【師匠、先輩、家族、ライバル…「孤独」な棋士たちが伝える心からの感謝】
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2019年3月31日 20時30分
撮影／MEGUMI　取材・文／伊藤靖子（スポニチ）
「タイトル戦はすさまじい孤独だ」――。

2018年、自身初のタイトル挑戦で叡王位を獲得した高見泰地は『20代の逆襲』のインタビューの中でこう明かした。

将棋はひとたび盤の前に座れば誰の手も借りることはできない。対局室は隔絶された空間であり、弱音も、苦悩も、本心も、痛みも、すべてを一人で飲みこみ抱え込む。

「この孤独に勝てる人がタイトルを獲れる」

一般社会を生きる私たちには決して味わうことはない極限状態だ。

例えば同じ個人競技であるテニス。19年の全豪オープンを制し、四大大会2つ目のタイトルを獲得した大坂なおみは、優勝スピーチでこう語っている。

「（コーチ・チームに）あなたたちがいなければここまでこれなかった。どのテニス選手にもその陰には偉大なチームがいるんです。本当にありがとう」

高見が畏れた“孤独”とは対照的な言葉だ。

スポーツの世界では、コーチやチームスタッフのように、選手を支えてくれる存在が当たり前のようにいる。勝敗の結果は選手個人だけではなく、コーチやチームにも責任が及ぶ側面もあるだろう。

だが、将棋にはそのような概念が一切無い。

たしかに将棋界にも師匠という存在がいるが、スポーツ界でいうコーチというサポート的な役目は果たさない。勝っても負けても、その責任は100％自分に降りかかってくる。わずか16歳の高校生棋士である藤井聡太七段も、常人には味わうことのない苛烈な環境に身を置いている。

しかし、そんな孤独な棋士たちにも心の支えになった相手は必ずいるはずだ。

棋士仲間、恩師、家族、友人、恋人――。

『日頃なかなか伝えられない「感謝」の気持ちを、新たな年度を迎えるこのタイミングに聞いてみたい』。そんな発想からスタートしたのが今企画だ。

第1回　都成竜馬（4月1日公開予定）

不世出の名棋士・谷川浩司唯一の弟子として、また、棋界屈指のイケメン棋士として注目を集める一方、16年という長期間を養成機関である奨励会に費やし、プロ入り年齢上限に当たる26歳で四段昇段を決めた苦労人でもある。

長い下積み時代を支えた人物は？遅咲きの都成が描く「理想の恩返し」とは？

第2回　永瀬拓矢（4月2日公開予定）

ストイック・オブ・ストイック。今春、“3度目で正直”で初タイトル獲得に燃える彼にとって、将棋以外に関心が及ぶモノとは。あだ名は「軍曹」。マシーンのように将棋に打ち込む脳内に、感謝の念を持つスペースはあるのだろうか。

「学校が嫌いだった」と公言する26歳が、弱き小学生の自分に送るメッセージとは―。

第3回　佐々木大地（4月3日公開予定）

新進気鋭。18年度、将棋界で最も勝った男だ。破竹の勢いで勝ち星を重ねた要因は何だったのだろうか？幼少期から大病と戦い、将棋に一生を捧げるために長崎県の離島から一家で上京。しかし苦労を感じさせない、軽やかで、しなやかな強さの根底にあるものとは？

尊敬して止まない師匠・深浦康市への感謝、自身が描く『恩返し』を問うた。

第4回　佐藤康光（4月4日公開予定）

ご存知、日本将棋連盟会長、将棋界の顔である。タイトル戦主催社の新聞全紙を読み、対局では全協賛社の飲み物を盤息に用意。全方位に全身全霊で感謝のメッセージを態度で示す。

一棋士として、会長として、果たしてどれだけ多くの人に感謝を伝えるのか。そして、その感謝をどのようにファンに返していくのか。天衣無縫・佐藤が描く将棋界の未来とは―。

最終回　杉本昌隆（4月5日公開予定）

果たして“少年”の名前は挙げられるのだろうか。将棋ブームの火付け役となった藤井聡太の師匠として、将棋界を超えて知れ渡る存在となった。

“師匠”としてメディアに取り上げられ続ける一方、18年度はプレーヤーとしても、昇段、昇級と大きな結果を残した。そんな杉本が、感謝の気持ちを示した意外な相手とは―。

咲き誇る花々に囲まれ、新入学、新生活と新しいステップに進む人も多い春。しかし、明るい陽光は、新生活に対する不安や孤独の影も浮き彫りにしてしまう。

圧倒的な孤独の中に身を置く棋士たちの言葉は、きっと私たちに寄り添ってくれるだろう。「すべての闘う者たちへ―」全5編のインタビュー記事をお届けする。

（敬称略）

#Shogi#

#HKT48# #冨吉明日香#
本日の公演にて卒業の発表をさせていただきました。突然の発表になり、すみません。

アイドルとして、皆さんと一緒に進む日々が私の中でなによりも大切なものだったからこそ、長い間悩み、考え、やっと新しいスタートを切る覚悟ができました。残りの時間精一杯！頑張りますのでよろしくお願いします☺️

『 ヤコブはその旅を続けて東の民の地へ行った。見ると野に一つの井戸があって、そのかたわらに羊の三つの群れが伏していた。人々はその井戸から群れに水を飲ませるのであったが、井戸の口には大きな石があった。群れが皆そこに集まると、人々は井戸の口から石をころがして羊に水を飲ませ、その石をまた井戸の口の元のところに返しておくのである。ヤコブは人々に言った、「兄弟たちよ、あなたがたはどこからこられたのですか」。彼らは言った、「わたしたちはハランからです」。ヤコブは彼らに言った、「あなたがたはナホルの子ラバンを知っていますか」。彼らは言った、「知っています」。ヤコブはまた彼らに言った、「彼は無事ですか」。彼らは言った、「無事です。御覧なさい。彼の娘ラケルはいま羊と一緒にここへきます」。ヤコブは言った、「日はまだ高いし、家畜を集める時でもない。あなたがたは羊に水を飲ませてから、また行って飼いなさい」。彼らは言った、「わたしたちはそれはできないのです。群れがみな集まった上で、井戸の口から石をころがし、それから羊に水を飲ませるのです」。ヤコブがなお彼らと語っている時に、ラケルは父の羊と一緒にきた。彼女は羊を飼っていたからである。ヤコブは母の兄ラバンの娘ラケルと母の兄ラバンの羊とを見た。そしてヤコブは進み寄って井戸の口から石をころがし、母の兄ラバンの羊に水を飲ませた。ヤコブはラケルに口づけし、声をあげて泣いた。ヤコブはラケルに、自分がラケルの父のおいであり、リベカの子であることを告げたので、彼女は走って行って父に話した。ラバンは妹の子ヤコブがきたという知らせを聞くとすぐ、走って行ってヤコブを迎え、これを抱いて口づけし、家に連れてきた。そこでヤコブはすべての事をラバンに話した。ラバンは彼に言った、「あなたはほんとうにわたしの骨肉です」。ヤコブは一か月の間彼と共にいた。時にラバンはヤコブに言った、「あなたはわたしのおいだからといって、ただでわたしのために働くこともないでしょう。どんな報酬を望みますか、わたしに言ってください」。さてラバンにはふたりの娘があった。姉の名はレアといい、妹の名はラケルといった。レアは目が弱かったが、ラケルは美しくて愛らしかった。ヤコブはラケルを愛したので、「わたしは、あなたの妹娘ラケルのために七年あなたに仕えましょう」と言った。ラバンは言った、「彼女を他人にやるよりもあなたにやる方がよい。わたしと一緒にいなさい」。こうして、ヤコブは七年の間ラケルのために働いたが、彼女を愛したので、ただ数日のように思われた。ヤコブはラバンに言った、「期日が満ちたから、わたしの妻を与えて、妻の所にはいらせてください」。そこでラバンはその所の人々をみな集めて、ふるまいを設けた。夕暮となったとき、娘レアをヤコブのもとに連れてきたので、ヤコブは彼女の所にはいった。ラバンはまた自分のつかえめジルパを娘レアにつかえめとして与えた。朝になって、見ると、それはレアであったので、ヤコブはラバンに言った、「あなたはどうしてこんな事をわたしにされたのですか。わたしはラケルのために働いたのではありませんか。どうしてあなたはわたしを欺いたのですか」。ラバンは言った、「妹を姉より先にとつがせる事はわれわれの国ではしません。まずこの娘のために一週間を過ごしなさい。そうすればあの娘もあなたにあげよう。あなたは、そのため更に七年わたしに仕えなければならない」。ヤコブはそのとおりにして、その一週間が終ったので、ラバンは娘ラケルをも妻として彼に与えた。ラバンはまた自分のつかえめビルハを娘ラケルにつかえめとして与えた。ヤコブはまたラケルの所にはいった。彼はレアよりもラケルを愛して、更に七年ラバンに仕えた。主はレアがきらわれるのを見て、その胎を開かれたが、ラケルは、みごもらなかった。レアは、みごもって子を産み、名をルベンと名づけて、言った、「主がわたしの悩みを顧みられたから、今は夫もわたしを愛するだろう」。彼女はまた、みごもって子を産み、「主はわたしが嫌われるのをお聞きになって、わたしにこの子をも賜わった」と言って、名をシメオンと名づけた。彼女はまた、みごもって子を産み、「わたしは彼に三人の子を産んだから、こんどこそは夫もわたしに親しむだろう」と言って、名をレビと名づけた。彼女はまた、みごもって子を産み、「わたしは今、主をほめたたえる」と言って名をユダと名づけた。そこで彼女の、子を産むことはやんだ。第30章 創世記 29:1 ~ 29:35』