ぜんぶ君のせいだ。の"異常こそ正常だ。"【第2回】
ぜんぶ君のせいだ。「異常こそ正常だ。」の御時間です。僕の名前はましろ。白色に白髪。
小さい背丈で背伸びを続け、生まれてこの方いつ何時も人生を「歌うこと」を軸に選択を続けていたら、此処に行きつき、グループや患いちゃん(応援してくれる方)との「未来を魅せる約束」に意固地になり、気がつけばグループと共に五年目を生きる。そんな、しがないメンバーです。
あとは......そうですね、「無題合唱」という楽曲の落ちサビを歌っているメンバーです。これ、あまり僕らを知らない方にもたまに伝わります。
グループ結成時、僕は敬愛する社長に「音楽に対する意」で愛されたように思います。そしてメンバーから「歌やパフォーマンス」で愛し認めてもらい、患いさんに「全身で歌う音楽好きなましろ」として愛されていると、僭越ですが自負しています。
然しながら、Skream!コラムとなれば、音楽を様々な形で愛する皆様がお読みです。女性グループというのは、いや、現代では歌い踊るグループ......もはやそうで無くとも、男性であれど楽器を持てど、アーティストというのは「偶像」と表されることが多い時代かと思います。
そこに表立って立たされるのは、時代が変わってきた今でなお「女性グループ」「歌い踊るグループ」が目立ちますね。
回りくどい物言いをやめると、僕らのようなグループは知らぬ人に「アイドル」と言われ、そして自称音楽を愛す方は今でも言うのです「所詮アイドル」「音楽の真似事」「どうせ音楽など知らない」「アーティストになどなれない」と。......んんん、言い過ぎました。
でも。そうですよね、分かるんです。僕はもともとバンドをやっていました。アイドルを嫌いだと口にしたこともあります。その上で僕が今回話したい言葉はこれです。
「音楽なんて嫌いだ」。
異常でしょうか?本当に、そうでしょうか。
音楽に「救われた」という表現が蔓延を続けるなか、僕は幼い頃にロックバンドという音楽に出会いこう思いました。「生きていく方法を見つけた」と。当時の僕は、家族の言うことを聞き、学校でも人気者になり、その反動で登校拒否を始め、家族と全く言葉を交わさない引きこもり生活をしていました。そういった人生の僕は「こう言えば喜んでもらえる」という言葉しか使うことができなくて、「自分の意思を言葉にする」という方法を持っていませんでした。
結果、中身だけが荒み、到底言葉にできないような性悪な部分だけが根に溜まり、我儘を言えど愛される人間たちを恨み辛み......。そんな時に出会ったロックバンド。「話す」以外の自己表現を知った子供の僕は、これが「音楽」だと認識するのです。
ところがどっこい。音楽というのは言葉一つでありながら、その認識の意は一辺倒ではありませんでした。「自分のための音楽」「大切な人のための音楽」そして「世に向けた音楽」。はたまた「音という技術」という術もありますね、これ以上はキリがありません。
技術もなく音楽の端の端くれにいる僕ながらに音楽と向き合い、これに関しては答えなど割と意味がない、必要ない、と僕は思いました。なんだっていいよ、どれも辿れば全て音楽だ。
でも。でも、それでも僕はひとつだけ、音楽が音楽であることを判断したい基準を、ひとつだけ持つようになりました。
「そこに、自分の強いつよい意思はあるか?」
音楽を無意識に続けることはあまりないと思いますよね。選ばないとできないものです。だけどそれって実はどの勉学も仕事も同じなんです。だからこそ実は、できてもしまうのです。強い意思がなくとも音を奏でることは。
それでも音であり音楽です。その音を奏でる方も好きな方も否定する気はさらさらありません。それでも僕は執着していたい。「強い意思」があるからできる音楽に。
だから「音楽」というものを浅はかな上部で判断できてしまうものだとすれば、僕は音楽なんて嫌いです。糞食らえです。やめてしまえ。心地いい音楽を機械が作りAIだけが偶像として音を鳴らしていろ。
だから僕は忘れたくないのです。たとえ規模が大きくなり音を使わぬ仕事をしても、届ける相手が増えても、歌えなくなる夜を超えても、「歌うことでしか自己を知れなかった自分」が今も音楽に執着する強い意思を。そうで無い音楽を許さない自分を。これが音楽であるという希望を。
異常ですよね。それって、どっちが?
ぜんぶ君のせいだ。「異常こそ正常だ。」の御時間です。僕の名前はましろ。白色に白髪。
小さい背丈で背伸びを続け、生まれてこの方いつ何時も人生を「歌うこと」を軸に選択を続けていたら、此処に行きつき、グループや患いちゃん(応援してくれる方)との「未来を魅せる約束」に意固地になり、気がつけばグループと共に五年目を生きる。そんな、しがないメンバーです。
あとは......そうですね、「無題合唱」という楽曲の落ちサビを歌っているメンバーです。これ、あまり僕らを知らない方にもたまに伝わります。
グループ結成時、僕は敬愛する社長に「音楽に対する意」で愛されたように思います。そしてメンバーから「歌やパフォーマンス」で愛し認めてもらい、患いさんに「全身で歌う音楽好きなましろ」として愛されていると、僭越ですが自負しています。
然しながら、Skream!コラムとなれば、音楽を様々な形で愛する皆様がお読みです。女性グループというのは、いや、現代では歌い踊るグループ......もはやそうで無くとも、男性であれど楽器を持てど、アーティストというのは「偶像」と表されることが多い時代かと思います。
そこに表立って立たされるのは、時代が変わってきた今でなお「女性グループ」「歌い踊るグループ」が目立ちますね。
回りくどい物言いをやめると、僕らのようなグループは知らぬ人に「アイドル」と言われ、そして自称音楽を愛す方は今でも言うのです「所詮アイドル」「音楽の真似事」「どうせ音楽など知らない」「アーティストになどなれない」と。......んんん、言い過ぎました。
でも。そうですよね、分かるんです。僕はもともとバンドをやっていました。アイドルを嫌いだと口にしたこともあります。その上で僕が今回話したい言葉はこれです。
「音楽なんて嫌いだ」。
異常でしょうか?本当に、そうでしょうか。
音楽に「救われた」という表現が蔓延を続けるなか、僕は幼い頃にロックバンドという音楽に出会いこう思いました。「生きていく方法を見つけた」と。当時の僕は、家族の言うことを聞き、学校でも人気者になり、その反動で登校拒否を始め、家族と全く言葉を交わさない引きこもり生活をしていました。そういった人生の僕は「こう言えば喜んでもらえる」という言葉しか使うことができなくて、「自分の意思を言葉にする」という方法を持っていませんでした。
結果、中身だけが荒み、到底言葉にできないような性悪な部分だけが根に溜まり、我儘を言えど愛される人間たちを恨み辛み......。そんな時に出会ったロックバンド。「話す」以外の自己表現を知った子供の僕は、これが「音楽」だと認識するのです。
ところがどっこい。音楽というのは言葉一つでありながら、その認識の意は一辺倒ではありませんでした。「自分のための音楽」「大切な人のための音楽」そして「世に向けた音楽」。はたまた「音という技術」という術もありますね、これ以上はキリがありません。
技術もなく音楽の端の端くれにいる僕ながらに音楽と向き合い、これに関しては答えなど割と意味がない、必要ない、と僕は思いました。なんだっていいよ、どれも辿れば全て音楽だ。
でも。でも、それでも僕はひとつだけ、音楽が音楽であることを判断したい基準を、ひとつだけ持つようになりました。
「そこに、自分の強いつよい意思はあるか?」
音楽を無意識に続けることはあまりないと思いますよね。選ばないとできないものです。だけどそれって実はどの勉学も仕事も同じなんです。だからこそ実は、できてもしまうのです。強い意思がなくとも音を奏でることは。
それでも音であり音楽です。その音を奏でる方も好きな方も否定する気はさらさらありません。それでも僕は執着していたい。「強い意思」があるからできる音楽に。
だから「音楽」というものを浅はかな上部で判断できてしまうものだとすれば、僕は音楽なんて嫌いです。糞食らえです。やめてしまえ。心地いい音楽を機械が作りAIだけが偶像として音を鳴らしていろ。
だから僕は忘れたくないのです。たとえ規模が大きくなり音を使わぬ仕事をしても、届ける相手が増えても、歌えなくなる夜を超えても、「歌うことでしか自己を知れなかった自分」が今も音楽に執着する強い意思を。そうで無い音楽を許さない自分を。これが音楽であるという希望を。
異常ですよね。それって、どっちが?
『转日媒』実写ドラマ&映画「映像研には手を出すな!」
ドラマ:MBS、TBS「ドラマイズム」枠にてMBSでは2020年4月5日(日)より毎週日曜24:50~、TBSでは2020年4月7日(火)より毎週火曜25:28~
映画:2020年5月15日(金)より全国公開
スタッフ
原作:大童澄瞳「映像研には手を出すな!」(小学館 「月刊!スピリッツ」連載中)
監督:英勉
制作プロダクション:ROBOT
配給:東宝映像事業部
キャスト
齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波、小西桜子、グレイス・エマ、福本莉子、松崎亮、鈴之助、出合正幸、高島政宏
原文:https://t.cn/A6ho9llr
ドラマ:MBS、TBS「ドラマイズム」枠にてMBSでは2020年4月5日(日)より毎週日曜24:50~、TBSでは2020年4月7日(火)より毎週火曜25:28~
映画:2020年5月15日(金)より全国公開
スタッフ
原作:大童澄瞳「映像研には手を出すな!」(小学館 「月刊!スピリッツ」連載中)
監督:英勉
制作プロダクション:ROBOT
配給:東宝映像事業部
キャスト
齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波、小西桜子、グレイス・エマ、福本莉子、松崎亮、鈴之助、出合正幸、高島政宏
原文:https://t.cn/A6ho9llr
髙木くん初主演舞台決定❗
高木雄也(Hey! Say! JUMP)が主演を務めるパルコ・プロデュース「裏切りの街」が、5月から6月にかけて東京と大阪で上演される。
三浦大輔が作・演出を手がける本作は、秋山菜津子、田中圭、松尾スズキらの出演で2010年に初演された作品。今回は、本作が初の単独主演舞台となる高木のほか、奥貫薫が出演する。そのほかのキャストについては続報を待とう。なお本作では、初演に続き銀杏BOYZが音楽を手がける。
劇中では無気力なフリーター・菅原裕一と平凡な専業主婦・橋本智子を中心とした物語が展開。菅原には長年の交際相手が、智子には夫がいたが、出会い系サイトを通じて恋愛関係となった2人は逢引きを繰り返し……。
上演に際し三浦は「『裏切りの街』の主人公、菅原裕一は僕の分身です。いつも華やかな世界にいる高木君が、『クズ』にもなり切れない、中途半端極まりない、どうしようもない主人公をどう演じ切ってくれるのか、何だかにやけてしまうくらい、今は、楽しみと期待でいっぱいです」とコメント。高木は「(演出の三浦は)役者として新しい自分を引き出して下さるのではないかと、今からワクワクしています。再演で凄くファンも多い舞台で、怖い気持ちもありますが、自分らしくこの作品にぶつかって、楽しみながら演じたいと思います」と期待を寄せ、奥貫も「作品にとって重要な、とても大きな役で、自分に務まるのか不安もありますが、私の心と体の精一杯で臨みます」と意気込みを語っている。
公演は5月31日から6月16日まで東京・新国立劇場 中劇場、20日から22日まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて。チケットの一般販売は4月25日にスタートする。
■ 三浦大輔コメント
「裏切りの街」、再演です。初演の舞台から10年。その間に映像化もされました。執筆していたときは、この作品とこんなに長くつきあうことになろうとは思いもしませんでした。これほど息の長い作品になったのは、多分、時が流れ、時代が変わろうとも、揺るがない普遍性が「裏切りの街」にはあったからでしょう。人間なんて、とても曖昧で、とてもぼんやりとしていて、「善」と「悪」が行ったり来たりする振り子のように、宙ぶらりんなものなのです。「まあ……いっか」の「まあ……」のとき、一瞬でもためらったなら、その瞬間の人間はとても優しい。この作品を、“何となく”人を裏切ったことのある全ての人に捧げます。
「裏切りの街」の主人公、菅原裕一は僕の分身です。いつも華やかな世界にいる高木君が、「クズ」にもなり切れない、中途半端極まりない、どうしようもない主人公をどう演じ切ってくれるのか、何だかにやけてしまうくらい、今は、楽しみと期待でいっぱいです。
■ 高木雄也コメント
今回、舞台「裏切りの街」にて、
単独初主演をやらせていただける事になりまして、三浦さんに演出してもらえるのが本当に光栄ですし、
役者として新しい自分を引き出して下さるのではないかと、今からワクワクしています。
再演で凄くファンも多い舞台で、怖い気持ちもありますが、
自分らしくこの作品にぶつかって、楽しみながら演じたいと思います。
■ 奥貫薫コメント
今回のお話をいただき、台本を最後まで読ませていただいて、ラストシーンが本当に素敵で、
あぁこのシーンを演じてみたいなぁと心が動きました。
作品にとって重要な、とても大きな役で、自分に務まるのか不安もありますが、私の心と体の精一杯で臨みます。
三浦さん、高木さん、スタッフの方々と共に、観に来てくださる皆様に素敵な物語を届けられるよう、
丁寧に稽古を積み重ねていきたいと思っています。
■ パルコ・プロデュース「裏切りの街」
2020年5月31日(日)~6月16日(火)
東京都 新国立劇場 中劇場
2020年6月20日(土)~22日(月)
大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
作・演出:三浦大輔
音楽:銀杏BOYZ
出演:高木雄也(Hey! Say! JUMP)、奥貫薫 ほか
高木雄也(Hey! Say! JUMP)が主演を務めるパルコ・プロデュース「裏切りの街」が、5月から6月にかけて東京と大阪で上演される。
三浦大輔が作・演出を手がける本作は、秋山菜津子、田中圭、松尾スズキらの出演で2010年に初演された作品。今回は、本作が初の単独主演舞台となる高木のほか、奥貫薫が出演する。そのほかのキャストについては続報を待とう。なお本作では、初演に続き銀杏BOYZが音楽を手がける。
劇中では無気力なフリーター・菅原裕一と平凡な専業主婦・橋本智子を中心とした物語が展開。菅原には長年の交際相手が、智子には夫がいたが、出会い系サイトを通じて恋愛関係となった2人は逢引きを繰り返し……。
上演に際し三浦は「『裏切りの街』の主人公、菅原裕一は僕の分身です。いつも華やかな世界にいる高木君が、『クズ』にもなり切れない、中途半端極まりない、どうしようもない主人公をどう演じ切ってくれるのか、何だかにやけてしまうくらい、今は、楽しみと期待でいっぱいです」とコメント。高木は「(演出の三浦は)役者として新しい自分を引き出して下さるのではないかと、今からワクワクしています。再演で凄くファンも多い舞台で、怖い気持ちもありますが、自分らしくこの作品にぶつかって、楽しみながら演じたいと思います」と期待を寄せ、奥貫も「作品にとって重要な、とても大きな役で、自分に務まるのか不安もありますが、私の心と体の精一杯で臨みます」と意気込みを語っている。
公演は5月31日から6月16日まで東京・新国立劇場 中劇場、20日から22日まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて。チケットの一般販売は4月25日にスタートする。
■ 三浦大輔コメント
「裏切りの街」、再演です。初演の舞台から10年。その間に映像化もされました。執筆していたときは、この作品とこんなに長くつきあうことになろうとは思いもしませんでした。これほど息の長い作品になったのは、多分、時が流れ、時代が変わろうとも、揺るがない普遍性が「裏切りの街」にはあったからでしょう。人間なんて、とても曖昧で、とてもぼんやりとしていて、「善」と「悪」が行ったり来たりする振り子のように、宙ぶらりんなものなのです。「まあ……いっか」の「まあ……」のとき、一瞬でもためらったなら、その瞬間の人間はとても優しい。この作品を、“何となく”人を裏切ったことのある全ての人に捧げます。
「裏切りの街」の主人公、菅原裕一は僕の分身です。いつも華やかな世界にいる高木君が、「クズ」にもなり切れない、中途半端極まりない、どうしようもない主人公をどう演じ切ってくれるのか、何だかにやけてしまうくらい、今は、楽しみと期待でいっぱいです。
■ 高木雄也コメント
今回、舞台「裏切りの街」にて、
単独初主演をやらせていただける事になりまして、三浦さんに演出してもらえるのが本当に光栄ですし、
役者として新しい自分を引き出して下さるのではないかと、今からワクワクしています。
再演で凄くファンも多い舞台で、怖い気持ちもありますが、
自分らしくこの作品にぶつかって、楽しみながら演じたいと思います。
■ 奥貫薫コメント
今回のお話をいただき、台本を最後まで読ませていただいて、ラストシーンが本当に素敵で、
あぁこのシーンを演じてみたいなぁと心が動きました。
作品にとって重要な、とても大きな役で、自分に務まるのか不安もありますが、私の心と体の精一杯で臨みます。
三浦さん、高木さん、スタッフの方々と共に、観に来てくださる皆様に素敵な物語を届けられるよう、
丁寧に稽古を積み重ねていきたいと思っています。
■ パルコ・プロデュース「裏切りの街」
2020年5月31日(日)~6月16日(火)
東京都 新国立劇場 中劇場
2020年6月20日(土)~22日(月)
大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
作・演出:三浦大輔
音楽:銀杏BOYZ
出演:高木雄也(Hey! Say! JUMP)、奥貫薫 ほか
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