岩本莲加手机mail（2）
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#renkamail[超话]##岩本莲加[超话]##れんかのめーる#
日時: 2020年12月14日 GMT+9 20:28:11
件名: れんかのめーる

いつだかに送ったお庭の紅葉あったじゃないですか？

今日撮ったんですけど、もう葉っぱが散っていて枝だけになっていました

冬なんですね～☃️

#百人一首# 036
《訳》
小倉山の峰の紅葉よ、もしお前に心があるならば、もう一度の行幸まで散らずに待ってほしい。

《語注》 ▽小倉山=歌枕。

《参考》
上皇が小倉山に御幸して、紅葉の美しさを愛で、子の醍醐天皇の行幸もあったほうがよいといったので、供奉の作者が奉答した歌。気品ある大らかな詠みぶりで、人に見立てた紅葉に呼びかけている。

#長長しき夜、自然の詩が如き散文に散歩するあり
-Air日本散文打卡Day02

『空山流水』 徳富蘆花

或年の秋、十月の末であった、自分は鹽原箒川(しほばらはふきがは)の支流鹿股川(かのまたがは)の畔(ほとり)の石に腰かけて居た。前夜凩(こがらし)が烈(はげ)しく吹いて、紅葉は大抵散ってしまって、川床(かはどこ)は殆んど眞紅になって居た。右も左も見上ぐる程の峰(みね)が細長く青空を限って、空にも川が流れて居るかと思はれた。秋末の事で、水は痩せ、涸れに、涸れて、所謂全石の川床の真中を流れて行く。川床は峰との谷間(たにま)をくねって、先下りになって居るから、遠くまで流れの末が見へる。恰川の末に一高峰が立ち塞がって、遠くから見ると川は其峰に吸ひ込まれるかのように思はれ、又山が、「此處に居なさい、里に出て何になる、居なさい、居なさい」と水の流を抱き止める様にも思はれる。

併し水は底の石を流(あら)ひ、紅葉の柵(しがらみ)を潜って、歌ひながら流れ行く。石に腰かけて、聞いて居ると、其音！松風、人無くして鳴る琴の音(ね)、何に譬(たと)へて宜(よ)からう？身は石上に坐(さ)しながら、心は流水の行末(ゆくえ)を追って、遠く、遠く、遠く——あゝまだ仄(かす)かに聞へる。

今でも半夜夢醒めて、心澄む折々は、何處かに遠く遠く此音が聞へるのである。