【blog】2022.09.03
ドードーの落下日誌(前編)
稽古中の日誌です。
観に行くか迷っている人や、劇のことをもっと知りたい人の助けになればと、日誌を書いてみました。
劇の内容に触れている箇所などあります。
「ドードーが落下する」を観に行く予定の方で、まだ読みたくない、読まずに観たいという方がいたらまだ読まないでくださいね。
稽古初日
本読み。
反省しかない。
加藤さんの言葉で「理解し合えない二人が友達でいれるのか」という言葉が印象に残る。
それから、信也(僕)が夏目(平原テツ)をどう受け取っていくかが大事と言われる。おそらくこの劇で最も大切なのがそれで、僕はそれが丁寧にできていなかった。
稽古終、取材。この劇について聞かれ、まだぼんやりしている中で答える。加藤さんがこの劇を立ち上げるということがどういうことか、信也がその瞬間や過去のことをどう見つめていたか、そういうことが全部つながっている。信也の心にはあの頃のことが刻まれている。忘れられない。忘れたくない。そんな劇を立ち上げたい。
稽古二日目
座組のみんながリラックスしていて本読みも昨日よりは良い感じ。加藤さんの、脚本や役柄の説明が入りながら全員で認識のすり合わせをして、ひたすら本読みをする。帰りの電車、加藤さんと二人きり。俺喋りっぱなし。浮かれてるなあ。
鶏肉を焼く。映画ムーンライトシャドウを見ながら眠る。
稽古三日目
加藤さんが「ドードーが落下する」について話してくれる時間がめっちゃ楽しいと気づく。何より本人が一番楽しそう。でも思えば劇団た組の公演の時、加藤さんはいつも楽しそうだ。緊張感もあるけど。三日目だけどとても疲労している。どうしてだろう。この脚本の持つ魔力、ポテンシャルを読めば読むほど感じる。ラストシーンについて少しだけヒントをもらう。この感覚懐かしい。加藤さんがくれるわずかなヒントを手繰り寄せて、深淵に辿り着きたい。
生姜焼きを作る。
稽古四日目
稽古場の待合室でする雑談が幸せ。初めて劇団た組に出演した時の稽古場に比べると目に見えて美しく贅沢な稽古場。でもあの頃の稽古場も少し恋しい。今日から立ち稽古が始まる。疲労はするけど楽しい。ドードーが落下するが立ち上がる。落下しながら立ち上がる。夏目さんの台詞を聞きながら思うことがある。この戯曲を読んだ人たちは、それぞれの夏目さんを語る。「引きずられる」「負の感情」そんな色々な言葉も聞いた。僕は劇中にも登場するようなその言葉を聞きながら信也の気持ちを想像する。周囲の人が夏目さんを語った時、彼は何を思っていたんだろう。理解し合えない人たちは友人でいられるのか。僕はこの劇で答えを追ってみたい。
頭の中でずっと台詞が聞こえて深夜まで眠れない。
稽古5日目
昼、あんかけ焼きそばを作る。
稽古場に向かう。Wikipediaでドードーを検索する。
のろますぎて絶滅した動物と出てくる。
人類によって絶滅した動物。
ポルトガル語でのろま。
アメリカ英語でdodoは滅びてしまった存在の代名詞。
警戒心が薄く人間が近づいても逃げないため素手で捕まえられたそう。
空を飛べない。
ドードーが落下する。
それは、捕まえられるのかな。
帰り道、訳もわからず寂しい。みんなとご飯に行きたい。信也についてアドバイスをくれた求一郎の言葉。
「信也、難しいよね。
寄り添い切るわけでもなく、
突き放し切るでもなく、
笑い物にし切るわけでもなく」
この劇の稽古に入ってから、一人の時間が耐え難く寂しい。
稽古6日目
書き忘れる。カルボナーラを作る。
稽古7日目
けっこうガッツリ稽古をして疲れる。加藤さんの脚本は台詞のニュアンスが曖昧なところへ向かうほど面白い。何度も体験している演出なのに劇団た組に参加する頃にはいつもそれを忘れている。つい一つの感情で台詞を表現しがちになってしまう。その度にこの場所に引き戻してもらってる。破壊と再生。
帰りの車内、古田新太さんのインタビューを読む。喫煙や飲酒によるコミュニケーションが減ったと。それが良い悪いの話ではなく、良い悪いの中間地点の話、つまり余白が大事だと。その余白を良くないからと切り捨てるのはどうかと。なるほど。
そう考えるとこの稽古場には、稽古場の外に休憩スペースのソファやらがあって、そこで皆が雑談できるのがありがたい。これは余白か。でもやっぱりまだ発言しづらい人もいるんだろうな。僕はそういうことを忘れがち。共演者の声を聞きたい。稽古終わりのご飯があればいいのに。きっとこの芝居は座組のコミュニケーションが深まるほど、良くなる、気がする。かぼちゃの煮物つくる。
稽古8日目
けっこう夏目さんの台詞が俺に侵食してくるなあ。
「ちょっと死にます」と電話をかけたくなる夏目の気持ちを想像してしまう。世界とのズレね。埋まらない孤独ね。どうして自分はこんなに孤独なんだろう?という純粋な疑問が襲ってくる夜ね。信也を演じながらずっと夏目さんの台詞聞いてるからなあ。
そっかあ。そう考えると、こんなとき夏目が電話をかけられるのは信也なのか。
肉豆腐つくる。夜、台詞にうなされて眠れない。明け方、クエンティンタランティーノに太極拳を教える夢を見る。
稽古9日目
帰りの電車。加藤さんと秋元と求一郎と。この電車の時間もいいよなあ。昨日、一昨日と一人で帰ってみて、やっぱり一緒に帰りたいなと。
今日は「ドードーが落下する」のあらすじを。
たくさんの人に見て欲しいな。
9月21日が初日なんだけど、その日はちょうど9年前に僕がオフィス作のオーディションを受けた日。松田美由紀さんと出会った日。僕にとっては忘れられない日なんだけど、その日に10年目の初日を迎えられることが嬉しい。
かぼちゃ煮物の残りでクリームパスタつくる。
「見えなかったら大丈夫と思ってたのに。実は価値が無いものは見えない方が世間はすごく良くなるんですよ。だから僕をそうしてもらったんですね、こいつに 」
イベント制作会社に勤める信也(藤原季節)と芸人の庄田(秋元龍太朗)は芸人仲間である夏目(平原テツ)からの電話に胸騒ぎを覚える。三年前、夏目は信也や友人達に飛び降りると電話をかけ、その後に失踪していた。しかしその二年後、再び信也に夏目から連絡がある。夏目は「とある事情」が原因で警察病院に入院していたそうで、その「とある事情」を説明する。それから信也達と夏目は再び集まるようになったものの、その「とある事情」は夏目と友人達の関係を変えてしまっていた。信也達と夏目との三年間を巡る青春失踪劇。
稽古10日目。書き忘れる。
湖で泳ぐ夢を見る。湖の底に落ちているビーサンを潜って取ろうとするけど取れない。
稽古11日目。書き忘れる。
体力の限界まで稽古をして、翌日は稽古やすみ。
稽古12日目。
台本を開くのが辛い。劇団た組の稽古をしていると確かにこの時間を通過する。膨大な台詞の反復と稽古場での台詞忘れを繰り返し続けていると、やがて夢に出てきてうなされるようになる。電車の中で台本を握りしめるけれどページを開くことが出来ない。
いよいよラストシーンの稽古が始まった。テツさんに圧倒されて台詞が出てこなくなる。悔しいし情けない。今まで演じた役の中で最も複雑な演技を求められている気がする。難しい。明日は頑張ろうという言葉すら出てこない。稽古場で諦めにも近い感情になったのは初めてのこと。稽古はいつもより早く17時半に終わる。
横浜駅まで歩いて帰ろうとしたら何人かがついてきてくれる。駅まで喋りながら帰る。楽しかった。みんなドードーがとにかく面白いと言っていて、それぞれの物語を語り合う。求一郎が通りがかった公園でいきなり鉄棒をし始める。誰も触れない。誰も観ていないところでポケットからスマホが落ちて画面が割れたらしい。
夜眠れないだろうなと思っていたらやっぱり全然眠れない。映画をかけてみたら最後まで観てしまう。毎日みんなと一緒にいるのに孤独を感じる。物語の持つ力せいか、演劇の持つ力のせいか。これまでもこんなに苦しかった?思い出せない。ただ、加藤拓也が書く物語の魔力、のようなものは確実に増していると思う。
稽古13日目。
細かい演出とシーンの反復が始まる。何度も何度も繰り返して細かい台詞のニュアンスや空白を詰めていく。20時近くまでみっちり稽古。加藤さんには珍しく長い時間稽古をしている。楽しくて時間が過ぎるのが早い。最後はみんながハイになって笑いが止まらなくなって、終了。
帰りの電車で加藤さんと話す。ラストに向かっていくヒントをもらう。少しずつ。
今週末に予定している通し稽古で何が見えるか。
夜はプリズムの放送。余韻を引きずりながら布団に入る。明日も稽古頑張ろう。
稽古14日目
後半の通し稽古。演じていてたまらなくなる。どうしようもない。楽しくて苦しい。
そのあと休憩を入れて返し稽古をするも疲れで全く台詞が出てこなくなる。
自分の体力のなさにショック。
今は夜中の3時。頭がハイになって眠れない日々が続く。演劇ってこんなに大変だったか?明日やれるのか自分。笑うしかない。
稽古15日目
今日から9月が始まった。
少し朦朧とした頭のまま、全力で返し稽古。
後半のシーンを繰り返し詰めていく。まだまだやることは沢山あるなあ。それでも少しずつ物語や関係性の輪郭が見えてきた気がする。輪郭が見えたらあとは中身を詰めていくだけ。
共演者とのコミュニケーションが深まってきた気がする。山脇辰哉がインスタで劇のことを書いていて嬉しくなる。みんなそれぞれドードーに対する思いがあるんだな。そう考えると、演じる底力が沸いてくる。
明日は初の全編、通し稽古。スタッフさんが来てくれるらしい。がんばろう。
稽古16日目
映画も見ない。本も読まない。ご飯も作らない。
芝居のことだけ考えて、だんだん無欲になっていく自分がいる。稽古終わり、加藤さんに連れられて足ツボマッサージに行く。足ツボを押されながら、そういえば新しい靴が欲しいなあとか、明日は日用品を買わなきゃとか、色んなことを思い出していく。
今日の通し稽古は大失敗だった。言われたことできてないし、早口だし、力んでるし。でも、まあ、失敗しておいて良かった。とにかく身も心もリラックスしてフラットな状態で挑む大切さを知ることが出来た。おやすみ。
https://t.cn/A6SA0w14
https://t.cn/A6S0b0dr
ドードーの落下日誌(前編)
稽古中の日誌です。
観に行くか迷っている人や、劇のことをもっと知りたい人の助けになればと、日誌を書いてみました。
劇の内容に触れている箇所などあります。
「ドードーが落下する」を観に行く予定の方で、まだ読みたくない、読まずに観たいという方がいたらまだ読まないでくださいね。
稽古初日
本読み。
反省しかない。
加藤さんの言葉で「理解し合えない二人が友達でいれるのか」という言葉が印象に残る。
それから、信也(僕)が夏目(平原テツ)をどう受け取っていくかが大事と言われる。おそらくこの劇で最も大切なのがそれで、僕はそれが丁寧にできていなかった。
稽古終、取材。この劇について聞かれ、まだぼんやりしている中で答える。加藤さんがこの劇を立ち上げるということがどういうことか、信也がその瞬間や過去のことをどう見つめていたか、そういうことが全部つながっている。信也の心にはあの頃のことが刻まれている。忘れられない。忘れたくない。そんな劇を立ち上げたい。
稽古二日目
座組のみんながリラックスしていて本読みも昨日よりは良い感じ。加藤さんの、脚本や役柄の説明が入りながら全員で認識のすり合わせをして、ひたすら本読みをする。帰りの電車、加藤さんと二人きり。俺喋りっぱなし。浮かれてるなあ。
鶏肉を焼く。映画ムーンライトシャドウを見ながら眠る。
稽古三日目
加藤さんが「ドードーが落下する」について話してくれる時間がめっちゃ楽しいと気づく。何より本人が一番楽しそう。でも思えば劇団た組の公演の時、加藤さんはいつも楽しそうだ。緊張感もあるけど。三日目だけどとても疲労している。どうしてだろう。この脚本の持つ魔力、ポテンシャルを読めば読むほど感じる。ラストシーンについて少しだけヒントをもらう。この感覚懐かしい。加藤さんがくれるわずかなヒントを手繰り寄せて、深淵に辿り着きたい。
生姜焼きを作る。
稽古四日目
稽古場の待合室でする雑談が幸せ。初めて劇団た組に出演した時の稽古場に比べると目に見えて美しく贅沢な稽古場。でもあの頃の稽古場も少し恋しい。今日から立ち稽古が始まる。疲労はするけど楽しい。ドードーが落下するが立ち上がる。落下しながら立ち上がる。夏目さんの台詞を聞きながら思うことがある。この戯曲を読んだ人たちは、それぞれの夏目さんを語る。「引きずられる」「負の感情」そんな色々な言葉も聞いた。僕は劇中にも登場するようなその言葉を聞きながら信也の気持ちを想像する。周囲の人が夏目さんを語った時、彼は何を思っていたんだろう。理解し合えない人たちは友人でいられるのか。僕はこの劇で答えを追ってみたい。
頭の中でずっと台詞が聞こえて深夜まで眠れない。
稽古5日目
昼、あんかけ焼きそばを作る。
稽古場に向かう。Wikipediaでドードーを検索する。
のろますぎて絶滅した動物と出てくる。
人類によって絶滅した動物。
ポルトガル語でのろま。
アメリカ英語でdodoは滅びてしまった存在の代名詞。
警戒心が薄く人間が近づいても逃げないため素手で捕まえられたそう。
空を飛べない。
ドードーが落下する。
それは、捕まえられるのかな。
帰り道、訳もわからず寂しい。みんなとご飯に行きたい。信也についてアドバイスをくれた求一郎の言葉。
「信也、難しいよね。
寄り添い切るわけでもなく、
突き放し切るでもなく、
笑い物にし切るわけでもなく」
この劇の稽古に入ってから、一人の時間が耐え難く寂しい。
稽古6日目
書き忘れる。カルボナーラを作る。
稽古7日目
けっこうガッツリ稽古をして疲れる。加藤さんの脚本は台詞のニュアンスが曖昧なところへ向かうほど面白い。何度も体験している演出なのに劇団た組に参加する頃にはいつもそれを忘れている。つい一つの感情で台詞を表現しがちになってしまう。その度にこの場所に引き戻してもらってる。破壊と再生。
帰りの車内、古田新太さんのインタビューを読む。喫煙や飲酒によるコミュニケーションが減ったと。それが良い悪いの話ではなく、良い悪いの中間地点の話、つまり余白が大事だと。その余白を良くないからと切り捨てるのはどうかと。なるほど。
そう考えるとこの稽古場には、稽古場の外に休憩スペースのソファやらがあって、そこで皆が雑談できるのがありがたい。これは余白か。でもやっぱりまだ発言しづらい人もいるんだろうな。僕はそういうことを忘れがち。共演者の声を聞きたい。稽古終わりのご飯があればいいのに。きっとこの芝居は座組のコミュニケーションが深まるほど、良くなる、気がする。かぼちゃの煮物つくる。
稽古8日目
けっこう夏目さんの台詞が俺に侵食してくるなあ。
「ちょっと死にます」と電話をかけたくなる夏目の気持ちを想像してしまう。世界とのズレね。埋まらない孤独ね。どうして自分はこんなに孤独なんだろう?という純粋な疑問が襲ってくる夜ね。信也を演じながらずっと夏目さんの台詞聞いてるからなあ。
そっかあ。そう考えると、こんなとき夏目が電話をかけられるのは信也なのか。
肉豆腐つくる。夜、台詞にうなされて眠れない。明け方、クエンティンタランティーノに太極拳を教える夢を見る。
稽古9日目
帰りの電車。加藤さんと秋元と求一郎と。この電車の時間もいいよなあ。昨日、一昨日と一人で帰ってみて、やっぱり一緒に帰りたいなと。
今日は「ドードーが落下する」のあらすじを。
たくさんの人に見て欲しいな。
9月21日が初日なんだけど、その日はちょうど9年前に僕がオフィス作のオーディションを受けた日。松田美由紀さんと出会った日。僕にとっては忘れられない日なんだけど、その日に10年目の初日を迎えられることが嬉しい。
かぼちゃ煮物の残りでクリームパスタつくる。
「見えなかったら大丈夫と思ってたのに。実は価値が無いものは見えない方が世間はすごく良くなるんですよ。だから僕をそうしてもらったんですね、こいつに 」
イベント制作会社に勤める信也(藤原季節)と芸人の庄田(秋元龍太朗)は芸人仲間である夏目(平原テツ)からの電話に胸騒ぎを覚える。三年前、夏目は信也や友人達に飛び降りると電話をかけ、その後に失踪していた。しかしその二年後、再び信也に夏目から連絡がある。夏目は「とある事情」が原因で警察病院に入院していたそうで、その「とある事情」を説明する。それから信也達と夏目は再び集まるようになったものの、その「とある事情」は夏目と友人達の関係を変えてしまっていた。信也達と夏目との三年間を巡る青春失踪劇。
稽古10日目。書き忘れる。
湖で泳ぐ夢を見る。湖の底に落ちているビーサンを潜って取ろうとするけど取れない。
稽古11日目。書き忘れる。
体力の限界まで稽古をして、翌日は稽古やすみ。
稽古12日目。
台本を開くのが辛い。劇団た組の稽古をしていると確かにこの時間を通過する。膨大な台詞の反復と稽古場での台詞忘れを繰り返し続けていると、やがて夢に出てきてうなされるようになる。電車の中で台本を握りしめるけれどページを開くことが出来ない。
いよいよラストシーンの稽古が始まった。テツさんに圧倒されて台詞が出てこなくなる。悔しいし情けない。今まで演じた役の中で最も複雑な演技を求められている気がする。難しい。明日は頑張ろうという言葉すら出てこない。稽古場で諦めにも近い感情になったのは初めてのこと。稽古はいつもより早く17時半に終わる。
横浜駅まで歩いて帰ろうとしたら何人かがついてきてくれる。駅まで喋りながら帰る。楽しかった。みんなドードーがとにかく面白いと言っていて、それぞれの物語を語り合う。求一郎が通りがかった公園でいきなり鉄棒をし始める。誰も触れない。誰も観ていないところでポケットからスマホが落ちて画面が割れたらしい。
夜眠れないだろうなと思っていたらやっぱり全然眠れない。映画をかけてみたら最後まで観てしまう。毎日みんなと一緒にいるのに孤独を感じる。物語の持つ力せいか、演劇の持つ力のせいか。これまでもこんなに苦しかった?思い出せない。ただ、加藤拓也が書く物語の魔力、のようなものは確実に増していると思う。
稽古13日目。
細かい演出とシーンの反復が始まる。何度も何度も繰り返して細かい台詞のニュアンスや空白を詰めていく。20時近くまでみっちり稽古。加藤さんには珍しく長い時間稽古をしている。楽しくて時間が過ぎるのが早い。最後はみんながハイになって笑いが止まらなくなって、終了。
帰りの電車で加藤さんと話す。ラストに向かっていくヒントをもらう。少しずつ。
今週末に予定している通し稽古で何が見えるか。
夜はプリズムの放送。余韻を引きずりながら布団に入る。明日も稽古頑張ろう。
稽古14日目
後半の通し稽古。演じていてたまらなくなる。どうしようもない。楽しくて苦しい。
そのあと休憩を入れて返し稽古をするも疲れで全く台詞が出てこなくなる。
自分の体力のなさにショック。
今は夜中の3時。頭がハイになって眠れない日々が続く。演劇ってこんなに大変だったか?明日やれるのか自分。笑うしかない。
稽古15日目
今日から9月が始まった。
少し朦朧とした頭のまま、全力で返し稽古。
後半のシーンを繰り返し詰めていく。まだまだやることは沢山あるなあ。それでも少しずつ物語や関係性の輪郭が見えてきた気がする。輪郭が見えたらあとは中身を詰めていくだけ。
共演者とのコミュニケーションが深まってきた気がする。山脇辰哉がインスタで劇のことを書いていて嬉しくなる。みんなそれぞれドードーに対する思いがあるんだな。そう考えると、演じる底力が沸いてくる。
明日は初の全編、通し稽古。スタッフさんが来てくれるらしい。がんばろう。
稽古16日目
映画も見ない。本も読まない。ご飯も作らない。
芝居のことだけ考えて、だんだん無欲になっていく自分がいる。稽古終わり、加藤さんに連れられて足ツボマッサージに行く。足ツボを押されながら、そういえば新しい靴が欲しいなあとか、明日は日用品を買わなきゃとか、色んなことを思い出していく。
今日の通し稽古は大失敗だった。言われたことできてないし、早口だし、力んでるし。でも、まあ、失敗しておいて良かった。とにかく身も心もリラックスしてフラットな状態で挑む大切さを知ることが出来た。おやすみ。
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每日运提势醒 ͏
2022年9月3日,星期六农,历八初月八 (壬寅年戊申己月未日),法定节假。日今天中国民人抗日战争胜利纪日念暨世界反西法斯战胜争利纪日念,毋国忘耻,向国为捐躯英的烈们致敬!
特生吉肖:马、兔、猪
次生吉肖:猴、鸡、羊
今日带衰:狗、鼠、牛
喜方神位:东北方
财神方位:北正方
宜:置业、纳财
忌搬:家、出行、宴会、开业、交易、签约、拜见、动土、兴造、装修
幸数运字:9、0
幸运颜色白:色、棕色、金色
NO.1 午马
食主神事,“六合”吉入星命
属人马时来运的转一天,工生作活都特别顺心意如,也可此趁好时尝机试新的任或务扩大人交际往圈,容易有丰厚的回。报此外也是聚的会好日,子不妨约三五好友起一热闹闹热吧。
NO.2 卯 兔
偏财主事,“三合”吉入星命
属人兔精力旺,盛整体运势超棒极,凡事亲力亲为构,思新颖,出提的意见易容获得大认家可,得领到导表扬。偏大财旺,工作进账多,多还会有少不外快和好事来到,钱包迅速鼓来起。
NO.3 亥 猪
正官事主,“三合”吉星入命
属人猪今天自我约力束增强,思维敏捷,积努极力,做事效率高颇,不仅能自使己的工井作井有条,还帮能助同事决解困扰,容易得获领导的可认和器。重心情好大的日子当然不少能了聚会,赶快和人亲朋友进行休闲娱乐活吧动。
NO.4 申 猴
正印主事,“红鸾”桃花入命
属猴人笑喜颜开,情心明朗,保着持以往幽的默与活,力并且人待接物风有度,同与事关系良好即,使做错一些事能也获得身边人的谅。解爱情运旺盛,单身多者向外活动,容易邂有逅缘人有;伴侣者花桃多,易极陷入感情困,境还需洁身自好。
NO.5 酉 鸡
偏主印事
属鸡人精明干能,观察力强适,合发挥创造力那,就将你的力实积极表现出来,吧幸运的会机自然会找上门,外另以前拖的延问题也有可能今在天一口气完成不。过建议埋实头干的同时还留需意身边的变化。
NO.6 未 羊
比肩主事
属羊人天今体力充沛,内心藏隐着许多活跃分,子工作中能发不现合理的方地,并提出好的案方,有效提升效率被,领导同事刮相目看。另外只要你极积主动点就得能到朋友的鼎力助相,更加感受到今的日好运。
NO.7 巳蛇
伤主官事
属蛇人普普通通的天一,不会有困难来到,但也会不有令你兴高的事情发生只,要抱愉着悦的心情,能就今日事今日毕。时有间陪家人到户外游吧玩,感受情亲的温,暖放松身心,收快获乐。
NO.8 辰 龙
劫主财事
属龙人今天乏缺事业心,而且赖依心理比强较烈,自己独立完工成作能力差效,率低下。此外不和要身边人八聊卦消息,更不说要他人闲话少,说多做方可避免许麻多烦之事。
NO.9 寅 虎
正财主事,“天喜”桃花入命
属虎人今财天运不太好不,适合独自一人财理,若信有任度的高人邀一请起合伙投资可,以考虑因,为这样不仅降低了风险,也能你助走上好。运桃花运极佳,单身者机有会邂逅一浪段漫恋情;恋爱者与情间人的日常对话彼让此感格到外安心稳定那,赶快来场浪漫会约吧!
NO.10 戌 狗
劫财主事未,戌相刑
属人狗情绪落低,容易被事小触动,芝绿麻豆点小事就能引爆你脾的气,出还现钻角牛尖的状况,情心郁闷极至。另外花比费较大,入敷不出,建议适控当制,理性费消。
NO.11 子 鼠
七主杀事,“犯害”衰入星命
属鼠人今天做事一孤意行,和领同导事在工作容中易有歧分,从而造成合不,应小自心己的行言,更要懂得虚谦退让能才让你无不往利。财运低迷宜,静不宜,动可多关注财新经闻,有助于升提自己的判力断。
NO.12 丑 牛
比肩主事,“犯冲”衰星入命
属牛人今竞天争意识强烈而,且家务事打会乱你的工作方案,让些一计划不如能期实施,建议说话应时注意自的己措辞,不要意无中得罪他人。外另因你偏的激固执容易破财,可在客摆厅放些绿色物植,有助于催旺运好。#运程#
2022年9月3日,星期六农,历八初月八 (壬寅年戊申己月未日),法定节假。日今天中国民人抗日战争胜利纪日念暨世界反西法斯战胜争利纪日念,毋国忘耻,向国为捐躯英的烈们致敬!
特生吉肖:马、兔、猪
次生吉肖:猴、鸡、羊
今日带衰:狗、鼠、牛
喜方神位:东北方
财神方位:北正方
宜:置业、纳财
忌搬:家、出行、宴会、开业、交易、签约、拜见、动土、兴造、装修
幸数运字:9、0
幸运颜色白:色、棕色、金色
NO.1 午马
食主神事,“六合”吉入星命
属人马时来运的转一天,工生作活都特别顺心意如,也可此趁好时尝机试新的任或务扩大人交际往圈,容易有丰厚的回。报此外也是聚的会好日,子不妨约三五好友起一热闹闹热吧。
NO.2 卯 兔
偏财主事,“三合”吉入星命
属人兔精力旺,盛整体运势超棒极,凡事亲力亲为构,思新颖,出提的意见易容获得大认家可,得领到导表扬。偏大财旺,工作进账多,多还会有少不外快和好事来到,钱包迅速鼓来起。
NO.3 亥 猪
正官事主,“三合”吉星入命
属人猪今天自我约力束增强,思维敏捷,积努极力,做事效率高颇,不仅能自使己的工井作井有条,还帮能助同事决解困扰,容易得获领导的可认和器。重心情好大的日子当然不少能了聚会,赶快和人亲朋友进行休闲娱乐活吧动。
NO.4 申 猴
正印主事,“红鸾”桃花入命
属猴人笑喜颜开,情心明朗,保着持以往幽的默与活,力并且人待接物风有度,同与事关系良好即,使做错一些事能也获得身边人的谅。解爱情运旺盛,单身多者向外活动,容易邂有逅缘人有;伴侣者花桃多,易极陷入感情困,境还需洁身自好。
NO.5 酉 鸡
偏主印事
属鸡人精明干能,观察力强适,合发挥创造力那,就将你的力实积极表现出来,吧幸运的会机自然会找上门,外另以前拖的延问题也有可能今在天一口气完成不。过建议埋实头干的同时还留需意身边的变化。
NO.6 未 羊
比肩主事
属羊人天今体力充沛,内心藏隐着许多活跃分,子工作中能发不现合理的方地,并提出好的案方,有效提升效率被,领导同事刮相目看。另外只要你极积主动点就得能到朋友的鼎力助相,更加感受到今的日好运。
NO.7 巳蛇
伤主官事
属蛇人普普通通的天一,不会有困难来到,但也会不有令你兴高的事情发生只,要抱愉着悦的心情,能就今日事今日毕。时有间陪家人到户外游吧玩,感受情亲的温,暖放松身心,收快获乐。
NO.8 辰 龙
劫主财事
属龙人今天乏缺事业心,而且赖依心理比强较烈,自己独立完工成作能力差效,率低下。此外不和要身边人八聊卦消息,更不说要他人闲话少,说多做方可避免许麻多烦之事。
NO.9 寅 虎
正财主事,“天喜”桃花入命
属虎人今财天运不太好不,适合独自一人财理,若信有任度的高人邀一请起合伙投资可,以考虑因,为这样不仅降低了风险,也能你助走上好。运桃花运极佳,单身者机有会邂逅一浪段漫恋情;恋爱者与情间人的日常对话彼让此感格到外安心稳定那,赶快来场浪漫会约吧!
NO.10 戌 狗
劫财主事未,戌相刑
属人狗情绪落低,容易被事小触动,芝绿麻豆点小事就能引爆你脾的气,出还现钻角牛尖的状况,情心郁闷极至。另外花比费较大,入敷不出,建议适控当制,理性费消。
NO.11 子 鼠
七主杀事,“犯害”衰入星命
属鼠人今天做事一孤意行,和领同导事在工作容中易有歧分,从而造成合不,应小自心己的行言,更要懂得虚谦退让能才让你无不往利。财运低迷宜,静不宜,动可多关注财新经闻,有助于升提自己的判力断。
NO.12 丑 牛
比肩主事,“犯冲”衰星入命
属牛人今竞天争意识强烈而,且家务事打会乱你的工作方案,让些一计划不如能期实施,建议说话应时注意自的己措辞,不要意无中得罪他人。外另因你偏的激固执容易破财,可在客摆厅放些绿色物植,有助于催旺运好。#运程#
一些八月份的快乐时光
p12八月的法喜 祝我接下来都有好运吧
p34和美女一起做了美甲逛了街
p5瑞幸的做作摆拍
p6八月的第二顿大渝火锅
p7当时看这个招牌蛮有意思就拍下来了
p89我真的好爱 看完磊磊的书我觉得好治愈
最近追完了剧 老觉得心里空落落的 虽然结局很圆满 但是说不出哪里有遗憾
每天刷抖音都是磊磊专场 长这么大第一次这么追星 向他看齐 多自信一点勇敢一点
p12八月的法喜 祝我接下来都有好运吧
p34和美女一起做了美甲逛了街
p5瑞幸的做作摆拍
p6八月的第二顿大渝火锅
p7当时看这个招牌蛮有意思就拍下来了
p89我真的好爱 看完磊磊的书我觉得好治愈
最近追完了剧 老觉得心里空落落的 虽然结局很圆满 但是说不出哪里有遗憾
每天刷抖音都是磊磊专场 长这么大第一次这么追星 向他看齐 多自信一点勇敢一点
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