【interview】
生きていられることが、今は幸せだと感じているーー堂本剛が、自分の歌で伝えたいこと
https://t.cn/A6XMLwcE

5/13(金) 17:45配信

撮影:殿村誠士

「自分で楽曲を作って歌うということ。それは自炊に近い。心も体もすごく楽なんです」

シンガー・ソングライターの活動を始めて20周年、堂本剛は今、もっとも自分らしい状態にあるという。“本当の自分で生きられる喜び”を表現したものが、自分の作る音楽。この思いと行動が誰かの人生の、自分らしさを取り戻す幸せへとつながればうれしい……多忙なアイドル時代を駆け抜け、自身も生きづらさを抱えたからこそ見えてきた境地がある。仕事への矜持、そして死生観。堂本剛を突き動かすものとは。(取材・文:山野井春絵/撮影:殿村誠士/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部)

——インスタグラムの使い方を「間違いたい」

およそ1年前から堂本剛が始めたインスタグラムは、はなから不思議なものだった。ポートレートはほぼ同じアングルで、どんどん眉毛が濃くなっていき、最後には額全体がアイブロウで埋め尽くされる。コメントは一言、「どうもジャニーズです」。まるでモダンアートだ。何か強いメッセージ性を帯びているようにも見える。その後も眉毛写真の投稿は続き、ネット上ではさまざまな臆測が飛び交った。

——これについて、本人はこともなげに語る。

「テーマは『インスタの使い方を間違いたい』でした。隙間時間で、他人の眉毛が太くなり、元に戻っていく写真を見るという無駄な時間をご提供することで、『笑い』『勇気』『なんでやねん』が発生すればいいなという、そんな発想です。無駄な時間って幸せだったりしませんか? 個人の日常を羅列するだけではなくて、こんな時代、笑ってほしくて、これ何? 説明して?ってみんなが困惑つっこみするようなものを軸にしました。インスタグラムを、宣伝の空間として使いつつ笑かしにかかっています。事務所の人たちがインスタをやりやすい環境にもつながればと思い、僕はこんな行動をしてみました。」

——「ジャニーズっぽくない」と言われて

「アーティスティック」「生活感がない」「不思議」「自由」……。
こうした堂本剛のイメージは、ジャニーズ事務所において相対的なものとして捉えられることが多い。堂本自身、それをよく理解していた。

「世の中に存在するイメージというものの多くは、第三者が作り上げているものじゃないですか? 僕はそんなことを言っていない、思っていないのに勝手にそうされてしまっている。その人の中では、『言いそう』で、『思ってそう』なんでしょうね。僕の周りにいる人は、僕を理解してくれています。理解するタイミングがない人は、丁寧に想像する前に疲れ、自分の情報の中だけで計算し決めつけた僕という答えを出して終わらせてしまうからか……導き出した答えと現実の僕、それが合わないから『~っぽくない』ということに自然となるんでしょうね」

かつて堂本は、「自由」ではなかった。
デビューしてすぐに大ブレーク。10代の頃は毎日3時間睡眠で、休日は年に3日。分刻みのスケジュールで動き、周囲の求めに応じて表情をつくった。しだいに堂本のメンタルには亀裂が入っていく。多忙な時期の記憶は、ほとんどが失われている。

故ジャニー喜多川の勧めでシンガー・ソングライターとなり、「自分らしく生きる選択」ができるようになったと実感した頃には、30代になっていた。

「最近でこそ、自分らしさが尊重される時代になってきましたけど、今でも自分らしく生きられない人、素直に生きる勇気や場所がない人たちがたくさんいます。世の中は自分らしく生きている人を批判するのではなく、『自分らしく生きる幸せ』を、みんなで優しい心を持って話すだけでいいのにな、と思うんです。優しい心で話しているうちに、人は本当の自分になれるものですから」

「ジャニーズらしさ」は、年々変わっていくもの。こだわることではない。一番大事なのは自分であり、それをファンの人たちにつなげること……堂本がジャニーズに所属し続ける理由は、ここにある。

「柔らかく穏やかに、そういう感覚で僕は生きているからこそ、『ジャニーズっぽくない』カテゴリーに入れられてしまうのかもしれないけど。全てを事務所の許可を得て生きて来ました。事務所に直談判に行くこともあります。たくさんの人を動かすことになるので、一筋縄ではいかないこともある。でも理由や展望を持って話しにいくので、何言ってんの?って弾かれてしまうことはないですね。クリアしていきたいと思っていることはまだまだありますけど。少しずつです。ジャニーズは積極的にSNSに参戦する会社ではなかったけど、それが時代とともに変わってきました。僕が変化してもせずとも、変化していく時代というものがあるので、その時代に反応と順応をしたいと、柔軟に動いているところです」

ジャニーズ事務所では特別な立場にあるように見える堂本だが、単に自由なのではない。それを獲得するために、試行錯誤を続けてきたプロセスがあるのだ。

——人任せにしていたら滞るし、自分で動いたほうが早い

「自分で動く」。インタビューの間、堂本が何度も口にした言葉だ。
アイデアを形にするまでの動きはいつもスピーディーで、さらに二手、三手まで先を見ている。

「こんな世界状況の中でも、お金を出して作品を買ってくださる人がいる。僕が自分らしく仕事をしている姿を、家族や後輩君たちが見てくれている。そう考えたら、素直に動けます。人任せにしていたら滞るし、自分で動いたほうが早い。例えば伝言ゲームで、中継ぎの人が先方に納期を伝える時間が遅れ、作業していただけたはずの時間が減り、締め切りを縮めたり、完成を遅らせてしまったりすることがある。そういう仕事の仕方をする人は多いから、疲れることがあります。作り手、職人の作品に対して必要な時間、作業工程などが、その立場でない人からすると想像してあげられないんでしょうね。だから、直接やりとりすることがほとんどです。相手の心を考えて動くことも、仕事ですから。毎日くたくたですけど」

それでも音楽を作ることは、この上なく楽しい。仕事のスピード感を大切にしているのも、生まれたばかりのアイディアを、新鮮なうちに楽曲として閉じ込めたいとの思いからだ。

「極端にいえば、今このインタビュー中でも曲がひらめいたら、PCを開いてキーボードで打ち込みたくなる、というくらい、アイデアの鮮度を大切にしています」

頭の中で鳴る音楽を可視化し、音符に換えていく。音色を探して、演奏し、形作っていく。予想外に生まれるノイズやバグが、ドラマチックな音につながることがある。

「こういう一連の作業は、生きているからこそできることで、魂になったら、想像を形にすることもできなくなるんです。だから音楽を作ることは、命あることに感謝することでもあるんです。ただ、作品が出来上がって、リリースをするまでには時間がずいぶんと経過するので、リリース時にはもう自分が違うステージに行っていることがほとんど。だから、きょう曲を作ったら1週間後ぐらいにリリースする、そんな時代がくればいいのになって、思ったりもします。メッセージを強く込めた作品は、時代が流れている分、タイミングもクリエーティブの一部なんです」

ラブソングよりも、命や愛を歌いたい。
これは自身が心に傷を負い、パニック障害や突発性難聴に苦しんだ経験から、強く意識するようになったことだ。

「世の中の人々が、理由を持ってたどり着いた傷とか痛みに寄り添う歌詞、メロディー。その役目を持つ楽曲にあの頃の僕は救われ、もう一度生きようという気持ちにまで立ち戻れました。だから自分が作る音楽も、そういう役目でありたい。ジャニーズっぽくないと言われてもいいんです。もっとラブソングのほうが売れるよとか、うん、わかってるけど、ジャニーズにもいろんな歌が存在していいし、自分で作る音楽に、自分ではない歌声を選択することは、しない。限界の中で命を諦めようとしている人を救える音楽を作りたいって、僕は本気で思っているんです。自分と同じ経験をしている人を思いながら書いています。そんな中で少し変わったことは、世界的な問題が起き、みんなが同じ傷や痛みを共有する今、ポジティブな曲を書くようにもなりました。これまで使ってこなかったような、明るい言葉を綴ったりしながら」

——シンガー・ソングライターを続けることは、ジャニーさんの思いを持続させること

10代は、毎日、命が苦しいと思って生きていた。

「いろんな人に助けていただいて、もう一度生きよう、そう思わせてもらえたから僕は生きているんです。その人たちがいなかったら、今この世に僕はいません。当時は変人扱いされたけれど、でも、人は、傷つけば死にたいと思ってしまうものです。そんな人が世の中にはたくさんいること、それをみんなで理解して生きるべきだと、僕は思う。生きたいのに、生きられない人もいるんですよ」

ジャニーズだから、命や愛をテーマにした重い歌を歌ってはいけない? それは違う、と堂本は首を振る。

「ポップな曲はたくさんの人の心を幸せにする。それも理解はしています。命と愛が重たいと言うのなら、人は重たい存在となってしまいます。僕らは愛の果てに生まれた命なのに。重たいと認識してしまうのは悲しいし不思議です。だから、人が理由あってたどり着いた涙や傷に寄り添った曲も、たくさんの人の心を幸せにすると、本気で僕は思っています。死にたいと思わされてしまった経験がない人からは理解されづらいんですけど。僕自身がそう思った過去が悲しくもありました。でも、生きていられることが、今は幸せだと感じていることを、歌を通してあの頃の自分にも、同じように過ごす人たちにも伝えたい。一人で音楽を作る時は、その心を生きたいと思うし、提供したいと思っています」

ジャニーズ事務所には、ほかに“シンガー・ソングライター”として立っている者はいない。

「ジャニーさんに声をかけてもらって、この会社に入り、またジャニーさんからの提案を受けてシンガー・ソングライターになった。形がないゼロの状態から始まり、1にすること。そして、1から2……10へとつなげていくのは生半可な思いでいたら不可能なことですからね」

「そして、いまだやっているのが僕だけだからそれはそれは大変なことも多いけど、ある程度の分かりきった答えに向かうのもつまらないし、続けてこられたのはそれを楽しんできているからです。続けることは、ジャニーさんの思いを持続させることにもなると思っています。今はジャニーズの中で、音楽家のエリアは大きくないですけど、ここを整理整頓する位置にいられたらいいなとは思ってます。後輩君たちにも歌いたい歌があるだろうし、一人ひとりの歌唱スキルを把握して、声の魅力を引き出してもあげたいし、そういうディレクションまでを、本当はやってあげたいですね」

才能のある人たちを、解き放ってあげたい。堂本はまっすぐにそう語った。

今年はシンガー・ソングライターとして、デビュー20周年。ENDRECHERIとして精力的に楽曲をリリース、夏フェスへの参加も決まった。GYAOでの新番組「つよしP」を始動し、ZOZOとのファッションデザインやLINE VOOMなど、さまざまな企画を展開する。

「『決めつけ』るのではなく、素直に発想を出すこと、変で、妙で、面白くて、独創的なモノをたくさん作り、それらをいろんなコンテンツを通して表現する一度きりの僕の人生でありたい。そして『本当の自分を生きることの幸せ』が伝染していくといいなと思っています。僕の心が、『決めつけ』で苦しんで生きている人たちの心に届いて、自分らしく生きてみようという笑顔を与えられたなら、とても幸せだなって思います」

生きていられることが、今は幸せだと感じているーー堂本剛が、自分の歌で伝えたいこと(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)

「自分で楽曲を作って歌うということ。それは自炊に近い。心も体もすごく楽なんです」

シンガー・ソングライターの活動を始めて20周年、堂本剛は今、もっとも自分らしい状態にあるという。“本当の自分で生きられる喜び”を表現したものが、自分の作る音楽。この思いと行動が誰かの人生の、自分らしさを取り戻す幸せへとつながればうれしい……多忙なアイドル時代を駆け抜け、自身も生きづらさを抱えたからこそ見えてきた境地がある。仕事への矜持、そして死生観。堂本剛を突き動かすものとは。(取材・文:山野井春絵/撮影:殿村誠士/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部)

>インスタグラムの使い方を「間違いたい」

およそ1年前から堂本剛が始めたインスタグラムは、はなから不思議なものだった。ポートレートはほぼ同じアングルで、どんどん眉毛が濃くなっていき、最後には額全体がアイブロウで埋め尽くされる。コメントは一言、「どうもジャニーズです」。まるでモダンアートだ。何か強いメッセージ性を帯びているようにも見える。その後も眉毛写真の投稿は続き、ネット上ではさまざまな臆測が飛び交った。

これについて、本人はこともなげに語る。

「テーマは『インスタの使い方を間違いたい』でした。隙間時間で、他人の眉毛が太くなり、元に戻っていく写真を見るという無駄な時間をご提供することで、『笑い』『勇気』『なんでやねん』が発生すればいいなという、そんな発想です。無駄な時間って幸せだったりしませんか? 個人の日常を羅列するだけではなくて、こんな時代、笑ってほしくて、これ何? 説明して?ってみんなが困惑つっこみするようなものを軸にしました。インスタグラムを、宣伝の空間として使いつつ笑かしにかかっています。事務所の人たちがインスタをやりやすい環境にもつながればと思い、僕はこんな行動をしてみました。」

>「ジャニーズっぽくない」と言われて

「アーティスティック」「生活感がない」「不思議」「自由」……。
こうした堂本剛のイメージは、ジャニーズ事務所において相対的なものとして捉えられることが多い。堂本自身、それをよく理解していた。

「世の中に存在するイメージというものの多くは、第三者が作り上げているものじゃないですか? 僕はそんなことを言っていない、思っていないのに勝手にそうされてしまっている。その人の中では、『言いそう』で、『思ってそう』なんでしょうね。僕の周りにいる人は、僕を理解してくれています。理解するタイミングがない人は、丁寧に想像する前に疲れ、自分の情報の中だけで計算し決めつけた僕という答えを出して終わらせてしまうからか……導き出した答えと現実の僕、それが合わないから『~っぽくない』ということに自然となるんでしょうね」

かつて堂本は、「自由」ではなかった。
デビューしてすぐに大ブレーク。10代の頃は毎日3時間睡眠で、休日は年に3日。分刻みのスケジュールで動き、周囲の求めに応じて表情をつくった。しだいに堂本のメンタルには亀裂が入っていく。多忙な時期の記憶は、ほとんどが失われている。

故ジャニー喜多川の勧めでシンガー・ソングライターとなり、「自分らしく生きる選択」ができるようになったと実感した頃には、30代になっていた。

「最近でこそ、自分らしさが尊重される時代になってきましたけど、今でも自分らしく生きられない人、素直に生きる勇気や場所がない人たちがたくさんいます。世の中は自分らしく生きている人を批判するのではなく、『自分らしく生きる幸せ』を、みんなで優しい心を持って話すだけでいいのにな、と思うんです。優しい心で話しているうちに、人は本当の自分になれるものですから」

「ジャニーズらしさ」は、年々変わっていくもの。こだわることではない。一番大事なのは自分であり、それをファンの人たちにつなげること……堂本がジャニーズに所属し続ける理由は、ここにある。

「柔らかく穏やかに、そういう感覚で僕は生きているからこそ、『ジャニーズっぽくない』カテゴリーに入れられてしまうのかもしれないけど。全てを事務所の許可を得て生きて来ました。事務所に直談判に行くこともあります。たくさんの人を動かすことになるので、一筋縄ではいかないこともある。でも理由や展望を持って話しにいくので、何言ってんの?って弾かれてしまうことはないですね。クリアしていきたいと思っていることはまだまだありますけど。少しずつです。ジャニーズは積極的にSNSに参戦する会社ではなかったけど、それが時代とともに変わってきました。僕が変化してもせずとも、変化していく時代というものがあるので、その時代に反応と順応をしたいと、柔軟に動いているところです」

ジャニーズ事務所では特別な立場にあるように見える堂本だが、単に自由なのではない。それを獲得するために、試行錯誤を続けてきたプロセスがあるのだ。

>人任せにしていたら滞るし、自分で動いたほうが早い

「自分で動く」。インタビューの間、堂本が何度も口にした言葉だ。
アイデアを形にするまでの動きはいつもスピーディーで、さらに二手、三手まで先を見ている。

「こんな世界状況の中でも、お金を出して作品を買ってくださる人がいる。僕が自分らしく仕事をしている姿を、家族や後輩君たちが見てくれている。そう考えたら、素直に動けます。人任せにしていたら滞るし、自分で動いたほうが早い。例えば伝言ゲームで、中継ぎの人が先方に納期を伝える時間が遅れ、作業していただけたはずの時間が減り、締め切りを縮めたり、完成を遅らせてしまったりすることがある。そういう仕事の仕方をする人は多いから、疲れることがあります。作り手、職人の作品に対して必要な時間、作業工程などが、その立場でない人からすると想像してあげられないんでしょうね。だから、直接やりとりすることがほとんどです。相手の心を考えて動くことも、仕事ですから。毎日くたくたですけど」

それでも音楽を作ることは、この上なく楽しい。仕事のスピード感を大切にしているのも、生まれたばかりのアイディアを、新鮮なうちに楽曲として閉じ込めたいとの思いからだ。

「極端にいえば、今このインタビュー中でも曲がひらめいたら、PCを開いてキーボードで打ち込みたくなる、というくらい、アイデアの鮮度を大切にしています」

頭の中で鳴る音楽を可視化し、音符に換えていく。音色を探して、演奏し、形作っていく。予想外に生まれるノイズやバグが、ドラマチックな音につながることがある。

「こういう一連の作業は、生きているからこそできることで、魂になったら、想像を形にすることもできなくなるんです。だから音楽を作ることは、命あることに感謝することでもあるんです。ただ、作品が出来上がって、リリースをするまでには時間がずいぶんと経過するので、リリース時にはもう自分が違うステージに行っていることがほとんど。だから、きょう曲を作ったら1週間後ぐらいにリリースする、そんな時代がくればいいのになって、思ったりもします。メッセージを強く込めた作品は、時代が流れている分、タイミングもクリエーティブの一部なんです」

ラブソングよりも、命や愛を歌いたい。
これは自身が心に傷を負い、パニック障害や突発性難聴に苦しんだ経験から、強く意識するようになったことだ。

「世の中の人々が、理由を持ってたどり着いた傷とか痛みに寄り添う歌詞、メロディー。その役目を持つ楽曲にあの頃の僕は救われ、もう一度生きようという気持ちにまで立ち戻れました。だから自分が作る音楽も、そういう役目でありたい。ジャニーズっぽくないと言われてもいいんです。もっとラブソングのほうが売れるよとか、うん、わかってるけど、ジャニーズにもいろんな歌が存在していいし、自分で作る音楽に、自分ではない歌声を選択することは、しない。限界の中で命を諦めようとしている人を救える音楽を作りたいって、僕は本気で思っているんです。自分と同じ経験をしている人を思いながら書いています。そんな中で少し変わったことは、世界的な問題が起き、みんなが同じ傷や痛みを共有する今、ポジティブな曲を書くようにもなりました。これまで使ってこなかったような、明るい言葉を綴ったりしながら」

>シンガー・ソングライターを続けることは、ジャニーさんの思いを持続させること

10代は、毎日、命が苦しいと思って生きていた。

「いろんな人に助けていただいて、もう一度生きよう、そう思わせてもらえたから僕は生きているんです。その人たちがいなかったら、今この世に僕はいません。当時は変人扱いされたけれど、でも、人は、傷つけば死にたいと思ってしまうものです。そんな人が世の中にはたくさんいること、それをみんなで理解して生きるべきだと、僕は思う。生きたいのに、生きられない人もいるんですよ」

ジャニーズだから、命や愛をテーマにした重い歌を歌ってはいけない? それは違う、と堂本は首を振る。

「ポップな曲はたくさんの人の心を幸せにする。それも理解はしています。命と愛が重たいと言うのなら、人は重たい存在となってしまいます。僕らは愛の果てに生まれた命なのに。重たいと認識してしまうのは悲しいし不思議です。だから、人が理由あってたどり着いた涙や傷に寄り添った曲も、たくさんの人の心を幸せにすると、本気で僕は思っています。死にたいと思わされてしまった経験がない人からは理解されづらいんですけど。僕自身がそう思った過去が悲しくもありました。でも、生きていられることが、今は幸せだと感じていることを、歌を通してあの頃の自分にも、同じように過ごす人たちにも伝えたい。一人で音楽を作る時は、その心を生きたいと思うし、提供したいと思っています」

ジャニーズ事務所には、ほかに“シンガー・ソングライター”として立っている者はいない。

「ジャニーさんに声をかけてもらって、この会社に入り、またジャニーさんからの提案を受けてシンガー・ソングライターになった。形がないゼロの状態から始まり、1にすること。そして、1から2……10へとつなげていくのは生半可な思いでいたら不可能なことですからね」

「そして、いまだやっているのが僕だけだからそれはそれは大変なことも多いけど、ある程度の分かりきった答えに向かうのもつまらないし、続けてこられたのはそれを楽しんできているからです。続けることは、ジャニーさんの思いを持続させることにもなると思っています。今はジャニーズの中で、音楽家のエリアは大きくないですけど、ここを整理整頓する位置にいられたらいいなとは思ってます。後輩君たちにも歌いたい歌があるだろうし、一人ひとりの歌唱スキルを把握して、声の魅力を引き出してもあげたいし、そういうディレクションまでを、本当はやってあげたいですね」

才能のある人たちを、解き放ってあげたい。堂本はまっすぐにそう語った。

今年はシンガー・ソングライターとして、デビュー20周年。ENDRECHERIとして精力的に楽曲をリリース、夏フェスへの参加も決まった。GYAOでの新番組「つよしP」を始動し、ZOZOとのファッションデザインやLINE VOOMなど、さまざまな企画を展開する。

「『決めつけ』るのではなく、素直に発想を出すこと、変で、妙で、面白くて、独創的なモノをたくさん作り、それらをいろんなコンテンツを通して表現する一度きりの僕の人生でありたい。そして『本当の自分を生きることの幸せ』が伝染していくといいなと思っています。僕の心が、『決めつけ』で苦しんで生きている人たちの心に届いて、自分らしく生きてみようという笑顔を与えられたなら、とても幸せだなって思います」

【#央企高管加价200万售卖私留项目别墅# 现任领导:可向中建纪委反映】中建八局在西安西郊开发一楼盘,高层、洋房、别墅混住。中、省三令五申管控房地产市场,作为央企本该公开透明向市民出售。然而,中建八局西安分公司领导刘某,提前将数百万楼王别墅指标“隐藏”,销售电脑系统无法显示房源。两年后随着房价上涨,刘某因未签房管局的制式合同,他通过中介加价两百多万出售别墅指标,要求对方一把付,因要价“太狠”,无人接盘。

出售房源指标就能轻松赚取上百万?对此,新任分公司一负责人称,“他们开发的楼盘是公开出售不能私自留,业主可以多渠道向中建纪委反映此事”。

<小区楼王一套最佳别墅 被公司高管私留>
西安昆明澜庭小区,一直有套“神秘”的小区楼王别墅,因在整个小区里位置最佳,成为小区“楼王”,而楼王中两边东、西“把头”位置的两套别墅位置更佳。其中西边一套一年多来,“业主”加价两百多万卖别墅指标,曾引起小区业主热议。近日,有业主反映,该套别墅其实际幕后操纵者为中建八局西安分公司高管刘某。

该小区是中建八局西安分公司全资开发,开发公司名字为“西安佳枫置业有限公司”。

据中建八局知情人介绍,作为开发商,房子本该是公开出售,但这套别墅在长达两年的时间内一直没有显示,如果不是刘某亲自出来出售这套别墅指标,员工根本想不到会是公司领导所为。

<公司领导抢房源 员工敢怒不敢言?>
对于“隐藏”别墅房源,销售人员介绍,以前这房子不好卖,他们压力很大。2018年左右,西安房价涨价后,她们销售员盯着房源。只有卖出房子才能有奖金,把房子“隐藏”起来,就少了房源,而这些房源还都是好的位置和户型,所以他们也非常抵制这种行为,但他们基层销售根本无法干预。因为销售电脑里不显示,所以根本看不到后面的“关系户”。

怎么会没有房源显示?该工作人员称,这套房子肯定没有正规出售,如果正规出售,他们这里会显示,同时财务部门会有相应的交钱票据。同时售楼部会打印房管局正规的“售卖合同”。只有一种可能,有人在电脑上作了“手段”,故意把这套别墅“隐藏”了。

楼王别墅加价两百多万出售指标
2021年1月份,小区周边的房屋中介开始在群里发出消息称,小区“楼王别墅”出手,因为没有网签,电脑不显示,只要在原房价基础上加两百万就可直接更名。

因为这套房子是小区第一套出手的“楼王别墅”,立即引起周边购房者围观,同时,也成为小区高层、洋房、别墅业主的热议话题。

中建八局西安某公司领导加价出售房源,不仅在小区业主群里,特别是中介公司都引发热议。

有中介公司告诉记者,中建八局作为央企,本应带头严格遵纪守法。然而,作为分公司领导,却将本单位开发的别墅提前隐藏起来,高价出售。从去年下半年,刘某曾委托多个中介加价,原本四百多万的别墅,加价到六百五十万出售,而且还是一次性付款方式,一时没有人拿出那么多钱。

期间多家中介公司带着几批人去看过别墅,最终只因刘某坚持要价近两百万,又是一把付,实在太高、“太狠”,就没有人敢接盘。其中一位张先生告诉记者,当时他来看过,谈了很多次,对方一口要价650万,还要求一把付,本来四百多万的房硬要加两百多万,又不能贷款,所以没有能力下手。

<央企高管提前占房很少见 出售指标是否算二手房?>
中介一位工作人员称,中建八局开发的这个小区,刚开始房价不到两万每平方米。在2019年底才开始涨价,当时销售部显示全部出售完毕,房子也全部交了。当时有人传言中建八局西安分公司领导手里可能还有房源隐藏起来了,实在没有想到是该公司刘某,而且隐藏的是一套楼王别墅指标。

该中介经理介绍,刘某提前占房源而不签订房管局的制式合同,在电脑系统中做手脚,这种操作在业内时有发生,多发生在私人房地产开发商,但像中建八局这样的央企地方公司领导敢这样干,他从业20年以来还是第一次听说。

该经理介绍,开发商不提交这套房子的资料,刘某没有通过网签,房管局交易网上就不显示。通过出售提前占的别墅指标,加价后再将占的房源更改一下,这样就能轻松赚两百万,还不算是二手房,不用交二手房相关的税费。

该工作人员介绍,此事非常好查,小区公开出售和交房的时间是一定的,刘某占房的时间肯定在前。后期刘某通过几次交款,公司财务发票有时间显示,何时签订的房管局合同,也会有时间显示的,所以查起来很简单。

<别墅在物业公司显示“租户”数年物业费未交>
11月初,刘某开始装修,引起了小区业主的关注。

小区业主称,小区开发、建设、物业(中建东孚物业)全部隶属中建八局。在业主提供一份物业费用一栏显示,刘某的别墅自2019年开始,相关的物业管理费、公共能耗费、电梯费、生活垃圾清运费、水费、电费、暖气费、建筑垃圾清运费等一律未交。

记者在采访物业工作人员时,工作人员打开电脑显示,这些费用的确没有交,而仅此一项按正常业主数万元。这些费用没有交清,为何刘某别墅开始装修?更令人不解的是,在业主提供的房屋信息上,该户显示“西安佳枫置业有限公司”,属于“正常租户”。

为何房子还是属于公司?还是租户性质?一位不愿意透露姓名的工作人员称,说明这套房子虽然已出售给刘某,但实际还没有走收手续,还在开发公司户下。一位工作人员称,没有交房子,不显示业主,产生的巨额费用就无从查起,更无法收取。

12月15日,记者再次到该小区物业处核实刘某的物业费用时,工作人员称,该小区多位业主强烈反映刘某多年不交物业费,工作人员多次催讨下,刘某名下物业费通过微信转账,谁交的费用他们不清楚。

<希望退房源 房管部门公开摇号出售>
中建八局地方公司领导占有房源欲加价出售指标,连基本的物业费用都不交就开始装修,此举引起小区业主的公愤。

业主张先生介绍,作为物业公司本是维护全体业主权益,但面对他们自己上级或本体系人员,连句公道话都不敢讲。楼盘虽然是中建八局开发的,但不是某个领导自留地,如此特权,连续多年不交物业费用,顺带他们的亲戚也不及时交物业费用,就是侵占了小区其他业主共同的利益,希望中建八局相关部门介入调查。如果查处违规将其清退房源,还给房管部门,公开摇号出售,这样才能显出央企担当。

业主李先生介绍,开发、建设、物业,一条龙全是隶属中建八局,其中小区居住多位中建系统领导,小区“中建势力”太大,而普通业主明显属于弱势,根本的权利得不到应有的保障,希望小区尽早成了业主委员会,在强大的中建氛围中,维护一些合法权益。

目前,该小区业主已自发组建业主委员会。

<提前占房如果属于违规 希望清退还于公众>
一位不愿意透露姓名的中建员工拿出一份资料介绍,自2018年西安市相关部门出台了摇号购房的政策。

5月份,网上曝出了一份“南长安街壹号”购房者信息的截图,从这份疑似的登记表上来看,“南长安街壹号”房地产项目的很多房源,貌似摇号之前就已经被人给内定,而内定的人员涉及到建设规划,房管、土地供电等多家跟房地产关系非常密切的单位。

西安住房保障和房屋管理局责令开发商立即进行整改,对其违规销售行为进行惩戒计分,暂停受理其新申请预售许可限制其未售房源的网签销售,并将其纳入社会信用体系黑名单。对116人请托违规销售的106套房屋重新进行公开摇号销售,这些参与违规销售的购房者不得参加重新摇号。对企业销售经理、摇号系统操作员等七名犯罪嫌疑人采取了刑事强制措施。事件中由于有35名公职人员打招呼进行购房,造成不良社会影响,牵涉其中的公职人员中,八人被免职,五人受到党内严重警告处分,八人受到记大过处分,14人受到记过处分,35人中有六人同时被调整管理岗位。

业主孙先生介绍,中建八局开发的“昆明澜庭”二期,刘某的别墅是2019年3月份开始出售,2019年6月份开始交房,当时一房难求,刘某正是房管部门管理最严的时候将20-03-0102楼王别墅进行隐藏。2021年6月份,事情才公开化,希望中建八局纪委介入调查,还本人一个清白,如果的确属于违规,就要参照“南长安街壹号”,清退后,将房源还给房管部门,进行第二次公开销售,不能“护短”,毕竟,中建八局开发的楼盘,不能成为自家人的“自留地”。

<“此房早已定,只是一直没有办手续”>
在刘某别墅家,张贴了一份住宅工程质量分户验收表,显示时间为2019年5月15日。刘某的妻子正在房子指挥装修。从目前装修的情况来看,已经开工约三个月左右。

因为属于未交房装修,小区物业一位负责人介绍,他们已连续下达十几份“违建通知书”,但刘某家仍然在装修,对于他们物业公司来讲实在没有办法。

对于房子的来源,刘某告诉记者,这套别墅算是小区的楼王别墅,他在西把头,东把头也是他们中建内部人员。刘某称,房子早在2019年就定了,只是一直没办手续,所以这个指标一直是他的。2021年上半年他的确想通过中介出售,因为看到后期能通地铁,位置越来越好,所以他就不卖了,今年6、7月份才办的手续。对于记者提出为何销售部电脑系统不显示?为何小区其它业主都是三年前办的手续,为何刘某家里可以一直不办手续?作为央企,建好的房子不对外出售,利用职务之便,这样隐藏是否合理,这算不算违规或违法提前占用房源?为何物业公司内容电脑收费栏不显示?

对此,刘某称,类似他这种情况, 中建系统又不只是他一人,他同时还列举了其他人。

<新负责人:提前占房源多可向中建纪委举报>
11月底,有业主直接向中建八局西安分公司负责人实名举报,称该公司刘某提前占房源、高价出售房子。

该负责人称,他是六月份才来西安工作,对此事他不知情。对于开发的楼盘该不该提前占房源高价出售?该负责人称,房子建好就是对外出售的,应该公开透明房源,公开、公平出售。对于刘某的情况,他需要了解。作为业主,可以多渠道向中建八局或中建纪委举报。华商报记者 佘辉


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  • 我的酒量不好,很多的时候,哪怕是出去,很多的人都在喝的时候,我也不喝,因为不喜欢那种味道#大理丽江旅拍婚纱照#我的酒量不好,很多的时候,哪怕是出去,很多的人都在
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  • 别的明星关心的是自己赚的够不够多,而孙燕姿女士却只关心歌迷和观众听她唱歌是否尽兴。所以,也唯有孙燕姿值得歌迷二十年如一日简单纯粹的宠爱和珍惜。
  • 不乱于心,不困于情,不畏将来,不念过往❀花店不是为了花才开的,但我却是为了你才来的与其仓皇地追赶日落,不如静待漫天的繁星❤️愿你不以物喜,不以己悲,不乱于心,不
  • 弟弟周文川周生辰的这个弟弟,看上去很听哥哥的话,也不做什么忤逆母亲的事。而且随着亲生父亲的离世,他在周家变得更加举步维艰。
  • [傻眼]这一次,许多加盟商被骗的血本无归,而李维嘉作为代言人,也有不可逃脱的责任,为什么做代言之前不好好考量这家公司?不能为了自己的蝇头小利把所有人都欺骗了,水
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  • 公开信息显示,为提高供应链的运作量,每日优鲜此前还主推智慧连锁战略,将商品、物流、营销三大业务总共拆分出 300 个环节,以智能补货算法代替了店长补货制,与此同
  • 其实我也不知道后面是不是全是梦,总感觉有几个画面还是在现实里面,但是他到底有没有结婚,我也不知道,只知道他应该是有严重的幻想症,电影原型也是,有幻想症。5555
  • 世界上最温暖的一句话,不是“有我在”不是甜言蜜语的哄骗,也不是“我爱你”而是......你很累吧?自己的心情,只有自己最懂。
  • 辛苦这位猪了,我跟他饿的时间都不到一起哈哈哈哈哈哈哈哈哈哈哈哈哈哈,我每次都是突然间想吃东西,昨天看完电影都很晚了,我还非要吃这家,在外面转了好几圈都没找到热死
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  • 童年时那朵蓝色的回忆竟然在我心里占了这么大的份量,一旦替它找到了名字,它却在名字前面显得黯淡而模糊了。这就是鸢尾草,我生命里的第一朵花有了名字了。
  • 新“三大件”重如山,有的结婚花上百万元——结婚难困扰农村大龄男青年 “新华视点”记者日前在山西、河南、湖南等地走访发现,不少农村大龄男青年面对这道难题更加“尴尬