀子·大略》
40
劳苦之事则争先,饶乐之事则能让。
——《荀子·修身》
41
田野荒而仓廪实,百姓虚而府库满,夫是之谓国蹶。
——《荀子·富国》
42
言而当,知也;默而当,亦知也。
——《荀子·非十二子》
43
玉在山而草木润,渊生珠而崖不枯。
——《荀子·劝学》
44
务本节用财无极。
——《荀子·成相篇》
45
君子养心莫善于诚。
——《荀子·不苟》
46
与人善言,暖于布帛;伤人之言,深于矛戟。
——《荀子·荣辱》
47
下贫则上贫,下富则上富。
——《荀子·富国》
48
乱则国危,治则国安。
——《荀子·王霸》
49
知之而不行,虽敦必困。
——《荀子·儒效》
50
其持之有故,其言之成理。
——《荀子·非十二子》
51
君者,民之源也。源清则流清,源浊则流浊。
52
礼者,人道之极也。
53
礼者,断长续短,损有余,益不足,达爱敬之文,而滋成行义之美也。
54
君戒专欲,臣戒专利。
55
酒乱其神也。
56
天之生民,非为君也;天之立君,以为民也。
57
人无礼则不生,事无礼则不成,国无礼则不宁。
58
禽兽有知而无义,人有气、有生、有知,亦且有义,故最为天下贵也。
59
论德而定次,量能而授官。
60
礼,所以正身也;师,所以正礼也。
61
君子赠人以言,庶人赠人以财。
62
人有气有生有知亦且有义,故最为天下贵也。
63
积土而为山,乘之而后高,积水而为海,积之而后深。故圣者众之所积也。
64
恭敬,礼也;谦和,乐也;谨慎,利也;斗怒,害也。
65
公生明,偏生暗。
66
夫师以身为正仪,而贵自安者也。
67
君子博学而日参省乎己,则智明而行无过矣。
68
天能生物,不能辨物也。地能载人,不能治人也。宇中万物,生人之属,待圣人然后分也。
1
锲而舍之,朽木不折;锲而不舍,金石可镂。
2
君子曰:学不可以已。青,取之于蓝,而青于蓝。
——《荀子·劝学》
3
不登高山,不知天之高也;不临深溪,不知地之厚也。
4
不积跬步,无以至千里;不积小流,无以成江海。
5
水则载舟,水则覆舟。
——《荀子·王制》
6
学者非必为仕,而仕者必为学。
7
公生明,偏生暗。
8
骐骥一跃,不能十步;驽马十驾,功在不舍。
9
君子之学也以美其身,小人之学也以为禽犊。
10
人之于文学也,犹玉之于琢磨也。
11
以善先人者,谓之教。
12
尊严而惮,可以为师。
13
良医之门多病人。
——《荀子·法行》
14
长幼有序。
——《荀子·君子篇》
15
不知戒,后必有,恨后遂过不肯悔,谗夫多进。
——《荀子·成相》
16
怒不过夺,喜不过予。
——《荀子·修身》
17
天不为人之器寒也,辍冬;地不为人之恶辽远也.辍广;君子不为小之匈匈也,辍行。
——《荀子·天论》
18
天行有常,不为尧存,不为桀亡。
——《荀子·天论》
19
目不能两视而明,耳不能两听而聪。
——《荀子·劝学》
20
学无止境。
21
非我而当者,吾师也;是我而当者,吾友也;谄谀我者,吾贼也。
——《荀子·修身》
22
蓬生麻中,不扶而直;白沙在涅,与之俱黑。
——《荀子·劝学》
23
道虽迩,不行不至。事虽小,不为不成。
——《荀子·修身》
24
得百姓之力者富,得百姓之死者强,得百姓之誉者荣。
25
口能言之,身能行之,国宝也;口不能言,身能行之,国器也;……治国者敬其宝,爱其器。
26
积土成山,风雨兴焉;积水成渊,蛟龙生焉。积善成德,而神明自得,圣心备焉。
——《荀子·劝学篇》
27
人主不公,人臣不忠也。
28
匹夫不可以不慎取友。友者,所以相有也。
——《荀子·大略》
29
居必择乡,游必就士。
——《荀子·劝学》
30
乐易者常寿长,忧险者常夭折。
——《荀子·荣辱》
31
怠慢忘身,祸灾乃作。
——《荀子·劝学》
32
以治气养生,则后彭祖;以修身自名,则配尧舜。
33
小人其未得也,则忧不得;既已得之,又恐慌失之。是以有终身之忧,无一日之乐。
34
先义而后利者荣,先荣而后义者辱。荣者常通,辱者常穷。
35
见其可欲也,则不虑其可恶也者,见其可利也,则不顾及可害也者。是以动则必陷,为则必辱,是偏伤之患也。
36
是谓是,非谓非,曰直。
37
兵要在乎善附民而已。
——《荀子·议兵》
38
恶之者众则危。
——《荀子·正论》
39
国将兴,必贵师而重傅;国将衰,必轻师而贱傅。
——《荀子·大略》
40
劳苦之事则争先,饶乐之事则能让。
——《荀子·修身》
41
田野荒而仓廪实,百姓虚而府库满,夫是之谓国蹶。
——《荀子·富国》
42
言而当,知也;默而当,亦知也。
——《荀子·非十二子》
43
玉在山而草木润,渊生珠而崖不枯。
——《荀子·劝学》
44
务本节用财无极。
——《荀子·成相篇》
45
君子养心莫善于诚。
——《荀子·不苟》
46
与人善言,暖于布帛;伤人之言,深于矛戟。
——《荀子·荣辱》
47
下贫则上贫,下富则上富。
——《荀子·富国》
48
乱则国危,治则国安。
——《荀子·王霸》
49
知之而不行,虽敦必困。
——《荀子·儒效》
50
其持之有故,其言之成理。
——《荀子·非十二子》
51
君者,民之源也。源清则流清,源浊则流浊。
52
礼者,人道之极也。
53
礼者,断长续短,损有余,益不足,达爱敬之文,而滋成行义之美也。
54
君戒专欲,臣戒专利。
55
酒乱其神也。
56
天之生民,非为君也;天之立君,以为民也。
57
人无礼则不生,事无礼则不成,国无礼则不宁。
58
禽兽有知而无义,人有气、有生、有知,亦且有义,故最为天下贵也。
59
论德而定次,量能而授官。
60
礼,所以正身也;师,所以正礼也。
61
君子赠人以言,庶人赠人以财。
62
人有气有生有知亦且有义,故最为天下贵也。
63
积土而为山,乘之而后高,积水而为海,积之而后深。故圣者众之所积也。
64
恭敬,礼也;谦和,乐也;谨慎,利也;斗怒,害也。
65
公生明,偏生暗。
66
夫师以身为正仪,而贵自安者也。
67
君子博学而日参省乎己,则智明而行无过矣。
68
天能生物,不能辨物也。地能载人,不能治人也。宇中万物,生人之属,待圣人然后分也。
ヒカルの碁
第一局 永遠のライバル
誰だ
これは最善の一手ではない最強の一手でもない
走れ 明かり 爺ちゃんちすぐそこだ
もう だからまっすぐ帰ろうって言ったのに
爺ちゃん 爺ちゃん 上がらせてもらうよ
ねえ 本当にいいの
あ どれもパッとしないなあ
光る もう 出ようよ 気味悪いよ
勝手にそんなことしていいの
この間の社会のテストで8点しか取らなくてさあ小遣い止められてんだ
おっ これなんかいいんじゃねえか
これ知ってる五目並べする台でしょう
かなり古そうだなあ
爺ちゃんが昔使ってたやつかなあ
こりゃ高値で売れるかもなあ
ねえ 本当にいいの
平気 平気
きっと爺ちゃんだって忘れてるよ それに
それにこいつだって埃取ってやりゃ
それにしても全然 落ちないぞ この汚れ
うん 汚れってなんかいないよ 綺麗じゃない
これ
どこ
ここ
あ 何もないよ どこ
ここだってば
見えるんですか
だから先からそう言って
私の声が聞こえるんですか
私の声が聞こえるんですね
やっぱりそんな跡なんて
誰だ
嫌だ 光る 変なこと言わないでよ
見つけた やっと見つけた
爺ちゃんか
出てこいよ
私 帰るよ
あまねく神よ 感謝します
私は 私は
私は今一度 現世に戻る
どうしたの 光る 光る
お爺さん 光るが大変だよ
誰だ お前は
藤原佐為
佐為 何者だ
平安の都で大君に囲碁を教えておりました
毎日 毎日 来る日も来る日も囲碁を打っていた私はとても幸せでした
しかし私以外にもう一人 大君の指南役がおりました
ある日 彼が大君には進言したんです
指南役は一人で十分 対局にて雌雄を決し
勝者のみをお召しくださいと
それで 戦ったんだろう どっちが勝ったのさ
盤面互角で対局は進み みんなの視線が注がれる中で 私だけがそれを目にしたのは 本当に偶然でした 彼の碁笥(ごけ)の中に白石が混じっていたんです
それをあの物は 一瞬の隙をついて 自分のあげはまにしたのです
ずるしたんだ
私が声を上げようとした時 そなた 今
おい 貴様 今 碁笥に混じっていたん黒石を自分のあげはまにしたなあ
な 何を言う それは今 そなたがしたことではないか
これはなんとつまらぬ言い訳を
みんなの目が盤上に注がれているのをよいことに碁笥に混じっていた私の石をあげはまにしたではないか
そなたこそいい加減な
見苦しいぞ 静まれ
そのような下卑た行為が 余の前で行われたなどと考えたくもないわ
続けるがよい
私は負けました
心の動揺を抑えきれぬままに
さかしいごまかしをしたという汚名まで付いて 都を追い出された私に 生きる術はありません
それから2日後 私は入水したのです
私はもっと 碁を打ちたかった
成仏できぬ私の魂はある碁盤に宿り 遥かな年を経って瀬戸の海に浮かぶ因島である少年の声をを聞きました
彼の名は虎次郎
少年よ 私の流した悔し涙が見えるのならば そなたの心の片隅に 私を住まわせておくれ
虎次郎の名は秀策と改められ 20歳で師の跡目となり十四世本因坊秀策を名乗ることになったのです
本因坊秀策
しかし 虎次郎は流行病に倒れ ある夜 34歳の若さにして彼は
碁盤についてた血は そいつのものだったのか それで 俺に乗り移ったのはまた碁が打ちたいってわけか
はい なぜなら 私はまだ神の一手を極めていない
光る お前昨日救急車乗ったんだって
あ あん
光る
光る 本当に大丈夫 何があったの 昨日
それがさあ 自分でもよく覚えてないんだ
起きたっら もう今日になってて
後ろの人に回してください
はい 始めてください
ほお 歴史の問題ですか
ああ お前
なんですか
あ いえ
その すみません
座って テストを続けなさい
はい
昨日のあれは 夢じゃなかったんだ
はい
で お前の名前 なんってだっけ
佐為です
佐為か お前 そんなに碁が好き
はい
まだ碁を打ちたい
はい
でもわりーな 俺 碁なんて 全然やる気ないから
光る
進藤君
何をした てめい
な 何もしてません 何も
光る 大丈夫
進藤君
進藤君 大丈夫 保健室に行く
もう平気す
碁を打てないという私の悲しみがあなたの意識を包んだだけです
ったく 千年に及ぶお前の情熱には舌を巻くぜ
でもな 俺には俺の人生設計があるんだ
なあ 俺以外のやつじゃダメなの 乗り移るのを
多分
分かったよ たまには打つだけならいいか
けど俺の心は俺の物だからな 勝手に話しかけてくるな
はい
えーと 誰だったっけな
あと十分ですよ もうできた人は間違いがないか もう一度チェックしましょうね
ダメだ 佐為 お前知ってるか 天宝の改革って
天宝の 老中の水野さまが始められた
それそれ
ああ 懐かしい 一度常住で碁を打ったことがあるんですよ
じゃ ペリーも知ってる
うん ペリー
ペリーだよ 黒船率いてやってきた
あ ペルリ提督ですね
それだ そのベルリ提督はどこに来たんだ
浦賀です あの時は大騒ぎでした
浦賀っと
佐為
はい
お前って結構使えるやつだな
進藤君 何ひとりごと言ってるの テストはもうできたの
もうちょっとです
頑張ってね
人の体を通り抜けておきながら謝りもしない なんたる無礼な
光る この時代の女性はみんな
分かった 分かった 分かったら そう頭の中で騒ぐな
終わったら 碁を打てる所へ連れてってやるから
うわあ すごい人ですね
天下の大東京だからな
そいで そいで どこで碁を打つんですか
碁会場
うん
爺ちゃんが時々行ってるらしいんだけど碁の好きなおやじたちが集まって碁を打つ場所があるんだと
いつの時代でも 囲碁を愛する人はいるのですね
あら こんにちは どうぞ
うん
わあ 爺ばっかし
あの 君 ここ初めて
ここもなんもまるっきり始めて
誰でも打てるの
打てるわよ
じゃ はい お前書いて
棋力はどれくらい
棋力 よくわからない
え 人と対局したことないんだ
そこそこ強いと思うけど
あっ 子供いるじゃん あいつと打てる
あ うん でも あの子は
対局相手を探しての
うん
いいよ 僕打つよ
ああ でもこの子
奥へ行こうか
うん
ちょっと待って 子供なら500円よ
えっ お金要るの
初めてここに来てくれたんだから
今日はサービスしてあげてよ
アキラ君がそう言うなら
僕は塔矢アキラ 君は
進藤ヒカル 六年生だ
僕も六年生だよ
やっぱり年寄りが相手じゃ盛り上がんねえもんね
棋力はどのくらい
それが よくわかんないんだ 結構強いと思うんだけど
よくわかんないのに強いの
じゃとりあえず 君の置き石は 四つか5つぐらいにしようか
置き石って ハンデのこと
要らねえよ そんなの お前と俺と同い年じゃん
塔矢アキラ相手に置き石なしだって
とんでもない坊主だ
いいよ じゃ 先手でどうぞ
俺 ちょっと打つのが遅いかもしんないけど 勘弁なあ
佐為 そんなに嬉しいのか
百四十年ぶりだもんな
光る 行きますよ
よーし
17の四 右上隅 小目
17の 一 二 三 四
思いっきり初心者の手付きだなあ
16の17 右下隅 小目
16の17 ここか
三の16
三の16
16の五
16の五
こすみ
十四の四
十四の四
石の打ち方は初心者だけど 石の筋はしっかりしている 自分でも強さと言うだけある
どうした 早く打てよ
あっ ごめん
しかし 定石の方が古い
それに 時々変なところで手が止まるのはなぜだ
ええと 十四の十一 ここか
僕も打ち込みにも動じない
いや 動じないどころか 軽やかに躱していく
その白石はあなたの物です 取りなさい
はっ これ
はい
十九の十五
いいの 取られちゃって
十八の十四
これ 取れるんだよね
はい
どうしたの
その白の九子が死んだのです
その石は のちにヒカルのあげはまになります
こんなに一杯 じゃ 楽勝じゃん
いえ この物はそれほど柔ではありません
あの九子は 私が取ったのではなく 彼が捨てたのです
よく ご覧なさい
これは
まだやれる
左上の九子は大きかったけど 僕は 中央の空間を支配している
大丈夫なの
多分
四の13
八の五
えーと 八の そこか
あ これは これは最善の一手ではない最強の一手でもない
僕がどう打てくるか試している一手だ
僕の力量を測っている
遥かな高みから
じゃ またね
ありがとうございます
あら 終わったの
うん やっぱり対局はまだ早いわ 俺
打つのすごく時間が掛かって もうヘトヘト
あらあら あっ そうそう
今度子供の囲碁大会あるんだけど はい
見に行ってみたら
考えとく 今日はありがとう お姉さん
またね
アキラ君とやるのは五十年早かったかな
え 負けた
そんなバカな
アキラ君が負けたのか
アキラ君はプロに近い実力なんだぜ
置き石だったんだろう
なんの碁置かせたって
先手の黒番で
何目差だって
二目差
二目差なら こみを入れれば アキラ君の勝ちだ
二目差とか
そんなレベルじゃない
ちょっ ちょっと待ってよ
アキラ君が負けたって 本当なの
まさか
だってあの子 今まで一度も対局したことがないって言ったのよ
一度も対局したことがない
なんなんだ 彼は一体
慣れないことしたから 疲れちゃった
ちった満足したか
はい
おーし じゃ 帰ったら会社の宿題だ
なんなりと
うん 走るぞ
はい
第一局 永遠のライバル
誰だ
これは最善の一手ではない最強の一手でもない
走れ 明かり 爺ちゃんちすぐそこだ
もう だからまっすぐ帰ろうって言ったのに
爺ちゃん 爺ちゃん 上がらせてもらうよ
ねえ 本当にいいの
あ どれもパッとしないなあ
光る もう 出ようよ 気味悪いよ
勝手にそんなことしていいの
この間の社会のテストで8点しか取らなくてさあ小遣い止められてんだ
おっ これなんかいいんじゃねえか
これ知ってる五目並べする台でしょう
かなり古そうだなあ
爺ちゃんが昔使ってたやつかなあ
こりゃ高値で売れるかもなあ
ねえ 本当にいいの
平気 平気
きっと爺ちゃんだって忘れてるよ それに
それにこいつだって埃取ってやりゃ
それにしても全然 落ちないぞ この汚れ
うん 汚れってなんかいないよ 綺麗じゃない
これ
どこ
ここ
あ 何もないよ どこ
ここだってば
見えるんですか
だから先からそう言って
私の声が聞こえるんですか
私の声が聞こえるんですね
やっぱりそんな跡なんて
誰だ
嫌だ 光る 変なこと言わないでよ
見つけた やっと見つけた
爺ちゃんか
出てこいよ
私 帰るよ
あまねく神よ 感謝します
私は 私は
私は今一度 現世に戻る
どうしたの 光る 光る
お爺さん 光るが大変だよ
誰だ お前は
藤原佐為
佐為 何者だ
平安の都で大君に囲碁を教えておりました
毎日 毎日 来る日も来る日も囲碁を打っていた私はとても幸せでした
しかし私以外にもう一人 大君の指南役がおりました
ある日 彼が大君には進言したんです
指南役は一人で十分 対局にて雌雄を決し
勝者のみをお召しくださいと
それで 戦ったんだろう どっちが勝ったのさ
盤面互角で対局は進み みんなの視線が注がれる中で 私だけがそれを目にしたのは 本当に偶然でした 彼の碁笥(ごけ)の中に白石が混じっていたんです
それをあの物は 一瞬の隙をついて 自分のあげはまにしたのです
ずるしたんだ
私が声を上げようとした時 そなた 今
おい 貴様 今 碁笥に混じっていたん黒石を自分のあげはまにしたなあ
な 何を言う それは今 そなたがしたことではないか
これはなんとつまらぬ言い訳を
みんなの目が盤上に注がれているのをよいことに碁笥に混じっていた私の石をあげはまにしたではないか
そなたこそいい加減な
見苦しいぞ 静まれ
そのような下卑た行為が 余の前で行われたなどと考えたくもないわ
続けるがよい
私は負けました
心の動揺を抑えきれぬままに
さかしいごまかしをしたという汚名まで付いて 都を追い出された私に 生きる術はありません
それから2日後 私は入水したのです
私はもっと 碁を打ちたかった
成仏できぬ私の魂はある碁盤に宿り 遥かな年を経って瀬戸の海に浮かぶ因島である少年の声をを聞きました
彼の名は虎次郎
少年よ 私の流した悔し涙が見えるのならば そなたの心の片隅に 私を住まわせておくれ
虎次郎の名は秀策と改められ 20歳で師の跡目となり十四世本因坊秀策を名乗ることになったのです
本因坊秀策
しかし 虎次郎は流行病に倒れ ある夜 34歳の若さにして彼は
碁盤についてた血は そいつのものだったのか それで 俺に乗り移ったのはまた碁が打ちたいってわけか
はい なぜなら 私はまだ神の一手を極めていない
光る お前昨日救急車乗ったんだって
あ あん
光る
光る 本当に大丈夫 何があったの 昨日
それがさあ 自分でもよく覚えてないんだ
起きたっら もう今日になってて
後ろの人に回してください
はい 始めてください
ほお 歴史の問題ですか
ああ お前
なんですか
あ いえ
その すみません
座って テストを続けなさい
はい
昨日のあれは 夢じゃなかったんだ
はい
で お前の名前 なんってだっけ
佐為です
佐為か お前 そんなに碁が好き
はい
まだ碁を打ちたい
はい
でもわりーな 俺 碁なんて 全然やる気ないから
光る
進藤君
何をした てめい
な 何もしてません 何も
光る 大丈夫
進藤君
進藤君 大丈夫 保健室に行く
もう平気す
碁を打てないという私の悲しみがあなたの意識を包んだだけです
ったく 千年に及ぶお前の情熱には舌を巻くぜ
でもな 俺には俺の人生設計があるんだ
なあ 俺以外のやつじゃダメなの 乗り移るのを
多分
分かったよ たまには打つだけならいいか
けど俺の心は俺の物だからな 勝手に話しかけてくるな
はい
えーと 誰だったっけな
あと十分ですよ もうできた人は間違いがないか もう一度チェックしましょうね
ダメだ 佐為 お前知ってるか 天宝の改革って
天宝の 老中の水野さまが始められた
それそれ
ああ 懐かしい 一度常住で碁を打ったことがあるんですよ
じゃ ペリーも知ってる
うん ペリー
ペリーだよ 黒船率いてやってきた
あ ペルリ提督ですね
それだ そのベルリ提督はどこに来たんだ
浦賀です あの時は大騒ぎでした
浦賀っと
佐為
はい
お前って結構使えるやつだな
進藤君 何ひとりごと言ってるの テストはもうできたの
もうちょっとです
頑張ってね
人の体を通り抜けておきながら謝りもしない なんたる無礼な
光る この時代の女性はみんな
分かった 分かった 分かったら そう頭の中で騒ぐな
終わったら 碁を打てる所へ連れてってやるから
うわあ すごい人ですね
天下の大東京だからな
そいで そいで どこで碁を打つんですか
碁会場
うん
爺ちゃんが時々行ってるらしいんだけど碁の好きなおやじたちが集まって碁を打つ場所があるんだと
いつの時代でも 囲碁を愛する人はいるのですね
あら こんにちは どうぞ
うん
わあ 爺ばっかし
あの 君 ここ初めて
ここもなんもまるっきり始めて
誰でも打てるの
打てるわよ
じゃ はい お前書いて
棋力はどれくらい
棋力 よくわからない
え 人と対局したことないんだ
そこそこ強いと思うけど
あっ 子供いるじゃん あいつと打てる
あ うん でも あの子は
対局相手を探しての
うん
いいよ 僕打つよ
ああ でもこの子
奥へ行こうか
うん
ちょっと待って 子供なら500円よ
えっ お金要るの
初めてここに来てくれたんだから
今日はサービスしてあげてよ
アキラ君がそう言うなら
僕は塔矢アキラ 君は
進藤ヒカル 六年生だ
僕も六年生だよ
やっぱり年寄りが相手じゃ盛り上がんねえもんね
棋力はどのくらい
それが よくわかんないんだ 結構強いと思うんだけど
よくわかんないのに強いの
じゃとりあえず 君の置き石は 四つか5つぐらいにしようか
置き石って ハンデのこと
要らねえよ そんなの お前と俺と同い年じゃん
塔矢アキラ相手に置き石なしだって
とんでもない坊主だ
いいよ じゃ 先手でどうぞ
俺 ちょっと打つのが遅いかもしんないけど 勘弁なあ
佐為 そんなに嬉しいのか
百四十年ぶりだもんな
光る 行きますよ
よーし
17の四 右上隅 小目
17の 一 二 三 四
思いっきり初心者の手付きだなあ
16の17 右下隅 小目
16の17 ここか
三の16
三の16
16の五
16の五
こすみ
十四の四
十四の四
石の打ち方は初心者だけど 石の筋はしっかりしている 自分でも強さと言うだけある
どうした 早く打てよ
あっ ごめん
しかし 定石の方が古い
それに 時々変なところで手が止まるのはなぜだ
ええと 十四の十一 ここか
僕も打ち込みにも動じない
いや 動じないどころか 軽やかに躱していく
その白石はあなたの物です 取りなさい
はっ これ
はい
十九の十五
いいの 取られちゃって
十八の十四
これ 取れるんだよね
はい
どうしたの
その白の九子が死んだのです
その石は のちにヒカルのあげはまになります
こんなに一杯 じゃ 楽勝じゃん
いえ この物はそれほど柔ではありません
あの九子は 私が取ったのではなく 彼が捨てたのです
よく ご覧なさい
これは
まだやれる
左上の九子は大きかったけど 僕は 中央の空間を支配している
大丈夫なの
多分
四の13
八の五
えーと 八の そこか
あ これは これは最善の一手ではない最強の一手でもない
僕がどう打てくるか試している一手だ
僕の力量を測っている
遥かな高みから
じゃ またね
ありがとうございます
あら 終わったの
うん やっぱり対局はまだ早いわ 俺
打つのすごく時間が掛かって もうヘトヘト
あらあら あっ そうそう
今度子供の囲碁大会あるんだけど はい
見に行ってみたら
考えとく 今日はありがとう お姉さん
またね
アキラ君とやるのは五十年早かったかな
え 負けた
そんなバカな
アキラ君が負けたのか
アキラ君はプロに近い実力なんだぜ
置き石だったんだろう
なんの碁置かせたって
先手の黒番で
何目差だって
二目差
二目差なら こみを入れれば アキラ君の勝ちだ
二目差とか
そんなレベルじゃない
ちょっ ちょっと待ってよ
アキラ君が負けたって 本当なの
まさか
だってあの子 今まで一度も対局したことがないって言ったのよ
一度も対局したことがない
なんなんだ 彼は一体
慣れないことしたから 疲れちゃった
ちった満足したか
はい
おーし じゃ 帰ったら会社の宿題だ
なんなりと
うん 走るぞ
はい
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