【新闻】リアクション ザ ブッタ、ED曲提供の「村井の恋」撮影現場を訪問
リアクション ザ ブッタがTBSドラマ「村井の恋」の撮影現場を表敬訪問した。
4月5日に放送がスタートした「村井の恋」に、初のドラマタイアップ曲としてエンディングテーマ「虹を呼ぶ」を提供したリアクション ザ ブッタ。都内近郊で「村井の恋」の撮影現場を見学したバンドのメンバーは、撮影の合間にドラマの主演を務める高橋ひかると宮世琉弥と対面した。ブッタのメンバーが撮影の進行具合を伺うと、高橋はすでに撮影が終盤に差しかかっていることに触れながら「みんなで集まってクランクアップを迎えられそうです。学園モノならではの和気藹々とした感じで撮影が進んでいるので楽しいです」と笑顔で答える。ブッタが提供したエンディングテーマ「虹を呼ぶ」の話題になると高橋は「エンディングテーマは“青春感”がすごい。このドラマにピッタリの応援歌というか、一生懸命まっすぐに支えてくれる感じがすごくいい。青春を思い出しました」と、コメント。宮世は「『村井の恋』の内容と重なる部分をすごく感じました。田中先生のように過去のトラウマがある人への言葉が綴られていて、ドラマを見終わったあとにこの曲を聴くとすごく沁みる」と、作品に寄り添うテーマソングの感想を口にした。作詞作曲を手がけた佐々木直人(B, Vo)は「『土砂降りの過去を今の自分が迎えに行って肯定したい』という自分の気持ちを書かせてもらった曲でもあるので、『ドラマと合っている』と言っていただけるのはすごくうれしいです」と2人に感謝の言葉を述べた。
最後に高橋はドラマの視聴者に向けて「FINLANDSさんのオープニングテーマに始まり、リアクション ザ ブッタさんのエンディングテーマで締める構成が『村井の恋』をぐっとよりよく、ドラマチックに盛り上げてくださっていました。ギャグだったり、キュンとしたり、ちょっと泣ける要素があったり、いろんな要素が詰め込まれた『村井の恋』をぜひ楽しんでもらえたら」と呼びかけた。宮世は「皆さんの理想の恋になれたらいいなというのがテーマにあって。教師と生徒というイレギュラーな恋の形ですけど、こういう恋愛もいいなと思ってもらえるような恋を表現できたらいいなと思っています。ドラマが進んでいくにつれて、2人の過去が明かされていってヒューマンドラマとしても面白くなるので、皆さん楽しみにしていただけたらうれしいです」と今後のドラマの見どころを伝えた。2人はRTBの3人に向けて「皆さんがいらっしゃったので撮影がんばります!」と声をかけ、撮影現場に戻っていった。
表敬訪問を終え、佐々木は「お二方と向かい合った瞬間に柔らかい雰囲気を感じて、自然体で話ができました。『虹を呼ぶ』の感想も直接お聞きすることができてうれしかったし、改めて『村井の恋』のチームの一員なんだという気持ちで胸を張ることができました。過去と向き合うとき、勇気を出したいとき、この曲を側に置いていただけたらと思います」とこの日の感想を語った。また木田健太郎(G, Cho)は「『村井の恋』という作品をお二方は演者として、僕らは楽曲で表現している中で、勝手ながら同志のような気持ちがあり、お会いした瞬間は『やっと会えた!!』と感動しました。僕らはこの曲を今後もライブでやり続けて、たくさんの人に届けられるようがんばっていこうと強く思いました」と、コメント。大野宏二朗(Dr)は「高橋ひかるさん、宮世琉弥さん、お二方ともとても気さくで魅力的な方でした。同郷の高橋ひかるさんと少しだけ地元のお話もできてとてもうれしかったです。お忙しいスケジュールの中、本当にありがとうございました。我々の楽曲『虹を呼ぶ』をドラマと共にたくさんの方に愛していただけるとうれしいです」と主演の2人と撮影チームへの感謝の言葉を述べた。
#高桥光[超话]##高桥光##髙橋ひかる#
リアクション ザ ブッタがTBSドラマ「村井の恋」の撮影現場を表敬訪問した。
4月5日に放送がスタートした「村井の恋」に、初のドラマタイアップ曲としてエンディングテーマ「虹を呼ぶ」を提供したリアクション ザ ブッタ。都内近郊で「村井の恋」の撮影現場を見学したバンドのメンバーは、撮影の合間にドラマの主演を務める高橋ひかると宮世琉弥と対面した。ブッタのメンバーが撮影の進行具合を伺うと、高橋はすでに撮影が終盤に差しかかっていることに触れながら「みんなで集まってクランクアップを迎えられそうです。学園モノならではの和気藹々とした感じで撮影が進んでいるので楽しいです」と笑顔で答える。ブッタが提供したエンディングテーマ「虹を呼ぶ」の話題になると高橋は「エンディングテーマは“青春感”がすごい。このドラマにピッタリの応援歌というか、一生懸命まっすぐに支えてくれる感じがすごくいい。青春を思い出しました」と、コメント。宮世は「『村井の恋』の内容と重なる部分をすごく感じました。田中先生のように過去のトラウマがある人への言葉が綴られていて、ドラマを見終わったあとにこの曲を聴くとすごく沁みる」と、作品に寄り添うテーマソングの感想を口にした。作詞作曲を手がけた佐々木直人(B, Vo)は「『土砂降りの過去を今の自分が迎えに行って肯定したい』という自分の気持ちを書かせてもらった曲でもあるので、『ドラマと合っている』と言っていただけるのはすごくうれしいです」と2人に感謝の言葉を述べた。
最後に高橋はドラマの視聴者に向けて「FINLANDSさんのオープニングテーマに始まり、リアクション ザ ブッタさんのエンディングテーマで締める構成が『村井の恋』をぐっとよりよく、ドラマチックに盛り上げてくださっていました。ギャグだったり、キュンとしたり、ちょっと泣ける要素があったり、いろんな要素が詰め込まれた『村井の恋』をぜひ楽しんでもらえたら」と呼びかけた。宮世は「皆さんの理想の恋になれたらいいなというのがテーマにあって。教師と生徒というイレギュラーな恋の形ですけど、こういう恋愛もいいなと思ってもらえるような恋を表現できたらいいなと思っています。ドラマが進んでいくにつれて、2人の過去が明かされていってヒューマンドラマとしても面白くなるので、皆さん楽しみにしていただけたらうれしいです」と今後のドラマの見どころを伝えた。2人はRTBの3人に向けて「皆さんがいらっしゃったので撮影がんばります!」と声をかけ、撮影現場に戻っていった。
表敬訪問を終え、佐々木は「お二方と向かい合った瞬間に柔らかい雰囲気を感じて、自然体で話ができました。『虹を呼ぶ』の感想も直接お聞きすることができてうれしかったし、改めて『村井の恋』のチームの一員なんだという気持ちで胸を張ることができました。過去と向き合うとき、勇気を出したいとき、この曲を側に置いていただけたらと思います」とこの日の感想を語った。また木田健太郎(G, Cho)は「『村井の恋』という作品をお二方は演者として、僕らは楽曲で表現している中で、勝手ながら同志のような気持ちがあり、お会いした瞬間は『やっと会えた!!』と感動しました。僕らはこの曲を今後もライブでやり続けて、たくさんの人に届けられるようがんばっていこうと強く思いました」と、コメント。大野宏二朗(Dr)は「高橋ひかるさん、宮世琉弥さん、お二方ともとても気さくで魅力的な方でした。同郷の高橋ひかるさんと少しだけ地元のお話もできてとてもうれしかったです。お忙しいスケジュールの中、本当にありがとうございました。我々の楽曲『虹を呼ぶ』をドラマと共にたくさんの方に愛していただけるとうれしいです」と主演の2人と撮影チームへの感謝の言葉を述べた。
#高桥光[超话]##高桥光##髙橋ひかる#
KinKi Kids、CDデビュー25周年。ニューシングル「高純度romance」で松本隆が描いた2人の姿
text by その他
https://t.cn/A66Iu3dB
3月16日にリリースされる、KinKi Kids、44枚目のシングル「高純度romance」は、25年前、彼らのデビュー曲「硝子の少年」を手掛けた、松本隆による作詩である。CDデビュー25周年を迎えるこのアニヴァーサリーの始まりに、彼を起用した意味は大きい。この楽曲の歌詩について、昨年、松本隆50年の軌跡を追った評伝「風街とデラシネ 作詞家・松本隆の50年」(KADOKAWA)を上梓した音楽評論家、田家秀樹による考察を軸に「高純度romance」を分析する。2人を傍で、つかず離れず、ずっと見続けてきた人だからこそわかることがある。これは愛に溢れた1曲だ。
(これは『音楽と人』4月号に掲載された記事です)
松本さんらしい歌詩だな、という印象を受けました。
過剰な言葉も使わないし、説明もしないんだけど、何を唄いたいのかがすごくよくわかる。
〈絆〉ですよね。そしてこんな美しい曲なのに、美化してないし、綺麗事にもしていない。すごくリアリティがある。
〈引きこもってた日もあったよね/悩んだり凹んだり〉
何かを肯定する時に、こういう否定的なことも呼び込みながら、絶妙なバランスで書く。これは、松本隆の技以外の何者でもないですよ。
はっぴいえんどの頃からずっとそうなんですけど、松本さんは1曲の中で、光と影のどちらも書くんです。どちらかではなく全体を。すごくフラットに物を見ながら、その中にあるいろんなデコボコから目を背けない。そしてそれを肯定的に描けるから、嘘っぽさが全然ない。どんな人にも影があって、美しいだけじゃないことをわかって書いている。この曲は、言ってみれば結成25周年のお祝いソングですよね。そんなおめでたい曲に普通、〈引きこもってた日もあったよね〉なんて引き合いに出さないでしょう? でもそれが、この歌のリアリティに繋がっています。
有名なエピソードですけど、松本さんがKinKi Kidsのデビュー曲を依頼された時、なかなかジャニーさんからOKが出なかったんです。ミリオンヒットを獲れる曲という至上命令が出ていて、「Kissからはじまるミステリー」と「ジェットコースター・ロマンス」を先に書き上げていたものの、デビュー曲としてはOKがもらえなかった。煮詰まった松本さんが、仕事場の居間でテレビをつけたら偶然KinKi Kidsが唄っていて、その姿を見た松本さんは「あ、硝子の少年だ」と思った、と。
硝子は脆くて崩れやすく、だからこそピュアで透明、そして美しい。今回のタイトルの〈高純度〉とは、そういうことでもありますよね。この関係がこのままで壊れないでほしい、という願いもあったと思います。そこに松本さん自身を重ねたところもあるでしょうね。
松本さんが分身だと言ってる人が3人いるんです。細野晴臣、大滝詠一、筒美京平。きっと、自分とその人たちの間にあった、他の人にはわからない独特な関係性を、光一くんと剛くんの関係に見たんだと思います。ずっと傍にいるけど交わらない。でも絶対に離れられない。そして誰よりもお互いを理解してる。
だから、この人にはこうであってほしい、という願いが歌詩にこもってるんですよね。松本さんがそんなスタンスで歌詩を描いた唄い手は、おそらくKinKi Kidsと松田聖子さんだけだと思います。松田さんには、等身大の彼女より、ちょっとだけ大人なテーマの歌詩をつねに与えてきたんですよ。彼女は飛び抜けた歌唱力でそれを唄い、それによって、歌手としても人間としても大人になっていった。
KinKi Kidsもそうだと思うんです。デビューがいきなり「硝子の少年」じゃないですか。18歳で、自分たちのあり方のようなものを提示されて以降、その後の松本さんの歌詩は、つねに彼らの生き方のようなものを提示してきている気がします。「ボクの背中には羽根がある」も「スワンソング」もそう。そんな長年のいろんな積み重ねのうえに「高純度romance」が生まれている。それを思うと、25年という時間を背景に、大人になった2人に対し、その次、みたいなものを指し示してるのかもしれません。〈家庭〉という言葉もかなり踏み込んでるように聴こえますけど、でもそれが、さっき話したようなどんな人でも思い当たるリアリティを曲に与えてくれるんです。
〈純度高めの日々育んだ〉という一節もそうですね。つまり自分たちがやっている活動があって、お互いがその純度を高め続けている。プライドもあるし、自負もあるから折れない。そう簡単には交わらない。そんな状態で続けてきた彼らのことを、松本さんはちゃんと見てるということですよね。
そしてラストにある〈真実の蝶結び〉という言葉。〈蝶結び〉って、すぐ解けてしまう脆さがあるじゃないですか。ギュッと固く結ぶのではなく、綺麗だけど、紐を引いたらすぐに解けてしまう〈蝶結び〉。純度が高いからそれができるということでもあるし、そこに到達したということでもある。でも壊れやすいものでもある。これは「硝子の少年」にあった儚さ、脆さの象徴ですよね。そういうものが25年を経てもちゃんと結ばれている。
やはり松本さんがKinKi Kidsにずっと見ているのは、壊れそうで陰りのある、でもとても儚くて、ピュアな青春なんですよ。それを最初、近藤真彦さんに見たと思うんですけど、彼はソロだから、1人の人物の視点でしか描けない。KinKi Kidsはそこに2人の関係性が加わるから、近藤さんよりも歌で表現する視点が深くなる。そこにあの時代のいろんな青春群像が散りばめられているのが「硝子の少年」ですけど、それから25年経って、大人になった時に、いろんなことを言わなくてももういろいろ経験してるから、以前よりも言葉数が少なくなって、整理されて唄われていますね。
松本さんは作詞家として、太田裕美や寺尾聰、南佳孝や松田聖子の作品で、歌謡界で一時代を築いた後、89年から94年まで、作詞家としての活動を休憩するんですが、最前線に復帰したのがKinKi Kidsでした。おそらく松本さんは、2人と出会い、「硝子の少年」がミリオンヒットを飛ばし、代表曲として唄い継がれてきたことで、彼が70年代からずっと描いてきた〈青春の永遠性〉みたいなものを確信できたんじゃないでしょうか。つまり古い新しいは関係なく、みんなが持っているものなんだ、と。
松本さんの歌詩には、時折〈ジェームス・ディーン〉がモチーフとして出てきます。青春のシンボルとでも言うべきもので、矢沢永吉さんの「サブウェイ特急」や原田真二さんの「てぃーんずぶるーす」にも出てきます。若々しく孤独感があり、陰りもある。ジェームス・ディーンのそんなイメージが、松本さんの中にある普遍的な青春でしょう。それがKinKi Kidsにも繋がっているんですけど、さっきお話したように、ジェームス・ディーンは1人だけど、その精神を、2人の関係性として描けるのがKinKi Kidsなんだと思います。
ジェームス・ディーンは若くして亡くなっています。つまり孤独感や陰りというのは、それを抱えたまま死ぬことでしか永遠にならない。人によっては、歳を重ねるごとに、そういうものが失われていく。むしろそのほうが多い。でもKinKi Kidsは、2人の関係が続いていく中で、孤独や陰りが失われることがない。その素晴らしさがある。松本さんが描いてきた〈青春の永遠性〉。その先にあるものを彼らは見せてくれている。あんな硝子のように脆く、儚い美しさを湛えてきた2人の25年。この記念すべきアニヴァーサリーに書いた「高純度romance」は、松本さんが描きたかった世界観の集大成に近い。そして松本さんが、KinKi Kidsの2人に言いたかったであろう一言が、この曲の中にありました。
〈ほんとに愛してるよ〉
これが2人に伝えたかったことですよ。松本さんは大切なタイミングで、歌詩にそういうことを盛り込みますね。松田さんとのコンビを解消したアルバム『Citron』の最後の曲「林檎酒の日々」では〈もうさよならね〉と書いてますけど、それと同じです。この〈ほんとに愛してるよ〉は、松本さんがKinKi Kidsの2人に伝えたかったメッセージだと思います。
よく松本さんは「人の心を引きつける詞は、5%の真実と95%の想像から出来ている」とおっしゃっているんですが、その5%の真実が、25周年というタイミングもあって、そういうところににじみ出た気がします。それと、〈そんな時背中をポンと叩く/君の手に救われたのさ〉という一節は、ジャニーさんの病室で光一さんと剛さんが交わした光景を、KinKi Kidsとして歌にしていると編集長の金光さんから聞いたんですが(註:「YOU... ~ThanKs 2 YOU~」のKinKi Kidsヴァージョン。『KinKi Kids Concert Tour2019-2020 ThanKs 2 YOU』で披露)、松本さんはその話を知らなかったかもしれないですね。というのは、マーケットリサーチみたいなことをする人じゃないんですよ。人から聞かされたのなら別ですけど、自分から最近のKinKi Kidsについて細かく調べたりはしてないと思います。だとしたらすごい話ですけど、松本隆という人とKinKi Kidsの関係を知れば、そんな偶然もありそうだなと、そんな気持ちになりますね。
談=田家秀樹
構成=金光裕史
text by その他
https://t.cn/A66Iu3dB
3月16日にリリースされる、KinKi Kids、44枚目のシングル「高純度romance」は、25年前、彼らのデビュー曲「硝子の少年」を手掛けた、松本隆による作詩である。CDデビュー25周年を迎えるこのアニヴァーサリーの始まりに、彼を起用した意味は大きい。この楽曲の歌詩について、昨年、松本隆50年の軌跡を追った評伝「風街とデラシネ 作詞家・松本隆の50年」(KADOKAWA)を上梓した音楽評論家、田家秀樹による考察を軸に「高純度romance」を分析する。2人を傍で、つかず離れず、ずっと見続けてきた人だからこそわかることがある。これは愛に溢れた1曲だ。
(これは『音楽と人』4月号に掲載された記事です)
松本さんらしい歌詩だな、という印象を受けました。
過剰な言葉も使わないし、説明もしないんだけど、何を唄いたいのかがすごくよくわかる。
〈絆〉ですよね。そしてこんな美しい曲なのに、美化してないし、綺麗事にもしていない。すごくリアリティがある。
〈引きこもってた日もあったよね/悩んだり凹んだり〉
何かを肯定する時に、こういう否定的なことも呼び込みながら、絶妙なバランスで書く。これは、松本隆の技以外の何者でもないですよ。
はっぴいえんどの頃からずっとそうなんですけど、松本さんは1曲の中で、光と影のどちらも書くんです。どちらかではなく全体を。すごくフラットに物を見ながら、その中にあるいろんなデコボコから目を背けない。そしてそれを肯定的に描けるから、嘘っぽさが全然ない。どんな人にも影があって、美しいだけじゃないことをわかって書いている。この曲は、言ってみれば結成25周年のお祝いソングですよね。そんなおめでたい曲に普通、〈引きこもってた日もあったよね〉なんて引き合いに出さないでしょう? でもそれが、この歌のリアリティに繋がっています。
有名なエピソードですけど、松本さんがKinKi Kidsのデビュー曲を依頼された時、なかなかジャニーさんからOKが出なかったんです。ミリオンヒットを獲れる曲という至上命令が出ていて、「Kissからはじまるミステリー」と「ジェットコースター・ロマンス」を先に書き上げていたものの、デビュー曲としてはOKがもらえなかった。煮詰まった松本さんが、仕事場の居間でテレビをつけたら偶然KinKi Kidsが唄っていて、その姿を見た松本さんは「あ、硝子の少年だ」と思った、と。
硝子は脆くて崩れやすく、だからこそピュアで透明、そして美しい。今回のタイトルの〈高純度〉とは、そういうことでもありますよね。この関係がこのままで壊れないでほしい、という願いもあったと思います。そこに松本さん自身を重ねたところもあるでしょうね。
松本さんが分身だと言ってる人が3人いるんです。細野晴臣、大滝詠一、筒美京平。きっと、自分とその人たちの間にあった、他の人にはわからない独特な関係性を、光一くんと剛くんの関係に見たんだと思います。ずっと傍にいるけど交わらない。でも絶対に離れられない。そして誰よりもお互いを理解してる。
だから、この人にはこうであってほしい、という願いが歌詩にこもってるんですよね。松本さんがそんなスタンスで歌詩を描いた唄い手は、おそらくKinKi Kidsと松田聖子さんだけだと思います。松田さんには、等身大の彼女より、ちょっとだけ大人なテーマの歌詩をつねに与えてきたんですよ。彼女は飛び抜けた歌唱力でそれを唄い、それによって、歌手としても人間としても大人になっていった。
KinKi Kidsもそうだと思うんです。デビューがいきなり「硝子の少年」じゃないですか。18歳で、自分たちのあり方のようなものを提示されて以降、その後の松本さんの歌詩は、つねに彼らの生き方のようなものを提示してきている気がします。「ボクの背中には羽根がある」も「スワンソング」もそう。そんな長年のいろんな積み重ねのうえに「高純度romance」が生まれている。それを思うと、25年という時間を背景に、大人になった2人に対し、その次、みたいなものを指し示してるのかもしれません。〈家庭〉という言葉もかなり踏み込んでるように聴こえますけど、でもそれが、さっき話したようなどんな人でも思い当たるリアリティを曲に与えてくれるんです。
〈純度高めの日々育んだ〉という一節もそうですね。つまり自分たちがやっている活動があって、お互いがその純度を高め続けている。プライドもあるし、自負もあるから折れない。そう簡単には交わらない。そんな状態で続けてきた彼らのことを、松本さんはちゃんと見てるということですよね。
そしてラストにある〈真実の蝶結び〉という言葉。〈蝶結び〉って、すぐ解けてしまう脆さがあるじゃないですか。ギュッと固く結ぶのではなく、綺麗だけど、紐を引いたらすぐに解けてしまう〈蝶結び〉。純度が高いからそれができるということでもあるし、そこに到達したということでもある。でも壊れやすいものでもある。これは「硝子の少年」にあった儚さ、脆さの象徴ですよね。そういうものが25年を経てもちゃんと結ばれている。
やはり松本さんがKinKi Kidsにずっと見ているのは、壊れそうで陰りのある、でもとても儚くて、ピュアな青春なんですよ。それを最初、近藤真彦さんに見たと思うんですけど、彼はソロだから、1人の人物の視点でしか描けない。KinKi Kidsはそこに2人の関係性が加わるから、近藤さんよりも歌で表現する視点が深くなる。そこにあの時代のいろんな青春群像が散りばめられているのが「硝子の少年」ですけど、それから25年経って、大人になった時に、いろんなことを言わなくてももういろいろ経験してるから、以前よりも言葉数が少なくなって、整理されて唄われていますね。
松本さんは作詞家として、太田裕美や寺尾聰、南佳孝や松田聖子の作品で、歌謡界で一時代を築いた後、89年から94年まで、作詞家としての活動を休憩するんですが、最前線に復帰したのがKinKi Kidsでした。おそらく松本さんは、2人と出会い、「硝子の少年」がミリオンヒットを飛ばし、代表曲として唄い継がれてきたことで、彼が70年代からずっと描いてきた〈青春の永遠性〉みたいなものを確信できたんじゃないでしょうか。つまり古い新しいは関係なく、みんなが持っているものなんだ、と。
松本さんの歌詩には、時折〈ジェームス・ディーン〉がモチーフとして出てきます。青春のシンボルとでも言うべきもので、矢沢永吉さんの「サブウェイ特急」や原田真二さんの「てぃーんずぶるーす」にも出てきます。若々しく孤独感があり、陰りもある。ジェームス・ディーンのそんなイメージが、松本さんの中にある普遍的な青春でしょう。それがKinKi Kidsにも繋がっているんですけど、さっきお話したように、ジェームス・ディーンは1人だけど、その精神を、2人の関係性として描けるのがKinKi Kidsなんだと思います。
ジェームス・ディーンは若くして亡くなっています。つまり孤独感や陰りというのは、それを抱えたまま死ぬことでしか永遠にならない。人によっては、歳を重ねるごとに、そういうものが失われていく。むしろそのほうが多い。でもKinKi Kidsは、2人の関係が続いていく中で、孤独や陰りが失われることがない。その素晴らしさがある。松本さんが描いてきた〈青春の永遠性〉。その先にあるものを彼らは見せてくれている。あんな硝子のように脆く、儚い美しさを湛えてきた2人の25年。この記念すべきアニヴァーサリーに書いた「高純度romance」は、松本さんが描きたかった世界観の集大成に近い。そして松本さんが、KinKi Kidsの2人に言いたかったであろう一言が、この曲の中にありました。
〈ほんとに愛してるよ〉
これが2人に伝えたかったことですよ。松本さんは大切なタイミングで、歌詩にそういうことを盛り込みますね。松田さんとのコンビを解消したアルバム『Citron』の最後の曲「林檎酒の日々」では〈もうさよならね〉と書いてますけど、それと同じです。この〈ほんとに愛してるよ〉は、松本さんがKinKi Kidsの2人に伝えたかったメッセージだと思います。
よく松本さんは「人の心を引きつける詞は、5%の真実と95%の想像から出来ている」とおっしゃっているんですが、その5%の真実が、25周年というタイミングもあって、そういうところににじみ出た気がします。それと、〈そんな時背中をポンと叩く/君の手に救われたのさ〉という一節は、ジャニーさんの病室で光一さんと剛さんが交わした光景を、KinKi Kidsとして歌にしていると編集長の金光さんから聞いたんですが(註:「YOU... ~ThanKs 2 YOU~」のKinKi Kidsヴァージョン。『KinKi Kids Concert Tour2019-2020 ThanKs 2 YOU』で披露)、松本さんはその話を知らなかったかもしれないですね。というのは、マーケットリサーチみたいなことをする人じゃないんですよ。人から聞かされたのなら別ですけど、自分から最近のKinKi Kidsについて細かく調べたりはしてないと思います。だとしたらすごい話ですけど、松本隆という人とKinKi Kidsの関係を知れば、そんな偶然もありそうだなと、そんな気持ちになりますね。
談=田家秀樹
構成=金光裕史
#三桥渡[超话]#
【作品情报】
()魔くんと生ハメ絶頂ギブ&テイク~ひょんなことから喘ぎ声を採取されることになりました~
贩卖预定日:2022年03月中旬
预定价格:未定
「エロエロなプレイで、僕と一緒におもいっっっきり喘ごうよ!」
この作品は、
突然現れた()魔・リオに
「喘ぎ声を採取させて!!!」と言われたヒロインが
不思議な力(不可抗力)で快楽責めにされて、
夜な夜な声が出なくなるまでイかされるお話です。
電車(概念)でリオに痴()されたり…。
リゾート(概念)でリオが2人に分裂して、
ヒロインへの挿()順を争ったり…。
特典トラックでは、拘束からの触手責めもあります。
※「プレイ」として一部スパンキングも含みます。
怖かったり痛かったり…ということはありませんが、
苦手な方はご注意ください。
「リクエストがあったら、いくらでも言ってね。
キミが普段妄想してるようなえっちなこと、なんだって叶えてあげる」
「キミが一番興奮するプレイをした方が、生命エネルギー採取もしやすいし♪」
「あーあ、恥ずかしいこと叫んじゃった。いいよぉ、快感で気絶させたげる……っ」
デキる()魔くんが
「採声」を通してヒロインの秘めた欲望解放をお手伝いします♪
♪ストーリー
とある深夜、ヒロインのもとに()魔のリオが現れる。
「ぱんぱかぱーーん!! おめでとうございます!!!
満たされない心と体を持て余す淑女様を対象に、
()魔くん派遣の抽選企画が実施されておりまして~~!
つきましてはキミ! 十億分の一の確率で当選いたしました!」
…と陽気に語るリオだったが、事情はもう少し複雑なようだった。
人間界と同様に()魔界でもSD●s的な課題に直面しているらしく、
端的にいうと「持続可能な()魔の社会を目指すために、
ヒロインの喘ぎ声(生命エネルギー)を採取する必要がある」とのこと。
「僕は君に、理想のセックスを提供する。
そのお返しに、キミの生命エネルギーを分けてもらう。
これが西暦2000年代の人間と()魔のギブ&テイクの形だよ。
合理的でしょ?」
リオのペースに乗せられて
体験したことがないほどの快楽を連続で与えられるヒロイン。
突然のことに戸惑いつつも、自分の心の奥底に秘めた欲望を自覚して…。
キャラクター
♪リオ cv.三橋渡
ヒロインの前に突然現れた()魔。
飄々とした言動や陽気なふるまいから親しみやすい雰囲気だが、
実は()魔界ではエリート。
ヒロインの前で見せる喜怒哀楽はほとんど計算だったりする。
不思議な力を駆使して、ヒロインに様々なセックスシチュエーションを提供する。
「キミが普段妄想してるようなえっちなこと、なんだって叶えてあげる。
ね、僕にどうされたい?」
♪ヒロイン(あなた) cv.なし
リオに対して鋭いツッコミを入れつつも、自由奔放な彼に振り回される。
最終的にはエッチな欲求に抗うことができず…。
自覚は無いが、ややM気質。
DL:RJ373091
【作品情报】
()魔くんと生ハメ絶頂ギブ&テイク~ひょんなことから喘ぎ声を採取されることになりました~
贩卖预定日:2022年03月中旬
预定价格:未定
「エロエロなプレイで、僕と一緒におもいっっっきり喘ごうよ!」
この作品は、
突然現れた()魔・リオに
「喘ぎ声を採取させて!!!」と言われたヒロインが
不思議な力(不可抗力)で快楽責めにされて、
夜な夜な声が出なくなるまでイかされるお話です。
電車(概念)でリオに痴()されたり…。
リゾート(概念)でリオが2人に分裂して、
ヒロインへの挿()順を争ったり…。
特典トラックでは、拘束からの触手責めもあります。
※「プレイ」として一部スパンキングも含みます。
怖かったり痛かったり…ということはありませんが、
苦手な方はご注意ください。
「リクエストがあったら、いくらでも言ってね。
キミが普段妄想してるようなえっちなこと、なんだって叶えてあげる」
「キミが一番興奮するプレイをした方が、生命エネルギー採取もしやすいし♪」
「あーあ、恥ずかしいこと叫んじゃった。いいよぉ、快感で気絶させたげる……っ」
デキる()魔くんが
「採声」を通してヒロインの秘めた欲望解放をお手伝いします♪
♪ストーリー
とある深夜、ヒロインのもとに()魔のリオが現れる。
「ぱんぱかぱーーん!! おめでとうございます!!!
満たされない心と体を持て余す淑女様を対象に、
()魔くん派遣の抽選企画が実施されておりまして~~!
つきましてはキミ! 十億分の一の確率で当選いたしました!」
…と陽気に語るリオだったが、事情はもう少し複雑なようだった。
人間界と同様に()魔界でもSD●s的な課題に直面しているらしく、
端的にいうと「持続可能な()魔の社会を目指すために、
ヒロインの喘ぎ声(生命エネルギー)を採取する必要がある」とのこと。
「僕は君に、理想のセックスを提供する。
そのお返しに、キミの生命エネルギーを分けてもらう。
これが西暦2000年代の人間と()魔のギブ&テイクの形だよ。
合理的でしょ?」
リオのペースに乗せられて
体験したことがないほどの快楽を連続で与えられるヒロイン。
突然のことに戸惑いつつも、自分の心の奥底に秘めた欲望を自覚して…。
キャラクター
♪リオ cv.三橋渡
ヒロインの前に突然現れた()魔。
飄々とした言動や陽気なふるまいから親しみやすい雰囲気だが、
実は()魔界ではエリート。
ヒロインの前で見せる喜怒哀楽はほとんど計算だったりする。
不思議な力を駆使して、ヒロインに様々なセックスシチュエーションを提供する。
「キミが普段妄想してるようなえっちなこと、なんだって叶えてあげる。
ね、僕にどうされたい?」
♪ヒロイン(あなた) cv.なし
リオに対して鋭いツッコミを入れつつも、自由奔放な彼に振り回される。
最終的にはエッチな欲求に抗うことができず…。
自覚は無いが、ややM気質。
DL:RJ373091
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